武雄競輪開設70周年記念「大楠賞争奪戦(GIII)」が、4月23日に幕を開けた。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から無観客での開催となったが、バンク内では1レースから白熱したバトルが展開された。メインの初日特選は、最終2コーナー手前からまくった郡司浩平が快勝。松坂洋平と神奈川ワンツーを決めた。一次予選では、地元の古川貴之と荒井崇博が1着で幸先いいスタートを切った。24日の2日目は二次予選のAとBに別れて準決勝進出が争われる。
なお、新型コロナウイルス拡大防止対策のため、シリーズ2日目以降も無観客開催となります。どうぞご了承ください。
<1R>

小林大介選手
赤板の1センターでハナに立った高橋和也を、小林泰正が打鐘で叩いて先制。グングンとスピードを上げる小林泰に、中団の高橋、7番手の小川祐司も反撃できないまま最終バックを通過する。前と車間を空けた小林大介(写真)は、2センターから踏んだ高橋に合わせるように踏み込んで、きっちり小林泰を交わした。
「(小林)泰正が気持ちよく行ってくれたお陰ですね。泰正は前回(小松島FIで)失敗していた分、今回は先行したい気持ちが強かったし、いいレースをしてくれました。ワンツーだったら良かったんですけどね。(勝てたのは)ああなれば自分の展開なので。脚は問題ないですね」
群馬コンビの後ろに付けた水書義弘が2着に入った。
「前のお陰です。(小林泰が)気持ちよく行ってくれたし、(小林)大介も仕事をすると思っていたから、自分は内だけ締めておこうと思っていました。膝が良くなってきたんで、(昨年の)年末くらいまで調子を戻していきたいですね」
「(小林)泰正が気持ちよく行ってくれたお陰ですね。泰正は前回(小松島FIで)失敗していた分、今回は先行したい気持ちが強かったし、いいレースをしてくれました。ワンツーだったら良かったんですけどね。(勝てたのは)ああなれば自分の展開なので。脚は問題ないですね」
群馬コンビの後ろに付けた水書義弘が2着に入った。
「前のお陰です。(小林泰が)気持ちよく行ってくれたし、(小林)大介も仕事をすると思っていたから、自分は内だけ締めておこうと思っていました。膝が良くなってきたんで、(昨年の)年末くらいまで調子を戻していきたいですね」
<2R>
8番手から動いた山本直が前受けの横関裕樹を押さえて先頭に立ち、3番手に荻原尚人が続く。5番手外併走で打鐘を迎えた森山智徳は3コーナーから反撃に出るが、番手の坂本晃輝が遅れて、最終ホームで山本が番手にはまる展開に。援軍を失った森山だったが、すぐさままくってきた山本を合わせ切り、直線で迫ってきた山形一気を振り切って白星を挙げた。
「荻原君が(山本を)切ると思ったけどね。少し迷ったけど、仕掛けるしかないと思って行きました。3コーナーの上りで行ったので、後ろが離れたことも分かった。最終ホームでは少し待ったけど…。バックは向かい風が厳しい中で(山本がまくって)来たけど、出られたら終わりなのでそこは頑張りました。最近は時間があったので、自分が調子の良かった頃の練習だけしていましたよ」
山本マークの山形一気は、最終2コーナー8番手からまくってきた横関を2センターでブロック。直線で伸びて2着に入った。
「(山本)直が全部やってくれました。飛び付いて、バックで仕掛けているんで。(横関の)まくりが良いスピードだったけど、そこをブロックした分、1着には届かなかったですね。でも、それで直は(3着に)残ったと思うので」
「荻原君が(山本を)切ると思ったけどね。少し迷ったけど、仕掛けるしかないと思って行きました。3コーナーの上りで行ったので、後ろが離れたことも分かった。最終ホームでは少し待ったけど…。バックは向かい風が厳しい中で(山本がまくって)来たけど、出られたら終わりなのでそこは頑張りました。最近は時間があったので、自分が調子の良かった頃の練習だけしていましたよ」
山本マークの山形一気は、最終2コーナー8番手からまくってきた横関を2センターでブロック。直線で伸びて2着に入った。
「(山本)直が全部やってくれました。飛び付いて、バックで仕掛けているんで。(横関の)まくりが良いスピードだったけど、そこをブロックした分、1着には届かなかったですね。でも、それで直は(3着に)残ったと思うので」
<3R>

谷口遼平選手
赤板の1コーナーでハナに立った長島大介を打鐘手前で格清洋介が押さえて先制。5番手の谷口遼平(写真)は2センターからスパートすると、最終1センターで格清をとらえて先頭に躍り出る。長島は2コーナーからまくって前団に迫ったが、谷口が直線でも力強く踏み直して押し切った。
「細切れだったんで、行けるところから行こうと思っていました。緩んでいたところを良いタイミングで行けましたね。思った以上に最後まで踏めました。前回(玉野FI)も悪くなかったんで、今回もいい感じで走れています」
まくった長島大介が2着でゴールした。
「いい位置が取れたけど、思った以上に出ていけなかったです。想像以上に脚が削られていました。久しぶりのレースで緊張しちゃいました。バンクがもう少し軽くなれば、修正できそうです」
「細切れだったんで、行けるところから行こうと思っていました。緩んでいたところを良いタイミングで行けましたね。思った以上に最後まで踏めました。前回(玉野FI)も悪くなかったんで、今回もいい感じで走れています」
まくった長島大介が2着でゴールした。
「いい位置が取れたけど、思った以上に出ていけなかったです。想像以上に脚が削られていました。久しぶりのレースで緊張しちゃいました。バンクがもう少し軽くなれば、修正できそうです」
<4R>
赤板の2コーナーで切った伊東翔貴を林慶次郎がすかさず押さえて主導権を取る。林は後ろを見ながら徐々にペースを上げて最終ホームは一本棒で通過。2コーナー、6番手からまくった本多哲也に合わせて伊東が4番手からが踏み込むが、両者ともに不発。軽快に駆けた林がそのまま押し切るかと思われたが、8番手から大外をまくり追い込んだ伊藤信が前団をごぼう抜きした。
「(8番手に置かれたが)それも考えていたので。けっこう外々を回されたのでギリギリ届くか届かないかって感じでした。神田(紘輔)には申しわけなかったですね。来る前はカーボンでしか練習していなかったので少しスカスカしましたけど、修正できる範囲内なので問題ないです」
打鐘前からペースで駆けた林慶次郎は伊藤の強襲に屈して2着。
「周回中はけっこう風が強くて残れるかなって感じだったんですけど、強いわりには流れる風だったので落ち着いて踏めました。ほんと粘りが心配だったんですけど、最後まで踏み切れました。自分の中では久し振りにまともな先行ができた感じです」
「(8番手に置かれたが)それも考えていたので。けっこう外々を回されたのでギリギリ届くか届かないかって感じでした。神田(紘輔)には申しわけなかったですね。来る前はカーボンでしか練習していなかったので少しスカスカしましたけど、修正できる範囲内なので問題ないです」
打鐘前からペースで駆けた林慶次郎は伊藤の強襲に屈して2着。
「周回中はけっこう風が強くて残れるかなって感じだったんですけど、強いわりには流れる風だったので落ち着いて踏めました。ほんと粘りが心配だったんですけど、最後まで踏み切れました。自分の中では久し振りにまともな先行ができた感じです」
<5R>

大塚玲選手
赤板手前から一気に踏んでハナに立った門田凌を、打鐘で野口裕史が叩いて先行態勢に入る。隊列を一本棒にしてハイスピードで逃げる野口に対し、最終2コーナー8番手から土屋壮登、バックからは6番手の北野良栄が仕掛けるが、なかなか車は進まない。中団を確保した門田も2センターから踏み込んだが、絶好の展開で4コーナーを回った大塚玲(写真)が、直線で鋭く伸びてゴールした。
「野口君は後ろ攻めでやる気満々の感じでした。強かったです。(別線が)まくりに来なかったので仕事をする必要もなかったけど、最後は抜けなくて、外から食われるんじゃないかと一瞬は思ったくらい。レース間隔が空いた上に、自粛等で普段の生活や宿舎などが違うので、ちょっと変な感じですね」
4着まではゴール前で横一線となったが、逃げた野口裕史が2着に粘って南関ワンツーが決まった。
「(先輩に)4着かもだけど、ガッカリするなと言われたので良かったです(笑)。前回までの反省で、太ももの前側ばかりで踏んでいて、早い段階で脚がいっぱいになっていたので、お尻のほうで踏むような駆け方を意識して練習してきました。今日(一次予選)もそこに気を付けて先行しました」
「野口君は後ろ攻めでやる気満々の感じでした。強かったです。(別線が)まくりに来なかったので仕事をする必要もなかったけど、最後は抜けなくて、外から食われるんじゃないかと一瞬は思ったくらい。レース間隔が空いた上に、自粛等で普段の生活や宿舎などが違うので、ちょっと変な感じですね」
4着まではゴール前で横一線となったが、逃げた野口裕史が2着に粘って南関ワンツーが決まった。
「(先輩に)4着かもだけど、ガッカリするなと言われたので良かったです(笑)。前回までの反省で、太ももの前側ばかりで踏んでいて、早い段階で脚がいっぱいになっていたので、お尻のほうで踏むような駆け方を意識して練習してきました。今日(一次予選)もそこに気を付けて先行しました」
<6R>

宗崎世連選手
打鐘手前で宗崎世連を切った中川勝貴を、3コーナーで藤根俊貴が叩いて先制。後方になった山田庸平はすぐさま反撃に出るが、藤根とモガき合った末、力尽きて最終2コーナーから後退する。藤根マークの内藤宣彦はバックからまくってきた中川に2センターでけん制すると、直線で藤根をきっちり差し切って白星を挙げた。
「見ての通り藤根のお陰です。顔見せの時は風が無くて軽かったけど、本番は風が出てきていたから、(藤根は)先行だとキツイんじゃないかと思いました。でも、山田を合わせ切っているんで調子を落としていた時の藤根とは違うと思う。僕は無風だったんで、すごい軽かったです。この感じが続いてくれるといいんですけどね」
宗崎世連(写真)は最終バックから仕掛けた中川に乗り、3コーナー過ぎからまくって2着に入った。
「僕が行こうとしたタイミングで、たまたま中川君がいいスピードで行ってくれたんで、スピードをもらって踏めました。ここは直線が長い方だし、1着まで行きたかったですけど…。本当は早めの仕掛けでどこまで残れるかっていうレースがしたいですけど、レースなんで展開もありますし、そこは落ち着いて行けたかなと思います」
「見ての通り藤根のお陰です。顔見せの時は風が無くて軽かったけど、本番は風が出てきていたから、(藤根は)先行だとキツイんじゃないかと思いました。でも、山田を合わせ切っているんで調子を落としていた時の藤根とは違うと思う。僕は無風だったんで、すごい軽かったです。この感じが続いてくれるといいんですけどね」
宗崎世連(写真)は最終バックから仕掛けた中川に乗り、3コーナー過ぎからまくって2着に入った。
「僕が行こうとしたタイミングで、たまたま中川君がいいスピードで行ってくれたんで、スピードをもらって踏めました。ここは直線が長い方だし、1着まで行きたかったですけど…。本当は早めの仕掛けでどこまで残れるかっていうレースがしたいですけど、レースなんで展開もありますし、そこは落ち着いて行けたかなと思います」
<7R>
赤板で上昇した坂本修一を筒井裕哉が押さえると、根田空史が打鐘前に叩いて逃げる。そのまま隊列に動きはなく、最終ホーム手前から根田がペースアップ。8番手に置かれた曽我圭佑がバックで仕掛けるも車は出ず、4コーナーを絶好の展開で迎えた中村浩士が根田を差し切り白星スタートを切った。
「色々想定していた中でのひとつでそれがはまった感じですね。『根田空史』の真骨頂というレースでかかりも良かった。この重い状況で1周半駆けてくれたので。自分は綺麗に付け切れたし、堀(政美)さんのコースも空けながら。結果的にライン全員で勝ち上がれたので良かった。久しぶりのレースでしたけど調子は大丈夫です」
根田空史が打鐘からの先行策で師匠とのワンツーを決めた。
「展開は作戦通りいけましたね。バンクコンディションが重いのと、4コーナーを回ってからが長くてキツかったですね。今日(初日)はどうやっても中村(浩士)さんに差されると思っていたので。練習はずっと室内だったので、もがいた感じはイマイチ。これからの練習方法も考えないといけないですね」
「色々想定していた中でのひとつでそれがはまった感じですね。『根田空史』の真骨頂というレースでかかりも良かった。この重い状況で1周半駆けてくれたので。自分は綺麗に付け切れたし、堀(政美)さんのコースも空けながら。結果的にライン全員で勝ち上がれたので良かった。久しぶりのレースでしたけど調子は大丈夫です」
根田空史が打鐘からの先行策で師匠とのワンツーを決めた。
「展開は作戦通りいけましたね。バンクコンディションが重いのと、4コーナーを回ってからが長くてキツかったですね。今日(初日)はどうやっても中村(浩士)さんに差されると思っていたので。練習はずっと室内だったので、もがいた感じはイマイチ。これからの練習方法も考えないといけないですね」
<8R>

古川貴之選手
赤板過ぎに後攻めの稲垣裕之が誘導員を降ろすと、2コーナーで横山尚則が押さえて先頭へ。前受けの金ケ江勇気は7番手まで下げたが、打鐘を合図に猛然と巻き返して主導権を奪取。3番手の郡英治は離れて横山がはまり込み、稲垣は6番手となった。2コーナーから稲垣がまくると、その動きを見た横山は車を横に振る。動きがやや大きくなると、稲垣は瞬時の判断で横山の内にコースと取り3番手の位置へ。2センターで外へ張り横山にトドメを差して、再び踏み込むが、弟子である金ケ江の番手で絶好の態勢となった古川貴之(写真)が4コーナーから追い込み、地元記念で嬉しい勝利を飾った。
「金ケ江が良く仕掛けてくれたね。記念の勝ち上がりで1着を取れたのが初めてで、それも地元なので嬉しい。もう少し残したかったけど、稲垣さんの姿が見えたので踏んでしまった」
稲垣裕之は位置取りこそ失敗したが、瞬時のレース判断でコースを見極めて二次予選Aの権利を確保。
「前々に踏む意識はあったんですけどね。横山君が横に動いたので、そこはシビアにコースを突いた。勢いを殺さずにそのまま踏めれば、アタマまであったと思うけど、一回はブレーキがかかっているので。前(金ケ江)のかかりも良かったし」
「金ケ江が良く仕掛けてくれたね。記念の勝ち上がりで1着を取れたのが初めてで、それも地元なので嬉しい。もう少し残したかったけど、稲垣さんの姿が見えたので踏んでしまった」
稲垣裕之は位置取りこそ失敗したが、瞬時のレース判断でコースを見極めて二次予選Aの権利を確保。
「前々に踏む意識はあったんですけどね。横山君が横に動いたので、そこはシビアにコースを突いた。勢いを殺さずにそのまま踏めれば、アタマまであったと思うけど、一回はブレーキがかかっているので。前(金ケ江)のかかりも良かったし」
<9R>
後ろ攻めから動いて赤板手前で誘導員の後ろに入った木村幸希を2コーナーで山崎賢人が押さえる。そこを打鐘の3コーナー過ぎで隅田洋介が叩いて主導権。山崎は最終ホームから反撃に出るが、隅田の必死の抵抗でなかなか前に出切れない。後方の木村は2コーナーから一気にまくり出すと、4コーナー手前で山崎をとらえる。最後は番手の桑原大志が絶好の展開をモノにして1着でゴールした。
「木村君が冷静に頑張りましたね。一発あると思っていたけど、やっぱり点数以上に強かったです。僕は何もしてないし、風を受けてなかったので。今回は宮本(隼輔)とか、松浦(悠士)君がいるので、少しでも上のレースを一緒に走ってアピールしたいです」
前団を一気にまくり切った木村幸希が3着。中四国ラインを上位独占に導いた。
「(初手は)山崎君が前からだろうから、僕は隅田さんより先に動いて中団を取れたらいいなって思っていったけど、スタートしたらまさかの隅田さんが前で、山崎さんが中団になってしまったんで終わった…って思いましたね。山崎君が最終ホームから仕掛けてくれたんで、山崎君のお陰です(苦笑)。(隅田と)踏み合ってくれたんで、ワンチャンスあるかなと思いました。今日(一次予選)はたまたまですけど、ラインで決まったし結果だけはよかったですね」
「木村君が冷静に頑張りましたね。一発あると思っていたけど、やっぱり点数以上に強かったです。僕は何もしてないし、風を受けてなかったので。今回は宮本(隼輔)とか、松浦(悠士)君がいるので、少しでも上のレースを一緒に走ってアピールしたいです」
前団を一気にまくり切った木村幸希が3着。中四国ラインを上位独占に導いた。
「(初手は)山崎君が前からだろうから、僕は隅田さんより先に動いて中団を取れたらいいなって思っていったけど、スタートしたらまさかの隅田さんが前で、山崎さんが中団になってしまったんで終わった…って思いましたね。山崎君が最終ホームから仕掛けてくれたんで、山崎君のお陰です(苦笑)。(隅田と)踏み合ってくれたんで、ワンチャンスあるかなと思いました。今日(一次予選)はたまたまですけど、ラインで決まったし結果だけはよかったですね」
<10R>
前受けの高橋晋也は赤板で誘導を残して、上昇した小笹隼人を受ける。打鐘で飛び出した永井清史を大西祐がホーム前で叩いて出るが、このラインを追いかけた高橋がすかさずまくり上げる。3番手の白岩大助は離れてしまい、高橋はそのまま後続をグングン突き放して直線は福島両者のマッチレースに。番手の山崎芳仁が粘る高橋をきっちり交わした。
「(高橋)晋也が力を発揮してくれました。ジャンの3コーナーで挟まれる感じになったけど、巧く対応できた。(高橋晋也の)スピードも良かったし、誰も来れないだろうなと思ったら後ろも離れていたので。あとは交わすだけでしたね。脚自体は問題ないです」
ホームからまくった高橋晋也は山崎芳仁とのゴール前勝負に持ち込んだ。
「ジャン過ぎにビビッてしまってバックを踏んでしまって。仕掛けてからは風が強かったんで顔を上げないで踏んでいたら全然真っすぐ踏めていなかったですね。状態はいい感じだし、前回と比べても全然いいです」
「(高橋)晋也が力を発揮してくれました。ジャンの3コーナーで挟まれる感じになったけど、巧く対応できた。(高橋晋也の)スピードも良かったし、誰も来れないだろうなと思ったら後ろも離れていたので。あとは交わすだけでしたね。脚自体は問題ないです」
ホームからまくった高橋晋也は山崎芳仁とのゴール前勝負に持ち込んだ。
「ジャン過ぎにビビッてしまってバックを踏んでしまって。仕掛けてからは風が強かったんで顔を上げないで踏んでいたら全然真っすぐ踏めていなかったですね。状態はいい感じだし、前回と比べても全然いいです」
<11R>

荒井崇博選手
赤板過ぎで先頭に立った蒔田英彦を、高橋築が2コーナー手前で押さえる。前受けから下げた深谷知広は2コーナーから早めに仕掛けて、打鐘の3コーナーで高橋を叩く。ライン3車で出切って最終回へ入ると、後方になった蒔田は2コーナーから反撃に出るが、バックから高橋も合わせてまくり出す。それでも前は遠く、無風で4コーナーを回った地元の荒井崇博(写真)が好展開を生かして抜け出した。
「深谷君のお陰です。やったーって言えばいい?(笑)。でも、それしか言いようがない。あそこまで早く行ってくれるとは思わなかった。最近の武雄バンクは今日(初日)みたいにバック向かいで強い風の日が多くて、その中で練習をしていたので、そういう意味では普段通りだった」
末を欠いた深谷知広は3着でゴールした。
「前受けは作戦通り。変にけん制などはしたくなかったので。久しぶりの実戦でペース配分が分からなかったですね。残り半周が良くなかったです。このギアでのレースがイマイチつかめてないので、そのあたりの踏み方や乗り方などで修正点もある。一晩ゆっくり考えて改善できれば」
「深谷君のお陰です。やったーって言えばいい?(笑)。でも、それしか言いようがない。あそこまで早く行ってくれるとは思わなかった。最近の武雄バンクは今日(初日)みたいにバック向かいで強い風の日が多くて、その中で練習をしていたので、そういう意味では普段通りだった」
末を欠いた深谷知広は3着でゴールした。
「前受けは作戦通り。変にけん制などはしたくなかったので。久しぶりの実戦でペース配分が分からなかったですね。残り半周が良くなかったです。このギアでのレースがイマイチつかめてないので、そのあたりの踏み方や乗り方などで修正点もある。一晩ゆっくり考えて改善できれば」
<12R>

郡司浩平選手
赤板過ぎに野原雅也、郡司浩平(写真)の順で前を切ったところを、山田英明が押さえて先頭に立つ。郡司はすんなり3番手を確保して、5番手に野原、7番手に宮本隼輔、最後方に小松崎大地で打鐘を迎える。その後も隊列に変化はなく、山田が徐々にスピードを上げると、郡司は最終2コーナー手前から一気のスパート。バックで山田を抜き去って、初日特選を快勝した。
「ちょっとイメージしていたレースとは違いましたね。思った以上にいい位置が取れました。あとは行けるか、行けないかでした。踏んだ感じは悪くないけど、踏んだ距離が短いのにバンクの重さを感じたんで、なんとも言えないですね。でも、しっかり仕掛けて(松坂洋平)とワンツーが決まっているんで、明日(2日目)以降につながるレースができました」
松坂洋平はバックから仕掛けてきた野原を止めて、しっかり郡司を追走した。
「全部、(郡司)浩平に任せていました。良い展開になりましたね。抜ければ最高だったんですけど。付いて行くにはそんなにキツくなかったんで、状態は悪くないと思います」
目標の宮本はなかなか仕掛けられなかったが、松浦悠士は2センターから鋭く伸びて3着に突っ込んだ。
「アップの時の感触がすごく悪くて、どうかなって感じだったんですけど、最後は伸びて行ったのでそれだけでも収穫があったと思います」
「ちょっとイメージしていたレースとは違いましたね。思った以上にいい位置が取れました。あとは行けるか、行けないかでした。踏んだ感じは悪くないけど、踏んだ距離が短いのにバンクの重さを感じたんで、なんとも言えないですね。でも、しっかり仕掛けて(松坂洋平)とワンツーが決まっているんで、明日(2日目)以降につながるレースができました」
松坂洋平はバックから仕掛けてきた野原を止めて、しっかり郡司を追走した。
「全部、(郡司)浩平に任せていました。良い展開になりましたね。抜ければ最高だったんですけど。付いて行くにはそんなにキツくなかったんで、状態は悪くないと思います」
目標の宮本はなかなか仕掛けられなかったが、松浦悠士は2センターから鋭く伸びて3着に突っ込んだ。
「アップの時の感触がすごく悪くて、どうかなって感じだったんですけど、最後は伸びて行ったのでそれだけでも収穫があったと思います」