平塚競輪場を舞台に輪界最大のイベント「KEIRINグランプリ2022シリーズ(歳末チャリティー協賛)」が、12月28日にスタートした。初日のメイン「ヤンググランプリ2022(GII)(WINTICKET協賛)」では、吉田有希のまくりを交わした菊池岳仁が優勝。長野県の選手としては初めてヤンググランプリを制して、優勝賞金576万円(副賞含む)を手にした。また、「第15回寺内大吉記念杯(FI)」の特選では、直線で強襲した南修二が突き抜けて好スタートを切った。29日の2日目は、「オッズパーク杯ガールズグランプリ2022(FII)」をメインに、寺内大吉記念杯では準決で熾烈なバトルが展開される。
シリーズの2日目は、先着300人にグランプリオリジナル手袋を配布。日本女子プロゴルフの元賞金女王、古閑美保さんのトークショー、昨年のグランプリを制した高木真備さんのトークショー、グランプリ出場選手による公開練習などが予定されています。平塚競輪場では「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となります。ご協力とご理解をお願いいたします。テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

ヤンググランプリ出場選手特別紹介

K-1ワールドマックス元世界王者の魔裟斗さんによるトークショー

グランプリ出場9選手集合
ヤンググランプリ2022 レース経過
けん制気味のスタートから最内枠の吉田有希が誘導員を追う。初手は吉田-菊池岳仁、寺崎浩平、山口拳矢-橋本優己、犬伏湧也-石原颯、町田太我-松岡辰泰の並びとなった。
青板周回の3コーナーで町田-松岡が上昇を開始。正攻法の吉田は誘導員と車間を空け始める。赤板で町田が吉田に並びかけると、吉田は突っ張るそぶりを見せるが町田-松岡を前に出した。他は動きがなく、ジャンは町田-松岡、吉田-菊池、寺崎、山口-橋本、犬伏-石原の一本棒で通過した。3コーナーで町田がベースアップすると、吉田は前と2車、寺崎は3車ほど車間が空くが、誰もアクションは起こさず最終ホームも一本棒のまま。2コーナーを立ち直ったところから3番手の吉田がスパート。吉田は好スピードで最終バック線過ぎに町田を飲み込んだ。松岡は番手から踏み込むがスピードは今ひとつで、吉田-菊池で出切り、その後ろは寺崎と内に潜り込んだ山口が並走で最後の直線へ。吉田は強じんな粘りを見せるも菊池が8分の1輪交わして優勝。吉田が2着で、菊池の後ろにスイッチしていた山口が3着に入った。
青板周回の3コーナーで町田-松岡が上昇を開始。正攻法の吉田は誘導員と車間を空け始める。赤板で町田が吉田に並びかけると、吉田は突っ張るそぶりを見せるが町田-松岡を前に出した。他は動きがなく、ジャンは町田-松岡、吉田-菊池、寺崎、山口-橋本、犬伏-石原の一本棒で通過した。3コーナーで町田がベースアップすると、吉田は前と2車、寺崎は3車ほど車間が空くが、誰もアクションは起こさず最終ホームも一本棒のまま。2コーナーを立ち直ったところから3番手の吉田がスパート。吉田は好スピードで最終バック線過ぎに町田を飲み込んだ。松岡は番手から踏み込むがスピードは今ひとつで、吉田-菊池で出切り、その後ろは寺崎と内に潜り込んだ山口が並走で最後の直線へ。吉田は強じんな粘りを見せるも菊池が8分の1輪交わして優勝。吉田が2着で、菊池の後ろにスイッチしていた山口が3着に入った。





<1R>

久木原洋選手
赤板1コーナーで磯島成介が、久木原洋(写真)を押さえて先頭に立つ。北日本3車に単騎の西田雅志、下岡将也が切り替えて、久木原は6番手で打鐘を迎える。上吹越俊一は9番手で動かない。タイミングを取った下岡が4コーナーから仕掛ける。先行態勢の磯島がペースを上げて下岡は不発。久木原は最終2コーナー手前からまくる。久木原が抜群のスピードであっさり前団をのみ込み、岡光良、原田泰志まで出切る。関東勢に続いた上吹越が追い込むも、久木原のスピードは衰えず関東ラインが上位を独占した。
「(周回中は)自分の持ち味を出せるように前からでした。展開一本ですね。カマシにいくタイミングはあったんですけど。行けないのがいま、点数を落としてしまっている原因なのかなって。6番(下岡)が仕掛ける前に行ければ良かったんですけど。今回から換えた新車は、初速がいい。スピードの乗りがいいですね」
久木原の強烈な踏み出しにピタリと付けた岡光良は、危なげなく流れ込んだ。
「久木原君が自信満々のレースでしたね。(最終)1コーナーで加速していった。練習で強いのはわかっているので、行っちゃうなって感じでした。自分は(ここまで)しっかり休めたのが良かったのか、悪くないですね」
「(周回中は)自分の持ち味を出せるように前からでした。展開一本ですね。カマシにいくタイミングはあったんですけど。行けないのがいま、点数を落としてしまっている原因なのかなって。6番(下岡)が仕掛ける前に行ければ良かったんですけど。今回から換えた新車は、初速がいい。スピードの乗りがいいですね」
久木原の強烈な踏み出しにピタリと付けた岡光良は、危なげなく流れ込んだ。
「久木原君が自信満々のレースでしたね。(最終)1コーナーで加速していった。練習で強いのはわかっているので、行っちゃうなって感じでした。自分は(ここまで)しっかり休めたのが良かったのか、悪くないですね」
<2R>

小原佑太選手
内山雅貴が押さえて出てペースを握る。南関勢に続いた岡崎智哉が切り込んで、荻野哲を弾いて3番手を確保する。打鐘を通過して、7番手の小原佑太(写真)は車間を詰めながら2センターからスパート。ライン3番手の工藤政志は付け切れず、小原、佐藤和也の2人で鮮やかにカマして後続を離す。6番手からまくった岡崎は前が遠く、佐藤を振り切った小原が1着。
「出切れたので(仕掛けた)タイミング的には良かった。けど、岡崎さんは、あんなトリッキーな動きをすると思ってなかった。もうちょっと考えないと。(自分の仕掛けは)長い距離はそんなにいってない。(競技で)1キロを走っているような感じでペースだった。そのわりにタレた。でも、差されなかったんで良かった。今回からフレームを前のヤツに戻した。それがいい感じだった」
青森コンビの一騎打ち。小原の踏み直しに佐藤和也は4分の3車身差の2着。
「(小原の仕掛けは)1回落ち着いて(打鐘の)2センターから4コーナーくらいでいいんじゃないかと思ってました。隊列が短くなっている時に行ってくれたんで、タイミングは良かった。(小原の踏み出しが)あと、1、2キロくらいスピードが上がったらキツかった。ギリギリ付いていけた。そのあとも(小原が)伸びていったんで、車間を空ける必要がなかったですね。そこは修正したい」
「出切れたので(仕掛けた)タイミング的には良かった。けど、岡崎さんは、あんなトリッキーな動きをすると思ってなかった。もうちょっと考えないと。(自分の仕掛けは)長い距離はそんなにいってない。(競技で)1キロを走っているような感じでペースだった。そのわりにタレた。でも、差されなかったんで良かった。今回からフレームを前のヤツに戻した。それがいい感じだった」
青森コンビの一騎打ち。小原の踏み直しに佐藤和也は4分の3車身差の2着。
「(小原の仕掛けは)1回落ち着いて(打鐘の)2センターから4コーナーくらいでいいんじゃないかと思ってました。隊列が短くなっている時に行ってくれたんで、タイミングは良かった。(小原の踏み出しが)あと、1、2キロくらいスピードが上がったらキツかった。ギリギリ付いていけた。そのあとも(小原が)伸びていったんで、車間を空ける必要がなかったですね。そこは修正したい」
<3R>

原田亮太選手
赤板過ぎに鈴木竜士が押さえる。突っ張り気味に踏んだ原田亮太(写真)が下げているところを、酒井雄多が仕掛けて打鐘過ぎに主導権。鈴木は3番手に飛び付いて、川津悠揮と併走。7番手で態勢を整えた原田は、最終ホームで踏み込む。酒井ライン3番手の決着がつかず、あおりを受けた原田だったが2コーナーから加速。原田が逃げる酒井をとらえた。
「千葉で自力3人で並んでいたので、それなりのレースをしたかった。けど、自分の悪いところが出てしまった。さっと引いて立て直せれば良かった。脚は悪くない」
原田マークの加賀山淳は車間が空いて、さらには最終2センター過ぎに鈴木、酒井、川津が落車のアクシデント。酒井を利した菊地圭尚が離れた2着に入った。
「酒井君がいいタイミングで行ってくれて、すんなり出切れたんですけどね。川津君がからまれているのがわかった。酒井君も頑張ってくれていたんですけど、自分だけになって素直には喜べない。判断も難しかった」
「千葉で自力3人で並んでいたので、それなりのレースをしたかった。けど、自分の悪いところが出てしまった。さっと引いて立て直せれば良かった。脚は悪くない」
原田マークの加賀山淳は車間が空いて、さらには最終2センター過ぎに鈴木、酒井、川津が落車のアクシデント。酒井を利した菊地圭尚が離れた2着に入った。
「酒井君がいいタイミングで行ってくれて、すんなり出切れたんですけどね。川津君がからまれているのがわかった。酒井君も頑張ってくれていたんですけど、自分だけになって素直には喜べない。判断も難しかった」
<4R>

松川高大選手
河合佑弥の当日欠場で8車立て。6番手から上昇した佐々木豪が押さえると、前受けの松川高大(写真)は番手で粘る。佐々木後位が池田憲昭と松川の併走になり、目標を失った加藤圭一も打鐘で追い上げる。池田が後退して、最終ホームでは松川と加藤で佐々木後位の取り合い。佐々木がペースを上げた2コーナー手前で、松川が番手を奪う。逃げた佐々木を直線半ばでとらえた松川が1着。
「(当日欠場になった)河合君がいた方が、自分としてはやりやすかったんですけど。加藤さんと(併走に)なるよりは、番手で粘った方がと。引いてたら厳しいって思って、粘らせてもらいました。(佐々木が)踏んでないから飛ばせなかったけど、いいところで飛ばせた。あれで付いていて2着と、抜くのは全然違うので(佐々木を抜けたのは)大きい」
河合の欠場で実質的には先行1車。後続のもつれもありペース駆けに持ち込んだ佐々木豪だったが、得意パターンではないだけに松川につかまった。
「松川さんがあそこで粘るとは思ってなかった。でも、粘る形になったんで、自分は変に焦ったりせずに落ち着いてレースを組み立てようと。残り1周くらいで加藤さんが来た。それで上げていったけど、僕の脚質では掛かり切らなかった。スローペースよりもハイピッチの方が僕の脚質にはいい。松川さんにいかれてしまってるんで、(踏んだ感じは)あんまり良くないかな」
「(当日欠場になった)河合君がいた方が、自分としてはやりやすかったんですけど。加藤さんと(併走に)なるよりは、番手で粘った方がと。引いてたら厳しいって思って、粘らせてもらいました。(佐々木が)踏んでないから飛ばせなかったけど、いいところで飛ばせた。あれで付いていて2着と、抜くのは全然違うので(佐々木を抜けたのは)大きい」
河合の欠場で実質的には先行1車。後続のもつれもありペース駆けに持ち込んだ佐々木豪だったが、得意パターンではないだけに松川につかまった。
「松川さんがあそこで粘るとは思ってなかった。でも、粘る形になったんで、自分は変に焦ったりせずに落ち着いてレースを組み立てようと。残り1周くらいで加藤さんが来た。それで上げていったけど、僕の脚質では掛かり切らなかった。スローペースよりもハイピッチの方が僕の脚質にはいい。松川さんにいかれてしまってるんで、(踏んだ感じは)あんまり良くないかな」
<5R>

雨谷一樹選手
山岸佳太は菊池竣太朗の上昇に誘導を残して下げる。誘導後位に入った菊池は、赤板2コーナーから仕掛けた宮本隼輔に合わせてペースアップ。宮本を阻んだ菊池だったが、その上を藤根俊貴がカマして主導権を奪い最終周回。菊池が3番手に入り、山岸は5番手に追い上げる。バック手前から菊池がまくり、その上を山岸が追い込む。山岸追走の雨谷一樹(写真)が、中のコースをシャープに伸びた。
「(山岸が追い上げたあとに)自分は併走になったけど、余裕はずっとあった。(周りも)全体的にも見えていました。ここに向けてやってきたので、戦える状態ですね」
菊池のまくりに乗った大塚英伸が追い込んで2着。
「全部、菊池君がやってくれましたね。最後はちょっとまくり切れるかどうかだった。後ろからも来ると思って、それで早めに踏ませてもらいました。前回も悪くなかったんですけど、今回は中3日で1日も自転車に乗らずにきたのでどうかなって思った。けど、いい方に出てくれた」
「(山岸が追い上げたあとに)自分は併走になったけど、余裕はずっとあった。(周りも)全体的にも見えていました。ここに向けてやってきたので、戦える状態ですね」
菊池のまくりに乗った大塚英伸が追い込んで2着。
「全部、菊池君がやってくれましたね。最後はちょっとまくり切れるかどうかだった。後ろからも来ると思って、それで早めに踏ませてもらいました。前回も悪くなかったんですけど、今回は中3日で1日も自転車に乗らずにきたのでどうかなって思った。けど、いい方に出てくれた」
<6R>

嶋津拓弥選手
周回中は3番手にいた北井佑季は、別線を警戒しながら赤板前から外に持ち出して、鈴木薫を押さえて主導権を握る。鈴木は3番手で粘り、小菅誠と併走で打鐘を通過。6番手の中川誠一郎、8番手の小川丈太は動かず、北井がペースを上げて逃げる。最終ホームで3番手は鈴木が踏み勝つ。番手で絶好の嶋津拓弥(写真)は、後続との間合いを計りながら余裕をもって抜け出した。
「自分は脚をためているだけだったんで余裕がありました。3番手が小菅さんじゃなかったのを確認して、気にしながらでした。(前回のあとは)練習は普通にやって来ました。調子が良かったんで、引き続きいい状態で気持ちも入ってました」
同県の嶋津とのワンツーに北井佑季が汗をぬぐい、こう振り返る。
「4分戦だったのでいろんなパターンの初手の位置で、全部(の作戦)をふまえながらでした。(スタートは)前を取りにいったんですけど、鈴木薫さんが早かったですね。風とかを感じなくてすごく軽かった。いい形でペースでいけたかなと。平塚は高速バンクだと思うので走りやすかったです」
「自分は脚をためているだけだったんで余裕がありました。3番手が小菅さんじゃなかったのを確認して、気にしながらでした。(前回のあとは)練習は普通にやって来ました。調子が良かったんで、引き続きいい状態で気持ちも入ってました」
同県の嶋津とのワンツーに北井佑季が汗をぬぐい、こう振り返る。
「4分戦だったのでいろんなパターンの初手の位置で、全部(の作戦)をふまえながらでした。(スタートは)前を取りにいったんですけど、鈴木薫さんが早かったですね。風とかを感じなくてすごく軽かった。いい形でペースでいけたかなと。平塚は高速バンクだと思うので走りやすかったです」
<7R>

中村隆生選手
赤板過ぎに出た中村隆生(写真)が先行態勢を取り、4番手に入った石井洋輝が大きく車間を空ける。前受けから引いた志田龍星は、一本棒の7番手。最終ホーム手前から志田が巻き返す。志田の反撃を察知した石井が合わせて踏んで出るが、志田が乗り越える。まくり切るかに思われた志田だったが、直線入口の真崎新太郎のブロックで失速。自分のレースに徹した中村が、そのまま押し切って好配当をメイクした。
「石井さんか志田さんのどっちが前を取るのかで、パターンを考えていました。いい感じで回せて、(最終)2コーナーから踏み直せた。1つ自信になりました。こんな大舞台は初めてなので」
単騎の太刀川一成は、栃木コンビの3番手から直線で最内を伸びて2着。
「(中村が)強くて良かったです。外には(選手が)いたので、内しかなかったんですけど。3車併走になってしまったんで、変に内に差し込まないようにまっすぐ走ろうと。感触は良かったですね」
「石井さんか志田さんのどっちが前を取るのかで、パターンを考えていました。いい感じで回せて、(最終)2コーナーから踏み直せた。1つ自信になりました。こんな大舞台は初めてなので」
単騎の太刀川一成は、栃木コンビの3番手から直線で最内を伸びて2着。
「(中村が)強くて良かったです。外には(選手が)いたので、内しかなかったんですけど。3車併走になってしまったんで、変に内に差し込まないようにまっすぐ走ろうと。感触は良かったですね」
<8R>

松井宏佑選手
中団の伊原克彦が先に切って、関東勢が中団に収まる。松井宏佑(写真)は前受けから後方まで下げる。打鐘で松井が仕掛けて、朝倉智仁も中団から踏み込む。最終ホームでは3車併走も、外の松井がスピードの違いでのみ込む。追走する阿部力也を二の足で振り切った松井が、地元でファンの期待に応えた。
「今日(初日)は前だったら引いてもいいかなと。引いて行けるところからと思ってました。でも、今回も後ろに迷惑を掛けるような仕掛けになったんで反省しています。(仕掛けるのは)もうちょっと早くか、遅くかでした。なんとかパワーでいったけど、もうちょっと勉強しないと。出切ってからもうまく回せているし、逃げ切れているので(脚の感じは)悪くないのかなと」
ゴールでは半車身まで詰めた阿部力也だったが、松井の踏み出しに脚力を使い果たした様子。
「前から引いてカマせる展開が松井君にはいいかなと。めちゃくちゃキツかったですね。モガき合っての外ですし、(松井は)タイミングが悪いところで行ってる。朝倉(智仁)君に飛び付かれるかとも思った。しっかりと付け切れて良かったです。走る前は状態がいいかなと思ってたけど、(レースが)ツラすぎて、これでいいのかっていう感じですね」
「今日(初日)は前だったら引いてもいいかなと。引いて行けるところからと思ってました。でも、今回も後ろに迷惑を掛けるような仕掛けになったんで反省しています。(仕掛けるのは)もうちょっと早くか、遅くかでした。なんとかパワーでいったけど、もうちょっと勉強しないと。出切ってからもうまく回せているし、逃げ切れているので(脚の感じは)悪くないのかなと」
ゴールでは半車身まで詰めた阿部力也だったが、松井の踏み出しに脚力を使い果たした様子。
「前から引いてカマせる展開が松井君にはいいかなと。めちゃくちゃキツかったですね。モガき合っての外ですし、(松井は)タイミングが悪いところで行ってる。朝倉(智仁)君に飛び付かれるかとも思った。しっかりと付け切れて良かったです。走る前は状態がいいかなと思ってたけど、(レースが)ツラすぎて、これでいいのかっていう感じですね」
<9R>

太田海也選手
太田海也(写真)は前受けから埼京ライン、近畿勢を送り出して7番手。4番手から中野雄喜が仕掛けて、打鐘2センターで主導権を奪う。近畿3車が出切ると、すかさず太田が反撃。ロングまくりで最終2コーナーで先頭に立った太田が押し切った。
「(別線が)ちょっと押さえに来るのが遅かったので、頭の中では突っ張りも考えたんですけど下げました。その辺は臨機応変にいけたと思います。でも、まだまだ課題がある。組み立てですね。やっと体と鉄フレームがなじんで来たのかなって思う」
山下一輝が太田に続くも、中野マークの畑段嵐士が切り替えて山下をさばいた。
「(中野は太田が)もっと構えると思うスピードだったと思う。なかなか来られないと思うんで、すごかったですね。仕上げてきたつもりですけど、まだ初日。上がり切っていない感じなので、もうちょっと良くなれば」
「(別線が)ちょっと押さえに来るのが遅かったので、頭の中では突っ張りも考えたんですけど下げました。その辺は臨機応変にいけたと思います。でも、まだまだ課題がある。組み立てですね。やっと体と鉄フレームがなじんで来たのかなって思う」
山下一輝が太田に続くも、中野マークの畑段嵐士が切り替えて山下をさばいた。
「(中野は太田が)もっと構えると思うスピードだったと思う。なかなか来られないと思うんで、すごかったですね。仕上げてきたつもりですけど、まだ初日。上がり切っていない感じなので、もうちょっと良くなれば」
<10R>

南修二選手
和田真久留を突っ張った太田竜馬がそのまま先行態勢。和田真が4番手を確保して、浅井康太が立ち遅れた7番手で打鐘を通過する。太田がそのまま踏み上げて風を切るが、最終2コーナー手前で和田真がまくる。逃げる太田を和田真が3コーナー過ぎにとらえて南関両者でのゴール勝負かに思われたが、南修二(写真)がゴール前で強襲。浅井マークから2センターで内に進路を取った南は、直線で和田健太郎の外を突き抜けた。
「(前回の初日に落車しているけど)だいぶ間隔が空いてたんで、(体は)問題ないです。(最終)4コーナー過ぎてくらいに(突き抜けるかなっていうのがありました)。体調は大丈夫です」
2着の和田健太郎が、まくった地元の和田真を称える。
「(和田真は)脚を使ってからのまくりだった。どうかなと思ったけど、しっかりと出切ってくれたので強いですね。自分は小倉(竜二)さんにもってこられて、そこを勝たないとっていうのがあった。(そこで脚を使ったので)それで南に抜かれたのもあると思う」
太田に突っ張られた和田真久留だったが、中団確保からまくりで前団をのみ込んだ。
「スタートだけ想定と違ったけど、うまく対応できたかなと。(太田に突っ張られて)そこを締めて、最低限の位置を確保してからと。突っ張られて後ろになってしまうと、勝負権がなくなる。そのあとは早めに小倉さん、太田君を越えたいと思ったんで行きました。脚を使ってたんで、(まくりの)出が悪かった。それでも和田(健)さんと勝負できる形にもってこられたので、悪くはないです」
「(前回の初日に落車しているけど)だいぶ間隔が空いてたんで、(体は)問題ないです。(最終)4コーナー過ぎてくらいに(突き抜けるかなっていうのがありました)。体調は大丈夫です」
2着の和田健太郎が、まくった地元の和田真を称える。
「(和田真は)脚を使ってからのまくりだった。どうかなと思ったけど、しっかりと出切ってくれたので強いですね。自分は小倉(竜二)さんにもってこられて、そこを勝たないとっていうのがあった。(そこで脚を使ったので)それで南に抜かれたのもあると思う」
太田に突っ張られた和田真久留だったが、中団確保からまくりで前団をのみ込んだ。
「スタートだけ想定と違ったけど、うまく対応できたかなと。(太田に突っ張られて)そこを締めて、最低限の位置を確保してからと。突っ張られて後ろになってしまうと、勝負権がなくなる。そのあとは早めに小倉さん、太田君を越えたいと思ったんで行きました。脚を使ってたんで、(まくりの)出が悪かった。それでも和田(健)さんと勝負できる形にもってこられたので、悪くはないです」
<11R>

菊池岳仁選手
菊池岳仁(写真)は、117期の早期卒業生として、寺崎浩平ともに鳴り物入りで一昨年の1月にデビューした。しかしながら、ポテンシャルを持て余すことも多く、結果はなかなかついてこなかった。昨年1月にS級に昇級。決して遅くはなかったが、寺崎には先を越されていた。
「(同期の寺崎に)負けないようにっていうのはあったけど、自分は自分。コツコツとやって腐らずにと思ってました」
GIデビューを一昨年に果たしたものの、その年のビッグは未勝利に終わった。今年8月のオールスターでの1着がビッグ初白星。ようやくその花が開きはじめた。
「(早期卒業でプロデビューしてからは)なかなか結果が出なかったけど、(ヤンググランプリで)最後に結果が出て良かった。去年は予備選手(補欠)で今年はしっかり走って結果が出たんで良かった」
昨年のヤンググランプリで補欠選手として、発走機につくことなく静岡をあとにした。その悔しさを糧に吉田有希とのタッグ。初めての番手回りでチャンスをつかみ取った。
「(吉田が)すごいスピードだった。いっぱい、いっぱいだったけど、なんとか食らいついていった。松岡(辰泰)さんが振ってきたけど、意地でも離れないように付いていきました。(優勝は)すごいうれしいです。吉田君に付いていって、最後頑張れば優勝できると思ってた。吉田君のおかげです。これをキッカケにGIでも頑張っていきたい」
長野所属の選手として初めてのヤンググランプリ制覇。来年は吉田とともに関東勢を盛り立てて、ラインをリードする存在にのし上がっていく。
3番手を確保した吉田有希は、冷静にまくりで前団を仕留めた。
「町田(太我)さんを踏みながら出して、もし誰かが来たとしてもそこ(3番手)で勝負をしようと思っていた。そしたらすんなり取れた。車間を切ってもってこられないように仕掛けた。菊池さんも勝負できるようにと思って外を踏みながら、いつもより早めに踏み直してからまれないように。今年は2着でしたけど、来年は自分が獲れるように頑張ります。」
単騎の寺崎が5番手で山口拳矢はその後ろ。寺崎が浮いて、踏み込んだ山口だったが3着まで。
「初手は一番いい並びでした。中団からが良かった。あとは吉田君がどうするかだった。(町田と犬伏湧也で)モガき合いになっても、叩き切っても外から3番手をキメようと思っていたので、そこは想定外でした。余裕はあったんですけど、寺崎さんが車間を空けて間合いを取っていたので難しかった。最後は一瞬、内が空いたので頭まであるかなと。でも、吉田君が強かったですね」
「(同期の寺崎に)負けないようにっていうのはあったけど、自分は自分。コツコツとやって腐らずにと思ってました」
GIデビューを一昨年に果たしたものの、その年のビッグは未勝利に終わった。今年8月のオールスターでの1着がビッグ初白星。ようやくその花が開きはじめた。
「(早期卒業でプロデビューしてからは)なかなか結果が出なかったけど、(ヤンググランプリで)最後に結果が出て良かった。去年は予備選手(補欠)で今年はしっかり走って結果が出たんで良かった」
昨年のヤンググランプリで補欠選手として、発走機につくことなく静岡をあとにした。その悔しさを糧に吉田有希とのタッグ。初めての番手回りでチャンスをつかみ取った。
「(吉田が)すごいスピードだった。いっぱい、いっぱいだったけど、なんとか食らいついていった。松岡(辰泰)さんが振ってきたけど、意地でも離れないように付いていきました。(優勝は)すごいうれしいです。吉田君に付いていって、最後頑張れば優勝できると思ってた。吉田君のおかげです。これをキッカケにGIでも頑張っていきたい」
長野所属の選手として初めてのヤンググランプリ制覇。来年は吉田とともに関東勢を盛り立てて、ラインをリードする存在にのし上がっていく。
3番手を確保した吉田有希は、冷静にまくりで前団を仕留めた。
「町田(太我)さんを踏みながら出して、もし誰かが来たとしてもそこ(3番手)で勝負をしようと思っていた。そしたらすんなり取れた。車間を切ってもってこられないように仕掛けた。菊池さんも勝負できるようにと思って外を踏みながら、いつもより早めに踏み直してからまれないように。今年は2着でしたけど、来年は自分が獲れるように頑張ります。」
単騎の寺崎が5番手で山口拳矢はその後ろ。寺崎が浮いて、踏み込んだ山口だったが3着まで。
「初手は一番いい並びでした。中団からが良かった。あとは吉田君がどうするかだった。(町田と犬伏湧也で)モガき合いになっても、叩き切っても外から3番手をキメようと思っていたので、そこは想定外でした。余裕はあったんですけど、寺崎さんが車間を空けて間合いを取っていたので難しかった。最後は一瞬、内が空いたので頭まであるかなと。でも、吉田君が強かったですね」
<2日目11R「オッズパーク杯ガールズグランプリ2022(FII)」>

佐藤水菜選手
地元の佐藤水菜(写真)は、一昨年の当所6着以来、3度目のグランプリ。ナショナルチームでの活動でガールズケイリンの出場機会が限られたなかで、今年は26戦25勝2着1回と圧倒的な戦績を残した。グランプリ初制覇を地元で遂げる舞台は整った。
「(直前の練習は)しっかりと今日(27日)も筋肉痛なんで、今日、明日でケアして(レース当日の)明後日しっかりと疲れを抜いて挑めたらなと思います。平塚バンクの印象はとくにないですね。あんまりクセもないですし、走りやすいバンクだと思います。(レースでは)いつもと変わらずしっかり自分の全力を出し切って頑張ります」
10年連続10回目のグランプリになる石井寛子は、ガールズケイリンの歴史をつくってきた一人でもある。今年は6月の小田原FIIで通算500勝の偉業を達成。17年の当所でのグランプリに次ぐ、2度目の制覇の期待もかかる。
「(今年は)前半は記録など目標としていた500勝と全場制覇ができたので良かったんですが、後半ちょっと着を落とすことが何回もあった。目標を達成してしまって、その後は体調も崩したりもしてたんですが。そのあとは盛り返せたとは思っています。平塚は2017年に優勝した場所で、その後は(一昨年に)7着してしまったんですけど。大舞台で優勝できているので、(今年は)もうこのバンクにあやかりたいです」
「(直前の練習は)しっかりと今日(27日)も筋肉痛なんで、今日、明日でケアして(レース当日の)明後日しっかりと疲れを抜いて挑めたらなと思います。平塚バンクの印象はとくにないですね。あんまりクセもないですし、走りやすいバンクだと思います。(レースでは)いつもと変わらずしっかり自分の全力を出し切って頑張ります」
10年連続10回目のグランプリになる石井寛子は、ガールズケイリンの歴史をつくってきた一人でもある。今年は6月の小田原FIIで通算500勝の偉業を達成。17年の当所でのグランプリに次ぐ、2度目の制覇の期待もかかる。
「(今年は)前半は記録など目標としていた500勝と全場制覇ができたので良かったんですが、後半ちょっと着を落とすことが何回もあった。目標を達成してしまって、その後は体調も崩したりもしてたんですが。そのあとは盛り返せたとは思っています。平塚は2017年に優勝した場所で、その後は(一昨年に)7着してしまったんですけど。大舞台で優勝できているので、(今年は)もうこのバンクにあやかりたいです」
<最終日11R「KEIRINグランプリ2022(GP)」>

古性優作選手
昨年は単騎でグランプリを制した古性優作(写真)は、2月全日本選抜、6月の高松宮記念杯を獲り今年2冠。今年のグランプリは脇本雄太とのタッグで臨む。
「(競輪祭後の練習や状態は)いいかなと思います。(競輪祭は)調子自体は悪くなかったんですけど、他の選手が強かったなって思いますね」
3年連続3回目のグランプリになる守澤太志は、北日本ラインの3番手。展開次第では、十分にチャンスがある位置だ。
「(競輪祭のあとは)計画通りで順調にここまで仕上げてこられたのかなと思います。競輪祭に関してはあまり状態は良くなかったんですけど、それでもしっかり決勝に乗れました。自分のなかのレベルは上がっているのかなと感じました。体調も問題ないですし、仕上がりも練習の感じとしてはかなりいい状態にもってこれたんじゃないかと思っています」
9人のなかで松浦悠士だけが、11月の競輪祭のあとに実戦を経験。地元の広島記念を連覇して弾みをつけた。
「雪で乗れなかったんで、直前までかなり不安はあった。けど、昨日、一昨日(26、27日)の練習の感じが良かった。とりあえず自分の仕上がりの不安はなくなりました。(広島記念は)状態の悪いなかで、いろいろ試行錯誤しながら結果が出せた。そこは自信にはなりました。それと広島の時も言ったんですけど、広島の1走目がグランプリじゃなくて良かったなっていうのは思いますね」
「(競輪祭後の練習や状態は)いいかなと思います。(競輪祭は)調子自体は悪くなかったんですけど、他の選手が強かったなって思いますね」
3年連続3回目のグランプリになる守澤太志は、北日本ラインの3番手。展開次第では、十分にチャンスがある位置だ。
「(競輪祭のあとは)計画通りで順調にここまで仕上げてこられたのかなと思います。競輪祭に関してはあまり状態は良くなかったんですけど、それでもしっかり決勝に乗れました。自分のなかのレベルは上がっているのかなと感じました。体調も問題ないですし、仕上がりも練習の感じとしてはかなりいい状態にもってこれたんじゃないかと思っています」
9人のなかで松浦悠士だけが、11月の競輪祭のあとに実戦を経験。地元の広島記念を連覇して弾みをつけた。
「雪で乗れなかったんで、直前までかなり不安はあった。けど、昨日、一昨日(26、27日)の練習の感じが良かった。とりあえず自分の仕上がりの不安はなくなりました。(広島記念は)状態の悪いなかで、いろいろ試行錯誤しながら結果が出せた。そこは自信にはなりました。それと広島の時も言ったんですけど、広島の1走目がグランプリじゃなくて良かったなっていうのは思いますね」