配信 2004年1月25日



若生武則の競輪祭レポート(最終日編)


表彰式
第45回競輪祭競輪王決定戦(GI)は好位置をキープした小橋正義が見事その栄冠を手中に収めました。小橋は、なんと約2年6ヶ月ぶりにGI優勝でした。 
これでまた1人GI戦線に有力な選手が戻ってきました。今後の大きな大会での活躍が期待できますね。

こんにちは、けいりんマガジンの若生です。

決勝戦は見応えがありましたね。カマす友定に、追う佐々木、その後ろを、小川と小野と小橋で取り合い、その外を岡部が捲る展開になったのですが、ゴール前は佐々木のパワーと小橋の技のぶつかり合いで、ほんの僅か先にゴールしたのは、小橋でした。
ゴール後、審判放送で、小橋と香川が審議にかかり、その決定が出るまでの不安と、出た後の喜びの小橋の表情が印象的でした。
競輪って、やっぱりいいプロスポーツですね!
次は、花月園で開催される東王座戦、観音寺で開催される西王座戦でまたお会いしましょう。


■決勝戦
見どころ

やはりラスト一周前で、友定が単騎でかましたのがポイントでした。それを追いかける佐々木、その後ろがごちゃごちゃに。
ゴールは僅かに先着した小橋。

(写真:第45回競輪祭決勝戦ゴール)

ある時間で
決勝に出場する選手たちは何をしていたのか気になるところですよね。で、9R発売中の決勝出場9選手を追って見ました。大体同じ時間に激写! 
選手ってウォーミングアップを丹念にしているものなのですよ。

香川雄介選手

佐々木則幸選手

小野俊之選手

小川圭二選手

小橋正義選手

岡部芳幸選手

佐藤慎太郎選手

池尻浩一選手

友定祐己選手


→ダッグアウトから



■タッグアウトから

<1R>
  ■捲って1着の中村美千隆

「逃げて1着とりたいですね。(稲垣裕之とは)同じ近畿。でも別線の時は割り切っていきますよ」


<2R>
  ■最後方から一気に捲った井上昌己

「今日は勝ちを意識しすぎました。全然ダメです。今回の出来は最悪でしょ(苦笑)、初日に負けちゃって、気持ちが萎えましたね。また一から出直してきます」


<3R>
  ■2着の兵藤一也

「仕上げてきたんですけどね、展開がなかなかね…難しいです。また、次がんばりますわ」
写真は、兵藤と同期で仲のいい大塚健一郎。

(写真左:兵藤選手、右:大塚選手)


<4R>
  ■先行した谷津田将吾

「今日は気持ち良かったですね、やっぱ先行の方が気持ちいいです、でもあっさり捲られちゃって。まだまだ練習が足らないなって思いました。でも、やっぱり特別っていいですね。先輩からいろんな話を教えてもらえるし、雰囲気もちがいますよね。もっと特別に出れるようにがんばります!」


<5R>
  ■1着の高谷雅彦

「もう、最後の力を振り絞りましたよ、今日は。32歳にもなるとバッテリーが切れるんだよ」
直線鋭く追い込んだ川口満宏に向かい長塚智広は「ダメですよ、もっとハンドル投げないと」
川口「それ、お客さんにも言われた」
長塚「それにしても、川口さん伸び過ぎ、正月のつきたての餅みたいに」
川口「お前、うまいこと言うね」


<6R>
  ■1着の伏見俊昭

伏見は対戦した松岡彰洋に向かい「5連敗して、やっと今日(松岡さんに)勝てました」
松岡は伏見に「次がんばります!」
伏見「いや、もういいです(笑)」


<7R>
  ■舘泰守

「村上(義弘)さんが突っ張ると思ったんですけどね、村上さん、さっさと引いちゃたんで、村上さんと中団取り合うよりと思って行きました」


<8R>
  ■先行した荒井崇博

「どこで休むのよ、アレ!? きっつぅぅ。でも4着じゃ意味ねー!」


<9R>
  ■中部別線になった加藤慎平

「堤(洋)さんもいるし、決まらないと思ったから、完全別線。(吉田)敏洋が落ちちゃったからね・・・。今回、ばっちり仕上げてきたんだけどね、うまく行かないね。でも次2ヶ月連続でビッグだからね。また、次がんばります」


<10R>
  ■4着の星島太

「ぶざまなレースをしてしまいました。でも、いつもだったら9着コースなのに4着に行けただけでも上出来です」


<11R>

  ■3着の佐藤慎太郎

「あれで外行って伸びてたら、何度でも獲ってますよ(笑)。今日は、岡部さんのおかげです」
  カマシた友定祐己

「タイミングは良かったんだけど、脚がなかっただけです。もっと千切れれば良かったんですけどね。4コーナーまで追いつかれなければな・・・」

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