こんばんわKEIRINマガジンの荒木です。今日は高知記念3日目が行われ、熱いレースが繰り広げられました。まさに、旬の「勝男」9人が揃った決勝戦。今日以上に熱くなることは必至。春の大一番・日本選手権競輪が終わったからって一息ついてるヒマは無いですよ! お近くの方は是非、南国・高知競輪場まで足をお運び下さい。では、レポートです。
●最終バックからの豪快な捲りで1着入線を果たした稲垣裕之 「今日は内に包まれた時に外に出しておいたのが勝因で、1コーナーくらいから踏みっ放しだったんだけど、3コーナーくらいではこれはイケるんちゃうかなっていう感覚はありましたね。初日から仕上がってるっていう感じはあったんだけど、今日みたいな最悪の展開だったにも関わらず、1着まで届いたっていうことは調子はいいと思います」 ●石丸寛之は絶妙のタイミングでカマすも惜しくも3着で優出を逃す。 「前がかなり流してたから、もうカマすしかないですよね。それに、自分の力を出し切っての結果だから、納得はしてますよ。ただ単純に僕の力不足だったっていうことです」と意外にもサバサバしていた。
混成ラインVS純正ラインの様相を呈した明日の決勝戦。注目の並びは、 岡部芳幸-守谷陽介 稲垣裕之-紫原政文 武田豊樹-十文字貴信 渡部哲男-小倉竜二-林明宏 の細切れ戦 主導権を取りそうなのは渡部。唯一3車のラインだし、近況の調子も問題無さそう。マークする小倉竜二との相性もよく、地元・松山記念に次ぐGIII連続優勝に期待が懸かる。ただ、小倉も必殺のハンドル投げという武器を持ってるだけに侮れないところ。 ただ、他のラインも好調選手揃いで超強力。その筆頭が武田率いる関東ライン。練習不足を不安要素に挙げる武田だが、準決勝での力強い走りを見れば心配する必要は無さそう。自らを「勝負師」というように、勝利に向けて先行と捲りの両面策で広島以来のGIII優勝を狙う。 9名の中で最も調子がいいのは岡部芳幸だろう。初日は追い込みで1着、2日目はイン粘りで2着、準決勝は捲りで1着と多種多様な戦法を駆使しながら好成績を残しての勝ち上がりと死角らしい死角が見当たらない。優勝に最も近い位置にいるといっても過言ではないだろう。 また、稲垣も準決勝を豪快な捲りで勝ち上がってきているだけに軽視は禁物だ。稲垣は積極性を持っている選手だけに、マークが九州の紫原とは言え先行の可能性も秘めている。稲垣が主導権を握る様な展開になれば紫原の勝機が高まるだけに、両者の動向からは目が離せない。 果たして、「勝男」になれるのは一体誰だ…!?