函館競輪場を舞台にナイターシリーズで開催されている「第68回オールスター競輪(GI)」は、8月14日に3日目が行われた。9人全員がストレート(失格以外)で準決に進めるメインの「シャイニングスター賞」は、ドリームレースと同じ南関ワンツーでの決着。深谷知広を交わした郡司浩平が、連勝を飾った。また、二次予選A、Bでは、太田海也、阿部力也らが勝ち星を挙げて、3連単では30万円を超える配当も飛び出した。8月15日のシリーズ4日目は、「シャイニングスター賞」組の9人は休み。準々決勝のA、Bで勝ち上がりが争われる。
シリーズ開催中の毎日、オールスター競輪のオリジナルうちわ、抽選でオリジナルクオカードが当たるインタビュー抽選券を配布。餅まき、キッチンカーの出店、各種物産展、北海道グルメブース、選手会北海道支部ブース、りんりんふわふわ、ガラポン抽選会、SPEEDチャンネルトークショー・公開レース展望などがあります。また、8月15日のシリーズ4日目には、「タカアンドトシ」、「EXIT」、「ケビンス」のお笑いステージ、「高野太吾」のマジックステージ、選手会チャリティーオークションなども予定されています。函館競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

シャイニングスター賞出場選手特別紹介

シャイニングスター賞1番車、犬伏湧也選手

シャイニングスター賞2番車、眞杉匠選手

シャイニングスター賞3番車、深谷知広選手

シャイニングスター賞4番車、浅井康太選手

シャイニングスター賞5番車、新山響平選手

シャイニングスター賞6番車、山田庸平選手

シャイニングスター賞7番車、郡司浩平選手

シャイニングスター賞8番車、山口拳矢選手

シャイニングスター賞9番車、吉田拓矢選手
シャイニングスター賞 レース経過
号砲が鳴ると深谷知広、浅井康太、新山響平、郡司浩平がスッと出て、深谷が誘導員の後ろに付いた。深谷-郡司の南関勢が前を固め、山口拳矢-浅井の中部勢が続く。単騎の新山が5番手。以下は犬伏湧也-山田庸平の西日本勢、眞杉匠-吉田拓矢の関東勢の並び。
青板周回のバックで眞杉-吉田が上昇をはじめると、山口-浅井が上に登って眞杉をけん制。新山が郡司の後ろにスイッチ。赤板過ぎに誘導員が退避するが、各ラインがけん制し合ってペースは上がらない。深谷-郡司、新山、山口-浅井、眞杉-吉田、犬伏-山田の一本棒になりかけたが、2コーナーで眞杉が仕掛けた。犬伏はこれを追わず8番手のまま。ジャンで眞杉が深谷に並びかけたが、2車だったため深谷は引いてすんなり3番手をキープ。最終ホームは眞杉-吉田、深谷-郡司、新山、山口-浅井の態勢となり、犬伏がスパートするもまだ前は遠い。1センターで新山が発進したが、郡司にけん制されてスピードが鈍る。すると2コーナーで深谷がまくる。番手の吉田はブロックするも止まらなかったため番手まくりに出たが、深谷は乗り越えて郡司も続き、山口-浅井がこれを追う。まくった深谷をゴール前で郡司が差し切り、ドリームレースに続きシャイニングスター賞を制した。2着は深谷と、山口に続き直線で鋭く伸びた浅井で写真判定となったが、ビサで深谷に軍配が上がり、ドリームレースと同様に南関コンビで連を独占した。
青板周回のバックで眞杉-吉田が上昇をはじめると、山口-浅井が上に登って眞杉をけん制。新山が郡司の後ろにスイッチ。赤板過ぎに誘導員が退避するが、各ラインがけん制し合ってペースは上がらない。深谷-郡司、新山、山口-浅井、眞杉-吉田、犬伏-山田の一本棒になりかけたが、2コーナーで眞杉が仕掛けた。犬伏はこれを追わず8番手のまま。ジャンで眞杉が深谷に並びかけたが、2車だったため深谷は引いてすんなり3番手をキープ。最終ホームは眞杉-吉田、深谷-郡司、新山、山口-浅井の態勢となり、犬伏がスパートするもまだ前は遠い。1センターで新山が発進したが、郡司にけん制されてスピードが鈍る。すると2コーナーで深谷がまくる。番手の吉田はブロックするも止まらなかったため番手まくりに出たが、深谷は乗り越えて郡司も続き、山口-浅井がこれを追う。まくった深谷をゴール前で郡司が差し切り、ドリームレースに続きシャイニングスター賞を制した。2着は深谷と、山口に続き直線で鋭く伸びた浅井で写真判定となったが、ビサで深谷に軍配が上がり、ドリームレースと同様に南関コンビで連を独占した。





<6R>

和田真久留選手
上昇する吉田有希を警戒しながら、前受けの松本貴治が踏み込んで赤板過ぎに誘導を降ろす。突っ張り気味に踏んだ松本を、吉田が2コーナー過ぎに叩いて主導権。打鐘3コーナーで松本は4番手に下げて、和田真久留(写真)は7番手に置かれる。ペースを握った吉田が、そのまま踏み上げて駆ける。最終2コーナーからまくった松本を諸橋愛がブロック。後方の和田は、3コーナーから内を進出して、直線で中のコースをシャープに伸びた。
「ハイペースのなかで車間も詰まっていかなかったですし、(仕掛けて)行くしかないっていうところで松本君がいった。諸橋さんも大きくブロックしていましたし、あそこを行くしかなかったですね。このメンバーで大外を回して1着を取れる脚力はない。赤板の判断が良くなかった。ちょっと自転車をいじって部品を換えたりしたんですけど、戻そうかなって思っています。体は問題ないですね」
松本に付けた荒井崇博は、諸橋が振ったあおりを受けながらも外を追い込んで2着に届いた。
「スタート勝負でした。取れた位置からですけど、精いっぱい取りにいこうって。(打鐘過ぎに松本が)4番手の位置が取れたんで(準々決勝Bの勝ち上がり権利となる)6着はあるかなって。(最後は和田に間をいかれてしまったが)あそこは空けて踏まないと、(大外を)飛んでくる場合がある」
「ハイペースのなかで車間も詰まっていかなかったですし、(仕掛けて)行くしかないっていうところで松本君がいった。諸橋さんも大きくブロックしていましたし、あそこを行くしかなかったですね。このメンバーで大外を回して1着を取れる脚力はない。赤板の判断が良くなかった。ちょっと自転車をいじって部品を換えたりしたんですけど、戻そうかなって思っています。体は問題ないですね」
松本に付けた荒井崇博は、諸橋が振ったあおりを受けながらも外を追い込んで2着に届いた。
「スタート勝負でした。取れた位置からですけど、精いっぱい取りにいこうって。(打鐘過ぎに松本が)4番手の位置が取れたんで(準々決勝Bの勝ち上がり権利となる)6着はあるかなって。(最後は和田に間をいかれてしまったが)あそこは空けて踏まないと、(大外を)飛んでくる場合がある」
<7R>

阿部力也選手
周回中に4番手にいた鈴木玄人は、前との車間を空けて後方の後藤大輝にプレッシャーをかける。赤板1センターでも鈴木に振られて、後藤は仕掛けられない。前受けの菅田壱道が先行の腹を固めて、そのままペースを上げる。2コーナーから山降ろしで仕掛けた後藤は、打鐘4コーナーの阿部力也(写真)のけん制で失速。菅田の先行で最終ホームを通過。香川雄介も内に降りるが、鈴木が4番手を確保。鈴木が3コーナー過ぎから追い込むが、菅田の番手から阿部が直線で踏んで1着。
「(菅田が先行になったが)自分は余裕があったので、誰も通さない気持ちもあって(状態は)良かった。調子は良さそうです。ラインのおかげで勝ち上がってこられました。(3場所前の)高松宮記念杯のあとに(調子が)落ちて少しずつ戻ってきたんで、なんとかと思っていました。脚と不安な気持ちがつり合ってなかったけど、そこがかみ合えば勝ち上がりでも戦えるかなと思います」
後藤にレースをさせず、鈴木玄人が持ち味を生かした立ち回りで2着。
「(周回中の)中団は考えていなかったので、アドリブで先輩を振り回してしまった。けど、(ラインの3人で勝ち上がれたので)いい風に向いた。香川さんにからまれて、位置を取り返して遅れてしまった。1走目と同じ悪い仕掛けになって反省です。今日(2走目)はたまたま、いい方になったけど、脚はよくわからないので気合で頑張ります」
「(菅田が先行になったが)自分は余裕があったので、誰も通さない気持ちもあって(状態は)良かった。調子は良さそうです。ラインのおかげで勝ち上がってこられました。(3場所前の)高松宮記念杯のあとに(調子が)落ちて少しずつ戻ってきたんで、なんとかと思っていました。脚と不安な気持ちがつり合ってなかったけど、そこがかみ合えば勝ち上がりでも戦えるかなと思います」
後藤にレースをさせず、鈴木玄人が持ち味を生かした立ち回りで2着。
「(周回中の)中団は考えていなかったので、アドリブで先輩を振り回してしまった。けど、(ラインの3人で勝ち上がれたので)いい風に向いた。香川さんにからまれて、位置を取り返して遅れてしまった。1走目と同じ悪い仕掛けになって反省です。今日(2走目)はたまたま、いい方になったけど、脚はよくわからないので気合で頑張ります」
<8R>

脇本勇希選手
脇本勇希(写真)の一撃で好配当。赤板1センター過ぎに小林泰正が先頭に立ち、脇本が3番手に続く。5番手に追い上げた佐々木眞也は、中石湊を後方に置いて打鐘3コーナーから仕掛ける。佐々木が叩き切って先行策。小林が3番手に入り、最終ホームで中石も巻き返すが一息。2コーナーで小林がまくりを打ち、外に張った松谷秀幸が前に踏み込む。前団の隊列が短くなり、バック過ぎに脇本が襲い掛かる。小林を合わせ切った松谷をゴール前でとらえた脇本が1着。
「一番の理想は中石君が前を取ってくれて、突っ張ってくれればと思っていた。(中石が)引いたんで、切り替えて自分で前に踏めればと。(最終)ホームで(中石が)来る感じがなくて、落ち着いていけました。みんな(自分のことは)無警戒だったんじゃないかと。長い距離をいくともたなかったりするけど、まくりは出ているかなって思います」
同門の佐々木が、積極策。2車のラインで厳しい判断を迫られた松谷秀幸は、早めの追い込みで準々決勝Aに勝ち上がった。
「ジャンのところは、まさか(佐々木)眞也が行くとは思わなかった。(小林泰正のまくりが来て)あそこで待ったらごっそり行かれて、(佐々木と)8、9着になってしまう。眞也の気持ちに応えるためにも(前に踏んだ)。小林君だけ合わせれば、ゴチャゴチャするかなと。眞也が気持ちのこもったレースをしてくれた。それに尽きます」
「一番の理想は中石君が前を取ってくれて、突っ張ってくれればと思っていた。(中石が)引いたんで、切り替えて自分で前に踏めればと。(最終)ホームで(中石が)来る感じがなくて、落ち着いていけました。みんな(自分のことは)無警戒だったんじゃないかと。長い距離をいくともたなかったりするけど、まくりは出ているかなって思います」
同門の佐々木が、積極策。2車のラインで厳しい判断を迫られた松谷秀幸は、早めの追い込みで準々決勝Aに勝ち上がった。
「ジャンのところは、まさか(佐々木)眞也が行くとは思わなかった。(小林泰正のまくりが来て)あそこで待ったらごっそり行かれて、(佐々木と)8、9着になってしまう。眞也の気持ちに応えるためにも(前に踏んだ)。小林君だけ合わせれば、ゴチャゴチャするかなと。眞也が気持ちのこもったレースをしてくれた。それに尽きます」
<9R>

北津留翼選手
赤板過ぎは内から取鳥雄吾、窓場千加頼、中野慎詞の3人が踏み込む。窓場の上を中野が押さえて、遅れていた守澤太志が追い上げる。3番手に窓場が入るも、取鳥がインを押し上げて打鐘3コーナー過ぎに併走。後方でタイミングを取っていた嘉永泰斗は、4コーナーから仕掛ける。嘉永が、逃げる中野を最終2コーナー手前でとらえる。北津留翼(写真)も抜かりなく続いて、九州コンビが出切る。3番手から詰める中野はいっぱいで、番手から北津留が差し切った。
「(スタートは)できれば前が取れればと思っていた。みんな強いので、前の方からスタートした方がいいかなって。ゴチャゴチャしていたんですけど、嘉永君が下げた。最後の伸びにかけるかなって思ったら、(最終)ホームで行った。ここを乗り切るのはキツいかなって思ったんでビックリしました。付け切ってからは、誰が来るかビクビクしながらでした。嘉永君のおかげですね」
前団の戦況を見極めて抜群のタイミングで踏み込んだ嘉永泰斗が、ロングまくりで北津留とのワンツーを決めた。
「結構、(早めから仕掛けに)いく人が多かった。それで(周回中は)前々の方が良かった。ゴチャゴチャしていたので、そこを目がけていければって。まさか出切れるとは思っていなかった。でも、踏んだ感じは良かったですし、守澤さんの横まではスピード良くいけた。出切ってからは全開でした」
「(スタートは)できれば前が取れればと思っていた。みんな強いので、前の方からスタートした方がいいかなって。ゴチャゴチャしていたんですけど、嘉永君が下げた。最後の伸びにかけるかなって思ったら、(最終)ホームで行った。ここを乗り切るのはキツいかなって思ったんでビックリしました。付け切ってからは、誰が来るかビクビクしながらでした。嘉永君のおかげですね」
前団の戦況を見極めて抜群のタイミングで踏み込んだ嘉永泰斗が、ロングまくりで北津留とのワンツーを決めた。
「結構、(早めから仕掛けに)いく人が多かった。それで(周回中は)前々の方が良かった。ゴチャゴチャしていたので、そこを目がけていければって。まさか出切れるとは思っていなかった。でも、踏んだ感じは良かったですし、守澤さんの横まではスピード良くいけた。出切ってからは全開でした」
<10R>

太田海也選手
前受けの太田海也(写真)は誘導を残して早めに下げて、藤井侑吾、寺崎浩平の順番で動く。赤板2コーナー手前で松井宏佑が寺崎を押さえて、その上を太田が出て打鐘過ぎに主導権。単騎の伊藤颯馬が3番手に追い上げ、松井は4番手で最終ホームを通過する。太田が落ち着いて駆けて、6番手になった寺崎はバック手前からまくる。合わせて松井も踏み込む。逃げる太田は、余力を残して直線を迎える。3番手から伊藤も伸びるが、太田が後続を退けて押し切った。
「作戦通りに運べたと思います。まだまだうまくいかない部分もありながら、今日(2走目)はうまくいきました。後ろの選手がタイミングを見計らってくれて仕掛けがないなかで、自分のコンディションも良かったのですべてがかみ合った結果です。2年ぶり以上にいいレースができたんじゃないかと。この感覚を忘れないように頑張りたい。まだまだ改善点はありますけど、ひとまず今日の感覚を忘れずに走りたい」
赤板2コーナーで太田ラインを追いかけて3番手に切り替えた単騎の伊藤颯馬は、レースセンスが光る好判断で2着。
「愛知には付いていかずに、どの並びでも2番目のラインに付いていこうと。思ったよりみんな動いて展開が早くなったけど、しっかり(佐藤慎太郎の後ろに)スイッチもできた。(佐藤)慎太郎さんを抜けたんで、そこだけは(評価できる)。(2走目は)動けたと思います。まだ背中が痛くて、いまも体は痛いけど、ちょっとずつ戻ってきています」
「作戦通りに運べたと思います。まだまだうまくいかない部分もありながら、今日(2走目)はうまくいきました。後ろの選手がタイミングを見計らってくれて仕掛けがないなかで、自分のコンディションも良かったのですべてがかみ合った結果です。2年ぶり以上にいいレースができたんじゃないかと。この感覚を忘れないように頑張りたい。まだまだ改善点はありますけど、ひとまず今日の感覚を忘れずに走りたい」
赤板2コーナーで太田ラインを追いかけて3番手に切り替えた単騎の伊藤颯馬は、レースセンスが光る好判断で2着。
「愛知には付いていかずに、どの並びでも2番目のラインに付いていこうと。思ったよりみんな動いて展開が早くなったけど、しっかり(佐藤慎太郎の後ろに)スイッチもできた。(佐藤)慎太郎さんを抜けたんで、そこだけは(評価できる)。(2走目は)動けたと思います。まだ背中が痛くて、いまも体は痛いけど、ちょっとずつ戻ってきています」
<11R>

郡司浩平選手
南関勢が前団。8番手から上昇した眞杉匠に合わせて、山口拳矢が3番手から動くが、深谷知広も突っ張り気味に踏み込む。ワンテンポおいた眞杉は、赤板1センター過ぎからスパート。打鐘過ぎに眞杉が主導権を握り、吉田拓矢が続く。深谷は3番手に収まり、単騎の新山響平は5番手で前との車間を空ける。一本棒の8番手から犬伏湧也が、4コーナーから巻き返すが一息。新山は最終1センターから踏み込んで、吉田拓矢に振られながらも深谷もまくって出る。吉田のけん制を乗り越えた深谷が3コーナーで出切り、南関勢に山口が襲い掛かる。番手の郡司浩平(写真)は落ち着いて間合いを計り、余裕をもって深谷を交わした。
「赤板で(別線の)みんなが外に張りながら、切りそうで切らなそうな感じだった。思ったより来なかったんで、(深谷は)1回、突っ張ってってなったんだと思います。ジャンのところで眞杉が来て、あそこの位置取りで決まったなって。3番手から深谷さんのタイミングで行けばと。新山が外を踏んだのが見えたので、そこだけはかぶらないようにと。あとは内が怖かったんですけど、深谷さんが加速していったのでそんな心配はしなくても良かった。自分は1走目よりも重たさを感じたけど、冷静にレースを運べている。連日(2走とも)、深谷さんあってのレースですけどね」
ドリームレースに続いて、郡司とのワンツー劇。連続2着の深谷知広だが、動きの良さが目を引く。それだけに勝負どころの準決をこう見据える。
「(別線が切りに来たところは)波が来てのみ込まれないように、力をかけて待ってました。脚を使っていたんでキツかったけど、またしっかりと(まくりにいって)踏み込めた。そこは良かった。ここ最近のなかで一番、動けていると思う。明日(4日目)、1日空くので(どう過ごすか)慎重に考えたい」
山口に乗った浅井康太は、直線で中のコースを追い込んで3着。
「眞杉君が上がって来る時に、(山口)拳矢がけん制をした。あとは拳矢の判断だったので、僕は追走した。内から新山君が来て、眞杉君が先行態勢に入った。(山口は)中団ですけど、前に強い先行選手が2、3人いたんで、拳矢も行きづらかったと思う。新山君、深谷君が仕掛けたことで、自分たちにもチャンスができた。(1走目よりも2走目の)今日の方が少し重たかったので、(5日目の準決に向けて)調整して臨みたい」
「赤板で(別線の)みんなが外に張りながら、切りそうで切らなそうな感じだった。思ったより来なかったんで、(深谷は)1回、突っ張ってってなったんだと思います。ジャンのところで眞杉が来て、あそこの位置取りで決まったなって。3番手から深谷さんのタイミングで行けばと。新山が外を踏んだのが見えたので、そこだけはかぶらないようにと。あとは内が怖かったんですけど、深谷さんが加速していったのでそんな心配はしなくても良かった。自分は1走目よりも重たさを感じたけど、冷静にレースを運べている。連日(2走とも)、深谷さんあってのレースですけどね」
ドリームレースに続いて、郡司とのワンツー劇。連続2着の深谷知広だが、動きの良さが目を引く。それだけに勝負どころの準決をこう見据える。
「(別線が切りに来たところは)波が来てのみ込まれないように、力をかけて待ってました。脚を使っていたんでキツかったけど、またしっかりと(まくりにいって)踏み込めた。そこは良かった。ここ最近のなかで一番、動けていると思う。明日(4日目)、1日空くので(どう過ごすか)慎重に考えたい」
山口に乗った浅井康太は、直線で中のコースを追い込んで3着。
「眞杉君が上がって来る時に、(山口)拳矢がけん制をした。あとは拳矢の判断だったので、僕は追走した。内から新山君が来て、眞杉君が先行態勢に入った。(山口は)中団ですけど、前に強い先行選手が2、3人いたんで、拳矢も行きづらかったと思う。新山君、深谷君が仕掛けたことで、自分たちにもチャンスができた。(1走目よりも2走目の)今日の方が少し重たかったので、(5日目の準決に向けて)調整して臨みたい」