『第64回朝日新聞社杯競輪祭(GI)レポート』 3日目編

配信日:11月25日

 22年、グランプリをかけた最後の戦い。北九州メディアドーム・小倉競輪場で開催されている「第64回朝日新聞社杯・競輪祭(GI)」は、11月24日に3日目が行われた。一次予選2では、新山響平、守澤太志、吉田拓矢が連勝で4日目の「ダイヤモンドレース」に進んだ。「ガールズグランプリ2022トライアルレース」は、決勝が行われ、アメジストでは児玉碧衣、トパーズでは佐藤水菜がともに完全優勝。平塚競輪場でのガールズグランプリに出場する7人のメンバーも決まった。11月25日の4日目は、一次予選2走の合計ポイント上位9人による「ダイヤモンドレース」をメインに二次予選ABで勝ち上がりが争われる。
 開催中の毎日、競輪専門紙「コンドル」による全レース予想会、SPEEDチャンネル競輪専門解説者の予想会、スペシャルゲストによるトークショーや予想会、お笑いステージなどの「ステージイベントin競輪祭」などが予定されています。25日の4日目は、稲村亜美のトークショーも予定されています。小倉競輪場では「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となります。ご協力とご理解をお願いいたします。テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。


アメジスト決勝出場選手特別紹介

トパーズ決勝出場選手特別紹介


表彰式

アメジスト決勝 レース経過

児玉碧衣選手
児玉碧衣選手

 周りの出方を見ながら尾方真生が前受けし、鈴木美教、児玉碧衣が続く。だが、山原さくらが前の方の位置を欲しがって、まずは鈴木と併走。鈴木が引かないとみると今度は児玉の外で併走する。結局、児玉が4番手に下げて山原が3番手の位置を確保し、以下は青木美保、柳原真緒、坂口楓華で周回。
 けん制し合って動きはなく打鐘を過ぎて誘導員は退避。押し出される形でそのまま尾方が主導権を握る。鈴木、山原は踏み出すタイミングを窺って前との車間を空けだし、児玉も後続の様子を見ながら車間を切っていく。最終ホームまで来たところで腹をくくった尾方が駆けだして一気にペースが上がる。車間を詰めて児玉が仕掛けたのは1センターから。グングンと加速していった児玉は、尾方と、合わせて2番手から仕掛けようとした鈴木の上を3コーナーで乗り越えて先頭に立つ。児玉の先に踏み出していた柳原が、児玉に猛然と迫って直線へ。
 しかし、児玉はしっかり踏み直して柳原を合わせ切って人気に応えた。3着は柳原を追ってきた坂口を制して鈴木が入る。





トパーズ決勝 レース経過

佐藤水菜選手
佐藤水菜選手

 見合ったスタートから石井寛子が出かけるが、佐藤水菜が上がってくると出させて2番手の位置を確保する。佐藤には小林莉子が続いていたが、石井との併走になりかけると最後方まで下がっていく。一旦は佐藤、石井、小林優香、太田美穂、梅川風子、太田りゆ、小林莉で落ち着きかけるも、太田り、小林莉が車を上げて小林優の前にまず太田りが割り込み、さらに太田りの前に小林莉が入って赤板周回に入る。
 2コーナーで太田美が上昇を始めるが、梅川は途中で追うのを止めて太田りの前に入る。結局、太田美は単独で上がっていって打鐘3コーナーで佐藤を叩いて先制。2番手を確保した佐藤が大きく車間を切って後続の反撃に備える中、最終ホーム手前で梅川が一気に巻き返す。佐藤は冷静に梅川を行かせ、今度は梅川の動きを追う態勢に切り換える。梅川は太田美を2コーナーで捕らえて後続を突き放しにかかるが、追って踏み出した佐藤はグングン詰め寄っていく。石井は遅れて、後方から仕掛けた小林優、太田りが佐藤を追って直線へ。
 最後はナショナルチーム、元ナショナルチーム4人の争いとなるが、梅川を直線半ばで抜き去った佐藤が、小林優、太田りの追撃を許さずV。





<1R>

新山響平選手
新山響平選手
 前受けの新山響平(写真)は、空けていた誘導との車間を詰めながら赤板で吉田有希を突っ張る。吉田は7番手に戻り、新山がレースを支配して打鐘を迎える。4番手の河端朋之、吉田ともに動きはなく、新山が最終ホーム目がけてペースを上げる。バック手前からまくった吉田は進まない。3コーナーから河端も踏み込むが、新山の掛かりがいい。直線もスピードは衰えず、新山が二の足で振り切った。
 「もうあの形でした。(吉田を突っ張ることは)決めていました。あとは河端さんの動きを警戒しながらでしたけど、来なかったのでペースで踏ませてもらいました。(逃げ切りは)上デキですね。脚の状態は変わらずいいんですけど、1走目で後ろに迷惑を掛けてしまったので、その反省を生かせたと思う」
 新山マークの内藤秀久は、直線でいっぱい。3番手から伸びた小原太樹が2着。
 「(新山の掛かりが)すごく良かったですね。自分も車間を切って仕事をしようと思っていました。河端さんが来たのが見えて、うまく対応できたと思います。内藤さんを見たらキツそうだったので、外を踏ませてもらいました」

<2R>

渡邉一成選手
渡邉一成選手
 切って出た小川真太郎を押さえて、寺崎浩平が打鐘過ぎに主導権を握る。しかしながら、山崎賢人の反応も早く、すぐに巻き返す。最終ホームでは両者の壮絶な叩き合い。後続はもつれて出切った寺崎後位に山崎が入り、山田英明。後方の渡邉一成(写真)は、別線の消耗戦を見極めて2コーナーから踏み出す。目の覚めるようなまくりで渡邉が快勝した。
 「メンバー的に昨日(1走目)と同じようになると思って、手応えがあって走れた。ジャン前の踏み出しに遅れると、そのあとが厳しいので良かったです。(脚は)いいと思います。落ち着いて走れていますね。レースの緊張感はないけど、昨日、今日の結果で自分に期待をしてしまうので、プレッシャーをかけないようにしたい」
 渡邉の加速に遅れ気味になった菊地圭尚だったが、スピードの違う渡邉に吸い込まれるように4車身差で流れ込んだ。
 「いつも通りに(渡邉)一成のタイミングっていうレースだったけど。離れてしまった。一成の状態はいいと思う。自分は物足りなさが残る。ナショナルチームの選手が多くて、いい緊張感で走れた」

<3R>

北津留翼選手
北津留翼選手
 周回中は5番手にいた北津留翼(写真)は、青板4コーナーで前受けの深谷知広が誘導との車間を空けながら上がると内を進出。赤板手前で先頭に出る。上昇した山口拳矢を警戒するように、北津留がじわりとペースを上げて先行態勢に入る。山口が4番手で、6番手の菊池岳仁が打鐘から仕掛ける。北津留も誘導を交わして逃げる。北津留が突っ張り切り、菊池は不発。最終2コーナー手前から深谷が仕掛けるが、北津留もスピードに乗せて駆ける。深谷は北津留ラインを脅かすまでに至らず、小倉竜二を振り切った地元の北津留が1着。
 「(赤板前に)みんな上に上がっていて、内へ差し込んでしまった。それで前までいかないとなって。どうしようかなって思ったら、(山口)拳矢君が(4番手の位置に)降りたので先行していいんですかって感じだった。もう腹をくくっていこうかなと。(ラインが)3車だったので、後ろはお願いしますって感じで踏んでいきました」
 上がりタイム11秒1の逃げ切りに、すんなりマークの小倉竜二も流れ込みまで。
 「内が空いて誘導も残っていたので、(北津留は)練習みたいな感じでいいペースで駆けていきましたね。ヨコまでこれる感じじゃなかったですし、来たら止める準備はしていましたけど。抜けたら良かったんですけど、全力でいって抜けていないんで強かったですね」

<4R>

清水裕友選手
清水裕友選手
 赤板1コーナーで押さえて出た阿部将大は、そのまま緩めず踏んでいく。清水裕友(写真)は、九州勢に続くようにすんなりと3番手を確保する。一本棒の8番手から眞杉匠が、打鐘3コーナーで反撃に出る。6番手の坂本貴史も合わせて出て最終周回へ。坂本が迫り、逃げる阿部の番手の瓜生崇智は2コーナー過ぎから出る。瓜生に続いた清水が直線で抜け出した。
 「(自分が)そのまま(九州勢)を切って、眞杉君が来るかどうかと思った。そしたら阿部君がブンブンいってたんで、3番手に入ってからになった。先に仕掛けられたら良かった。でも、瓜生君も動いていたし、自分自身は脚がフワフワして落ち着かない感じがあった。瓜生君のハコまくりで展開向いたけど、脚がフワフワする感じがある。1走目よりは力が入る感じで、良くなってはいる」
 果敢に攻めて主導権を握った阿部の心意気をムダにすることなく、瓜生崇智が番手まくりを打った。
 「阿部君が切って、(別線を)出させるかは任せていた。(そのままペースを上げて先行した)阿部君の熱い気持ちに感謝したい。(最終)ホームで坂本(貴史)さんが見えて、(清水)裕友も仕掛けてきたのが見えたので、行かせてもらいました。脚の状態は悪くない。番手から出られて、2着まで残れているんで悪くないと思います」

<5R>

守澤太志選手
守澤太志選手
 赤板2コーナー手前で地元の岩谷拓磨が主導権を握り、単騎の野田源一が3番手に続く。松井宏佑は後方で構えることなく、すかさず仕掛けて出る。打鐘過ぎから岩谷と松井の主導権争いになり、松井が意地で叩き切る。野田は切り替えるように、最終2コーナーからまくる。守澤太志(写真)は、野田を張りながら、松井の余力を確かめるように早めの追い込みで勝ち切った。
 「松井君がしっかり行ってくれたけど、岩谷君も先行意欲があって、出切るのに脚を使って厳しかったですね。岩谷君が引いてくるか、見ていてた。気づいたら(野田が)横に来ていて、止められなくて番手から出る形になった。申し訳なかった。今日(2走目)から新車にしたけど、イマイチなので、調整をしたい」
 単騎の野田源一は、松井と岩谷の決着がつくと十八番のまくりを披露した。
 「(岩谷は)いいペースで踏んでいたし、まだ来ないと思っていた。そしたら思ったよりも(松井の)巻き返しが早かった。ペースになってから余裕があったので、(松井に)行かれたあとの対処を考えていた。野原君が来るとかぶってしまうので、詰める勢いで行った。けど、山を乗り越えられなかったですね」

<6R>

森田優弥選手
森田優弥選手
 吉澤純平の当日欠場で8車立て。松本貴治、渡邉雄太の順番で出ると、関東1人になった森田優弥(写真)が南関勢に続いて3番手に入る。渡邉の主導権。6番手の新田祐大はタイミングを取り、詰める勢いで打鐘4コーナーから仕掛ける。松谷秀幸のけん制を乗り越えた新田が、最終バックで出切る。森田は脚をためて、3コーナー過ぎからまくり気味に追い込んで突き抜けた。
 「(吉澤純平が欠場と1人になったが)直前まで考えず、体は動けると思っていた。初手だけはあそこ(南関勢の後ろ)の場所と決めていました。普段、動いている分、脚はたまっていました。松谷さんの内へいくか、でも新田さんは乗り越えると思ったので冷静に見ていました。脚の感じは1走目よりも良かったです」
 森田には交わされた新田祐大だが、渡邉の抵抗をねじ伏せるロングまくりの内容は悪くない。
 「たぶんこうなるだろうっていう感じで、あとはタイミングだけでしたね。自分のなかでというか、みんな行かないだろうなっていうところで行っちゃった。(最終)ホームを目掛けて行く感じだったんですけど、もう1個手前か、もう少しあとか。ちょっと待ちすぎちゃったんですけど、気持ちが先に出てああいう形になりました。タイミングはさておき、先頭には出られたので良かったと思います」

<7R>

吉田拓矢選手
吉田拓矢選手
 7番手から上昇した吉田拓矢(写真)は、山田諒の突っ張りを察知し、赤板1コーナーで3番手の犬伏湧也をキメて中近勢の後ろに入る。和田真久留が6番手で、8番手まで引いた犬伏は打鐘から踏み込む。山田庸平が連結を外して、一人で出切った犬伏に吉田は俊敏にスイッチする。後方から敢然とまくった和田は、吉田マークの成田和也がブロック。吉田が追い込んで1着。
 「(周回中は)前はないっていう作戦で組み立てていたんで、前以外ならどこでも良かった。(山田諒が)突っ張る雰囲気だったんで、あそこ(3番手)に降りた。そのあとは(犬伏が)1人っていうのも確認できたんで、ああなりました。(番手に切り替えて)余裕があったんで、(仕掛けて)行ければ良かったけど大事にいきすぎました。(最終)バックで(犬伏が)流してたんで、(和田)真久留さんも来てたのかと。体の方は問題ない。(1走目のあと)自転車を少しだけいじって、それでさらにいい方向にいった」
 最終2センター五十嵐力、山田庸がインを突く。成田和也は瞬時の判断で内を締め込んで、中のコースを伸びた。
 「山田(諒)君が前を取れば、ああなるだろうなと。あとはどこから犬伏君が来るかなって。自分はしっかりと吉田君を見て走れている。本当は外を踏みたかったけど、(最終2センターで)内に入ってきた選手がいた。それで中を割るような感じになってしまった。(1日空いて)初日よりだいぶいい感じで臨めました」

<8R>

山田久徳選手
山田久徳選手
 結果的に前受けになった脇本雄太が、赤板前から誘導との車間を大きく空ける。坂井洋を突っ張り、脇本がそのまま先行態勢。坂井は、和田健太郎に迎え入れられて6番手に入り打鐘を迎える。坂井が、再度4コーナーから襲い掛かる。最終1センター過ぎに山田久徳(写真)が、坂井を張って阻む。坂井は3番手に降りて、神田紘輔に踏み勝つ。別線に出番はなく、脇本と山田の勝負。最後は、山田が差し切った。
 「脇本に付いていって抜けたのは自信になる。赤板前に突っ張る雰囲気があったので仕事をしようと。(坂井を)もっていった時に離れかけて焦った。(一次予選の2走は)人の後ろですけど、脚の感じは悪くない。(最終)バック目がけてすごかったし、坂井をもっていくときに口が空いたのでそこは修正をしないと」
 一次予選1では3着に敗れた脇本雄太は、突っ張り先行で別線に隙を与えない。山田の交わされての2着も、ラインでのワンツーで力をアピールした。
 「阿部(拓真)君のスタイルがどうあれ、中団は好ましくなかった。それで前受けでと。(突っ張ったところは)ここで引いても間に合わないと。(状態は)自分のなかではどういう判断か、下せない。(脚の感じも)自分の思ったレースではないので、わからない」

<11R>

児玉碧衣選手
児玉碧衣選手
 児玉碧衣(写真)が、4番手で打鐘を迎える。6番手にいた柳原真緒を警戒しながら、前の3車を射程圏に入れてタイミングを計る。妹弟子の尾方真生が風を切り、児玉は最終1センターから満を持して発進。次元の違う加速で合わせる鈴木美教をあっさりとらえる。後ろからまくりで迫る柳原だが、並ぶところまではいかず、そのまま児玉碧衣が優勝。3年連続でトライアルを制した。
 「めちゃめちゃうれしいの言葉しか出てこない。優勝すると、本当に気持ちがいい。大きいレースをなかなか勝てなくて、ガッカリさせることが多かったけど、有言実行の完全優勝ができてうれしい。ヤナギ(柳原)は半周勝負と思っていました。やっぱり一番警戒していた。前が駆けてからは、(尾方)真生も自力があって、(山原)さくらさんも強いので、ヤナギの動きよりは、前に踏むだけだった。ヤナギの前輪が見えて、意地になって踏みました。音も聞こえたし、自転車も見えた。前に出切れてからは、あとは抜かれるか、抜かれないか。抜かれたたら、また練習をしようって。やっと本来の自分のフォーム、踏み方に戻ってきている。不安は今日(決勝)で取り除けた。元女王っていうのは聞き飽きたので、(グランプリ優勝で女王に)返り咲けるように」
 6番手の柳原真緒は、ラストの一撃にかけてじっと我慢。最終3コーナー過ぎに児玉をとらえにいったが、合わされて2着。力差を痛感した。
 「あの位置は思った感じで想定内でした。初日、2日目と児玉さんは自分以上の強い走りだったので、早めに仕掛けるっていう選択肢はなかった。追いかける感じになったけど、思ったより、青木(美保)さんも内に残っていました。吸い込まれる感じだったけど、ああいうところは自分が弱い。児玉さんが強くて、自分は弱い。それだけですね」
 尾方の先行。鈴木美教は、思惑通り2番手。V獲りの2角まくりで“決め打ち”に出たが、後続にのみ込まれて3着。
 「想定通りすぎて、めちゃくちゃ緊張しました。(最終)2コーナーでは行くって決めていた。出なくても、行こうと。先に仕掛けて、その上を行かれたので、力不足でした。連日、差しだったので、今日(決勝)は強い人より前にと思っていた。悔しいは悔しいけど、やることはやりました」

<12R>

佐藤水菜選手
佐藤水菜選手
 連日、圧巻のレースを披露していた佐藤水菜(写真)は前受け。打鐘3コーナーで太田美穂を送り出して、佐藤は2番手に入る。今度は5番手の梅川風子が、最終ホーム手前からアタック。梅川のスピードを冷静に見極めた佐藤が、梅川を追いかける。さすがのスピードを披露した梅川だったが、佐藤が車間を詰めながら直線の入口で並びかける。抜け出した佐藤が、3連勝で優勝。地元、平塚のグランプリチケットをワンチャンスで手に入れた。
 「(このトライアルを優勝した)2年前と変わらず勝ちたいっていう気持ちでした。(ナショナルチームでの活動もあり、競技で実績も残して)激動の2年でした。この大会で優勝しないと、グランプリの出場権がなかったので勝たなきゃいけないっていう気持ちで挑んでいました。(勝てて)素直にうれしいです。正直、どの位置でもキツいレースだって思ってた。極力脚を使わず、冷静に考えられる時間が長く欲しかった。それで(周回中は)前にいきました。太田(美)選手の少しあとに、梅川選手が駆けているのが見えた。梅川選手に切り替えて後ろを警戒して、行けるところで行きました。みんなが来ているのもわかったので、前を譲らないように必死でした。12月8日が前検日の別府を走って、ちょっと練習してグランプリっていう感じです。明日から、別府、グランプリに向けての練習が始まる。(競技では)パリオリンピックでケイリンで金メダル獲ること。どの種目もですけど、チームスプリントで表彰台にのることを目標に頑張っています」
 6番手の小林優香は、前の梅川の仕掛けに反応できない。結果的に自分で踏み上げる苦しい流れになったが、太田りゆに踏み勝ち2着で底力を見せた。
 「初手は、理想の位置でした。(太田)美穂さんが先に仕掛けて、彼女(梅川)が仕掛けた時に待ってしまった。そこがひとつの敗因かなと。キツい位置から2着まで来られたので、(最終)ホームの仕掛けで(付いていって梅川の)番手に入れていればおもしろかった。この状態のなかで(3日間)232着は、ある程度まとめられた。来年は、この時期(トライアルが始まる前)にグランプリを決めていられるようにしたいです」
 最終ホームで7番手の太田りゆは、最終2コーナーから外を仕掛ける。佐藤は遠かったが、小林優に迫る3着。
 「前の様子が全然わからなかった。落ち着いて行けるところから、自分は自分の仕掛けをしようと。優勝こそできなかったけど、納得はしてます。3日間、いいレースができたし、競輪選手としてステップアップできた。みんな強かったなかで、あんだけできたのは実りのある開催だった」