東京オーヴァル京王閣で「第71回日本選手権(GI)」が、5月2日に開幕した。輪界でもっとも権威のあるタイトル、ダービー王の称号をかけて、初日のオープニングから白熱したバトルが繰り広げられた。メーンの特選では、諸橋愛が白星を挙げて好スタートを切った。特選を勝ち上がった諸橋、武田豊樹、三谷竜生の3人は、4日目のゴールデンレーサー賞への進出を決めた。5月3日の2日目には、勝ち上がりをかけて残りの一次予選と、特選の2個レースが行われる。
本場では開催中の毎日、ヤクルト1000本、ベビースターラーメンのプレゼント、Wチャンスカードの配布を先着で行います。また、スワローズブース、なりきり写真ブース、予想会なども行います。さらに5月3日の2日目には、「パンサー」のお笑いショー、おもしろ自転車などが予定されています。京王閣競輪場では様々なファンサービスとイベントで、お客様をお待ちしています。ぜひ、本場へ足をお運びください。

晴れやかに幕を開ける

敢闘宣言をする後閑信一選手

山口健治氏のオーヴァル予想会

香西かおり オンステージ
<1R>

山口富生選手
「僕が(自力型のなかで)一番点数が下位なんで、競輪のセオリーで先行しかないと」と、主導権の腹を固めていた西村光太が、赤板手前で松谷秀幸を押さえて誘導を使いながら先行態勢を整える。打鐘を一本棒の隊列で通過して、西村は4コーナーから落ち着いて誘導を降ろしてペース上げる。7番手からインを進出した坂本亮馬が、押し上げた松谷と絡んで落車。松谷のまくりも一息で、逃げた西村の番手で願ってもない展開が訪れた山口富生(写真)がチャンスをモノにした。
「(西村)光太も半分自在ですから。いい位置を取るか、勝負どころでは腹をくくれよっていう感じだったけど、赤板から頑張ってくれた。もう1回切って、切られてがあるのかと思ったら、そのまますんなりだった。僕ら向きの展開になった。(1着は)奇跡でしょう、本当にうれしい(笑)」
内から坂本に当たられ態勢を崩した松谷秀幸は、不発かに思われた。が、最終コーナーをへばりついて、直線で再度踏んで2着に入った。
「せっかく1レースの1番車をもらったのに…。ワンツーを決めたかった。まくった瞬間は行ける感じがしたけど、後輪が当たった。(踏んだ感じは)軽くてすごく良かった」
中団のもつれをしり目に迷いなく逃げた西村光太が、直線でも踏ん張って3着。
「誘導も残っていたんで、練習みたいな感じだった。あれ以上待ってしまうとカマシが飛んで来るんで、もうあそこから駆けていきました。最近は人の後ろに付くんで、この辺で来られたら嫌だなっていうのわかってきた。それが(自力で戦うのに)生きている」
「(西村)光太も半分自在ですから。いい位置を取るか、勝負どころでは腹をくくれよっていう感じだったけど、赤板から頑張ってくれた。もう1回切って、切られてがあるのかと思ったら、そのまますんなりだった。僕ら向きの展開になった。(1着は)奇跡でしょう、本当にうれしい(笑)」
内から坂本に当たられ態勢を崩した松谷秀幸は、不発かに思われた。が、最終コーナーをへばりついて、直線で再度踏んで2着に入った。
「せっかく1レースの1番車をもらったのに…。ワンツーを決めたかった。まくった瞬間は行ける感じがしたけど、後輪が当たった。(踏んだ感じは)軽くてすごく良かった」
中団のもつれをしり目に迷いなく逃げた西村光太が、直線でも踏ん張って3着。
「誘導も残っていたんで、練習みたいな感じだった。あれ以上待ってしまうとカマシが飛んで来るんで、もうあそこから駆けていきました。最近は人の後ろに付くんで、この辺で来られたら嫌だなっていうのわかってきた。それが(自力で戦うのに)生きている」
<2R>

河端朋之選手
河端朋之(写真)がスピードの違いを見せつけ快勝した。岩本俊介が赤板で押さえると、さらに打鐘で伊藤裕貴が叩いて主導権を握った。河端は前受けから7番手まで車を下げて構える形に。伊藤が懸命に逃げるなか、単騎の野田源一が2コーナーから先まくりを放ったが、その外を河端が一瞬にして駆け抜けた。
「今日は風が強かったから(初手は)前か中団か。引いてカマシの作戦だったけど、(打鐘過ぎに)迷ってしまって。伊藤君は行くぞという雰囲気を出してたし、飛び付きも狙ってるのかなと。タラレバでラインで決まってよかったけど、自分だけ届くっていう展開になりかけてましたからね。その辺は修正しないと。(競輪に復帰し2場所だが)気にならずに走れたので。自転車もかみ合ってますし。ただ、久しぶりに朝早いレースだったから不安はあったけど」
濱田浩司がきっちり続き、手堅く2着を確保した。
「なんとか付いていけてよかったですね。バックが向かい風でみんな重たそうでしたね。河端君のスピードが違ったし、安心して付いていけました。ライン3人で決まったのが一番よかったですね。自分も余裕があったし、(前回落車したが)怪我も大丈夫です」
3番手の高原仁志まで続き、中四国で確定板を独占した。
「これで最終日まで残れるんでよかったですね。河端君は行くなら打鐘かもしれないけど、そこで行ってたらちぎれてたかもしれないんで。ずっと踏んで止めてだったから、僕はエネルギーを消耗してました」
伊藤裕貴は粘りを見せたが、ゴール寸前で失速して5着に。
「河端さんが強すぎました。僕も自信を持って走れたけど、この結果なので。感じ良く走れても残れないんじゃ仕方ない。強い人はあれで残れるので。でも、気持ちを切り替えてこのあとも頑張ります」
「今日は風が強かったから(初手は)前か中団か。引いてカマシの作戦だったけど、(打鐘過ぎに)迷ってしまって。伊藤君は行くぞという雰囲気を出してたし、飛び付きも狙ってるのかなと。タラレバでラインで決まってよかったけど、自分だけ届くっていう展開になりかけてましたからね。その辺は修正しないと。(競輪に復帰し2場所だが)気にならずに走れたので。自転車もかみ合ってますし。ただ、久しぶりに朝早いレースだったから不安はあったけど」
濱田浩司がきっちり続き、手堅く2着を確保した。
「なんとか付いていけてよかったですね。バックが向かい風でみんな重たそうでしたね。河端君のスピードが違ったし、安心して付いていけました。ライン3人で決まったのが一番よかったですね。自分も余裕があったし、(前回落車したが)怪我も大丈夫です」
3番手の高原仁志まで続き、中四国で確定板を独占した。
「これで最終日まで残れるんでよかったですね。河端君は行くなら打鐘かもしれないけど、そこで行ってたらちぎれてたかもしれないんで。ずっと踏んで止めてだったから、僕はエネルギーを消耗してました」
伊藤裕貴は粘りを見せたが、ゴール寸前で失速して5着に。
「河端さんが強すぎました。僕も自信を持って走れたけど、この結果なので。感じ良く走れても残れないんじゃ仕方ない。強い人はあれで残れるので。でも、気持ちを切り替えてこのあとも頑張ります」
<3R>

神山拓弥選手
神山拓弥(写真)が節目の200勝を決めた。レースは初手6番手の永澤剛から動いて誘導員後位が入れ替わる。その上を井上昌己が赤板の2コーナーで押さえると、河村雅章が打鐘で叩いて主導権。番手の神山は車間を切って別線の反撃に備える。まくってきた黒田淳を2センターでけん制すると、最後は直線で追い込んだ。
「6番(黒田)が見えて、けん制したら止まるかなって感じだったんですけど、(井上)昌己さんの影も見えたので。申し訳ないですけど(前に踏んだ)。もうちょっとなんかできたのかなと思います。河村さんと、後ろを固めてくれた中村(淳)さんのおかげです」
井上昌己は、関東勢に続いた単騎の渡部哲男をさばいて4番手を確保。2センターから外のコースを踏んで2着に入った。
「(小川)勇介を連れているから、黒田君のまくりに合わせていければ最高でしたけど。そこを見てしまったのが…。その後も黒田君が行ける、行けないかの見極めも難しかったですね。まだまだです」
単騎の黒田淳は、思惑通りにいかず最終ホームを最後方で通過。それでも2コーナーから踏み上げて3着。
「メンバー的に関東が先行して。永澤が中団を取ると思ったから、その後ろから組み立てようと。そしたら昌己さんが中団になったので。そこからは、タイミングを見て仕掛けました。(最終2センターは)カミタク(神山拓弥)と合ったので、休んでって感じですね。車の出は良かったです」
「6番(黒田)が見えて、けん制したら止まるかなって感じだったんですけど、(井上)昌己さんの影も見えたので。申し訳ないですけど(前に踏んだ)。もうちょっとなんかできたのかなと思います。河村さんと、後ろを固めてくれた中村(淳)さんのおかげです」
井上昌己は、関東勢に続いた単騎の渡部哲男をさばいて4番手を確保。2センターから外のコースを踏んで2着に入った。
「(小川)勇介を連れているから、黒田君のまくりに合わせていければ最高でしたけど。そこを見てしまったのが…。その後も黒田君が行ける、行けないかの見極めも難しかったですね。まだまだです」
単騎の黒田淳は、思惑通りにいかず最終ホームを最後方で通過。それでも2コーナーから踏み上げて3着。
「メンバー的に関東が先行して。永澤が中団を取ると思ったから、その後ろから組み立てようと。そしたら昌己さんが中団になったので。そこからは、タイミングを見て仕掛けました。(最終2センターは)カミタク(神山拓弥)と合ったので、休んでって感じですね。車の出は良かったです」
<4R>

山田久徳選手
山田久徳が上昇したその上を、鈴木竜士が赤板で押さえて先頭に出る。山田はいったん3番手に入ったが、松浦悠士に内をすくわれ中団を奪われた。打鐘が入り、鈴木が早めから逃げるなか、その松浦が2コーナーからスパートすると、佐藤悦夫が車間を詰める勢いで番手から出ていく。両者で直線勝負かと思われたが、その後ろから山田久徳(写真)が鋭く突き抜けた。
「内は空けたつもりはなかったし、油断はしていなかったけど内を突かれてしまいましたね。それでも落ち着いていたので、松浦が2コーナーで仕掛けなかったら行く準備はできてました。(松浦が)まくり切れるかなと思ったけどダメでしたね。最後はなんとか」
松浦の仕掛けに乗り、小倉竜二がゴール前で伸びて2着。
「思ったより松浦の出が良くなかった。ギリギリまで待ったけど、前が止まったので踏ませてもらいました。難しい判断でした」
海老根恵太は後方に置かれたが、内をすくって筒井裕哉を飛ばすと山田の後ろを確保。直線で外を踏んで3着に入った。
「初手は一番前か後ろになるかと思ったけど、(前から2番目で)思いのほかいい位置が取れましたね。でも、そこから想定外の展開で、道中もゴチャゴチャしていてよくわからなかった。後ろになってしまったけど、鈴木君が上にあがって内が空いたからいきました。脚には余裕があったけど、自力と言っておいてあの競走ではダメ。ハギちゃん(萩原孝之)に迷惑をかけました」
「内は空けたつもりはなかったし、油断はしていなかったけど内を突かれてしまいましたね。それでも落ち着いていたので、松浦が2コーナーで仕掛けなかったら行く準備はできてました。(松浦が)まくり切れるかなと思ったけどダメでしたね。最後はなんとか」
松浦の仕掛けに乗り、小倉竜二がゴール前で伸びて2着。
「思ったより松浦の出が良くなかった。ギリギリまで待ったけど、前が止まったので踏ませてもらいました。難しい判断でした」
海老根恵太は後方に置かれたが、内をすくって筒井裕哉を飛ばすと山田の後ろを確保。直線で外を踏んで3着に入った。
「初手は一番前か後ろになるかと思ったけど、(前から2番目で)思いのほかいい位置が取れましたね。でも、そこから想定外の展開で、道中もゴチャゴチャしていてよくわからなかった。後ろになってしまったけど、鈴木君が上にあがって内が空いたからいきました。脚には余裕があったけど、自力と言っておいてあの競走ではダメ。ハギちゃん(萩原孝之)に迷惑をかけました」
<5R>

池田勇人選手
赤板で押さえて出た山本伸一に、8番手から早坂秀悟が襲い掛かり主導権を奪取。打鐘の4コーナーで強引に池田良が北日本コンビの後ろに追い上げると、前団の様子をうかがっていた池田勇人が最終ホーム過ぎに踏み上げる。逃げる早坂との差を一気に縮めて、池田勇がスピードの違いであっさり前団をとらえる。山下渡、磯田旭まで関東3車が出切り、ゴール寸前で山下が池田勇を差し切り1着。
「もう池田(勇)のおかげ、間違いないです。ホームで仕掛けてくれたんで。ただ、自分は(池田勇が)仕掛ける前に離れちゃった。もうちょっと集中しないと。あとは(菊地)圭尚さんのブロックに気をつけて、そこの準備はしてました。(池田勇を)抜けているし、感じはいいです」
関東を上位独占に導くロングまくりで池田勇人(写真)が2着。
「(池田良の追い上げが)いい目標にはなりました。想定していた作戦のひとつだったですね。行くところで行けているし、平原(康多)さんが見ていて行けって思っているタイミングで自分が行けている。最近は自力で勝ててなかったんで、(勝ち上がれて)なによりです。まだ自力でやっていけそうですね(笑)」
「(ブロックに)行こうかと思ったんですけど、かなり外を行かれた。(早坂)秀悟は頑張ってくれたんですけど」とは、関東3車に行かれて4着が精いっぱいだった菊地圭尚。
池田勇、山下に磯田旭がソツなく続いて3着をキープした。
「もう(ラインの3人で決まったこと)それだけです。自分も(前に付いていって、菊地との)速度差があったんでいけました」
「もう池田(勇)のおかげ、間違いないです。ホームで仕掛けてくれたんで。ただ、自分は(池田勇が)仕掛ける前に離れちゃった。もうちょっと集中しないと。あとは(菊地)圭尚さんのブロックに気をつけて、そこの準備はしてました。(池田勇を)抜けているし、感じはいいです」
関東を上位独占に導くロングまくりで池田勇人(写真)が2着。
「(池田良の追い上げが)いい目標にはなりました。想定していた作戦のひとつだったですね。行くところで行けているし、平原(康多)さんが見ていて行けって思っているタイミングで自分が行けている。最近は自力で勝ててなかったんで、(勝ち上がれて)なによりです。まだ自力でやっていけそうですね(笑)」
「(ブロックに)行こうかと思ったんですけど、かなり外を行かれた。(早坂)秀悟は頑張ってくれたんですけど」とは、関東3車に行かれて4着が精いっぱいだった菊地圭尚。
池田勇、山下に磯田旭がソツなく続いて3着をキープした。
「もう(ラインの3人で決まったこと)それだけです。自分も(前に付いていって、菊地との)速度差があったんでいけました」
<6R>

村上博幸選手
後ろ攻めから上昇した吉澤純平が赤板過ぎに誘導員を降ろしてハナに立つ。続いた中井太祐がその上を叩くも、前受けから7番手まで下げた坂本貴史がカマし、打鐘の4コーナーで強引に主導権を奪う。叩かれた中井が安部貴之の内で粘る形となって隊列が短くなると、態勢を立て直した吉澤が最終ホームからスパート。自力に転じた村上博幸をねじ伏せて白星を手にした。
「まくり切れたけど焦ってましたね。前も踏み合ってたからいかないといけないと思って。もうちょっと落ち着いていければ、ラインで決まったかなと思います。(レース間隔が)空いたぶん、感覚がシャキっとしなくて。踏みごたえもなかったです。練習の感じでは半々だったけど、なんとか勝ち上がれて良かった」
吉澤に上をいかれた村上博幸(写真)は、2センターで岡田征陽を弾いて2着に入る。冷静な判断で二次予選にコマを進めた。
「(中井とは)初連係だったので、味方としても読めないところもあって。作戦はとくになかったです。もうちょっと早く仕掛けられたら良かったですね。後ろを見てから仕掛けたので、タイミングがズレてしまいました。(仕掛けが)遅れはしたけど、4コーナーで持っていけたし。自分のなかでは良いって感じはしないんですけど、仕上げたぶん、それがつながっているかな」
北日本3番手を固めた和田圭だったが、打鐘の2センターで前を追わず中団に降りる。そのまま前の北野武史に続くと、最終2センターからインコースを踏んで3着に食い込んだ。
「坂本君が内(側)だったら良かったけど中井君が突っ張ると思って見切ってしまった。その辺の内容が良くないですね。道中は脚を溜められたし、余裕もあった。最後はなにも考えずあの辺かなって踏んだら伸びてくれたし、感触はいい」
「まくり切れたけど焦ってましたね。前も踏み合ってたからいかないといけないと思って。もうちょっと落ち着いていければ、ラインで決まったかなと思います。(レース間隔が)空いたぶん、感覚がシャキっとしなくて。踏みごたえもなかったです。練習の感じでは半々だったけど、なんとか勝ち上がれて良かった」
吉澤に上をいかれた村上博幸(写真)は、2センターで岡田征陽を弾いて2着に入る。冷静な判断で二次予選にコマを進めた。
「(中井とは)初連係だったので、味方としても読めないところもあって。作戦はとくになかったです。もうちょっと早く仕掛けられたら良かったですね。後ろを見てから仕掛けたので、タイミングがズレてしまいました。(仕掛けが)遅れはしたけど、4コーナーで持っていけたし。自分のなかでは良いって感じはしないんですけど、仕上げたぶん、それがつながっているかな」
北日本3番手を固めた和田圭だったが、打鐘の2センターで前を追わず中団に降りる。そのまま前の北野武史に続くと、最終2センターからインコースを踏んで3着に食い込んだ。
「坂本君が内(側)だったら良かったけど中井君が突っ張ると思って見切ってしまった。その辺の内容が良くないですね。道中は脚を溜められたし、余裕もあった。最後はなにも考えずあの辺かなって踏んだら伸びてくれたし、感触はいい」
<7R>

山田英明選手
赤板で長島大介、山田英明(写真)の順番で押さえると、打鐘で松岡篤哉が叩いて主導権を握った。松岡がマイペースで逃げるなか、中団4番手を取った山田がバックまくり。しかし、山田は伸びが今ひとつと判断すると作戦を変更。外に振った山内卓也の内に潜り込むと、直線で追い込んで勝利した。
「バックは追い風だったし、焦って仕掛けてもと思ってたけど前が詰まったので。松岡君はすんなり駆けてたし、ちょうどスピードが上がったのでヤバいかと。外を行ったけど、山内さんのあおりで止まってしまって。ヨコ勝負でコースを見つけようと。内か外かはそのときの判断で。(山内が振ったので)内に入りました。番手は山内さんだからしっかり当たらないといけないと思って、勝負させてもらいました。ただ、後ろの小岩(大介)君に迷惑をかけて申し訳ない」
松岡篤哉は粘り強さを発揮し、2着に踏み止まる。
「初手は前から3つ目か4つ目か。今日はとにかく先行しか考えてなかった。得意パターンだったので。今回からフレームとシューズを戻して、駆けた感じは良かったです。1走目にしては。前回は調子が良くなかったけど、今回は大丈夫です」
山内卓也は内をすくわれる厳しい展開も、なんとか3着を確保した。
「1着のパターンだったけど、(山田の)あの一発が効いたね。僕もキツめに行ったけど、2発目が余計だった。もったいないね。いい感じで(山田が)内から来たので、僕も外に行ってしまい大回りした感じに。でも、松岡が強いね。ああ駆けると強い。グイグイ掛かって行った」
「バックは追い風だったし、焦って仕掛けてもと思ってたけど前が詰まったので。松岡君はすんなり駆けてたし、ちょうどスピードが上がったのでヤバいかと。外を行ったけど、山内さんのあおりで止まってしまって。ヨコ勝負でコースを見つけようと。内か外かはそのときの判断で。(山内が振ったので)内に入りました。番手は山内さんだからしっかり当たらないといけないと思って、勝負させてもらいました。ただ、後ろの小岩(大介)君に迷惑をかけて申し訳ない」
松岡篤哉は粘り強さを発揮し、2着に踏み止まる。
「初手は前から3つ目か4つ目か。今日はとにかく先行しか考えてなかった。得意パターンだったので。今回からフレームとシューズを戻して、駆けた感じは良かったです。1走目にしては。前回は調子が良くなかったけど、今回は大丈夫です」
山内卓也は内をすくわれる厳しい展開も、なんとか3着を確保した。
「1着のパターンだったけど、(山田の)あの一発が効いたね。僕もキツめに行ったけど、2発目が余計だった。もったいないね。いい感じで(山田が)内から来たので、僕も外に行ってしまい大回りした感じに。でも、松岡が強いね。ああ駆けると強い。グイグイ掛かって行った」
<8R>

稲毛健太選手
早めに上昇を開始した石井秀治が、赤板で稲毛健太(写真)に併せ込んでフタをする。打鐘を通過して外併走から石井が再び踏み上げるが、飯野祐太がペース上げて突っ張り逃げる。岡村潤に迎え入れられるように3番手に入った石井のまくりを小野大介がブロック。石井のスピードが鈍ると、その上をまくった稲毛が前団をのみ込み快勝した。
「引いても落ち着いて走れていましたね。まくりに出たスピードが良かったので、力まずに踏んでいけました。ラインで決めることができてよかったです」
南修二は稲毛との差をわずかに詰めて、4分の3車身差でゴール。
「稲毛君にすべて任せていました。いつも落ち着いているし、いいスピードで行ってくれました。伊藤(正樹)さんが3番手を固めてくれたのも大きかったし、ラインで決めることができました」
小野の絶妙なブロックでまくり不発の石井秀治は、5着で一次予選敗退。
「まくるタイミングを取りすぎてしまって、(小野と)タイミングが合ってしまって張られてしまいました。もう少し遅めに行けばよかった。脚は悪くないけど、少しスピードが足りてないかもしれない」
「引いても落ち着いて走れていましたね。まくりに出たスピードが良かったので、力まずに踏んでいけました。ラインで決めることができてよかったです」
南修二は稲毛との差をわずかに詰めて、4分の3車身差でゴール。
「稲毛君にすべて任せていました。いつも落ち着いているし、いいスピードで行ってくれました。伊藤(正樹)さんが3番手を固めてくれたのも大きかったし、ラインで決めることができました」
小野の絶妙なブロックでまくり不発の石井秀治は、5着で一次予選敗退。
「まくるタイミングを取りすぎてしまって、(小野と)タイミングが合ってしまって張られてしまいました。もう少し遅めに行けばよかった。脚は悪くないけど、少しスピードが足りてないかもしれない」
<9R>

杉森輝大選手
杉森輝大が古性優作を打鐘の2センターで押さえて前に出る。すると、すぐさま高橋陽介が踏み上げて最終ホームで主導権を奪取。そのまま軽快に駆けて、最終バックは一本棒。5番手の古性は2センターから仕掛けると、外のコースを伸びて1着。大舞台で最高のスタートを切ったが、レース後は反省に終始した。
「ヘタですね。内容が良くなくて。あそこからだと、(近畿3番手を回った)澤田(義和)さんはちょっと厳しいですよね。ラインでチャンスある走りではなかったです。次はしないように。切り替えて頑張ります」
古性マークの藤木裕は、直線で大外のコースを踏み2着。古性とは対照的に笑顔を見せる。
「近畿で(古性)優作の動きに付いていけるのは、(村上)博幸さんと、南(修二)さんと、(稲川)翔くらいしかいない。自分は6番車だし、100点しかないし、その選手が勝ち上がれたのは澤田さんが前を回してくれたおかげです」
北日本勢を受けた杉森輝大(写真)は、古性の仕掛けに合わせる様に踏んで3着。白星こそならずも、落ち着いたレース運びで勝ち上がりを決めた。
「古性のことは押さえたので、あとは来ても2車ですし。ペースでホームから踏んでと思ったら、(高橋が)来ていて。でも、行かせてそこからでもいいかなと。ちょっと体がフワフワしていて、出が良くなかったですね。明日以降は、力の入り方も変わってくると思うので、うまく調整して。二次予選でいいレースができるようにします」
「ヘタですね。内容が良くなくて。あそこからだと、(近畿3番手を回った)澤田(義和)さんはちょっと厳しいですよね。ラインでチャンスある走りではなかったです。次はしないように。切り替えて頑張ります」
古性マークの藤木裕は、直線で大外のコースを踏み2着。古性とは対照的に笑顔を見せる。
「近畿で(古性)優作の動きに付いていけるのは、(村上)博幸さんと、南(修二)さんと、(稲川)翔くらいしかいない。自分は6番車だし、100点しかないし、その選手が勝ち上がれたのは澤田さんが前を回してくれたおかげです」
北日本勢を受けた杉森輝大(写真)は、古性の仕掛けに合わせる様に踏んで3着。白星こそならずも、落ち着いたレース運びで勝ち上がりを決めた。
「古性のことは押さえたので、あとは来ても2車ですし。ペースでホームから踏んでと思ったら、(高橋が)来ていて。でも、行かせてそこからでもいいかなと。ちょっと体がフワフワしていて、出が良くなかったですね。明日以降は、力の入り方も変わってくると思うので、うまく調整して。二次予選でいいレースができるようにします」
<10R>

大塚健一郎選手
松坂洋平が切った上を北津留翼が赤板で押さえて先行態勢。前受けから下げた新山響平は、一本棒の7番手から2コーナーで巻き返す。懸命に合わせる北津留を最終ホーム手前で新山が叩き切る。大塚健一郎(写真)のブロックを凌いで山崎芳仁が続くが、大塚が今度は香川雄介をさばいて3番手に切り替える。軽快に飛ばす新山だったが直線半ばで失速。山崎と新山の中を割った大塚が突き抜けた。
「自分で立ち上げるのは無理なんで、やっぱり(北津留)翼が頑張ってくれて、新山のペースにさせないようにと。(切り替えてからは)山崎の外は考えられないし、(山崎が)抜きに行くだろうから、その一瞬ですね。ダービーだからってわけじゃないけど、ひとつでも上をと思っていた」
踏み出しをギリギリまで我慢した山崎芳仁は、当たられた大塚に8分の1輪交わされての2着。
「自分は中を割られて焦って踏んだ。大塚さんがうまかったですね。前回は新車だったんですけど、タイヤを引いているような感じだった。それで今回は元に戻しました。(前回は)お客さんにも迷惑を掛けてしまいました」
「必死でした」と、汗をぬぐうのは、大塚を追走して直線では外を踏んで3着に入線した西川親幸。
「翼が頑張ってくれたし、思ったよりも早く踏んでくれた。ケンちゃん(大塚)のさばきは抜群なんで、安心して付いてました。自分はハンドルを換えて、前回よりいいですね」
「自分で立ち上げるのは無理なんで、やっぱり(北津留)翼が頑張ってくれて、新山のペースにさせないようにと。(切り替えてからは)山崎の外は考えられないし、(山崎が)抜きに行くだろうから、その一瞬ですね。ダービーだからってわけじゃないけど、ひとつでも上をと思っていた」
踏み出しをギリギリまで我慢した山崎芳仁は、当たられた大塚に8分の1輪交わされての2着。
「自分は中を割られて焦って踏んだ。大塚さんがうまかったですね。前回は新車だったんですけど、タイヤを引いているような感じだった。それで今回は元に戻しました。(前回は)お客さんにも迷惑を掛けてしまいました」
「必死でした」と、汗をぬぐうのは、大塚を追走して直線では外を踏んで3着に入線した西川親幸。
「翼が頑張ってくれたし、思ったよりも早く踏んでくれた。ケンちゃん(大塚)のさばきは抜群なんで、安心して付いてました。自分はハンドルを換えて、前回よりいいですね」
<11R>

諸橋愛選手
吉田敏洋が赤板で前を押さえると、郡司浩平が誘導を下ろして先頭に躍り出た。吉田はいったんこの3番手に入ったが、打鐘で再度叩いて先頭へ。すると、武田豊樹がカマして主導権を握った。吉田も負けじと踏んで両者でやり合ったが、武田が最終バックを制して勝負あり。後方からの反撃もなく、最後は諸橋愛(写真)が差し切って勝利した。
「8番(吉田)のところに切り替えようかとも思ったけど、武田さんが飲み込む感じで行ったので付いていって。4コーナーまで誰も来なかったので。武田さんはあれだけ踏んでたし、ペース先行じゃないのに長く踏んで。ビッチリ抜きにいくって言うよりは、最悪抜けなくてもいいから2人で決まればと。1着で幸先いいスタートが切れました」
武田豊樹は交わされたものの、力強いレースを披露。本人も納得の表情を浮かべる。
「残り1周で8番にすくわれて脚を消耗しましたね。仕掛けが遅かったから内をすくわれる形に。とにかく7番(三谷)のカマシを全力で合わせようと思ってました。まくられるかなと思ったけど、まくられなかったので。バックを通過してから、あとは諸橋君に任せて、僕は前に踏むことだけ考えてました。反省点はあるけど、先行回数を増やして行けば日に日に良い状態になるかと。先行を恐れずに、細切れ戦のなかで仕掛けて結果を残せればと思ってました」
3着に入ったのは三谷竜生。苦しい外併走となり、敵のブロックにも耐えながらしぶとく関東勢を追って確定板入り。
「諸橋さんに差し込まれてそのぶん行けなかった。失敗したけど、なんとか耐えられたので。(このあと)2日間ゆっくり休めるのでよかった」
壮絶な力勝負を演じた吉田敏洋は7着。二次予選へ気持ちを切り替える。
「泥仕合に持ち込んだつもりだったけどね。武田さんを合わせるべきだったけど、キツかったし、打鐘のところで休憩できなくて反応が遅れました。今日は動きまくってやろうと思ってたので。着は悪かったけど、精いっぱい踏めたし、次につながるレースができました」
「8番(吉田)のところに切り替えようかとも思ったけど、武田さんが飲み込む感じで行ったので付いていって。4コーナーまで誰も来なかったので。武田さんはあれだけ踏んでたし、ペース先行じゃないのに長く踏んで。ビッチリ抜きにいくって言うよりは、最悪抜けなくてもいいから2人で決まればと。1着で幸先いいスタートが切れました」
武田豊樹は交わされたものの、力強いレースを披露。本人も納得の表情を浮かべる。
「残り1周で8番にすくわれて脚を消耗しましたね。仕掛けが遅かったから内をすくわれる形に。とにかく7番(三谷)のカマシを全力で合わせようと思ってました。まくられるかなと思ったけど、まくられなかったので。バックを通過してから、あとは諸橋君に任せて、僕は前に踏むことだけ考えてました。反省点はあるけど、先行回数を増やして行けば日に日に良い状態になるかと。先行を恐れずに、細切れ戦のなかで仕掛けて結果を残せればと思ってました」
3着に入ったのは三谷竜生。苦しい外併走となり、敵のブロックにも耐えながらしぶとく関東勢を追って確定板入り。
「諸橋さんに差し込まれてそのぶん行けなかった。失敗したけど、なんとか耐えられたので。(このあと)2日間ゆっくり休めるのでよかった」
壮絶な力勝負を演じた吉田敏洋は7着。二次予選へ気持ちを切り替える。
「泥仕合に持ち込んだつもりだったけどね。武田さんを合わせるべきだったけど、キツかったし、打鐘のところで休憩できなくて反応が遅れました。今日は動きまくってやろうと思ってたので。着は悪かったけど、精いっぱい踏めたし、次につながるレースができました」
<2日目 一次予選 5R>

脇本雄太選手
今年は一息の成績が続いた脇本雄太(写真)。しかし、前回の西武園記念では7123着と徐々に上向いてきた。
「(一次)予選を走るのは久しぶりですね。西武園を走れて、競輪の自転車になじめたのはプラスかな。いつもそうなんですけど、最近は初日のかみ合わせが悪い。前回(西武園)だったら、3日目のレースが感触良かったので。それを初日から出せたらいんですけどね」
渡邉雄太は4月川崎記念を優出など良い流れ。ヤンググランプリを制した勝負強さは怖い。
「(前回の)地元(静岡FIを412着)はいい感じで走れました。その後はとくに変わらず、普段通りの練習をしてきました。状態に関してはまったく普通です。目標は6日間を完走することですね」
守澤太志は、2月松山FIでの優出を皮切りに成績が上昇。今シリーズも好調維持をアピールした。
「落車もなくて、うまく流れに乗れていますね。最近は練習の感触も悪くないし、引き続きいい感じでこれたと思います。ここまでは(冬期移動先の)競輪学校で練習をしてきました」
「(一次)予選を走るのは久しぶりですね。西武園を走れて、競輪の自転車になじめたのはプラスかな。いつもそうなんですけど、最近は初日のかみ合わせが悪い。前回(西武園)だったら、3日目のレースが感触良かったので。それを初日から出せたらいんですけどね」
渡邉雄太は4月川崎記念を優出など良い流れ。ヤンググランプリを制した勝負強さは怖い。
「(前回の)地元(静岡FIを412着)はいい感じで走れました。その後はとくに変わらず、普段通りの練習をしてきました。状態に関してはまったく普通です。目標は6日間を完走することですね」
守澤太志は、2月松山FIでの優出を皮切りに成績が上昇。今シリーズも好調維持をアピールした。
「落車もなくて、うまく流れに乗れていますね。最近は練習の感触も悪くないし、引き続きいい感じでこれたと思います。ここまでは(冬期移動先の)競輪学校で練習をしてきました」
<2日目 一次予選 6R>

稲川翔選手
今年に入り輪界を席巻している南関勢。その勢いをもたらしたひとりは根田空史だ。2月奈良で記念を初制覇すると、その後も順調に優出を重ねている。
「(2月)松山記念から換えたフレームが抜群にいい。好成績の要因はフレームを換えたことが、かなりデカいですね。セッティングはいじっていないです。できれば初日の方がよかったけど、疲れを抜いて。準備はバッチリです」
田中晴基は2月小田原GIIIをVなど、競走得点が急上昇。メンバーを見ながら、「GIで(根田)空史の番手を回れるとは思わなかった」と、笑顔を見せる。
「空史が勝ち上がれるように走ってくれれば。近況はいろいろ試してきたことが結果として出ているし、子供が産まれたり、充実しています。ここまではバンクで普通に調整してきました。(好成績が続いているが)力がついた感じはしていないですけど、流れはすごくいいですね」
稲川翔(写真)は、近畿で一丸となって他地区に挑む。
「僕は感触とかは気にしないタイプなので。レースに集中できるかどうかと思っています。でも、(前回の青森FIを423着は)それができたと思います。ここまでは自分なりにやってきました。村上(義弘)さんの欠場は大きいですけど、不在を感じさせないように。近畿のみんなで力を合わせていきたいです」
「(2月)松山記念から換えたフレームが抜群にいい。好成績の要因はフレームを換えたことが、かなりデカいですね。セッティングはいじっていないです。できれば初日の方がよかったけど、疲れを抜いて。準備はバッチリです」
田中晴基は2月小田原GIIIをVなど、競走得点が急上昇。メンバーを見ながら、「GIで(根田)空史の番手を回れるとは思わなかった」と、笑顔を見せる。
「空史が勝ち上がれるように走ってくれれば。近況はいろいろ試してきたことが結果として出ているし、子供が産まれたり、充実しています。ここまではバンクで普通に調整してきました。(好成績が続いているが)力がついた感じはしていないですけど、流れはすごくいいですね」
稲川翔(写真)は、近畿で一丸となって他地区に挑む。
「僕は感触とかは気にしないタイプなので。レースに集中できるかどうかと思っています。でも、(前回の青森FIを423着は)それができたと思います。ここまでは自分なりにやってきました。村上(義弘)さんの欠場は大きいですけど、不在を感じさせないように。近畿のみんなで力を合わせていきたいです」
<2日目 一次予選 7R>

和田真久留選手
前回の和歌山FIを519着。決勝は久々にシンガリに沈んだ和田真久留(写真)は、慎重に言葉を選びながら巻き返しを誓う。
「なんとも一走してみないとわからないけど、自分としては仕上げてきたつもりです。(前回の)和歌山の時は疲れていたのか、集中力が切れていたところもあった。今回はそういうことがないと思う」
川崎記念2162着、続く函館FIを425着で成績以上の手応えをつかんだ内藤秀久は、表情をきりりと引き締める。
「差し脚的な部分は間違いなく向上している。バッチリですね。(3場所前の大垣で)シューズを換えたのが正解です。差し脚重視にしてからは、川崎記念より(差し脚に)磨きがかかっている」
虫垂炎によりおよそ2カ月の戦線離脱を強いられた合志正臣は、GIのここが復帰場所。
「急性の盲腸で、僕の場合は手術をしました。2週間くらいで乗れると思ったけど、痛くて乗れませんでした。乗り出してから2週間くらい、(練習は)実質10日間くらいですかね」
「なんとも一走してみないとわからないけど、自分としては仕上げてきたつもりです。(前回の)和歌山の時は疲れていたのか、集中力が切れていたところもあった。今回はそういうことがないと思う」
川崎記念2162着、続く函館FIを425着で成績以上の手応えをつかんだ内藤秀久は、表情をきりりと引き締める。
「差し脚的な部分は間違いなく向上している。バッチリですね。(3場所前の大垣で)シューズを換えたのが正解です。差し脚重視にしてからは、川崎記念より(差し脚に)磨きがかかっている」
虫垂炎によりおよそ2カ月の戦線離脱を強いられた合志正臣は、GIのここが復帰場所。
「急性の盲腸で、僕の場合は手術をしました。2週間くらいで乗れると思ったけど、痛くて乗れませんでした。乗り出してから2週間くらい、(練習は)実質10日間くらいですかね」
<2日目 一次予選 8R>

山中秀将選手
2月四日市で浅井康太を破り、記念初制覇を飾った山中秀将(写真)。今や勢いが増す南関勢の中核を担う。
「(4月)松戸(FI)の前に調子が落ちたけど、そのあと少しずつ上げて良くなったので。タイムはほぼ完ぺきなので。ちょっと疲れがあるけど初日が休みなのは大きい。回復するから問題ないです」
対する小松崎大地も3月大垣で記念初V。「ラインのおかげで、たまたま」と、謙遜するが、復活したその後も堅調を維持している。
「計画的に練習をやってきたなかで獲れたのでよかった。ここに向けてというより、高い位置に持っていこうと今も練習しているので、そのなかで今回結果が出るといいですね。(昨年の寛仁親王牌以来)GIは久しぶりなので、どれだけできるか楽しみ。とにかく目に前の一戦、一戦を全力で」
連係する伏見俊昭は後輩に期待を寄せる。
「小松崎君とは2年連続初日(一次予選)一緒なんですよ。今、彼は絶好調ですからね。光栄ですよ」
「(4月)松戸(FI)の前に調子が落ちたけど、そのあと少しずつ上げて良くなったので。タイムはほぼ完ぺきなので。ちょっと疲れがあるけど初日が休みなのは大きい。回復するから問題ないです」
対する小松崎大地も3月大垣で記念初V。「ラインのおかげで、たまたま」と、謙遜するが、復活したその後も堅調を維持している。
「計画的に練習をやってきたなかで獲れたのでよかった。ここに向けてというより、高い位置に持っていこうと今も練習しているので、そのなかで今回結果が出るといいですね。(昨年の寛仁親王牌以来)GIは久しぶりなので、どれだけできるか楽しみ。とにかく目に前の一戦、一戦を全力で」
連係する伏見俊昭は後輩に期待を寄せる。
「小松崎君とは2年連続初日(一次予選)一緒なんですよ。今、彼は絶好調ですからね。光栄ですよ」
<2日目 一次予選 9R>

後閑信一選手
13年の京王閣オールスター以来のタイトルを再びホームバンクで目論む後閑信一(写真)が、2日間に渡る一次予選の大トリ。
「(2場所前の)高知記念はオーバーワークだったけど、3日目は自力で納得できる走りができたし、最終日は武田(豊樹)君の後ろでやれた。日に日に良くなっていった感じです。まだ(落車の)怪我の部分があるので完調ではないけど、ある程度は勝負に行ける心技体があると思う。そういう(怪我とか)のがあっての競輪選手なんで、まずはベストを尽くします。あとは運と流れ。平常心で(自分の感覚を)研ぎ澄ましていれば、あとは体が反応すると思います」
後閑のパートナー、吉田拓矢は前回の松戸FIを711着。昨年4月以来、久々の優勝で弾みをつけた。
「街道メーンで(鈴木)竜士さんとかとやってきました。できれば初日に走りたかったですけど、(2日目は)気持ち的には楽ですね。後閑さんとは何回も連係があるし、プレッシャーはないです」
「(2場所前の)高知記念はオーバーワークだったけど、3日目は自力で納得できる走りができたし、最終日は武田(豊樹)君の後ろでやれた。日に日に良くなっていった感じです。まだ(落車の)怪我の部分があるので完調ではないけど、ある程度は勝負に行ける心技体があると思う。そういう(怪我とか)のがあっての競輪選手なんで、まずはベストを尽くします。あとは運と流れ。平常心で(自分の感覚を)研ぎ澄ましていれば、あとは体が反応すると思います」
後閑のパートナー、吉田拓矢は前回の松戸FIを711着。昨年4月以来、久々の優勝で弾みをつけた。
「街道メーンで(鈴木)竜士さんとかとやってきました。できれば初日に走りたかったですけど、(2日目は)気持ち的には楽ですね。後閑さんとは何回も連係があるし、プレッシャーはないです」
<2日目 特選 10R>

新田祐大選手
競技と本業で多忙な日々を過ごす新田祐大(写真)は、ここが今年4場所目。全日本選抜では優出を果たすも「まだ今年のレースは始まっていないと思っている」と、気を引き締める。
「ここからしっかりいいレースをして年末のグランプリに出られるように。(近況は)4月の半ばに世界選手権が香港であったので、そこに向けてウィナーズカップからずっとトレーニングをしていました。世界選手権後も2週間ぐらいここに向けて伊豆でトレーニングしていました。今年はダービーを一番の目標にしているので、しっかり結果を出せるように仕上げてきているつもりです」
今年はまだVがない浅井康太だが、自力、番手と俊敏に立ち回っている。一昨年にグランプリを制した相性のいい当所で、ダービー王の称号を狙う。
「(ここまでは)いつも通りですね。(ウィナーズカップの落車の影響は)高知記念は自分の走りができたと思うし、それを維持した感じでやってきましたから(大丈夫)。(京王閣は)とくに印象はないですね。走りやすい普通のバンクだと思います」
園田匠はFIシリーズではあるものの、5場所連続での決勝進出と順調そのもの。ここは松岡貴久を目標に自慢のキメ脚を発揮する。
「(ここまでは)普段通りの練習をしました。4月は落車なく走れたので、自分のなかではしっかり練習したと思っています。(京王閣は)けっこう1着が取れているイメージがあるので、落車さえしなければいい成績を残せると思います。久しぶりのグレードレースなので、スピードに慣れたいです」
「ここからしっかりいいレースをして年末のグランプリに出られるように。(近況は)4月の半ばに世界選手権が香港であったので、そこに向けてウィナーズカップからずっとトレーニングをしていました。世界選手権後も2週間ぐらいここに向けて伊豆でトレーニングしていました。今年はダービーを一番の目標にしているので、しっかり結果を出せるように仕上げてきているつもりです」
今年はまだVがない浅井康太だが、自力、番手と俊敏に立ち回っている。一昨年にグランプリを制した相性のいい当所で、ダービー王の称号を狙う。
「(ここまでは)いつも通りですね。(ウィナーズカップの落車の影響は)高知記念は自分の走りができたと思うし、それを維持した感じでやってきましたから(大丈夫)。(京王閣は)とくに印象はないですね。走りやすい普通のバンクだと思います」
園田匠はFIシリーズではあるものの、5場所連続での決勝進出と順調そのもの。ここは松岡貴久を目標に自慢のキメ脚を発揮する。
「(ここまでは)普段通りの練習をしました。4月は落車なく走れたので、自分のなかではしっかり練習したと思っています。(京王閣は)けっこう1着が取れているイメージがあるので、落車さえしなければいい成績を残せると思います。久しぶりのグレードレースなので、スピードに慣れたいです」
<2日目 特選 11R>

平原康多選手
絶対王者・平原康多(写真)は、2日目の最終レースに登場する。昨年の競輪祭、全日本選抜でGI連覇を達成。その後は4月川崎記念で落車の憂き目も、怪我の経過は良好な様子。GI3連覇へ出陣する。
「(前回の西武園記念は)準決はちょっとダメだったんですけど、怪我明けにしては4日間しっかり自力で戦えたかなと思います。(ここまでは)中5日だったんですけど、その間もケアをして上向きだとは思います。(京王閣は)数多く呼んでもらってるんですけど、一度も優勝したことがないんで(苦笑)。記念もそうですし、FIでも勝ったことがないんで。日本選手権は勝ち上がりが厳しいので、(GI3連覇を意識せず)決勝戦をまずは目指したいと思います」
「周りが強烈なので、逆にチャンスがある」と、話すのは近藤隆司。前回の西武園記念の決勝では、別線の松谷秀幸に屈するも、好位確保から仕掛けてあわや1着。その底力はやはり侮れない。
「(西武園の決勝は)ワッキー(脇本雄太)がきたら思い切り踏もうと思っていたんですけどね。ダッシュ力があれば、番手にハマれましたけど。でも、準優勝できて良かったなと思います。ここまでは休まず練習をしてきました。千葉が開催で使えなくて、松戸でやってきました。メンバーとしては自分が弱いと思っているので、楽に逃がしてもらえる展開になれば、それはそれでチャンスかなって思います」
不調に喘いでいた近藤龍徳だが、3月千葉FIを優出など徐々に復調。競走得点こそ低いが、『持ってる男』の本領を発揮して穴をあけるか。
「状態は悪くないです。でも、まだこんなもんじゃ満足できないですね。結果を出さないと。1年前(静岡ダービー)の決勝に乗ったことを思い出して走ります。準備はしてきました。まあ、見といてください」
「(前回の西武園記念は)準決はちょっとダメだったんですけど、怪我明けにしては4日間しっかり自力で戦えたかなと思います。(ここまでは)中5日だったんですけど、その間もケアをして上向きだとは思います。(京王閣は)数多く呼んでもらってるんですけど、一度も優勝したことがないんで(苦笑)。記念もそうですし、FIでも勝ったことがないんで。日本選手権は勝ち上がりが厳しいので、(GI3連覇を意識せず)決勝戦をまずは目指したいと思います」
「周りが強烈なので、逆にチャンスがある」と、話すのは近藤隆司。前回の西武園記念の決勝では、別線の松谷秀幸に屈するも、好位確保から仕掛けてあわや1着。その底力はやはり侮れない。
「(西武園の決勝は)ワッキー(脇本雄太)がきたら思い切り踏もうと思っていたんですけどね。ダッシュ力があれば、番手にハマれましたけど。でも、準優勝できて良かったなと思います。ここまでは休まず練習をしてきました。千葉が開催で使えなくて、松戸でやってきました。メンバーとしては自分が弱いと思っているので、楽に逃がしてもらえる展開になれば、それはそれでチャンスかなって思います」
不調に喘いでいた近藤龍徳だが、3月千葉FIを優出など徐々に復調。競走得点こそ低いが、『持ってる男』の本領を発揮して穴をあけるか。
「状態は悪くないです。でも、まだこんなもんじゃ満足できないですね。結果を出さないと。1年前(静岡ダービー)の決勝に乗ったことを思い出して走ります。準備はしてきました。まあ、見といてください」