『第71回日本選手権競輪(GI)レポート』 4日目編

配信日:5月5日

 東京オーヴァル京王閣を舞台に開催されている「第71回日本選手権(GI)」は、5月5日に4日目を迎えシリーズも後半に突入した。準決、決勝を占う意味でも見逃せないメーンの「ゴールデンレーサー賞」では、武田豊樹が追い込んで通算400勝の節目を飾った。6日間の長期決戦もいよいよ佳境、5月6日の5日目には、決勝行きの9枚のチケットを巡り、準決の3個レースで熾烈な闘いが繰り広げられる。
 本場では開催中の毎日、ヤクルト1000本、ベビースターラーメンのプレゼント、Wチャンスカードの配布を先着で行います。また、スワローズブース、なりきり写真ブース、予想会なども行います。さらに5月6日の5日目には、「ナイツ」や「青空球児・好児」の爆笑ステージなども予定されています。京王閣競輪場では様々なファンサービスとイベントで、お客様をお待ちしています。ぜひ、本場へ足をお運びください。

山口幸二氏 オーヴァル予想会
山口幸二氏 オーヴァル予想会
名輪会 トークショー
名輪会 トークショー
平成仮面ライダー ショー
平成仮面ライダー ショー
ミニ野球教室
ミニ野球教室
ゴールデンレーサー賞の選手紹介
ゴールデンレーサー賞の選手紹介

ゴールデンレーサー賞 レース経過

 号砲で単騎の深谷知広が迷わず出て正攻法の位置を確保。以下は平原康多―武田豊樹―諸橋愛―芦澤大輔の長い関東勢、渡邉一成―新田祐大の福島コンビ、三谷竜生―園田匠のラインは後方に構えて周回を重ねる。
 赤板を迎え、三谷が動く。平原が引いて、三谷は深谷の後位へ。下げる関東勢にややけん制を受けながら福島コンビも三谷を追って上昇していくと、打鐘を目がけてスパート。合わせて深谷、三谷も踏み出し、レースは一気にペースアップ。3角で渡邉が主導権を握る一方、三谷が3番手を確保。6番手となった平原だが、すぐに反応して巻き返す。ホーム手前で上がってくる平原を三谷が大きくブロック。しかし、平原は踏み止めずに渡邉に襲いかかる。この平原の動きに一瞬遅れた武田も自ら踏み上げ、2角で渡邉をまくり切った平原とドッキング。新田が3番手に切り替え、その後ろに芦澤。バック最後方から深谷も猛然とまくり上げるも中団までだった。直線に入り、やや一杯になった平原後位から抜け出した武田がゴールデンレーサー賞を勝利。新田は外に膨れ、内を踏んで伸びた芦澤が2着に届いて波乱の決着となった。


<1R>

渡邉雄太選手
渡邉雄太選手
 7番手から上昇した渡邉雄太(写真)は、前受けの鈴木謙太郎の動きを見極めて冷静に赤板の2コーナーで押さえて出る。荒井崇博が4番手に切り替えて、一本棒の後続を確認しながら渡邉雄太がペースを上げて逃げる。最終2コーナーからまくった荒井は松坂英司の横まで。松坂の追い込みを二の足で振り切った渡邉が、2度目のダービーで初勝利を挙げた。
 「3走目でやっと調子が戻ってきた。今日が一番(感じが)良かったですね。(それまでの)2走で失敗しているんで、落ち着いてできました。(3番手に付いてくれた)高木(隆弘)さんのおかげです」
 番手をすんなりと回った松坂英司だが、直線で渡邉に詰め寄るも1輪差でゴールを通過。
 「(渡邉)雄太がいいペースでした。(荒井のまくりも)雄太が合わせてくれたし、高木さんが固めてくれたおかげで3人で決まった。自分はこの調子なんで2着に入れたのは雄太ですね。少しは良くなってきているけど、抜けないのが現状ということですね」

<2R>

山賀雅仁選手
山賀雅仁選手
 後ろ攻めの伊藤裕貴が鈴木竜士の抵抗を受けながらも、赤板で強引に叩いて先頭に出た。打鐘が入り、伊藤はピッチを上げていくと、最終ホームを一本棒で通過。1センターを通過したところで5番手の鈴木竜がアタックを開始すると、前の野田源一も合わせて出た。力強く逃げる中部勢と、まくる2人との力勝負で4コーナーを回り、ゴール前は大混戦となったが、後方から山賀雅仁(写真)が急襲。中のコースを突き抜けた。
 「(鈴木)裕君が(前との車間を)詰めてくれたおかげ。それで僕も前にいけたし。裕君は落車しているのに、前でやりますと言ってくれたおかげ。今日はバンクが軽かったですね。最後コースが空いてくれたので、あと何人ひろえるかだったけど。落車したわりには走れましたね。あれだけ走れたので、今後につながるいい経験になったと思う」
 鈴木竜の番手から、河村雅章が外を追い込んで2着に入る。
 「とにかくキツい…。外だったし、波がものすごくて。でも、1着を取りたかったですね。鈴木(竜)君がキツいところをいってくれました。最後山賀さんがすごい勢いで来ましたね」
 その鈴木竜士は3着。今節は連続落車明けとなり、「手応えはまったくなかったです」と、シリーズを終えた。
 「野田さんの位置(4番手)が良かったですね。自分で入れてしまったので仕方ないんですけど。調子が良ければ行ってたと思うですけどね。すんなり中団だったし。左腕に力が入らないから、コーナーで自転車が出ていかない。このあと2週間空くので、しっかり調整してきます」

<3R>

稲川翔選手
稲川翔選手
 高橋陽介を押さえた才迫開が、打鐘の2センターから誘導を降ろして先行態勢に入った。初手から中四国コンビに付けた単騎の片寄雄己が続き、高橋は4番手。前受けから引いた山本伸一は7番手で最終ホームを一本棒で通過する。高橋が車間を詰める勢いでバック手前からまくるも、2センターで渡部哲男のブロックを受け外に膨らむ。安部貴之がこのあおりを受けると、北日本勢を追っていた単騎の服部克久が安部の後輪に接触して落車。山本も巻き込まれてしまう(渡部は斜行で失格)。稲川翔(写真)は3コーナーで内に入っていたため落車には巻き込まれず。2センターから外を回して勝利した。
 「(山本が)仕掛けるべきところはあったと思う。でも、それを言ったら、たらればですけどね。1着を狙って、1着を取れました。ただ、いいレースではないと思います」
 片寄雄己は、渡部のブロックで空いたインコースを突いて3着に入った。
 「才迫君がタレてくるようであれば、先まくりを打とうと思ったけど、渡部君が仕事をしそうな感じだったので。そしたら、落車があって。でも、落車がなくても(インが空けば)前に踏んでいたと思います。いろいろ作戦は考えていて、うまく組み立てられました」

<4R>

柏野智典選手
柏野智典選手
 細切れの4分戦。赤板から引き始めた前受けの早坂秀悟に、反撃のタイミングが早めに巡って来て打鐘の2センターで主導権を奪取する。早坂は落ち着いていったんペースを落としてから、再び踏み上げる。逃げる早坂がスピード良く最終バックを通過すると、3番手を確保した吉本卓仁は2センターからの追い込み勝負。逃げ切り図る早坂が二の足で吉本を退けるが、吉本に乗った柏野智典(写真)が中のコースを突き抜けた。
 「(吉本)卓仁とは本当に相性が良くて(笑)。絶対に仕掛けてくれるしスピードをくれるから好きなタイプですね。2着か3着かなって思って踏んだけど伸びました。今年初勝利ですけど、いつ以来の1着かは覚えていない」
 齋藤登志信と息を合わせて軽快に逃げた早坂秀悟が2着。
 「ちょっと早かったけど、あのタイミングで出たわけだし。(齋藤)登志信さんがあれだけ振ったり仕事してくれたのに…。踏み込みはいいけど、ペースを整えらていないですね。競輪脚がないというか、いままでは押し切れていたわけだし、それが今の課題。1着を取らないといけないレースだった。4番手(の位置)から抜かれているようではダメだと思います」

<5R>

岡村潤選手
岡村潤選手
 田中晴基が打鐘で関東コンビを受けて長島大介の先行かに思われたが、その上を坂本貴史が叩いて主導権を奪う。5番手で態勢を整えた田中が最終1センターからまくり上げて、長島も合わせて出る。逃げる坂本の番手の佐藤友和が最終バック手前で長島をブロックすると、長島、田中が落車。アクシデントを避けた岡村潤(写真)は、そのまま外を踏み上げて直線で佐藤を交わした。
 「(落車を避けて)岡田(征陽)さんが内にいたんで、待っているよりはと思って踏みました。萩原(孝之)さんも後ろにいたんで、休まずに行った方がいいと思った。ただ、(田中)晴基が落車してるんで…。晴基がすんなり出られてたらよかった。自分は恵まれました」
 2着入線の佐藤が失格で、繰り上がった合志正臣が2着。最終バック9番手から冷静なコース取りで追い込んだ。
 「車間が切れての9番手になった時点で(北津留)翼がまくって行っても、自分は外は無理だったと思った。バックで内に切れ込む準備はしていた。(落車があって前団に)追いつくのにスピードに乗ったんで、そのまま外を行っても良かったけど。いまの自分は復帰戦でそこまでの脚がないと思った。踏み出しの一歩目、流れてからの一歩目が、頭と伝わりにズレがある。だから、コース取りですね。長年、コース取りで生きてきたんで」

<6R>

椎木尾拓哉選手
椎木尾拓哉選手
 後ろ攻めの菅田壱道が赤板前で押さえて誘導の後ろが入れ替わると、さらに松岡健介が上昇してきて菅田は車を下げた。松岡は誘導との車間を切って後ろを警戒していく。中団は引いた菅田と外に松浦悠士で4番手を争う状態。打鐘が入り、松岡は前に踏んでいくと、4コーナーで誘導が退避して主導権。松岡が逃げるなか、中団争いはバックを過ぎても決着がつかず、そのまま両者は着外に。その後ろから和田真久留が猛スピードで迫ったが、番手の椎木尾拓哉(写真)がこれを好ブロック。そこから直線で追い込んで1着を手にした。
 「松岡さんが前に出てくれたので恵まれましたね。後ろの併走はわからなかったけど、まくりが来たのはわかったので、止められてよかったです。余裕はあったし、最後、周りは見えていたのに松岡さんを残せなかったのは反省ですね」
 菅田は内に詰まって行き場をなくしたが、番手の大槻寛徳が車を外に回し、直線で中のコースを鋭く伸びて2着。
 「レース前から菅田君も中団は引かないと言っていたんでね。道中はかぶっていたけど、セッティングを変えて良くなっていますね。コースだけを見ていたし、自分の好きな展開になりました」
 和田真久留は椎木尾のブロックでスピードが鈍ったが、最後まで諦めずに踏んで3着に入る。
 「松岡さんが前に出て松浦君が一回(前を)切ると思ったら、すんなりと駆けられてしまってキツかったです。人をアテにしてはダメですね。連日ヨコをもらっているし、横を通過するときのスピードが薄れていますね」

<7R>

牛山貴広選手
牛山貴広選手
 後ろ攻めの根田空史が上昇していくと、永澤剛が先に押さえて誘導の後ろが入れ替わる。根田は打鐘で勢い良く叩いて先頭に立つと、ハイペースを保ったまま駆けていく。永澤が3番手に入り、5番手に牛山貴広の関東勢。坂本健太郎は7番手に置かれた。根田は一本棒に持ち込んで最終ホーム、バックと通過していくと、別線の反撃はなし。最後は番手の石井秀治が追い込んで連勝。
 「連日、後輩のおかげ。それに尽きますね。根田君は強いですよ。ものすごくかかってた。もっと僕に技術があれば2着に残せたけど、経験不足なので。牛山君が来たのが見えたから、踏ませてもらいました」
 牛山貴広(写真)が5番手からまくり追い込んで2着に入る。
 「永澤君にいい位置を取られてしまったんで、そこからもう1回前を切ろうと思ったんですけど、根田君は2車なのに打鐘前から駆けてしまったので。ああなったら落ち着いて自分のタイミングで出ようと思ってたけど、ものすごく掛かってて行けなかった。まくり追い込みになってしまって、朝倉さんに申し訳ない」
 根田空史はゴール寸前で失速して3着。ワンツーならず。
 「もう脚が限界です。今日はバンクが軽かったから、調子に乗り過ぎて打鐘で踏み過ぎてしまいました。流れるんで。もう少し(踏むのを)待ってもよかったですね。バック過ぎでタレたからヤバいと。車番も悪かったし、2車なので。(展開を)回して回してドカンだったら、もっと楽だったけど」

<8R>

新山響平選手
新山響平選手
 山中秀将、筒井裕哉の順で切ると、その上を新山響平が押さえて逃げる。5番手の山中は最終1センターから反撃に出たが、菊地圭尚のけん制で不発。すると、筒井がすぐさまインを付いて菊地をすくう。筒井に続いた東口善朋は、直線入り口で筒井の外に持ち出して突き抜けた。
 「すんなりいい位置が取れたから、筒井君は外を踏むと思ってたけどなんとか対応できた。筒井君が前々に踏んでくれたおかげで勝てましたね。1着を取れているし、伸びも悪くないと思います」
 風を切った新山響平(写真)が、2着に粘り込んだ。
 「(菊地)圭尚さんにも落ち着いて走れって言われていたし、ひとつ動きを待ってから仕掛けました。結構前半から踏んでいたけど、なかなか踏み上がらなかったです。今回から上げたギアが合っていないのかも。もうちょっと修正します」
 菊地をすくって追い込んだ筒井裕哉は、逃げた新山の交わせず3着。
 「あの位置が取れたし、菊地さんが仕事すると思ってたから狙ってました。空いた瞬間にもらったと思ったけど、最後は脚ですね。しょうがない」

<9R>

木暮安由選手
木暮安由選手
 河端朋之が打鐘で先頭に躍り出ると、先に前に出た西村光太が番手で粘る。隊列が短くなったところで、松谷秀幸が2センターからカマして主導権を握った。木暮安由(写真)は濱田浩司をさばいて5番手を確保。南関コンビを受けて3番手に入った河端は、車間を空けてタイミングを取り最終2センターから踏み込む。乗った岩津裕介が内から河端に当たり、直線の入り口で中のコースがぽっかりと空く。そこを突いた木暮が鮮やかに突き抜けた。
 「前々に踏もうと思っていたら、あの位置になりました。松谷さんがカマしてきて、まずいと思ったけど落ち着いて。冷静に対処できました。岩津さんはコースを見ていたので、付いていけば3着。抜け出せば1着と思いました。初日よりは車が伸びていますね。この1着は大きいです」
 松谷の番手から渡邉晴智が差し脚を伸ばして2着。しかし、前を残せず悔しそうにレースを振り返った。
 「詰まったら行くっていう作戦でした。彼(松谷)は2車でも行くつもりだったし、心強かったですね。そしたら、案の定ホームで詰まったので。いいタイミングで仕掛けてくれたのに、僕はなにもできなかったです。勉強します。いつもは松谷君のダッシュにだいたい口が空くのに、あのタイミングでも付いていけているので(状態は)悪くない」
 こじ開けるように河端をインから弾いた岩津裕介は、結果的に中のコースを木暮に行かれての3着。
 「3車なので先行できたらよかったですね。ラインで決まらなかったけど、相手もいろいろ考えてきているので仕方ない。(状態は)もうちょいですね。セッティングというか、体というか、多少フィットしていない。どっちも調整して準決に備えます」

<10R>

松岡貴久選手
松岡貴久選手
 青板の2コーナーから早めに動き始めた高橋和也だったが、前攻めの近藤隆司が突っ張って出させず赤板を通過。今度は中井俊亮が踏み上げると、稲垣裕之までの2車を受けて近藤は3番手に収まる。中井の先行でペースが落ち着くかに思われたが、すかさず高橋が襲い掛かり最終ホームでは両者の踏み合い。脚力を使った別線の機動型の動きを冷静に見ながら、7番手からまくり上げた松岡貴久(写真)が1着。
 「近藤さんが前だったから突っ張りもあるんじゃないかと思っていた。僕以外が積極的だから、恵まれました。(7番手で)位置が悪くなったんで、まくりしかないと。稲垣さんもあれじゃキツかったと思います。とりあえず稲垣さんのところまでと思ってたら、(稲垣が)バックを踏んでたんで。自分はそのまま行っちゃおうと。(新車のセッティングを)ちょっといじって良かったです。ただ、まだ7割くらいですね」
 「(松岡)貴久がすごく頑張ってくれた。自分は苦しくて途中から記憶がない」とは、早い流れのなかで、懸命に松岡に食らいついた桑原大志
 「レースが早すぎたし、連結を外しているんでなんとかしないとって思ってました。(最終3コーナーの)山のところもキツかった。(準決進出で)もうお腹いっぱいって言ったらおかしいですけど、うれしいですね」
 千葉コンビ後位からコースを縫って追い込んだ内藤秀久は、稲垣を交わして3着も準決進出はかなわず。
 「3着じゃ(準決進出が)ダメなのはわかっていた。松岡君と桑原さんが見えて、もう届かないなっていうのはありました。それでも稲垣さんは抜ける感じはあった。一次予選が1着なら変わってた。(一次予選2着で)タイヤ差に泣いた。しょうがないですね。ただ、調子はいいんで攻めたいです」

<11R>

平原康多選手
平原康多選手
 「ゴールデンレーサー賞」は三谷竜生が打鐘で前を押さえると、すぐにその上を渡邉一成が叩いて先頭に躍り出た。すると、平原康多が2センターから一気の反撃。途中、ホームで三谷のブロックにあうもこれをものともせず、平原は1センターで前団を抜き去った。武田豊樹はホームのあおりで口が空いたが、バックで平原に付け直すと最後の直線で追い込んで勝利。節目となる通算400勝を達成した。
 「ムダな動きもあったけど、脚でカバーした感じでした。平原君に(対して)なんとか巻き返せるように走りました。自力で取った400勝ではないですからね。でも、関東の選手がみんな頑張ってくれたおかげです。みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。(準決は)誰が相手でも、自分を信じて頑張るだけです」
 その後ろの諸橋愛は離れながらも懸命に武田を追ったが、新田祐大にさばかれ万事休す。その新田に切り替える形から、芦澤大輔が追い込んで2着に入る。
 「落ち着くところがなくてキツかったですね。(諸橋の)内をすくうようなつもりはなかったんですけど。ちょっと頑張りたかったので。諸橋さんが浮いて、そこから冷静にいけました。勝負は明日(準決)なので」
 平原康多(写真)は3着となったものの、並み居る強豪を力でねじ伏せ、改めて強さを見せつけた。
 「力勝負ができたのでよかったですね。無理やり行った感じで思い切り踏みました。行けるタイミングではなかったけど、今日は力勝負をしたかったので。とりあえず出切れてよかったですね。それにしてもキツかった」
 「せめてバックまではいきたかった」と、話すのは渡邉一成
 「これから踏み上げるってところで、平原さんに体重をかけられてしまって…。踏み返す前に、先に一発もらってしまいました。今日は自力っていう自力ではなかったので、まだまだでしたね。モガき切りたかった」