別府競輪場で行なわれているナイターGIII「令和7年度施設整備等協賛競輪(GIII)」は、10月17日が大会2日目。勝ち上がりの二次予選は好配当が続いたが、最終12レースは伊藤颯馬に乗った阿部将大がきっちり人気に応えた。ガールズケイリンは、児玉碧衣、石井寛子、那須萌美がそれぞれ予選1、2を連勝。18日の3日目は男女ともにファイナリストを決する勝負の準決が実施される。
GIII開催中は毎日、午後2時より先着300名様にオリジナルトートバッグをプレゼント。佐々木昭彦さん、山口幸二さん、内林久徳さん、山口真未さんらによるレース展望会&トークショー、未確定車券抽選会や別府ナイトマルシェなどが予定されています。さらに18日には、高木真備presentsわんにゃんフェステイバル、日野未来トークショー、シンガーソングライターChiyo Tiaライブ、上坂ゆみえ演歌ステージ、フラダンスステージ、大分支部選手トークショーと盛りだくさんイベントを実施予定。別府競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
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石井寛子選手
熊谷芽緯がS取りを決めて、外枠の石井寛子(写真)も出てみて初手の位置取りを探っていたが、結果的に最後方まで下げる。正攻法に構えていた熊谷は赤板付近から誘導員との車間を空けてライバルの動向を窺いながら間合いを取る。永塚祐子が刈込奈那の外まで追い上げてフタをしたところで打鐘を迎える。内に包まれてしまった刈込はまず成田可菜絵を掬い、最終ホームで三宅玲奈を掬って熊谷の後ろに入る。後方に置かれたままだった石井は、最終1コーナーから判断よくまくり上げていくと、最終3コーナーで踏み遅れていた刈込の前に入って一息入れ、最終2センターから車を外に持ち出して連勝ゴールを決めた。
「今日(2日目)の1着はまぐれではないです。スタートは想定内でした。前はいらなくて、熊谷さんの後ろが欲しかったけど、みんな欲しいよなと。自分でいけた。体は完璧じゃないけど、自転車が進んでくれる。いまの体の状態と自転車がマッチしているのかな。感覚以上に進んでいる。別府の風が押してくれているのかな。勝負は明日。明日やらかしたら終わりなので」
正攻法の構えから落ち着いてペースを刻んでいった熊谷芽緯は石井に追い込まれる形となって2着でゴール線を通過したものの、手ごたえは決して悪くない。バンクとの相性も良さそうで、勝負の準決を前に自信をのぞかせている。
「スタートは取る気はなかったけど、誰もいかないので取った。結果的にスタートを取って良かったなと、終わってから思った。誘導がいなくなってからはペースに入れようと思って、早め早めに踏んだので、誰もこないでと思っていた。脚の状態はすごくいい。バンクも合っていると思う」
「今日(2日目)の1着はまぐれではないです。スタートは想定内でした。前はいらなくて、熊谷さんの後ろが欲しかったけど、みんな欲しいよなと。自分でいけた。体は完璧じゃないけど、自転車が進んでくれる。いまの体の状態と自転車がマッチしているのかな。感覚以上に進んでいる。別府の風が押してくれているのかな。勝負は明日。明日やらかしたら終わりなので」
正攻法の構えから落ち着いてペースを刻んでいった熊谷芽緯は石井に追い込まれる形となって2着でゴール線を通過したものの、手ごたえは決して悪くない。バンクとの相性も良さそうで、勝負の準決を前に自信をのぞかせている。
「スタートは取る気はなかったけど、誰もいかないので取った。結果的にスタートを取って良かったなと、終わってから思った。誘導がいなくなってからはペースに入れようと思って、早め早めに踏んだので、誰もこないでと思っていた。脚の状態はすごくいい。バンクも合っていると思う」
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那須萌美選手
藤原春陽がS取りに出たが、外枠の太田美穂が上昇してくると迎え入れる形で2番手の位置に収まる。初手で7番手の位置となった高橋美沙紀が打鐘前から上昇していき太田を叩いて先行態勢に入る。正攻法に構えていた太田は、高橋と追走してきた豊田美香の2車を出させたが、勝負所だと判断して最終1コーナーから早くも反撃を開始。太田のまくりに藤原が続いていたが、ゴール前で太田の内にいって失敗。その後ろに付けていた那須萌美(写真)が、最終2センターから外を踏み込んで直線で突き抜けた。
「(2走目の感触は)昨日(初日)よりもすごくいいと思います。昨日はお腹に力が入らない感じだったんですけど、今日は良かったです。永塚(祐子)さんに体の使い方を教えてもらって良くなりました。道中も落ち着いて走れましたし、最終バックでは差せるかなって思えるくらいだったので。取りこぼしのないように、疲れを残さないようにしたい」
前走の高橋が太田にまくられてしまい、最終バックで内に包まれる形となっていた豊田美香であったが、最終3コーナーからコースができると那須の後ろに切り替える形から2着に突っ込んだ。
「ホームで高橋さんとの車間を詰める勢いで先に行きたかったんですけど。(高橋が)駆けてしまって、外からも来られて内で被ってしまって。コースが開けてからは無我夢中で踏みました。太田さんよりも先に仕掛けたかったんですけど、遅かったですね。(最後の伸びに関しては)4コーナーの下りで再加速できたので、ゴール線だけ見て行けるところまでと思って踏みました。脚は悪くないと思うんですけど、自信のない走りになってしまって。迷ってしまったところもあったので。臨機応変に走れるように」
「(2走目の感触は)昨日(初日)よりもすごくいいと思います。昨日はお腹に力が入らない感じだったんですけど、今日は良かったです。永塚(祐子)さんに体の使い方を教えてもらって良くなりました。道中も落ち着いて走れましたし、最終バックでは差せるかなって思えるくらいだったので。取りこぼしのないように、疲れを残さないようにしたい」
前走の高橋が太田にまくられてしまい、最終バックで内に包まれる形となっていた豊田美香であったが、最終3コーナーからコースができると那須の後ろに切り替える形から2着に突っ込んだ。
「ホームで高橋さんとの車間を詰める勢いで先に行きたかったんですけど。(高橋が)駆けてしまって、外からも来られて内で被ってしまって。コースが開けてからは無我夢中で踏みました。太田さんよりも先に仕掛けたかったんですけど、遅かったですね。(最後の伸びに関しては)4コーナーの下りで再加速できたので、ゴール線だけ見て行けるところまでと思って踏みました。脚は悪くないと思うんですけど、自信のない走りになってしまって。迷ってしまったところもあったので。臨機応変に走れるように」
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児玉碧衣選手
齊藤由紀がS取りに動き、畠山ひすいがその後ろに構える。児玉碧衣(写真)は後方の6番手で周回を重ねる。打鐘で誘導員が退避すると、けん制し合う流れとなってペースがスローダウン。打鐘過ぎ2センターでイエローラインの外まで登った児玉が4コーナーの下りを使って一気のカマシを敢行する。真後ろにいた布居光は踏み出しで口が空いてしまい、最終1センターから後退していく。児玉の仕掛けに合わせて3番手から踏み込んで俊敏に切り替えを狙った當銘直美だったが、追いつくどころかじわじわと引き離されていき、児玉が後続を6車身も引き離して連勝を17に伸ばした。
「初日に1周行けなかったので今日(2日目)はいこうと。低速になって上に上がる感じになったのできついなと思ったけど、4コーナー、ホーム線目掛けて仕掛けられた。バンクが初日より重くて、風もあった。バンクコンディションがいいと言えない中で、体の感じ的には悪くないなと。回転は初日よりマシだなと。しっかりとケアをして、残り2日間も力を出し切れるように」
初手で畠山ひすいの後ろにつけていた當銘直美は最終ホームで判断よく切り替えを狙ったが、児玉に追いつくことはできなかった。それでも後ろに交わされることなく自力を出して2着に踏みとどまれたことに手ごたえをつかんだ様子。
「前々とは思っていた。スタートは畠山さんが見えてけん制しちゃったけど、児玉さんの後ろか畠山さんの後ろを取りたかったので理想通りではあった。畠山さんのダッシュ具合を見て、自分で(タテを)出せそうで頑張って踏んだけど、そこからが地獄でした。後ろに差されず2着なのでまずまず。畠山さんにまくられるかと思った。いつもは下を向いてもがくんですけど、児玉さんを見てもがいたので、その分、進んだのかなと。いい走りができているのかなと」
「初日に1周行けなかったので今日(2日目)はいこうと。低速になって上に上がる感じになったのできついなと思ったけど、4コーナー、ホーム線目掛けて仕掛けられた。バンクが初日より重くて、風もあった。バンクコンディションがいいと言えない中で、体の感じ的には悪くないなと。回転は初日よりマシだなと。しっかりとケアをして、残り2日間も力を出し切れるように」
初手で畠山ひすいの後ろにつけていた當銘直美は最終ホームで判断よく切り替えを狙ったが、児玉に追いつくことはできなかった。それでも後ろに交わされることなく自力を出して2着に踏みとどまれたことに手ごたえをつかんだ様子。
「前々とは思っていた。スタートは畠山さんが見えてけん制しちゃったけど、児玉さんの後ろか畠山さんの後ろを取りたかったので理想通りではあった。畠山さんのダッシュ具合を見て、自分で(タテを)出せそうで頑張って踏んだけど、そこからが地獄でした。後ろに差されず2着なのでまずまず。畠山さんにまくられるかと思った。いつもは下を向いてもがくんですけど、児玉さんを見てもがいたので、その分、進んだのかなと。いい走りができているのかなと」
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塚本大樹選手
後ろ攻めとなった山根慶太が赤板過ぎに押さえて出ると、追って上がってきた青柳靖起をけん制するように上に登りながら踏み込んでいったが、橋本瑠偉が空いた内を狙って中四国勢を掬って前に出る。そこを押さえて先頭に出切った青柳がペースを落としていると、上杉嘉槻が一気のカマシで主導権取りへ。中近ラインを受けて3番手に入った青柳が空いていた車間を詰める勢いで外を踏み込んだが、柴崎に張られてしまう。冷静にコースを見極めた塚本大樹(写真)が青柳と柴崎の間をシャープに伸びてゴール線を突き抜けた。
「スタートはあの位置(後ろ中団)が欲しかった。取れて良かったです。(最後は)踏まずに吸い込まれるような感じで入っていったので、本当に踏んでいない。落車の影響もないし、自転車も大丈夫。修正箇所もないですね。踏めばもっと伸びていたと思う。そろそろ決勝で3着以内に走りたいので準決も頑張る」
ダッシュ良くカマシを放った上杉と呼吸を合わせていた柴崎淳は青柳のまくりを張って抜け出しを狙ったが、直線で塚本に強襲を許してしまい2着でゴール。反省点を整理しつつも、上積みを実感している様子だ。
「(別線が打鐘付近で)踏み合ったのでチャンスやと。スタートから別線がけん制し合ってくれて、あの位置が取れたので良かった。後ろ攻めを覚悟していたので。良いタイミングで上杉君がいってくれた。2コーナーのところで少し詰めすぎちゃった。ついていて気持ちのいい感じでした。前回より体の状態はまし」
「スタートはあの位置(後ろ中団)が欲しかった。取れて良かったです。(最後は)踏まずに吸い込まれるような感じで入っていったので、本当に踏んでいない。落車の影響もないし、自転車も大丈夫。修正箇所もないですね。踏めばもっと伸びていたと思う。そろそろ決勝で3着以内に走りたいので準決も頑張る」
ダッシュ良くカマシを放った上杉と呼吸を合わせていた柴崎淳は青柳のまくりを張って抜け出しを狙ったが、直線で塚本に強襲を許してしまい2着でゴール。反省点を整理しつつも、上積みを実感している様子だ。
「(別線が打鐘付近で)踏み合ったのでチャンスやと。スタートから別線がけん制し合ってくれて、あの位置が取れたので良かった。後ろ攻めを覚悟していたので。良いタイミングで上杉君がいってくれた。2コーナーのところで少し詰めすぎちゃった。ついていて気持ちのいい感じでした。前回より体の状態はまし」
<8R>
号砲で勢いよく飛び出した長島大介が正攻法に構える。初手で中団に位置していた真鍋智寛が、後ろ攻めから上昇していき、誘導員の後ろへと収まっていた尾方祐仁を叩いて打鐘手前で先頭に躍り出る。後方7番手まで下げた長島に動きはなく、真鍋が絶妙なペース配分でレースを支配する。絶好展開が訪れた堤洋が有利に抜け出して、今年3月の平塚F1初日以来となる白星を手に準決への勝ち上がりを決めた。
「(真鍋は)うまいペースで駆けてくれて強かったですね。ホームでケツを上げたんで、自分も上げたかったけどいっぱいで上げられなかった。(別線がまくりに)きたら止められる感じでしたけど、バックでもこなかったんで。踏み直されてあれ(抜けない)かなと思ったんですけどね。なんとかですね。久しぶりの1着が取れて良かったです」
四国ライン3番手を回っていた高原仁志は最終2センターで外を踏み込んできた尾方を張ってスピードを鈍らせると、そのまま外を踏み込んで2着に突っ込んだ。
「外から(踏んで)の2着なので良かったと思います。やっぱり前(真鍋)の力ですね。前が強かったので、脚を使わずに出られて。うまいタイミングでついていけたんで、残り1周からは余裕がありました。最後も2番を振っていけたんで。いっぱいだったら外に持ち出す気にもなれないんでね」
「(真鍋は)うまいペースで駆けてくれて強かったですね。ホームでケツを上げたんで、自分も上げたかったけどいっぱいで上げられなかった。(別線がまくりに)きたら止められる感じでしたけど、バックでもこなかったんで。踏み直されてあれ(抜けない)かなと思ったんですけどね。なんとかですね。久しぶりの1着が取れて良かったです」
四国ライン3番手を回っていた高原仁志は最終2センターで外を踏み込んできた尾方を張ってスピードを鈍らせると、そのまま外を踏み込んで2着に突っ込んだ。
「外から(踏んで)の2着なので良かったと思います。やっぱり前(真鍋)の力ですね。前が強かったので、脚を使わずに出られて。うまいタイミングでついていけたんで、残り1周からは余裕がありました。最後も2番を振っていけたんで。いっぱいだったら外に持ち出す気にもなれないんでね」
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新村穣が赤板過ぎに押さえて出ると、中団に構えていた阿部英斗が中団外まで追い上げていき、南潤の横で並走する形に。南は阿部に押し込まれても怯むことなく押し返し、最終2コーナー手前からまくりを発動する。この動きに藤田勝也が遅れてしまい、外で耐えていた阿部が懸命にまくり上げていきながらゴール寸前で南を捕らえた。
「南さんは下げると思っていたので、粘ってきた時点で腹を括った。南さんに競り負けたのは自分のミス。競り負けてからは挽回できるように頑張るしかないと。南さんが強すぎて、追いかけて吸い込まれるような感じで、踏み返されたので、抜かないとって思って南さんを見過ぎて力尽きる感じになってしまった。申し訳ないです」
総力戦の構えで別線攻略を目指した阿部の動きにしっかりと対応してついていった渡邉豪大が3着でゴール線を通過して準決への切符をつかんだ。
「スタートは南君ラインの後ろからと。南君は全引きだろうと思ったんですけど。阿部君が南君に負けてやばいと思って、見切りで下におりてしまった。普通の自力選手なら、浮くんですけど、阿部君は締めながら、まくりにいったので遅れてしまった。セッティングを変えたんですけど、またいじります」
「南さんは下げると思っていたので、粘ってきた時点で腹を括った。南さんに競り負けたのは自分のミス。競り負けてからは挽回できるように頑張るしかないと。南さんが強すぎて、追いかけて吸い込まれるような感じで、踏み返されたので、抜かないとって思って南さんを見過ぎて力尽きる感じになってしまった。申し訳ないです」
総力戦の構えで別線攻略を目指した阿部の動きにしっかりと対応してついていった渡邉豪大が3着でゴール線を通過して準決への切符をつかんだ。
「スタートは南君ラインの後ろからと。南君は全引きだろうと思ったんですけど。阿部君が南君に負けてやばいと思って、見切りで下におりてしまった。普通の自力選手なら、浮くんですけど、阿部君は締めながら、まくりにいったので遅れてしまった。セッティングを変えたんですけど、またいじります」
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中川誠一郎選手
スタートで中川誠一郎(写真)がポンっと飛び出して、石川航大を迎え入れて九州勢が前受け。照井拓成、中釜章成の順番で切った上を齋木翔多が叩いてペースを落とすと、引いて態勢を整えていた石川が一気のカマシで主導権取りへ。最終ホームから反応良く巻き返して行った中釜であったが、石川との車間を空けて間合いを取っていた中川がうまく引きつけながら最終3コーナーから番手まくりを放ち、そのまま力強く押し切った。
「2車だったので、スタートで出てみてと思ったら誰もでなくて。でも最高のところで仕掛けてくれました。いい感じで駆けていたので、もう少し引っ張れたらなって思ったんですけど。中釜君も調子がいいですね。自分(の感覚)は悪くないんですけど、やっぱり番手まくりは心苦しいところがあるので。(セッティングを)修正できて割と余裕はありました。(3日目以降に向けてはいじらずに)大丈夫そうですね。戦えるとは思います」
九州2車を受けて好位をキープした齋木翔多が2着で二次予選を突破。思惑通りにレースを進めたように見えたが、要所要所での判断の甘さがあったことを反省している。
「4分戦だったので取れた位置からでしたけど。あとは石川君のやる気次第でした。(初手で)その後ろが取れればって。でも(中釜を叩いたあとに石川が)思ったよりもこなかったので。待って入れた感じになってしまって甘かったですね。2歩くらいで合わせられそうな感じもしましたし、中川さんを飛ばせればラインで勝負圏内に入れたと思うので。自分で行ければ良かったんですけど、中川さん頼みになってしまって(後ろに)申し訳なかったです」
「2車だったので、スタートで出てみてと思ったら誰もでなくて。でも最高のところで仕掛けてくれました。いい感じで駆けていたので、もう少し引っ張れたらなって思ったんですけど。中釜君も調子がいいですね。自分(の感覚)は悪くないんですけど、やっぱり番手まくりは心苦しいところがあるので。(セッティングを)修正できて割と余裕はありました。(3日目以降に向けてはいじらずに)大丈夫そうですね。戦えるとは思います」
九州2車を受けて好位をキープした齋木翔多が2着で二次予選を突破。思惑通りにレースを進めたように見えたが、要所要所での判断の甘さがあったことを反省している。
「4分戦だったので取れた位置からでしたけど。あとは石川君のやる気次第でした。(初手で)その後ろが取れればって。でも(中釜を叩いたあとに石川が)思ったよりもこなかったので。待って入れた感じになってしまって甘かったですね。2歩くらいで合わせられそうな感じもしましたし、中川さんを飛ばせればラインで勝負圏内に入れたと思うので。自分で行ければ良かったんですけど、中川さん頼みになってしまって(後ろに)申し訳なかったです」
<11R>

武田豊樹選手
スタートはやや見合う形となり、受けて立つ山田庸平が自ら誘導員を追いかけて正攻法に構える。後ろ攻めとなった仲野結音が赤板手前から上昇していったが、山田が突っ張り出させない。後方まで下げてタイミングを見計らっていた長田龍拳が打鐘前2コーナー付近から一気の巻き返しに出る。山田は冷静に2車ラインを受けて3番手の位置をキープ。後方からまくってきた仲野の気配を察知して最終バック付近からまくりを放ったが、大きく車間を空けて待ち構えていた武田豊樹(写真)が的確にブロックしてスピードを鈍らせる。武田はさらに直線で中割りを狙った小川勇介をうまく締め込みながら直線で抜け出した。
「うれしい。ワンツーでよかった。山田君は後方を嫌った組み立てでしたね。長田君も出切るまでに相当、脚を使ったと思う。彼は練習しているなって感じでしたね。あとは僕次第だなと思ってもがいていた。日に日に疲れているけど、精神力で乗り越えたい。久しぶりにGIII決勝に乗りたいですね」
強力な九州勢が相手でも臆することなく強い気持ちで攻め切った長田龍拳が経験豊富な武田の手厚い援護を受けて2着に入線。確かな手ごたえをつかんで準決へと勝ち上がった。
「山田さんラインの後ろからスタートしようと。そこから先行がベストでした。結果、思ったのと違ったけど、きれいに先行できた。ペースにも入れられた。久しぶりにちゃんと先行できた。前よりもきつさはない。踏み直しもできましたし」
「うれしい。ワンツーでよかった。山田君は後方を嫌った組み立てでしたね。長田君も出切るまでに相当、脚を使ったと思う。彼は練習しているなって感じでしたね。あとは僕次第だなと思ってもがいていた。日に日に疲れているけど、精神力で乗り越えたい。久しぶりにGIII決勝に乗りたいですね」
強力な九州勢が相手でも臆することなく強い気持ちで攻め切った長田龍拳が経験豊富な武田の手厚い援護を受けて2着に入線。確かな手ごたえをつかんで準決へと勝ち上がった。
「山田さんラインの後ろからスタートしようと。そこから先行がベストでした。結果、思ったのと違ったけど、きれいに先行できた。ペースにも入れられた。久しぶりにちゃんと先行できた。前よりもきつさはない。踏み直しもできましたし」
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阿部将大選手
号砲とともに伊藤颯馬と菅原裕太、関貴之の3名が飛び出したが、関が伊藤の前に入り早坂秀悟を迎え入れて関東勢が正攻法に構える。赤板手前から長谷部龍一が上昇していったが、早坂が突っ張って出させない。3番手の位置でタイミングを見計らっていた伊藤は周りの動きを見ながら最終ホーム手前から一気にスパート。必死に抵抗する早坂を最終2コーナー手前に叩き切ると、飛びつきを警戒しながら追走していた地元の阿部将大(写真)が、最終3コーナーから車間を空けて援護しながら直線で有利に抜け出した。
「(ラインでワンツースリーが決まって)本当に良かったです。(伊藤が)一回バックを踏んだので、待つのかなって思ったらいったんで。口が空いちゃって申し訳なかったですね。あとは飛ばされないように気を付けて。昨日(一次予選で勝利者インタビューでファンの前に)いけなかったんですけど。温かい声援をいただいて。体は結構いいと思うんですけど。気持ちが追いついていない部分があって。そこがかみ合ってくれば良くなると思うので。ケアをして決勝に乗れるように」
伊藤颯馬は地元勢ととも勝ち上がれるようにと一気の仕掛けで別線を攻略。初日のレース後は重さを感じていた様子であったが、しっかりと2着に踏みとどまり、ライン決着に成功した。
「(初手は)想定内でした。後ろ(の2つの並び)は逆でしたけど、前中団からだったんで。昨日(初日)よりはましですけど、ダッシュが甘いですし、まだ重さがあるんで。いつもより距離も短かかったんで。消極的にはなってしまったんですけど。少しでも良くなるように体の調整をして頑張ります」
「(ラインでワンツースリーが決まって)本当に良かったです。(伊藤が)一回バックを踏んだので、待つのかなって思ったらいったんで。口が空いちゃって申し訳なかったですね。あとは飛ばされないように気を付けて。昨日(一次予選で勝利者インタビューでファンの前に)いけなかったんですけど。温かい声援をいただいて。体は結構いいと思うんですけど。気持ちが追いついていない部分があって。そこがかみ合ってくれば良くなると思うので。ケアをして決勝に乗れるように」
伊藤颯馬は地元勢ととも勝ち上がれるようにと一気の仕掛けで別線を攻略。初日のレース後は重さを感じていた様子であったが、しっかりと2着に踏みとどまり、ライン決着に成功した。
「(初手は)想定内でした。後ろ(の2つの並び)は逆でしたけど、前中団からだったんで。昨日(初日)よりはましですけど、ダッシュが甘いですし、まだ重さがあるんで。いつもより距離も短かかったんで。消極的にはなってしまったんですけど。少しでも良くなるように体の調整をして頑張ります」