『第47回競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦(GI)レポート』 初日編
 
配信日:1月26日

■私的明日の展望


10R 二次予選

渡部哲男-吉岡稔真-紫原政文
市田佳寿浩-金田健一郎
渡邉一成-有坂直樹-十文字貴信
幸田光博
このレースはとても興味が沸くレースだ。渡部と吉岡の不動会ラインと今売り出し真っ最中の渡邉の先手争い。そこを捲るか粘るかする市田。個人的に渡部はどうするのかどのような戦法を取るのか気になるところだ。
さてどうなるか、私はやはり渡邉が先手を取り、渡部、市田が捲りになるのではないかと思う。となると、吉岡の出番だろう。
私は、吉岡から行きたい。

11R 二次予選

武田豊樹-神山雄一郎-渡邉晴智
三ツ石康洋-池尻浩一-佐藤康紀
松岡彰洋-浜口高彰-佐々木健司
武田の調子は今ひとつのような気がする。そうすると調子が良さそうな三ッ石がいいのでは。私は池尻から考えたい。

12R ダイアモンドレース

村上義弘-前田拓也-小倉竜二
小嶋敬二-加藤慎平
山崎芳仁-岡部芳幸
海老根恵太-兵藤一也
細切れ戦となった12レースだが、先行は村上だろう。ラインも長いので良い感じかもしれない。
しかし私はあえて小嶋から行きたい。本日のレースを見ていると素晴らしく強い。この好調はまだ続くと思われるのだが。


※並びは当日の日刊紙・専門紙・練習走行でご確認下さい。
※展望はあくまで想定であり、実際の並びとは異なる場合があります。



若生武則の 『第47回競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦(GI)レポート』
初日編



2006年初めのGI競輪祭初日はいかがだったでしょうか。
風が無いため、先行有利なバンクのような決まり手でバンバン決まっていましたね。
そして、新旧交代の波も一段と激しさが増してきていますね。
明日は二次予選、ダイアモンドレースが行われます。準決勝に進出する選手はどの選手たちなのでしょうか。明日は絶対見逃さず、観戦してください。
こんにちはKEIRINマガジンの若生です。
競輪に顔を出していないそこの貴方!明日は是非、競輪場に来てくださいね。

明日は競輪学校の91回生によるネクストジェネレーションレースを行います。遠めだと分かりづらいと思いますが、フレームやホイールが違います。是非見に来てください。
本日リハーサルが行われ、そのときの写真です。
ネクストジェネレーションレース 出走表 >>

また、小倉競輪場の4階に次世代の競輪に使用されるであろう自転車もディスプレイされています。見に来てくださいね。

■競輪祭連続出場選手表彰
10年連続
伏見俊昭、小川圭二、小嶋敬二、吉岡稔真の4人が表彰されました。
20年連続
鈴木誠が表彰されました。
10年連続 20年連続


■選手宣誓
大分の小野俊之選手が、気合を込めて開会宣言をおこないました。

■オープニング
ソフトバンクホークスのチアガールの激しいダンスで開幕!

もはや競輪祭恒例となった実況アナウンサーファン投票。
初日の実況は奈良や和歌山を中心に実況されている生田嘉宏アナウンサーでしたがいかがでしたか?スケジュールの都合で残念ながら生田アナウンサーのご紹介はできなかったのですが、2日目を担当される斉藤直樹アナウンサーにお話をうかがうことができました。

(斉藤直樹アナウンサー)昨年に続いて実況を担当させていただくことになりましたが、昨年に引き続き選んでいただいたのは私だけということで、ファンの皆さんには本当に感謝しています。
昨年は初めての競輪場ということで、照明があるとは言え屋根があるので少し暗く、また非常に高い所から実況しなければならなかったので苦労した思い出があります。また緊張もしましたし。
今回も、いつも通り実況したいと思っています。私は直木賞作家、阿佐田哲也さんの「私はいろいろなギャンブルをしてきたが、コク・味わい・読み、どれをとっても競輪がナンバーワン」という言葉が好きです。ファンの皆さんに、その競輪のコクを伝えることができればと思います。
私事ですが、昨年12月31日に退職しました。まだ体力もあるし、若い人には負けないつもりですが(笑)。今回は最後の実況というつもりで調べてきました。昭和47年の後楽園からこの仕事を始めて、33年の長い間実況できたのもファンの皆さんの応援があったからこそと感謝しています。今後は、一ファンの立場として競輪の発展を見守っていきたいです。

■レースリプレイ

初日特選
10R
周回は伏見、有坂、小嶋、小野、海老根、兵藤、稲垣、金田、小川。
赤板前で稲垣が動くと、それをけん制するように海老根が動き先頭へ出たが、稲垣はさらに踏み込み先行。
後方に置かれた小嶋が最終ホームから捲り上げるが、最終2センター金田にブロックされる。そこを海老根に捲られるが小嶋は粘り2着。1着は海老根、海老根を追走した3着兵藤。
11R
周回は山崎、神山、石毛、鈴木、石丸、合志、村上、加藤、山内。
赤板から村上が上昇、そのまま先行態勢に突入。
豪快に逃げる。後ろはもつれ、ゴール前では山内のけん制により落車が発生。結局1着加藤2着村上で決まった。
12R
市田、前田、荒井、小倉、佐藤、岡部、武田、後閑、高木で周回。
赤板過ぎから武田が先行態勢に入り、そのまま踏み込んで行った。後ろはもつれなかったが、市田のイン粘りなどで、混戦に。そこを一気に捲ったのが岡部だった。直線で前田が交わし1着。2着に岡部が粘った。


→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■ダッグアウトから

<3R>
  松本一成の先行を捲りきれなかったが、なんとか3着に入った佐々木則幸
「中団とれたんで、3人で決まると思ったんですけど、ちょっと僕の車が出ませんでしたね。(風邪のため)息ができないのがやっぱり苦しいです」


<4R>
  自ら捲って1着の紫原政文
「(井上)昌己が一発で止められればよかったんですけどね…。たまたま、今日は車が出ましたね。やっぱり乗りたいっていう思いが強いから違いますね」


<5R>
  先行して3着に粘った渡邉一成
「踏みっぱなしできつかったです。高速バンクじゃなかったら、3着まで残れなかったですね。でも、僕は2日目から脚が軽くなっていくタイプなんですよ、なので明日も脚の方は大丈夫だと思います」


<6R>
  同着1着の一丸安貴と松岡彰洋
「松岡さん打鐘で行ってくれました。何があっても残さないといけないと思っていました。そうしたら残そうと思ったら、松岡さんがギュンギュンって踏んでいくから『あれ?』って感じでした」


<7R>
  佐々木龍也
「たまたま勝てただけですよ。皆さんの応援のおかげです」
4着でなんとか一次予選を突破した佐々木健司は
「ギリギリ。でも、坐骨神経痛がよくなってきたから頑張りますよ」


<8R>
  捲って1着の三ツ石康洋
「本当は先行で行きたいんですけど、先に行かれたんで、流れで捲りに行きました。ガッツポーズは吉岡(稔真)さんの真似なんです(笑)」


<9R>
  捲って1着の坂上樹大
「なんとか行けました。よかったです」
坂上の番手の岩見潤は「油断していたら抜けんかった(苦笑)」
吉岡稔真は「松永(晃典)が執拗にくるし、水書(義弘)のヨコをすんなり行けるかと思ったら、あいつも少し張りぎみにきたんできつかったです」


<10R>
  1着の海老根恵太
「自分で行こうと思ったら、ちょうど小嶋(敬二)さんとあっちゃいましたね」

  2着の小嶋敬二
「調子はよくないですね。カマシに行ったら、カマせなかったんで、4番手に入って、何にもできないでは終われないんで行きました」


<11R>
  先行する村上義弘を差して1着の加藤慎平
「ちょっと激しくなりすぎましたね。でも、村上さんがあれだけ豪快に行ってくれましたから、(山内)卓也さんもしっかり3番手の仕事をしてくれたし、自分の仕事をしただけです」
村上は「(後ろを)グダグダにさせちゃダメですね」


<12R>
  捲る岡部芳幸に切り替え1着の前田拓也
「楽についていけたし、身体の反応もよかったです。和歌山記念の決勝で失格したのが悔しくて、練習したんで脚はできていますね」

  自ら捲って2着の岡部芳幸
「市田(佳寿浩)が中団で粘るとは思わなかった。とっさの判断で行きました」

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