ラストバトルの始まりだ。北九州メディアドーム・小倉競輪場で大阪・関西万博協賛「第66回朝日新聞社杯・競輪祭(GI)」、「第2回競輪祭女子王座戦(GI)」が、11月19日にスタートした。一次予選1が行われた男子の初日では、GIの3連覇がかかる古性優作、昨年の競輪祭覇者の眞杉匠らが1着でポイントを加算。またガールズの予選では、地元の児玉碧衣が敗れる波乱もあったが、佐藤水菜は完勝で準決に進んだ。11月20日のシリーズ2日目は、男子で一次予選の1、2、ガールズでは早くも勝負の準決を迎える。
開催中の毎日、競輪専門紙「コンドル」による全レース解説会、SPEEDチャンネル競輪専門解説者の予想会、北九州物産展、未発走車券抽選会、ふわふわ遊具、巨大迷路、ちびっこランドなどが予定されています。また、11月20日の2日目には、お笑い芸人「サカイスト伝ペー」のトークショーなども行われます。小倉競輪場では、様々なイベントでみなさまのご来場をお待ちしております。テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

第66回朝日新聞社杯競輪祭、第2回競輪祭女子王座戦GI開会式

競輪祭、前年度優勝の眞杉匠選手より優勝杯の返還

女子王座戦、前年度優勝の梅川風子選手より優勝杯の返還

20回連続出場で表彰を受ける平原康多選手

敢闘宣言をする北津留翼選手選手と児玉碧衣選手

世界選手権大会のメダル獲得報告会
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佐藤水菜選手
5番手を石井寛子と併走していた佐藤水菜(写真)は、赤板前に1車下げて6番手になる。打鐘3コーナー過ぎに石井が上昇して、それに合わせるように3番手の奥井迪が仕掛ける。しかしながら、佐藤も4コーナーから早めに踏み込んで前団に襲い掛かる。奥井の上を佐藤が最終ホーム過ぎに叩いて、先頭に立つ。奥井が2番手に飛び付いて、佐藤に続いた吉川美穂と併走。その後ろの石井がバック手前からまくりを打つ。逃げる佐藤が、石井を合わせて駆ける。内の奥井が後退して、石井も吉川の横まで。2番手の吉川は直線でも詰め寄ることができず、人気の佐藤が押し切って完勝。
「結構、(石井が)自分のレーンに入ってきたのでちょっと嫌だなって。冷静に引いて、自分のタイミングで行きました。自分の思っていたレースにはならなかったんですけど、最後まで踏み切れました。前回(平塚)よりは良かったかなって。(小倉はドームで)風がないので、自分の好きな感じで踏める」
スタートから佐藤後位に照準を絞っていた吉川美穂は、飛び付いた奥井、まくり気味に追い上げた石井との併走をこらえて2着に流れ込んだ。
「内枠に佐藤さんと奥井さんがいたので、どっちかの番手は取りたいなって思っていた。佐藤さんの番手が取れたら、6、7番手になってもマークしようと思っていました。(石井が外にいたが佐藤の番手で)競りにはならないかなって。(最終)バックでもしかしたらって思ったんですけど、2センター、4コーナーからの(佐藤の)踏み直しがすごくて届きそうになかったですね。(最終ホーム過ぎから奥井が内にいたが)なにがなんでも浮いたら終わってしまうと思って、自分のなかで安全な範囲で位置を確保しようと思っていました」
「結構、(石井が)自分のレーンに入ってきたのでちょっと嫌だなって。冷静に引いて、自分のタイミングで行きました。自分の思っていたレースにはならなかったんですけど、最後まで踏み切れました。前回(平塚)よりは良かったかなって。(小倉はドームで)風がないので、自分の好きな感じで踏める」
スタートから佐藤後位に照準を絞っていた吉川美穂は、飛び付いた奥井、まくり気味に追い上げた石井との併走をこらえて2着に流れ込んだ。
「内枠に佐藤さんと奥井さんがいたので、どっちかの番手は取りたいなって思っていた。佐藤さんの番手が取れたら、6、7番手になってもマークしようと思っていました。(石井が外にいたが佐藤の番手で)競りにはならないかなって。(最終)バックでもしかしたらって思ったんですけど、2センター、4コーナーからの(佐藤の)踏み直しがすごくて届きそうになかったですね。(最終ホーム過ぎから奥井が内にいたが)なにがなんでも浮いたら終わってしまうと思って、自分のなかで安全な範囲で位置を確保しようと思っていました」
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太田りゆ選手
7番手にいた久米詩が青板から動き出して、3番手にポジションを取っていた太田りゆ(写真)は結局、6番手になり赤板を迎える。後方の太田を警戒しながら、3番手で車間を空けた坂口楓華が詰めて、4コーナーで2番手の吉岡詩織が仕掛ける。吉岡が主導権を握るが、最終1センターからすかさず坂口も踏み込む。太田は坂口が出切る前に、2コーナー手前からまくって出る。先頭に立った坂口も懸命に合わせるが、太田のスピードがいい。直線で抜け出した太田が1着。
「(坂口)楓華の後ろでもいいと思ったけど、前にいた(小林)莉子さんの前は魅力で楓華よりも前にいたいと思った。(動きがあって)後ろに下がらないといけなくなってからは、楓華がどこにいるかと思っていて、ペースを感じながらもトップフォームで行けるタイミングを見計らっていました。前の併走で隊列がギュっとなるところをうまくいけたけど、思ったよりスピードを出せなかった。(最終)4コーナーまで(坂口と)踏み合って苦しかったです。2センターではしっかり頑張れば、抜けるかなと思いました。タイムは良くないと思うけど、レースの流れや、外、外を回ったので。力のある吉岡選手が逃げていて、そこを坂口選手が行って、その上をまくるのは簡単ではなかった」
太田のまくりに後位にいた小林は付け切れない。坂口、久米に続いた當銘直美が、最終3コーナー過ぎから太田のまくりに切り替えるように追い込んで2着。
「3番車だったので、(太田)りゆさんか、楓華さんの後ろを取れるかと思ったけど、2人ともどこかにいってどうしようと。楓華さんが行って、そこに乗って行って中団から走れるかと思って走りました。こういう大きいレースに向けて練習をしたので、いつもより余裕をもって走れたと思う。キツいコースを踏んで2着でしたし、脚は良かったと思う」
「(坂口)楓華の後ろでもいいと思ったけど、前にいた(小林)莉子さんの前は魅力で楓華よりも前にいたいと思った。(動きがあって)後ろに下がらないといけなくなってからは、楓華がどこにいるかと思っていて、ペースを感じながらもトップフォームで行けるタイミングを見計らっていました。前の併走で隊列がギュっとなるところをうまくいけたけど、思ったよりスピードを出せなかった。(最終)4コーナーまで(坂口と)踏み合って苦しかったです。2センターではしっかり頑張れば、抜けるかなと思いました。タイムは良くないと思うけど、レースの流れや、外、外を回ったので。力のある吉岡選手が逃げていて、そこを坂口選手が行って、その上をまくるのは簡単ではなかった」
太田のまくりに後位にいた小林は付け切れない。坂口、久米に続いた當銘直美が、最終3コーナー過ぎから太田のまくりに切り替えるように追い込んで2着。
「3番車だったので、(太田)りゆさんか、楓華さんの後ろを取れるかと思ったけど、2人ともどこかにいってどうしようと。楓華さんが行って、そこに乗って行って中団から走れるかと思って走りました。こういう大きいレースに向けて練習をしたので、いつもより余裕をもって走れたと思う。キツいコースを踏んで2着でしたし、脚は良かったと思う」
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梅川風子選手
6番手で打鐘を通過した梅川風子(写真)は、落ち着いて4番手で4コーナーから仕掛けた尾方真生のスピードを計りながら追いかける。尾方、岡本二菜が出切り、そこを最終1センター過ぎから梅川が踏み上げる。スピードの違いは明らかで、梅川があっさりとらえる。石井貴子がスムーズに梅川を追走して、3番手以下が離れる。梅川、石井のゴール勝負は、梅川の押し切りに軍配。しかしながら、1輪差まで詰め寄られただけに、梅川はこうジャッジする。
「山原(さくら)選手だったり、尾方選手が先手を取りたいだろうなっていうのは、なんとなく予想していた。ただ、その2人が出ていかないこともあるだろうと。(打鐘の)4コーナーで動きがあったので、一度見送ってからになりました。(そのあとに仕掛けて)出切れる感じがあったので、そこは問題ない。けど、道中のコンディションが良くない。スピードの乗りが良くないですね。私のなかでは全然ダメでした。ゴール前でバタつかないように。ゴール前でスピードが落ちてしまうと、抜かれてしまうので」
最後方の7番手に置かれた石井貴子だったが、前にいたのが梅川で恵まれを強調。マッチレースでの2着を反省まじりに振り返る。
「4番車だったので、中団から後方になってしまうだろうと。結果的には(後方にはなったけど梅川の後ろで)位置には恵まれました。(梅川の仕掛けに)集中して付いていけたけど、早めに追い込みにいかないといけない。(梅川が)強くて、並ぶことができないままゴールになってしまった。前回(ミッドナイト)は遅い時間だったけど、しっかりと自力で走れてトレーニングにはなったかなって思います」
「山原(さくら)選手だったり、尾方選手が先手を取りたいだろうなっていうのは、なんとなく予想していた。ただ、その2人が出ていかないこともあるだろうと。(打鐘の)4コーナーで動きがあったので、一度見送ってからになりました。(そのあとに仕掛けて)出切れる感じがあったので、そこは問題ない。けど、道中のコンディションが良くない。スピードの乗りが良くないですね。私のなかでは全然ダメでした。ゴール前でバタつかないように。ゴール前でスピードが落ちてしまうと、抜かれてしまうので」
最後方の7番手に置かれた石井貴子だったが、前にいたのが梅川で恵まれを強調。マッチレースでの2着を反省まじりに振り返る。
「4番車だったので、中団から後方になってしまうだろうと。結果的には(後方にはなったけど梅川の後ろで)位置には恵まれました。(梅川の仕掛けに)集中して付いていけたけど、早めに追い込みにいかないといけない。(梅川が)強くて、並ぶことができないままゴールになってしまった。前回(ミッドナイト)は遅い時間だったけど、しっかりと自力で走れてトレーニングにはなったかなって思います」
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尾崎睦選手
尾崎睦(写真)は児玉碧衣を6番手に置いて、真っ中団の4番手。3番手の太田美穂が打鐘2センター過ぎに踏み込んでいくが、先頭の熊谷芽緯もペースを上げて最終周回へ。太田は不発。児玉が反撃に出ると、合わせるように3番手の尾崎、さらに2番手から藤田まりあが仕掛ける。児玉は外に浮いて苦しい。尾崎は藤田のまくりに付け直して、態勢を整える。後退した太田が今度はインを進出するが、外を追い込んだ尾崎がゴール寸前で藤田を交わした。
「熊谷さんがいい感じで踏んでいたので、太田さんは出切れないかもしれないって、様子を見ながら冷静にいきました。そこが一番良かったなって思います。自分で踏んでいこうと思ったんですけどタイミングが狂ってしまったというか、ワンテンポ遅れてしまった。どうしようと思いながら中途半端になってしまいました。(最終)4コーナーではいけるかなって思ったんですけど、キツかったですね。シューズを換えてきていたので、その辺をどうするのかですね。換えるのか、換えないのか考えます」
熊谷が敢然と先行して、2番手の藤田まりあには好展開。最終バック手前からのまくりで2着に入った。
「自分よりもみなさんは脚があるので、前の方にいないと厳しいなと思って(スタートで)出ました。熊谷さんがめちゃくちゃ掛かっていてキツかった。(最終)バックで行くか迷ったんですけど、行かないとかぶってしまうなと思った。キツかったんですけど、無理やり外を踏みました。熊谷さんがかなり掛かっていたので、脚はたまっていなかった。なんとか無理やり行けた感じです」
「熊谷さんがいい感じで踏んでいたので、太田さんは出切れないかもしれないって、様子を見ながら冷静にいきました。そこが一番良かったなって思います。自分で踏んでいこうと思ったんですけどタイミングが狂ってしまったというか、ワンテンポ遅れてしまった。どうしようと思いながら中途半端になってしまいました。(最終)4コーナーではいけるかなって思ったんですけど、キツかったですね。シューズを換えてきていたので、その辺をどうするのかですね。換えるのか、換えないのか考えます」
熊谷が敢然と先行して、2番手の藤田まりあには好展開。最終バック手前からのまくりで2着に入った。
「自分よりもみなさんは脚があるので、前の方にいないと厳しいなと思って(スタートで)出ました。熊谷さんがめちゃくちゃ掛かっていてキツかった。(最終)バックで行くか迷ったんですけど、行かないとかぶってしまうなと思った。キツかったんですけど、無理やり外を踏みました。熊谷さんがかなり掛かっていたので、脚はたまっていなかった。なんとか無理やり行けた感じです」
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中釜章成選手
8番手から上昇した根田空史を前受けの太田海也が、赤板過ぎに突っ張り主導権を渡さない。4番手を中釜章成(写真)がキープして、根田は8番手に戻って打鐘を通過する。先行態勢の太田は、2センター付近から徐々にペースを上げて駆ける。4番手で脚をためた中釜は、最終2コーナー手前からまくりを打つ。荒井崇博のけん制を乗り越えて、2センターで太田に並んだ中釜がとらえて1着。2度目のGI出場でビッグ初勝利を遂げた。
「(周回中は)後ろだと100パーセント突っ張られるし、取れた位置からでした。ジャンから2センターは行くか迷ったが、まくりにかけました。ポイント制ですし、流れ込んでも良かったけど見ばえが悪いんで仕掛けた。それで無理なら力がないだけ。G1初勝利です。(GI初出場の)弥彦はたぎりすぎて体が、火照っていた。今回は平常心でチャレンジャーなので、仕掛けるところを逃さないようにと」
菅田壱道は、最終ホームでは6番手。中釜の先まくりで隊列が凝縮されたところを直線で外を伸びた。
「中釜君は一番いい位置でしたね。(最終)ホームで車間を空けていた。(中釜が)行き切るか見ながらで、自分は立ち遅れた。(近畿勢に)付いていけば、もっと着が良かったと思う。脚を使っていなくて、すんなりあの位置からの2着で調子は悪くないと思うけど、考えて反省したい」
「(周回中は)後ろだと100パーセント突っ張られるし、取れた位置からでした。ジャンから2センターは行くか迷ったが、まくりにかけました。ポイント制ですし、流れ込んでも良かったけど見ばえが悪いんで仕掛けた。それで無理なら力がないだけ。G1初勝利です。(GI初出場の)弥彦はたぎりすぎて体が、火照っていた。今回は平常心でチャレンジャーなので、仕掛けるところを逃さないようにと」
菅田壱道は、最終ホームでは6番手。中釜の先まくりで隊列が凝縮されたところを直線で外を伸びた。
「中釜君は一番いい位置でしたね。(最終)ホームで車間を空けていた。(中釜が)行き切るか見ながらで、自分は立ち遅れた。(近畿勢に)付いていけば、もっと着が良かったと思う。脚を使っていなくて、すんなりあの位置からの2着で調子は悪くないと思うけど、考えて反省したい」
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郡司浩平選手
3車の郡司浩平(写真)ラインが、前団に構える。突っ張り気味に踏んでから関東コンビを受けた郡司は、3番手に収まる。6番手を北津留翼と山田久徳で取り合って打鐘を迎える。上がらない小林泰正のペースを見極めた郡司は、2センターから判断良く仕掛ける。郡司が叩き切って先行策。佐藤慎太郎、竹内智彦が続いて、小林は4番手。インで山田に踏み勝った北津留は、最終2コーナー手前からまくる。佐藤に振られた北津留のスピードが鈍り、郡司が二の足で逃げ切った。
「楽に出させて(別線に)ポンポンって行かれると最悪なので、ペースを上げて(小林)泰正を出させた。その分、(山田)久徳さんも来られなかったんだと思う。3番手が取れてからは、(過去に)いい位置が取れすぎて仕掛け遅れちゃうっていう反省のレースもあった。それで(最終)ホームで行けると思ったんで、行きました。感覚的には良かったけど、キレという点では重たさがあった。アップの時からキレがなかったですね」
北津留にはタイヤ差で先着した佐藤慎太郎が2着で、人気のワンツー決着。佐藤が郡司の仕掛けを称える。
「(3番手から叩いて逃げ切った郡司は)なかなかあのレースができる選手が少ないと思うので、郡司はさすがだなと。あそこで待つよりは、行ってしまった方がいいっていう判断だったんでしょうね。(北津留のまくりは)もうちょっと引きつけて、体を当てられれば良かった。結果、避けられて大外を伸びられてしまった。そこは反省点かなと。(自分の手ごたえとして)悪くないです」
「楽に出させて(別線に)ポンポンって行かれると最悪なので、ペースを上げて(小林)泰正を出させた。その分、(山田)久徳さんも来られなかったんだと思う。3番手が取れてからは、(過去に)いい位置が取れすぎて仕掛け遅れちゃうっていう反省のレースもあった。それで(最終)ホームで行けると思ったんで、行きました。感覚的には良かったけど、キレという点では重たさがあった。アップの時からキレがなかったですね」
北津留にはタイヤ差で先着した佐藤慎太郎が2着で、人気のワンツー決着。佐藤が郡司の仕掛けを称える。
「(3番手から叩いて逃げ切った郡司は)なかなかあのレースができる選手が少ないと思うので、郡司はさすがだなと。あそこで待つよりは、行ってしまった方がいいっていう判断だったんでしょうね。(北津留のまくりは)もうちょっと引きつけて、体を当てられれば良かった。結果、避けられて大外を伸びられてしまった。そこは反省点かなと。(自分の手ごたえとして)悪くないです」
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山崎芳仁選手
中野慎詞は2車のラインでもちゅうちょすることなく大矢崇弘を突っ張り、そのまま主導権をキープする。今度は藤井侑吾が襲い掛かり、打鐘では両者の叩き合い。最終ホームでもまだ踏み合いが続いて、浮いた藤井は2コーナー手前で力尽きる。3番手にいた清水裕友に絶好の展開かに思われたが、逃げる中野の掛かりが良くバックでも仕掛けられない。2センターで清水が追い込むが、車は進まない。番手から山崎芳仁(写真)が、チャンスをモノにした。
「(中野が)先手を取りたい感じだった。藤井君は絶対に来ると思ったので、出させるのか合わせるのかは任せていました。清水君が構えてくれたので助かった感じです。自分はジャンで口が空いてしまって、大矢君をドカしている間に(中野が)踏んでいった。2周行ってくれたので抜けたんだと思います」
清水マークからコースを探した山田英明は、中のコースを伸びた。
「メンバーがメンバーだったので、記念とかなら魅せるレースもあるかなって思うんですけど、GIなんでね。(中野が突っ張って逃げるかは)わからなかったです。中野君は強いですね。一人で全部、仕事をしていた。(清水は仕掛ける)タイミングが難しかったと思います。合わされた選手が降りてきて、タイミングが難しくなったのかなって。自分としてはもうちょい欲しいですね。ポイント制なので危ないコースはいかずに無難なコースを選んだんですけど。九州のGIなので気持ちだけは入れてきた」
「(中野が)先手を取りたい感じだった。藤井君は絶対に来ると思ったので、出させるのか合わせるのかは任せていました。清水君が構えてくれたので助かった感じです。自分はジャンで口が空いてしまって、大矢君をドカしている間に(中野が)踏んでいった。2周行ってくれたので抜けたんだと思います」
清水マークからコースを探した山田英明は、中のコースを伸びた。
「メンバーがメンバーだったので、記念とかなら魅せるレースもあるかなって思うんですけど、GIなんでね。(中野が突っ張って逃げるかは)わからなかったです。中野君は強いですね。一人で全部、仕事をしていた。(清水は仕掛ける)タイミングが難しかったと思います。合わされた選手が降りてきて、タイミングが難しくなったのかなって。自分としてはもうちょい欲しいですね。ポイント制なので危ないコースはいかずに無難なコースを選んだんですけど。九州のGIなので気持ちだけは入れてきた」
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坂井洋選手
谷口遼平を出させずに、新山響平が突っ張って先行策。谷口は4番手に降りて、坂井洋(写真)は6番手に引く。8番手になった松本貴治は、2センターから巻き返す。それを察知した新山がペースアップして、最終周回へ。松本は4番手まで。坂井は2コーナー手前からまくり発進。逃げる新山の番手から和田真久留がブロック。けん制を受けた坂井だったが、直線で伸び返して1着。
「前(新山)がすごい掛かっていたし、遠くて、距離も長かったです。感触がいいとは言えないけど、良くなってはきている。(小倉は)スピード戦になるので得意だと思います」
ライン3車を生かして前受けから突っ張った新山響平は、坂井には屈したが2着に踏ん張った。
「谷口がいい勢いで来て、車間を切っておいて良かった。(谷口は)僕らの後ろに入ったのがわかって、あとは松本の仕掛けを警戒して回していた。自転車の感じが良くない。新車を出して、使ってみようと思います。練習で2日くらい使って、セッティングを出しやすかった。(前回の優勝で獲得賞金でのグランプリ出場争いが)ほんの少し有利になったので、攻めたレースをしやすくなった」
「前(新山)がすごい掛かっていたし、遠くて、距離も長かったです。感触がいいとは言えないけど、良くなってはきている。(小倉は)スピード戦になるので得意だと思います」
ライン3車を生かして前受けから突っ張った新山響平は、坂井には屈したが2着に踏ん張った。
「谷口がいい勢いで来て、車間を切っておいて良かった。(谷口は)僕らの後ろに入ったのがわかって、あとは松本の仕掛けを警戒して回していた。自転車の感じが良くない。新車を出して、使ってみようと思います。練習で2日くらい使って、セッティングを出しやすかった。(前回の優勝で獲得賞金でのグランプリ出場争いが)ほんの少し有利になったので、攻めたレースをしやすくなった」
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松浦悠士選手
窓場千加頼の上昇に、取鳥雄吾は誘導を残して下げる。窓場の上を小原佑太、青野将大の順で出る。赤板2コーナー過ぎに先頭に立った青野は、そのままペースを上げて駆ける。3番手の小原の外でタイミングをうかがった取鳥は、最終ホーム手前から仕掛ける。青野、取鳥で踏み合いになり、そこに窓場のまくりが迫る。最終2コーナー過ぎから外に持ち出した松浦悠士(写真)は、取鳥の余力を確かめながら3コーナーで窓場をけん制。青野をとらえた取鳥は直線の入口でいっぱいで、松浦が抜け出した。
「(取鳥は)すかさず叩けたら良かったけど、青野君もペース上げていたんで(取鳥)雄吾もキツかったと思う。そのあとも(最終)1コーナーでドリフトして、でも(取鳥の)最近のデキから2コーナーでもうひと踏みをしてくれた。ただ、歓声が聞こえたので、窓場君が来たんだろうと。それでひと振りしながらでした。(窓場を)体で止められれば、雄吾ももうちょっと残っただろうし、園田(匠)さんも上位着があったと思う。そこは窓場君にうまくやられた。でも、思ったよりも外で動けている。いままではあんな動きをしていたら、外に食われていたと思う」
小原マークの永澤剛は、最終バックでは9番手。前が団子状になりコースもなく、永澤は大外を鋭く伸びて2着に届いた。
「オバユウ(小原)なら行けると思って、迎え入れたんですけどね。内に詰まってたんで…。自分は2着だし、とくに気になるところもないです」
「(取鳥は)すかさず叩けたら良かったけど、青野君もペース上げていたんで(取鳥)雄吾もキツかったと思う。そのあとも(最終)1コーナーでドリフトして、でも(取鳥の)最近のデキから2コーナーでもうひと踏みをしてくれた。ただ、歓声が聞こえたので、窓場君が来たんだろうと。それでひと振りしながらでした。(窓場を)体で止められれば、雄吾ももうちょっと残っただろうし、園田(匠)さんも上位着があったと思う。そこは窓場君にうまくやられた。でも、思ったよりも外で動けている。いままではあんな動きをしていたら、外に食われていたと思う」
小原マークの永澤剛は、最終バックでは9番手。前が団子状になりコースもなく、永澤は大外を鋭く伸びて2着に届いた。
「オバユウ(小原)なら行けると思って、迎え入れたんですけどね。内に詰まってたんで…。自分は2着だし、とくに気になるところもないです」
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岩本俊介選手
8番手から動き出した小川真太郎に併せ込まれた脇本雄太は、7番手に引いて赤板を迎える。前受けの酒井雄多が誘導を使ったまま打鐘。脇本は仕掛けられず、3番手にいた岩本俊介(写真)が2センターから仕掛ける。岩本が主導権を奪うも、和田健太郎が連結は外して番手には酒井が入る。インから追いかけた和田が佐藤友和をさばいて3番手。脇本は最終1コーナーで仕掛ける。逃げる岩本の加速に、脇本は前が遠い。番手の酒井も岩本に1車身の車間が空く。脇本は2センターで佐藤のブロックを受けて不発。岩本がそのまま押し切った。
「小倉なのでかぶったら無理ですし、そのあとスイッチしていってもって思っていた。それで緩んだら行こうと。一番強い脇本君を後ろに置いて緩んだところで行けたので、一番いいレースができたんじゃないかなって。(感触は9月の)共同通信社杯で怪我をしてから一番良かったんじゃないですかね。長い距離も行けて、精神的にもベクトルが前に向いている」
岩本の仕掛けに反応して踏み上げた酒井雄多は、和田にからまれることもなく番手から流れ込んだ。
「(小川に追い上げられた脇本が7番手に下げて)初めに動くのは脇本さんだと思っていたんですけど。追い上げみたいのがあって焦って踏みそうになったんですけど、なんとか(自分を)落ち着かせた。(岩本が仕掛けてきたタイミングは)スピードがすごくて、誰だかわからなかったんですけど。でも、自分でも踏んでいなかったら、あのまま離れていって終わっていたと思う。必死に追いかけていったんですけど、差せなかった。脚の状態は自分のなかですごくいいんですけど。正直、(GIの)雰囲気にのまれていて、走る前に目の前がチカチカしていて大丈夫かなって思った。ビギナーズラックですね」
「小倉なのでかぶったら無理ですし、そのあとスイッチしていってもって思っていた。それで緩んだら行こうと。一番強い脇本君を後ろに置いて緩んだところで行けたので、一番いいレースができたんじゃないかなって。(感触は9月の)共同通信社杯で怪我をしてから一番良かったんじゃないですかね。長い距離も行けて、精神的にもベクトルが前に向いている」
岩本の仕掛けに反応して踏み上げた酒井雄多は、和田にからまれることもなく番手から流れ込んだ。
「(小川に追い上げられた脇本が7番手に下げて)初めに動くのは脇本さんだと思っていたんですけど。追い上げみたいのがあって焦って踏みそうになったんですけど、なんとか(自分を)落ち着かせた。(岩本が仕掛けてきたタイミングは)スピードがすごくて、誰だかわからなかったんですけど。でも、自分でも踏んでいなかったら、あのまま離れていって終わっていたと思う。必死に追いかけていったんですけど、差せなかった。脚の状態は自分のなかですごくいいんですけど。正直、(GIの)雰囲気にのまれていて、走る前に目の前がチカチカしていて大丈夫かなって思った。ビギナーズラックですね」
<11R>

眞杉匠選手
佐々木豪が切って出るが、阿竹智史が連結を外す。追い上げた阿竹に合わせて、伊藤颯馬が踏んで赤板2コーナー過ぎに出る。中団で外併走の眞杉匠(写真)は、打鐘3コーナーで前団を叩きに出る。眞杉が最終ホーム過ぎに主導権を奪取。松谷秀幸はすんなりだが、山賀雅仁は伊藤にからまれながらも3番手に続く。山田庸平のアシストもあり、伊藤は4番手に入り、浮いた佐々木は苦しい。番手の松谷が直線で差を詰めるが、眞杉が振り切って1着。
「赤板で(佐々木が)切りに行った時、(阿竹に)前に入られてミスした。そのあとも中途半端でした。阿竹さんが追い上げると思って、そこで仕掛けるのも遅れてしまった。構わずにジャンで行くべきでした。理想はあそこで行かないとなので。ジャンで行った方が後ろも付きやすかったと思う。アップの時にセッティングなのか、体なのか、良くなくて、最後まで自転車とシューズをいじっていました。納得の形が出ていないので、修正できればって思います」
一瞬、バランスを崩した眞杉を追走した松谷秀幸は、半車輪差の2着をこう振り返る。
「ジャンは落車しそうでした。あとは(眞杉が)どこで行くのかなと。追走はできているが、あの展開なら抜きたいなって。Sを取れているし、ゴール前までしっかりと自分の仕事はできた。あとは抜ければ良かったですけど」
「赤板で(佐々木が)切りに行った時、(阿竹に)前に入られてミスした。そのあとも中途半端でした。阿竹さんが追い上げると思って、そこで仕掛けるのも遅れてしまった。構わずにジャンで行くべきでした。理想はあそこで行かないとなので。ジャンで行った方が後ろも付きやすかったと思う。アップの時にセッティングなのか、体なのか、良くなくて、最後まで自転車とシューズをいじっていました。納得の形が出ていないので、修正できればって思います」
一瞬、バランスを崩した眞杉を追走した松谷秀幸は、半車輪差の2着をこう振り返る。
「ジャンは落車しそうでした。あとは(眞杉が)どこで行くのかなと。追走はできているが、あの展開なら抜きたいなって。Sを取れているし、ゴール前までしっかりと自分の仕事はできた。あとは抜ければ良かったですけど」
<12R>

古性優作選手
5番手の佐々木悠葵、8番手の町田太我が合わせて上昇。古性優作(写真)は町田が押さえて出ると、ソツなく3番手を確保。浮いた佐々木は7番手に下げて、古性はそれほど脚を使うことなく好位を手に入れる。5番手の伊藤旭にも動く気配はなく、町田がそのまま徐々にペースを上げて逃げる。最終ホームは、一本棒の隊列で通過する。盤石の古性が、まくり上げて一気に加速。バックで町田をとらえて、稲川翔の追走。稲川に詰め寄られた古性だったが、1着で断然の人気に応えた。
「(中四国勢を受けて3番手に入ってからは)もっと動きがあるかと思ったけど、(動きがなくて)予想外でした。(まくりの感触は)めちゃくちゃ悪いですね。小倉は流れる感覚が一切ない。4年かけて修正して、年々少しずつ克服できたらいいと思います」
前回の防府記念では2日目に失格を喫した稲川翔が、古性とのワンツーでシリーズを順調に滑り出した。
「まずは僕がしっかりと付け切ること。GIなんで1ミリも油断せずにゴール勝負したけど、抜けなかった。要所、要所で口が空いたりしたんで、そこを考えて2走目以降につなげたい。(前回の失格は)自分のやることを見誤ってしまった。調子はそこまで悪くなかった。そこからは体調を整えながら、(今回に向けて)やるべきことをやってきた」
「(中四国勢を受けて3番手に入ってからは)もっと動きがあるかと思ったけど、(動きがなくて)予想外でした。(まくりの感触は)めちゃくちゃ悪いですね。小倉は流れる感覚が一切ない。4年かけて修正して、年々少しずつ克服できたらいいと思います」
前回の防府記念では2日目に失格を喫した稲川翔が、古性とのワンツーでシリーズを順調に滑り出した。
「まずは僕がしっかりと付け切ること。GIなんで1ミリも油断せずにゴール勝負したけど、抜けなかった。要所、要所で口が空いたりしたんで、そこを考えて2走目以降につなげたい。(前回の失格は)自分のやることを見誤ってしまった。調子はそこまで悪くなかった。そこからは体調を整えながら、(今回に向けて)やるべきことをやってきた」
≪2日目一次予選1≫
<3R>

平原康多選手
5月に日本選手権を制して年末のグランプリ出場を確実なものにしている平原康多(写真)だが、直近は寬仁親王牌、京王閣記念と2場所連続で落車。今シリーズもそうだが、グランプリに向けても状態面が心配される。
「(今年はここまで)なかなか体を立て直せない感覚があった。寬仁親王牌で転んじゃって、帰りにひらめいたことがあった。それで前回の京王閣ではいい方向に出たけど、2場所続けて転んだ。それで立て直すことを重点的にやった。納得のいく段階まではできました。直前はバンクが使えなくて、街道でやってきた。それなりに踏めているかなと。とにかくGIの優勝を目指してやっているので、みんなで関東の力を合わせてやっていきたい」
前々回の寬仁親王牌では通算2度目のGIファイナル進出を果たした寺崎浩平は、前回の四日市記念を7412着。決勝は、北日本勢の2段駆けにまくりで抵抗した。
「(今年は)後半戦に寬仁親王牌で決勝に乗れたし、(続く前回の)四日市でもいい流れで来られているかなと思います。(8月の)オールスターのあとにフレームとかをすべて一新して、それがハマっているのかなと。(前回のあとは)疲労をためてしっかりと練習してきたので、明日(初日)が休みでも影響はないかなと。(一次予選1で相手の北井佑季は)格上なのでチャレンジャーの気持ちでやりたい」
「(今年はここまで)なかなか体を立て直せない感覚があった。寬仁親王牌で転んじゃって、帰りにひらめいたことがあった。それで前回の京王閣ではいい方向に出たけど、2場所続けて転んだ。それで立て直すことを重点的にやった。納得のいく段階まではできました。直前はバンクが使えなくて、街道でやってきた。それなりに踏めているかなと。とにかくGIの優勝を目指してやっているので、みんなで関東の力を合わせてやっていきたい」
前々回の寬仁親王牌では通算2度目のGIファイナル進出を果たした寺崎浩平は、前回の四日市記念を7412着。決勝は、北日本勢の2段駆けにまくりで抵抗した。
「(今年は)後半戦に寬仁親王牌で決勝に乗れたし、(続く前回の)四日市でもいい流れで来られているかなと思います。(8月の)オールスターのあとにフレームとかをすべて一新して、それがハマっているのかなと。(前回のあとは)疲労をためてしっかりと練習してきたので、明日(初日)が休みでも影響はないかなと。(一次予選1で相手の北井佑季は)格上なのでチャレンジャーの気持ちでやりたい」
<4R>

松井宏佑選手
松井宏佑(写真)は、昨年の競輪祭を準V。初タイトルを逃して期する思いで臨んだ今年は、8月のオールスターで優出も決勝は4着。まだタイトル奪取には至っていない。
「去年(競輪祭で)悔しい思いをして、今年獲るつもりでやってきたけど難しいところもあります。(GIは)ここが今年最後なので獲るつもりです。あとは一戦、一戦、しっかりと戦うだけです。かなり追い込んできて、ちょっとオーバーワークだけど、調整してきたんで問題ないと思います。今回に向けて新車をつくってきたんで、それで練習をしてきて踏めている感じがあります」
前々回の寬仁親王牌では2日目に失格を喫した吉田拓矢は、前回の防府記念を2129着で上々の手ごたえを得た。21年に初戴冠を果たした競輪祭だけに、まずは抜かりなくポイントを稼ぎたいところだろう。
「(前回は)感触が良かったので、いい開催になった。(そのあとも)計画的に練習を積めました。感じとしては、この前の防府と変わらないかなと。競輪祭は優勝もしているけど、(一昨年は)2回落車もしているんでいいのか悪いのかわからないところもありますね」
「去年(競輪祭で)悔しい思いをして、今年獲るつもりでやってきたけど難しいところもあります。(GIは)ここが今年最後なので獲るつもりです。あとは一戦、一戦、しっかりと戦うだけです。かなり追い込んできて、ちょっとオーバーワークだけど、調整してきたんで問題ないと思います。今回に向けて新車をつくってきたんで、それで練習をしてきて踏めている感じがあります」
前々回の寬仁親王牌では2日目に失格を喫した吉田拓矢は、前回の防府記念を2129着で上々の手ごたえを得た。21年に初戴冠を果たした競輪祭だけに、まずは抜かりなくポイントを稼ぎたいところだろう。
「(前回は)感触が良かったので、いい開催になった。(そのあとも)計画的に練習を積めました。感じとしては、この前の防府と変わらないかなと。競輪祭は優勝もしているけど、(一昨年は)2回落車もしているんでいいのか悪いのかわからないところもありますね」
<5R>

犬伏湧也選手
直近の4場所は、単騎だった京王閣記念での優勝を含めて3Vと勢いのある犬伏湧也(写真)は、前回の和歌山の完全Vから中4日。
「(良くなってきた要因は8月の)オールスターくらいからセッティングを変えて、それがなじんできた。(3場所前の)寬仁親王牌の時から調子が良くて、そこの延長線で来られているかなと。(中4日は)ケア中心で練習も軽くやって、調整をしてきた。(競輪祭での)悪いイメージを払しょくしたい」
今年、S級S班として不本意なシーズンだった山口拳矢だが、2勝をマークした前回の防府記念での感触は悪くなかったようだ。
「(今年は)見ての通りの成績なんで、決勝に乗れた回数も少ない。思った成績が残せていないので、フラストレーションがたまりますね。ただ、前回の防府でやっといい時の感じで踏めた。今年のなかでは良かったかなと。ただ、(2日目から)5走連続はキツいですね」
「(良くなってきた要因は8月の)オールスターくらいからセッティングを変えて、それがなじんできた。(3場所前の)寬仁親王牌の時から調子が良くて、そこの延長線で来られているかなと。(中4日は)ケア中心で練習も軽くやって、調整をしてきた。(競輪祭での)悪いイメージを払しょくしたい」
今年、S級S班として不本意なシーズンだった山口拳矢だが、2勝をマークした前回の防府記念での感触は悪くなかったようだ。
「(今年は)見ての通りの成績なんで、決勝に乗れた回数も少ない。思った成績が残せていないので、フラストレーションがたまりますね。ただ、前回の防府でやっといい時の感じで踏めた。今年のなかでは良かったかなと。ただ、(2日目から)5走連続はキツいですね」
<6R>

深谷知広選手
獲得賞金ランク10位の深谷知広(写真)にとっては、グランプリ出場には優出が絶対条件になるプレッシャーのかかるシリーズだ。
「(今年はここまで)比較的、安定していた。ただ、そのなかで突き抜けていい成績がなかった。(前回のあとは)普通に練習をしてきました。(状態としては)悪くはないけど、良くはない。(獲得賞金でのグランプリ出場がかかっているけど)やることは一緒なので、1走、1走、頑張りたい」
デンマークで行われた世界選では37年ぶりに男子ケイリン種目で金メダルを獲得した山崎賢人は、その後の高松FIを411着、岐阜FIを122着。9車立ては9月の共同通信社杯以来になる。
「(金メダルは)みんなが喜んでくれるし、うれしいですね。(パリ五輪に出場できなくて)悔しい気持ちを(世界選で)バネにできました。(競輪を2場所走って)僕の感覚は普通かなと。もうちょっと良くなると思います。(練習は)伊豆でロードと機械系を使ってやってきました」
「(今年はここまで)比較的、安定していた。ただ、そのなかで突き抜けていい成績がなかった。(前回のあとは)普通に練習をしてきました。(状態としては)悪くはないけど、良くはない。(獲得賞金でのグランプリ出場がかかっているけど)やることは一緒なので、1走、1走、頑張りたい」
デンマークで行われた世界選では37年ぶりに男子ケイリン種目で金メダルを獲得した山崎賢人は、その後の高松FIを411着、岐阜FIを122着。9車立ては9月の共同通信社杯以来になる。
「(金メダルは)みんなが喜んでくれるし、うれしいですね。(パリ五輪に出場できなくて)悔しい気持ちを(世界選で)バネにできました。(競輪を2場所走って)僕の感覚は普通かなと。もうちょっと良くなると思います。(練習は)伊豆でロードと機械系を使ってやってきました」