『東日本大震災被災地支援 第27回共同通信社杯秋本番(GII)レポート』 3日目編
 
配信日:10月9日


 本日は準決勝3個レースが行われ、第27回共同通信社杯秋本番(GII)決勝進出選手が決定しました!
 皆様、秋の連休を共同通信社杯秋本番を楽しみながらお過ごしでしょうか?
本日の準決勝3個レースは全て激戦でしたね。やはりKEIRINグランプリ出場に向け、とにかく決勝へ進出したいという気持ちが前面に出ていたと思います。
 明日の決勝戦はどのような展開でどの選手が優勝するのでしょうか?是非皆様、予想してください!
 明日も松阪競輪場では、イベントが沢山あります。競輪以外でも楽しめますので是非ご来場ください。

準決勝ゴール写真
10レース
1着松岡貴久、2着小野俊之、3着岡田征陽 11レース
1着武田豊樹、2着飯嶋則之、3着岡部芳幸
10レース                        11レース
1着松岡貴久、2着小野俊之、3着岡田征陽    1着武田豊樹、2着飯嶋則之、3着岡部芳幸


12レース
1着深谷知広、2着友定祐己、3着浅井康太
12レース
1着深谷知広、2着友定祐己、3着浅井康太



<1R>
大西祐選手
大西祐選手
 

 赤板前から菅田壱道が中国四国ラインを抑えながら上昇。大西祐(写真)が打鐘前から内にしゃくって前に出ると、佐々木則幸らと連係が離れた。最終ホームから宿口陽一がカマし、赤板2コーナーで大西が捲っていく。そのまま捲り切って大西が1着。
「だめですね…。せっかく自力の人が2人もついてくれたのに、内に行って、自分でレースを壊してしまいました。積極的に行かなきゃいけなかった…、自分で自分を許せません。作戦は捲っていって、3人で決めようと思っていたのに、自分の気持ちがいけないのでしょうね…」と1着を取るも、悔しい一戦になったようだ。



<2R>
坂本貴史選手
坂本貴史選手
 

坂本貴史(写真)が先行。最終2コーナー過ぎ、後方8番手から山田英明が捲っていくが届かず、坂本が逃げ切って1着。
「落車があったんで、1着は素直に喜べないですね。自分の調子は悪くないと思うので、明日も頑張ります」
 坂本の番手の中村敏之輔の牽制をかいくぐり、2着の山田英明
「初日、2日目と自分らしい競走が出来ていませんでしたね。積極的にいこうと思って動いていたんですけど、皆にいつも通り行けよって言われて、そうだなって納得して、今日は捲りにいきました。やっぱり、自分はこれでここまで来ていますからね」



<3R>
福田知也選手
福田知也選手
 

 鈴木謙太郎が先行。最終バック、後方8番手から北津留翼、6番手から福田知也(写真)が捲っていくが、外に浮いた北津留は後退。福田は佐藤康紀の牽制を避け、1着に入った。
「調子が悪とはいえど鈴木君を捲れたんで、良かったと思います。前とつまったので、捲りに行ったけど、あれ以上遅くても行けなかっただろうし、早くてもきつかったと思うので、いいタイミングで行けたと思います。今日のバンクは軽かったですね。関東よりもこちらは暖かいので、身体も動くし、調子も良いので、結果が出て良かったです」



<4R>
小川勇介選手
小川勇介選手
 

 赤板で、後方から柴田竜史が上昇、それに合わせて稲川翔も車を上げてきた。一旦、近畿の連係が離れ、志村太賀が番手に入るような形になった。しかし、水谷が追い上げるが、志村がこれを牽制。その空いた隙をついて松坂英司が切り込み、先行する稲川の番手を取り切った。最終バック前から松川高大が捲ってくるが行き切れず。松川の勢いもらった小川勇介(写真)が直線一気に前団を抜いて1着。
「最後まであきらめない心です! 戦法的には何でもやっていきます。一緒の自力がやる気なら後ろにつくし、もし弱気なことを言うようだったら、自分が前を走ります。調子はいいですし、明日も頑張ります」



<5R>
西谷岳文選手
西谷岳文選手
 

 赤板から池田勇人が上昇し、先行態勢に。3番手にいた中川誠一郎の内に山中貴雄が競りにいった。西谷岳文(写真)が最終1コーナー過ぎから捲っていく。長塚智広が合わせて番手から出ていくも、西谷が捲り切って1着。
「展開に恵まれました。6番(山中)が粘った時に、行くチャンスがなくはなかったですね。まぁ、結果的に行き切れたんで良かったと思います」



<6R>
佐藤悦夫選手
佐藤悦夫選手
 

 田中孝彦が赤板から動いていくが、それを吉本卓仁が叩いていく。それを最終ホーム前から一気に伊原克彦がカマし、さらに最終バックから吉本が捲るが、その上を佐藤悦夫(写真)が捲り追い込んで1着。バースデイを勝利で飾った。
「いえ、誕生日は特に意識はしていなかったですけど(笑)、でも、1着取れて良かったです。昨日まで流れが悪かったので、セッティングを変えたんですけど、それが良かったみたいですね。明日もこの調子で頑張ります」



<7R>
手島志誠選手
手島志誠選手
 

 牛山貴広が打鐘から一気に先行。中団から桐山敬太郎が捲りにいき、後方から藤木裕の捲りもきたが、牽制しながら追い込んだ手島志誠(写真)が1着にきた。
「牛山が強かったですね。自分も集中して走ることが出来たので、良かったと思います。牛山も3着に残ってくれたんで良かったですね」
 3着に残った牛山貴広
「相手は強いから捲れないと思っていたし、先行を考えていました。昨日、武田さんや平原君に組み立てなどのアドバイスをいろいろもらったんですよ。脚の状態は良いですし、3着に残れたのは大きいですね」



<8R>
佐野梅一選手
佐野梅一選手
 

 稲垣裕之が佐藤友和を抑えて上昇し、先行策。最終ホーム前から佐藤が仕掛けてくるが、これを佐野梅一(写真)がブロック。一旦は止まった佐藤だが、再度最終バックから捲りが、またも佐野に止められた。直線追い込んで、佐野が1着。
「余裕はありました。(稲垣が)あれだけいってくれましたからね。前の頑張りが伝わってきました。連日、良い番手をもらっているんで、仕事しなきゃいけないと思いました。力を出し切れたんで良かったです!」
 稲垣裕之
「佐野さんがブロックしているのが見えて、それで益々、力が入りました! お互いに力の入ったレースが出来たと思います」



<9R>
木暮安由選手
木暮安由選手
 

 飯野祐太が先行する展開になり、最終バックで、後方7番手から川村晃司が捲ると、それに合わせて、中団から木暮安由(写真)が捲り発進。木暮が捲り追い込んで1着に入った。
「展開が良かったですね。後ろは大薗(宏)さんだったし、落ち着いて冷静になれた感じでした。川村さんが動くのを見てから、自分も行きました。良い位置を取れたし、(1着は)たまたま、恵まれましたね」



<10R>
松岡貴久選手
松岡貴久選手
 

 岩本俊介が赤板から上昇し、先行。最終2コーナー、中団から松岡貴久(写真)が捲り、1着で決勝進出を決めた。
「中団が取れたし、思い切って仕掛けていきました。きつかったですよ。でも直線で横に並べばいけると思っていました。体調は上向いてきていたし、結果が出て良かったです。(共同通信社杯は)昨年まではそこまででしたけど、今年は2回とも決勝に乗れているし良いですね。明日も思い切りゴール目指して頑張りたいと思います」
 中村浩士と絡んだが、それを捌いて小野俊之が2着に。
「貴久が良いところで行ってくれましたね。やっぱり番手が僕を活かす道ですね。魅せていかないといけないですからね。今の調子で決勝に乗れたのは当然の流れだと思います。乗るべくして決勝に乗ったんだと思います」
 3着に入った岡田征陽
「流れに応じて走れました!」



<11R>
武田豊樹選手
武田豊樹選手
 

 赤板から小嶋敬二が上昇すると、それに松坂洋平がついて上昇するが、武田豊樹(写真)が牽制し、松坂を簡単に前に出させない。小嶋も車を下げ、前を取った菊地圭尚が先行になった。最終ホーム前から松坂がカマしていくが、それに合わせて武田も仕掛けていく。松坂が浮き、菊地と武田の叩き合いになるが、武田が最終バックで出切った。そのまま押し切って1着。
「松坂君はあそこで動くと思っていたし、自分も行く態勢になりました。松坂君にすんなり駆けさせないことと、出来れば自分が脚を使わずに駆ければ勝てるなと思っていたし、そういう展開を自分で作って勝てたので自分の中の評価は良いです」
3着に入った岡部芳幸
「松坂が先行するだろうから、その3番手が取れればと思っていたんですけど、そういう展開になりませんでした。そこからの対応は圭尚が任せていたけど、頑張ってくれましたね。市田が4回転にギアを上げていたので、最終3コーナーでは、市田のところに飛びついた方がいいなと思ったんで、飛びつきました」



<12R>
深谷知広選手
深谷知広選手
 

 深谷知広(写真)が打鐘から一気にカマす。白戸淳太郎の牽制もあり、浅井康太は連係が離れた。後方から友定祐己が捲ってくるが、これを深谷の番手にはまった平原康多が牽制。その内に神山雄一郎が入ると3車が絡んで落車のアクシデント。深谷が逃げ切って1着を決めた。
「踏む距離が長かったので、きつかったですね。後ろは地元の浅井さんだったし、頑張りました。自分の中では良いペースでいけたと思います。セッティングを変えたのが、結果的に良かったですね。決勝もしっかりいつも通りに集中して頑張りたいと思います」
 友定祐己は微差で2着入線。
「深谷はやっぱり強い。行けるかと思ったけど、全然だめでしたね。踏み直されました。ビッグ決勝は久しぶりですね」
 落車避け、伸びてきた浅井康太が3着に入った。
「2着までこなきゃいけないのに、だめでしたね。(離れたのは)油断していたというか、合ってしまったのかなと考えていた時だったんです。タイミングが合ってなかったですね」


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