『久留米競輪開設74周年記念(GIII)レポート』 初日編

配信日:6月24日

 久留米競輪場で開設74周年「第29回中野カップレース(GIII)」が、6月24日に幕を開けた。初日のメイン、特選では、吉田拓矢がまくりで抜け出し、坂井洋との関東ワンツーで好配当になった。また、一次予選では、後藤大輝、津村洸次郎の久留米勢が白星を挙げて幸先のいいスタートを切った。6月25日のシリーズ2日目には、二次予選で勝ち上がりが争われる。
 久留米競輪場では、様々なイベント等をご用意してお客様のご来場をお待ちしております。中野浩一さんを筆頭とした豪華メンバーによるトークショー&レース展望会、爆笑トリオによるレース予想会が4日間にわたって実施されるほか、25日の2日目には「仮面ライダーギーツショー」、「赤坂晃」のライブステージ、「大道芸フェスティバルinくるめ競輪」が予定されています。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

<1R>

 期待の後藤大輝が自らスタートを取り、地元勢が前受けからレースを進める。山中秀将が青板バックで早めから動き出して後藤に並びかけるが、後藤は赤板過ぎに突っ張る。高橋雅之のアシストで山中が4番手に入り直すが、打鐘2センターで吉本哲郎が内をすくって中団がもつれる。後藤は最終ホームでペースアップして、レースは完全に地元勢の流れに。後藤は番手の坂本健太郎すらも振り切って、S級初戦を逃げ切った。
 「(逃げ切れたのは)たまたまです。(ラインに)助けてもらいました。初めての9車立てで、自分は経験がなかったんで。(突っ張り先行は)なにも考えずにできるんで。自分なりに精いっぱい頑張りました。(突っ張ったあとは)いつもより若干ハイペースで、ジャンからもう1回警戒して。坂本(貴史)さんがくるだろうと思っていたので、出させないようにいきました。気合が入りすぎてスカスカする感じがしたんですけど、なんとか残れた。差されたと思ったんですけどね。最後タレている感じがした」
 坂本健太郎は、後藤を微差交わせずの2着。
 「余裕はあったんですけどね。(後藤が)1周しか駆けていないのもありますけど、思いのほか末がしっかりしていました。もっとピリつくかなって思っていたんですけどね。そうでもなかった。ちょっと抜いたと思ったんですけど…」


<2R>

高原仁志選手
高原仁志選手
 後ろ攻めの青柳靖起は始動を遅らせて、赤板1コーナーで勢い良く木村皆斗を押さえて前に出る。九州勢の動きを見送った河端朋之は、打鐘から踏み上げていって最終ホーム過ぎに青柳を叩き切る。中四国ライン3番手の青井賢治は前のあおりもあって付いて行けず、3番手以降は車間が空く。青柳が空いた車間を詰めた勢いで前に迫ると、高原仁志(写真)は4コーナーから前に踏み込んで抜け出した。
 「最高の展開だったけど、キツかったですね。前が遠かったし、波もあったんでキツいなと思った。でも、前回からセッティングを変えて、その分最後は余裕があった。サドルを変えてスタンディングが楽になったし、それがなきゃ厳しかったと思う。自分が伸びたっていうよりは、バタヤン(河端)がタレてた感じ。大外も来てたし抜かれたかと思った。最終バックを前の方で通過できたし、ラインのおかげですね」
 2着は青柳と鈴木裕で同着。鈴木は打鐘2センターで関東勢の内をすくって位置を上げる。松尾勇吾が最終1センターで外に振った内を突き、直線では高原の外を踏んだ。
 「残り2周で青柳に切り替えても結果は同じだったと思います。松尾君のあおりが見えて内に行ったけど、外を行けば良かったですね。(最終)バックでは詰まっていたし、行けたと思う。最後は1番(高原)と9番(河端)の間を行こうと思ったら閉まって来てたんで外を行った。脚の余裕は相当あったんで状態は悪くはない。でも、あのレースじゃ後ろを連れてけないし、ちゃんと外を踏めないと」
 叩かれても3番手で立て直して直線迫った青柳靖起は、内容のあるレースだった。
 「河端さんが来てなきゃ9着でした。押え先行じゃもたなかった。(打鐘)2センターで(河端に)パーンと出られたら内に詰まると思って、踏んでいったのが良かった。やっぱり9車立ては脚を使ってでも前々ですね」


<3R>

宿口陽一選手
宿口陽一選手
 伊藤旭が5番手から赤板で動き出すと、それに反応して宿口陽一(写真)も3番手から合わせて動き出す。伊藤が加藤健一と宿口の上を押さえて先頭に立ち、挟まれた宿口はさっと引いてすかさず伊藤を切る。宿口は磯島成介のカマシを打鐘で受けて3番手を確保。最終2コーナー過ぎからまくり上げて押し切った。
 「後ろ中団からが良かったんですけど、前以外ならっていう感じでした。ちょっと伊藤君がどうするかなって思っていたんですけど、挟まれてしまって。でも、引いてすぐに行けた。前回の高松宮記念杯でできなかったところを意識した。脚も削られていたので、もうちょっと遅めでも良かったんですけど。力を試す意味でもと思って行きました」
 伊藤旭は埼玉勢の後ろで5番手の位置取り。宿口がまくった外を最終2センターで踏み上げて2着に入った。
 「取れた位置から組み立てようと思っていました。切ってすぐに磯島さんが来ると思ったんですけど、宿口さんが来たので。突っ張るかどうするかって考えましたけど、(引いて)力でねじふせるのがいいのかなって思った。本当だったらもうワンテンポ、ツーテン早く仕掛けて(最終)3コーナーで宿口さんに並んで直線で行けるのがベストだったんですけど、疲れが残っていて体が反応しなかったですね」


<4R>

 岡崎景介の上昇に対して、酒井雄多は誘導を残したまま車を下げる。続いて松岡辰泰が押さえに行くが、岡崎が突っ張って出させない。この動きに岡崎マークの山形一気は呼吸が合わずに離れてしまい、岡崎には松岡がハマる。突っ張った岡崎がペースを緩めると、酒井は打鐘目がけてカマシ先行。阿部拓真が車間を切って援護態勢を整えるが、最終2コーナーで仕掛けた松岡のスピードが違う。酒井をあっさりとまくった松岡が、後ろをちぎって快勝した。
 「(初手は)前か中団から。中団なら切れるからやりやすいなと思ったけど、誘導が残ってしまったし切りが甘かった。岡崎さんが1人になってたし、とりあえず内は空けずに付いて、タイミングが来たら仕掛けようと思ってました。踏んだ感じは良くなかったですね。スピードは出たけど、感覚が悪い。カンって感じでスピードが上がらない。腰は痛くはないし、疲れも日に日に抜けてくれれば」
 最終1センターでは阿部兼士と廣川泰昭が絡んで廣川が落車。阿部兼も松岡に離れてしまう。酒井に乗った阿部拓真は、松岡こそ止め切れなかったが、4コーナーで前に踏んで2着に入った。
 「松岡君が5番手にいるとは思わなくて、急に来た感じだったので、対応が難しかった。でも、1車で来てるとわかったんで落ち着いて。追走自体は余裕をもってできましたよ。(落車明けで)アップの時に体の可動域が出てない感じがした。でも、日に日にほぐれていくと思う」


<5R>

松村友和選手
松村友和選手
 野田源一が赤板で切って、林昌幸が押さえる。徐々にペースを上げる林に対して、黒沢征治は打鐘3コーナーで仕掛けて最終ホームで力ずくで叩き切る。2コーナーから野田が仕掛けるが、進みが悪いと見るや紫原政文が3コーナーで切り替えて内に進出。佐山寛明から切り替えていた松村友和(写真)が、紫原を追う。紫原が直線で黒沢の内を踏むと、松村は外のコースを選択。松村は黒沢の番手から差し脚を伸ばした阿部力也を、さらに外から交わして1着をゲット。3連単は322300円と大波乱の決着となった。
 「ジャンで(切り替えようと思ったが)まだ早いなって思って1回戻った。自分も勝負駆けなんで。最後は紫原さんのいかない方と。紫原さんが内に行ったんで自分は外に。だいぶヘルニアの影響がなくなってきて、キツい練習もできるようになってきたんで今回は大丈夫だと思います」
 黒沢に乗った阿部力也だったが、最後の最後で松村に1着をさらわれて唇をかんだ。
 「(黒沢との連係は)結構ありますね。今回は久々でしたけど。先行もできるし、いけるところからって感じで自分の競走をしてくれればって思っていました。あの辺(林に抵抗されても叩き切ったの)はさすがでしたね。松村さんが来たのはまったくわからなかった。あそこは全然見えないところだった。自分自身は脚が落ちているのかなって。落車して鎖骨を骨折してからかみ合っていない感じです」


<6R>

 赤板前に切った島川将貴が、松岡篤哉の上昇を突っ張る。突っ張った島川が一旦ペースを緩めると、松岡は再度踏み上げて打鐘で前に出る。宮越孝治が松岡と連結を外してしまい、松岡後位には島川がハマる。後方から仕掛けた松坂侑亮が松岡を叩いて2車で出切ると、武田亮が最終ホームで巻き返す。神山尚が離れて、まくり切った武田は単騎。5番手からバックで仕掛けた島川がじわじわと外を踏み上げていき、ゴール前でまくり切って1着。
 「突っ張ったり、自分の脚力以上のことをした。後ろ攻めはあんまり考えてなくて、中団が取れたら先行で、後ろなら切って受けて3番手かなとは思ってました。松岡さんを突っ張ったつもりで、松坂君が来たから緩めたら、松岡さんにもう一度来られちゃって。あの辺は油断があった。もっと早く仕掛けたかったけど、思ったよりも脚にきていました」
 島川マークの池田良が2着に続いた。
 「シマちゃん(島川)が(最終)3コーナーで膨れてたんで、一瞬内に行こうかなとも思った。でも、人気になってたし付いて行こうと。もう取れた位置から、シマちゃんに全部任せていたので。強かったですね。自分は差し脚が足りないなって感じです」


<7R>

小原太樹選手
小原太樹選手
 竹内翼が赤板で中西大を切る。中四国勢に続いた長島大介は、中西の外で脚を止めてから打鐘目がけて叩きにいく。竹内も合わせて踏み上げるが、長島が打鐘2センターで叩き切って主導権。長島マークの小原太樹(写真)は車間を空けながら、車を外に振って別線をけん制。3番手に追い上げた中西大をクギ付けにしたまま、直線で踏み込んで抜け出した。
 「ちょっと竹内君の抵抗が強かったんで。でも、(長島は)そのあとも頑張ってくれたんで。最後は難しかったですね。中西君も休んでいる感じだったので、できる限り車間を切ってと思って。(ラインで)ワンツーを決めたかったんですけど。前回の最終日も1着を取れていますし、状態は悪くない」
 中西大は最終ホームで仕掛けるも、小原のけん制で3番手に追い上げるのが精いっぱい。2センターから踏んで2着に入ったが、レース後は反省に終始した。
 「やったらダメなレースですね。ジャンで遅れてしまっているんで、佐伯(翔)さんにも入られてしまった。ちっちゃなところがダメでしたね。すかさずいければ良かったんですけど、まくりに行った時も(最終)ホームからずっと小原さんに見られていて行けなかったですね。ライン3人でするレースじゃなかったですし、反省点が多いですね」


<8R>

津村洸次郎選手
津村洸次郎選手
 伊東翔貴が赤板で切って、伊東ラインに続いた鈴木陸来はワンテンポ遅らせてから打鍾前に叩いて前に出る。取鳥雄吾は、鈴木が切ったところですかさず仕掛けると、最終ホームで先頭に立つ。6番手に置かれた中井太祐が2コーナーからまくり上げる。取鳥の番手で車間を切っていた津村洸次郎(写真)は、3コーナーから中井を再三にわたってブロック。返す刀で直線では前に踏んで、地元記念で1着スタートを切った。
 「(取鳥)雄吾が行きやすいようにやってくれと思ってたし、自分は離れないように意識するだけでした。早めに行ってくれたし、その気持ちに応えられるように、残せるようにと思ってたんですけど。中井さんが(バックの)直線で良いスピードで来てたんで、少しでも遅らせてコーナーに入れるようにと。1回ブロックしてダメなら2回、それでもダメならもう1回と思ってブロックしました。(取鳥と)出切ったあとは余裕があったけど、そのあとどう仕事できるかなっていうプレッシャーでキツかった。地元記念で1着はすごくうれしい。取鳥君に連れていってもらったし、その気持ちがうれしいです」
 中井太祐は津村のブロックを堪えて2着に入った。
 「コマ切れやし、臨機応変にと思ってました。(松岡孔明が遅れていて)ヤバいかなと思ったけど、(最終)1センターぐらいで踏んだ感じが良かったんで。でも、津村君が車間を切っていて乗り越えられなかったですね。しっかり(ブロックを)堪えられてるんで調子は良いですね。久々に配分が空いてじっくり練習できたのが良かった」


<9R>

 赤板で切った林慶次郎を、岩本俊介が打鐘前に叩く。久米康平は7番手で構えて、岩本がそのまま逃げる展開に。久米は最終ホームで追い上げて、外から林を決めて4番手を確保。3コーナーから車を外に持ち出すが、それを察知した渡部幸訓も前に踏む。直線で抜け出した渡部が好展開をモノにして1着をゲットした。
 「(初手の並びは)想定通りでしたね。(押さえたのが)あそこ(打鐘)なら(久米が)来るかなって思ったんですけど。(岩本が)腹をくくって駆けてくれました。車間を空けて援護してと思ったんですけど、山信田(学)さんの後ろがどうなっているかわからなかった。終わってみればもうちょっと車間を切れたのかなって感じでしたね。ワンツーを決められなくて…。技量不足ですね。車輪もかかっていたんで難しい判断でした。疲れがあるなかでもなんとか走れている」
 中団に追い上げてから仕掛けた久米康平が2着。
 「後ろからでもって考えていたんですけど、取れたら前からって感じでした。あとは林君と岩本さんの仕掛け方次第かなって思っていました。林君も落ち着いていたので、タイミングを見てと思って行ったんですけど、(最終)ホームで(山信田と林との)車間が空いているのが見えたんで降りた感じですね。ちょっと甘えました。(そのあとは)隊列も落ち着いていたんで、バックでビジョンを見て、詰まったところで行きました」

<10R>

横関裕樹選手
横関裕樹選手
 後ろ攻めの窪木一茂は青板周回で前と大きく車間を取って、赤板で勢い良く先頭の横関裕樹(写真)を切る。一旦窪木ラインを受けた横関だが、北井佑季が巻き返したのを見ると、合わせて踏み上げて窪木を切る。北井はその上を叩いて打鐘前に先頭へ。台和紀は離れて隅田洋介が3番手に追い上げ、横関が4番手。最終2コーナー過ぎに仕掛けた隅田は、北井に合わされて3コーナーから外併走。北井と隅田で踏み合う外を、横関が鮮やかに突き抜けた。
 「北井君に前を取られるのが嫌だなと思ってスタートは出たけど、内枠が誰も出なくて前受けになったんでどうしようかと思った。北井君が叩くタイミングが一瞬遅くて助かりました。格上相手なんで、とりあえず前々にいないとと思っていた。本当は(隅田よりも)先にまくりたかったけど、隅田さんが止まってるかなってところを目がけて行きました。フレームが柔らかいなと感じるので調子は良いと思います。調子が悪いと固く感じてしまって踏めない」
 隅田の仕掛けを合わせ切った北井佑季が2着に逃げ粘った。
 「コマ切れでいろんな並びがあるし、どこからでも考えてました。前からも考えてたけど、中団からの方が流れで前に出やすいんじゃないかなって。あの並びなら窪木さんのああいう切り方も想定していたし、うまくスイッチできてジャン目がけて出切れました。出切ってから後ろの状況は確認できていないけど、最後に外を行かれたってことはペース配分に修正点があるんだと思う。感触としては踏み切れたんですけどね。疲れは特にないです」


<11R>

 高井流星、小堺浩二、飯野祐太の順で切り、前を取った伊藤颯馬は7番手まで車を下げ切る。飯野のペースで打鐘を迎えるが、5番手から高井が仕掛けてペースアップ。伊藤は中四国勢を追った勢いのままに最終ホームで高井を叩いて主導権を奪取。九州ライン3車できれいに出切る。4番手以降は大きく車間が空いて、別線に付け入るチャンスはない。伊藤が末良く逃げ切った。
 「(初手は)前からでって感じで。遅かったら突っ張るか、切れ目切れ目でって。あとは全部引いて早めにカマシにいくことも考えていました。(高井が先に仕掛けて)いい目標になりましたね。引き出してくれる感じになった。キツかったですけど、叩き切ったあとは最後まで踏み切るイメージで。ちょっと疲れがたまっている感じですね」
 マークした田中誠が2着。3着も高木和仁で九州勢で確定板を独占した。
 「6番(高井)が叩きに行く前にジャンで行ってくれればって思っていましたけどね。そうしたら差せたかもしれないですし。ちぎれていたかもしれないですけど。イン切り合戦みたいになっていたんで、流れの中で2コーナーぐらいからね。もうちょっと気を遣ってくれないときついですね(笑)」


<12R>

吉田拓矢選手
吉田拓矢選手
 北日本勢が前受けで、近畿コンビは後ろから。脇本雄太が青板周回で動き出して新山響平に並びかける。近畿勢に北津留翼が切り替えて、吉田拓矢(写真)が北日本勢後位へ。新山は赤板で突っ張って脇本を出させない。突っ張られた脇本は8番手へ。新山はそのままグングンとペースを上げていき、隊列を一本棒にして最終周回に入る。新田祐大は新山と大きく車間を空けるが、4番手の吉田が2コーナー手前からまくり上げる。新田のけん制を軽々と越えた吉田が新山との車間を詰めて2センターで前をとらえる。後方の脇本は仕掛けられずに不発。吉田がそのままゴールまで失速することなく押し切った。
 「脇本さんの動向を見て、動かなければ自分が切りに動こうと思ってました。脇本さんが切りに行って北津留さんも続いて隊列が短くなって、北日本の後ろに入れた感じでした。道中はずっと楽でしたし、自分のわがままで前でやらせてもらってるんで、なにがなんでも仕掛けようと思ってました。でも、行くところは何回かあったし、守りに入っちゃいました。(前回は)着は悪いけど、内容は悪くなかったし、結局脚力が足りないだけだと思って開き直れましたね」
 吉田に前を任せた坂井洋は、直線で詰め寄るも2着まで。レース後は素直に吉田の強さを称えた。
 「全部(吉田)拓矢に任せていました。強かったですね。(最終)4コーナーから全開で抜きにいったけど差せなかった。(吉田は)仕上がってますよ。(自分の)状態は良いと思います。(今回は)セッティングを含めていろいろと煮詰めてきた」
 脇本が突っ張られると、北津留翼は関東勢後位に降りて6番手の位置取りに。そのまま関東勢を追う形で3着に入った。
 「車番が悪いなかで小倉さんが良い位置を取ってくれたけど、自信がなくて仕掛けられなかった。新山君任せの展開になっちゃいました。仕掛けられてないんでイマイチです。付いて行っただけになったけど、あそこまで引っ張られて先に仕掛けるのもと思った。体のセンターが出ていない感じだし、しっかりメンテナンスしたい」