競輪発祥70周年記念「第1回小倉濱田翁カップ」(GIII)は30日にシリーズ2日目を迎えた。メインの準決勝3個レースは吉田敏洋、村上博幸、中川誠一郎の3人が勝ち名乗り。ファイナリスト9名が出そろい、31日の決勝戦で第1回大会の覇者が決まる。ガールズケイリンの予選2は山原さくら、児玉碧衣がそれぞれ人気に応えて快勝。完全優勝に王手をかけた。
最終日は競輪、オートレース、ボートレースの公営3競技の女性選手によるトークショーをはじめ、橋本悠督&二宮歩美&かねりんの公開予想会、コンドル新聞社武田社長のレース解説会など場内イベントは盛りだくさん。ぜひ本場でお楽しみください。
<5R>

山原さくら選手
初手は5番手の山原さくら(写真)が、打鐘の4コーナーから一気に仕掛ける。終始、山原を追っていた白井美早子がピタリと続くが、3番手以降は大きく離れて最終バックを通過。直線でもしっかり踏み直した山原が最後は白井を突き放して連勝した。
「まあまあ緩んだので、あそこで行かないとって。初日よりも脚の感じは軽くて、いいかなって思います。カントも使えたし、自分の好きなタイミングで仕掛けられました。初日は緊張したけど一走したぶん、だいぶ楽に走れました。決勝は頭を使ったレースをしたいです」
白井美早子が2着に入って、決勝戦に駒を進めた。
「勝負駆けだったので、付いていけてよかった。久しぶりに(山原)さくらと走って、長い距離だったけど付いていけてよかった。道中は楽だったんですけど、もっと楽に脚を回せればって思います」
「まあまあ緩んだので、あそこで行かないとって。初日よりも脚の感じは軽くて、いいかなって思います。カントも使えたし、自分の好きなタイミングで仕掛けられました。初日は緊張したけど一走したぶん、だいぶ楽に走れました。決勝は頭を使ったレースをしたいです」
白井美早子が2着に入って、決勝戦に駒を進めた。
「勝負駆けだったので、付いていけてよかった。久しぶりに(山原)さくらと走って、長い距離だったけど付いていけてよかった。道中は楽だったんですけど、もっと楽に脚を回せればって思います」
<6R>

児玉碧衣選手
初手は3番手の奥井迪が打鐘の4コーナーから一気に踏み込んで主導権を取る。大谷杏奈が続いて、その後ろにいた児玉碧衣(写真)が2コーナーからまくる。奥井との激しい踏み合いを制した児玉が人気に応えて連勝を飾った。
「カマす予定だったんですが、ちょうど行くタイミングで奥井さんが行ったので、1回待ちました。奥井さんが強くて、休めなかったですね。4コーナーまで我慢すれば伸びると思ったんですが、余裕がなかったです」
児玉に力勝負を挑んだ奥井迪が2着に逃げ粘った。
「(児玉)碧衣ちゃんは女王ですからね。先に出て、しっかり力勝負しようと思ってました。絶対に来ると思っていたので、自分のペースで踏んでました。バック線は取れたんですけど、これが今の力の違いですね。全然、スピードが違いました。本当に強かったです。力負けなんで、清々しいです」
「カマす予定だったんですが、ちょうど行くタイミングで奥井さんが行ったので、1回待ちました。奥井さんが強くて、休めなかったですね。4コーナーまで我慢すれば伸びると思ったんですが、余裕がなかったです」
児玉に力勝負を挑んだ奥井迪が2着に逃げ粘った。
「(児玉)碧衣ちゃんは女王ですからね。先に出て、しっかり力勝負しようと思ってました。絶対に来ると思っていたので、自分のペースで踏んでました。バック線は取れたんですけど、これが今の力の違いですね。全然、スピードが違いました。本当に強かったです。力負けなんで、清々しいです」
<10R>

吉田敏洋選手

小林大介選手
前受けから車を下げた取鳥雄吾がすかさず巻き返して打鐘で主導権を取る。後続の動きを確認しながらペースで駆ける取鳥に対し、8番手となった北津留翼がホームから反撃に出る。これに合わせるように吉澤純平が3番手からまくる。これを止めようとした橋本強がからんで3コーナーで落車。後続は落車を避けて車間が空き、取鳥がそのまま逃げ切るかと思われたが、落車を避けながらまくり追い込んだ吉田敏洋(写真)が外を鋭く伸び切った。
「(落車を避ける)あそこだけ余裕があった。落車した橋本君がどちらに転ぶのかなと冷静に見れて、そこから踏んだ。併走していた池野(健太)君を入れると前は純平だし、厳しいなと。ホームから北津留が仕掛けてくるのもわかっていたし、それに合わせて純平も踏むだろうからあの位置さえ確保しておけば、最低3着はあるなと。小倉は走りやすいですね」
取鳥雄吾は後続のもつれもあって2着に逃げ粘った。
「後ろの感じもわかっていて、吉澤さんが仕掛けてきたのも見えていたので、バックからは全力で踏み直した。そこからは後は橋本さんに任せようと。しっかりと踏めているし、初日の朝早いレースと違い、しっかりと体が起きていて自分の競走ができた」
小林大介(写真)は吉澤純平の失格により3着に繰り上がった。
「(吉澤)純平の頑張りがあってこそ。あんなにギリギリをまくりにいくとは思わなかった。あの避け方で良かったのか、どうなんですかね。脚自体は前回よりいいですよ」
「(落車を避ける)あそこだけ余裕があった。落車した橋本君がどちらに転ぶのかなと冷静に見れて、そこから踏んだ。併走していた池野(健太)君を入れると前は純平だし、厳しいなと。ホームから北津留が仕掛けてくるのもわかっていたし、それに合わせて純平も踏むだろうからあの位置さえ確保しておけば、最低3着はあるなと。小倉は走りやすいですね」
取鳥雄吾は後続のもつれもあって2着に逃げ粘った。
「後ろの感じもわかっていて、吉澤さんが仕掛けてきたのも見えていたので、バックからは全力で踏み直した。そこからは後は橋本さんに任せようと。しっかりと踏めているし、初日の朝早いレースと違い、しっかりと体が起きていて自分の競走ができた」
小林大介(写真)は吉澤純平の失格により3着に繰り上がった。
「(吉澤)純平の頑張りがあってこそ。あんなにギリギリをまくりにいくとは思わなかった。あの避け方で良かったのか、どうなんですかね。脚自体は前回よりいいですよ」
<11R>

村上博幸選手

南潤選手
前受けから7番手まで下げた南潤が打鐘をめがけて一気に仕掛ける。ホームで金子幸央を叩いて主導権奪取。番手の村田雅一は離れて、南と村上博幸(写真)の2車で出切る形に。田中晴基が俊敏に村上の後ろに切り替えて最終バックを迎える。4コーナーを絶好の展開で迎えた村上が最後はきっちり抜け出した。
「初日は正直、油断していた部分があった。今開催で今月3本目だったし、松山記念で体調を崩していたので、いろいろ疲れもあった…。セッティングを少し修正して臨みました。早く体のスイッチを入れ直したいですね。今の競輪は力の差を感じるので、そういう(今までとは)違う部分の競輪を頑張っていかないといけない」
田中晴基が3番手確保からの追い込み勝負で2着に入った。
「小倉は相性がいいですね。なんか恵まれます。(南と村上が)2人でピュッと行ったので、追いかけようと思った。体は動けていると思います。ホームで追いかけるときは全開でした。金子君が踏んでくれて、スピードをもらえたのでよかったのかもしれないですね」
最後は末を欠いて3着となった南潤(写真)だが、力は出し切ったようだ。
「初日よりも距離が長く感じました。練習のカマシみたいだった。脇本(雄太)さんのイメージで仕掛けていったけど、スピードがもうひとつ違いましたね。でも、自分の感覚でもがけたと思います」
「初日は正直、油断していた部分があった。今開催で今月3本目だったし、松山記念で体調を崩していたので、いろいろ疲れもあった…。セッティングを少し修正して臨みました。早く体のスイッチを入れ直したいですね。今の競輪は力の差を感じるので、そういう(今までとは)違う部分の競輪を頑張っていかないといけない」
田中晴基が3番手確保からの追い込み勝負で2着に入った。
「小倉は相性がいいですね。なんか恵まれます。(南と村上が)2人でピュッと行ったので、追いかけようと思った。体は動けていると思います。ホームで追いかけるときは全開でした。金子君が踏んでくれて、スピードをもらえたのでよかったのかもしれないですね」
最後は末を欠いて3着となった南潤(写真)だが、力は出し切ったようだ。
「初日よりも距離が長く感じました。練習のカマシみたいだった。脇本(雄太)さんのイメージで仕掛けていったけど、スピードがもうひとつ違いましたね。でも、自分の感覚でもがけたと思います」
<12R>

中川誠一郎選手

園田匠選手
赤板前に飛び出した工藤文彦は後続の動きを見ながらピッチを緩める。4番手に収まっていた河村雅章は打鐘から一気に踏み込んで主導権を取る。後方の中西大は4コーナーから反撃に出るが、思うように車は進まない。2コーナーで池田良のブロックを受けた中川誠一郎(写真)だが、態勢を立て直してバックから自力に転じると前団を豪快に飲み込んだ。
「(中西の)ひとまくりの展開だと思って安心していたんですけど、中西君が行き切れなくて、外を踏ませてもらいました。(池田良のブロックは)来ると思っていたので、問題なかったです。ギリギリまで待ったんですけどね。今回はアップの段階からコンディションが上がってこない感じで、ちょっと重さがあります」
中川のまくりを懸命に追いかけた園田匠(写真)が2着。人気の九州コンビでワンツーが決まった。
「2コーナーで持って来られるのは想定内。バックを入れずに自然に付いていけました。中西君も仕掛けてくれたし、(中川)誠一郎さんも行ってくれたんで。あとは自分の見極めだけでした。(中川は)抜けてますね。最低限の決勝に乗れて、とりあえずホッとしてます。(新車は)最低限、戦えるけど、上積みがないと厳しいので、セッティングをいじります」
逃げた河村を利した鹿内翔は番手まくりで本線に抵抗。鹿内を追う形から工藤文彦が3着に食い込んだ。
「思っていた展開と全然、違いました。レースが早すぎですね。前を追っただけで何もできなかったし、これが今の実力ですね」
「(中西の)ひとまくりの展開だと思って安心していたんですけど、中西君が行き切れなくて、外を踏ませてもらいました。(池田良のブロックは)来ると思っていたので、問題なかったです。ギリギリまで待ったんですけどね。今回はアップの段階からコンディションが上がってこない感じで、ちょっと重さがあります」
中川のまくりを懸命に追いかけた園田匠(写真)が2着。人気の九州コンビでワンツーが決まった。
「2コーナーで持って来られるのは想定内。バックを入れずに自然に付いていけました。中西君も仕掛けてくれたし、(中川)誠一郎さんも行ってくれたんで。あとは自分の見極めだけでした。(中川は)抜けてますね。最低限の決勝に乗れて、とりあえずホッとしてます。(新車は)最低限、戦えるけど、上積みがないと厳しいので、セッティングをいじります」
逃げた河村を利した鹿内翔は番手まくりで本線に抵抗。鹿内を追う形から工藤文彦が3着に食い込んだ。
「思っていた展開と全然、違いました。レースが早すぎですね。前を追っただけで何もできなかったし、これが今の実力ですね」