熊本競輪開設73周年記念「火の国杯争奪戦(GIII)」in久留米は10月7日に2日目が行われた。二次予選はS班4人がそろって1着でクリア。格の違いを見せ付けた。また、9名が二次予選に勝ち上がった地元熊本勢も1着こそなかったが、2着には3人が入る健闘で8人が準決へと駒を進めた。8日はシリーズ佳境の3日目。準決三番勝負でファイナリスト9名が決まる。
記念シリーズは開催中の毎日、武田一康氏による全レース解説、豪華メンバーによるレース展望、先着200人様に日替わりで熊本銘菓などのプレゼント、未確定車券抽選会などが予定されています。また、連休の2日間はイベントも盛りだくさんで、8日にはマジシャンCHUTAによるマジックショー等が予定されています。久留米競輪場では、みなさまのご来場お待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<6R>

瓜生崇智選手
北津留翼が号砲と共に飛び出して正攻法に構える。坂井洋は前中団を取り動いていたが、残り4周過ぎに近畿勢を入れて後ろ中団となる。残り2周手前で後ろ攻めから上昇してきた田口勇介だが、誘導員との車間を空けていた北津留が突っ張り主導権取りへ。4番手にいた池野健太は踏み遅れ、坂井が俊敏に4番手へと追い上げる。北津留が絶妙駆けで別線を苦しめ、番手の瓜生崇智が抜け出すかに、最終2センターで外を踏み込んだ坂井が突き抜けた。
「(赤板で北津留が突っ張った時に4番手に追い上げられたのは)ラッキーでしたね。多分、自分たちが前中団なら(北津留は)突っ張らなかったでしょうし。たまたま運が良かったです。(北津留は)駆け始めも遅くて瓜生さんもずっと警戒していたので仕掛けづらかったんですけど。いつでもいつでも行けるように車間は空けていたんですけどね。バックぐらいで後ろからきているのが見えていたのでいきました。体調はそこまで良くないんですけどアップの時から昨日(初日)よりはいいなって思っていたので」
2着で二次予選を突破した瓜生崇智(写真)は1着を逃した悔しさよりも、ラインで決められなかったことの悔しさが込み上げてきて反省しきり。
「北津留さんにおんぶにだっこでした。残せなかったのは力不足ですし、申し訳なかったです。濱田(浩司)さんに3番手を固めていただいて。技術不足ですね。(北津留は)強い先輩なので正直、余裕はなかったですし、2周突っ張ってもらって。自分がもう少し車間を空けるなりできれば坂井君も届かなかったのかなって。反省ですね…。ラインのおかけです。もう少し余裕を持って走りたいですね。メンタル的にももう少しリラックスして走れれば」
「(赤板で北津留が突っ張った時に4番手に追い上げられたのは)ラッキーでしたね。多分、自分たちが前中団なら(北津留は)突っ張らなかったでしょうし。たまたま運が良かったです。(北津留は)駆け始めも遅くて瓜生さんもずっと警戒していたので仕掛けづらかったんですけど。いつでもいつでも行けるように車間は空けていたんですけどね。バックぐらいで後ろからきているのが見えていたのでいきました。体調はそこまで良くないんですけどアップの時から昨日(初日)よりはいいなって思っていたので」
2着で二次予選を突破した瓜生崇智(写真)は1着を逃した悔しさよりも、ラインで決められなかったことの悔しさが込み上げてきて反省しきり。
「北津留さんにおんぶにだっこでした。残せなかったのは力不足ですし、申し訳なかったです。濱田(浩司)さんに3番手を固めていただいて。技術不足ですね。(北津留は)強い先輩なので正直、余裕はなかったですし、2周突っ張ってもらって。自分がもう少し車間を空けるなりできれば坂井君も届かなかったのかなって。反省ですね…。ラインのおかけです。もう少し余裕を持って走りたいですね。メンタル的にももう少しリラックスして走れれば」
<7R>

和田真久留選手
正攻法に構えていた太田竜馬が踏みながら小原唯志を出させて打鐘を迎える。赤板過ぎ1センターで田中晴基に張られて立ち遅れてしまった後藤大輝が打鐘過ぎから一気の巻き返しを狙ったが、気配を察知した和田真久留(写真)が合わせて踏み込む。田中がうまく松岡辰泰を飛ばすと和田が後藤の番手に入って残り1周。最終2コーナーから太田がまくり上げるも中団外で止まってしまい、余裕を持って後藤の番手から抜け出した和田がゴール線を駆け抜けた。
「今回は二次予選、どこもし烈だけど、その中でもここはし烈だなと。後藤君も太田君も強いですし。スタートは前以外で、取れた位置から先行でも何でもって感じでした。判断が鈍った所があったけど、後藤君も迷いながら仕掛けてくれた感じでしたね。カマシで後藤君を合わせられたらあとは田中さんが何とかしてくれるかと。そうしたら田中さんが振って番手にはまる感じになって甘えました。カカっていて脚がたまりだしたのがバック過ぎだった。体が重かったけど何とか進んでくれた。初日のレースで変な体のハリがあった。アップから重かったので少しいじろうかなと思います」
和田に一車身差のまま続いて2着の田中晴基ではあるが、要所要所での動きは光っていた。
「全て任せていました。鐘4コーナーぐらいで松岡君が自分の所におりてきそうで警戒して、やられる前にやろうと思いました。前回、和田君に離れているから付いていけて良かった。初日がキツ過ぎて、でも今日は一番人気になっていたから意識が変わって頑張らないとなって。初日からは腕の感触だけを修正しました」
「今回は二次予選、どこもし烈だけど、その中でもここはし烈だなと。後藤君も太田君も強いですし。スタートは前以外で、取れた位置から先行でも何でもって感じでした。判断が鈍った所があったけど、後藤君も迷いながら仕掛けてくれた感じでしたね。カマシで後藤君を合わせられたらあとは田中さんが何とかしてくれるかと。そうしたら田中さんが振って番手にはまる感じになって甘えました。カカっていて脚がたまりだしたのがバック過ぎだった。体が重かったけど何とか進んでくれた。初日のレースで変な体のハリがあった。アップから重かったので少しいじろうかなと思います」
和田に一車身差のまま続いて2着の田中晴基ではあるが、要所要所での動きは光っていた。
「全て任せていました。鐘4コーナーぐらいで松岡君が自分の所におりてきそうで警戒して、やられる前にやろうと思いました。前回、和田君に離れているから付いていけて良かった。初日がキツ過ぎて、でも今日は一番人気になっていたから意識が変わって頑張らないとなって。初日からは腕の感触だけを修正しました」
<8R>

嘉永泰斗選手
藤井準也が赤板過ぎに誘導員を降ろして先頭に立ってペースを落とすと、単騎の寺沼拓摩が叩いて先頭に踊り出る。嘉永泰斗は河端朋之の外に追い上げてフタをして打鐘を迎える。単騎の寺沼が藤井を出させずそのまま主導権取りへ。河端を締め込み3番手の位置を確保していた嘉永が最終バックからいいスピードでまくり上げたが、中川誠一郎を捌いて後ろにスイッチしていた河端が直線で抜群の伸びを披露して連勝ゴール。
「ちょっと中団で見合って誰も出なかったので。切って切られて後ろになるかなって思ったんですけど。嘉永君が(寺沼を)叩きにいかなくてキメにきたので引けなかったですね。(結果的に嘉永の後ろに切り替えて1着を取れたが)嘉永君が強かったですね。昨日はまくりで、今日は追い込みなので。長い距離を行くには不安があるんですけど、調子自体は問題ないですね」
初日特選で落車のアクシデントに見舞われた嘉永泰斗(写真)は河端に差されて2着となってしまったが、上がりタイムは11秒0と申し分なし。しっかりと二次予選を突破して準決に勝ち上がった。
「(初日に落車していて)まだ痛みはありますけど、走るときはアドレナリンが出るので戦えるのかなって。河端さんが前ならその後ろで、フタをしてって感じで。ジャンのところで踏んだりやめたりで後ろにも迷惑をかけてしまいましたね。ホームで誠一郎さんが後ろにいるのはわかったんですけど、内で粘られていたのは確認できなくて。申し訳なかったですね。自分の距離だったのでアタマいけるかなって思ったんですけど、河端さんが強かったですね」
「ちょっと中団で見合って誰も出なかったので。切って切られて後ろになるかなって思ったんですけど。嘉永君が(寺沼を)叩きにいかなくてキメにきたので引けなかったですね。(結果的に嘉永の後ろに切り替えて1着を取れたが)嘉永君が強かったですね。昨日はまくりで、今日は追い込みなので。長い距離を行くには不安があるんですけど、調子自体は問題ないですね」
初日特選で落車のアクシデントに見舞われた嘉永泰斗(写真)は河端に差されて2着となってしまったが、上がりタイムは11秒0と申し分なし。しっかりと二次予選を突破して準決に勝ち上がった。
「(初日に落車していて)まだ痛みはありますけど、走るときはアドレナリンが出るので戦えるのかなって。河端さんが前ならその後ろで、フタをしてって感じで。ジャンのところで踏んだりやめたりで後ろにも迷惑をかけてしまいましたね。ホームで誠一郎さんが後ろにいるのはわかったんですけど、内で粘られていたのは確認できなくて。申し訳なかったですね。自分の距離だったのでアタマいけるかなって思ったんですけど、河端さんが強かったですね」
<9R>

松浦悠士選手
菅田壱道、保科千春の宮城コンビに須藤悟の3名を引き連れた菊池岳仁が正攻法に構える。後ろ攻めを選択した渡口勝成は菊池の突っ張りを警戒して赤板過ぎに勢い良く叩いて先頭に立つ。伊藤旭が同県の塚本大樹を連れて中団へと追い上げ、6番手まで下げ切った菊池は空けていた車間を詰める勢いで打鐘4コーナーから反撃開始。渡口をリードしていた松浦悠士(写真)が気配を察知して最終1センターで一度外を張り、止め切れないと判断すると最終2コーナーから自力に転じてまくり発動。一車身以上のセーフティーリードを保ったままゴール線を1着で通過した。
「前取れたら前だったけど、みんなスタートが速かった。うまく渡口君がレースを作ってくれました。落ち着いても良かったけど、渡口君の気持ちが強かった。一振りしてヨコまで菊池君がくれば止めるだったけど、じわじわと伸びてきて2コーナーの下りを使われるとキツくなるから早めに踏ませてもらった。初日よりは良くなりましたし戦える感じにはなっているけど、初速もあまり良くなくて、後半ももう少し伸びていって欲しいなって。タイム的にもちょっとなっていう感じですね。今回のメンバーで準決、決勝と自力でどうかできる自信は正直ないですけど、日に日に良くなっていってくれれば」
松浦を追走していた久米良が外にへばりつく菊池を外に飛ばそうと強引に押し上げると、空いた最内のコースを塚本大樹が突いて2着に入線。
「全部、伊藤君にお任せでした。伊藤君は位置が取れますから、何でもしてもらおうと。最後は自分のコースが空いてくれました。コースを見る余裕があった。伊藤君と一緒に勝ち上がれたのが一番ですね。状態は問題ないです。決勝を目指して頑張るだけ」
「前取れたら前だったけど、みんなスタートが速かった。うまく渡口君がレースを作ってくれました。落ち着いても良かったけど、渡口君の気持ちが強かった。一振りしてヨコまで菊池君がくれば止めるだったけど、じわじわと伸びてきて2コーナーの下りを使われるとキツくなるから早めに踏ませてもらった。初日よりは良くなりましたし戦える感じにはなっているけど、初速もあまり良くなくて、後半ももう少し伸びていって欲しいなって。タイム的にもちょっとなっていう感じですね。今回のメンバーで準決、決勝と自力でどうかできる自信は正直ないですけど、日に日に良くなっていってくれれば」
松浦を追走していた久米良が外にへばりつく菊池を外に飛ばそうと強引に押し上げると、空いた最内のコースを塚本大樹が突いて2着に入線。
「全部、伊藤君にお任せでした。伊藤君は位置が取れますから、何でもしてもらおうと。最後は自分のコースが空いてくれました。コースを見る余裕があった。伊藤君と一緒に勝ち上がれたのが一番ですね。状態は問題ないです。決勝を目指して頑張るだけ」
<10R>

山田久徳選手
初手で前中団に構えていた古性優作が残り2周手前から上昇してきた東矢圭吾の動きに合わせて切りに動いて3番手を確保。後方に立ち遅れた小松崎大地が東矢を叩いて先頭に立つと、すかさず巻き返しを狙った朝倉智仁と踏み合いに。最終ホームで関東勢の後ろにスイッチした古性が煽りを受けながらも最終2コーナーからスピードの違いを示してまくり別線を粉砕した。
「赤板のところは切ろうかどうしようか迷ってしまったのでちょっと中途半端でしたね。小松崎さんが出切ったので、3番の子(朝倉)も巻き返してはいきましたけどそんなにいいスピードじゃなかったので。ちょっと6番(高橋昇平)が離れていたんで、ちょっと失敗でしたね。(高橋が)付いていってたらもっとスパンって行けたと思うんですけど。ちょっと重くてきつかったですね」
古性と久々の連係となった山田久徳(写真)が4分の3輪差まで迫り2着。前回の京王閣からリズムを崩していたが、軌道修正に成功した様子。
「もう取った位置からって感じでいつも通り全部任せていました。(古性との連係は)結構、久々ですね。追走は余裕があったので。最後の詰めは甘かったですけど。抜けなかったので。もうちょっと修正できればっていう感じですね。付いてはいけて最後の直線で(課題が)見えたんで。自転車じゃなく体ですね。(体の使い方の)意識の問題ですね。昨日と違って道中はうまく回せていたと思うんですけど、最後は力んでしまってペダリングがおかしかったので。そういうところをしっかり修正できればもう少し良くなると思うので」
「赤板のところは切ろうかどうしようか迷ってしまったのでちょっと中途半端でしたね。小松崎さんが出切ったので、3番の子(朝倉)も巻き返してはいきましたけどそんなにいいスピードじゃなかったので。ちょっと6番(高橋昇平)が離れていたんで、ちょっと失敗でしたね。(高橋が)付いていってたらもっとスパンって行けたと思うんですけど。ちょっと重くてきつかったですね」
古性と久々の連係となった山田久徳(写真)が4分の3輪差まで迫り2着。前回の京王閣からリズムを崩していたが、軌道修正に成功した様子。
「もう取った位置からって感じでいつも通り全部任せていました。(古性との連係は)結構、久々ですね。追走は余裕があったので。最後の詰めは甘かったですけど。抜けなかったので。もうちょっと修正できればっていう感じですね。付いてはいけて最後の直線で(課題が)見えたんで。自転車じゃなく体ですね。(体の使い方の)意識の問題ですね。昨日と違って道中はうまく回せていたと思うんですけど、最後は力んでしまってペダリングがおかしかったので。そういうところをしっかり修正できればもう少し良くなると思うので」
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郡司浩平選手
初手で後ろ中団を選択した伊藤颯馬が山根将太の上昇に合わせてインを切って中四国勢2車を受ける。打鐘で中団外まで追い上げていた木村皆斗が最終ホーム手前から力強く踏み込み山根を叩き切ったが、番手の吉田勇人が離れてしまう。素早く車を外に持ち出していた郡司浩平(写真)が単騎で逃げる木村を射程圏に力強くまくって人気に応えた。
「スタートは出てみて、誰か出るならその後ろで出なかったら前からでした。関東勢がすかさず叩きにいくと思ったらそうでもなくて、見ちゃいましたね。流れ的に早く回ったので関東勢についていってどうかでしたけど、吉田さんが離れていたしタイミングがずれましたね。すかさず叩く感じではなかったから落ち着いて様子を見てでした。流れは見えているけど、ゴール前の苦しさがある。今日のまくりなら楽にゴール前も回れると思うのにその余裕がない感じですね」
共同通信社杯の3日目は郡司の番手を回って白星を上げていた永澤剛であったが、今回は詰め寄るまでで。
「スタートは後ろにならないようにでしたけど、自分がビビッて出ちゃいました。鐘ぐらいからヤバいんじゃないって、大丈夫かなと思っていた。前は全く見えていなかったです。郡司君にビビッて前を見る余裕がない。連日、番組と展開に恵まれているけど、抜けていない。郡司君はすげー伸びていきました。追走で一杯です。郡司君と連係したときは常に成績が良い。疲れは取れないし、日に日にたまっていっている感じです」
「スタートは出てみて、誰か出るならその後ろで出なかったら前からでした。関東勢がすかさず叩きにいくと思ったらそうでもなくて、見ちゃいましたね。流れ的に早く回ったので関東勢についていってどうかでしたけど、吉田さんが離れていたしタイミングがずれましたね。すかさず叩く感じではなかったから落ち着いて様子を見てでした。流れは見えているけど、ゴール前の苦しさがある。今日のまくりなら楽にゴール前も回れると思うのにその余裕がない感じですね」
共同通信社杯の3日目は郡司の番手を回って白星を上げていた永澤剛であったが、今回は詰め寄るまでで。
「スタートは後ろにならないようにでしたけど、自分がビビッて出ちゃいました。鐘ぐらいからヤバいんじゃないって、大丈夫かなと思っていた。前は全く見えていなかったです。郡司君にビビッて前を見る余裕がない。連日、番組と展開に恵まれているけど、抜けていない。郡司君はすげー伸びていきました。追走で一杯です。郡司君と連係したときは常に成績が良い。疲れは取れないし、日に日にたまっていっている感じです」
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新山響平選手
正攻法に構えていた新山響平(写真)が後ろ攻めから上昇してきた蒋野翔太を突っ張ろうと誘導員との車間を空けて踏み込んだが、蒋野に出られてしまい番手に入る形に。それでも先行に迷いがない新山は後ろの状況を確認しながら打鐘から再び踏み込み主導権を奪取。強烈な踏み出しに遅れ気味の諸橋愛だったがしっかりと付け切り残り1周。ペースコントロールのうまい新山が完全にレースを支配してそのままゴール線を駆け抜けた。
「また今日も(赤板で)合わせ切れず突っ張れなかったです。今日はうまく車間を空けられたんですけど。(蒋野に出られて番手に入る形となったが)追い上げられる前に詰まったタイミングで行きました。(赤板のところは)自分のダッシュができなかったですね。フォームが良くなかったと思います。(地区プロの)疲れとかもありますし。出たあとのペースは悪くなかったんですけど、昨日も思ったよりタイムも悪かったですし。(今回は地区プロから日程が詰まっていて)脚の貯金がない感じですね。少しでも良くなるように体を修正していければ。重心だったり体の使い方だったりですね」
番手を回った諸橋は赤板と打鐘の2回のダッシュで脚力を消耗していて伸びを欠き、4番手の位置で脚をためていた緒方将樹が直線で鋭く伸びて2着に強襲した。
「(記念の準決に乗れたのは)初めてです。もうこのメンバーでというか、山口(貴弘)さんが(スタートで)いい位置取りをしてくれたので。もうあそこ(東勢の後ろ)からやるしかなかったと思うので。これしかないっていう感じでした。バンクも重くて新山さんの先行に対しては手を付けられない感じだったんで。踏んだ感じは伸びてくれたので感触的には良かったんですけど。ここに向けてこの2カ月間やってきたので」
「また今日も(赤板で)合わせ切れず突っ張れなかったです。今日はうまく車間を空けられたんですけど。(蒋野に出られて番手に入る形となったが)追い上げられる前に詰まったタイミングで行きました。(赤板のところは)自分のダッシュができなかったですね。フォームが良くなかったと思います。(地区プロの)疲れとかもありますし。出たあとのペースは悪くなかったんですけど、昨日も思ったよりタイムも悪かったですし。(今回は地区プロから日程が詰まっていて)脚の貯金がない感じですね。少しでも良くなるように体を修正していければ。重心だったり体の使い方だったりですね」
番手を回った諸橋は赤板と打鐘の2回のダッシュで脚力を消耗していて伸びを欠き、4番手の位置で脚をためていた緒方将樹が直線で鋭く伸びて2着に強襲した。
「(記念の準決に乗れたのは)初めてです。もうこのメンバーでというか、山口(貴弘)さんが(スタートで)いい位置取りをしてくれたので。もうあそこ(東勢の後ろ)からやるしかなかったと思うので。これしかないっていう感じでした。バンクも重くて新山さんの先行に対しては手を付けられない感じだったんで。踏んだ感じは伸びてくれたので感触的には良かったんですけど。ここに向けてこの2カ月間やってきたので」