『第58回日本選手権競輪(GI )レポート』 2日目編
 
配信日:3月17日
 




若生武則の 『第58回日本選手権競輪(GI)レポート』 2日目編



■私的明日の展望
9R 二次予選
笠松信幸―山口幸二―岩見潤、伏見俊昭-佐藤慎太郎-佐々木健司、久冨武-小倉竜二-香川雄介

今日の伏見の出来を見ていると、ちょっと悪いような(私の主観です)。久富が先行して、中団を伏見と笠松で取り合うと小倉の可能性が出てくる。私的には、小倉、山口、笠松で考えたい。
10R 二次予選
海老根恵太-鈴木誠-中井達郎、荒井崇博-加倉正義、太田真一-川口満宏、前田拓也、今泉元嗣

海老根の出来がよさそう。となれば、鈴木で考えたいのだが。私的には、太田の中団からの捲りで川口で勝負。
11R 二次予選
武田豊樹-小橋正義-細川洋、高原仁志-小川圭二、友定祐己-星島太、金山栄治、有賀高士

武田が強いでしょう。多分。小橋が差すか差せないかの勝負になると思うのですが…。と、選手たちが考えると、番手勝負になり、武田から別ラインの選手へという可能性もある。私的には、武田から、高原、友定に抜けたい。
 

 

鈴木選手
今日の松戸競輪場は雨。しかし、9レース前には上がり、特選10レース、11レースはまずまずのコンディションで行われました。
雨が降ったおかげで選手たちの花粉症も和らいだようでした。
それにしても、今日もレースの配当は荒れ模様。一発逆転を狙っていた人たちには良かったのではないでしょうか。
こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。
最近、333mバンクのレースを見ていて感じることは、出入りが激しいレースになって、レース観戦がとても面白く、思わず「おー!」と歓声を上げてしまうことが多いのでした。皆さんもぜひライブの競輪を観戦しに来てくださいね。
333mバンクって前はとても嫌いだったんですけれどね…。

「まことー頑張れよー」の掛け声が掛かった第9レース。勝った鈴木誠が勝利者コメントでバンク内に立ったとき歓声が上がっていました。
地元って良いですよね。


特選10レース
吉岡、加倉、小嶋、山内、一丸、小川、伏見、岡部、兵藤で周回。
青板バックで伏見が動き、そのまま先行。最終バック前から小嶋が踏んで、あっさり伏見を捲る。小嶋番手の山内は離れてしまった。最終3コーナーでは、岡部が小嶋に切り替え小嶋から離れながらも追走。2着でゴール。1着は後ろを千切った小嶋、3着は一丸。

《青板バック前》

《赤板》


《打鐘過ぎ》

《最終ホーム》


《最終バック》

《ゴール》

特選11レース
神山、小橋、村上、市田、浜口、新藤、荒井、小野、合志で周回。
青板で荒井が動き、上昇。しかし神山がかぶせに掛かると、赤板過ぎに村上は内につまり、空いたところを内側から出て行って打鐘過ぎには先行体制に。最終ホームでは、新藤が村上の番手に追い上げ、市田を飛ばし番手キープ。中団をキープしていた神山がゴール前に追い込むも届かず2着、1着は逃げ切った村上、3着は番手を奪取した新藤。

《赤板》

《打鐘前》


《最終ホーム》

《最終バック》


《ゴール》
 





→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■ダッグアウトから

<2R>
  先行逃げ切り1着の渡部哲男

「昨日したかったですね、今日のレースを。調子はいいですけど、まだまだ特別では早かったっていうことで。でも、出る時はいっつも狙っていますけどね」


<5R>
  3着に入った有賀高士

「(坂上)樹大が強いのはわかってたから。西王座戦の時、樹大と浜口(高彰)さんにはさまれてゴール後落車しているから、絶対に外いこうって決めていたんですよ」

2着の坂本正和は「誰が先行しているのか、もうわかんなかったですね。このまま流れに乗っていきたいです」


<6R>
  新田康仁と叩き合い制し1着の久冨武

「松山記念から変わらず調子はいいです。(二次予選以降は)先輩と一緒になって先輩の役にたちたいですね。もちろん、僕も欲はありますけど。自分の調子はいいけど、相手はもっと強いんで、これくらいじゃハンデたらないですよ(苦笑)」


<7R>
  追い込んで1着の渡辺秀明

「脚に余裕があったんで、外に、外に踏んでいきました。抜けると思わなかったんですけどね。練習してきた甲斐がありました」


<8R>
  本田博の番手から直線追い込み1着の古閑良介

「本田さんがあれだけ行ってくれたから、僕は自分の仕事をしただけです」
本田は「高谷(雅彦)とは同期同型なんで意識しますね。先手とられたけど先着できたんでよかったです。宮崎と鹿児島にサテライト(サテライト宮崎、サテライトみぞべ)が出来たんで、前は地元ファンって意識なかったんですけど、今は意識しますね。ダービーはあっちも売っているし、いいとこ見せたいですね」


<9R>
  先行した海老根恵太と、その番手死守し1着の鈴木誠

海老根「どかないから行くしかないかなっと思って」
鈴木「いいタイミングで行ってくれたよ」
海老根「鈴木さんが後ろで緊張しました。東王座戦でも師匠と連係したりと、なんか最近は緊張するレースばっかりですね(笑)」
鈴木に内で粘った牧剛央は「まだまだ未熟です、技術的にも、精神的にも」


<10R>


  捲って快勝の小嶋敬二

「今日に限っていえば、ずっと準備してきたから、絶対捲れるって思ってました。CSC(サイクルスポーツセンター)の皆さんも体調を心配してくれたし、『ちゃんとせなあかん』って感じで」




先行した伏見俊昭の番手から捲って2着の岡部芳幸

「小嶋の後ろが離れているのに気づいたのはワンテンポ遅くて、内見たら小川(圭二)がきてて、内しゃくられても意味ないから、そこらへんは難しいですね」


<11R>


  先行し逃げ切った村上義弘

「1着が一番いい薬になりますね。いい感触になってきて残れたのは大きい。今日は大したレースじゃないと思うんですよ。重かったし。でも、こうやって結果を残すか残さんかは大きいと思うんですよね。これからの練習のハリを考えると」



村上義弘の番手とりきった新藤敦

「内あいたからいったようなもんで、あいてなかったら、外からはきびしいなと思って、一か八かでした。準決勝までいけるのは大きいですね」

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