『東日本大震災被災地支援 SSシリーズ風光る2011(GI)レポート』 初日編
配信日:5月3日
東日本大震災被災地支援・SSシリーズ風光る2011(GI)が本日(5月3日)、松戸競輪場にて開幕しました。
9時45分から開会式が行われ、初めに東日本大震災で亡くなられた方々に黙とうして哀悼の意を捧げました。また、地元の海老根恵太選手ががんばろう日本宣言をし、開幕しました。
黙とうするS級S班選手と関係者
がんばろう日本宣言をする海老根恵太選手
本日は薫風賞が行われ、雨天の中、平原康多選手が、4番手から捲って快勝しました。 お見事!と言いたくなるような強さでした。
薫風賞ゴール
平原康多選手のガッツポーズ
S級S班18名の競演は観る者を引き込む凄いものがありますね。
またA級レース、S級レースもガッツ溢れる競走で、観客を沸かしていました。
明日の準決勝戦は、ちょっと目が離せないと思います。
そして、松戸競輪場では予想会、日本競輪選手会千葉支部によるチャリティーオークションなどイベントも行われています。皆さん是非松戸競輪場にご来場になって東日本大震災被災地支援・SSシリーズ風光る2011(GI)をお楽しみください。
<1R>
小塚潤選手
小川幸樹の番手についた
小塚潤(写真)
が直線で追い込んで1着にきた。
「やっぱりお客さんが多いから、緊張しますし、気合いが入りましたね!」
坂西佑介の番手にはまった
小川幸樹
、バック前から捲り、末を欠いて3着になった。
「本当は1周半くらい行くつもりだったんですけど、牽制になったので、前で突っ張ろうと思ったんです。結果、番手にはまったけど、あれは行かれているんで駄目ですね。無理やり出ていったので、脚が残ってなくて、3着に沈んじゃいました。なんとか勝ち残って良かった。明日も皆が行かないレースになるだろうし、行けるチャンスを逃さずに、行こう」
<2R>
橘勇選手
河端朋之の番手の
橘勇(写真)
は、追い込んで1着にきた。しかし、3番手を取った榎本光男が2着になり、それが悔しかったそうだ。
「後ろがごちゃついちゃったのもあって、2着に河端を残せなかったのが残念です。とりあえず3着に残ってくれて良かった」
河端朋之
は逃げ粘って3着に入った。
「番手を狙いにきていたのはわかったので、すんなり番手に粘られると、自分がきついだけですからね。2周で出切った時に、オーロラビジョンの存在に気がついたんですよ。朝の練習の時も気づかなかったし、ずっと気づかなかったんですよね。あれを見て行けば良かったって、自分にがっかりです(笑)」
<3R>
長島大介選手
前を取った
長島大介(写真)
は一旦引かされる展開になるも、打鐘で出切り、そのまま逃げ切って1着。
「練習やり過ぎましたね。そのせいかちょっと重かったです。それがなくなれば、明日からもっと良くなるかもしれないです」
長島の番手についた
鶴蒔将隆
は捲ってくる猪狩卓男をブロックし、2着に入った。
「長島君は強いのひと言ですね。自分の調子も4月よりはいいです。練習は出来ていたけど、レースを走ってみないとわからないものですからね。明日はもっと良くなっていればいいですね」
<4R>
楢原由将選手
臼井昌巨が先行し、その番手の森哲也の内を
楢原由将(写真)
がしゃくり、そこから捲って楢原が1着。
「1回目に内が空いたのを確認して、2回目に空いたので、これはいかないといけないなと思っていきました。自分で型を作らないように走っているんです。でも、消極的にならないように心がけています」
楢原マークの
原司
が2着。
「今日の楢原は抜けません。もう由将は(坂本)亮馬みたいな競走をしたね。自分の調子は、日替わりなんで、明日になってみないとわかりません(笑)」
<5R>
宿口陽一選手
先行した西村光太の番手に石山直哉が粘ると、それをめがけて捲った
宿口陽一(写真)
が1着にきた。
「石山さんが粘ってくれたんで、すかさず行きました。それもラッキーでしたけど、そこに反応出来ているので、自分の調子もいいですね。地元の西武園記念の後に体調を壊したんですけど、それが逆に、身体を休めることになって良かったのかもしれないですね」 まだ、鼻声だが調子は問題ないそうだ。
宿口マークで2着に入った
北村貴幸
。
「宿口君は強いですね」
<6R>
江守昇選手
先行した小原太樹の番手から追い込んで1着の
江守昇(写真)
。
「追い上げてくるから、慌てて踏んだけど、その割には踏めたと思います。小原が行ってくれたおかげですね」
南関3番手を固めた
春日勇人
が2着に入った。
「地元だし、ワンツー決まって良かった。3番手だし、内だけ空けないように気をつけていきました。小原が上手い先行をしてくれたおかげですね」
その
小原太樹
は褒められて嬉しそうに「地元がついてくれたし、迷惑をかけないで良かったです」とコメントした。
<7R>
藤田竜矢選手
増成富夫、高橋和也を出させずに突っ張って先行した
藤田竜矢(写真)
、そのまま押し切って1着。
「調子自体はやはり地元記念に比べると良くはないですね。突っ張ってけっこう脚使いましたね。バックはもう脚はほとんど残ってなかったけど、振ったらもう一回踏もうと思っていたので、踏みました。朝倉のおかげですね」
藤田の番手で捲ってくる高橋和也をブロックし、
朝倉佳弘
が2着に入った。
「牽制して戻ったところで、車輪がかかっちゃっていたので、危なかったですね。やっぱり藤田さんは強い。お互いに仕事をしてのワンツーなんで良かったです」
<8R>
脇本雄太選手
逃げ切って1着の
脇本雄太(写真)
。しかし、力を出し過ぎて酸欠になり、敢闘門に戻ってくるなり動けなくなってしまった。
「自分の限界を超えてしまいました。敢闘門まで戻ってきたら、もう動けなくなっちゃって、昼飯全部吐いちゃいました。きつかったー。もうずっと踏みっぱなしでしたからね。でも、そうやって自分のリミッターを超えて走れる時は調子がいい時なので、今は調子が良いんだと思います」
脇本マークで2着の
金田健一郎
は「ワッキーのおかげです」
3番手を取った
三木翔太
。
「本当は番手を狙っていたんですけど、踏み遅れてしまいました」
<9R>
鈴木裕選手
佐藤雅春が先行したが、
鈴木裕(写真)
が捲って1着を取った。
「いやー、弱いですね(笑)。6番(佐藤)が全開で踏んでいたから、この上を行くのはきついなって思ったんですよね。強い人だったら、あの上を行っちゃいますからね。明日は、もっと強いと思われるレースをしたいと思います」
鈴木の番手にはまった
服部克久
が2着に入った。
「ホームで和田(健太郎)さんが位置を取りにくるかと思って構えていたんです。そうしたら、鈴木が行って、上手く番手にはまりました。そういう意味では、いつもより余裕がありますね」
<10R>
浅井康太選手
入れ替わりの激しいレースになったが、外々に踏んで行った
浅井康太(写真)
が捲って1着を取った。
「岩本(俊介)にすんなり行かれるときついと思って、それだったら先に動いて、全体を動かそうと思ったんです。踏み遅れて、外に浮いて苦しかったけど、脚が売り切れなかったんで良かったです」
浅井マークの
濱口高彰
が2着。
「浅井は良く動けていますね。3コーナーがきつかったけど、展開に恵まれました」
地元の
岩本俊介
は叩かれ9着、「ちょっと中途半端なレースをしちゃいましたね」と反省。
<11R>
平原康多選手
佐藤友和がカマして先行。中団を取った
平原康多(写真)
が捲って1着を取った。
「山崎(芳仁)さんのところを越えればなんとかなると思って行きました。何もしないで負けるわけにはいかないですからね。ぎりぎりでしたけど、行けて良かったです」
追い込んできて
成田和也
は平原にタイヤ差で届かず2着。
「切り替えというか、山崎が行くのか、平原が出るのか見ていたら、山崎が下がってきたんですよね。最後は抜くつもりだったんですけど、届きませんでした。まだまだですね」
平原から連係離れてしまったが直線追い込み兵藤一也が3着に入った。その後ろをまわった
大塚健一郎
が4着で勝ち残った。
「最後まであきらめずに踏んで良かったです」
↑ページTOPへ
COPYRIGHT(C) JKA, All Rights Reserved