『第18回共同通信社杯【GII】レポート』 最終日編
 
配信日:10月10日



若生武則の 『第18回共同通信社杯【GII】レポート』 最終日編




いったいどうなるのか?と思った決勝は、最終バック9番手から余裕を持って突っ込んだ兵藤一也選手でした。ぬあんと5番車で共同通信社杯のポスターの真ん中に写っている番車と同じ!競輪にもポスターのサインはある?! 知っている方は知っていることでしたがツッコまさせていただきました。
それにしても追い込んでくる脚は素晴らしかったですね。今年は、GIII、GIIと獲得。まさに上り調子です。
グランプリも狙っています!現在63,756,000円で第10位。記念を頑張り、全日本選抜競輪も頑張るとグランプリ出場が可能!
全日本選抜競輪のタイトルを取れば一番確実ですけれども。

■決勝ダイジェスト
(選手紹介)
(赤板) (打鐘) (最終ホーム)
(バック) ゴール!!
周回は小嶋、金田、山崎、佐藤、兵藤、海老根、鈴木、金子、大塚。
青板で金子が上昇。それに海老根が続く。赤板ではさらに海老根が前へ。中団まで引いた小嶋が前に踏み込み打鐘で前に飛び出すが、後方から山崎が打鐘過ぎに先頭へ。中団に引いた金子が、最終ホームで一気にスパートをかけ先行。最終2センターでは海老根が捲ってくるが、金子自らブロック。その後ろから佐藤、兵藤がスパートし、ゴール前接戦に。わずかに差したのが兵藤。2着に佐藤、3着に大塚。
ゴール後、兵藤のうれしそうな表情がバンク内に溢れていた。
(レース後クールダウン)   兵藤選手ウイニングラン!!


さあ、これからがグランプリの座に向けて熾烈になります。諦めたものが脱落していく厳しい道ですが選手の皆さんには頑張ってほしいですね。
こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。

秋真っ只中で季節も良くなりました。皆さん競輪ライフを十二分に堪能してくださいね。記念競輪やKEIRINマガジンカップ(函館、取手、青森)が開催されます。皆さん来てくださいね。その他の競輪場にも脚をお運びください!

■再発走
なかなか写真が取れませんが、今回はきっちり手が上がるところを撮影できました。選手はこうやって手を上げると、スターターが二回ピストルを鳴らすのと同時に鐘を打ち鳴らし、再発走となるのです。

■キャイ~ン
6レース終了後、決勝出場選手による特別選手紹介が行われました。キャイ~ンの二人が選手に絡み、普段とはふた味以上違う選手紹介となりました。選手たちには苦笑も浮かんでいました。その後、観客席にプレゼントの投げ入れを行い、ファンは大いに盛り上がっていました!


■ダッグアウトから

<1R>
  1着の渡邊泰夫
「古原(勝己)さんも前におるし、どうするのかなって思ったら、なかなか踏まないから、『もう、これは行かんと間に合わん。よしっ』って行った結果ですね。ゴチャゴチャしていたし、恵まれました。ちょっと落車が続いていたし、身体も本調子じゃないんですけどね。今回も2日目に落車したけど、ケガ軽かったんで、もうちょっと頑張ってみようかなと思って走った結果、今日1着とれました。この1着が今後につながるといいですね」


<2R>
  直線鋭く伸びて1着の垣外中勝哉
「4日分を出し切りました(笑)。昨日まで不完全燃焼だったけど今日は出し切ったね。自分ではそんなに遠くから伸びた感じしなかったけど、テレビで見たらすごい伸びていたね。もっと早く行ってたら1着まで来れたかな?(笑)」


<4R>
  先行した濱田浩司の3番手から1着の藤野光吉
「ずっと3日間、後方からのレースだったから、今日は楽でしたね。今回は、9着だけど捲りも出たし、前にいれば勝負できるという事もわかったし、収穫はありましたね」


<5R>
  捲って1着の伏見俊昭
「堤(洋)がどうするのかなって思ったんですよ。でも、先輩2人もつけているし、行けるところから行こうと思っていました。昨日は前を見て失敗しているんで…」


<6R>
  渡部哲男の番手とりきって、後ろさばいて1着にきた齋藤登志信
「今日はたまたまですよ。調子も普通でしたしね。次は地区プロ出て、そこから青森S級シリーズ(10/28~30)まであいているので、少しゆっくりして、また頑張ります」


<7R>
  捲って1着の吉岡稔真
「やっぱり応援してくれる声がある事が大きいですからね。それがあるからこそ自分は頑張っているわけですから。次は地区プロ行って、中3日で京王閣記念です。きついのは皆一緒なので頑張ります」

  吉岡マークで2着の村本大輔
「吉岡さんの後ろだからね、いい記念になりました。やっぱり強いね、半端なく強いよ!」


<10R>
  先行した新田康仁を交わして1着の中井達郎
「新田先生のおかげです。やっぱり強いね」
その新田は「追い込み屋に変わろうとしている同県の仲間のためだからね。より多くの体験をしてもらわないといけないし。先行が僕の仕事だからね」


<11R>
  優勝した兵藤一也
「今は嬉しいのひと言です。走る前にイメージして、優勝のイメージしか浮かばなかったんですけど、その通りになりましたね。次はGIも獲りたいし、明日から頑張るだけです」

  2着の佐藤慎太郎
「連覇かと思ったのに…、もうちょっと脚があれば優勝を獲れたけど…この分じゃ当分獲れないかも……」

  3着の大塚健一郎
「(昨日は軽かったけど)1日過ぎて今日は重かったですね」

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