『熊本競輪開設63周年記念(GIII)レポート』 3日目編

配信日:10月14日
 熊本競輪開設63周年記念「火の国杯争奪戦」は佳境の3日目を迎えた。今日は準決勝3個レースでシリーズのベストナイン入りをかけた最後の勝ち上がり戦が繰り広げられた。3連勝の長塚智広を始め、成田和也、深谷知広ら実力者が決勝に進出。地元勢からは合志正臣が決勝進出を決めた。
 明日も熊本競輪情報協会会長、武田一康氏による全レース解説(10:10~10:40)に始まり、スポーツ記者予想トーク(2R、6R終了後)など様々なイベントが予定されています。注目の決勝戦はぜひ熊本競輪場でお楽しみください。
<9R>
長塚智広選手
長塚智広選手
武井大介選手
武井大介選手
 後ろ攻めから動いた松川高大が誘導後位に入ると、3番手の脇本雄太にフタをした渡邉一成が打鐘過ぎ4コーナーから先行。このライン3番手に続いた長塚智広(写真)は脇本の巻き返しをけん制しながら直線一気。無傷の3連勝で決勝戦一番乗りを決めた。
 「盆と正月とクリスマスが一緒に来た感じ。お客さんの声援でどんどん盛り上がってきた。ここまで来たら優勝を決めて帰りたいですね」
 長塚のけん制を耐えた脇本雄太が2着に食い込んだ。
 「まくりに回されたけど、焦りはなかった。必殺のへばり付きまくりが出ましたね。長塚さんのブロックより、小野(俊之)さんのブロックが怖かった。この状態で何とか決勝に乗れてよかったです」
 渡邉の逃げに乗った武井大介(写真)が3着で決勝進出。
 「一成がワッキーを相手に先行してくれて恵まれました。ずっと一成の後輪を見てゴールした感じ。僕に余裕があれば後ろを見ながら車間を切ったりできたけど、もっと上位陣と戦って感覚を戻してからですね」
 松川高大は9着に敗れた。
 「突っ張るくらいのつもりで踏めば(渡邉の)番手に飛びつけたんでしょうけどね。(渡邉が)3番手から来たし、考える暇がなかった。厳しかったです」

<10R>
成田和也選手
成田和也選手
合志正臣選手
合志正臣選手
 泉利和が中村一将を連れて打鐘から一気にフカす。そこに早坂秀悟が襲い掛かると、バックから中村が番手まくりで応戦。上手く中村後位にスイッチした成田和也(写真)が鋭く抜け出して激戦を制した。
 「準決勝でしっかり着にからめたのはよかった。秀悟が無理やり行ってくれたけど、行けないと思ったので(中村の後ろにスイッチした)。仕上がりはまあまあですね」
 バック9番手に置かれた合志正臣(写真)だったが、地元の意地で2着に突っ込んだ。
 「厳しかったね。(初手の並びで)あの展開は想定してたけど、(泉が)あんな早めからフカすとは。これはヤバイ展開だと思いました。2コーナーで(小川)勇介がやめたんで、芦澤にスイッチして内に降りた。中しかなかったけど、コースが空いてよかったです」
 成田マークの佐藤康紀が3着に。
 「前が1着だから3着までには入らないとね。地元記念が悔しかったので、結果を出せてよかった」
 芦澤大輔はわずかに届かず4着。
 「外に持ち出したら、すかさず合志さんが来たので。悔しいけど力負けです」
 中村一将は「力があれば番手まくりでも残る。その力がなかったということです」と悔しさをにじませた。

<11R>
深谷知広選手
深谷知広選手
伊藤保文選手
伊藤保文選手
 深谷知広(写真)が圧巻の走り。ホームから仕掛けると番手の山田裕仁を置き去りに。そのまま後続を千切って快勝した。
 「昨日の反省もふまえて、今日は早めにと思ってた。ラインで決まれば最高だったけど、決まらなかったのが残念です。疲れはあるけど、今日しっかり着が取れたし、明日もう1日頑張りたい」
 離れた山田が懸命に深谷を追うが、直線で失速。山田を追った伊藤保文(写真)が2着に入った。
 「ああなることも頭に入れてたけど、僕は山田さんの後輪しか見てなかった。2次予選に続いて決勝は脇本ですね。もう1回付けられるのはありがたいです」
 逃げる田中晴基の番手を回った内藤秀久が決勝戦最後の切符を手に入れた。
 「晴基が深谷を追いかける展開が理想だったけどね。バックで山田さんのとこに(持って)行かないとダメでしたね。あそこがポイントでした。晴基がいれば決勝も南関3車で連係できたのに、僕の技量不足です」
 坂本亮馬の仕掛けに乗った松本大地が直線強襲したが、僅かに届かず4着まで。
 「準決勝でやったほうでしょ。亮馬は4番(藤田竜矢)のあおりを受けてたし、ゴメンと思ってその瞬間踏みました。最後は5番(伊藤)と3番(内藤)の間かなと思ったけど、ビビッて外に行ってしまった」
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