『第17回共同通信社杯(GII)レポート』 最終日編
 
配信日:10月11日
 




若生武則の 『第17回共同通信社杯(GII)レポート』 最終日編


皆様、第17回共同通信社杯競輪(GII)は如何だったでしょうか? 佐藤慎太郎選手が鮮やかな差しで、見事優勝を決めました。賞金も1億円を突破し、名実ともに超一流選手の称号を勝ち取ったような感じがします。おめでとうございました!

こんにちは、けいりんマガジンの若生です。
決勝は、やはり大混戦になりましたね。吉田と村上のもがき合いは、今年の名勝負の一番になると思います。その他にも好勝負が目白押しでした。
来月は、いよいよケイリングランプリの出場選手が決まる全日本選抜競輪(GI)が大垣競輪場で開催されます。一発逆転を狙って参加選手全てが全力を出し切ってくるでしょう。今年のグランプリへの道はどうなるのでしょうか。期待で胸が高鳴りますね!
決勝ダイジェスト
スタート牽制になるも、岡部芳幸が飛び出したが、佐藤慎太郎が誘導を追い、周回は岡部-佐藤、村上義弘-加倉正義-三宅伸、吉田敏洋-山田裕仁-兵藤一也-阿部康雄で並ぶ。赤板過ぎ吉田が上昇し、村上を抑えると、村上はすぐに車を引いた。打鐘前から吉田が駆けると、村上も外側から先行争いに、2人の叩き合いは、最終バック前で村上が出きり主導権をとった。前団が短くなったところを後方8番手から岡部が捲ったが、ゴール直前で番手の佐藤が差し、優勝。2着に岡部。3着に兵藤。

赤坂

赤坂過ぎ2センター

打鐘前2コーナー

最終ホーム


打鐘前2コーナー

最終ホーム

ゴール

 



→ダッグアウトから



■タッグアウトから

<1R>
  これが初ビッグレースとなった藤野義高(3着)

「今回はいろいろ勉強になりました。今日はイマイチだったけど。次の全日本選抜の時に向けてがんばります」


<2R>
  先行した浦山一栄

「今日は先行できて良かったです。初日、最終日決められて、やっぱり先行ですよね」


<4R>
  まくって1着の三宅達也

「後ろ地元勢ついてましたからね。自分のレースして、ワンツー決められるかなと思って。最終日1着とれるのは嬉しいですね。昨日は大先輩の大スターがついてくれたんで、ずっと憧れてて、前で駆けれて嬉しかったです」


<5R>
  金子貴志の番手についた松井英幸

「とにかく金子はしかけがすごいから、『駆け出し、駆け出し』って、ついていった。すごかったよ~。他の選手はぐって踏み出す時、力が入ってるのがわかるんだけど、金子は普通のまま、すっと踏んで
いくから、ついていくの難しいんだよね」


<6R>
  中川誠一郎の先行を捲り切れなかった高城信雄

「きつかったですね。打鐘で突っ張ろうと思ったんだけど、中川君が強すぎましたね(苦笑)。最終4コーナー過ぎ残れるかと思ってがんばった分やばかったですね。前輪ハウスしました。また、次の全日本選抜に向けてがんばります」


<7R>
  山内卓也が捲って1着

「やっと1着とれました。もう、今日はカマシか捲りって思ってたんですけど、ノリ(佐々木則幸)さんが行ったから、中団とって捲ろうって決めました」
先行した佐々木則幸は「1周半もがきました。練習しちゃいましたよ。これで調子戻ってくれればいいんですけどね」


<8R>

  先行した久冨剛の3番手にはまったが、踏み出せなかった矢口啓一郎

「最近、いつもああゆう展開で失敗しているんですよね。コーナーで踏めるようになれば、もっとちがうんでしょうけど。でも、それまではレースを作れたんで、そこは良かったです。今回は、初日は失敗したけど、2日目、昨日と先行してレース作れた、もっと力をつけてがんばります」


<9R>
  先行、粘って1着の武田豊樹

「今日の競走で、児玉(広志)さん等に強いと言われたのは嬉しいです。勝ち方が少しずつわかってきましたね」
武田を捲り切れず2着の小嶋敬二は「強いね。武田は全部先行の組み立てでしょ。強い時の村上(義弘)と一緒だよね。これで競走の組み立てがうまくなったら、もっとこわいね」
金網すれすれまで飛ばされた石毛克幸「危ねー。金網すれすれ、腕がつくかと思った。絶好のタイミングだと思ったのに。レースなんで、しょうがないんですけど」


<10R>
  先行した伏見俊昭

「長い距離をもがくっていう課題が見つかりました。競技の方に思った以上に慣れてるみたいで、早く競輪の脚をつくっていかないと。練習していけば、自然にすぐに戻ると思うんですけど、もう一回出
直してきます」


<11R>



  岡部芳幸は僅差で佐藤慎太郎に差されてしまった。

「やればできるって、今日のレースでふっきれました。今は素直に慎太郎におめでとうと言いたいです。」






吉田敏洋との叩き合い制して、主導権とった村上義弘

「ファンの皆さんが、押し切るレースを期待されるのだから、僕は押し切らんと。押し切れんかったのは自分の力が足らないだけです」
加倉正義は「いい夢見たけどダメでした。山田(裕仁)さんの横を通り過ぎた時に、目がドルになったもんな」

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