配信 2003年10月12日



若生武則の第16回共同通信社杯レポート(3日目編)
今日の広島は、まるっきり夏に逆戻りした感じの天気でした。バンク内で撮影していると暑くてじりじりと肌が健康色になっていくのがよく分かりました。というのは準決勝前まで。9Rには、にわかに空が曇り始め、ぽつぽつと雨が・・・。
準決勝になったら結構降ってきてしまいました。明日の決勝は晴れて欲しいですね。

こんにちは、けいりんマガジンの若生です。
準決勝は見応えのあるレースでしたね。明日の決勝レースも、絶対ワクワク出来るレースになると思います。お近くの共同通信社杯の場外売りを受けている競輪場、サテライト、もしくは広島競輪場へ来てください。レースの見応えは損をさせない自信があります!

→準決勝は
→ところで・・・
→ダッグアウトから
→私的明日の展望(4日目)


■準決勝は

10R最終ホーム

10Rゴール
10R
5番澤田義和と7番渡部哲男の先行争いに。しかし、タイミングを計っていた1番伏見俊昭が9番小橋正義を連れて、直線追い込んで1着。2着に小橋、3着一丸安貴。



11R最終ホーム

11Rゴール
11R
6番高城信雄と2番小嶋敬二が最終ホームで先行争いに。中団をとった3番吉岡稔真がいい勢いで前団を一気に飲み込み、そのままゴール。1着吉岡。2着合志正臣。後方から捲り追い込んできた9番岡部芳幸が3着。



12R最終ホーム

12Rゴール

12R
打鐘から7番齋藤登志信が先行するが、5番松岡彰洋が内側から追い上げ齋藤の番手に。齋藤の番手から抜け出した松岡の後ろの1番山田裕仁が1着。2着に松岡。3着に山田を追走した3番加倉正義。


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■ところで・・・
広島競輪場の実況アナウンサーってしています? なかなか好い声で聞きやすいですよね。的確な実況で聞いているだけでレースを思い浮かべることができます。すごいですよね!このアナウンサーは和田年弘さんで実況歴7年のフリーアナウンサー。年齢は29歳の大阪在住の独身さん。彼女募集中なので、良いなと思う貴女は広島競輪場までファンレターをお願いします。
 


■ダッグアウトから
<1レース>

■1着の滝澤正光

「なんかね、(初日の影響か)やっぱり判断が良くないんですよ。今日は吉川(誠)のおかげです。今は、あの形じゃないと勝てないですからね」


<2レース>

直線追い込み2着に入線した坂上樹大

「ずっと離れてましたからね、あぁ追いつかなアカンと思って、追いついたら、コースが空いてました。調子が悪くて離れてたおかげですね。調子が良くて行っとたら、止められてましたものね。競輪はおもしろいですよ。調子が悪くても2着に入れたりしますからね」


<3レース>
■連日広島勢に幸せ配る(笑)、三宅達也

「良かった、残れた! ラインが長かったから先行しようと思ってました。ここに来るまで調整してこなかったけど、調整してもかわらんけ。でも、良かった。明日またがんばります」


<4レース>
本日誕生日、1着の伊勢崎彰大

先行する金子貴志の番手にはまった伊勢崎。4コーナーで武市和人の捲りを張って1着でゴールした。その動きをテレビで見ていた滝澤正光と鈴木誠は「いつから、あいつはマーク屋になったんだ(笑)」
と言われたことを聞いて伊勢崎は「徐々にやっていかないとね。今日で25歳だしね。昨日は変なレースしちゃいましたしね。今日はうれしいです」

<5レース>
先行した山本佳嗣を交わした前田拓也

「あいつを楽させてやろうと思って(もがくのつらいだろうから)バックで番手捲りを打とうかと思ったけど(笑)。でも、あいつががんばってくれたおかげやね。戻ってきたら、ほめてやってください」と記者に言っていた。


<6レース>
■捲って1着の志智俊夫

「昨日へんな競走しちゃいましたからね。長塚の後ろおってもあいつは捲りだし、自分で捲った方がいいのかなって思って、長塚が突っ張らなかったら、すぐ行こうと思ってました。もう1日がんばります」

<7レース>

■先行逃げ切り荒井崇博

「今日は流れですね。久々に西川(親幸)さんと連携が決まった、それが良かったです」
写真を見ると荒井の後ろに背後霊が(笑)、「強い背後霊だからOKです!」


<8レース>
■先行で1着とった稲垣裕之

「大井(啓世)のおかげです。大井さんが後ろ止めてくれたんで、本当にラインのおかげです。今日はバンク重かったですね。捲りはもっと重いだろうと思ったから、先行と決めてました」

<9レース>

■捲った1着の村上義弘

「今日のレースは勝ちにいったみたいじゃないですか。でも内容は良くないし。こういう時こそなんかしなあかんのですけど・・・。本当は勝ちに行こうとしなくても、勝たなあかんです」


<10レース>
■捲り決まった伏見俊昭

「もうちょっと緩んだところを、最終ホームでカマしていく予定だったんですけど。思ったより、最後耐えてよかったです」

<11レース>
■吉岡稔真マークで2着入線、合志正臣

「(吉岡さんを)残すことなく、思いっきり、目いっぱい抜きにいきましたよ(笑)。いける!って思ったんですけど、まだ、前踏み直されましたね。練習の感じは戻ってきましたけど、まだ、好調時までは戻ってないですね」
3着で優出決めた岡部芳幸は「たまたま3着だし、ほめられる競走じゃないですね。やっぱり、1周くらいの捲りでいかないとダメです」

<12レース>
■1着の松岡彰洋

「(堤洋が)なんで抑えるのかなって思って、だって、そうしたら(齋藤)登志信が突っ張るじゃないですか。いつもだったら4番手にずっといたままだと思うんですけど、内に行きました。明日は中部の前で行きます」

 
■私的明日の展望(4日目)
8R 特選
山内卓也-志智俊夫、高谷雅彦-松永晃典、澤田義和-前田拓也、佐々木則幸-三宅伸-和田誠吾。

準決勝で負けてしまったが、澤田が相変わらず好調だ。準決勝の負けも普段しない先行で負けているのでここは捲りでレースを組み立ててくるだろう。気になるのは三宅伸。佐々木の番手から抜け出してくる可能性は高い。


9R 特秀
渡邉晴智-高木隆弘、荒井崇博-佐藤慎太郎、堤洋-小倉竜二、稲垣裕之-山口幸二-有賀高士。

堤の調子は依然悪くはなく、ここも捲って決着をつけてくるだろう。しかし稲垣の調子もよく、先行すれば山口の絡みも。荒井が先行すると読めばここから考えたい。私的には小倉の差し目で考えたいのだが。


10R 特秀
佐々木龍也、小野俊之-西川親幸-小川圭二、鈴木誠、細川洋、村上義弘-濱口高彰-富永益生。

村上の先行一車。後ろはもつれそうで、もつれたときに小野が捲りに回れば村上、小野でいいのかも。私的にはもつれる可能性は高いが濱口の差し目で考えたい。


11R 第16回共同通信社杯決勝
松岡彰洋-山田裕仁-一丸安貴、伏見俊昭-岡部芳幸-小橋正義、吉岡稔真-加倉正義-合志正臣。

先行は、松岡だろうが、早めではなさそう。しかし、遅くなれば伏見も吉岡も今回は先行してくるだろう。ハイペースになって中団を吉岡が取っていれば吉岡。伏見が取っていれば伏見。ただ、このメンバーで切り捨てられる要素を持っている選手は無く、どこからでも考えられる。私的には吉岡の捲り切りと思いたい。


 



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