『第47回オールスター競輪(GI )レポート』 2日目編
 
配信日:9月19日
 




若生武則の 『第47回オールスター競輪(GI)レポート』 2日目編


 

《特産品》

《ドリーム選手紹介》


今日の西武園競輪場は、うんざりするぐらい暑かったですね。競輪はもっと熱かったのですが。

本日のドリームレースはいかがだったでしょうか。村上が意地の大逃げ。そして、突っ込んできたのは佐藤慎太郎選手でした。さすがに、直線突っ込んでくる脚は、特級品でしたね。

こんにちは、けいりんマガジンの若生です。

バンク内では、でかい殿様バッタが結構飛んでいて、撮影の合間の和みになっています。本日、競輪場内をうろうろしていましたが、見つけたのが埼玉県の特産品店。入場口から左手のほうに行くと並んでいます。競輪場においでの際は是非お寄りください。


ドリームレース
小嶋、山田、吉岡、神山、小橋、伏見、佐藤、村上、小野で周回。赤板前で、村上が上昇するとそのラインに伏見、佐藤も続く。打鐘で村上が発進すると小嶋が中団で粘る形に、そのまま小嶋は村上の3番手にはまるが山田は離れ後方に。最終3コーナーから小嶋は3番手から捲って出るが、小野にブロックされ後退。ゴールは直線でコースが空いた佐藤が突っ込んできて1着。2着小野、3着村上。

《周回中》

《赤坂》

《赤坂過ぎ1センター》

《最終ホーム》

《最終1センター》

《最終2センター》

《最終バック》

《ゴール》

《表彰 佐藤選手》


セッティング

村上と吉岡と渡部が、吉岡の自転車のセッティングをヘルプ! 吉岡が村上にサドルが曲がってないかと聞くと、「あと3ミクロン左に」や、「2ミクロン行き過ぎ」と返答。ここから、皆、わけが分からなくなり、爆笑で落ちてしまいました。その結果は…。



→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■タッグアウトから

<1R>
  吉川誠の番手から1着の渡邉晴智

「(佐藤真一は)顔見せからは来てなかったけど、きびしいみたいだし、しょうがないですよ」
佐藤真一は「つまんない位置まわってもしょうがないでしょ。競りに関して、渡邉さんはすきがなかった。勉強になりました」


<2R>
  先行した新田康仁を交わして村本大輔が1着

「新田さんがいいレースをしてくれました。昨日『先行すればよかったって』だいぶ悔しかったみたいだから。恵まれました」


<3R>
  捲り追い込んで1着の井上貴照

「谷津田(将吾)君と中団取り合いになったらきびしいなと思ってたけど、やりあってくれてよかった。最終日まで残れて良かった~。一人で帰るの寂しいからね」
井上の番手の笹川竜治は「井上さん強えー」とひとこと。
波潟和男は「竜治のやつを抜いてやろうと思ったのに、だめだった(笑)。昨日勝ったやつはいいよな、今日休みで。人のこと茶化すだけ茶化しやがる。もう、敵なんだか味方なんだかわかんないよ(笑)」


<4R>
  捲り決まった小林大介

「吉村(和之)も浜口(高彰)さんつけているから先行かなっと思ったんで、わかんなかったんですよ。もこもこってなったんで、高橋(光宏)さんもついてきにくかったんでしょうね」


<5R>
  1着同着の新藤敦

「前々に踏んでいたのが良かったんですかね。出来は問題なかったんですけど、昨日は悔いが残ったから。負けた時点で気持ち切り替えて最終日まで走ろうと決めたんで。何度もあるけど寂しいんですよ、途中で帰るのって」


<6R>
  逃げた浦山一栄、埼京勢のワンツースリーが決まった。

「ワンツースリー決められたんで、何も言うことないです! 先行して負けたらしょうがないと思ってたんで、ワンツースリー決められて良かったです」
番手の茂木和臣は「浦山が行ってくたおかげで、恵まれました」
3番手かためた小沼良は「埼玉で俺だけダメだったらどうしようかと思ったけど、3着に入れて良かった」


<7R>
  レース前に鼻血を出しながらも2着に入線した矢口啓一郎

「こんなことは初めてですよ。バンドを締めていたら、いやな感じがして鼻血が出ちゃって。兵藤(一也)さんに『落ち着け』って言われて、落ち着いたつもりだったんですけど、前とった時点で落ち着いてないって言われました。後味の悪い2着ですね。でも、これで負けたら、ただの鼻血バカですからね。脚の方は、バック9番手から行けたんで悪くないと思います。ご迷惑かけてすみませんでした」


<8R>
  初日の弟に引き続き、1着の坂上忠克

「銀メダリストに勝ったということは、僕が金メダリストですね(笑)。同期の前田(拓也)がついてくれたんで、絶対負けたくなかったですね(笑)。調子は、うなぎ登りですね...って勝った時は言っちゃいますけど(笑)」
坂上の番手についた前田拓也「坂上が強かったですね。弟(樹大)だったら安心して、ついていられるんだけど、兄ちゃんやから心配で、心配で」
坂上「前検日にメンバー知って、本当に元気なくなったんですよ、こいつ。失礼ですよね(笑)」
長塚智広「雰囲気がちがって余裕がなかったですね。それにレース感が全然なかったです。負けてしょんぼりって書いておいてください」


<9R>
  1着の松岡彰洋

「むずかしいレースでしたね。井上(昌己)が来るのかなって思ったけど、並走だったのはわかったんですけど、内にいたんですね。中3日で先行はきついかなっと思ったんですけど、残れてホッとしています」
井上昌己「レース感がないですね」


<10R>
  1着の高谷雅彦

取り囲む報道陣に「久しぶりだな、こんなにパシャパシャ写真撮られるの(笑)。練習仲間の佐々木健司が一次予選を突破してたんでね、プレッシャーかけてくるんですよ(笑)」
高谷マークで2着の平沼由充「高谷さんのおかげです。作戦通りでしたね、並びも。高谷さんの出来が良かったですよ。あれを抜けるのは(佐藤)慎太郎ぐらいですよ」


<11R>

  ドリームレース制した佐藤慎太郎

「伏見(俊昭)さんのおかげですね。伏見さんがいるだけで嬉しいですね。位置作ってくれるし」



2着の小野俊之

「自分の仕事はできたんですけど、ワンツー決めたかったですね。9番目のドリームメンバーなんですけど、1番人気で嬉しかったです」

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■私的明日の展望

9R 二次予選

市田佳寿浩-金田健一郎、浦山一栄-川口満宏-小沼良、中川誠一郎-小野俊之、出口眞浩、鈴木誠

好調そうなのは浦山だが、はたしてどこまで、市田、中川に抵抗することが出来るのか。私的には市田より中川のほうが出来がいいと見ているので、ここは小野から中川、川口、市田に流してみたい。

10R 二次予選

太田真一-神山雄一郎-後閑信一、坂上忠克-山口幸二、村上博幸-郡山久二、加藤圭一-眞原健一

私的には坂上が気になる。しかし、実力度合いはどのラインも同じで、強いていえば太田ラインが抜けている。結構混戦気配が強いのでは。

11R 二次予選

村上義弘-内林久徳-佐々木健司、友定祐己-小倉竜二、石毛克幸-高木隆弘、稲村成浩-廣川貞治

ドリームの村上はとても強かった。ここでも負けられないが、番手の内林の調子が今一歩分からない。仮に友定辺りが粘って来ると、飛んでしまう可能性も。ラインが短くなれば、石毛の捲りも炸裂しそう。私的には石毛から、各番手の選手に注目してみたい。


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