函館競輪場を舞台にナイターシリーズで開催されている「第68回オールスター競輪(GI)」は、8月13日に2日目が行われた。メインの「オリオン賞レース」の2個レースは、山口拳矢、吉田拓矢がともにまくりで制した。また、一次予選では荒井崇博、松谷秀幸、二次予選Bでは、佐々木豪、武藤龍生、南修二が白星を挙げた。8月14日のシリーズ3日目には、ドリーム、オリオン賞を勝ち上がった9人による「シャイニングスター賞」をメインに二次予選A、Bで勝ち上がりが争われる。V戦線を大きく左右する「シャイニングスター賞」は、見逃せない。
シリーズ開催中の毎日、オールスター競輪のオリジナルうちわ、抽選でオリジナルクオカードが当たるインタビュー抽選券を配布。餅まき、キッチンカーの出店、各種物産展、北海道グルメブース、選手会北海道支部ブース、りんりんふわふわ、ガラポン抽選会、SPEEDチャンネルトークショー・公開レース展望などがあります。また、8月14日のシリーズ3日目には、「道南リング・カツオPresentsオールスタープロレス」、「女子オールスター大集合」ガールズケイリン選手のトークショー、日本名輪会のトークショーなども予定されています。函館競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

10Rオリオン賞レース出場選手特別紹介

11Rオリオン賞レース出場選手特別紹介

10Rオリオン賞レースゴール

11Rオリオン賞レースゴール

オリオン賞レース表彰式
<5R>

松谷秀幸選手
別線に警戒されてけん制を受けながらも、西田優大が赤板1センターから踏み込む。主導権を握った西田に柏野智典が続いて、香川雄介は諸橋愛のブロックで付いていけない。3番手に小林泰正が飛び付いて、諸橋、香川で最終ホームを通過する。後方から巻き返していた道場晃規に合わせて、小林は2コーナー手前からまくる。道場は諸橋に張られて、松谷秀幸(写真)が諸橋後位にスイッチ。直線の入口で小林が西田をとらえるも、外を伸びた松谷が突き抜けた。
「小林君が前だったら、自分たちは切らせてくれないだろうなって思っていた。(西田が仕掛けて)そのあと道場君はすかさず行けば、行けてたんじゃないかと。(結果的に諸橋にブロックされて、最終)2コーナーで落車しそうになっていた。それで自分は内にいった。そこからは落ち着いて見られていたけど、アタマまでいった感じはなかった。アタマまでいっているんで悪くない。初日が休みだったのでフワフワして不安要素もあったけど、1走したんで大丈夫かなと」
小林と息の合ったラインプレーを見せた諸橋愛は、さすがの大立ち回りで2着。
「(西田は)もっと早く来るかと。(小林が)中団は取れると思ってたけど、(西田の)仕掛けが遅かったんで、合った人をどかしていこうと。(何回か)仕事をして、僕もいっぱいだった。松谷も強かったけど、僕も少し追い込みが甘かったですね。昨日(初日)、休んでいつもだと嫌な感じがあるのに、今日は体が軽くて朝からやれるなっていうのがあった」
「小林君が前だったら、自分たちは切らせてくれないだろうなって思っていた。(西田が仕掛けて)そのあと道場君はすかさず行けば、行けてたんじゃないかと。(結果的に諸橋にブロックされて、最終)2コーナーで落車しそうになっていた。それで自分は内にいった。そこからは落ち着いて見られていたけど、アタマまでいった感じはなかった。アタマまでいっているんで悪くない。初日が休みだったのでフワフワして不安要素もあったけど、1走したんで大丈夫かなと」
小林と息の合ったラインプレーを見せた諸橋愛は、さすがの大立ち回りで2着。
「(西田は)もっと早く来るかと。(小林が)中団は取れると思ってたけど、(西田の)仕掛けが遅かったんで、合った人をどかしていこうと。(何回か)仕事をして、僕もいっぱいだった。松谷も強かったけど、僕も少し追い込みが甘かったですね。昨日(初日)、休んでいつもだと嫌な感じがあるのに、今日は体が軽くて朝からやれるなっていうのがあった」
<6R>

荒井崇博選手
岐阜コンビが前団。栗山和樹と踏み合うことなく、後藤大輝が赤板2コーナー手前で先頭に立ち主導権。栗山は九州ラインの3番手で粘り、打鐘3コーナーから佐々木眞也が踏み上げる。後藤がペースを上げて、佐々木は番手の荒井崇博(写真)目がけて降りるも、荒井が番手を守る。逃げる後藤に荒井、佐々木、小原太樹になり、最終1センター過ぎから長島大介がまくりを打つ。長島は3番手までで、荒井が落ち着いて後藤を差し切った。
「(佐々木が)遅れながら当たってきたんで、ビックリしましたね。(最後の直線で踏み込んだ感触は)いつも通りです。(後藤)大輝が強かったね」
1周半以上を駆けた後藤大輝は、絶妙なペース配分で別線を完封して荒井と人気のワンツー決着。
「栗山さんは先行意欲があると思っていたので、自分たちの後ろからかなって思っていたんですけど。スタートから予想外でした。(後ろ攻めからで別線に)先切りされたり、けん制されるのは予想していた。それで脚にきていてキツい状態で、先行態勢に入った感じですね。こういう(初日が休みで2日目が1走目になる)経験が初めてなので、うまくできたのか下手だったのかはわからない。けど、(この1走で)刺激が入った」
「(佐々木が)遅れながら当たってきたんで、ビックリしましたね。(最後の直線で踏み込んだ感触は)いつも通りです。(後藤)大輝が強かったね」
1周半以上を駆けた後藤大輝は、絶妙なペース配分で別線を完封して荒井と人気のワンツー決着。
「栗山さんは先行意欲があると思っていたので、自分たちの後ろからかなって思っていたんですけど。スタートから予想外でした。(後ろ攻めからで別線に)先切りされたり、けん制されるのは予想していた。それで脚にきていてキツい状態で、先行態勢に入った感じですね。こういう(初日が休みで2日目が1走目になる)経験が初めてなので、うまくできたのか下手だったのかはわからない。けど、(この1走で)刺激が入った」
<7R>

南修二選手
赤板1コーナーで渡邉雅也が、小原佑太を押さえる。南関勢に山田久徳が続いて、単騎の小川真太郎が5番手。6番手になった小原は打鐘手前から仕掛けるが、渡部幸訓は小原の加速に徐々に車間が空く。1人になった小原が主導権を奪い、渡邉、和田健太郎が追いかけて最終周回。渡部ともつれた山田だが、さばいて4番手をキープする。詰める勢いで小原をつかまえにいった渡邉だが、小原も抵抗。近畿コンビが直線で強襲して、最後は南修二(写真)が伸び切った。
「(山田と)いい勝負ができるんじゃないかっていう感覚はありました。(踏んだ感じは)いいと思います。(好調の要因は)計画通りに練習ができている感じがあって、それがいいんだと。(練習方法は)大きく変えていないですけど、故障がなくできている」
冷静な立ち回りから勝負権のある位置を確保した山田久徳は、脚をためての追い込みで南とワンツー。
「中団は譲らないように走ろうと思っていました。ジャン前に小原君がいったところを一緒に出たかったが、前も踏んでいてタイミングが合わなかった。(最終)バックでは多少、余裕がありましたけど、コーナーで合うかなと、タイミングをズラしてからいった。(2走を)2着、2着でこられているし、(状態は)いいんじゃないかなと」
「(山田と)いい勝負ができるんじゃないかっていう感覚はありました。(踏んだ感じは)いいと思います。(好調の要因は)計画通りに練習ができている感じがあって、それがいいんだと。(練習方法は)大きく変えていないですけど、故障がなくできている」
冷静な立ち回りから勝負権のある位置を確保した山田久徳は、脚をためての追い込みで南とワンツー。
「中団は譲らないように走ろうと思っていました。ジャン前に小原君がいったところを一緒に出たかったが、前も踏んでいてタイミングが合わなかった。(最終)バックでは多少、余裕がありましたけど、コーナーで合うかなと、タイミングをズラしてからいった。(2走を)2着、2着でこられているし、(状態は)いいんじゃないかなと」
<8R>

武藤龍生選手
中井太祐、伊藤旭の順番で切って出て、そこを菊池岳仁がスムーズに先頭に立ってレースを支配する。4番手に伊藤が収まり、菊池が落ち着いたペース配分で打鐘を通過して、最終ホーム付近から徐々に踏み上げる。一本棒の8番手に置かれた河端朋之は、仕掛けられない。4番手の伊藤が、2コーナーから仕掛ける。武藤龍生(写真)は間合いを取り、3コーナー過ぎに伊藤をブロック。4コーナーから小倉竜二ともつれた三谷将太が落車。菊池の番手から武藤が、好展開をモノにした。
「(ラインで上位独占は)とてもうれしいですね。(菊池は)落ち着いていいペースで、(最終)ホーム過ぎからの踏み直しもしっかりしていた。それで自分は仕事がしやすかった。3番手にカミタクさん(神山拓弥)が付いていたんで、より一層、気持ちが入った。自分はいい状態だと思う」
関東3人で上位を独占。一次予選に続く先行策と内容の濃い走りで、菊池岳仁が逃げ残った。
「(2走とも先行しての勝ち上がりは)キセキですね(笑)。しっかりと自力を出し切りたいなっていうのがあった。先行すれば頼もしい先輩たちが付いているんで、自分の仕事をすればって思っていた。タイミングが来れば出て、あとは誰も出させないつもりだった。最近のなかでは、落ち着いて走れている。(3日目を)1日休めるのは大きいと思います」
「(ラインで上位独占は)とてもうれしいですね。(菊池は)落ち着いていいペースで、(最終)ホーム過ぎからの踏み直しもしっかりしていた。それで自分は仕事がしやすかった。3番手にカミタクさん(神山拓弥)が付いていたんで、より一層、気持ちが入った。自分はいい状態だと思う」
関東3人で上位を独占。一次予選に続く先行策と内容の濃い走りで、菊池岳仁が逃げ残った。
「(2走とも先行しての勝ち上がりは)キセキですね(笑)。しっかりと自力を出し切りたいなっていうのがあった。先行すれば頼もしい先輩たちが付いているんで、自分の仕事をすればって思っていた。タイミングが来れば出て、あとは誰も出させないつもりだった。最近のなかでは、落ち着いて走れている。(3日目を)1日休めるのは大きいと思います」
<9R>
佐々木豪選手
佐々木悠葵の上昇を阻んで、山崎歩夢が赤板過ぎに突っ張る。初手は9番手にいた単騎の野田源一がインを進出して4番手。佐々木豪(写真)は、5番手で打鐘を迎える。佐々木悠は8番手からの出直しを余儀なくされて、山崎のペース。打鐘4コーナーから踏み上げた山崎が、後続を一本棒にして駆ける。5番手の佐々木豪は、最終2コーナー過ぎに仕掛ける。和田圭のブロックを乗り越えた佐々木豪は、逃げる山崎をとらえて、ラインの岩津裕介まで引き込んだ。
「初手は一番いい隊列になりました。佐々木(悠)君が切りにいって、山崎君の対応次第だったけど、いい流れになりました。佐々木(悠)君の巻き返しが早いと思っていたし、その前に行きたかった。でも、(山崎の)ジャンの掛かりが良くて、佐々木(悠)君も構えざるを得ない展開になったと思う。(和田に)いいブロックをもらったけど気持ちでした。岩津さんとはなかなかワンツーが決まらないけど、この舞台で二次予選でワンツーができたのはすごくうれしい」
佐々木豪マークの岩津裕介は、1車輪まで詰め寄っての2着。
「(山崎は最終)ホームでスピードに乗っていたので、(佐々木豪は)行ける確信はなかったと思うが、よく仕掛けてくれましたね。(山崎が)掛かっていて、どこまでいけるかと思って見ていた。(和田に)張られたあとの戻りも良かったので、これは(踏み)勝ったなと僕も踏んだ。勝ち上がりが複雑ですけど、与えられたところでベストを尽くします」
「初手は一番いい隊列になりました。佐々木(悠)君が切りにいって、山崎君の対応次第だったけど、いい流れになりました。佐々木(悠)君の巻き返しが早いと思っていたし、その前に行きたかった。でも、(山崎の)ジャンの掛かりが良くて、佐々木(悠)君も構えざるを得ない展開になったと思う。(和田に)いいブロックをもらったけど気持ちでした。岩津さんとはなかなかワンツーが決まらないけど、この舞台で二次予選でワンツーができたのはすごくうれしい」
佐々木豪マークの岩津裕介は、1車輪まで詰め寄っての2着。
「(山崎は最終)ホームでスピードに乗っていたので、(佐々木豪は)行ける確信はなかったと思うが、よく仕掛けてくれましたね。(山崎が)掛かっていて、どこまでいけるかと思って見ていた。(和田に)張られたあとの戻りも良かったので、これは(踏み)勝ったなと僕も踏んだ。勝ち上がりが複雑ですけど、与えられたところでベストを尽くします」
<10R>

山口拳矢選手
周回中は3番手にいた中野慎詞が、嘉永泰斗を制して山口拳矢(写真)を押さえる。中野がそのまま先行態勢を取り、山口は3番手をキープ。8番手の寺崎浩平は、赤板2コーナーから踏み込む。寺崎が中野を叩いて、打鐘4コーナーで主導権を奪取。近畿勢を追いかけた単騎の取鳥雄吾は、3番手に飛び付いた中野の横でひと呼吸おいて、最終2コーナー手前からまくる。ホーム手前から巻き返していた嘉永に合わせて、山口は取鳥を目標にするようにまくり上げる。バック過ぎに出切った取鳥を、山口がスピードの違いでとらえて1着。
「(取鳥)雄吾さんが寺崎さん(ライン)に付いていって、(中野が)内に詰まっている間に仕掛けようと思った。中野君が仕掛けられないところで行けたし、周りが見えていた。こういうメンバーで1着スタートは大きいです。(バンクは)軽く感じて、(自転車の)回転に脚が追いついていないなと思いました」
最終2コーナー手前で纐纈洸翔のコースを塞いだ嘉永が、山口を追う。嘉永追走の山田庸平は、ゴール寸前で外から嘉永を交わして2着に上がった。
「(嘉永は)中野君の先切りを考えてなかったと思うけど、焦らずに引いて、キツいところをすぐに行ってくれて強かった。付いている分には余裕があったけど、自分の自力だとキツいと思って見ていました。(嘉永)泰斗が仕掛けてくれたので、あの位置(山口の後ろ)にいられた」
8番手になった嘉永泰斗は、最終ホーム手前からの反撃。山口のまくりを追いかけて、直線勝負に持ち込んだ。
「前の方にいたかったし押さえに行ったけど、中野君の動きは想定外だった。(車を下げてから最終)ホームくらいでひと呼吸おけたんで踏んだ。けど、出ずに(山口)拳矢さんがそのタイミングで踏んでくれた。纐纈君だけは押さえ込んでと。腰は問題ないですけど、呼吸はキツかったです。日に日に良くなれば。このデキで2着勝負ができたので、まずまずですね」
「(取鳥)雄吾さんが寺崎さん(ライン)に付いていって、(中野が)内に詰まっている間に仕掛けようと思った。中野君が仕掛けられないところで行けたし、周りが見えていた。こういうメンバーで1着スタートは大きいです。(バンクは)軽く感じて、(自転車の)回転に脚が追いついていないなと思いました」
最終2コーナー手前で纐纈洸翔のコースを塞いだ嘉永が、山口を追う。嘉永追走の山田庸平は、ゴール寸前で外から嘉永を交わして2着に上がった。
「(嘉永は)中野君の先切りを考えてなかったと思うけど、焦らずに引いて、キツいところをすぐに行ってくれて強かった。付いている分には余裕があったけど、自分の自力だとキツいと思って見ていました。(嘉永)泰斗が仕掛けてくれたので、あの位置(山口の後ろ)にいられた」
8番手になった嘉永泰斗は、最終ホーム手前からの反撃。山口のまくりを追いかけて、直線勝負に持ち込んだ。
「前の方にいたかったし押さえに行ったけど、中野君の動きは想定外だった。(車を下げてから最終)ホームくらいでひと呼吸おけたんで踏んだ。けど、出ずに(山口)拳矢さんがそのタイミングで踏んでくれた。纐纈君だけは押さえ込んでと。腰は問題ないですけど、呼吸はキツかったです。日に日に良くなれば。このデキで2着勝負ができたので、まずまずですね」
<11R>

吉田拓矢選手
赤板過ぎに伊藤颯馬が切って出て、九州勢に続いた吉田拓矢(写真)は、松井宏佑の仕掛けに素早く反応する。松井が先頭に立つと、吉田は瞬時に伊藤の内を突いて4番手を確保。後方の藤井が打鐘から反撃に出て、最終ホームで松井を叩いて駆ける。松井が3番手に収まり、6番手になった吉田は2コーナー過ぎにまくり上げる。松井は出られない。南関勢を乗り越えた吉田は、藤井の番手から追い込む浅井康太をゴール前でとらえて1着。
「(伊藤)颯馬が踏んでいたので、(伊藤の内を進出したのは)とっさの判断で危ないレースになってしまった。藤井さんがカマしてきたのはわかったけど、すごいスピード差があったのでスイッチは厳しいかなと。ああなったら自分の行けるところからと。前が掛かっていたので厳しいかと思ったけど、(坂井)洋が付いていたので、どこかで仕掛けないとって。(コーナーを)うまく回していけて、最後まで踏み切れた。自転車は言うことないので、(このあとも)気持ちを切らさずに」
2着までが3日目の「シャイニングスター賞」に進出。坂井に踏み勝った浅井康太が2着に入り、タイヤ差で明暗を分けた。
「松井君も(出てからは)早めに仕掛けないと思ったので、(藤井)侑吾は落ち着いて仕掛けた。自分の調子がいつも以上に良くて、付いていても楽だった。(藤井は最終)バック過ぎにタレていたので、松井君を振ってっていう感じだった。ただ、吉田君はすごいスピードで来てたんで、止められないなって。タテに踏んで勝負しようと思った。自分の感覚はすごく良くなっていて、いい感じです。(前検日、初日と)2日間、空いたのでしっかりと休養ができて、その前に追い込んだのが競走に向けて調整ができた」
3着で二次予選Aまわりを余儀なくされた坂井洋は、好感触だけに気持ちをスイッチする。
「全部(吉田に)任せていたんで、離れないようにでした。(外から吉田に付け直したところは)北津留(翼)さんが内にいたんで、脚を使ってでも外にいこうと。(吉田のまくりに)一瞬、口が空いたけど、余裕はあった。周りを見ながら、(最終)4コーナーから全開で行ったけど、みんな強かったです。自分の状態はすごくいいので、まったく問題ない」
「(伊藤)颯馬が踏んでいたので、(伊藤の内を進出したのは)とっさの判断で危ないレースになってしまった。藤井さんがカマしてきたのはわかったけど、すごいスピード差があったのでスイッチは厳しいかなと。ああなったら自分の行けるところからと。前が掛かっていたので厳しいかと思ったけど、(坂井)洋が付いていたので、どこかで仕掛けないとって。(コーナーを)うまく回していけて、最後まで踏み切れた。自転車は言うことないので、(このあとも)気持ちを切らさずに」
2着までが3日目の「シャイニングスター賞」に進出。坂井に踏み勝った浅井康太が2着に入り、タイヤ差で明暗を分けた。
「松井君も(出てからは)早めに仕掛けないと思ったので、(藤井)侑吾は落ち着いて仕掛けた。自分の調子がいつも以上に良くて、付いていても楽だった。(藤井は最終)バック過ぎにタレていたので、松井君を振ってっていう感じだった。ただ、吉田君はすごいスピードで来てたんで、止められないなって。タテに踏んで勝負しようと思った。自分の感覚はすごく良くなっていて、いい感じです。(前検日、初日と)2日間、空いたのでしっかりと休養ができて、その前に追い込んだのが競走に向けて調整ができた」
3着で二次予選Aまわりを余儀なくされた坂井洋は、好感触だけに気持ちをスイッチする。
「全部(吉田に)任せていたんで、離れないようにでした。(外から吉田に付け直したところは)北津留(翼)さんが内にいたんで、脚を使ってでも外にいこうと。(吉田のまくりに)一瞬、口が空いたけど、余裕はあった。周りを見ながら、(最終)4コーナーから全開で行ったけど、みんな強かったです。自分の状態はすごくいいので、まったく問題ない」