『東日本大震災被災地支援 松山競輪開設62周年記念(GIII)レポート』 2日目編

配信日:3月11日
 本日は松山競輪場において、「東日本大震災被災地支援 松山開設62周年記念 金亀杯争覇戦」の2日目が開催されました。強烈な風がバンクを支配し、先行選手は苦労するかに見えましたが、フタを開けてみれば逃げ切りが5レースと自力選手の奮闘が目立っていました。そして、メインの準決勝に進出した27名は好調選手揃い。明日は是非、決勝進出を懸けた激闘に酔いしれて下さい。
  そして、本日で東日本大震災からちょうど1年となりました。昨日のレポートでもお知らせしました通り、松山競輪では「3・11 東日本大震災追悼セレモニー」として参加選手、関係者などが参列。震災発生時刻の14時46分には亡くなられた方々への10カウント打鐘と共に1分間の黙祷が捧げられました。また東北方面への希望の風船の放天をし被災地の1日も早い復興を祈念いたしました。
  ちょうど1年が経った今だからこそ、あの震災を決して忘れず団結すべき時。がんばろう!日本。
バンク内に選手、関係者が集まり黙祷
バンク内に選手、関係者が集まり黙祷
バック側に掲げられた半旗
バック側に掲げられた半旗
<1R>
古城英之選手
古城英之選手

 戸田の捲りに乗って差し脚伸ばした古城英之(写真)が1着。
「戸田君が上手く中団を取ってくれたおかげですね。ただ、僕自身は余裕がなかったですよ。昨日は前を抜けていないですしね(苦笑)。何とか1着取れて良かったなと。勝つことが1番の薬ですから。ここ最近は前が頑張ってくれているおかげで1着取れていて、いい流れにはあると思うので、明日以降もこの流れを切らさない様に頑張りたいですね」

 その戸田洋平は絶好の中団キープも捲り不発の7着に終わる。
「先行の佐藤(清之)さんが思った以上にふかしていたので、それでけっこう脚を使ってしまいましたね。ただ、展開としては中団取っての捲りなんで、そこを捲り切ってワンツーを決めないといけなかったですからね。今日に関しては単純に僕の力不足。古城さんが1着取ってくれたのがせめてもの救いですかね。また、明日から気持ちを切り替えて頑張ります」


<2R>
湊崎裕次選手
湊崎裕次選手

 目標の竹澤浩司が不発になるも、最終2コーナー8番手から自力捲りに転じた垣外中マークの湊崎裕次(写真)が白星を挙げる。
「竹澤君が内に行こうとした時、垣外中君が態勢を立て直しているのが分かったんで、これはもしかしたら行けるところまで行くつもりなのかなと思ったら、本当に行ってしまって。しかも、いいスピードだったし、強かったですよ。昨日も9番手でしたけど、前が行ききってくれれば自分にもチャンスはある訳ですし、今日はそのチャンスをモノにすることが出来て良かったです」

 自力捲りで2着に残った垣外中勝哉は満足そうな表情を見せる。
「竹澤君が少しでも仕掛ける素振りを見せていたらそのまま付いていようと思ったんだけど、そういう感じが全くなかったから、3番手に湊崎さんも付いているし、思い切って行ってみようと。気持ちよかったですね(笑)。でも、逆に8番手だったから開き直っていけた感じもありますよ。あれで(竹澤が)中団だったら変に様子を見てたかもしれないですしね。前回の最終日も4回転で結果残せたし、今日も捲って2着だったので、このまま4回転でやっていこうかなと思います」


<3R>
鳥生知八選手
鳥生知八選手

 果敢な先行勝負を見せた山原マーク・鳥生知八(写真)が番手絶好の展開を生かし快勝。
「地元記念でラインでの上位独占を決められたのは嬉しいですね。あんまり早く抜きにいっても後ろも詰めてきていたし、山原君も垂れ気味だった分、残らないかなと思って。そういう意味ではギリギリのタイミングで交わせたし、番手としての仕事は出来たかなと。地元で気合いも入っていたし、一戦一戦を大事にというスタンスを変えずに、せっかくの地元記念でもあるので、残りの2戦も勝てる様に頑張ります」

 逃げた山原務は3着に残り納得した様子を見せていた。
「ホームがかなりの向かい風でどっから抑えにいこうかと思っていたんですけど、自分の仕事をした上でラインでの上位独占を決めることが出来たのは本当に良かったですね。明日も自分の力を出し切れる様に頑張りたいと思います」


<4R>
上野真吾選手
上野真吾選手

 後位が競りとなった上野真吾(写真)がマイペース先行に持ち込んでの押し切り勝ち。
「逃げ切れたのは良かったんですけど、出切った時点で一杯になっちゃっていたんで、ちょっと連戦の疲れみたいなものがあるのかもしれないですね。でも、それを言い訳にはできないですし、僕は今の持てる力を出し切って自分の仕事をしていくしかないですから。明日は最終日に1つでも上のレースで走れる様に、今日と同じく全力で頑張るだけですね」

 上野ライン3番手を固めて3着流れ込みの岩崎大和はやや複雑な表情。
「3着だと勝ち上がれないので、もちろん悔しいんですけど、ライン3番手としては最低限の仕事は出来たと思うので、その点は良かったかなと。小橋(正義)さんとの番手勝負に負けた村田(雅一)さんが僕のところに降りてきたので、それを凌ぐのにけっこう脚を使ってしまったのが、響きましたね。ただ、今後はS級でも追い込みとしてやっていこうと思っているので、そういう意味ではいい勉強になりました」

 


<5R>
吉本卓仁選手
吉本卓仁選手

 二次予選最初のレースは6選手が落車するというアクシデントの中、吉本卓仁(写真)が逃げ切りで制す。
「今回から変えたフレームは硬くて反発が強い分、まだまだ慣れていない部分があるんですけど、その中でも2走した感じとして、まだまだ合っていない様なところはあるんですけど、合ってないながらも乗れているので、悪くはないんじゃないかなと。今日も最後は誰かは分からなかったですけど、後ろの方から迫ってくる音がしたので、踏み直した結果としての1着ですからね。とりあえずは、いい方じゃないかなと思いますけど」

 大量落車を避けて2着で準決勝進出を決めたのは松坂英司
「石毛(克幸)から離れているので、彼には悪いことをしてしまったなと。せっかく頑張ってくれたんですけど…。落車を避けられたのは本当にギリギリでしたね。ただ、それにしても吉本君は強いなと。最後まで全然差が詰まらなかったし、最後なんてしっかり踏み直されてますからね」


<6R>
菅原晃選手
菅原晃選手
 直線で空いたコースを鋭く突いて差し脚伸ばした菅原晃(写真)が1着。
「全周向かい風だったので、もう何が何だか分からなかったですね(苦笑)。本当にキツかったですよ、今日の風は。その中でも何とか1着を取ることが出来たのは良かったですし、これで準決勝に進めるので、明日はさらに気持ちを引き締めて頑張りたいですね」

<7R>
屋良朝春選手
屋良朝春選手

 積極的な攻めを見せた屋良朝春(写真)が記念との相性を見せ、逃げ切りで連勝を飾る。
「(佐藤)真一さんとは本当に相性がよくて、ほとんど確定板に乗っているので、安心して駆けられましたね。ゴール前は必死で、自分では抜かれたと思ったんですけど、落ち着いて仕掛けられていたのが逃げ切りに繋がったのかもしれないですね。これで、準決勝進出ですけど、あんまり欲をかかずに、誰が番手でも自分のレースをしっかりしていくだけです。今までは成績も悪かったですけど、今回は脚的にもいい感じですね。それと、ここまで来たら、日大の先輩でもある小嶋敬二さんと対戦したいですね」

 ベテランらしい巧みなコース取りで玄人ファンを唸らせ3着で準決勝進出となった梶應弘樹
「屋良君がすごい掛かっていて、濱田(浩司)が進まなかったから、どうにか人ごみ(前団)に潜り込まないとと思って内へ行ったんだけどね。あれが外へ行っていたら千切れそうなくらい屋良君は強かったね。まあ、それでもどうにかこうにか準決勝に進むことが出来たんで良かったですよ」


<8R>
小川祐司選手
小川祐司選手

  地元期待の新鋭・小川祐司(写真)が強風をものともしない先行勝負からの逃げ切り勝ち。これで連勝での準決勝進出。

 「あとワンテンポ仕掛けるのが遅れたら行かれてしまうのが分かっていたので、キツかったですけど、タイミングとしては間違っていなかったかなと思います。地元記念で逃げて結果を残せたのは嬉しいですね。今日はそこまで緊張はしなかったですし、落ち着いて仕掛けられたのが大きかったかなと思いますけど、宇根(秀俊)さんが仕事をしてくれていたのが本当にありがたかったですね


<9R>
渡部哲男選手
渡部哲男選手

 中団4番手をキープした渡部哲男(写真)が最終バックからの捲りで桐山の先行を仕留める。
「位置を取るのに(最終)ホームでは脚いっぱいだったし、ムリヤリ捲りにいった部分もあった中で、けっこう牽制されましたけど、最終的に小倉(竜二)さんとワンツーできたので良かったです。調子悪い中で連日、あれだけの大声援で応援してもらって、本当に熱いものを感じました。あれはすごく力になりますよね。これだけ応援してもらってる以上は、あと1日頑張って何としても決勝に乗らないといけないね」

 逃げた桐山敬太郎は強靭な末脚を披露し3着に残っての二次予選クリアとなった。
「今日のこれまでのレースの流れだと、先行した選手がどこまで粘れるかっていう感じになっていたから、積極的にいった方がいいかなと。掛かりどころが遅かったから捲られてしまいましたけど、ホーム向かい風の中でも前に出切れている訳ですし、脚の感じとしては悪くないと思いますよ」


<10R>
武田豊樹選手
武田豊樹選手

 最終ホームで伊藤を叩いて逃げた武田豊樹(写真)がそのまま押し切り格の違いを見せ付けるかの様な圧勝劇。
「いやぁ、今日は皆さんが思ってる以上に、僕の中では厳しいレースでしたよ。100%先行するって分かってる選手と対戦するっていうのはけっこう難しいですからね。それでも、今日のレースに関しては僕が100%勝たないといけないレースではあったので、ある程度大事に戦ったというか。まあ、昨日は負けはしましたけど、状態は悪くないかな。ダービー後の開催ではあるんですけど、もうそんなことも言っていられないですし、あと2日力を振り絞って頑張りたいと思います」

 初日を快勝し花月園メモリアルの勢いをそのまま持ち込んだ伊藤信だったが、武田の前になす術なく9着に沈む。
「前を抑えにいくのがワンテンポ早すぎましたかね。早めに抑えてそのままスピードに乗せてやろうと思ったんですけど、あれで武田さんが引きやすい状況を作ってしまったのでね。その後もホームで武田さんが来るのは分かっていたのに、合わせきれなかったということはまだまだ自分が弱いということだし、力不足ということですね」


<11R>
小嶋敬二選手
小嶋敬二選手
稲垣裕之選手
稲垣裕之選手

 本日のメイン・優秀「マドンナカップ」では浅井康太の先行に乗った小嶋敬二(写真)が番手捲りで快勝。
「今日は本当に風が強いのに、浅井はよく頑張りましたよ。それにしても、稲垣はこの風のなかよく捲ってきましたよね。これはもう、自分が出て行くしかないなと思って。その中でも今日のレースに関しては中部4車で結束できたことが大きかったですね。改めてラインの『絆』というものを感じました。これで連勝ですし、調子は悪くないと思いますよ」

 最終1センター付近からの捲り追い込みで小嶋に3/4車身差と迫る2着となった稲垣裕之(写真)。
「打鐘で(佐藤)友和が粘る素振りを見せていたのも分かったし、レースは見えていたと思います。ただ、それで逆に前の動きを見すぎてしまいましたね。ホームではもうちょっと早めに仕掛けたかったんですけど。そういう部分ではレース運びで甘さが出てしまいましたね。ただ、体調的には昨日より今日の方が戻ってきていますし、そっちの方では心配ないかなと。脚の方では小嶋さんともうちょっといい勝負がしたかったかなとは思いますけど」

 小嶋マーク(中部3番手)の加藤慎平は惜しくも確定板を逃す4着という結果に。
「ホームの風が強すぎますよ…。それに、前の2人が強すぎました(苦笑)。最終4コーナーから離れていってしまいましたからね。練習不足気味の自分にとっては、ゴールまでのフルもがきの今日の展開ではちょっとしんどかったですね」

 マークした佐藤友和が不発となってしまった小野俊之は懸命の追い込み勝負も6着まで。
「今日の展開ではこの結果は仕方ないですね。ただ、昨日からセッティングをいじっていなかったので、その辺の部分での悪さが出たというか、ちょっとアタリがなかったですね」

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