ナイター開催で行なわれる別府競輪開設75周年記念「オランダ王国友好杯(GIII)」が6月5日に始まった。初日のメインは、番手にハマる展開からまくった新山響平を菅田壱道が差して北日本ワンツー。一次予選は比較的本命サイドでの決着が多く、地元からは阿部将大、一丸尚伍、小岩大介が順当に勝利を収め、甲斐俊祐も2着で勝ち上がった。6日は準決進出を懸けた二次予選をメインに実施される。
記念開催中は毎日、先着ファンサービスとして300人にうちわ・オリジナルクッキーをプレゼント。各回、先着200人に未確定車券抽選会、競輪レジェンド展望会・トークショーなどが予定されています。さらに6日には、先日S班のまま引退して大きな話題となった平原康多さんが来場。トークショーが開催されます。別府競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
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地元の一丸尚伍が正攻法に構え、鈴木裕と佐藤壮の千葉勢が中団に陣を取る。後ろ攻めとなった溝口葵が赤板手前から上昇していき先頭に躍り出る。鈴木が中団に追い上げていくと、一丸は打鐘過ぎに6番手へと下げる形に。中団を確保していた鈴木が最終2コーナーからまくるも、吉田敏洋のブロックで伸びを欠く。最終バックから大外を踏み込んだ一丸が直線で一気に抜け出して白星スタートを決めた。
「中団を取れれば良かったんですけどね。ちょっと突っ張ってもいいかなと思ったんですけど、逆にいかせて焦って踏んでくれるかなと。すんなり引くと溝口君のペースになるかなと思って。粘ったら引くかなと思ったんですけど、こだわってきたので下げました。本当は逃げたかったんですけど、自分のペースでいけたかなとは思います。しっかり車も出てくれましたし、悪くはないですね」
今井聡との競りを凌いで一丸の仕掛けに続いた市橋司優人が2着に入線し、2車単一番人気に応えてみせた。
「一丸さんが引いて来るかなと思って、車間を空けたら今井さんに入られてしまって。ただ、ダッシュとか瞬発力には自信があるのでなんとかついていけるかなと。とりあえず決まって良かったです。調子が良かった時に比べればまだまだなんですけど、ここまでケア中心にやってきて前回よりはいいです」
「中団を取れれば良かったんですけどね。ちょっと突っ張ってもいいかなと思ったんですけど、逆にいかせて焦って踏んでくれるかなと。すんなり引くと溝口君のペースになるかなと思って。粘ったら引くかなと思ったんですけど、こだわってきたので下げました。本当は逃げたかったんですけど、自分のペースでいけたかなとは思います。しっかり車も出てくれましたし、悪くはないですね」
今井聡との競りを凌いで一丸の仕掛けに続いた市橋司優人が2着に入線し、2車単一番人気に応えてみせた。
「一丸さんが引いて来るかなと思って、車間を空けたら今井さんに入られてしまって。ただ、ダッシュとか瞬発力には自信があるのでなんとかついていけるかなと。とりあえず決まって良かったです。調子が良かった時に比べればまだまだなんですけど、ここまでケア中心にやってきて前回よりはいいです」
<2R>
後ろ攻めとなった山本直が赤板手前から上昇し誘導員を降ろして先頭に立つ。山田雄大は甲斐俊祐の外まで追い上げ、打鐘過ぎ4コーナーから叩きに出るが、松永は連係を外してしまう。池野健太のカマシを察知した山田が古賀勝大を弾いて前団がもつれる。最終ホーム付近から車を外に持ち出していた甲斐が煽りを乗り越えて前団をのみ込むと、車間が空きながらも追走していた瀬戸晋作がゴール寸前で捕らえた。
「ジャンで(甲斐が)詰まっている感じでしたけど。展開的には良くなりました。甲斐君がすかさず行ってくれたので。甲斐君が強くて口が空いて、煽りもくらったんですけど。抜けているので。(脚力は)ちょっとずつ上がってきているのかなって。体がパリッとしなかったので、セッティングをいじろうかなって思ってます。ハンドル周りですかね」
初めての地元記念でプレッシャーがかかる一戦となった甲斐俊祐であったが、タイミングを逃すことなく仕掛けて見事に一次予選を突破した。
「(地元記念に向けて)準備していたので。展開も向きましたけどまくり切れたので、脚はいいんじゃないかなって思います。前か前中団で、詰まったところから行こうと思っていたんですけど。(フタをされて下げるかどうか)迷ったんですけど。すぐに池野さんラインにスイッチしていけたので。煽りもありましたけど、下りで乗り越えられた。1着を取りたかったけど瀬戸さんは脚があるので。ワンツーでなによりです」
「ジャンで(甲斐が)詰まっている感じでしたけど。展開的には良くなりました。甲斐君がすかさず行ってくれたので。甲斐君が強くて口が空いて、煽りもくらったんですけど。抜けているので。(脚力は)ちょっとずつ上がってきているのかなって。体がパリッとしなかったので、セッティングをいじろうかなって思ってます。ハンドル周りですかね」
初めての地元記念でプレッシャーがかかる一戦となった甲斐俊祐であったが、タイミングを逃すことなく仕掛けて見事に一次予選を突破した。
「(地元記念に向けて)準備していたので。展開も向きましたけどまくり切れたので、脚はいいんじゃないかなって思います。前か前中団で、詰まったところから行こうと思っていたんですけど。(フタをされて下げるかどうか)迷ったんですけど。すぐに池野さんラインにスイッチしていけたので。煽りもありましたけど、下りで乗り越えられた。1着を取りたかったけど瀬戸さんは脚があるので。ワンツーでなによりです」
<3R>

村上博幸選手
正攻法に構えた矢野昌彦が久米康平を赤板で突っ張ると、橋本優己が打鐘手前2コーナーの下りを使って一気に主導権取りへ。7番手に置かれた久米は最終ホーム手前から巻き返していくも、橋本をリードしていた村上博幸(写真)が最終3コーナーで的確にブロック。内を狙った原誠宏は最終4コーナーで橋本の前輪と接触して落車のアクシデントに見舞われる。村上と橋本が審議の対象に上がったが、入着順通りに村上が1着で決定した。
「(橋本は)先行意欲が強いなと感じたんですけど、ジャンでオーバーピッチかなとは思いましたね。一発目でイエローラインが気になって、その後も体が流れてしまって。判断ミスというか、出るか迷ってしまって。結果的にはワンツーですけど、理想的なワンツーではなかったですね」
打鐘手前から1周半以上踏み切った橋本優己が村上の援護を受けて2着に逃げ粘り2車単一番人気に応えてみせた。
「中団から組み立てようと思っていましたし、(矢野と久米が)踏み合うのか出させるのかは見ながらでした。ジャンで緩んだところをいけましたし、ああいう形はイメージできていたので。ホームからバックの加速がもう少し欲しいですし、GIで戦っている脇本(雄太)さんや寺崎(浩平)さんにつけている村上さんにも言われたので、自分でもそこが足りていないなと思います」
「(橋本は)先行意欲が強いなと感じたんですけど、ジャンでオーバーピッチかなとは思いましたね。一発目でイエローラインが気になって、その後も体が流れてしまって。判断ミスというか、出るか迷ってしまって。結果的にはワンツーですけど、理想的なワンツーではなかったですね」
打鐘手前から1周半以上踏み切った橋本優己が村上の援護を受けて2着に逃げ粘り2車単一番人気に応えてみせた。
「中団から組み立てようと思っていましたし、(矢野と久米が)踏み合うのか出させるのかは見ながらでした。ジャンで緩んだところをいけましたし、ああいう形はイメージできていたので。ホームからバックの加速がもう少し欲しいですし、GIで戦っている脇本(雄太)さんや寺崎(浩平)さんにつけている村上さんにも言われたので、自分でもそこが足りていないなと思います」
<4R>

渡邉豪大選手
渡邉豪大(写真)がS取りを決めて、岩谷拓磨を迎え入れて九州ラインが正攻法に構える。後ろ攻めとなった今村麟太郎が赤板過ぎに誘導員を降ろして先頭に立ち、村上直久ラインを出させて3番手取りに成功する。6番手まで下げた岩谷が自慢のダッシュを生かして打鐘過ぎ2センター付近から一気にスパート。鋭い踏み出しに車間が空き気味の渡邉だったが、しっかりと付け直すと余裕を持ってゴール前で差し切った。
「スタートが早い人が2人がいたので、取れるかわからなかったんですけど。取れたので、(岩谷は)引いてカマシかなって思っていたんですけど。ジャンで結構、村上さんがフカしたので、まくりになるかなって思いました。ダッシュがすごかったですね。拓磨のおかげです。追いついてからは余裕がありました。(岩谷とは)初連係でした。ダッシュがすごいんで、連係するときは気を付けないとですね」
地元の牧剛央までしっかりと連れ込もうと早めの仕掛けに出た岩谷拓磨が2着に粘り込み、九州ラインで確定板を独占した。
「思ったよりも村上さんが踏んだので、まくりかなって思ったんですけど。力任せに無理やりいったのできつかったです。今日(初日)はホームが重いので、カマシに行くときに脚を使いましたね。出てからは後ろを見て1番と5番(渡邉と牧)がいるのが見えたので、あとはペースでいきました。いい感じだったと思います」
「スタートが早い人が2人がいたので、取れるかわからなかったんですけど。取れたので、(岩谷は)引いてカマシかなって思っていたんですけど。ジャンで結構、村上さんがフカしたので、まくりになるかなって思いました。ダッシュがすごかったですね。拓磨のおかげです。追いついてからは余裕がありました。(岩谷とは)初連係でした。ダッシュがすごいんで、連係するときは気を付けないとですね」
地元の牧剛央までしっかりと連れ込もうと早めの仕掛けに出た岩谷拓磨が2着に粘り込み、九州ラインで確定板を独占した。
「思ったよりも村上さんが踏んだので、まくりかなって思ったんですけど。力任せに無理やりいったのできつかったです。今日(初日)はホームが重いので、カマシに行くときに脚を使いましたね。出てからは後ろを見て1番と5番(渡邉と牧)がいるのが見えたので、あとはペースでいきました。いい感じだったと思います」
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菊池岳仁選手
正攻法に構えていた菊池岳仁(写真)が赤板で上昇してきた房州輝也を突っ張ると、仲野結音が打鐘手前で叩いて出てペースを落とす。一旦は3番手の位置に収まった菊池は、最終ホーム手前から一気の巻き返しに出て主導権を奪い返す。ゴール前の踏み直しも良く、諸橋愛を振り切って堂々の逃げ切りを決めた。
「3人で決められなかったですし、自分のミスですね。反省点ですし下手くそでした。前から踏んでいって、やめてくれれば突っ張るつもりでしたし、出すかどうかはギリギリの判断でしたね。細かいところが甘かったですし、組み立て面とセッティングを修正したいですね」
諸橋愛は、菊池と何度も連係しているが、ゴール前でもスピードが落ちることがなかった菊池の踏み直しの良さに舌を巻いた。
「1個のラインを突っ張って、仲野が恐らく来るので出させて詰まったところを仕掛けるだろうと。余裕はあったけど、踏み直されたし強かったですね。自分も最後は出が悪かった。今日(初日)は緊張しましたね。いつも初日はそうなので、明日以降はよくなればいい」
「3人で決められなかったですし、自分のミスですね。反省点ですし下手くそでした。前から踏んでいって、やめてくれれば突っ張るつもりでしたし、出すかどうかはギリギリの判断でしたね。細かいところが甘かったですし、組み立て面とセッティングを修正したいですね」
諸橋愛は、菊池と何度も連係しているが、ゴール前でもスピードが落ちることがなかった菊池の踏み直しの良さに舌を巻いた。
「1個のラインを突っ張って、仲野が恐らく来るので出させて詰まったところを仕掛けるだろうと。余裕はあったけど、踏み直されたし強かったですね。自分も最後は出が悪かった。今日(初日)は緊張しましたね。いつも初日はそうなので、明日以降はよくなればいい」
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佐藤友和選手
後ろ攻めとなった内山雅貴が中川聖大にフタをする形から打鐘目掛けて踏み込んでいくと、正攻法に構えていた阿部拓真は近藤保の内で粘って番手を取り切る。最終ホーム手前から中川が巻き返しを狙ったが、気配を察知した阿部が合わせて番手まくり。佐藤友和(写真)は大野悟郎を最終3コーナーで捌いてコースを確保し、2センターで外を踏み込んで突き抜けた。
「スタートが取れたのであとは好きに走ってもらえればって思っていました。思ったよりも(内山が)こなかったので、本人(阿部)も迷ったんじゃないですかね。僕は阿部君が走りやすいようにと思って。阿部君は後ろを振り向かないので。ひたすらに前に踏んでいってくれました。自分の感覚では2センターぐらいから踏んだと思うんですけど。思ったよりも伸びたんですけど、阿部君は自分の力で残ってくれました」
北勢の後ろを選択していた今岡徹二が佐藤の動きにしっかりと付け切って2着に入線した。
「(北勢の後ろを選択した理由としては)阿部さんはあこがれの選手なので。ついてみたいなって思いました。前々に踏むので。後方にはならないですし、緩めばカマす選手なので、ラインとして心強いですね。そういうレーススタイルを見習いたいです。内山君の切り方が甘かったので、ハコ勝負行くなって思って準備をしていたので反応できました。(最後は)友和さんだけ見て。2着になれると思っていなかったんですけど、感覚はいいと思います」
「スタートが取れたのであとは好きに走ってもらえればって思っていました。思ったよりも(内山が)こなかったので、本人(阿部)も迷ったんじゃないですかね。僕は阿部君が走りやすいようにと思って。阿部君は後ろを振り向かないので。ひたすらに前に踏んでいってくれました。自分の感覚では2センターぐらいから踏んだと思うんですけど。思ったよりも伸びたんですけど、阿部君は自分の力で残ってくれました」
北勢の後ろを選択していた今岡徹二が佐藤の動きにしっかりと付け切って2着に入線した。
「(北勢の後ろを選択した理由としては)阿部さんはあこがれの選手なので。ついてみたいなって思いました。前々に踏むので。後方にはならないですし、緩めばカマす選手なので、ラインとして心強いですね。そういうレーススタイルを見習いたいです。内山君の切り方が甘かったので、ハコ勝負行くなって思って準備をしていたので反応できました。(最後は)友和さんだけ見て。2着になれると思っていなかったんですけど、感覚はいいと思います」
<7R>
充実4車ラインを形成した東矢圭吾が、後ろ攻めから上昇してきた格清洋介を突っ張ってから、落ち着いてペースをスローに落とす。打鐘過ぎ3コーナーから格清が力ずくでカマシを狙ったが、気配を察知した東矢がしっかりと合わせ切る。阿部将大は最終バックで格清の外を追い上げて東矢に付け直すと、余裕を持ってゴール前で抜け出した。
「東矢が強いので信頼していたんですけど、地元のプレッシャーで緊張しました。最近不甲斐ないレースが続いていたし、ワンツーが決まって良かったです。格清さんがどこで来るかだけだったので。人の後ろというのはありますけど、今日(初日)は余裕がありすぎましたしここ最近の中で一番状態はいいですね」
長いラインを生かそうと長い距離での勝負に出た東矢圭吾がゴール前でも失速することなく2着に粘り込み一次予選を突破した。
「前からの組み立てで押さえに来るのが緩かったら突っ張ろうと思ってました。1周半じゃ誰も来ないかなと思っていたし、追い出しかなと思ったら影が見えたので合わせて踏んで。自転車がけっこう流れてくれましたね。青森が終わってから体調を崩して2、3日練習できていなかったんですけど、けっこう踏めていたので悪くないかなと。あとは最後の踏み直しだけですね」
「東矢が強いので信頼していたんですけど、地元のプレッシャーで緊張しました。最近不甲斐ないレースが続いていたし、ワンツーが決まって良かったです。格清さんがどこで来るかだけだったので。人の後ろというのはありますけど、今日(初日)は余裕がありすぎましたしここ最近の中で一番状態はいいですね」
長いラインを生かそうと長い距離での勝負に出た東矢圭吾がゴール前でも失速することなく2着に粘り込み一次予選を突破した。
「前からの組み立てで押さえに来るのが緩かったら突っ張ろうと思ってました。1周半じゃ誰も来ないかなと思っていたし、追い出しかなと思ったら影が見えたので合わせて踏んで。自転車がけっこう流れてくれましたね。青森が終わってから体調を崩して2、3日練習できていなかったんですけど、けっこう踏めていたので悪くないかなと。あとは最後の踏み直しだけですね」
<8R>
大外枠の守澤太志がスタートで勢いよく飛び出すと、内枠の山口貴弘にこそ負けたものの中団の位置を確保して酒井雄多を迎え入れる。後ろ攻めとなった和泉尚吾が赤板過ぎに押さえて先頭に立ったが、6番手でタイミングを見計らっていた酒井が打鐘過ぎ3コーナーから一気の巻き返し。余裕を持って追走していた守澤が後方からまくってきた長松空吾の位置を確認しながら直線で抜け出した。
「本当は前からが良かったんですけど。後ろよりは中団が取れて良かったです。(酒井は煽りを受けて)だいぶ下からダッシュをしていたので、出が悪くなるかなって思ったんですけど。しっかり仕掛けてくれればどうにかなると思ったので。4車だったので後ろを連れ込めなくて申し訳なかったです。ダッシュはすごかったですけど、そのあとは余裕があったので。関(貴之)さんが絡まれているのも見て、(長松の)まくりも見てでした。(日本選手権から使っている新車は)ダッシュが効くので、自分の弱い所を補ってくれていますね」
酒井雄多は仕掛けようと思っていたタイミングで前団に煽りを受けながらも、怯むことなく力強く踏み込んでいき、ゴール前もしぶとく粘り込んで2着に入線した。
「(スタートで出遅れて)後ろからになりそうだったので、守澤さんのおかげです。長松君が蛇行していてタイミングを取りずらかったですね。良くないタイミングで行ってしまってめちゃくちゃきつかったです。とりあえずワンツーが決まって良かったです。まだ4車で決めるには脚が足りないですね。ちょっと叩くのに手こずってホームで脚を使いました」
「本当は前からが良かったんですけど。後ろよりは中団が取れて良かったです。(酒井は煽りを受けて)だいぶ下からダッシュをしていたので、出が悪くなるかなって思ったんですけど。しっかり仕掛けてくれればどうにかなると思ったので。4車だったので後ろを連れ込めなくて申し訳なかったです。ダッシュはすごかったですけど、そのあとは余裕があったので。関(貴之)さんが絡まれているのも見て、(長松の)まくりも見てでした。(日本選手権から使っている新車は)ダッシュが効くので、自分の弱い所を補ってくれていますね」
酒井雄多は仕掛けようと思っていたタイミングで前団に煽りを受けながらも、怯むことなく力強く踏み込んでいき、ゴール前もしぶとく粘り込んで2着に入線した。
「(スタートで出遅れて)後ろからになりそうだったので、守澤さんのおかげです。長松君が蛇行していてタイミングを取りずらかったですね。良くないタイミングで行ってしまってめちゃくちゃきつかったです。とりあえずワンツーが決まって良かったです。まだ4車で決めるには脚が足りないですね。ちょっと叩くのに手こずってホームで脚を使いました」
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竹内智彦選手
後ろ攻めから上昇していった治田知也が赤板過ぎに誘導員を降ろして先頭に立つと、正攻法に構えていた隅田洋介が4番手の位置まで車を下げて中団をキープする。6番手となった佐々木豪が最終ホーム手前からカマシを狙ったが、竹内智彦(写真)が最終1センターで大きくけん制する。佐々木のスピードが鈍りだすと、最終バック、3コーナーで軽く外に振りながら直線でシャープに抜け出した竹内がゴール線へ一番乗りを決めた。
「(治田が)あんだけスピードに乗せていってくれたし、佐々木豪のスピードに合っていましたね。カカっていたし、自分も止めやすかったです。最後もタレるかなと思ったんですけど踏み直していたので。あと来るのは隅田だけなのも分かっていたので。楽に付けられたし、展開も良かったです」
今節が3度目の記念シリーズであった治田知也が強敵撃破に成功。S級に特別昇級してからFIシリーズも含めて初めて初日を突破した。
「主導権を取れれば、いくらでもチャンスはあるかなと思っていました。自分でペースを上げて、自分が一番得意なレースパターンになりました。バンクも軽く感じましたね。もうちょっと踏む場所を考えられれば、別線もきづらいかなとは思うし、そこだけですかね。100点に近いレースができたと思います」
「(治田が)あんだけスピードに乗せていってくれたし、佐々木豪のスピードに合っていましたね。カカっていたし、自分も止めやすかったです。最後もタレるかなと思ったんですけど踏み直していたので。あと来るのは隅田だけなのも分かっていたので。楽に付けられたし、展開も良かったです」
今節が3度目の記念シリーズであった治田知也が強敵撃破に成功。S級に特別昇級してからFIシリーズも含めて初めて初日を突破した。
「主導権を取れれば、いくらでもチャンスはあるかなと思っていました。自分でペースを上げて、自分が一番得意なレースパターンになりました。バンクも軽く感じましたね。もうちょっと踏む場所を考えられれば、別線もきづらいかなとは思うし、そこだけですかね。100点に近いレースができたと思います」
<10R>
坂本周輝が後ろ攻めから上昇していき、赤板過ぎに誘導員を降ろすと、中団に構えていた林慶次郎が打鐘手前の2コーナーで手早く叩いて先行態勢に入る。7番手まで下げていた磯川勝裕が打鐘過ぎ3コーナー付近から巻き返しを狙ったが、小岩大介が最終1センターで大きくブロック。内を狙っていた柴田洋輔の動きにも対応して林に付け直すと、ゴール寸前で抜け出して1着。落車明けにも地元で人気に応えてみせた。
「正直、ほっとしていますね。慶次郎と2人で点数が高いので人気にもなりますし。どこまでやれるかはわからなかったんですけど、なんとかワンツーが決まって良かったです。怪我する前の慶次郎を知っているんですけど、その中でも本人は仕上げてきているのかなって思いました。(最終1コーナーで)一回ジャブを入れて、もう一回来るようなら体で当たろうと思っていました。車間が空いてまずいかなって思ったんですけど。今日(初日)は追い込みが有利ですかね。バンクが軽いので、力を使わずにつけられました。(この1走で状態を判断するのは)難しいですけど、7、8割ではこれたかなって。まだ全開でダッシュに行けないので、明日以降はどうなるかなっていう感じですけど。ゆっくり休んで肩のケアをしたい」
約2カ月ぶりのレースで、小岩を背負うプレッシャーを跳ねのけて一次予選を突破した林慶次郎もほっと胸をなでおろす。
「(怪我明けの)小岩さんがダッシュに難ありっていう感じだったんで、前を取って引いてカマすよりも、しっかりレースを作ろうと思っていました。(押さえたあと)流れてくれましたし、踏まずにペースを上げられました。誰か来たら小岩さんが止めてくれると思っていたので。バックでいっぱいだったんですけど、ラインのおかげで残れました。意外と走れるのかなって。ダッシュはわからないですけど、スローペースからの立ち上げは(怪我の)影響なく走れたんで、収穫ですね」
「正直、ほっとしていますね。慶次郎と2人で点数が高いので人気にもなりますし。どこまでやれるかはわからなかったんですけど、なんとかワンツーが決まって良かったです。怪我する前の慶次郎を知っているんですけど、その中でも本人は仕上げてきているのかなって思いました。(最終1コーナーで)一回ジャブを入れて、もう一回来るようなら体で当たろうと思っていました。車間が空いてまずいかなって思ったんですけど。今日(初日)は追い込みが有利ですかね。バンクが軽いので、力を使わずにつけられました。(この1走で状態を判断するのは)難しいですけど、7、8割ではこれたかなって。まだ全開でダッシュに行けないので、明日以降はどうなるかなっていう感じですけど。ゆっくり休んで肩のケアをしたい」
約2カ月ぶりのレースで、小岩を背負うプレッシャーを跳ねのけて一次予選を突破した林慶次郎もほっと胸をなでおろす。
「(怪我明けの)小岩さんがダッシュに難ありっていう感じだったんで、前を取って引いてカマすよりも、しっかりレースを作ろうと思っていました。(押さえたあと)流れてくれましたし、踏まずにペースを上げられました。誰か来たら小岩さんが止めてくれると思っていたので。バックでいっぱいだったんですけど、ラインのおかげで残れました。意外と走れるのかなって。ダッシュはわからないですけど、スローペースからの立ち上げは(怪我の)影響なく走れたんで、収穫ですね」
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尾形鉄馬選手
正攻法に構えていた窓場千加頼が赤板で突っ張る素振りを見せたが、畝木努が諦めず踏み込み先頭に躍り出る。両ラインの動きを冷静に見ていた中島詩音がうまく回しながら脚を使わずに先頭に立つと、打鐘過ぎ4コーナから一気にペースアップ。窓場が最終ホーム手前から巻き返しを狙ったが、思うように自転車が進んでいかない。中団から合わせて踏み込んだ畝木も外に浮いてしまうと、中島をリードしていた尾形鉄馬(写真)が絶好展開をものにして白星スタートを決めた。
「中島君は駆けると強いのは分かっていたし、自分も何かしないとと。来たら止めるつもりだったんですけど来なかったので展開が良かったです。ラインで決まりましたし、うれしいですね。レース間隔はつまっているので、レース勘は悪くないですし脚的にも問題ないです」
持ち前の先行力を発揮して強敵撃破に成功した中島詩音が堂々の2着で一次予選を突破した。
「一番理想的な初手になりましたし、しっかり後ろとモニターを見ながら走れましたね。ホームで来ているのが見えたので、徐々に上げていく感じで踏めました。練習でいいタイムが出るようになってきたし、競走で出てくれればいいなとは思っていたんですけど。こういう場面で結果が出せて良かったです」
「中島君は駆けると強いのは分かっていたし、自分も何かしないとと。来たら止めるつもりだったんですけど来なかったので展開が良かったです。ラインで決まりましたし、うれしいですね。レース間隔はつまっているので、レース勘は悪くないですし脚的にも問題ないです」
持ち前の先行力を発揮して強敵撃破に成功した中島詩音が堂々の2着で一次予選を突破した。
「一番理想的な初手になりましたし、しっかり後ろとモニターを見ながら走れましたね。ホームで来ているのが見えたので、徐々に上げていく感じで踏めました。練習でいいタイムが出るようになってきたし、競走で出てくれればいいなとは思っていたんですけど。こういう場面で結果が出せて良かったです」
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菅田壱道選手
号砲とともに内枠の3名と、単騎の坂井洋が勢いよく飛び出したが、ややけん制も入りながら岩本俊介がSを取って深谷知広を迎え入れる。新山響平が4番手の位置で構え、単騎の坂井は6番手に。7番手の位置からとなった寺崎浩平が青板周回のバック付近から上昇していき、深谷の突っ張りを警戒しながら先頭に立つ。そのあとすかさず新山が寺崎を叩いて先頭に踊り出たが、単騎の山崎賢人がさらに叩いて残り一周。後方7番手に置かれてしまった深谷が反撃に出たが、山崎の後ろにはまる形となった新山が気配を察知してまくり発動。隙なく追走した菅田壱道(写真)が直線で抜け出して見事にワンツーを決めた。
「(初手は中団からとなったが)響平も前を取って突っ張るだけじゃなくて、戦法に幅を持たせる意味でもだと思います。山崎君は単騎でも緩んでいたらホームぐらいで来るかなって思っていたんで。後ろに誰もついてきていないことを確認して迎え入れました。いいレースをしてくれました。そのあと被る前に仕掛けてくれたので、しっかり追走して。絶対に抜けないと思っていたんですけど、直線だけで抜けたので悪くないんじゃないかなって。絶好調っていうわけじゃないですけど、余裕もありましたし1着も取れたので。でもまだ上がっていくなっていう感覚はありますね」
新山響平は代名詞とも言える突っ張り先行ではなく、戦い方に変化をつけて中団からの組み立てに。山崎の動きは想定していなかったものの、深谷の仕掛けに冷静に対応。鋭いまくりを披露して2着に入線した。
「菅田さんが希望通りのところを取ってくれたので。寺崎君もダッシュがすごかったので(前に出る前まで)結構、踏みました。でもすぐに山崎さんがきたのでラッキーでした。(山崎の動きは)想定はしていなかったんですけど。深谷さんを確認して、(山崎を)まくれるかはわからなかったんですけど。割と進みましたけど、押し切りたかったですね。疲れは少しずつ抜けてくれてくれると思うので」
岩本俊介は深谷が新山に合わされてしまい苦しいと判断するやいなや、菅田の後ろにうまくスイッチ。坂井を締め込みながら直線で外を踏み込んで3着に入線した。
「いつも通り新山君が前を取ると思ったんで、その後ろを狙っていたんですけど。(山崎が叩いて)スピードにも乗っていましたし、新山君が番手にはまるっていう絶体絶命的な展開になりましたけど。それでも仕掛けてくれたので。深谷君はさすがですよね。たまたま(坂井の前が)空いていたので入れましたけど、GIじゃそうもいかないと思うので。ああいう動きにはまだ慣れていないんですけど、松谷(秀幸)さんもついていましたし。判断的にはギリギリでしたね。スタートで脚を使ったんですけど、深谷君にしっかりついて行けましたし、3着まで行けたので」
「(初手は中団からとなったが)響平も前を取って突っ張るだけじゃなくて、戦法に幅を持たせる意味でもだと思います。山崎君は単騎でも緩んでいたらホームぐらいで来るかなって思っていたんで。後ろに誰もついてきていないことを確認して迎え入れました。いいレースをしてくれました。そのあと被る前に仕掛けてくれたので、しっかり追走して。絶対に抜けないと思っていたんですけど、直線だけで抜けたので悪くないんじゃないかなって。絶好調っていうわけじゃないですけど、余裕もありましたし1着も取れたので。でもまだ上がっていくなっていう感覚はありますね」
新山響平は代名詞とも言える突っ張り先行ではなく、戦い方に変化をつけて中団からの組み立てに。山崎の動きは想定していなかったものの、深谷の仕掛けに冷静に対応。鋭いまくりを披露して2着に入線した。
「菅田さんが希望通りのところを取ってくれたので。寺崎君もダッシュがすごかったので(前に出る前まで)結構、踏みました。でもすぐに山崎さんがきたのでラッキーでした。(山崎の動きは)想定はしていなかったんですけど。深谷さんを確認して、(山崎を)まくれるかはわからなかったんですけど。割と進みましたけど、押し切りたかったですね。疲れは少しずつ抜けてくれてくれると思うので」
岩本俊介は深谷が新山に合わされてしまい苦しいと判断するやいなや、菅田の後ろにうまくスイッチ。坂井を締め込みながら直線で外を踏み込んで3着に入線した。
「いつも通り新山君が前を取ると思ったんで、その後ろを狙っていたんですけど。(山崎が叩いて)スピードにも乗っていましたし、新山君が番手にはまるっていう絶体絶命的な展開になりましたけど。それでも仕掛けてくれたので。深谷君はさすがですよね。たまたま(坂井の前が)空いていたので入れましたけど、GIじゃそうもいかないと思うので。ああいう動きにはまだ慣れていないんですけど、松谷(秀幸)さんもついていましたし。判断的にはギリギリでしたね。スタートで脚を使ったんですけど、深谷君にしっかりついて行けましたし、3着まで行けたので」