![]() 岩津裕介選手 ![]() 菅原晃選手 |
準決勝最大の激戦区だった9レースを突破したのは岩津裕介(写真)。ホームで稲毛健太との連係が外れてしまったが、バック4番手から直線で中を鋭く割った。 「打鐘から前はフカしてましたからね。稲毛君は(空いている4番手に)入ると思ったし、緩めてるところを踏んだので千切れてしまった。稲毛君が3着までに残ってくれたからよかったです。僕の状態は徐々に戻ってる感じはあります」 稲毛健太の巻き返しにスイッチした菅原晃(写真)は2着で地元記念優出を決めた。 「よかったです。松川のおかげですね。前がいてくれてよかった。自力だとヤバかったかもしれないですからね。ホームで誰か来ると思ったし、休むところがなかったです」 単騎で巻き返す形になった稲毛健太だが、最後まで踏み切り3着で決勝進出を決めた。 「3カ月前からトレーナーに記念でも決勝に乗れるだろうと言われてた。ただ展開もあるんで、そう上手くはいかないだろうと思ってたんですけどね。後ろが勝ってくれればと思ってたし、後ろはどうなってるか分からなかったです」 九州勢後位という選択はピタリと的中した松永晃典だったが、最後はスピード負け。 「少し夢を見ましたけどね。付いたラインは正解だったし、感謝してます。あとは池田(勇人)君との勝負だと思ったけど、みんな脚がありますからね」 |
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![]() 成田和也選手 ![]() 新田祐大選手 |
打鐘過ぎにハナに立った渡部哲男を叩いて、新田祐大が主導権を奪う。バックから金子貴志が巻き返してきたが、成田和也(写真)の横で力尽きる。僅差の1着争いは成田に軍配があがった。 「あれだけ頑張ってくれたら十分でしょう。僕もそんなに悪くないと思ってるし、こんなもんじゃないですか。今回は新田の調子がよさそう。ダッシュもいいし、最後も伸びてる。抜くことよりもちゃんと付いていかないとってほうが強かった。明日も2人でしっかり走りたいですね」 2着に敗れたが、新田祐大(写真)の動きはとにかく軽快だ。 「成田さんが後ろだとかなり自信を持って走れますね。今開催の目標にしてた積極的なレースができてるし、それで結果も出てくれてる。最終日もしっかりまとめて、シリーズの集大成にしたい」 ベテラン鈴木誠はライン3番手を死守して3着に流れ込んだ。 「九州はいいですね。初日の伸びもよかったし、今日も3番手でしっかり内を締められた。自分の役割はできてるんでいいんじゃないですか。今日は3着なら大イーグルですね」 ホームから巻き返した金子貴志だが、成田の横で力尽きた。 「(打鐘前に)内をしゃくったとき詰まって遅れちゃった。いい感じだったけど、ギアが足りなかったですね。もうひと伸びしたかったです」 上手く4番手を確保した渡部哲男だったが、金子とかぶって仕掛けられず。 「金子さんが差し込んでて、持っていけなかった。新田は初日と同じタイムだけど、ギアを1枚上げて今日は余裕があったのに…」 |
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![]() 大塚健一郎選手 ![]() 大竹慎吾選手 |
中団5番手を取った浅井康太がバックまくり。ライン3人で上位を独占した。 「3人で決まってよかったです。2場所連続で落車してるけど、練習はできてたので不安はなかった。今回もカマシに行ったり、まくってるんで悪くないでしょう。ゆっくり休んで決勝に備えます」 今シリーズはここまで未勝利の大塚健一郎(写真)だが、悲壮感は全くない。 「慎吾さんも乗ったよね? よかった。今日は微調整して手ごたえがあった。(踏み出しで)腰を入れる余裕があったし、今日が一番よかったです。ゴール前で勝負できる目線になってるんで嬉しいですね」 気合いで続いた大竹慎吾(写真)が3着。地元記念9年ぶりの決勝進出を果たした。 「どうなるかと思ったけど、自分を信じて力を出し切ろうと思った。練習が生きてますね。ちょっとホッとしました。明日も前の2人が頑張ってくれれば」 3番手から先まくりを打った矢口啓一郎だが、惜しくも4着で優出を逃した。 「もう少し踏めてればね。最後は大竹さんに踏み負けした感じです」 |
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