『第40回共同通信社杯競輪(GII)レポート』 初日編

配信日:9月13日

 宇都宮競輪場で大阪・関西万博協賛「第40回共同通信社杯競輪(GII)」が、9月13日に幕を開けた。自動番組編成によるオール一次予選で行われた初日は、脇本雄太がまくりで通算400勝を飾り、清水裕友、山口拳矢も白星を挙げたが、S級S班からはただ一人、新山響平が敗退した。9月14日のシリーズ2日目も引き続き自動番組編成により二次予選のA、Bで勝ち上がりが争われる。自動番組編成だけあって、二次予選Aの12レースではS級S班4人がいきなり激突する。
 開催中は、毎日、先着ファンサービスとして500人に餃子引換券をプレゼント。地元選手によるトークショー、専門解説者による予想会、餃子の実演販売、未確定車券抽選会などが予定されています。また、9月14日の2日目には、「爆上戦隊ブンブンジャーショー」、「ジャズライブ」、「ご当地ヒーローショー」、グルメフェスティバル(キッチンカーなどで栃木のグルメが大集合)なども行われます。宇都宮競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

第40回共同通信社杯競輪 開会式
第40回共同通信社杯競輪 開会式
前年度優勝の深谷知広選手から優勝杯の返還
前年度優勝の深谷知広選手から優勝杯の返還
敢闘宣言をする眞杉匠選手
敢闘宣言をする眞杉匠選手

<1R>

大川龍二選手
大川龍二選手
 埼玉コンビを連れた野口裕史が、打鐘から前団に襲い掛かる。しかしながら、前受けの島川将貴は突っ張って、野口を出させない。野口、島川の両者による激しい主導権争いで最終周回へ。島川が合わせ切り、野口は2コーナー手前から後退。一度は中団で平原康多と併走になった南修二が、さばいてまくりを打つ。番手の松本貴治が南を止めるが、島川もさすがにいっぱいで後続が詰まってくる。中四国3番手の大川龍二(写真)は、南との併走から直線で中のコースを踏む。さらに内を突く平原、外を追い込んだ松本に踏み勝った大川が1着。
 「本当に前がしっかり頑張ってくれたので、ミスをしないように心掛けていました。松本君も仕事をすると思ってましたし、そこで自分が水を差すようなことをしないように。(最終)ホームで平原さんがどこに降りてくるのか、その時に南さんが内から来るかとか。自分のなかで想定して走れました。ただ、もうちょっとできることがあったんじゃないかって、VTRを見て反省と修正をしたい」
 島川が別線を出させずに果敢に風を切り、番手の松本貴治はギリギリまで引きつけて追い込んだ。
 「もう前から(島川が突っ張る展開)なら、南さんのラインも付いてくると思った。(島川の)掛かりは良かったです。急にタレてくる感じもなかったですし、そんなに後ろからも来ている感じはなかった。もう少し残せたのかなっていうのはありますね。しっかり体は動いてくれている」

<2R>

山賀雅仁選手
山賀雅仁選手
 併せ込んでいた志田龍星を北井佑季が突っ張りそのまま主導権。北井がペースを握り、4番手に金子幸央、6番手に山崎賢人で、志田は8番手に下げて最終ホームを通過する。北井が1センター過ぎから踏み上げて逃げる。バックでは別線は仕掛けられない。3コーナーから山崎がまくり追い込むが、北井の掛かりがいい。北井ライン3番手の山賀雅仁(写真)は、直線の入口で外に持ち出してゴール線でわずかに前に出て突き抜けた。
 「3番手なんで内をしゃくられないように、まずはそこでした。(別線がまくって)来ても(佐々木)龍に任せて、自分はしっかりと締めて回らないとって。(山崎が)来てたんで、少し早かったけど踏ませてもらった。3番手は走り慣れてないので、(判断としては)難しいところですね。北井君の掛かりが良かったんで、それに尽きると思います。普段、調子がいいってあんまり言わないんですけど。これで調子が悪いって言ったら、なにを言ってんだってなっちゃうんで(笑)」
 別線には先頭を譲ることなく、突っ張り先行でレースを支配した北井佑季が2着。
 「(前回のあと)中3日の間もしっかりと練習してきたし、疲れは多少たまっているのかと。でも、今日(初日)、長い距離をいけているんで。あとは(最終)4コーナーからの踏み直し、末脚が課題だった。どこまで粘れるかだった。山賀さんにいかれたけど、そこは山賀さんが強かった。でも、結果的に1着ではなかったんで、足りない部分が多々ある」

<3R>

寺崎浩平選手
寺崎浩平選手
 打鐘過ぎに寺崎浩平(写真)が押さえて出て、4番手はが前受けから引いた郡司浩平と単騎の皿屋豊で併走。その後ろも重なり、後方で様子をうかがっていた取鳥雄吾は動かず最終周回。寺崎が徐々にペースを上げて駆けて、山田久徳は番手で車間を空ける。2コーナーで皿屋を弾いて踏み勝った郡司は、4番手のまま。郡司が2センター過ぎに踏み込んで、山田も詰めるが、ペース駆けの寺崎が押し切った。
 「郡司さんが前を取ったので、取鳥さんとどこでモガき合いになるかなって思っていたんですけど。(郡司が)中団で粘る動きがあったので、動きを見ながら合わせられるようにと。しっかり1回立ち上げて、郡司さんが中団から来ても合わせられるように。最後は(山田が車間を空けていることは)全然わからなかったんですけど、しっかり伸びるように踏んでいけた」
 ラインでのワンツーも、山田久徳は絶好の流れを生かせず半車輪差の2着。
 「郡司君がすんなり中団だったので、車間を空けようと思っていた。余裕をもっていたんですけどね。寺崎君がめちゃくちゃ強かったです。意外と単調なレースになった。寺崎君はすんなりだったのでやりやすかったんですかね。(最終)3コーナーからは僕のミスですね。車間を空けて郡司君を来させないようにしたところは、良かったと思うんですけど。疲れているわりに状態はいいと思う」

<4R>

山岸佳太選手
山岸佳太選手
 岩本俊介が切った上を佐藤一伸が、打鐘2センターで飛び出して先頭に立つ。3番手が単騎の福永大智と岩本俊介で重なる。6番手の佐々木悠葵は、前との車間を空けて前団の様子をうかがう。佐藤一は最終ホームからグングンと加速して駆ける。佐々木が車間を詰める勢いで2コーナー手前から仕掛ける。バック手前であっさりと佐々木がまくり切って、山岸佳太(写真)の追走。3番手の神山雄一郎は付いていけない。3番手に切り替えた佐藤慎太郎が中を踏み込むが、山岸が冷静に佐々木を交わした。
 「(佐々木は)落ち着いて走ってましたね。(佐々木がまくり切ったあとは後ろに佐藤)慎太郎さんがいたんで、(直線は)たぶん中だろうなと。(自分の感触としては)上がったり、下がったりで、9車立ての時がものすごく課題がある。(前々回の)オールスターもそうでしたけど、そういうのを感じながらまたやっている。ただ、(番手だと)比較的、余裕はある。あとは(前の選手が)ロングの時にもうちょっと仕事ができるように」
 別線をまくりで仕留めた佐々木悠葵は、上々の滑り出しもこう振り返る。
 「(周回中は)中団が一番良かったんですけど、誰もスタートで出なかったのでしょうがなく(前になった)。もうちょっと遅かったら行こうかと思ったけど、(佐藤)一伸さんも踏んでいた。(1走して)セッティングがあんまり良くないので、このあとに調節したい。なにも変えてないけど、運ぶ時にズレたのかもしれないですね。あんまりいい感じじゃなかった」

<5R>

山口拳矢選手
山口拳矢選手
 北日本勢を押さえた石原颯だが小岩大介とは息を合わず、小原佑太が番手に入る。そこを5番手の菊池岳仁が、打鐘4コーナーで仕掛ける。合わせて動いた小原が、菊池を出させずに最終1センター過ぎから駆ける。3番手で浮いた菊池と吉田拓矢がバッティングして、関東3番手の吉澤純平はバック手前からまくりを打つ。9番手になっていた単騎の山口拳矢(写真)も、吉澤を目標にするように踏み上げる。大外を回った山口だが、直線ではスピードの違いで先頭に立ちまくり切っての1着。
 「(最初の)並びの時点でああなると思っていた。佐藤(礼文)さんが離れていて、吉田君も降りていた。吉澤さんが追い上げていったので、乗っていければ1着があるかなって。冷静に回りは見えていました」
 結果的には4車ラインでの調和がとれず、内々で我慢した吉田拓矢は直線で狭いコースをこじ開けた。
 「菊池君がいいところで行ってくれましたけど、それを合わせた小原君が強かったです。菊池君も厳しいなって思って、吉澤さんも外を踏んでいたので当たれないなって。最後までコースがなくて厳しい展開だったんですけど、余裕はあった。ダッシュのところで消耗してしまっていたので、チェーンの長さを調整したい」

<6R>

清水裕友選手
清水裕友選手
 清水裕友(写真)は周回中の隊列を考えて、3番手から先に動いて打鐘3コーナーで切って出る。そこからは林大悟、南潤の順で動いて、さらに嘉永泰斗が襲い掛かる。最終2コーナー付近からは南、嘉永で踏み合いになり、清水は3コーナーからまくる。ラインを上位独占に導いて自らは1着の清水だが、慎重に言葉を選ぶ。
 「嘉永君が前受けだったんで、後ろが2人(林、南)が行ったあと叩くのは厳しいかと。それで(先に)1回切ってからと思いました。(自分以外の)3つのラインが踏み合う感じになって展開が向いた。(嘉永)泰斗が行ったところを、そのままスイッチしていけたら良かった。けど、反応がイマイチで見ちゃった。もう少し早く行けたら良かった。500バンクだったから(ラインで)決まった。バンクに助けられた」
 同県の清水に懸命に食い下がった桑原大志が2着。現状のコンディションを考えれば上デキだろう。
 「(清水に付いていて)ちょっと余裕がないですね。正直、まったく練習ができてない。自分の体との戦いで苦しい時期ですね。腰痛が長引いている。1日1回、練習したら、午後はできないっていう状態です。それ以上やったら(腰が)爆発しちゃうんじゃないかと」

<7R>

太田海也選手
太田海也選手
 松井宏佑が、3番手の新山響平にフタをして打鐘を通過する。2センターから踏み込んだ太田海也(写真)は、そこまで脚力を消耗することなく最終ホーム手前で出て主導権を奪う。3番手に飛び付いた岡崎智哉は、松岡貴久を外に弾いて好位を確保。浮いた松井は、村上博幸にけん制され一息。8番手からまくった新山は前が遠く、太田の掛かりがいい。ピタリと追走の小倉竜二だが、直線でも差は詰まらない。太田が松井、新山を不発にして逃げ切った。
 「松井さんが切らずにフタをしていたので、いい感じでターゲットになって脚を使わずに前に出られました。このバンクは初めてで、500バンクも久々だったんですけど。いいペースでは行けたと思います。でも、ギクシャクしたところもあったので、もっといいペースで上がってこられたかなって。(前回の)オールスターの感触も残っていたので、オールスターの1走目に比べたらいい感じで踏み込めたと思います」
 3番手奪取の岡崎マークの村上博幸が直線で伸びた。
 「後ろ攻めになったらキツいだろうと思っていたので、(前が取れて)良かったです。ほかの(機動型)3人がナショナルチームだったので、自分たちも前々にいないと勝負にならないと思っていました。最後は2着までいけたんですけど。焦りもあって最終バックでムダ脚を使ってしまった」

<8R>

武藤龍生選手
武藤龍生選手
 単騎が3人いて実質的には、石塚輪太郎と深谷知広の2分戦。スタートを制した深谷が前受けから、石塚を打鐘過ぎに突っ張る。石塚は4番手の外併走で間合いを取りながら最終周回へ。ペースを握った深谷は落ち着いて別線を確認しながら、1センター過ぎからギアを上げて逃げる。2コーナー手前で山崎芳仁をキメ切れなかった石塚が再度仕掛けるも、番手の武藤龍生(写真)の横まで至らない。深谷の先行を利した武藤が、チャンスをモノにした。
 「(深谷には)スタートからなにから全部、やってもらいました。(深谷の先行は)抜群でした。仕事もしやすくて、付いてても強さを感じました。フレームを前回から換えているんですけど、自分はいい方にいっていると思います。ただ、(前回の決勝で付いた)脇本(雄太)さん、深谷さんに付いて、自分はまだまだだなって。自分をもっと高めていかないと。(セッティングは)8割方出ているけど、まだ煮詰まり切ってない」
 深谷ライン3番手の恩田淳平は、直線で外のコースを選択して追い込んだ。
 「深谷さんが前々に踏んでくれたんで助かりました。(深谷は)しっかりしたペースで、別線も自分の横くらいまでしか来なかった。自分は2回くらい外帯線を外しているところがあった。今日(初日)はメンバー的に安心しているところもあったけど、そこはしっかりと締めていかないと。(7月の)落車からは、徐々に良くなってきている」

<9R>

脇本雄太選手
脇本雄太選手
 誘導を残したまま脇本雄太(写真)が、高橋晋也ライン、栃茨コンビ、単騎の上野優太まで送り出して打鐘では7番手。先頭に立った高橋のペースを見極めて、脇本は最終ホーム手前でスパート。それを察知した高橋も踏み上げる。合わされながらも、脇本が力の違いで3コーナーでねじ伏せる。和田健太郎が続いて、近藤保は坂井洋にさばかれる。直線で坂井、番手の和田健も追い込むが、脇本が振り切って完勝。08年のデビューから勝ち星を積み上げて、通算400勝のメモリアルを遂げた。
 「(通算400勝は)まったく(意識)していないです。常に自分が勝てるレースをした結果だと思う。(前受けから)引き切ってからは高橋君がどういう動きをするかを見ていました。誘導を切るのか、誘導を目標に車間を空けるのかで対処が違う。誘導を使っている感じだったので、思い切って行くしかないなって思いました。(感触は)重かったです。疲れが抜け切っていなくて、(ゴールまで)体力がもつ感じはしなかったです」
 マークした和田健太郎が、4分の3車身差の2着に入り人気の決着。
 「(脇本は)やっぱり強かったです、当たり前のことなんですけど。南関の自力型とも違う感じですね。(スタートは)ポンと出てみてっていう感じでしたけど。(脇本は)もっとスコンと行くのかなって思っていましたけど、相手も抵抗していた。それでも力ずくで行っちゃうんだから強いですね。自分は付け切るだけになってしまった。抜けなくても差し込めれば自信になるんですけど。ただ、付いていけたので悪くないと思います」

<10R>

佐々木豪選手
佐々木豪選手
 松浦悠士が先に切って、犬伏湧也が出る。が、すかさず森田優弥が打鐘4コーナーで叩いて先頭に立つ。今度はそこに伊藤颯馬が襲い掛かり、単騎の根田空史以外は4つのラインが動く。最終1コーナー過ぎに伊藤が出切り、九州勢を目標に犬伏は素早く仕掛ける。3番手から合わせる森田を乗り越えて、犬伏がまくり切る。犬伏との車間が空いた佐々木豪(写真)だったが、ゴール寸前で計ったように差し切ってワンツー。前回のオールスターでは最終日にはタッグを組んでアクシデントに見舞われていただけに、佐々木もワンツーには感慨深げに口を開く。
 「前回(最終日に犬伏と連係して落車失格)のことがあったんで、もう1回チャンスをもらえたのかなと。今日(初日)はしっかりと意思の疎通ができていたんで、思った通りに近い展開になったで良かった。(落車したんで)自転車のパーツを換えて、セッティングを一からやっている。追走はできたけど、あとは自力でやってみないと粘り腰とかがわかならい。去年、青森(共同通信社杯)で決勝に乗って、今年も共同通信社杯でまた結果が残せたらいい」
 流れに逆らうことなく仕掛けた犬伏湧也の内容も悪くない。
 「松浦さんと連係しなかった時点で外枠なんで、前の方は取れないだろうと。(出てからは)合わせるタイミングが難しくて、森田君を出させた。(最終)ホームで(仕掛けて)行きたかったけど、伊藤君とかぶってワンテンポ置いた仕掛けになった。まくり切れているんでいいと思います。道中の脚の感じも楽だった。前回のオールスターで佐々木君と連係して迷惑を掛けて落車があったので、2人で決められて良かった」

<11R>

伊藤旭選手
伊藤旭選手
 中井俊亮を突っ張った眞杉匠が、前受けからそのまま主導権を握る。打鐘2センターで仕掛けた佐々木眞也の反撃も合わせて、眞杉が駆ける。佐々木は最終ホームで荒井崇博をキメにかかり併走。中井が内に詰まり、自力に転じた三谷竜生も眞杉は出させないが、2コーナーから単騎の伊藤旭(写真)がその上をまくる。2センターで荒井、三谷に挟まれた浅井康太が落車。眞杉の逃げを伊藤がとらえて1着。
 「ゴチャつけば(隊列が)短くなったところを一気に仕掛けようと思っていました。眞杉さんの後ろがもつれていたので、掛かり切る前にと思って行きました。悪くはないと思います。(前回は)地元で見せ場をつくれなかった。(今回に向けて)しっかり練習してケアをして臨んだ感じです」
 果敢に突っ張り先行で魅せた眞杉匠は、全ラインをシャットアウトしたが単騎の伊藤にまくられた。
 「(別線が)思ったより早く仕掛けてきて焦りましたけど。すかさず、すかさずだったのでキツかったです。もったいなかったですね。道中のペースですね。もうちょっと上げておけば良かったです。(スピードを)落とし過ぎてムダ脚を使ってしまった。甘かったです」

<12R>

山田庸平選手
山田庸平選手
 単騎の古性優作は周回中は9番手。青野将大が打鐘3コーナーで押さえて先頭に立ち、古性も続いて3番手をキープ。追い上げた山田庸平(写真)は、古性の後ろに入る。青野は最終ホームを目がけてペースを上げて逃げる。8番手になった藤井侑吾は、1センターから強引に巻き返す。青野との車間を大きく空けた鈴木裕は、詰めながら3コーナー過ぎに出る。古性もさらに外を踏み込んで直線で先頭も、追走した山田が交わして1着。
 「前が取れたら前でと思っていたけど、ある程度、後ろからのレースを想定していた。(結果的には)一番、いい展開になったと思います。そこからはかぶらないように。古性君より先に(仕掛けて)行かなきゃいけなかったけど、500バンクっていうのもあって待ってしまった。(今シリーズの前に)久しぶりにセッティングを微調整した。それで昔のいい感覚を思い出してと。(2日目以降は)どちらかというと、(そのセッティングに)体を合わせていけたらって思ってます」
 絶好の3番手を手に入れた古性優作だったが、単騎で前後の間合いを気にしすぎたのかまさかの2着。それだけに言葉少なに振り返った。
 「(周回中は最後方だったが)そこの方が組み立てやすいかなと。ただ、弱いっすね。もっと早く(仕掛けて)いきたかったですけど。弱いだけですね」