輪界でもっとも権威のあるタイトル、日本選手権の幕が開けた。名古屋競輪場を舞台に「第79回日本選手権競輪(GI)」が、4月29日にスタートした。初日のメイン、特選では、3番手から追い込んだ吉田拓矢が突き抜けた。吉田、菅田壱道、古性優作の上位3選手が、4日目の「ゴールデンレーサー賞」への勝ち上がりを決めた。また、一次予選では、3連単で10万円を超える配当が2回も飛び出すなど波乱もあった。しかしながら、初日、一次予選のトリの太田海也は、逃げ切りで人気に応えて、幸先のいいスタートを切った。4月30日の2日目は、特選の2つと残りの一次予選で勝ち上がりが争われる。
日本選手権シリーズは、開催中の毎日、来場者先着入場プレゼント、予想会ステージ、太ももカフェ(選手会愛知支部)、名古屋めしキッチンカーの出店、未確定車券抽選会などが予定されています。名古屋競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

第79回日本選手権競輪開会式

前年度優勝の平原康多選手から優勝旗、優勝杯の返還

25回連続出場で表彰を受ける荒井崇博選手

20回連続出場で表彰を受ける東口善朋選手

敢闘宣言をする藤井侑吾選手

11R特別選抜予選ゴール
<1R>

吉澤純平選手
中近勢が、前団に構える。吉田有希に合わせて4番手から動いた嘉永泰斗を、福永大智が阻んで突っ張る。前団の隊列が短くなり、吉田が赤板2コーナー手前から踏み込む。打鐘で吉田が主導権を握り、関東3車が出切る。4番手を福永が確保して、7番手になった嘉永は4コーナー過ぎに反撃に出る。逃げる吉田の後ろで大きく車間を空けた吉澤純平(写真)が、嘉永をけん制。吉田はいっぱいで、詰めた吉澤が2センターから追い込む。中田健太は遅れて、山田英明、嘉永が直線で迫るが、吉澤が1着。
「嘉永君が中団(狙い)だった。吉田君がいいところで行ってくれたんですけど、嘉永君の巻き返しも早かった。(嘉永を)止められれば良かったんですけど。(朝一番のレースでも)練習は午前もやっているので、そこは大丈夫でした」
吉澤のブロックを受けた嘉永の余力を確かめながら、山田英明が外を追い込んだ。
「前を取れるかなって思ったんですけど、(スタートは)福永君も早かった。突っ張られてから引いていくのはキツいかなって思ったんですけど、(嘉永は)すかさず行ってくれた。(嘉永は)調子がいいんだろうなって。ちょっと(吉澤と中田との)車間が空いていたので、嘉永君が入れればもう1回チャンスかなと。風はかなりキツいですね。コーナーで結構くらいました」
「嘉永君が中団(狙い)だった。吉田君がいいところで行ってくれたんですけど、嘉永君の巻き返しも早かった。(嘉永を)止められれば良かったんですけど。(朝一番のレースでも)練習は午前もやっているので、そこは大丈夫でした」
吉澤のブロックを受けた嘉永の余力を確かめながら、山田英明が外を追い込んだ。
「前を取れるかなって思ったんですけど、(スタートは)福永君も早かった。突っ張られてから引いていくのはキツいかなって思ったんですけど、(嘉永は)すかさず行ってくれた。(嘉永は)調子がいいんだろうなって。ちょっと(吉澤と中田との)車間が空いていたので、嘉永君が入れればもう1回チャンスかなと。風はかなりキツいですね。コーナーで結構くらいました」
<2R>

鈴木竜士選手
前受けの高橋晋也は誘導を残したまま下げて、村田祐樹が赤板過ぎに誘導を降ろして先頭に立つ。鈴木竜士(写真)が3番手に追い上げて、5番手で高橋と併走した岩谷拓磨が打鐘手前から巻き返す。村田が岩谷を突っ張り主導権をキープ。松岡貴久が離れて、岩谷が3番手に降りるが、最終ホームで鈴木が踏み込んで再度3番手になる。1センターから仕掛けた高橋に合わせて、村田後位から川口聖二が詰める。川口が空けたインを鈴木が突いて、さらにその内で高橋、竹内智彦がもつれて、竹内、和田圭が落車、杉森輝大が車体故障。直線で鈴木が抜け出して1着。
「全員、先行があるので、それを頭に入れていた。とにかく3着以内の展開をつくろうと。前々にいれば、上にいくチャンスがあるかなと。(最終)2コーナーで踏んだけど、(川口)聖二が出ていったので様子を見たけど、(村田に)合わされていたので内にいった。中5日ですけど、いい状態でもってこられた」
押さえ先行から岩谷を突っ張った村田祐樹は、後続のアクシデントもあったが2着に粘り込んで好配当をメイクした。
「(周回中は)後ろになったので、動いてからと。切ったあとは、岩谷さんが来た時しっかり踏みました。キツかったけど、追い風にうまく乗れたのが良かった。点数がなくて、車番もないけど、(一次予選を)1個クリアできて良かったです。前回よりも良くなっています」
「全員、先行があるので、それを頭に入れていた。とにかく3着以内の展開をつくろうと。前々にいれば、上にいくチャンスがあるかなと。(最終)2コーナーで踏んだけど、(川口)聖二が出ていったので様子を見たけど、(村田に)合わされていたので内にいった。中5日ですけど、いい状態でもってこられた」
押さえ先行から岩谷を突っ張った村田祐樹は、後続のアクシデントもあったが2着に粘り込んで好配当をメイクした。
「(周回中は)後ろになったので、動いてからと。切ったあとは、岩谷さんが来た時しっかり踏みました。キツかったけど、追い風にうまく乗れたのが良かった。点数がなくて、車番もないけど、(一次予選を)1個クリアできて良かったです。前回よりも良くなっています」
<3R>

小川真太郎選手
5番手の伊藤旭が、7番手からアクションを起こした野口裕史をけん制しながら赤板を通過する。それでも打鐘手前で野口は出る。合わせて踏んだ伊藤は、3コーナーで新田康仁を弾いて3番手を奪取。浮いた新田が5番手に降りて、6番手に山田諒、佐々木豪が8番手で最終ホームを迎える。山田は空いた車間が詰まらず、佐々木は2コーナー手前からまくりを打つ。佐々木のスピードが良く、前団に一気に迫る。直線の入口で逃げる野口をとらえた佐々木を、番手の小川真太郎(写真)が差し切った。
「中団に入れたらっていうのはあったけど、(佐々木)豪君は後ろにいる可能性も高いのでそれは覚悟していました。自分は道中、余裕があったんですけど、抜きにいったら感覚が悪かった。悪くないと思うけど、修正が必要だなっていうのはありますね。最近のなかでは一番、体が軽かった」
8番手に陥った佐々木豪だったが、いざ踏み出すとスピードの違いは明らか。あっさりとまくりで仕留めた。
「野口さんの(ラインの)後ろを取り合って踏み合いになれば、そこを見極めてと思っていた。みんなが踏み合っていたし、野口さんも向かい風のなかを踏んでいた。なんとかそこを行けた感じです。山田君を乗り越えた時にいい感じで射程圏に入っていた。番手に差されるのはしょうがないけど、できたら逃げ切りたかった。明日(2日目)は休みなんで、疲れているから休んでまた頑張りたい」
「中団に入れたらっていうのはあったけど、(佐々木)豪君は後ろにいる可能性も高いのでそれは覚悟していました。自分は道中、余裕があったんですけど、抜きにいったら感覚が悪かった。悪くないと思うけど、修正が必要だなっていうのはありますね。最近のなかでは一番、体が軽かった」
8番手に陥った佐々木豪だったが、いざ踏み出すとスピードの違いは明らか。あっさりとまくりで仕留めた。
「野口さんの(ラインの)後ろを取り合って踏み合いになれば、そこを見極めてと思っていた。みんなが踏み合っていたし、野口さんも向かい風のなかを踏んでいた。なんとかそこを行けた感じです。山田君を乗り越えた時にいい感じで射程圏に入っていた。番手に差されるのはしょうがないけど、できたら逃げ切りたかった。明日(2日目)は休みなんで、疲れているから休んでまた頑張りたい」
<4R>

村上博幸選手
赤板過ぎに長島大介が切って、そこを近畿ラインが押さえる。池野健太がペースを握り打鐘を通過。一本棒の7番手になった小原佑太は、車間を詰める勢いで2センターから巻き返す。池野を最終1センター過ぎに小原がとらえて、北日本勢が出切る。村上博幸(写真)は、4番手にスイッチ。長島がその上をまくる。村上は3コーナー過ぎに諸橋愛を弾いて、直線で中のコースを追い込む。小原が失速して、番手から渡部幸訓も踏むが、村上が伸び切った。
「(最終)ホームでかなり(池野と小原の)のスピード差を感じたので、そこの判断でしたね。ジャンのピッチでスピード差があるなって感じたので、そこの判断は良かったと思います。最終2コーナーはマックスで切り替えにいったので、バックでは余裕がなかったですね。あとは思いっきり踏むだけだったんですけど。慌てずにひとつ、ひとつ丁寧に。アタマまでいけて良かったです」
小原の仕掛けがハマったかに思われたが、直線でスピードが鈍る。番手の渡部幸訓は、村上に体を寄せて追い込んだ。
「今日(初日)は風が強かったんですけど、自分たちに展開が向きました。(最後は)小原君と後ろのスピード差を感じたので難しかった。ちょっと強引に張る感じになってしまって、余裕がなかったですね。前の小原君と後ろの大森(慶一)さんと決めたかったんですけど、判断の迷いが2着という結果になってしまいました」
「(最終)ホームでかなり(池野と小原の)のスピード差を感じたので、そこの判断でしたね。ジャンのピッチでスピード差があるなって感じたので、そこの判断は良かったと思います。最終2コーナーはマックスで切り替えにいったので、バックでは余裕がなかったですね。あとは思いっきり踏むだけだったんですけど。慌てずにひとつ、ひとつ丁寧に。アタマまでいけて良かったです」
小原の仕掛けがハマったかに思われたが、直線でスピードが鈍る。番手の渡部幸訓は、村上に体を寄せて追い込んだ。
「今日(初日)は風が強かったんですけど、自分たちに展開が向きました。(最後は)小原君と後ろのスピード差を感じたので難しかった。ちょっと強引に張る感じになってしまって、余裕がなかったですね。前の小原君と後ろの大森(慶一)さんと決めたかったんですけど、判断の迷いが2着という結果になってしまいました」
<5R>

松本貴治選手
赤板過ぎに菊池岳仁が松本貴治(写真)を突っ張る。そこを石塚輪太郎が仕掛けて、2コーナー過ぎに先頭に出る。石塚がそのままペースを緩めず、後続を一本棒にして駆けて最終周回。1センターから4番手の菊池が仕掛けて、後方の松本はまだ動けない。菊池がじわじわと迫り、松本はバック手前からまくり上げる。前団をごっそりのみ込んだ松本が、ラインの2人を連れて1着。
「(周回中は)前か前中団が良かったけど、ああ(後ろ攻めに)なったら、次の仕掛けを逃さないようにと思っていた。前がタレてきたので、自分の出よりもタイミングですね。新しい自転車が、まだかみ合っていない。体調は問題ないです」
ラインで上位を独占。半車身差で2着に流れ込んだ小倉竜二が、こう振り返る。
「(松本貴治)付いていけたんで、いいと思います。今日(初日)の風なら中団を取っても、車間を空けたら風を浴びるのでキツそうな感じだった。それなら風を読んでまくればっていうのがありました。自分はもうちょっと差し込みたかったですね。抜けなくてもゴール前勝負はしたかった」
「(周回中は)前か前中団が良かったけど、ああ(後ろ攻めに)なったら、次の仕掛けを逃さないようにと思っていた。前がタレてきたので、自分の出よりもタイミングですね。新しい自転車が、まだかみ合っていない。体調は問題ないです」
ラインで上位を独占。半車身差で2着に流れ込んだ小倉竜二が、こう振り返る。
「(松本貴治)付いていけたんで、いいと思います。今日(初日)の風なら中団を取っても、車間を空けたら風を浴びるのでキツそうな感じだった。それなら風を読んでまくればっていうのがありました。自分はもうちょっと差し込みたかったですね。抜けなくてもゴール前勝負はしたかった」
<6R>

和田健太郎選手
前受けの纐纈洸翔も誘導との車間を切って、4番手の佐々木眞也、後方の青柳靖起も上昇して赤板。隊列が一本棒に落ち着いて、8番手になった青柳は打鐘3コーナーから仕掛ける。最終ホーム過ぎに青柳がカマし切って、纐纈は3番手に飛び付く。九州勢を追った佐々木と纐纈がからんで、バック手前で落車。避けた和田健太郎(写真)が、前との車間を詰めて追い込む。直線で井上昌己との踏み合いを制した和田が1着。
「(最終2コーナー付近から佐々木と纐纈がからんでいる)そこが見えた。(佐々木)眞也君も意地になっちゃったみたいで、タテに踏めばお互いワンスリーくらいだったと思う。自分は眞也君がつくってくれた展開で落車もあったけど、(感触は)悪くないです」
後続との間合いを取って、直線で追い込んだ井上昌己が2着。ラインの青柳を労う。
「(青柳は)早めにレースを動かして、(赤板過ぎに)誘導がいなくなったのが大きかった。(最終)バックでガシャンって音が聞こえたけど、誰が落車したかはわからなかった。(青柳は)いいダッシュだった。自分の調子は大丈夫だと思います」
「(最終2コーナー付近から佐々木と纐纈がからんでいる)そこが見えた。(佐々木)眞也君も意地になっちゃったみたいで、タテに踏めばお互いワンスリーくらいだったと思う。自分は眞也君がつくってくれた展開で落車もあったけど、(感触は)悪くないです」
後続との間合いを取って、直線で追い込んだ井上昌己が2着。ラインの青柳を労う。
「(青柳は)早めにレースを動かして、(赤板過ぎに)誘導がいなくなったのが大きかった。(最終)バックでガシャンって音が聞こえたけど、誰が落車したかはわからなかった。(青柳は)いいダッシュだった。自分の調子は大丈夫だと思います」
<7R>

柏野智典選手
赤板1コーナーで飯野祐太が切って、順番通りに道場晃規が2コーナーで先頭に出る。道場のペースを見極めた取鳥雄吾は、素早い反応で早めに踏み込む。打鐘3コーナー過ぎに出た取鳥が主導権を握り、レースを支配する。取鳥がリズム良くピッチを刻み、最終ホームを通過。7番手に置かれた飯野は、1コーナーから踏み上げる。飯野はバックで3番手まで迫るが、番手の柏野智典(写真)の横までは至らず。柏野が好展開をモノにした。
「あの展開になるなって感じでしたけど、もうワンテンポ早く行った方が(取鳥)雄吾は楽だったんじゃないかな。(赤板で)道場君が先に来たら嫌だなって思っていたんで、飯野君が来たのも理想通りでした。まくられる感じはまったくなかったんで、大きく動いて守澤(太志)君に(空いたコースを)来られるは嫌だなって。現状で取鳥君を抜けるかは半信半疑でしたけど、(最終)2センターからはいけそうでした」
構えることなく積極策で別線を完封した取鳥雄吾は、内容の濃い2着。
「今日(初日)はもう(車間が)詰まったところから、距離を考えず行こうと思っていました。重かったですね。(最終ホームで)一息いれないと難しくなるなって。柏野さんに残してもらいました。岡山の先輩は自分がどれくらい掛かって、どれくらいタレるかわかってくれていると思うので走りやすかった。(直前に岡山合宿をした影響で)めちゃくちゃ疲れています。あとは(シリーズ中に疲れが抜けると)信じて」
「あの展開になるなって感じでしたけど、もうワンテンポ早く行った方が(取鳥)雄吾は楽だったんじゃないかな。(赤板で)道場君が先に来たら嫌だなって思っていたんで、飯野君が来たのも理想通りでした。まくられる感じはまったくなかったんで、大きく動いて守澤(太志)君に(空いたコースを)来られるは嫌だなって。現状で取鳥君を抜けるかは半信半疑でしたけど、(最終)2センターからはいけそうでした」
構えることなく積極策で別線を完封した取鳥雄吾は、内容の濃い2着。
「今日(初日)はもう(車間が)詰まったところから、距離を考えず行こうと思っていました。重かったですね。(最終ホームで)一息いれないと難しくなるなって。柏野さんに残してもらいました。岡山の先輩は自分がどれくらい掛かって、どれくらいタレるかわかってくれていると思うので走りやすかった。(直前に岡山合宿をした影響で)めちゃくちゃ疲れています。あとは(シリーズ中に疲れが抜けると)信じて」
<8R>

三谷竜生選手
島川将貴は誘導を残したまま早めに引いて、赤板手前で三谷竜生(写真)が誘導の後ろに収まる。そこを松本秀之介が切って、青野将大は2コーナー手前で押さえて先行態勢を取る。内を進出した島川との併走を嫌うように三谷も打鐘手前で踏み出すが、島川がさらに押し上げると三谷は後方に戻る。青野の主導権で最終周回。1車追い上げた松本は、鈴木裕にさばかれ後退。三谷は1センターから仕掛ける。スピードの違いで三谷がまくり切り、村田雅一の追走。近畿両者の直線勝負は、三谷に軍配。
「スタートと道中は、失敗してダメでした。前が併走していたのでギリギリでいけた感じですね。バックでは行けるかなと思った。(村田が)コーナーで半車身、横にいたので抜かれると思ったけど、(押しきれて)良かったです」
佐々木龍のブロックを交わすように、三谷の外に差し込んでいた村田雅一が2着。
「(三谷は)いい進みでしたし、スピードが違った。(最終)3コーナーで(佐々木)龍にもってこられないように差して回っていきました。(痛めた)右ふくらはぎ痛は大丈夫です。(調子は)大丈夫です」
「スタートと道中は、失敗してダメでした。前が併走していたのでギリギリでいけた感じですね。バックでは行けるかなと思った。(村田が)コーナーで半車身、横にいたので抜かれると思ったけど、(押しきれて)良かったです」
佐々木龍のブロックを交わすように、三谷の外に差し込んでいた村田雅一が2着。
「(三谷は)いい進みでしたし、スピードが違った。(最終)3コーナーで(佐々木)龍にもってこられないように差して回っていきました。(痛めた)右ふくらはぎ痛は大丈夫です。(調子は)大丈夫です」
<9R>

晝田宗一郎選手
青板バックから上昇を始めた小松崎大地が、赤板過ぎに押さえに出る。前受けの藤井侑吾は、小松崎を送り出して4番手に引く。北日本ラインが出て、4番手は藤井と晝田宗一郎(写真)の併走になる。小松崎がペースを落として打鐘を迎える。中団の決着がつかないまま、先行態勢の小松崎は最終ホーム手前からペースアップ。晝田は外併走から、2コーナー手前で仕掛ける。外の隅田洋介が遅れて、笠松信幸が切り替えて晝田を追う。永澤剛のブロックを乗り越えた晝田が、まくり切って1着。
「自分はどこに入っても点数がないし、(こういう番組でも)逆にチャンスかなと。車番が悪いけど、隅田さんが(中団を)取ってくれた。(外併走からのまくりは)ああいうのが得意なんで、イケるかなっていうのがあった。(永澤のブロックが)変なところに入ったので、止まるかなと思った。けど、行っちゃいましたね」
晝田を止められず悔やむことしきりの永澤剛は、切り替えた笠松をさばいて僅差の2着。
「僕の力不足ですね。晝田君を止められたら、自分たちのラインで決まるんですけど。申し訳ないです。(晝田が来たのが)直線だったから難しかった。(踏んだ感じは)ちょっとわからないですね。ラインのおかげで、(勝ち上がったのが)自分だけで申し訳ない」
「自分はどこに入っても点数がないし、(こういう番組でも)逆にチャンスかなと。車番が悪いけど、隅田さんが(中団を)取ってくれた。(外併走からのまくりは)ああいうのが得意なんで、イケるかなっていうのがあった。(永澤のブロックが)変なところに入ったので、止まるかなと思った。けど、行っちゃいましたね」
晝田を止められず悔やむことしきりの永澤剛は、切り替えた笠松をさばいて僅差の2着。
「僕の力不足ですね。晝田君を止められたら、自分たちのラインで決まるんですけど。申し訳ないです。(晝田が来たのが)直線だったから難しかった。(踏んだ感じは)ちょっとわからないですね。ラインのおかげで、(勝ち上がったのが)自分だけで申し訳ない」
<10R>

太田海也選手
周回中、7番手になった太田海也(写真)を警戒して、坂本貴史、松岡辰泰がそれぞれ波をつくる。が、赤板2コーナーから山降ろしで踏み込んだ太田が、主導権を握る。3番手の池田良は付け切れず、坂本が3番手に入り最終周回。5番手にいた松岡は内から池田に弾かれるが、立て直して2コーナーからまくる。松岡をけん制した岩津裕介の追い込みを、踏み直した太田が退けて押し切った。
「出切ってから余裕はあったんですけど、(VTRを確認して)ペースが遅いなって。もっと早いペースでレースができたら良かったですね。疲労が抜けてこの開催に合ったなっていう感じです。前回は新しいフレームが壊れて、今回また新フレームにしてこのピッチでも余裕が生まれた。そこを確認できたのは良かったです」
人気の岡山コンビで決着。太田の力が抜けているだけに、別線から包囲網を敷かれる厳しさを岩津裕介が振り返る。
「警戒されているのはわかっていた。太田君が中団だと前のレースの藤井(侑吾)君みたいに力を出せないかなって思った。それだと不完全燃焼になってしまうので、力を出し切ってくれればと思って前か後ろからっていう感じでした。(太田が)1人警戒されていたんで、ラインの力で勝つっていうのは簡単そうで難しかったですね。太田君がすべて勝っているので、抜けるかなっていうところまでは考えられなかった。(自分の状態としては)悪くないと思います」
「出切ってから余裕はあったんですけど、(VTRを確認して)ペースが遅いなって。もっと早いペースでレースができたら良かったですね。疲労が抜けてこの開催に合ったなっていう感じです。前回は新しいフレームが壊れて、今回また新フレームにしてこのピッチでも余裕が生まれた。そこを確認できたのは良かったです」
人気の岡山コンビで決着。太田の力が抜けているだけに、別線から包囲網を敷かれる厳しさを岩津裕介が振り返る。
「警戒されているのはわかっていた。太田君が中団だと前のレースの藤井(侑吾)君みたいに力を出せないかなって思った。それだと不完全燃焼になってしまうので、力を出し切ってくれればと思って前か後ろからっていう感じでした。(太田が)1人警戒されていたんで、ラインの力で勝つっていうのは簡単そうで難しかったですね。太田君がすべて勝っているので、抜けるかなっていうところまでは考えられなかった。(自分の状態としては)悪くないと思います」
<11R>

吉田拓矢選手
4日目のゴールデンレーサー賞をかけた特選は、吉田拓矢(写真)が白星。レースは前受けの新山響平が、松井宏佑を突っ張り主導権を渡さない。吉田は3番手を確実にキープして、浮いた松井は6番手に収まる。8番手になった脇本雄太は、赤板2コーナーで仕掛ける。しかしながら、新山もペースを上げて逃げる。空いた3番手に入りかけた脇本を内から吉田が阻む。4番手には古性優作のサポートで、最終ホームで脇本が入る。後方から反撃に出た松井は、4番手の脇本の横まで。3番手で脚をためた吉田が、3コーナー過ぎに踏み込んで突き抜けた。
「(周回中は)取れても後ろ中団かなと思ったら、あそこが取れて展開がうまくいった。脇本さんが早く来て、ダッシュに遅れたのはもったいなかったですね。(後ろは脇本が入って)それはわかって、あとはどこで仕掛けようかと。変にいっても古性さんに入られるので遅めになった。(感触は)良くはないですね。(ゴールデンレーサー賞まで)2日空くので、なんとかしたい」
新山が別線を出させずに突っ張り先行。番手の菅田壱道は、2車のラインだけに後ろを気にかけながらの立ち回りだった。
「(前受けは新山)響平の持ち味だったので、スタートを取って松井君があの押さえ方なら突っ張り。ボート(のスタート)みたいに来るなら、下げての2択だった。この風のなかでも(新山は)いつもの掛かりだった。(別線が)横に来たら、止められるなと。スピード差のあるまくりは来ないと思った。前半(のレースは)バンクが重いと聞いていたけど、軽くて余裕がありました。(セッティングは)これが完成形に近い。あとは技術なりを反省して、この2日間の休みでも気持ちを緩めずに疲れを抜くなり集中したい」
最終2センターではまだコースのなかった古性優作は、直線だけで前の2人に迫った。
「(組み立ては)脇本さんにお任せしていました。(脇本を4番手に迎え入れてから)松井を張った方が良かったのかなって。(自分は)パワー、数字がベストより下回っている。(前回の)高知の時と数値は変わらないが、ペダリングの感覚、筋肉の使い方は良くなっている。クールダウンをして疲労をためないようにしたい。ペダリングが思っている乗り方と違うので修正したい」
「(周回中は)取れても後ろ中団かなと思ったら、あそこが取れて展開がうまくいった。脇本さんが早く来て、ダッシュに遅れたのはもったいなかったですね。(後ろは脇本が入って)それはわかって、あとはどこで仕掛けようかと。変にいっても古性さんに入られるので遅めになった。(感触は)良くはないですね。(ゴールデンレーサー賞まで)2日空くので、なんとかしたい」
新山が別線を出させずに突っ張り先行。番手の菅田壱道は、2車のラインだけに後ろを気にかけながらの立ち回りだった。
「(前受けは新山)響平の持ち味だったので、スタートを取って松井君があの押さえ方なら突っ張り。ボート(のスタート)みたいに来るなら、下げての2択だった。この風のなかでも(新山は)いつもの掛かりだった。(別線が)横に来たら、止められるなと。スピード差のあるまくりは来ないと思った。前半(のレースは)バンクが重いと聞いていたけど、軽くて余裕がありました。(セッティングは)これが完成形に近い。あとは技術なりを反省して、この2日間の休みでも気持ちを緩めずに疲れを抜くなり集中したい」
最終2センターではまだコースのなかった古性優作は、直線だけで前の2人に迫った。
「(組み立ては)脇本さんにお任せしていました。(脇本を4番手に迎え入れてから)松井を張った方が良かったのかなって。(自分は)パワー、数字がベストより下回っている。(前回の)高知の時と数値は変わらないが、ペダリングの感覚、筋肉の使い方は良くなっている。クールダウンをして疲労をためないようにしたい。ペダリングが思っている乗り方と違うので修正したい」
<2日目5R 一次予選>

皿屋豊選手
直近の2場所は勝ち星こそないが連続優出、今年に入り2月の岸和田FIでの優勝を含めて充実ぶりが目を引く皿屋豊(写真)が、その要因をこう打ち明ける。
「状態的にも、成績的にも過去一番じゃないかと。(今シリーズは)なのでいつも以上に上にいきたい。去年の寬仁親王牌の時に、脇本(雄太)君に練習に誘ってもらった。それを取り入れて(12月の)グランプリシリーズくらいから良くなってきた。ナショナルチームでやっているような練習で、あとは脇本君が自分に足りないところを言ってくれた。それをやったら良くなった感じです」
町田太我はウィナーズカップ以来、1カ月以上ぶりの実戦。パワーアップに努めて、細身だった町田は体重も増やした。
「ウィナーズカップが終わってから腰痛が出てしまって、2本欠場しました。腰のケアをしつつ練習はしていました。いまはパワーをつけようと思っていて、上半身も下半身もウエートトレーニングをしています。去年の12月から比べると体重は10キロくらい増えました」
「状態的にも、成績的にも過去一番じゃないかと。(今シリーズは)なのでいつも以上に上にいきたい。去年の寬仁親王牌の時に、脇本(雄太)君に練習に誘ってもらった。それを取り入れて(12月の)グランプリシリーズくらいから良くなってきた。ナショナルチームでやっているような練習で、あとは脇本君が自分に足りないところを言ってくれた。それをやったら良くなった感じです」
町田太我はウィナーズカップ以来、1カ月以上ぶりの実戦。パワーアップに努めて、細身だった町田は体重も増やした。
「ウィナーズカップが終わってから腰痛が出てしまって、2本欠場しました。腰のケアをしつつ練習はしていました。いまはパワーをつけようと思っていて、上半身も下半身もウエートトレーニングをしています。去年の12月から比べると体重は10キロくらい増えました」
<2日目6R 一次予選>

石原颯選手
3場所前のウィナーズカップでは一息だった石原颯(写真)だが、その後の武雄記念、玉野FIで5勝をマーク。9車立てへの課題をあげつつも、状態は悪くなさそうだ。
「9車立てが苦手な感じなので、もうちょっと頑張りたいですね。(7車立ての方が)2車分前にいられるので、その方が楽です。でも、慣れないと。(状態的には)いつも通り変わらずですかね。いい感じだと思います」
直近は武雄記念、川崎記念と9車立てを経て、園田匠がGIを迎える。園田にとっては、大きなアドバンテージだろう。
「武雄、川崎と連続で記念の9車立てを走らせてもらった。やっぱり7車立てのFIではわからないこと、気づかないことが9車立てだとわかる。上のクラスになると感覚のズレも感じましたし、セッティングも微調整しながらやってきました。最近は9車立てで1着が取れていないので、今回は1着を取れるように頑張りたい」
「9車立てが苦手な感じなので、もうちょっと頑張りたいですね。(7車立ての方が)2車分前にいられるので、その方が楽です。でも、慣れないと。(状態的には)いつも通り変わらずですかね。いい感じだと思います」
直近は武雄記念、川崎記念と9車立てを経て、園田匠がGIを迎える。園田にとっては、大きなアドバンテージだろう。
「武雄、川崎と連続で記念の9車立てを走らせてもらった。やっぱり7車立てのFIではわからないこと、気づかないことが9車立てだとわかる。上のクラスになると感覚のズレも感じましたし、セッティングも微調整しながらやってきました。最近は9車立てで1着が取れていないので、今回は1着を取れるように頑張りたい」
<2日目7R 一次予選>

山崎芳仁選手
12年のオールスター制覇からこの日本選手権にグランドスラムの王手をかけている山崎芳仁(写真)だが、至ってマイペース。息子の歩夢(125期)は、先日、3場所連続の完全VでS級に特進。父と同じステージに上がってきた。
「ちょっと風邪を引いて、咳が止まらなかった。いまも様子を見ながらですね。ここまでは、休養を多めにやってきた。(グランドスラムは)チャンスがあればって思っています。(歩夢にはS級でも)頑張ってもらえればいいなって」
近況も勝ち星を量産している荒井崇博は、コンディションも悪くなさそうだが、展開を強調して気を引き締める。
「(大宮の欠場は)腰痛ですね。(練習は)いつも通りの感じです。自分はどうなんですかね、前次第なんで。(一次予選は伊藤)颯馬に任せます」
「ちょっと風邪を引いて、咳が止まらなかった。いまも様子を見ながらですね。ここまでは、休養を多めにやってきた。(グランドスラムは)チャンスがあればって思っています。(歩夢にはS級でも)頑張ってもらえればいいなって」
近況も勝ち星を量産している荒井崇博は、コンディションも悪くなさそうだが、展開を強調して気を引き締める。
「(大宮の欠場は)腰痛ですね。(練習は)いつも通りの感じです。自分はどうなんですかね、前次第なんで。(一次予選は伊藤)颯馬に任せます」
<2日目8R 一次予選>

中野慎詞選手
前回の川崎記念では、二次予選で車体故障の棄権。それ以外の3走ではすべて連対の中野慎詞(写真)は、後半の2日間は圧巻の逃げ切りで連勝を果たした。
「(川崎記念の2日目は)すごい悔しいレースだった。自分はまだ(通算のレース本数が)全然、走れてないので、あとの2走がすごい重要だった。レースでの引き出しも少ないので、それだとGIでは戦えない(っていう思いでいろいろ考えて走った)。(そのあとは)体のケアもしたし、練習もしっかりとしました。(前回から)5日間ですし、変な狂いはないかなと。GIの決勝に乗ったことがないので乗ってみたい。川崎での感覚が良かったので、(今回は)すごく楽しみです」
成田和也は、前回の熊本FIを121着で優勝。コンディションも上昇カーブを描いているようだ。
「(一次予選で連係する中野とは)何回かあって、久しぶりですね。(自分の状態は前々回の)武雄の時は良くなかったですけど、前回はうまく走ることできたし、優勝もできて上向いてきた。その流れのままいければ。(中4日で)調整程度ですね」
「(川崎記念の2日目は)すごい悔しいレースだった。自分はまだ(通算のレース本数が)全然、走れてないので、あとの2走がすごい重要だった。レースでの引き出しも少ないので、それだとGIでは戦えない(っていう思いでいろいろ考えて走った)。(そのあとは)体のケアもしたし、練習もしっかりとしました。(前回から)5日間ですし、変な狂いはないかなと。GIの決勝に乗ったことがないので乗ってみたい。川崎での感覚が良かったので、(今回は)すごく楽しみです」
成田和也は、前回の熊本FIを121着で優勝。コンディションも上昇カーブを描いているようだ。
「(一次予選で連係する中野とは)何回かあって、久しぶりですね。(自分の状態は前々回の)武雄の時は良くなかったですけど、前回はうまく走ることできたし、優勝もできて上向いてきた。その流れのままいければ。(中4日で)調整程度ですね」
<2日目9R 一次予選>

山崎賢人選手
山崎賢人(写真)は、前回の高知記念を3124着。先行策に出た決勝は「迷ったところもあった」と、振り返り、気持ちを切り替える。
「(前回は)しっかりと動けたのかなと。調子はいいと思います。(ナショナルチームの練習を主にやってきたが、競輪用の自転車にも)軽く乗れたし、とくに問題はないかなと思います。名古屋は走りやすいイメージがありますし、クセもない感じだと思います」
前回の武雄記念は4連勝の完全V。山田庸平にとっては、これ以上ないステップだろう。
「(前々回の)ウィナーズカップから新しいことに挑戦というか、いままで使ったことがなかったクランクを使いました。いままで使っていたモノよりも柔らかいので、脚にこないですね。でも、まだこのクランクで自力を出したことはないので、自力の時にどうなるかはわからないんですけど。番手の時は脚がたまりますし、いい感じがします」
「(前回は)しっかりと動けたのかなと。調子はいいと思います。(ナショナルチームの練習を主にやってきたが、競輪用の自転車にも)軽く乗れたし、とくに問題はないかなと思います。名古屋は走りやすいイメージがありますし、クセもない感じだと思います」
前回の武雄記念は4連勝の完全V。山田庸平にとっては、これ以上ないステップだろう。
「(前々回の)ウィナーズカップから新しいことに挑戦というか、いままで使ったことがなかったクランクを使いました。いままで使っていたモノよりも柔らかいので、脚にこないですね。でも、まだこのクランクで自力を出したことはないので、自力の時にどうなるかはわからないんですけど。番手の時は脚がたまりますし、いい感じがします」
<2日目10R 特別選抜予選>

松浦悠士選手
松浦悠士(写真)は、20年の当所のオールスターで脇本雄太との壮絶バトルを制して優勝。直近は防府、玉野とFIを連続V。名古屋バンクが合っている松浦が、大一番にきっちりと仕上げてきた。
「(前々回の)防府はあまり状態が良くなかったんですけど、ラインのおかげだった。(前回の)玉野に関しては状態が日に日に上がってきていた。準決、最終日は自信をもって走れましたし、感触はすごい良かった。(状態的には)仕上がりましたね。自分のいまの状態は100%出せる状態です。(直前は)しっかり練習して、疲労も抜いてきた。過去のダービーと比べたら一番調整とか仕上がり自体はいいのかなと。そこ(セッティング)が出てしっかり乗り方が定まったってところが大きいですね」
昨年の日本選手権を制した平原康多だが、前回の川崎記念は3走で途中欠場。変わり身に期待するしかない。
「(落車明けで川崎記念を走って)力の入りがすごく悪かった。それで大事をとって最終日に帰って、フレームの試行錯誤をした感じですね。力の入り方、とくに左足が入らない感覚があった。前回と靴もフレームもセッティングも変えて持ってきたんですけど、それで勝負したいなって思います。(練習の感じは)この間よりはいいですね」
2月の全日本選抜では準V。前々回のウィナーズカップでも決勝に進出している寺崎浩平は、GIに手が届くところまできている。
「(ここまで)いい流れでこられていると思いますし、練習の力をレースで発揮できていると。(そのあとは)しっかり練習してきて、ちょっと疲労がたまっているかなって思ったけど、今日(前検日)乗った感じは良かった。すごく状態はいいと思います。決勝に乗ることが最低目標ですし、決勝でタイトル獲れるように」
「(前々回の)防府はあまり状態が良くなかったんですけど、ラインのおかげだった。(前回の)玉野に関しては状態が日に日に上がってきていた。準決、最終日は自信をもって走れましたし、感触はすごい良かった。(状態的には)仕上がりましたね。自分のいまの状態は100%出せる状態です。(直前は)しっかり練習して、疲労も抜いてきた。過去のダービーと比べたら一番調整とか仕上がり自体はいいのかなと。そこ(セッティング)が出てしっかり乗り方が定まったってところが大きいですね」
昨年の日本選手権を制した平原康多だが、前回の川崎記念は3走で途中欠場。変わり身に期待するしかない。
「(落車明けで川崎記念を走って)力の入りがすごく悪かった。それで大事をとって最終日に帰って、フレームの試行錯誤をした感じですね。力の入り方、とくに左足が入らない感覚があった。前回と靴もフレームもセッティングも変えて持ってきたんですけど、それで勝負したいなって思います。(練習の感じは)この間よりはいいですね」
2月の全日本選抜では準V。前々回のウィナーズカップでも決勝に進出している寺崎浩平は、GIに手が届くところまできている。
「(ここまで)いい流れでこられていると思いますし、練習の力をレースで発揮できていると。(そのあとは)しっかり練習してきて、ちょっと疲労がたまっているかなって思ったけど、今日(前検日)乗った感じは良かった。すごく状態はいいと思います。決勝に乗ることが最低目標ですし、決勝でタイトル獲れるように」
<2日目11R 特別選抜予選>

郡司浩平選手
前回の川崎記念は、すべてラインの先頭で4連勝の完全V。6度目の川崎記念制覇となった郡司浩平(写真)のデキの良さが光っていた。
「前回、自分の思っている以上に気持ち込めて走れた。(今回は)それ以上のつもりで走りたい。初日から気持ち切らさずにいい状態で来られた。その状態を今回は長いですけど、しっかりキープできるように。(名古屋では22年に共同通信社杯を優勝して)それもそうですけど、前回の記念も走って自分なりにいい仕掛けができた。そのイメージで今回も仕掛けどころを逃さないようにいきたい」
山口拳矢は怪我による長期欠場のブランク明けだった前回の玉野FIが631着。そこからの上積みもありそうだ。
「(前回は)成績の通り、感じもあんまり良くなかったですね。痛いのもありますけど、自分が気にしている細かいところが体の使い方だったり、ペダリングの部分でまだ納得いくところまではもっていけなかった。復帰の目どを決めてやっていたので、思っているよりは練習のなかでも走れた。ここ(日本選手権)があるので、一本走っておきたかった。直前の感触としては玉野の時よりは良くなっている感じはあります」
前回の高知記念は、タッグを組んだ犬伏湧也とワンツーでのV奪取の清水裕友。しかしながら、慎重に現状をふまえてこうコメントする。
「なんとか展開良ければっていう感じですかね。悪い展開にあらがえるような感覚はまだない。そこから中21日あったので、走ってみてどうかなって感じですね。(物足りなさの原因は)体ですかね。そのなかでも前回は結果は出たので、今回も走ってどうかなって感じです。練習はわりと悪くなかった」
「前回、自分の思っている以上に気持ち込めて走れた。(今回は)それ以上のつもりで走りたい。初日から気持ち切らさずにいい状態で来られた。その状態を今回は長いですけど、しっかりキープできるように。(名古屋では22年に共同通信社杯を優勝して)それもそうですけど、前回の記念も走って自分なりにいい仕掛けができた。そのイメージで今回も仕掛けどころを逃さないようにいきたい」
山口拳矢は怪我による長期欠場のブランク明けだった前回の玉野FIが631着。そこからの上積みもありそうだ。
「(前回は)成績の通り、感じもあんまり良くなかったですね。痛いのもありますけど、自分が気にしている細かいところが体の使い方だったり、ペダリングの部分でまだ納得いくところまではもっていけなかった。復帰の目どを決めてやっていたので、思っているよりは練習のなかでも走れた。ここ(日本選手権)があるので、一本走っておきたかった。直前の感触としては玉野の時よりは良くなっている感じはあります」
前回の高知記念は、タッグを組んだ犬伏湧也とワンツーでのV奪取の清水裕友。しかしながら、慎重に現状をふまえてこうコメントする。
「なんとか展開良ければっていう感じですかね。悪い展開にあらがえるような感覚はまだない。そこから中21日あったので、走ってみてどうかなって感じですね。(物足りなさの原因は)体ですかね。そのなかでも前回は結果は出たので、今回も走ってどうかなって感じです。練習はわりと悪くなかった」