宇都宮競輪場でナイター開催にて行なわれてきたガールズGI「第1回女子オールスター競輪」は8月10日にフィナーレを迎えた。トップ7による決勝は佐藤水菜が超速まくりで後続をぶっ千切り完全優勝を飾った。これで佐藤は昨年11月の競輪祭女子王座戦、今年4月のオールガールズクラシック、パールカップ、この女子オールスター競輪とGIを4連覇。目標としていたガールズ初のグランプリスラム達成となる通算5回目のGI制覇で優勝賞金880万円(副賞含む)を獲得した。

女子ルーキーシリーズプラスゴール

女子ルーキーシリーズプラス優勝、酒井亜樹選手

男子新人アドバンスゴール

男子新人アドバンス優勝、丸山留依選手

L級決勝Bゴール

L級決勝B優勝、當銘沙恵美選手

L級決勝Aゴール

L級決勝A優勝、小坂知子選手
決勝戦 レース経過
大外枠ながらスタートを取った久米詩の前に太田美穂が入る。3番手はイン柳原真緒、アウト仲澤春香で併走。以下は佐藤水菜、小林莉子、児玉碧衣の並び。
ジャンの3コーナーで児玉が踏み上げて仲澤に続く。最終ホームで誘導員が退避すると仲澤がスパート。正攻法の太田も応戦するが、スピードでまさる仲澤が先頭に立つ。仲澤に続いていた児玉はすかさず仲澤を叩いて2コーナーで主導権を握ると、満を持していた佐藤がスパート。佐藤の出脚は素晴らしく、小林はまったく付いていけない。ぐんぐんと加速する佐藤は3コーナーで先行していた児玉を飲み込むと、あとは後続を引き離す一方。2着以下に5車身の差を付けて、第1回女子オールスター競輪を制し、グランプリスラムを達成した。1センターで児玉にスイッチしていた久米が児玉を交わして2着、3着には柳原が入った。
ジャンの3コーナーで児玉が踏み上げて仲澤に続く。最終ホームで誘導員が退避すると仲澤がスパート。正攻法の太田も応戦するが、スピードでまさる仲澤が先頭に立つ。仲澤に続いていた児玉はすかさず仲澤を叩いて2コーナーで主導権を握ると、満を持していた佐藤がスパート。佐藤の出脚は素晴らしく、小林はまったく付いていけない。ぐんぐんと加速する佐藤は3コーナーで先行していた児玉を飲み込むと、あとは後続を引き離す一方。2着以下に5車身の差を付けて、第1回女子オールスター競輪を制し、グランプリスラムを達成した。1センターで児玉にスイッチしていた久米が児玉を交わして2着、3着には柳原が入った。







<7R>

鈴木奈央選手
石井貴子が、3番手外併走から最終ホーム目掛けて踏み上げる。中島瞳、鈴木奈央(写真)が続いて、先頭の畠山ひすいは車を下げる。6番手となった小林優香は、1センターからスパート。當銘直美が追いかけるが、俊敏に反応した鈴木が内から飛び付いて切り替える。外並走となった當銘は、2センターで浮いて後退。まくり切った小林を、鈴木が鮮やかに抜き去った。
「スタート前に発走機で滑ってしまい、後方からの組み立てになってしまった。(石井)貴子さんが並走していたので、そこに付いて行こうと思ったけど、結果的に貴子さんの3番手になりました。最終的には(小林)優香さんがまくってくるだろうと。(小林の)後ろに當銘さんもいたけど、あの位置は譲れないと思った。(パールカップで初めて落車したが)恐怖心とかもないし、調子自体も悪くなかったけど、500バンクは走りづらくてつかめなかった」
石井を力でねじ伏せた小林優香が2着。
「初手は前の位置を取ってと。このメンバーだと先行力がある選手が多くて、4コーナーはスライドしてしまうので前々にはいないと、と思っていた。(最終2コーナー前の)反応は良かったけど、ちょっと力が入っていなかったですね。まだセッティングを煮詰めていかないと。でも今回は得るものもあったので、次の競輪祭につながれば」
「スタート前に発走機で滑ってしまい、後方からの組み立てになってしまった。(石井)貴子さんが並走していたので、そこに付いて行こうと思ったけど、結果的に貴子さんの3番手になりました。最終的には(小林)優香さんがまくってくるだろうと。(小林の)後ろに當銘さんもいたけど、あの位置は譲れないと思った。(パールカップで初めて落車したが)恐怖心とかもないし、調子自体も悪くなかったけど、500バンクは走りづらくてつかめなかった」
石井を力でねじ伏せた小林優香が2着。
「初手は前の位置を取ってと。このメンバーだと先行力がある選手が多くて、4コーナーはスライドしてしまうので前々にはいないと、と思っていた。(最終2コーナー前の)反応は良かったけど、ちょっと力が入っていなかったですね。まだセッティングを煮詰めていかないと。でも今回は得るものもあったので、次の競輪祭につながれば」
<8R>

大久保花梨選手
下条未悠が、周回中から3番手外で並走。石井貴子は内に包まれたまま周回。下条は、最終1コーナーから仕掛けて大久保花梨(写真)を叩く。下条を追走した永塚祐子が、2コーナーで仕掛けて先頭に立ち、大久保が後位にスイッチ。外の渡部遥に踏み勝った大久保は、4コーナーから踏み込み、直線で抜け出した。
「1枠をもらったんで、それを生かして前々にと思ってました。1センターを過ぎても来ないようなら突っ張ってとも思ったんですけど、早めに来たので出させました。(永塚)祐子さんが良いスピードで来たので、後ろの状況をしっかり判断しながら切り替えた。やっぱり(石井)貴子さんはレースがうまいんで、動向を警戒しながらしっかり切り替えられたと思います。もう、踏み込んだところは後ろも気にせずに全力でした。子供の風邪をもらっちゃったんですけど、2日目、最終日とそのなかで自分の全力を出して連に絡めた。1着で終われて良かったです」
周回中に2番手の飯田風音だったが、3コーナーまで内に被って苦しい展開。2センターからようやく外に持ち出して、2着まで車を届かせた。
「前々と考えてました。取れた位置は良かったんですけど、被っちゃったので、どうしようかなって。もうちょっと早く下げていれば良かったかな。自分でもよく届いたなって感じです。最終日だけは外を踏めたので良かったです。自信がないから、今回はなかなか仕掛けられなかった。もっと練習して、自信を持って走れるようにしたい」
「1枠をもらったんで、それを生かして前々にと思ってました。1センターを過ぎても来ないようなら突っ張ってとも思ったんですけど、早めに来たので出させました。(永塚)祐子さんが良いスピードで来たので、後ろの状況をしっかり判断しながら切り替えた。やっぱり(石井)貴子さんはレースがうまいんで、動向を警戒しながらしっかり切り替えられたと思います。もう、踏み込んだところは後ろも気にせずに全力でした。子供の風邪をもらっちゃったんですけど、2日目、最終日とそのなかで自分の全力を出して連に絡めた。1着で終われて良かったです」
周回中に2番手の飯田風音だったが、3コーナーまで内に被って苦しい展開。2センターからようやく外に持ち出して、2着まで車を届かせた。
「前々と考えてました。取れた位置は良かったんですけど、被っちゃったので、どうしようかなって。もうちょっと早く下げていれば良かったかな。自分でもよく届いたなって感じです。最終日だけは外を踏めたので良かったです。自信がないから、今回はなかなか仕掛けられなかった。もっと練習して、自信を持って走れるようにしたい」
<9R>

尾方真生選手
5番手から動き出した高木佑真が、最終ホームで熊谷芽緯を切る。尾方真生(写真)は、その上を叩いて1コーナーで前に出る。荒牧聖未が2番手に追い上げて、尾方の後ろは並走。ペースに入れた尾方は、バックから本格的にペースを上げる。後ろの並走は、内の高木が踏み勝ったが、尾方の掛かりが良い。ゴール前も踏み直した尾方が逃げ切って、白星締めを果たした。
「スタートの早い1、2番(熊谷、竹野百香)の人が前を取ったので、落ち着いて後方からホーム目がけてと思っていた。(高木)佑真さんが行ってくれて、1、2番の人も踏めなかったと思うので行きやすくなりました。バックからずっと精一杯踏んでいて、最後まで踏み切れたので良かったです。初日より落ち着いて走れたし、初日に差されて悔しかったのでその分も頑張りました。仕掛け所とかは先輩にアドバイスをもらっているんですけど、やっぱりGIは難しい。いろいろ勉強になったので、次に生かしたいです」
切って飛び付いた高木佑真が、最後は詰め寄って2着。
「連日後方からのレースが続いていたので、ホームでは一回叩こうと。(尾方の後位にハマってからは)荒牧さんが来ていたけど、遅れている感じだったので、冷静に(尾方)真生ちゃんの外に持ち出しながら走れた。真生ちゃんが強くて抜けなかったけど、確定板には乗れたので良かった。(今シリーズを通して)選択肢がなくて攻めの気持ちを持てなかった。毎レース、毎レース、勉強になることが多かったです」
「スタートの早い1、2番(熊谷、竹野百香)の人が前を取ったので、落ち着いて後方からホーム目がけてと思っていた。(高木)佑真さんが行ってくれて、1、2番の人も踏めなかったと思うので行きやすくなりました。バックからずっと精一杯踏んでいて、最後まで踏み切れたので良かったです。初日より落ち着いて走れたし、初日に差されて悔しかったのでその分も頑張りました。仕掛け所とかは先輩にアドバイスをもらっているんですけど、やっぱりGIは難しい。いろいろ勉強になったので、次に生かしたいです」
切って飛び付いた高木佑真が、最後は詰め寄って2着。
「連日後方からのレースが続いていたので、ホームでは一回叩こうと。(尾方の後位にハマってからは)荒牧さんが来ていたけど、遅れている感じだったので、冷静に(尾方)真生ちゃんの外に持ち出しながら走れた。真生ちゃんが強くて抜けなかったけど、確定板には乗れたので良かった。(今シリーズを通して)選択肢がなくて攻めの気持ちを持てなかった。毎レース、毎レース、勉強になることが多かったです」
<10R>

坂口楓華選手
周回中に3番手外並走の青木美保が、最終ホームで大浦彩瑛を押さえる。ホームから動いた奥井迪が、青木を叩いて、レースは残り1周からハイペース。奥井後位に青木が飛び付いて、隊列が短くなる。一旦は最後方となった坂口楓華(写真)だが、2コーナーから踏み出すと一気に加速して前団をまくっていく。奥井に並ぶ間もなくまくり切った坂口は、2センターでは先頭に出切る。そのまま後ろを2車身引き離しして、準決3着で優出を逃した悔しさを晴らすように、豪快に勝ち切った。
「奥井さんがホームから行くのは予想していたし、大浦さんのS取りもイメージ通りでした。自分のプライドがあるんで、最終日は絶対動いて終えようって思ってました。展開がどうあれ、オールスターっていうこともあるんで、自分のプライドを見せて走りました。(腰痛で)悩むのはやめました。それを言い訳にせずにと。痛み止めを飲んでいるけど、1着が取れるっていうことは、大丈夫ってことなので」
吉川美穂は、石井寛子のインをすくって奥井後位を確保。ただ、バックでは坂口に上を行かれてしまった。
「奥井さんが先行すると思ってたんで、それに合わせて動いていきたいなと思ってました。(奥井が)ホームで行くのが見えて、思っていた以上に(仕掛けが)早かった。そこに付けられたのは良かったけど、坂口さんの勢いが良かったのと、バックですかさず踏む力がないのが現状。(奥井の)後ろで休むんじゃなくて、すかさずいける脚がないと、大きいレースは予選を勝ち上がるのも難しい。そういう脚を付けていきたい」
「奥井さんがホームから行くのは予想していたし、大浦さんのS取りもイメージ通りでした。自分のプライドがあるんで、最終日は絶対動いて終えようって思ってました。展開がどうあれ、オールスターっていうこともあるんで、自分のプライドを見せて走りました。(腰痛で)悩むのはやめました。それを言い訳にせずにと。痛み止めを飲んでいるけど、1着が取れるっていうことは、大丈夫ってことなので」
吉川美穂は、石井寛子のインをすくって奥井後位を確保。ただ、バックでは坂口に上を行かれてしまった。
「奥井さんが先行すると思ってたんで、それに合わせて動いていきたいなと思ってました。(奥井が)ホームで行くのが見えて、思っていた以上に(仕掛けが)早かった。そこに付けられたのは良かったけど、坂口さんの勢いが良かったのと、バックですかさず踏む力がないのが現状。(奥井の)後ろで休むんじゃなくて、すかさずいける脚がないと、大きいレースは予選を勝ち上がるのも難しい。そういう脚を付けていきたい」
<11R>

山原さくら選手
松本詩乃が、4番手外で尾崎睦と並走したままで、最終ホームを迎える。他の動きもなく、山原さくら(写真)が先頭でスローペースのまま。バック手前でようやく松本が踏み上げるが、すでに山原がペースを上げており、進みが悪い。3コーナーから持ち出した尾崎も前を脅かすにはいたらない。完全にペースをつかんだ山原が、そのまま逃げ切った。
「(尾崎)睦さんより前々で、行ける所からと思っていました。(松本が尾崎を)フタしていたのはわかったので、ペースで踏めた。バックからは思い切り踏んだけど、体が重かった。きつかったけど、逃げ切れて良かったです。(初日の予選で敗退し)ここに来る前にもきつめの練習をやってきたし、悔しかったです。500バンクが久しぶりすぎてつかめていなかった」
初手から山原を追っていた永禮美瑠が、2着に流れ込んだ。
「理想通りの展開でした。(尾崎)睦さんがフタされていたのはわかったので、遅めの仕掛けになるだろうなと。余裕もあったし、悪くなかったです。最後は抜ければ良かったけど、どうこうなる差じゃなかったですね。今回は、前回からしっかり休めて、病み上がりということもあったので、気楽に入れたのが良かった。GIだと成績を残せていないし、今後はもう少し上の所で戦えるように」
「(尾崎)睦さんより前々で、行ける所からと思っていました。(松本が尾崎を)フタしていたのはわかったので、ペースで踏めた。バックからは思い切り踏んだけど、体が重かった。きつかったけど、逃げ切れて良かったです。(初日の予選で敗退し)ここに来る前にもきつめの練習をやってきたし、悔しかったです。500バンクが久しぶりすぎてつかめていなかった」
初手から山原を追っていた永禮美瑠が、2着に流れ込んだ。
「理想通りの展開でした。(尾崎)睦さんがフタされていたのはわかったので、遅めの仕掛けになるだろうなと。余裕もあったし、悪くなかったです。最後は抜ければ良かったけど、どうこうなる差じゃなかったですね。今回は、前回からしっかり休めて、病み上がりということもあったので、気楽に入れたのが良かった。GIだと成績を残せていないし、今後はもう少し上の所で戦えるように」
<12R>

佐藤水菜選手
まず仕掛けたのは仲澤春香。仲澤が、最終1コーナーで太田美穂を押さえて前に出る。だが、それを追った児玉碧衣が、仲澤が流した隙を逃さずに叩いて、2コーナー過ぎに主導権を握る。6番手で脚をためていた佐藤水菜(写真)は、1センターから持ち出していくと、2コーナー過ぎから本格的に加速していく。圧巻のスピードで児玉をまくった佐藤が、3コーナーでは先頭に出切る。そのままどんどんとスピードに乗っていった佐藤が、後続を5車身千切って圧勝。ガールズ初のグランプリスラムの偉業を達成した。
「やり切りました。思い残すことはありません。頑張りました。多分、太田選手がSだろうと思っていて、その後ろに自在っていうコメントの選手がいる。じゃあその後ろがいいなって思っていたので、並びは結構自分の思うとおりに走れて、自分のタイミングが来るまで脚を溜めて、自分のタイミングの時に全力を出し切れたかなと。人の後ろしか見れていなかったので、今が何コーナーなのか残りあと何周なのかとか、距離感覚が全くない状態でガムシャラにモガいてしまったので、500バンクに慣れていない部分がありつつ、どこがゴールなんだろうという不安がありつつ、しっかり前に踏み込むということだけを徹底して、ゴール線が見えて自分が一番で入れたのですごくうれしかったです。動きが激しかったので、レースがどこでっていうより人の動きしか見れてなかったので、結構ギリギリの戦いだったかなと思います。やっぱり昨日(2日目)頑張り過ぎちゃって、脚痛めてローラーモガキも昨日乗っている方が良かったので、不安を抱えて弱気のまま入ってしまったんですけど、皆が背中を押してくれたのでやるしかないという気持ちで無理矢理、前を向いて頑張んなきゃという気持ち一つだけで乗り切りました。大勢の方が表彰式に残ってもらって、胴上げもしてもらってすごいうれしかったです。(今後は)ちょっと気持ちを立て直すまでに時間があるので、しっかりと考えて頑張ります。今が最後で、今がベストでっていうぐらいギリギリでやっているので。前を向くのは時間がかかるけど、全日本(選手権トラック)は全力で倒しにいきます」
久米詩は、周回中に2番手から1コーナーで児玉にスイッチ。佐藤に上を行かれたが、児玉を追い込んで2着に入った。
「自分の想定内の位置から始められた。(児玉)碧衣さんの後ろに切り替えられたのも良かったし、あとは脚力だけだなと。思ったより余裕はあったし、ニュートラルにも入れられたけど、ギアが上がった所で余裕がなかった。サトミナ(佐藤水菜)さんも見えていたけど、気持ちの弱さが出てしまった」
周回中に3番手の柳原真緒が、久米に続いて3着。
「自力のある人にしっかり脚を使わせようと思ってました。自分で外を踏んでいければ良かったけど、児玉さんが駆けて、佐藤さんが上を行っていたので、もう、ちょっときつかった。3コーナーでは後ろに下がらないように必死に踏んでいました。疲れはあったんですけど、その中では思ったよりも踏めた。ギアをもう2、3段階上げていかないとだめですね」
「やり切りました。思い残すことはありません。頑張りました。多分、太田選手がSだろうと思っていて、その後ろに自在っていうコメントの選手がいる。じゃあその後ろがいいなって思っていたので、並びは結構自分の思うとおりに走れて、自分のタイミングが来るまで脚を溜めて、自分のタイミングの時に全力を出し切れたかなと。人の後ろしか見れていなかったので、今が何コーナーなのか残りあと何周なのかとか、距離感覚が全くない状態でガムシャラにモガいてしまったので、500バンクに慣れていない部分がありつつ、どこがゴールなんだろうという不安がありつつ、しっかり前に踏み込むということだけを徹底して、ゴール線が見えて自分が一番で入れたのですごくうれしかったです。動きが激しかったので、レースがどこでっていうより人の動きしか見れてなかったので、結構ギリギリの戦いだったかなと思います。やっぱり昨日(2日目)頑張り過ぎちゃって、脚痛めてローラーモガキも昨日乗っている方が良かったので、不安を抱えて弱気のまま入ってしまったんですけど、皆が背中を押してくれたのでやるしかないという気持ちで無理矢理、前を向いて頑張んなきゃという気持ち一つだけで乗り切りました。大勢の方が表彰式に残ってもらって、胴上げもしてもらってすごいうれしかったです。(今後は)ちょっと気持ちを立て直すまでに時間があるので、しっかりと考えて頑張ります。今が最後で、今がベストでっていうぐらいギリギリでやっているので。前を向くのは時間がかかるけど、全日本(選手権トラック)は全力で倒しにいきます」
久米詩は、周回中に2番手から1コーナーで児玉にスイッチ。佐藤に上を行かれたが、児玉を追い込んで2着に入った。
「自分の想定内の位置から始められた。(児玉)碧衣さんの後ろに切り替えられたのも良かったし、あとは脚力だけだなと。思ったより余裕はあったし、ニュートラルにも入れられたけど、ギアが上がった所で余裕がなかった。サトミナ(佐藤水菜)さんも見えていたけど、気持ちの弱さが出てしまった」
周回中に3番手の柳原真緒が、久米に続いて3着。
「自力のある人にしっかり脚を使わせようと思ってました。自分で外を踏んでいければ良かったけど、児玉さんが駆けて、佐藤さんが上を行っていたので、もう、ちょっときつかった。3コーナーでは後ろに下がらないように必死に踏んでいました。疲れはあったんですけど、その中では思ったよりも踏めた。ギアをもう2、3段階上げていかないとだめですね」