今年最後の頂上決戦。平塚競輪場を舞台に輪界最大のイベント「KEIRINグランプリ2025シリーズ(歳末チャリティー協賛)」は、12月29日に2日目を迎えた。メインの「ガールズグランプリ2025(GP)」では、佐藤水菜が断然の人気に応えて、年間グランプリスラムを達成。ガールズグランプリとしては、初めての逃げ切りで優勝賞金1530万円(副賞含む)を手にした。また、「第18回寺内大吉記念杯(FI)」では、準決で激戦が繰り広げられ、守澤太志、吉澤純平、小川勇介が1着で優出、地元からは松井宏佑も決勝に進んだ。シリーズは早くも大詰め、30日の最終日には「KEIRINグランプリ2025(GP)」の号砲が鳴らされ、優勝賞金1億4600万円(副賞含む)をかけた夢の一発勝負が行われる。「第18回寺内大吉記念杯(FI)」は、シリーズを勝ち抜いた9人による決勝で優勝が争われる。
グランプリシリーズは、12月30日の最終日も、様々なイベントでみなさまのご来場をお待ちしております。「篠崎愛」のトークショー、「槙野智章」のトークショー、JRAスペシャルトークショー(矢作芳人、武豊、坂井瑠星)、「神山雄一郎、後閑信一」のトークショー、「平原康多、後閑信一」の予想会、キッチンカー祭り、HUB出店、未確定車券抽選会、オリジナルフォトブース、選手会神奈川支部ブースなどが予定されています。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
ガールズグランプリ2025 レース経過
号砲で尾崎睦が飛び出して誘導員を追う。道中は尾崎、梅川風子、久米詩、佐藤水菜、坂口楓華、山原さくら、児玉碧衣で周回を重ねる。
赤板周回に入ると、梅川、佐藤がそれぞれ車間を空けて後方の動きを警戒する。すると、1センターで児玉が動いて佐藤の前に収まると、最後方となった山原が動いて打鐘2センター手前で先頭に立つ。この動きに児玉が乗って先頭を奪うが、佐藤がすかさずスパート。佐藤、児玉、坂口、尾崎の順で最終ホームを迎える。4番手の尾崎が1センター過ぎから仕掛けて2番手の外まで迫るも、佐藤はバック過ぎからグングンと加速する。4コーナーを先頭で回った佐藤は、そのまま振り切って2度目のグランプリ制覇。まくりを放った尾崎は児玉との併走に踏み勝つも、佐藤との差は詰まらずに2着。尾崎のまくりに乗った久米が3着。
赤板周回に入ると、梅川、佐藤がそれぞれ車間を空けて後方の動きを警戒する。すると、1センターで児玉が動いて佐藤の前に収まると、最後方となった山原が動いて打鐘2センター手前で先頭に立つ。この動きに児玉が乗って先頭を奪うが、佐藤がすかさずスパート。佐藤、児玉、坂口、尾崎の順で最終ホームを迎える。4番手の尾崎が1センター過ぎから仕掛けて2番手の外まで迫るも、佐藤はバック過ぎからグングンと加速する。4コーナーを先頭で回った佐藤は、そのまま振り切って2度目のグランプリ制覇。まくりを放った尾崎は児玉との併走に踏み勝つも、佐藤との差は詰まらずに2着。尾崎のまくりに乗った久米が3着。
<5R>

関貴之選手
武田亮の上昇に合わせて中団の鈴木陸来も動きかけるが、武田が制して赤板1コーナーで先頭に立つ。村上竜馬が4番手を確保して、鈴木は下げる。ペースを握った武田は、先行態勢を取り打鐘を迎える。一本棒の隊列で別線を警戒しながら、武田が徐々に踏み上げて、最終周回。車間を詰めながらバックでまくった村上は一息。逃げる武田の番手で絶好の関貴之(写真)が、ゴール前で武田を交わした。
「鈴木君が先切りしてくる感じだったので、それを抑えられたのは大きい。(先行した武田が)しっかり上げてくれたんで、(別線の)まくりは来れないだろうなって思いました。徐々に掛かっていったし、武田君のおかげですね。(別線が)来たら(仕事をするのに)大丈夫かなっていうのはあったけど、(最終)4コーナーを回って誰も来ていない感じだった」
別線を完封した武田亮が2着で関東ワンツー。武田は次回のホーム、立川記念を見据えて、こう振り返る。
「カマされるにしても、(鈴木)陸来さんを後方に置いた方がいいかなって思っていました。(鈴木が残り)3周過ぎから見ていたけど、(先切りは)されたくなかった。(鈴木が)引くのを確認しながら、自分は踏んでいけました。昨日(初日)よりは乗れているし、粘れている。(初日からセッティングを変えて)この自転車で乗ってみて風の強いなかでも良ければ、(次の)立川も意識できる」
「鈴木君が先切りしてくる感じだったので、それを抑えられたのは大きい。(先行した武田が)しっかり上げてくれたんで、(別線の)まくりは来れないだろうなって思いました。徐々に掛かっていったし、武田君のおかげですね。(別線が)来たら(仕事をするのに)大丈夫かなっていうのはあったけど、(最終)4コーナーを回って誰も来ていない感じだった」
別線を完封した武田亮が2着で関東ワンツー。武田は次回のホーム、立川記念を見据えて、こう振り返る。
「カマされるにしても、(鈴木)陸来さんを後方に置いた方がいいかなって思っていました。(鈴木が残り)3周過ぎから見ていたけど、(先切りは)されたくなかった。(鈴木が)引くのを確認しながら、自分は踏んでいけました。昨日(初日)よりは乗れているし、粘れている。(初日からセッティングを変えて)この自転車で乗ってみて風の強いなかでも良ければ、(次の)立川も意識できる」
<7R>

吉田有希選手
赤板過ぎに九州勢が出て、晝田宗一郎が3番手に続く。前受けの吉田有希(写真)は、ちゅうちょなく7番手まで下げる。曽我圭佑のペースを見極めた晝田は、打鐘3コーナー過ぎから車間を詰めて仕掛ける。最終ホームで晝田が主導権を奪取。7番手の吉田は、1センター過ぎからまくりを打つ。吉田のスピードが良く、池田良のけん制を乗り越えて晝田をとらえた。
「晝田さんは切らないだろうって思ってたんで、全引きする作戦でした。巻き返せるところで行こうと思ってたけど、曽我さんが結構、踏んだ感じだったんで、カマせる感じでもなかった。そしたら晝田さんが行ったんで、スピードをもらって行けました。スピード差があったんで、池田さんが(ブロックに)きても避けられる感じだった。磯田(旭)さんを連れていけなかったのは反省ですね。昨日(初日)は勝ち上がれなかったし、1着が欲しいと思ってた。(最終)バックを取りたかったんで、そこが悔しいですね」
最終3コーナー付近から磯田が吉田のまくりに遅れて、晝田を利した池田良が離れた2着。
「あのプランは考えてなかった。でも、(晝田は)行く気配があったんで対応できました。(吉田のまくりは)スピードがあったんで、そこは冷静に行かせて、結果(晝田と)2、3着ならいい方だと思う。ちょっと乗り方を変えてみたら、いい感じの雰囲気が出た」
「晝田さんは切らないだろうって思ってたんで、全引きする作戦でした。巻き返せるところで行こうと思ってたけど、曽我さんが結構、踏んだ感じだったんで、カマせる感じでもなかった。そしたら晝田さんが行ったんで、スピードをもらって行けました。スピード差があったんで、池田さんが(ブロックに)きても避けられる感じだった。磯田(旭)さんを連れていけなかったのは反省ですね。昨日(初日)は勝ち上がれなかったし、1着が欲しいと思ってた。(最終)バックを取りたかったんで、そこが悔しいですね」
最終3コーナー付近から磯田が吉田のまくりに遅れて、晝田を利した池田良が離れた2着。
「あのプランは考えてなかった。でも、(晝田は)行く気配があったんで対応できました。(吉田のまくりは)スピードがあったんで、そこは冷静に行かせて、結果(晝田と)2、3着ならいい方だと思う。ちょっと乗り方を変えてみたら、いい感じの雰囲気が出た」
<8R>

守澤太志選手
北日本勢が、前団に構える。中野慎詞は誘導との車間を空けて、兼本将太とのダッシュ勝負を制して突っ張る。赤板2コーナー手前でペースが落ち着いたのもつかの間、今度は根田空史が仕掛ける。中野も全開で踏み上げて、壮絶な主導権争い。中野が合わせ切り、根田は最終1センターで力尽きる。周回中から4番手にいた単騎の山口拳矢だが、バックでは動けない。逃げる中野との車間を空けた守澤太志(写真)は、後続との間合いを計り追い込む。直線で外を伸びる山口を退けた守澤が1着。
「(中野は)いろんなレースもできるようになってきたし、今日(2日目)は突っ張って強かったです。(中野の)力量もだいぶ把握できているので、しっかりと残るようにと。根田君を突っ張り切った時点であとは(山口)拳矢君だけなので、なんとかラインで決めたかった。けど、拳矢君が強かった。僕の調子も悪くないけど、中野におんぶにだっこですね」
最終2センターで外に持ち出した山口拳矢は、守澤をとらえ切れずタイヤ差の2着。まくりを繰り出せず、険しい表情で振り返った。
「(組み立てとしては)北日本の後ろからって感じでした。(最終)2(コーナー)で詰まったので、いつもの感じなら(そこで仕掛けて)行っているけど、あんまり感じが良くない。それで大事にいった感じです。(2日間)良くない、車輪がしっくりきていないです」
兼本、根田ともに不発に追いやった中野慎詞が、満点の競走内容で決勝に進んだ。
「もう全部、突っ張るつもりでした。(ラインが)強力な3車で、(別線に)出られてたまるかって思っていた。僕の力を出し切るしかなかったし、思い切って駆けたら、後ろが強力なだけにチャンスはあるだろうと。兼本(将太)さんも切るのにすごいスピードだったし、根田さんもすかさず来た。休むところがなくて、かなりキツかったです。残れているので、体の感覚も悪くないです」
「(中野は)いろんなレースもできるようになってきたし、今日(2日目)は突っ張って強かったです。(中野の)力量もだいぶ把握できているので、しっかりと残るようにと。根田君を突っ張り切った時点であとは(山口)拳矢君だけなので、なんとかラインで決めたかった。けど、拳矢君が強かった。僕の調子も悪くないけど、中野におんぶにだっこですね」
最終2センターで外に持ち出した山口拳矢は、守澤をとらえ切れずタイヤ差の2着。まくりを繰り出せず、険しい表情で振り返った。
「(組み立てとしては)北日本の後ろからって感じでした。(最終)2(コーナー)で詰まったので、いつもの感じなら(そこで仕掛けて)行っているけど、あんまり感じが良くない。それで大事にいった感じです。(2日間)良くない、車輪がしっくりきていないです」
兼本、根田ともに不発に追いやった中野慎詞が、満点の競走内容で決勝に進んだ。
「もう全部、突っ張るつもりでした。(ラインが)強力な3車で、(別線に)出られてたまるかって思っていた。僕の力を出し切るしかなかったし、思い切って駆けたら、後ろが強力なだけにチャンスはあるだろうと。兼本(将太)さんも切るのにすごいスピードだったし、根田さんもすかさず来た。休むところがなくて、かなりキツかったです。残れているので、体の感覚も悪くないです」
<9R>

吉澤純平選手
青板バックから動いた市田龍生都が中団付近の外で様子をうかがい、3番手にいた森田優弥は赤板で動いて先に切る。そこを2コーナーから踏み込んだ石原颯が、主導権を握る。中四国勢に乗って叩きに出た市田だが、石原は出させない。三宅達也が離れて、その後ろから森田がまくる。石原、市田で踏み合っているところを、森田がまとめてとらえる。石原にわずかにからんだ吉澤純平(写真)だったが、差を詰めて並んだところがゴール。吉澤が微差、差し切った。
「雨谷(一樹)も番手を回してくれたので、責任をもって走ろうと思ってました。でも、付いていくのに必死でした。抜いていると思わなかったので、抜けて良かったです。昨日(初日)よりも、脚が動いた感じがしました」
瞬時の判断で赤板で切って出た森田優弥が、叩き合いをまくりで仕留めた。
「赤板で展開が遅いなと思ったんで、自分から動きました。(石原と市田が)かなり踏み合っていたので、展開が向いたと思います。後ろの2人を信頼して仕掛けられました。ちょっと自転車と体がマッチしていない気がする。なんとかできるように修正します」
関東3車で上位を独占。最終2コーナーからは渡邉雅也にかぶっていた雨谷一樹は、3コーナーで渡邉をさばいて流れ込んだ。
「自分は離れないようにだけ集中してました。森田は強いし、いつも頑張ってくれるんで信頼していました。(渡邉との併走は)ちょっと自分が中途半端だった。遅れないように付いていただけみたいな感じでした。今日(2日目)は昨日よりも感じが良くて、昨日とは全然、違いました」
「雨谷(一樹)も番手を回してくれたので、責任をもって走ろうと思ってました。でも、付いていくのに必死でした。抜いていると思わなかったので、抜けて良かったです。昨日(初日)よりも、脚が動いた感じがしました」
瞬時の判断で赤板で切って出た森田優弥が、叩き合いをまくりで仕留めた。
「赤板で展開が遅いなと思ったんで、自分から動きました。(石原と市田が)かなり踏み合っていたので、展開が向いたと思います。後ろの2人を信頼して仕掛けられました。ちょっと自転車と体がマッチしていない気がする。なんとかできるように修正します」
関東3車で上位を独占。最終2コーナーからは渡邉雅也にかぶっていた雨谷一樹は、3コーナーで渡邉をさばいて流れ込んだ。
「自分は離れないようにだけ集中してました。森田は強いし、いつも頑張ってくれるんで信頼していました。(渡邉との併走は)ちょっと自分が中途半端だった。遅れないように付いていただけみたいな感じでした。今日(2日目)は昨日よりも感じが良くて、昨日とは全然、違いました」
<10R>

小川勇介選手
前受けの松井宏佑が谷和也を突っ張り、赤板2コーナーで小原佑太が押さえて出る。後方から踏み込んだ後藤大輝は、打鐘3コーナーでスピード良く先頭に立って逃げる。後藤のカマシに、小原は車間が空いた3番手で最終ホームを通過。松井は5番手、谷は8番手に置かれる。2コーナーで松井がまくり、小原も合わせるように車間を詰める。小川勇介(写真)は、迫る後続をギリギリまで引きつけて追い込んだ。
「これ以上ない結果だと思います。後藤君が内枠だったのですべて任せていました。日ごろの走りを見ていても、信頼しかなかったです。久しぶりに付けたんですけど、やっぱり強かったです。小原君と松井君(の仕掛け)がかぶっていて、あとは3番(佐藤一伸)も来ていたので見ながらでした」
後藤大輝は2車のラインながらも、胸のすくようなカマシ先行を披露。別線にまくらせなかった。
「松井さんに前を取られると思ったので、車番通りに前中団からの作戦でした。小原さんが行ったあと、すかさず付いていかないと勝負権がなくなると。油断なく行けたと思います。もうジャンで出切らないとって思って100パーセントで踏んだ。あとは後半はどこまで耐えられるかっていう感じでしたけど、なんとか粘れました」
5番手まくりの松井宏佑は、小原に合わせられながらもあきらめずに踏み込んで3着。薄氷を踏む思いで、ホームバンクのシリーズで優出した。
「このメンバーで前は取りたくなかったんですけど、誰も出なかったので取るしかないと思って出ました。全部下げても勝負権がないと思ったので、1回突っ張った。それで(別線が)来なければ先行で、来たら出させてっていう感じでした。けど、(小原を出したあと)後藤君にもいかれてしまって、キツい展開になりました。小原君が仕掛ける前にと思ってワンテンポ早く行ったんですけど、合っちゃいました。ラインで決めないといけないレースだったのに申し訳なかったです。悔しいですね」
「これ以上ない結果だと思います。後藤君が内枠だったのですべて任せていました。日ごろの走りを見ていても、信頼しかなかったです。久しぶりに付けたんですけど、やっぱり強かったです。小原君と松井君(の仕掛け)がかぶっていて、あとは3番(佐藤一伸)も来ていたので見ながらでした」
後藤大輝は2車のラインながらも、胸のすくようなカマシ先行を披露。別線にまくらせなかった。
「松井さんに前を取られると思ったので、車番通りに前中団からの作戦でした。小原さんが行ったあと、すかさず付いていかないと勝負権がなくなると。油断なく行けたと思います。もうジャンで出切らないとって思って100パーセントで踏んだ。あとは後半はどこまで耐えられるかっていう感じでしたけど、なんとか粘れました」
5番手まくりの松井宏佑は、小原に合わせられながらもあきらめずに踏み込んで3着。薄氷を踏む思いで、ホームバンクのシリーズで優出した。
「このメンバーで前は取りたくなかったんですけど、誰も出なかったので取るしかないと思って出ました。全部下げても勝負権がないと思ったので、1回突っ張った。それで(別線が)来なければ先行で、来たら出させてっていう感じでした。けど、(小原を出したあと)後藤君にもいかれてしまって、キツい展開になりました。小原君が仕掛ける前にと思ってワンテンポ早く行ったんですけど、合っちゃいました。ラインで決めないといけないレースだったのに申し訳なかったです。悔しいですね」
<11R>

佐藤水菜選手
ガールズケイリン史上初となるグランプリスラムを8月の女子オールスターで、11月の競輪祭女子王座戦で年間グランドスラム。誰も成し得なかった新たな道を切り開いてきた佐藤水菜(写真)が、これまで14回行われたガールズグランプリで初めての逃げ切り制覇。年間グランドスラムに自ら花を添えた。
「レースの組み立ては、なにも考えてなかったです。(スタートを)出た位置からの組み立てだったんですけど、まさか4番手が取れるとは思わなかったんでうれしかったです」
あくまで自然体。佐藤は持てる力を発揮することに集中した。
「どんなにキツい展開でも、苦しい展開でも、自力を出してみなさんに納得するレースをしなきゃと近年はずっと思っている。それは世界選手権でもそうですし、しっかりと自力を出すようになった」
10月の世界選手権のケイリンで連覇。世界女王、そしてガールズケイリンの女王としての自覚でもあった。
「今日は自分で先行したり、自力を出して頑張りたいってアップの前に決めていた。しっかりと自力を出す時に出せて、優勝できたのでうれしいです」
打鐘4コーナー手前で児玉碧衣が先頭に立つと、その上を叩いて最終ホーム手前で主導権を奪取。ラインのないガールズケイリンにとっては、リスキーとも思える先行策に出た。
「一生懸命だったので、レースがどんなだったかとか覚えてなくて、ただただガムシャラに頑張った記憶しかないです」
こう振り返った佐藤だが、ラスト1周のペースで自分を見失うことはなかった。4番手からまくりで迫る尾崎睦を最終2コーナーからの加速で合わせて、2番手に入っていた児玉碧衣と併走。直線でも余裕たっぷりに後続を振り切った。
「今年の最後を締めくくるレースは、納得いくような走りをしようって決めていた。精いっぱい頑張ったレースでした」
完ぺきな内容での年間グランプリスラム。国内外で敵なしでも、さらに高いモチベーションで来年を見据える。
「私自身、昨日より強い自分をって思って、毎日目標を立ててやっています。ただ、今年は自分の予想をはるかに上回るすごい成績を収めてしまって、このプレッシャーにどう耐えようか悩む日々になるなっていうのがあります。けど、たくさんの方が応援してくれるおかげで、くじけずに前を向いて一生懸命頑張れている。来年は、今年の自分をもっと超えられるように頑張ります」
絶対的な女王は慢心することなく、自身と向き合い今日の自分を超えていく。
佐藤が主導権を奪い、4番手に追い上げた尾崎睦が最終2コーナー手前からまくりを打つ。2番手の児玉に並んで直線でさらに踏み込むも2着。
「自分を信じてやろうと思っていたので、そこは良かったんですけど。(佐藤の)3番手に入りたかったですね。終わってみればですけど。そうすれば横まで並べたのかなって。6番(坂口楓華)の位置にはいたかった。勇気をもってまくりにいけたので、そこはいままでにはなかった自分の部分だと思う。一年間やってきたことは間違いじゃなかった。優勝以外は意味がないって言ったら良くはないと思うんですけど、優勝以外は意味がないと思っていた。優勝できなかったので、日々の積み重ねが足りなかったなって。もう少し見つめ直さないと」
尾崎のまくりを追いかけた久米詩は、最終バック過ぎには3車併走の真ん中。苦しいポジションになったものの直線でしぶとく伸びた。
「もうなにもできなかったですね。最初は(梅川)風子さんの後ろから運びたいなって思っていたので、落ち着いてはいたんですけど。ジャンぐらいでちょっと狂ってしまった。リカバリーをしようと思えば、ポイント、ポイントはあったと思う。けど、全然ダメでした。思い切りがなかったというか、迷ってばかりいました」
「レースの組み立ては、なにも考えてなかったです。(スタートを)出た位置からの組み立てだったんですけど、まさか4番手が取れるとは思わなかったんでうれしかったです」
あくまで自然体。佐藤は持てる力を発揮することに集中した。
「どんなにキツい展開でも、苦しい展開でも、自力を出してみなさんに納得するレースをしなきゃと近年はずっと思っている。それは世界選手権でもそうですし、しっかりと自力を出すようになった」
10月の世界選手権のケイリンで連覇。世界女王、そしてガールズケイリンの女王としての自覚でもあった。
「今日は自分で先行したり、自力を出して頑張りたいってアップの前に決めていた。しっかりと自力を出す時に出せて、優勝できたのでうれしいです」
打鐘4コーナー手前で児玉碧衣が先頭に立つと、その上を叩いて最終ホーム手前で主導権を奪取。ラインのないガールズケイリンにとっては、リスキーとも思える先行策に出た。
「一生懸命だったので、レースがどんなだったかとか覚えてなくて、ただただガムシャラに頑張った記憶しかないです」
こう振り返った佐藤だが、ラスト1周のペースで自分を見失うことはなかった。4番手からまくりで迫る尾崎睦を最終2コーナーからの加速で合わせて、2番手に入っていた児玉碧衣と併走。直線でも余裕たっぷりに後続を振り切った。
「今年の最後を締めくくるレースは、納得いくような走りをしようって決めていた。精いっぱい頑張ったレースでした」
完ぺきな内容での年間グランプリスラム。国内外で敵なしでも、さらに高いモチベーションで来年を見据える。
「私自身、昨日より強い自分をって思って、毎日目標を立ててやっています。ただ、今年は自分の予想をはるかに上回るすごい成績を収めてしまって、このプレッシャーにどう耐えようか悩む日々になるなっていうのがあります。けど、たくさんの方が応援してくれるおかげで、くじけずに前を向いて一生懸命頑張れている。来年は、今年の自分をもっと超えられるように頑張ります」
絶対的な女王は慢心することなく、自身と向き合い今日の自分を超えていく。
佐藤が主導権を奪い、4番手に追い上げた尾崎睦が最終2コーナー手前からまくりを打つ。2番手の児玉に並んで直線でさらに踏み込むも2着。
「自分を信じてやろうと思っていたので、そこは良かったんですけど。(佐藤の)3番手に入りたかったですね。終わってみればですけど。そうすれば横まで並べたのかなって。6番(坂口楓華)の位置にはいたかった。勇気をもってまくりにいけたので、そこはいままでにはなかった自分の部分だと思う。一年間やってきたことは間違いじゃなかった。優勝以外は意味がないって言ったら良くはないと思うんですけど、優勝以外は意味がないと思っていた。優勝できなかったので、日々の積み重ねが足りなかったなって。もう少し見つめ直さないと」
尾崎のまくりを追いかけた久米詩は、最終バック過ぎには3車併走の真ん中。苦しいポジションになったものの直線でしぶとく伸びた。
「もうなにもできなかったですね。最初は(梅川)風子さんの後ろから運びたいなって思っていたので、落ち着いてはいたんですけど。ジャンぐらいでちょっと狂ってしまった。リカバリーをしようと思えば、ポイント、ポイントはあったと思う。けど、全然ダメでした。思い切りがなかったというか、迷ってばかりいました」
<最終日11R KEIRINグランプリ>

郡司浩平選手
地元、平塚では3度目のグランプリに挑む郡司浩平(写真)は、20年9着、22年3着の雪辱を期しながらも気負いはない。
「(今年は)あまり大きいところで結果を残せなかったんですけど、最後にこうやってまずは(グランプリに)乗れたことに感謝ですし、乗ったからにはしっかり結果を出したい。直前はトレーニングを積めたし、調整もして体が軽くなってきているところなので体調もいい。状態は申し分ないと思います。例年、グランプリを走る時は、自分のなかではかなりいい状態で臨めている。南関1人になったんですけど、単騎でもしっかり自分らしいレースをして悔いなく走りたい」
グランプリ連覇、3度目のVがかかる古性優作は、今年すべてのGIで決勝に進出。それでも自己ジャッジは厳しい。
「去年はGIで2回優勝していて、今年は(GI優勝が)ゼロなので。前年より後退したら絶対にいけないんですけど、後退してしまった。本当に納得できなかった。(体調的な問題ではなく)単純にGIのなかで実力が落ちたってだけです。(直前の練習では)ほとんどカーボンの自転車に乗ってたんで、(感触は)あんまりわからない。しっかり鉄(のフレーム)に乗ってって感じです」
ラストGI、11月の競輪祭でアッと驚く初戴冠。グランプリ初出場の阿部拓真は、単騎を選択した。
「(今年は)競輪祭を獲ったことが本当になによりって感じなんで、もうデキすぎですね。(ここまでは)競輪祭を獲った反響が大きくて、忙しかった。けど、そのなかでも練習もしっかりここに向けてやってこられた。(感触は)直前の練習相手が小原佑太君だったり、新田(祐大)さんだったんで、すごい感じがいいかと言われたらあれですけど、いい刺激になりました。僕はいろいろ考えさせていただいて、単騎で頑張りたい」
「(今年は)あまり大きいところで結果を残せなかったんですけど、最後にこうやってまずは(グランプリに)乗れたことに感謝ですし、乗ったからにはしっかり結果を出したい。直前はトレーニングを積めたし、調整もして体が軽くなってきているところなので体調もいい。状態は申し分ないと思います。例年、グランプリを走る時は、自分のなかではかなりいい状態で臨めている。南関1人になったんですけど、単騎でもしっかり自分らしいレースをして悔いなく走りたい」
グランプリ連覇、3度目のVがかかる古性優作は、今年すべてのGIで決勝に進出。それでも自己ジャッジは厳しい。
「去年はGIで2回優勝していて、今年は(GI優勝が)ゼロなので。前年より後退したら絶対にいけないんですけど、後退してしまった。本当に納得できなかった。(体調的な問題ではなく)単純にGIのなかで実力が落ちたってだけです。(直前の練習では)ほとんどカーボンの自転車に乗ってたんで、(感触は)あんまりわからない。しっかり鉄(のフレーム)に乗ってって感じです」
ラストGI、11月の競輪祭でアッと驚く初戴冠。グランプリ初出場の阿部拓真は、単騎を選択した。
「(今年は)競輪祭を獲ったことが本当になによりって感じなんで、もうデキすぎですね。(ここまでは)競輪祭を獲った反響が大きくて、忙しかった。けど、そのなかでも練習もしっかりここに向けてやってこられた。(感触は)直前の練習相手が小原佑太君だったり、新田(祐大)さんだったんで、すごい感じがいいかと言われたらあれですけど、いい刺激になりました。僕はいろいろ考えさせていただいて、単騎で頑張りたい」