『第64回朝日新聞社杯競輪祭(GI)』 決勝戦共同インタビュー

配信日:11月27日
11月27日(日) 12R(発走予定20時40分)
平原康多(埼玉・87期)
平原康多選手
 (準決はライン3車で前受けになったが)前から流れのままに。(坂井が突っ張ったが)突っ張るのは作戦の一つだったので。(中団争いになったが)あとは北津留だけだなと思ったが、紫色(北津留翼)が見えなかったので。あとはどれだけかばえるかだと思っていました。小原に交わされるのは自分としてはしょうがないので。(坂井とは)仲がいいですし、ワンツースリーだったので。練習も一緒にするし、すごくうれしかったですね。(コール後はバックで抱き合っていたが)そういう関係です(笑)。(脚の感じは)まあ、普通じゃないですか。良くなかったら、清水(裕友)に競り落とされていたかもしれないし。すべてにおいて余裕はなかったと思うんですけど、レースはしっかりできたつもりです。(修正点は)修正はわからないですけど、坂井と明日(決勝を)勝つためにどう走るか考えたいです。2人でチャンスがあるように作戦を組みたいです。
郡司浩平(神奈川・99期)
郡司浩平選手
 (準決は山田)庸平さんが前に出たので、(自分に)切らせない作戦だなと。同型ですし。赤板で(新山が)来ていなくて、思い切って切るか、どうかだけでした。あの位置なら庸平さんが踏むだろうなって。いい組み立てとはいえない中で、3コーナーの前に行き切りたいとあそこから仕掛けた。4走で今日(準決)が一番感触が良かった。明日(決勝)につながる仕掛けでした。出脚が良かったので守澤さんにもってこられても交わせるようにと。その分、岩本(俊介)さんがからまれて引き連れなかったのは、力量不足。セッティング、シューズ(を調整したのが)かみ合って、いい方向に向いています。あと1走なので、悔いが残らないように力を出し切る。優勝してグランプリに出たい。(決勝は)小原さんに任せてもらったんで頑張ります。ラインができて、なおかつ同県の普段も一緒にやってる先輩なんで嬉しいですし、こういう舞台で一緒に走るというのは本当に自分の中でも気持ちが入りますね。
新田祐大(福島・90期)
新田祐大選手
 (準決は)Sを取りに行って。松浦(悠士)君が押さえにきて、その上を吉田(拓矢)君が行ったんですけど、自分の中でタイミングを見過ぎてしまって。ああいう展開にしてしまったのかなって思ってます。行くべき所で行けなくて、まずいと思って焦って内へ行ってしまったので。落車は避けられましたけど、普通なら詰まってしまうと思うんで。後ろには迷惑をかけたなって思っています。とりあえず落車を避けることに集中して、絶対に(荒井を)抜きにいってやろって思ったんですけど、荒井さんが伸びていきましたね。横までいけてなかったんじゃないかな。自分としては半分、後ろくらいの感覚で、ずっと伸びていきました。悪くないはずなのに荒井さんの仕上がりが凄いなって。決勝には乗れましたけど、レースないようはとても褒められたものじゃないんぼで反省しないといけないレースでした。(決勝は)自分が(北の)先頭で頑張ります。
新山響平(青森・107期)
新山響平選手
 (準決は)後ろ2人のおかげで決勝に乗れた。(初手は)後ろからだったし、作戦通り。(出脚は)あんまりよくなかったけど、踏み切れた。鋭いダッシュはないので、上の方を走って守澤さん、(菊地)圭尚さんはついてきてくれると。けっこう踏めてたから(郡司がまくりにきたときは)守澤さんの番手まくりかと思ったら、郡司さんでメチャクチャ強かった。守澤さんのおかげです。(決勝は)新田さんとは4日目も一緒に走って感覚はつかめている。ラインで決められるようにしたい。(小倉は)得意ですし、昨日(二次予選)で先行屋が減って自分に向いた。カマしたあとのペダリングがよくないし、座り直したりもしたので、びしっと座れるようにセッティングをいじりたい。僕は新田さんの番手で頑張ります。本気で(優勝を)獲りたいなと思ったときに新田さんの番手が一番近いのかなって。それ(去年が準優勝だった悔しさ)も忘れられないですし、新田さんの番手を回るってことは、先輩に前を走ってもらって自分は番手を守ってしっかり優勝しなければいけないという責任感が生まれるのでいつも以上に気を引き締めて走ろうかなと。
荒井崇博(佐賀・82期)
荒井崇博選手
 (準決は)もうあれしか狙っていなかったんで。初手の並びも。先手に付いていって1コーナーで空けって思って。完璧に決まりましたね。もうそれしか勝つ方法が思いつかなかったんで。空かなかったら終わっていましたけど。もう出切ってからはわけがわからなかったですね。ゴールがどこだって思いましたし。(決勝は)切れ目切れ目で一人でやろうかな。(九州は一人になったが)まあ、しょうがないですね。流れを見て作戦を考えたいと思います。最後にまたチャンスがきたので。そのチャンスをモノにしたいかなって。11.1%のチャンスなんで。
小原太樹(神奈川・95期)
小原太樹選手
 (準決は)全然同地区でもないのに(坂井が)先行してくれて展開が向きましたね。正直、3番手はなかなか厳しいかなと思ったんですけど(決勝に)乗れて良かったです。(4走して脚の感じは)決勝に乗れているし、もう万全だと思います。(3年前の高松宮記念杯以来のGI決勝だが)戦法もちょっとチェンジしてまた乗れたというのは大きいですね。(決勝は)郡司君の後ろで。(郡司とは)いつも一緒に練習してるんで。迷惑かけないように頑張りたいと思います。
成田和也(福島・88期)
成田和也選手
 (準決は)できれば前受けから引いてって感じで。どっちのタイプもそこまで積極的な感じじゃないと思ったので、行くチャンスはあるんじゃないかなって。(新田が)引き切っていつ行くのかなって感じで見てましたけど、ホームで内へ凄いスピードで行ったので。閉まってしまったらどうなるんだろうなって思いましたけど、そこまでは冷静に見ていました。ちょっと落車を避けたところでバックを踏んだので新田君と車間が空いてしまって。前がカカっていったんで、千切れるんじゃないかなっていう感じでした。必死に追い掛けたんですけどね。(決勝は)北の4番手です。
坂井 洋(栃木・115期)
坂井 洋選手
 (ビッグ初優出で)うれしいですね。(平原と一緒に優出で)めちゃくちゃうれしいです。(準決は前受けから突っ張りも考えていたのか)そうですね。(清水裕友が上がってきて、しっかり突っ張ったが)そうですね。自分の力を出し切れたんで。あとは北津留(翼)さんが内へ行ったのが見えて、作戦通りだと思い落ち着いていました。(中団争いになったが)平原さんのおかげです。作戦は何パターンも考えていてくれたので。安心して走れました。(2周駆けたが脚の感じは)自力で決勝まで上がったので良かったです。(今年1年、力が付いた手応えは)いやー、全然、運よく上がってきた感じのレースばっかりなので。番手だったり、ラインのおかげです。(4走してみて脚の感触は)脚の感じはローラーから軽くて、いつも通りいい感触なので、もっとメンタルを練習通りに持っていければと思います。(四日市で試したフレームは戻したのとのことだが)そうですね、戻して正解でした。(決勝は)平原さんの前で、しっかり自力を出して頑張たいと思います。
守澤太志(秋田・96期)
守澤太志選手
 (準決は)後ろからしっかり先行でしたね。飛び付きは思っていて、新山君が(ラインで)出切れるようにしっかり踏んでくれた。郡司君は強いし、最悪、行かれても岩本(俊介)さんをさばこうと思っていたし、プラン通り。(菊地)圭尚さんもいい仕事をしてくれてありがたい。ああなったら、2人で上がらないと。差せないのは力不足。新田君、成田さんが上がって、北がいっぱいで良かった。(決勝は)僕は(北の)3番手を回らしてもらいます。しっかりみんなで話して気持ちを確認しました。(タイトルは)展開が向いたときに獲れる準備はしているけど、親王牌でも取れなかったし気楽に。(新車は)微調整して、(決勝へ向けても)微調整できれば。(脚は)日に日に良くなっていると思う。