宇都宮競輪場で開催された大阪・関西万博協賛「第40回共同通信社杯競輪(GII)」は、9月16日に最終日が行われた。S級S班3人をはじめ強豪が顔をそろえた決勝は、地元からただ一人優出を果たした眞杉匠が驚異の追い込みでV。7月のサマーナイトフェスティバルに次いで、今年2度目のGII制覇で優勝賞金2890万円(副賞含む)を獲得。通算4回目のビッグ優勝を地元で飾った。

決勝出場選手特別紹介

決勝1番車、眞杉匠選手

決勝2番車、古性優作選手

決勝3番車、郡司浩平選手

決勝4番車、山崎賢人選手

決勝5番車、南修二選手

決勝6番車、恩田淳平選手

決勝7番車、荒井崇博選手

決勝8番車、北都留翼選手

決勝9番車、深谷知広選手

決勝出場選手特別紹介

決勝1番車、眞杉匠選手

決勝2番車、古性優作選手

決勝3番車、郡司浩平選手

決勝4番車、山崎賢人選手

決勝5番車、南修二選手

決勝6番車、恩田淳平選手

決勝7番車、荒井崇博選手

決勝8番車、北都留翼選手

決勝9番車、深谷知広選手
決勝戦 レース経過
号砲が鳴ると、内枠3車と荒井崇博が飛び出したが、眞杉匠が最内枠を生かして誘導員の後ろを占める。眞杉-恩田淳平の関東勢が前団を固め、古性優作-南修二の近畿勢が前中団。5、6番手が郡司浩平-深谷知広の南関勢。山崎賢人-北津留翼-荒井の九州勢が後攻め。
赤板1センターから後方の山崎が上昇を図ると、バックでは3番手の古性も山崎の動きに合わせて動いて、誘導員退避と同時に先頭に立つ。すかさず叩いた山崎が打鐘2センターでペースを落とすと、郡司が一気にスパートする。山崎も郡司に合わせて応戦するも、郡司は最終ホーム付近で山崎を叩き切る。山崎の踏み出しに反応が遅れた北津留は4番手で、打鐘4コーナーで荒井をさばいた古性が5番手に入る。叩かれた山崎が後退してくるのに合わせて、最終1センター付近から北津留がまくり上げる。北津留のスピードが良く、3コーナーで先頭に出切る。郡司の番手から深谷が切り替えようとするも進みが悪く、北津留の動きに乗った古性が続き、眞杉はバック過ぎに内に入り、南を制して古性後位を取り切る。北津留が4コーナー先頭で回るも、古性、眞杉との直線勝負となり、外を伸びた眞杉が地元ビッグ制覇。古性は直線で北津留を交わすも、眞杉に伸び負けて2着。北津留は直線で失速し、眞杉を追走した恩田が大外を伸びて3着に入る。
赤板1センターから後方の山崎が上昇を図ると、バックでは3番手の古性も山崎の動きに合わせて動いて、誘導員退避と同時に先頭に立つ。すかさず叩いた山崎が打鐘2センターでペースを落とすと、郡司が一気にスパートする。山崎も郡司に合わせて応戦するも、郡司は最終ホーム付近で山崎を叩き切る。山崎の踏み出しに反応が遅れた北津留は4番手で、打鐘4コーナーで荒井をさばいた古性が5番手に入る。叩かれた山崎が後退してくるのに合わせて、最終1センター付近から北津留がまくり上げる。北津留のスピードが良く、3コーナーで先頭に出切る。郡司の番手から深谷が切り替えようとするも進みが悪く、北津留の動きに乗った古性が続き、眞杉はバック過ぎに内に入り、南を制して古性後位を取り切る。北津留が4コーナー先頭で回るも、古性、眞杉との直線勝負となり、外を伸びた眞杉が地元ビッグ制覇。古性は直線で北津留を交わすも、眞杉に伸び負けて2着。北津留は直線で失速し、眞杉を追走した恩田が大外を伸びて3着に入る。









<3R>

佐々木豪選手
志田龍星が切ったところを、石塚輪太郎が押さえて出て打鐘4コーナーからペースを上げる。ワンテンポ置いて巻き返した佐々木豪(写真)は、5番手まで追い上げて最終ホームを通過。3番手の志田が空いた車間を詰めるが、2コーナー過ぎに佐々木がまくりを打つ。逃げる石塚を2センターでとらえた佐々木が2勝目を挙げてシリーズを締めた。
「(石塚)輪太郎さんは岡崎(智哉)さんを連れているんで、(最終)ホームでのスピードも良かった。そこは無理に行ってもと思いました。志田君も強いし、バックまでに(まくりを)出さないと根田(空史)さんにフタをされてしまうんで。(前回で)落車してセッティングがわからなくなって、今日(最終日)は大幅に変えて、今日の方がアタリが出た感じがします」
最終2センターで岡崎にブロックされながらも、流れ込んだ岩津裕介が2着。佐々木のポテンシャルをわかっているからこそ、ワンツーに満足することなくこう振り返る。
「(佐々木は)石塚君の動きに反応できてないし、レベルが上がっていくとあれだと苦しくなる。そこに入れたからいいけど、あれが眞杉(匠)とかだったらああいう展開にならないと思う。同じ入るんでももっと選択肢を広げていかないと。勝って反省ですね。でも、そのあとのスピードは良かった。自分は500バンクで感覚がつかめなかったのか、気持ち良く4日間を走れなかった。今日(最終日)も結果、ゴールは良かったけど、イマイチだった」
「(石塚)輪太郎さんは岡崎(智哉)さんを連れているんで、(最終)ホームでのスピードも良かった。そこは無理に行ってもと思いました。志田君も強いし、バックまでに(まくりを)出さないと根田(空史)さんにフタをされてしまうんで。(前回で)落車してセッティングがわからなくなって、今日(最終日)は大幅に変えて、今日の方がアタリが出た感じがします」
最終2センターで岡崎にブロックされながらも、流れ込んだ岩津裕介が2着。佐々木のポテンシャルをわかっているからこそ、ワンツーに満足することなくこう振り返る。
「(佐々木は)石塚君の動きに反応できてないし、レベルが上がっていくとあれだと苦しくなる。そこに入れたからいいけど、あれが眞杉(匠)とかだったらああいう展開にならないと思う。同じ入るんでももっと選択肢を広げていかないと。勝って反省ですね。でも、そのあとのスピードは良かった。自分は500バンクで感覚がつかめなかったのか、気持ち良く4日間を走れなかった。今日(最終日)も結果、ゴールは良かったけど、イマイチだった」
<6R>

山口拳矢選手
山岸佳太の上昇に、前受けから犬伏湧也がペースを上げて突っ張る。そこをダッシュを利かせた小原佑太が打鐘4コーナーで叩いて主導権。犬伏が3番手で立て直して、最終1センター過ぎから仕掛ける。犬伏は出切るが、渡部幸訓の猛ブロックに山田英明が遅れながら追いかける。目標の纐纈洸翔がインを進出して、山口拳矢(写真)は2センターから外を追い込む。山田が直線半ばで犬伏を交わすが、山口がわずかに突き抜けて1着。
「ちょっと思っていた並びと違ったんですけど。ちょっと自分が(連係を)外してしまったんですけど、(最終)ホームで追いつけた。(2コーナーで纐纈が内へと切り込んだが)あそこは空かないだろうと思ったので、とりあえず自分のスペースを確保しようと思っていた。正直、あんまり出は良くなかったんですけど、4コーナーで前も進んでいなかったのでなんとか届きました」
渡部にからまれた山田英明だったが、追いついてからは犬伏との間合いを取って追い込んだ。
「(犬伏の打鐘での)雰囲気的に突っ張るのかなって。(最終2コーナーで渡部に張られて)厳しかったですね。口が空いてしまったんですけど、犬伏君が頑張っていたので追いかけた。最後は(山口を)止められなかった。脚がいっぱいでした」
「ちょっと思っていた並びと違ったんですけど。ちょっと自分が(連係を)外してしまったんですけど、(最終)ホームで追いつけた。(2コーナーで纐纈が内へと切り込んだが)あそこは空かないだろうと思ったので、とりあえず自分のスペースを確保しようと思っていた。正直、あんまり出は良くなかったんですけど、4コーナーで前も進んでいなかったのでなんとか届きました」
渡部にからまれた山田英明だったが、追いついてからは犬伏との間合いを取って追い込んだ。
「(犬伏の打鐘での)雰囲気的に突っ張るのかなって。(最終2コーナーで渡部に張られて)厳しかったですね。口が空いてしまったんですけど、犬伏君が頑張っていたので追いかけた。最後は(山口を)止められなかった。脚がいっぱいでした」
<7R>

佐藤慎太郎選手
周回中、新山響平は7番手に構えて、赤板2コーナーから反撃を始める。前受けからペースを上げる町田太我を叩いて、新山が主導権。中団が町田と谷口遼平で重なると、打鐘4コーナーで久田裕也が仕掛ける。番手まで迫った久田を佐藤慎太郎(写真)がブロックして、久田は2コーナーで3番手に降りる。谷口、自力に転じた取鳥雄吾は不発。北日本S級S班2人の直線勝負は、佐藤が逃げる新山を差し切った。
「終わったあとに(渡部)幸訓に抜きすぎじゃないかって言われたけど、1着に飢えているので(笑)。新山がペースの時に(久田が)来たんで、あそこをしっかり仕事をしてからと。一発でキメられれば良かったんだけど。(感触的には)最近は悪くない。これで一喜一憂することなくやっていきたい。(今シリーズは)前の選手が頑張ってくれたけど、着に結びつかなかった。今回はかみ合わなかった。お客さんの声援がすごくて、練習に向かうモチベーションになりますね」
後方からカマシ気味に仕掛けて別線を完封した新山響平が、格の違いを見せて次の地元、青森記念に向かう。
「(佐藤)慎太郎さんの仕事が大きかった。慎太郎さんに仕事をさせて、差されているっていうことは調子が良くないんですかね(笑)。前を取りたかったんで(スタートは)全力で出たけど、誰にも勝てなかった。(今シリーズは)初日のメンバーが一番キツかった。少し逃げ腰というか弱気だったところもあったんで、毎回挑戦者の気持ちは忘れないでいきたい。ただ、気持ちの切り替えもできたし、1着は1回だけどバックを取って2着が2回あるんで悪くない。次にもつながると思います」
「終わったあとに(渡部)幸訓に抜きすぎじゃないかって言われたけど、1着に飢えているので(笑)。新山がペースの時に(久田が)来たんで、あそこをしっかり仕事をしてからと。一発でキメられれば良かったんだけど。(感触的には)最近は悪くない。これで一喜一憂することなくやっていきたい。(今シリーズは)前の選手が頑張ってくれたけど、着に結びつかなかった。今回はかみ合わなかった。お客さんの声援がすごくて、練習に向かうモチベーションになりますね」
後方からカマシ気味に仕掛けて別線を完封した新山響平が、格の違いを見せて次の地元、青森記念に向かう。
「(佐藤)慎太郎さんの仕事が大きかった。慎太郎さんに仕事をさせて、差されているっていうことは調子が良くないんですかね(笑)。前を取りたかったんで(スタートは)全力で出たけど、誰にも勝てなかった。(今シリーズは)初日のメンバーが一番キツかった。少し逃げ腰というか弱気だったところもあったんで、毎回挑戦者の気持ちは忘れないでいきたい。ただ、気持ちの切り替えもできたし、1着は1回だけどバックを取って2着が2回あるんで悪くない。次にもつながると思います」
<9R>

伊藤旭選手
近畿ラインが前団。寺崎浩平が北井佑季を突っ張るが、北井が空いた番手に降りる。窓場千加頼が追い上げて最終周回へ。和田健太郎は北井との連係が崩れて、中団にいた吉田拓矢が1コーナー過ぎから仕掛ける。逃げる寺崎が吉田を合わせるも、前団の隊列が凝縮される。単騎の伊藤旭(写真)が、8番手から2コーナー手前でまくる。大川龍二が離れながら伊藤を追いかけて、3コーナー過ぎに伊藤が寺崎をとらえる。大川の猛追を伊藤が退けて1着。
「アップの時から寺崎さんは気合が入っていたんで、北井さんと寺崎さんで踏み合いになるかなっていうのがありました。吉田さんが動いたら付いていこうと思ってた。そしたら詰まったタイミングが早くて、そこで行きました。(最終)2センターで後ろを確認したら8番(大川)も付いていたんで、差されたらっていうはありました。4日間で単騎が3回あって、2日目に失敗した。その反省を生かせたと思います」
寺崎の後ろがもつれて、結果的には単騎2人のワンツー。最後方に置かれた大川龍二は流れ込みだっただけに内容を反省する。
「内容は良くないですね。(道中の)並び的に近畿勢の(スタートの)取り方で突っ張るかなっていうのがあった。(南関勢に付いていって)浮くよりはと。あとは地元を付けている吉田君の心意気とかを読みながらでした。自分は力だけでは及ばないので。(伊藤)旭があの上を行ったんで、死にもの狂いで付いていかないともったいない。ただ、自分のキャパを超えてたんで、(コーナーを)回れないかと思いました」
「アップの時から寺崎さんは気合が入っていたんで、北井さんと寺崎さんで踏み合いになるかなっていうのがありました。吉田さんが動いたら付いていこうと思ってた。そしたら詰まったタイミングが早くて、そこで行きました。(最終)2センターで後ろを確認したら8番(大川)も付いていたんで、差されたらっていうはありました。4日間で単騎が3回あって、2日目に失敗した。その反省を生かせたと思います」
寺崎の後ろがもつれて、結果的には単騎2人のワンツー。最後方に置かれた大川龍二は流れ込みだっただけに内容を反省する。
「内容は良くないですね。(道中の)並び的に近畿勢の(スタートの)取り方で突っ張るかなっていうのがあった。(南関勢に付いていって)浮くよりはと。あとは地元を付けている吉田君の心意気とかを読みながらでした。自分は力だけでは及ばないので。(伊藤)旭があの上を行ったんで、死にもの狂いで付いていかないともったいない。ただ、自分のキャパを超えてたんで、(コーナーを)回れないかと思いました」
<10R>

伊藤颯馬選手
誘導との車間を空けた松井宏佑が、脇本雄太の上昇に合わせてペースを上げて突っ張る。脇本も踏みやめることなく、両者の激しい先行バトルで最終周回へ。松井が踏み勝って、脇本は1コーナーから徐々に後退する。5番手の伊藤颯馬(写真)は狭いコースを2コーナー過ぎからまくり、3番手の坂井洋も合わせて出る。伊藤は冷静に金子幸央を押し込みながら坂井を追走。まくり切った坂井の外を伊藤が伸びて1着。
「ラッキーしました。あんまり考えてはいなくて出たところ勝負だったんですけど。外か内かどっちから行こうか迷ったんですけど。(浮いた脇本の)内に行って狭いところに入って危なかった。タイミング良く坂井さんが出てきたので、後ろに入って休めた。状態はそこまで良くなかったですけど、しっかり走れて2勝できた」
脇本は不発。最終バックでは7番手の三谷竜生は、自ら外を追い込んで2着に届いた。
「(松井と脇本の叩き合いは)想定内と言えば想定内ですけど、難しかったですね。脇本君が伸びていくのかどうかを見ながらだった。先に伊藤君に行かれてしまったので、厳しかったですね。それでもしっかり踏み込んでいけた。最低限ですけど。最後は(松岡)貴久さんが消えたのでビックリしましたけど、2着まではいけているので」
「ラッキーしました。あんまり考えてはいなくて出たところ勝負だったんですけど。外か内かどっちから行こうか迷ったんですけど。(浮いた脇本の)内に行って狭いところに入って危なかった。タイミング良く坂井さんが出てきたので、後ろに入って休めた。状態はそこまで良くなかったですけど、しっかり走れて2勝できた」
脇本は不発。最終バックでは7番手の三谷竜生は、自ら外を追い込んで2着に届いた。
「(松井と脇本の叩き合いは)想定内と言えば想定内ですけど、難しかったですね。脇本君が伸びていくのかどうかを見ながらだった。先に伊藤君に行かれてしまったので、厳しかったですね。それでもしっかり踏み込んでいけた。最低限ですけど。最後は(松岡)貴久さんが消えたのでビックリしましたけど、2着まではいけているので」
<11R>

眞杉匠選手
最終ホームで九州勢を叩いた郡司浩平が、深谷知広を連れて主導権。古性優作は荒井崇博をさばいて北津留翼後位を確保。眞杉匠(写真)は浮いた荒井を入れて、最終ホームを8番手で迎えた。2コーナー手前で北津留が4番手からまくり、それとほぼ同じタイミングで眞杉も踏み上げる。古性が北津留に続いて間合いを計り、眞杉はバックで南修二の内に切り込む。3コーナーで南を張りながら古性を追った眞杉は、深谷とからみながらも直線で外を追い込む。まくり切って抜け出した北津留を交わした古性の外を、眞杉が伸び切って地元V。
「作戦では前中団あたりが欲しかったんですけど、ああなってしまったんで前から組み立てました。(最終)ホームではヤバかったんですけど、なんとかっていう感じでした。(年初の怪我もあり今年は)前半戦でつまずいてしまった。後半戦でなんとか立て直せてグランプリに近づけたかなと思います。今年はまだGIを獲ってないので、GIを獲ってしっかりとグランプリを決められるように頑張ります」
結果的に自力に転じた北津留のまくりを追いかける形になった古性優作は、まくり切った北津留と直線勝負。北津留の抵抗に手こずったのか、伸びは一息だった。
「どの位置になっても、1回は自分で動いてレースを動かしたかった。荒井さんのところにいくのはまったく考えていなかったですね。バンって踏んだのがそこだった。(3日目からレーサーパンツを換えて違和感があって最終)4コーナーでもう1回座り直す感じでした。昨日(3日目)よりはマシでしたけど。力不足です」
眞杉のトリッキーな動きに反応が遅れたところもあった恩田淳平だが、眞杉を完全に見失うことなく食い下がる。直線では懸命に外を踏んで、初めてのビッグファイナルで3着に入った。
「後手を踏んでも、眞杉がチャンスあるようにイメージして仕掛けてくれればって思っていた。初めてのGII決勝でしたけど、準決よりいい集中力だったと思います。でも、すんなりの番手で離れてしまったのは初めてかなっていうぐらいなので、もうひと脚上げていかないと。(最終)1センターで離されながらも追いかけていった。結果は3着で良かったですけど。南さんが降りそうなのが見えていたので、そのままピッタリ付いていかないと」
「作戦では前中団あたりが欲しかったんですけど、ああなってしまったんで前から組み立てました。(最終)ホームではヤバかったんですけど、なんとかっていう感じでした。(年初の怪我もあり今年は)前半戦でつまずいてしまった。後半戦でなんとか立て直せてグランプリに近づけたかなと思います。今年はまだGIを獲ってないので、GIを獲ってしっかりとグランプリを決められるように頑張ります」
結果的に自力に転じた北津留のまくりを追いかける形になった古性優作は、まくり切った北津留と直線勝負。北津留の抵抗に手こずったのか、伸びは一息だった。
「どの位置になっても、1回は自分で動いてレースを動かしたかった。荒井さんのところにいくのはまったく考えていなかったですね。バンって踏んだのがそこだった。(3日目からレーサーパンツを換えて違和感があって最終)4コーナーでもう1回座り直す感じでした。昨日(3日目)よりはマシでしたけど。力不足です」
眞杉のトリッキーな動きに反応が遅れたところもあった恩田淳平だが、眞杉を完全に見失うことなく食い下がる。直線では懸命に外を踏んで、初めてのビッグファイナルで3着に入った。
「後手を踏んでも、眞杉がチャンスあるようにイメージして仕掛けてくれればって思っていた。初めてのGII決勝でしたけど、準決よりいい集中力だったと思います。でも、すんなりの番手で離れてしまったのは初めてかなっていうぐらいなので、もうひと脚上げていかないと。(最終)1センターで離されながらも追いかけていった。結果は3着で良かったですけど。南さんが降りそうなのが見えていたので、そのままピッタリ付いていかないと」
次回のグレードレースは、岐阜競輪場開設75周年記念「長良川鵜飼カップ」が9月21日~24日の日程で開催されます。
共同通信社杯から中3日ながら、深谷知広、山口拳矢、松浦悠士のSS班3名が参戦。他にも全国各地から平原康多、山田庸平、坂井洋らの強豪が集結して大会を盛り上げます。
誰に勝利の女神が微笑むのか、興味津々の4日間です。
9月14日時点の出場予定選手データを分析した、岐阜競輪「長良川鵜飼カップ」GIIIの主力メンバー及び狙い目選手を紹介する「プロスポーツ号外版」は以下をクリックしてください。
プロスポーツ号外版は"こちら"
共同通信社杯から中3日ながら、深谷知広、山口拳矢、松浦悠士のSS班3名が参戦。他にも全国各地から平原康多、山田庸平、坂井洋らの強豪が集結して大会を盛り上げます。
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