『KEIRINグランプリ05【GP】レポート』 2日目編
 
配信日:12月29日



■私的明日の展望

10レース 特選

菊地圭尚-大網俊昭-山崎敦雄
原真司-鷲見逸喜-有賀高士
黒木誠一-佐々木昭彦

菊地の勝負根性は素晴らしい。今日のレースはその根性が発揮されたが、惜しくも破れた形となった。ここも締めくくりとして、見せ場を作ってくるだろう。私は菊地から考えたい。

11レース 決勝戦

荒井崇博-高木隆弘-鈴木栄司
石丸寛之-小川巧-小倉竜二
太田真一-小橋正義-飯嶋則之

やはり強い選手が決勝に勝ちあがってきた。中でも連日いい脚を見せているのが小橋だろう。荒井も調子は良さそうだ。また小倉も一考したい。私としては、高木から考えたい。地元バンクであるわけだし、締めくくってくれるはず。


12レース グランプリ

武田豊樹-神山雄一郎-後閑信一
小嶋敬二-加藤慎平-村本大輔
伏見俊昭-佐藤慎太郎-鈴木誠

二日間の調子などを見ていると、全員好調をキープしていそう。中でも小嶋はリラックスムードがかなり高い。反面、人気をしょってグランプリ初獲得の期待の掛かる神山は、緊張気味かも…。私としては、今年の前半は良かった伏見が、最後の締めとして先行し、番手の佐藤が優勝…、もしくは鈴木の突っ込みか…。
などと好き勝手に考えています。
本当にどの選手が勝つのかはわかりません。
皆さん、好きな選手から、今年一年印象の良かった選手から買ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、初日握手会のときに配った9選手のサイン色紙は、神山、小嶋、武田、伏見の順でなくなっていました。後は余りが出ていた模様です。


KEIRINグランプリ05 2車単 前売りオッズ表(サテライト除く)
  1着
1 2 3 4 5 6 7 8 9
2
1   16.6 42.2 46.1 30.3 232.9 34.1 175.9 32.9
2 21.1   63.7 19.2 91.7 180.8 33.3 285.6 73.4
3 40.7 41.8   106.8 160 321 19.7 217.2 118.7
4 28.5 11.3 81.8   116.7 124.9 39.8 290.7 87.1
5 11.3 39.3 114.6 86.3   473 69.6 357.1 101.7
6 99.8 58.3 205 48.1 366.5   88.8 417.4 233.9
7 24.3 18.1 21.6 44.5 118.3 210.1   94.3 75.4
8 64.7 95.5 126.5 160.7 278.4 407.5 34.9   204.5
9 20.4 57.1 117.1 113.2 148.2 411.2 96.1 329.4  

 

※並びは当日の日刊紙・専門紙・練習走行でご確認下さい。
※展望はあくまで想定であり、実際の並びとは異なる場合があります。



若生武則の 『KEIRINグランプリ05【GP】レポート』 2日目編



今年もいよいよ後二日あまりになりましたね。でも、明日はついに輪界ナンバーワンを決めるKEIRINグランプリ05が開催されます。
どの選手が勝つのか、かなり気になってきたのではないでしょうか。 本日のヤンググランプリ05は福島の山崎芳仁選手が、前評判通りの強さを、そして福島4車の結束で勝利を手中に収めました。
明日も福島勢から優勝者が出るのか、それとも中部、関東、南関から出るのか本当に気になります。 みんな湘南バンク平塚競輪場に絶対観戦しにきて、さらに車券を購入して、新年をハッピーで迎えられるようにしてくださいね。 こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。 もう皆さんの買い目は決まりましたか?私は一攫千金で考えてみたいと思います。グランプリは結構荒れますからね!


公開練習

関東勢も、中部勢、北日本勢も番手の選手が前に! と思っていたら、昨日番手の佐藤選手が伏見選手を差し、ゴールで手を上げていたのを覚えていますでしょうか。今日は、伏見がゴールで手を挙げるパフォーマンスを見せました。その後ファンにタオル?を投げ入れ、ファンにサービスし沸いていました。
今日は差した伏見 タオルを投げ込む伏見


ヤンググランプリリプレイ
周回は和田、五十嵐、渡邉、山崎、成田、森田、平原、永井、岩津。 打鐘過ぎに渡邉が踏み込み、一気に先頭へ。山崎は遅れ車間があいたが、最終ホームでは番手をキープ。しかし、永井が最終1コーナーでカマシ発進。主導権は永井が取った。その3番手に渡邉が入る。山崎は最終2センターから捲り追い込んで1着ゴール。2着に平原、3着は五十嵐。
 
打鐘
  打鐘過ぎ2センター
 
最終ホーム   最終1コーナー
 
最終バック   最終4コーナー
ゴール!!


グランプリ前日共同インタビュー

1・神山雄一郎
「ローラー乗ったりしていつもと変わらない調整。夜の練習はやる予定。いつもよりは全然いけそうな気がする。僕の優勝を期待してくれるファンのためにもがんばります。優勝します!」

2・小嶋敬二
「2日間普通に過ごした。昨日の夜の練習に参加しないことを聞かれたが、普通ならあの時間帯は自転車には乗らない。皆さんすごいですね(笑)。明日は思い描いていたようなレースになると思うし、そういうメンバー。何回も対戦しているし、特に同型の脚力は把握している。後は各ラインの3番手の動きを走りながら見たいと思う。自信はある。優勝します。」

3・伏見俊昭
「2日間はいつも通り過ごした。昨日は朝練してローラー乗って夕方の練習。今日も同様に過ごしたが夕方の練習はしない。だいぶリラックスして生活できている。調整もうまくいって精神的な状態も問題ない。優勝の可能性は五分五分という感じですかね。」

4・加藤慎平
「この2日間はグダグダのだらしない生活を送っていた(笑)。イベントや雰囲気を楽しんでいる。多分他の8人に比べて僕が一番自転車に乗っていないはず(笑)。今日公開練習で慎太郎さんに仕掛けたら捲り不発に終わったけど、明日小嶋さんなら楽に行けるでしょう(笑)。」

5・後閑信一
「ローラーに軽く乗るぐらいの調整で、やるべきことはすでにやってきた。前のグランプリのときに比べ、別人のようにリラックスしている。今日は神山さんと夕方の練習をするつもり。公開練習でも武田・神山さんがすごく調子がよさそうなんで、明日は3番手の仕事をしっかりしてがんばる。」

6・村本大輔
「2日間ローラー練習メインで軽めのマッサージをやった。小嶋さんのデキがものすごくいいと言っていたので楽しみ。今日の夕方の練習には参加せず明日を待つだけ。自分の納得できるような走りを全力でしたい。」

7・佐藤慎太郎
「昨日まではリラックスしていたが、今日になってテンション上がってきた。あまり上がり過ぎないようにしないと。去年までは焦りがあって疲れが取れなかったが今年は大丈夫。99%勝てる予感がする。夕方の練習はやらない予定。明日はあまり優勝を意識せずに無心で突っ込みたい。」

8・鈴木誠
「前なら楽しいという雰囲気で過ごしたが、今は疲れを取りながら気を抜かないように気をつけている。走りなれたバンクだし雰囲気もいい。夕方の練習はしない。来年もう一年がんばれるような走りをしたい。」

9・武田豊樹
「ゆっくり自分の調整に専念している。心の準備ができるので、いい2日間だったが、グランプリのことを考えるといよいよ明日だなという気持ちになる。公開練習の時に、ファンの皆さんから「先行!」という声が多かった。たくさんの人が声をかけてくださったんで、期待に応えたいなと思っている。夜の練習はしない。明日は自分のプレッシャーと緊張感に負けたくない。レースの着よりも、自分に勝ちたい。」


→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■ダッグアウトから

<5R>
  先行した山口大助
「今日は中団とってもらって、前がゆるんだらカマそうと思っていたんです。自分じゃ抑え先行じゃ厳しいですからね。思った通りの展開になったんですけど、あんまり先行していないんでどこで流したらいいかわかんないですね。あとは自分の粘りがなかっただけです。もう少しだったんですけどね、また頑張ります」
人気になっていた中田博之は「組み立てを失敗しちゃいました。申し訳ないです」


<6R>
  高津晃治
「(中団取りが)競りだったけど、後ろに恩地(智明)さんもいるし、いい位置をとらないといけないなと思って、うまくいきましたね」


<7R>
  松岡健介
「河村(彰憲)さんも後ろについてくれていたんで、先行しようと思っていたんですけどね。なんとか捲れたけど、あれじゃたまにしか勝てないですね…」


<8R>
  先行逃げ切りで1着の引地正人
「自分の後ろの人がS級の点数かかっていたんで、つれていきたかったんですけど、それが心残りですね。同期がヤンググランプリに乗っているのが悔しいんで、彼らに追いつけるように頑張ります」


<9R>
  先行したが5着に沈んだ菊地圭尚
「高田(大輔)さんが捲ってきて、すぐに石丸(寛之)さんが来て気が抜けませんでした。石丸さんをすんなり行かせなかったのは自信になりましたね。でも、決勝に乗らなきゃダメですよね。目指すはグランプリなんで」
高田大輔の番手の原司は「あの展開なら高田の番手からシビアに行かなきゃだめでしたね。悔しい」


<10R>
  先行して2着に粘った荒井崇博
「(あんなに流すなんて)俺の先行は弱いって思われたのかな、なめられていますね!? 自分が車引いたら、小島(雅章)が行かんから『行かんなら行ってやる!』って思って、先行しました」
その小島雅章だが「二車だし駆けたくないなって思ったんですよ。荒井君ラインを抑えてる時に旭(啓介)君のラインが来るかなと思っていたんですけどね。一番強い人が四車じゃ厳しいです。二車だった時点で難しかったですね」


<11R>
  捲って3着まで入線した太田真一
「とりあえず今日をしのげました。最初は中団をとろうと思ったんですけど、途中でひらめいて前を取ろうと思って、うまく前がとれたんで、思った通りの展開になりましたね」


<12R>
  ヤンググランプリを優勝した山崎芳仁
「(渡邉)一成に任せていたんで、どこから一成が行くかわからなくて離れてしまいました。(最終2センターは)あそこから行かないと間に合わないと思って身体が自然に動きましたね。オッズを見たらすごい人気だったんで緊張しましたね。来年は地元の全日本選抜があるので、そこに向けて頑張りたいです」

  カマして主導権とった永井清史
「一成が先に仕掛けてちょっとでも流したら行こうと決めていました。バンクは軽く感じたんですけど、ちょっと力みすぎましたね。あの雰囲気に飲まれたというか…」

  悔しそうな渡邉一成
「いい感じでカマせたし、展開は自分に向いていたと思うけど、自分のスピードに乗せる前に永井にこられました。脚は残っていたので3番手からもう一回行こうと思っていたんですけど、行こうと思ったらヨコに山崎さんがいたんで何もできなかったですね。脚を残して終わったのが何より悔しいです。山崎さんが勝ってくれたのは嬉しいですけど、自分的には0点でした。すごく悔しかった!来年すぐの大宮記念に出られるのでぶつけたいです」

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