『第18回共同通信社杯【GII】レポート』 2日目編
 
配信日:10月8日

■私的明日の展望

準決勝 10レース

藤原憲征-後閑信一(藤原は勝つ競走)
山崎芳仁-佐藤慎太郎-佐々木健司
小嶋敬二-志智俊夫-合志正臣
武井大介(自在)

小嶋の出来は良い。山崎も良いが、特別競輪の準決勝であまり印象が無いのは私だけか。藤原もいいが…。小嶋が先行すれば、藤原はその番手も考えてくるはず。前が短くなれば、山崎も調子がいいだけに、捲りきれるだろう。そうなると調子の良い佐藤が出番になるだろう。
私としては、小嶋から考えたい。今日までのフレームは練習用で、明日からのフレームを競走用に変え、勝負に出ている。

準決勝 11R

11レース
吉岡稔真-小野俊之
海老根恵太-岡部芳幸-有坂直樹
金子貴志-金田健一郎-三宅伸
飯嶋則之(自在)

金子も、海老根も、吉岡も調子が良い。そして、ラインがしっかりしているのが吉岡ラインだ。2車だが。先行するとすれば金子と私は読みたい。中団は海老根がとりそう。
が、ここはやはり吉岡を押したい。ここまでくれば、何とか決勝へ進出し、グランプリへ近づいてほしい。

準決勝 12R

武田豊樹-神山雄一郎-兵藤一也
三宅達也-小倉竜二
齋藤登志信-大塚健一郎
丸山啓一-鈴木誠

武田の先行力が一枚上だろう。丸山がタイミングよく先行しても、捲れる可能性は高そうだ。また、武田が先行すれば最近の調子から逃げ切れる確率は少ないだろう。神山が後ろをけん制する可能性も高いが、差しに行くはず。齋藤がかましに出て、武田が7番手に置かれると、三宅の出番だろう。
私としては、ここは武田の捲りと読んで、武田から行きたい。


※並びは当日の日刊紙・専門紙・練習走行でご確認下さい。
※展望はあくまで想定であり、実際の並びとは異なる場合があります。



若生武則の 『第18回共同通信社杯【GII】レポート』 2日目編



今日の二次予選をご覧になっていましたか?本当に素晴らしい力と力の勝負でした。お見逃した方はデータプラザなどで見てください。明日の準決勝の参考に必ずなると思います。
こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。

何とか最終レースまで雨が降らず、いいコンディションの中でレースが行われました。それにしても激戦に次ぐ激戦!

トップレベルのレースは、息を継がせませんね。特に第10レースの吉岡選手は見せてくれました。大捲り一閃!これだから痺れてしまうファンの方々は大勢いらっしゃると思います。明日の準決勝もいいメンバーが勝ちあがりました。


(10Rゴール)

激戦ですが、後々まで語り継がれるレースになりそうです。松山競輪場に集合!してください。待ってます!
第5レースで補充で走った濱田浩司選手が1着でファンプレゼントを投げ込みにスタンドにやってきました。それにしてもすごい人だかりです。

(濱田選手、ファンに投げ込み)

第6レース終了後に瀬戸風カップ出場のメンバーの選手紹介が行われました。
ファンと選手が近いことはいいことですよね。盛り上がります。
 
(選手紹介)   (ファンに投げ込み)


■瀬戸風カップ ダイジェスト
  12R
   
(赤板)   (打鐘)   (最終ホーム)
   
(バック)   (最終3コーナー)   (ゴール)
周回は三宅、岡部、佐藤、武田、藤原、兵藤、金子、小嶋、小野。
赤板前から金子が上昇すると、武田がそれを阻止するように先頭へ。
金子は打鐘前に一気に踏み込み先行。
最終ホームでは金子、小嶋、小野で後ろを離し快調に逃げたが、4番手から踏み込んだ武田が、最終バック過ぎに前に出るが、金子の番手からでた小嶋が武田に合わせ、何とかしのぎ1着到達。2着は武田の番手の藤原、3着に佐藤が突っ込んできた。。


→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■ダッグアウトから

<1R>
  捲り追い込んで1着の高谷雅彦
久々の1着の高谷「でも、昨日勝たないと意味ないからね。確かに、共同通信社杯は勝ちあがり厳しいし、メンバーもきついけど、でも勝っている奴はいるわけだからね。昔は『勝ちたいな…』なんて思わなかったのにな(苦笑)。勝たなきゃダメだって、勝って当たり前のように思っていたからね。でも、とりあえず3日目お帰りにならなくって良かった。『3日目で帰るなよ』ソングとかって替え歌つくるんだもん、A坂(N樹)さんが!(笑)」


<2R>
  白戸淳太郎の先行を交わして1着の栗原厚司
「白戸が行ってくれたおかげですね。もう少し残せればよかったんですけど。ずっと自分の調子は悪くないですけど、流れがよくないんですよね…。今回は、今日は白戸、明日は赤井(学)の後ろにつけられるんでいいですね」


<3R>
逃げて2着に粘った渡邉一成
「昨日、負けた時点で残り3走は自分の力を出し切って勝つ競走をしようと思っていました。今日は先行できたけど、でも、後ろの松井(一良)さんを競らしちゃったし、落車させたんで、…そこは悔しいです。自分がもっとうまく先行していれば…。それが明日からの課題ですね」


<4R>
  直線伸びて1着の安福洋一
「たまには(車)が出よるな(笑)。澤田(義和)ありがとう!」
同地区の中澤央治は「昨日『伸びん』って言っていたのがウソのような伸びでしたね、安福さん!」


<5R>
  地元で1着の濱田浩司
「やりましたね! でも、自分はそんなに調子よくないって思ったんですけどね。地元の選手が1着になるとやる投げ入れは、このバンクになってからやっています。Tシャツを投げ入れるんですけど、選手が自前でタオル5枚とか買って投げ入れているんです。今日は気持ちがよかったんで10枚でした(笑)。このバンクはお客さんと近いんでいいですよね。『握手してくれー』とか、けっこう松山ファンは熱烈なんですよ。いきなり隣にいた女の人指差して『お前の彼女にしてくれ』とか言われると『えぇっー!』って、かなりびっくりしましたけど(笑)」


<6R>
  先行した永井清史ラインの3番手から突き抜けて1着の金田健一郎
「前(永井と番手の志智俊夫)が頑張ってくれて、直線は後ろがおしてくれたおかげですよ」


<7R>
  昨日の調子がいいと宣言通り1着にきた丸山啓一
「1着にこれてよかったです。着が悪いよりも、自分の感触が悪い時の方が落ち込むんですよね。なので、今回、感触が戻ってきたのを感じたんで、それだけでも収穫がありましたね! この調子で明日も頑張りたいです」


<8R>
  強烈な捲り追い込みで1着にきた山崎芳仁
「山内(大作)さんが行った時点で、これは先行ではダメだなって思って、焦らず行きました。展開はよくなかったけどワン・ツーが決まってよかったです」
番手の佐々木健司は「山崎強ぇー! 7番手になったら、つまったところで行こうって作戦を自分で言ったけど、いっぱいだった(笑)。離れるかと思った」


<9R>
  直線鋭く伸びて1着の海老根恵太
「自分の体調は悪くないと思いますけど、でも番手についてくれた村本(大輔)さんに申し訳ないです。この悔しさは明日以降に向けていきたいと思います」


<10R>
  捲って1着の吉岡稔真
「今日は一旦引いて、レースを見てじゃなく、自分のタイミングで行こうと思っていました。今日はピンク(8番車)ですからね、レースも目立ったけど、これも目立ったでしょ(笑)。(鈴木)誠さんの方が点数ないけど、昨日優秀競走でしたからね、しょうがない。山田(裕仁)さんが4番車なんで助かりました、そうじゃなかったらきついですよ(笑)」


<11R>
  先行した平原康多を交わして1着の神山雄一郎
「恵まれました。平原があんなに行ってくれたおかげですね」
その平原は「落ち着けなくて踏んでいましたよ、『神山さんが番手だ、捲られちゃいけない!』って思って。粘りがまだないですね」


<12R>
  瀬戸風カップを制した小嶋敬二
「オーロラビジョンを見た時、武田(豊樹)とまだ間があいていたから、『まだ来ないな』って思っていたら、すぐに来たんでびっくりしました。でも最後は6番(藤原憲征)に負けたかと思っちゃいましたよ」
2着の藤原憲征は「武田さん、ジワジワとスピードあげるんで、きつかったですね。後ろ見る余裕なかったです。(最後)あれだけ行ってくれた武田さんの内から行くことはできないですよ」

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