9月が一番きつかったけど、あの1カ月練習できなかったのに、その後の3ヶ月でよくここまで体調を戻せたなというのが正直な感想ですね。来る前に手応え的なものはあったので、このメンバーなら勝負になるというくらいの状態には戻ってきていたので、あとは展開次第だと思っていました。小嶋君に任せて、僕に向いた展開になりました。作戦は任せていたけど、先行して、別線のまくりにも合わせきってくれて僕に向いた展開になりました。最後は山口君が内に来ると思っていたのでドキッとしました。内から抜かれるのは仕方ないけれど、外から抜かれるのは恥ずかしいのでかえって力が入りましたよね。力んだ分少し伸びが悪かったですね。
　浅井君はこれからの選手なので、正直中部で折り合って走りたいという気持ちも僕の中にあったし、浅井君の後ろも魅力的だったけど、結果的には小嶋君の後ろで正解でした。（抜いてしまって）小嶋君にも悪いことしたと思っているけど（笑）。来る前には山口君から、「お互い番手があるのだから好きなほう選べ」といわれていたけれど、来てから急に「後ろを固める」と言われた。幸二が後ろという事でもの凄くプレッシャーを感じ、緊張したけれど、それがかえって良い集中力になった部分もある。今回はアップとかも集中して出来たし、競輪祭も決勝に乗ったけれど、そのときとは全然違いました。　結果は写真判定に持ち込まれたけど、正直僕はどっちが勝っても良いと思っていたので、そんなにドキドキはなかったです。僕のラインは全員40オーバー。最近はどこの業界でもオジサンたちが頑張っているので、競輪祭も続けて良かった。
　来年もどこまで戻せるかわからないけれど、やっぱり特別競輪を獲ることの厳しさは自分が一番わかっているし、自分の気持ちがそこまでもっていけるか不安もあるけれど、ただ、SS級になったので恥ずかしくないレースで1年間戦っていきたいと思います。
ここのところ中部の中で優勝者を出すことができていなかったので、これが良いきっかけになればと思っています。
　これからも中部から優勝者を出せるように走りたいと思います。来年も全ての特別に出れるという優遇があるので1戦1戦頑張っていきたいです。