今年2月大会に続くGIIIミッドナイト第3弾。ミッドナイトGIII日本名輪会カップ「オッズパーク杯」が、5月20日に武雄競輪場を舞台に始まった。21日には開催2日目が実施され、メインとなった準決では7Rで井上昌己、阿部将大が上位独占を決め、8Rでは木村皆斗が会心の逃げ切り勝ち。9Rでは地元エースの山田庸平が競りを凌いで差し切り勝ちを収めた。また、ガールズケイリンでは飯田風音が那須萌美を破って勝利を挙げ、石井寛子は順当に連勝で勝ち上がりを決めた。22日はシリーズ最終日。ガールズケイリン決勝は23時10分、男子決勝は23時30分に発走予定となっています。
なお、本場での車券発売やイベント、ファンサービス等はございません。テレビ、インターネット中継などでの観戦をお楽しみください。
<1R>

飯田風音選手
初手4番手をキープした飯田風音(写真)。すぐ後ろには那須萌美となり周回を重ねる。打鐘で一旦ペースが緩むと、押し出されるように山口優依が先頭に立つ、後方から伊澤茉那が最終ホームをめがけてカマす。飯田は山口を追い掛ける形から、バックでまくりを放つと、那須の猛追を振り切ってゴールを先頭で駆け抜けた。
「(レースは)昨日は早く行き過ぎて3着だったので、今日は遅めに仕掛けていきました。余裕を持って差されないようにまくっていきました。(2走して脚の感じは)あんまり良くないです。あんまり練習してなかったので、そこが出てますね。(決勝に向けて)優勝できるように頑張りたい。あとはローラーに一杯乗ります」
「(レースは)昨日は早く行き過ぎて3着だったので、今日は遅めに仕掛けていきました。余裕を持って差されないようにまくっていきました。(2走して脚の感じは)あんまり良くないです。あんまり練習してなかったので、そこが出てますね。(決勝に向けて)優勝できるように頑張りたい。あとはローラーに一杯乗ります」
<2R>

石井寛子選手
人気の石井寛子(写真)は打鐘で4番手の位置取り。打鐘の3コーナー付近から後ろの様子を気にしながら外に持ち出すと、最終ホームでカマしてきた又多風緑に合わせるように踏み込んで2番手をキープ。逃げる又多がバックを先頭で通過するも、石井が最後は鋭く抜け出して連勝を決めた。
「又多(風緑)さんとは久しぶりのレースで、走りづらいレースをしますし、半周は又多さんの作戦に入ってしまった。今日は雨でしたけど、脚は軽くは感じましたね。ただ、ゴール前の進みが悪かったので。もしかしたらキレが弱いのかなとは思います。2日間まったく感じが違うの、決勝は修正できるように」
「又多(風緑)さんとは久しぶりのレースで、走りづらいレースをしますし、半周は又多さんの作戦に入ってしまった。今日は雨でしたけど、脚は軽くは感じましたね。ただ、ゴール前の進みが悪かったので。もしかしたらキレが弱いのかなとは思います。2日間まったく感じが違うの、決勝は修正できるように」
<7R>

井上昌己選手
スタートで飛び出した鈴木竜士と阿部将大だったが、1番車の鈴木が前受けとなる。赤板で阿部が上昇すると、鈴木もペースを上げて誘導が外れ、阿部は一旦下げて態勢を立て直す。打鐘では一旦スローなピッチになり、打鐘の3コーナーから一気に阿部が仕掛けて鈴木を叩いて最終ホーム。飛び付きを狙った鈴木と渡邉豪大が絡むも、渡邉が凌いで位置を守る。阿部がグングン逃げてバックを通過すると、絶好の番手で4コーナーを迎えた井上昌己(写真)が最後はきっちり差し切って九州ラインで上位を独占した。
「誘導が残っていたら斬りにいくってことで、あとは鈴木君との勝負だなと。駆け出しで口が空いたし、ナチュラルな若い子のダッシュはきつくなってきましたね。ワンツースリーが決まって良かったと思う。踏んだ感じは悪くないし、道中も余裕はあります。前が頑張ってくれてるおかげ。状態は大丈夫です」
クレバーな組み立てから力強く風を切った阿部将大が2着に粘り込んだ。レース後は晴れやかな表情でインタビューに応えた。
「前を取れれば突っ張っていこうと思っていた。(鈴木は)粘りだろうなって思ったし、誘導を斬れたのでブーメランをしていこうと。あとは自分のタイミングで仕掛けていった。今の調子が良くない状態だったので、そういう中で主導権を取れたのは良かった。この感じだったら別府記念も良い手応えでいけそうだなと思う。ミッドの時間帯は特に気になっていないし、しっかりケアして明日(22日)に備えたいです」
「誘導が残っていたら斬りにいくってことで、あとは鈴木君との勝負だなと。駆け出しで口が空いたし、ナチュラルな若い子のダッシュはきつくなってきましたね。ワンツースリーが決まって良かったと思う。踏んだ感じは悪くないし、道中も余裕はあります。前が頑張ってくれてるおかげ。状態は大丈夫です」
クレバーな組み立てから力強く風を切った阿部将大が2着に粘り込んだ。レース後は晴れやかな表情でインタビューに応えた。
「前を取れれば突っ張っていこうと思っていた。(鈴木は)粘りだろうなって思ったし、誘導を斬れたのでブーメランをしていこうと。あとは自分のタイミングで仕掛けていった。今の調子が良くない状態だったので、そういう中で主導権を取れたのは良かった。この感じだったら別府記念も良い手応えでいけそうだなと思う。ミッドの時間帯は特に気になっていないし、しっかりケアして明日(22日)に備えたいです」
<8R>

木村皆斗選手
赤板過ぎに瀬戸晋作が纐纈洸翔を押さえる。初手で中団の木村皆斗(写真)が打鐘をめがけて仕掛けて主導権を握る。車を下げた瀬戸と、追い上げた纐纈で中団が激しくもつれながら最終ホームを通過する。軽快に逃げる木村が最終4コーナーを先頭で迎えると、そのまま力強く逃げ切った。
「1着を取れたのは良かったですけど、キツすぎてまわりが全く見えなかったですね。めちゃくちゃ悪いわけではないけど、めちゃくちゃいいわけではない。(連勝が続いているが)もっと勝たないといけないし、(A級に降級して)失った部分を取り戻さないといけない。最近はレースとか、練習は噛み合っているんですけどいつまでもそうだとは思わないので。決勝に向けて、体を仕上げたいですね」
木村をマークした大矢崇弘がしっかり食い下がって関東ワンツー。インタビューでは木村の強さに驚嘆の声をあげていた。
「最近は人の後ろを回ることも増えましたけど、今まで付いた中で一番強かったですね。レベルが違う感じでした。自分はギリギリ付いていった感じですね。今年はほとんど走れていないんですけど、こうやって展開ですけど決勝に乗れて、いいきっかけにしたいですね。決勝も木村君に何とか付いていけるように」
「1着を取れたのは良かったですけど、キツすぎてまわりが全く見えなかったですね。めちゃくちゃ悪いわけではないけど、めちゃくちゃいいわけではない。(連勝が続いているが)もっと勝たないといけないし、(A級に降級して)失った部分を取り戻さないといけない。最近はレースとか、練習は噛み合っているんですけどいつまでもそうだとは思わないので。決勝に向けて、体を仕上げたいですね」
木村をマークした大矢崇弘がしっかり食い下がって関東ワンツー。インタビューでは木村の強さに驚嘆の声をあげていた。
「最近は人の後ろを回ることも増えましたけど、今まで付いた中で一番強かったですね。レベルが違う感じでした。自分はギリギリ付いていった感じですね。今年はほとんど走れていないんですけど、こうやって展開ですけど決勝に乗れて、いいきっかけにしたいですね。決勝も木村君に何とか付いていけるように」
<9R>

山田庸平選手
地元のエース山田庸平(写真)は佐々木和紀に競られるレースだったが、打鐘の3コーナーで佐々木をドカして位置を守ると、最終ホームから巻き返した北津留翼をしっかり追走してゴール前できっちり差し切った。
「(競りのレースだったが)佐賀の後輩も見ているし、注目されていると思った。今日(21日)はしっかり北津留さんの後ろを守って気持ちで走りました。昨日よりは余裕があったと思うけど、人の後ろなので自力だとまだ脚が足りないなって思いました。選手紹介が終わってからルーティンがあるんですけど、それも早めに済ませてレースに集中できた。時間帯は仕方ないけど、明日には慣れるんじゃないかな。(地元GIII連続優勝は)できたらいいですね」
初手は正攻法で構えた北津留翼は、打鐘の2センターで渡邉雄太に叩かれてしまうが、萩原孝之が遅れたことで、番手に飛び付き、すかさず叩き返す。最後は山田に交わされたが、しっかりと2着に粘り込んだ。
「前を取って突っ張る作戦だったけど、(ナイター照明や雨の影響もあって)真っ白に見えてしまい、視界が悪かった。(渡邉の後ろが遅れたので)出ていくことができました。普段は寝る時間帯なので、時間がきついですね。脚的にはいつも通りだと思います」
「(競りのレースだったが)佐賀の後輩も見ているし、注目されていると思った。今日(21日)はしっかり北津留さんの後ろを守って気持ちで走りました。昨日よりは余裕があったと思うけど、人の後ろなので自力だとまだ脚が足りないなって思いました。選手紹介が終わってからルーティンがあるんですけど、それも早めに済ませてレースに集中できた。時間帯は仕方ないけど、明日には慣れるんじゃないかな。(地元GIII連続優勝は)できたらいいですね」
初手は正攻法で構えた北津留翼は、打鐘の2センターで渡邉雄太に叩かれてしまうが、萩原孝之が遅れたことで、番手に飛び付き、すかさず叩き返す。最後は山田に交わされたが、しっかりと2着に粘り込んだ。
「前を取って突っ張る作戦だったけど、(ナイター照明や雨の影響もあって)真っ白に見えてしまい、視界が悪かった。(渡邉の後ろが遅れたので)出ていくことができました。普段は寝る時間帯なので、時間がきついですね。脚的にはいつも通りだと思います」