配信 2003年12月29日



若生武則のKEIRINグランプリ03レポート(2日目編)

ヤンググランプリは地元東京の岡田征陽が、巧い位置取りから見事優勝を決めました。稲垣の先行に、海老根の先捲りをずばり読みきり、そのようなレース展開になったわけですから、岡田にとって優勝は必然だったのでしょう。おめでとうございました。

こんにちは、けいりんマガジンの若生です。
いよいよ30日はKEIRINグランプリ03。今年最後の大一番です。カクテル光線の中を淡々と周回を重ね、残り一周半前からの激しく、そして血の沸き返るレースを堪能してください。
ところで、ヤンググランプリは4番車が優勝しました。知っていましたかグランプリのポスター。4番車が描かれているのを。ってことは…。メインに描かれているのはもうご存知でしょうね。
明日のイベントのお知らせ! 明日グランプリの表彰式後、大きな花火が河川敷から打ち上げられる予定です(変更させる場合もあり)。

→今日のレース
→ヤンググランプリ
→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■今日のレース

  ・9レースS級準決勝
小島雅章が先行。後閑信一が上手く長塚智広をアシストして、いい位置をキープしたのだが、再度出て行けず。タイミングよく捲っ3番澤田義和が1着。これで年間41勝を上げ、最多勝利者に確定。
・10レースS級準決勝
和田信一が気風好く先行。番手の島野浩司が最終周回、後ろをブロックしまくったが、石丸寛之に捲られ、1着石丸、2着に加倉正義、3着島野。
 
  ・11レースS級準決勝
及川裕奨の先行を最終ホームで強引に巻き返した栗田雅也。しかし番手の鈴木誠は及川ともつれ、離れ気味に栗田を追走。松本整は松岡彰洋を最終3コーナーまで追走していたが、自力発進で一気に突き抜け1着。2着は及川番手の有坂直樹、3着は松本に切り替えた阪本正和。

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■ヤンググランプリ

  ・12レース
最終ホームでイン稲垣アウト矢口で激しい主導権争い。最終的に出きったのは、矢口だったが、稲垣ライン3番手で追走した海老根恵太が最終バックから仕掛け、一気に捲る。これを追走したのが岡田征陽。最後は差し切り優勝。2着に海老根。3着は矢口を追走した藤原憲征。
・ゴール後の岡田征陽は
 
<ゴール直後ガッツポーズの岡田>   <敢闘門で胴上げ!>
・岡田の優勝を喜ぶ太田真一
岡田の優勝直後、太田真一が記者に「一緒に練習してたんですよ。競輪学校と大宮バンクで。うちにも若いのがいるから一緒に。その時脚は仕上がっていたんですよね。」感慨深げに語る太田の口調には愛が感じられた。
 

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■タッグアウトから

<1R>
  ・1着の岸本元也
「昨日、1(佐藤正吾)に付けたんだし、9(野口勇)が昨日動き良かったから、今日は9の番手って決めてました。でも、展開上1の番手になったけど。 調子は悪くないですね。もう、43歳なんで急に伸びることはないですけど(笑)、でも、ずっと80点をキープしてたんですけどね、80点割っちゃって、また、80点以上をキープできるようにがんばります」


<2R>
  ・鋭く伸びて1着の竹田恵一
「年齢的におじいさんやな、もう(笑)。(ちょうどそこへ3レースの青木公彦が通りかかり、それを指差して)あれもおじいさんや、50歳やからな。でも、俺より5歳若い。まだ小僧や、小僧(笑)」


<3R>
  ・鋭いタテ脚で2着につっこんできた50歳の青木公彦
「年がいもなく来たね(笑)。 選手30年やってて、10月くらいに初めて、ちょっとだけなんですけど腰痛が出たんですよ。それが良くなったんで、今は調子がいいですね。まぁ、明日もがんばります」


<4R>
  ・先行した小田桐義継
「今日は中団とってそこからと思っていたんです。内から行ったんですけど、ダメだったら外からでも行くつもりでした。 武田(豊樹)さんとは、今、冬期移動で一緒に取手で練習しているんですけど、何やっても歯が立たないんで、経験の差で何とかするしかないですね」


<5R>
  ・1着の柳谷崇
「宗景(祐樹)さんが粘って来たから、浮くなら捲りに出ようかと思ってたんですけどね。落車があったからある意味良かった。番手に入ってからはずっと後ろ見てたよ(笑)。それよりバックで荒木(伸哉)が『何でお前がいるんだよ』って顔してましたよ。ガシャガシャって音したろうって(笑)。それで荒木がバック踏んだから残さないでも良いかなって思ったんだけど、小林(寛尚)さんが詰めてきたから一応振ってからいきました。やっぱり仕事しないとね、俺は先行選手じゃないからさ」


<6R>
  ・武田豊樹の番手で競られてしまった山崎充央
「自分が弱いだけです。何も言うことないですよ。でも、次に武田と連携した時は……。とりあえず、明日またがんばります」と悔しい表情の山崎。


<7R>
(写真:西選手)
  ・先行争いをした西徹
「今日は、本当はバック本数の多い2人にもがき合ってもらって、それを捲ろうと思ったんですよ。でも、前とれなくて…」
2着の峯芳暁は「かぶっちゃたから、しょうがないですからね。…もうしわけなかったです」


<8R>
(写真:岩津選手)
  ・逃げきりで1着の岩津裕介
「準決勝ぐらいでもっと強い人とやりたかった。今日は、内あけたのが失敗でしたね。番手を競られちゃったんで。初めてS級を走っている感想は、楽しいですねー」
永田洋彦は「今日はいけたかもしれないけど、無理しなかった。以前に12月31日に失格になったことがあるから(笑)。それに今期は(成績も悪かったし)もうしょうがないんでね。明日は田村(秀輝)君の3番手なんですけど、みんな自力の選手がバック本数多いんで、ゴチャつくようなら何かやってみようかな」


<9R>
(写真:澤田選手)
  ・S級最多勝の41勝をあげた澤田義和
来年はグランプリですね、と言われ「いやいや、グランプリなんて(笑)。でも、とりあえずGIを目指します」
2着の有賀高士は「調子はいつも通りなんです、いつもはコースがあかないだけ、今回は展開がいいですね。澤田が内に来るかと思って『ジャマだ、どけー』って(笑)。今回はちょっと『がんばったぴょ~ん』やね!」


<10R>
(写真:石丸選手)
  ・大外捲った石丸寛之
「どこを走るんかと思った。(落車は)バックは踏んでないですよ、よけていっただけですね」
先行した和田信一は「島野(浩司)さんという、あんな点数がある人が後ろについてくれただけでもラッキーでしたよ。僕にもっと余裕があれば、後ろを見て合わせられるんですけどね。今日は9着じゃないだけラッキーですよ」


<11R>
(写真:栗田選手)
  ・主導権争い制した栗田雅也
「今は先行しか考えてませんからね。でも、結果論だけど、3着には残りたかったな」
栗田の番手についた鈴木誠は栗田の強さを絶賛し、「いやもう、ダッシュがすごい。前からそうだったけど、やっぱりすごいよ!」


<12Rヤンググランプリ>
(写真:海老根選手)
  ・2着の海老根恵太
「ちょっと冷静さを欠いちゃいました。ガシガシ踏んじゃって…。後ろは岡田(征陽)がいるのわかってたけど、後ろを気にしてもしょうがないし。僕に脚がなかっただけです」
稲垣裕之の番手だった吉田敏洋は「ホームからいっちゃうのはいくらなんでも稲垣さんに失礼ですからね。任せた以上はしょうがないです。 まあ中3日で立川記念なんで、今度は先頭を走ります」

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■私的明日の展望
8R A級決勝
武田豊樹-松浦督朗、小田桐義継-菅田順和、柳谷崇-國崎剛-武谷俊一、荒木伸哉、小林寛尚
武田の実力が頭抜けている。その後ろを誰がついてくるのかを探す勝負になりそう。
11R S級決勝
島野浩司-有賀高士、澤田義和-松本整、石丸寛之-加倉正義-阪本正和、小島雅章-有坂直樹
小島の先行を澤田が捲るか、石丸が捲るかそれとも…のような競走になるだろう。澤田も石 丸も出来は良さそう。しかし、小島の出来も悪くはなく、小島が上手いタイミングで先行すれば、有坂の絡みも考えたい。私的には、松本、有坂を絡ませて考えたい。
12R KEIRINグランプリ03
小嶋敬二-山田裕仁、吉岡稔真、伏見俊昭-佐藤慎太郎-岡部芳幸、村上義弘-小野俊之-太田真一
先行は強引に村上が仕掛けてくるはず。しかし、伏見も小嶋もそれを読んでいるわけで、それを抑えながら自分たちの仕掛けをどうするか考えているだろう。小嶋にとっていい展開とは、伏見と村上が叩き合うこと。そこを捲る。伏見は中団を絡まれずに周れればそこから捲り、村上は先行して誰にも捲らせずに、押し切りをはかりたいだろう。私的には、意外な行動を取る小嶋の動きに注目したい。ここぞというときに、かきまわせるのは小嶋しかいない。そうするとレース展開が速くなり意外な選手が1着でゴールを駆け抜けるはず。吉岡とか太田とか。 グランプリは、出場選手の実力が拮抗しているので、誰が来てもおかしくはない。過去の配当を見てもらえれば分かるように、結構荒れているのだ。さあ貴方は誰が優勝すると思います? 京王閣競輪場に注目してください。
※あくまで予想ですので、当日のスポーツ紙・専門紙を参照するか、選手紹介で確認する等お願いします。

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