伝統の東西対抗とガールズGI。岸和田競輪場を舞台に開催されている令和6年能登半島地震復興支援競輪・大阪・関西万博協賛「第75回高松宮記念杯(GI)」、「第2回パールカップ(GI)」が、6月12日に2日目が行われた。高松宮記念杯シリーズではポイント制の一次予選では古性優作、深谷知広、新山響平が連勝。1走目の郡司浩平、新田祐大も白星を挙げ、浅井康太は通算500勝を達成した。また、パールカップの東西の準決は、ともに波乱。西日本では児玉碧衣が敗れ、當銘直美が連勝で優出を果たした。6月13日のシリーズ3日目には、パールカップの決勝がトップ7によって争われ、第2回のクイーンが決まる。また、高松宮記念杯ではポイント制の一次予選2が行われる。
シリーズの開催中は毎日、東西ガチンコ予想会、岸和田グルメフェスティバルなどが行われます。また、6月13日の3日目には、「島谷ひとみ」のスペシャルライブ、「ぱーてぃーちゃん」のお笑いスペシャルライブ、アニメ「リンカイ!」のトークショー、「成瀬心美」のトークショーなども予定されています。岸和田競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

パールカップ東日本準決勝出場選手特別紹介

パールカップ西日本準決勝出場選手特別紹介

パールカップ東日本準決勝ゴール

パールカップ西日本準決勝ゴール

パールカップ東日本準決勝1着、奥井迪選手

パールカップ西日本準決勝1着、當銘直美選手

パールカップ準決勝表彰式
<1R>

郡司浩平選手
後方から上昇した吉澤純平を、森田優弥が赤板過ぎに突っ張る。小松崎大地と吉澤が3番手で重なり、そこを渡邉雄太が飛び出して南関3車で出切り主導権。森田が4番手をキープして、踏み勝った小松崎が6番手で最終周回へ。逃げる渡邉との車間を空けた郡司浩平(写真)は、盤石の態勢。4番手の森田は動かず、小松崎は3コーナーで踏み出すが一息。後続をギリギリまで引きつけた郡司が、楽に抜け出して1着。
「理想の位置が取れましたし、(渡邉)雄太もドンピシャのタイミングで行ってくれた。あとはどうやって(ラインの)3人で決めるかって考えて走っていました。なるべく車間を空けて余裕をもってと。(最終)バックで森田君が来てくれた方がやりやすかったんですけど。最後の直線で食われないようにギリギリまで引っ張って、見て合わせて踏みました」
南関ラインを受けて抜かりなく4番手を手に入れた森田優弥は、最終2センターから外に持ち出して2着に追い込んだ。
「4分戦なので立ち遅れないようにだけ考えていました。(赤板で突っ張ったのは吉澤が)押さえに来るのが遅かったですし、初手の並び的にも。思ったよりも(渡邉に)勢い良く来られて、遅れちゃったんですけど展開に恵まれました。何度か詰まったところはあったんですけど行けなかった。武藤(龍生)さんに申し訳なかったです」
「理想の位置が取れましたし、(渡邉)雄太もドンピシャのタイミングで行ってくれた。あとはどうやって(ラインの)3人で決めるかって考えて走っていました。なるべく車間を空けて余裕をもってと。(最終)バックで森田君が来てくれた方がやりやすかったんですけど。最後の直線で食われないようにギリギリまで引っ張って、見て合わせて踏みました」
南関ラインを受けて抜かりなく4番手を手に入れた森田優弥は、最終2センターから外に持ち出して2着に追い込んだ。
「4分戦なので立ち遅れないようにだけ考えていました。(赤板で突っ張ったのは吉澤が)押さえに来るのが遅かったですし、初手の並び的にも。思ったよりも(渡邉に)勢い良く来られて、遅れちゃったんですけど展開に恵まれました。何度か詰まったところはあったんですけど行けなかった。武藤(龍生)さんに申し訳なかったです」
<2R>

浅井康太選手
清水裕友が、中団の藤井侑吾に併せ込んで赤板を迎える。藤井にフタをした清水は、打鐘手前から踏み込んで伊藤旭を押さえる。伊藤が飛び付いて小倉竜二と番手の取り合い。藤井は2センターから巻き返す。藤井がスピードを乗せて、最終2コーナー手前で清水をとらえる。藤井、浅井康太(写真)で出切り、3番手が清水と山口富生でもつれるが、山口が制して直線。番手から追い込んだ浅井が1着で、05年のデビューから勝ち星を積み上げて通算500勝を遂げた。
「あと1勝っていうので勝たないといけないとプレッシャーになっていた。これを機に一戦、一戦、戦っていきたい。(3場所前の)武雄の前のダービー(日本選手権)で落車して、脚が動かなかった。ろっ骨も治ってきて少しずつトレーニングができて良くなってきました。(藤井が)まくりにはなったけど、このメンバーで先行選手が藤井君で勝ち切ることを意識して考えて走りました。(このあとは)厳しいレースになってくると思う。レース(形態)も変わってくるので、そこで勝たないとタイトルは狙えないので、そこを意識していきたい。自分と向き合って頑張る」
中部ラインの3人で上位を独占。ロングまくりで清水を仕留めた藤井侑吾が、GIでの勝ち上がりに大きく前進するポイント加算。
「中団からがいいと思っていました。(清水に)一生、フタをされると思ったけど、行ってくれて、その上を行くしかないと。隊列が短くなって、香川(雄介)さんが遅れていって、小倉さんも入られていて、注意しながらいった。厳しいと思ったが、ブロックをもらわないように警戒して、下りで出切れた。それで力勝負ができたかなと」
「あと1勝っていうので勝たないといけないとプレッシャーになっていた。これを機に一戦、一戦、戦っていきたい。(3場所前の)武雄の前のダービー(日本選手権)で落車して、脚が動かなかった。ろっ骨も治ってきて少しずつトレーニングができて良くなってきました。(藤井が)まくりにはなったけど、このメンバーで先行選手が藤井君で勝ち切ることを意識して考えて走りました。(このあとは)厳しいレースになってくると思う。レース(形態)も変わってくるので、そこで勝たないとタイトルは狙えないので、そこを意識していきたい。自分と向き合って頑張る」
中部ラインの3人で上位を独占。ロングまくりで清水を仕留めた藤井侑吾が、GIでの勝ち上がりに大きく前進するポイント加算。
「中団からがいいと思っていました。(清水に)一生、フタをされると思ったけど、行ってくれて、その上を行くしかないと。隊列が短くなって、香川(雄介)さんが遅れていって、小倉さんも入られていて、注意しながらいった。厳しいと思ったが、ブロックをもらわないように警戒して、下りで出切れた。それで力勝負ができたかなと」
<3R>

新田祐大選手
前で構えた新田祐大(写真)は、赤板1コーナーで南関勢を送り出して4番手に下げる。そこを打鐘で小林泰正が叩いて主導権を握る。新田は俊敏に中団の青野将大のところまで追い上げる。最終ホームで新田が、外併走からまくりを打つ。諸橋愛のブロックを乗り越えた新田が出切る。諸橋にからまれながらも佐藤慎太郎が続き、佐藤友和の追走。佐藤慎、佐藤友さらに河野通孝の猛襲を僅差でこらえた新田が1着。
「青野君の動きからの小林君の動きだったので、押さえなのかカマシなのか微妙なスピードだった。それで様子を見ながら行ったんでああいう形になった。踏み出した瞬間の反応も、そのあとの流れも悪くなかった。ただ(最終)1コーナーですかね、後輪が流れてしまった。それで(ラインの)後続の選手たちはメンタル的にも苦しかったと思います。感覚はすごく良かった。レース展開が向いたんで、自信をもってレースを支配したとは言えないけど。行くべきところ、ワンテンポ遅れたけど行けていると思います」
新田にはタイヤ差及ばずも、北日本ライン3番手の佐藤友和が2着に届いた。
「(スタートは)僕の仕事なんで取れて良かった。そこからは新田の仕事なんで、僕は3番手に付いていくことだけを考えていました。(新田は)そのまま行くこともできたかもしれないけど、(一度休んでからのまくりで)安全策を取ったんだと思います。諸橋さんはただ後ろに付いているだけってことはないので、そこは警戒していました。出切ったあとに(小林)泰正の車輪が掛かっていたので、ちょっと早めに踏ませてもらいました。(佐藤)慎太郎さんを抜けているので調子はいいと思います」
「青野君の動きからの小林君の動きだったので、押さえなのかカマシなのか微妙なスピードだった。それで様子を見ながら行ったんでああいう形になった。踏み出した瞬間の反応も、そのあとの流れも悪くなかった。ただ(最終)1コーナーですかね、後輪が流れてしまった。それで(ラインの)後続の選手たちはメンタル的にも苦しかったと思います。感覚はすごく良かった。レース展開が向いたんで、自信をもってレースを支配したとは言えないけど。行くべきところ、ワンテンポ遅れたけど行けていると思います」
新田にはタイヤ差及ばずも、北日本ライン3番手の佐藤友和が2着に届いた。
「(スタートは)僕の仕事なんで取れて良かった。そこからは新田の仕事なんで、僕は3番手に付いていくことだけを考えていました。(新田は)そのまま行くこともできたかもしれないけど、(一度休んでからのまくりで)安全策を取ったんだと思います。諸橋さんはただ後ろに付いているだけってことはないので、そこは警戒していました。出切ったあとに(小林)泰正の車輪が掛かっていたので、ちょっと早めに踏ませてもらいました。(佐藤)慎太郎さんを抜けているので調子はいいと思います」
<4R>

橋本強選手
7番手から上昇した谷口遼平は、4番手の脇本雄太にフタをするようにして赤板を通過する。脇本が下げて、中部ラインが中団に収まる。打鐘手前で誘導を降ろした河端朋之は、後方の脇本を警戒しながらスローペースに落とす。車間を詰めるも4番手の谷口は仕掛けず、河端が徐々にペースを上げて最終周回へ。脇本は2コーナーからまくるが、河端の掛かりが良く3コーナーに入るとスピードが鈍る。三重コンビが直線で詰めるが、番手から伸びた橋本強(写真)が1着。
「前を取って谷口君が後ろ攻めになって、フタをすれば脇本君は下げるだろうって。ジャンでは河端君が腹をくくってくれた。脇本君はあのレースをよくするので、想定内のレースをしてくれました。(河端の最終)バックがすごい掛かりで、あの外を(脇本が)これたらすごいなって。3コーナー入って後ろを確認して、谷口君も車間が詰まっていなかったので(ラインで)決まったかなって思いました」
中四国ライン3番手の渡部哲男が、外を踏んで2着に入り愛媛ワンツー。
「あの展開か、谷口君が叩きに来て(河端が)4番手に入るかの2通りしか考えていなかったですね。どちらかというとやりたい方のレースだったので、ハマった感じだと思います。(河端が)相当、強かった。自分はちょっと(3月の)ウィナーズカップの落車の影響で感覚は良くないんですけど、流れに助けられました」
「前を取って谷口君が後ろ攻めになって、フタをすれば脇本君は下げるだろうって。ジャンでは河端君が腹をくくってくれた。脇本君はあのレースをよくするので、想定内のレースをしてくれました。(河端の最終)バックがすごい掛かりで、あの外を(脇本が)これたらすごいなって。3コーナー入って後ろを確認して、谷口君も車間が詰まっていなかったので(ラインで)決まったかなって思いました」
中四国ライン3番手の渡部哲男が、外を踏んで2着に入り愛媛ワンツー。
「あの展開か、谷口君が叩きに来て(河端が)4番手に入るかの2通りしか考えていなかったですね。どちらかというとやりたい方のレースだったので、ハマった感じだと思います。(河端が)相当、強かった。自分はちょっと(3月の)ウィナーズカップの落車の影響で感覚は良くないんですけど、流れに助けられました」
<7R>

新山響平選手
北日本勢が前団に構える。赤板過ぎに根田空史を突っ張った新山響平(写真)が、そのままレースを支配する。1センター過ぎまで踏んでいた根田は打鐘2センターでようやく7番手に下げ切り、坂井洋が4番手でレースが流れる。新山がリズム良くピッチを刻み、別線は動けない。最終2コーナー過ぎから坂井がまくるが、新山が合わせ切って直線。番手の成田和也も追い込むが、一次予選1に続く逃げ切りで連勝を遂げた。
「根田さんも結構、踏んできたので、そこだけしっかり踏んで早めに踏みやめてもらおうと思った。強めに踏んだらやめてくれたので良かったです。いいペースでホームの向かい風で押し返されたんですけど、そこさえしのげれば後ろの動きを見てペースで駆けられるかなって思っていました。ラインで決まったのがうれしいですね。仕上がっていないかと思った。昨日(一次予選1)のレースだけじゃ判断はできなかったんですけど、今日は反応も良かったので、かなりいい方向に向かっています」
坂井のまくりを外に振って、直線で逃げる新山との差を詰めた成田和也が2着。
「根田君が引いたのはわかったんですけど、サラ脚で坂井君もいたのでどうかなって思った。でも、新山君が強かったですね。たぶん(坂井が)来るなっていう予想はしていたので、できるなりに対応しようと思っていた。(坂井を)1回振って止まった感じだった。新山君も踏み直すと思ったし、冷静に走れているんで(体調面は)悪くないですね」
「根田さんも結構、踏んできたので、そこだけしっかり踏んで早めに踏みやめてもらおうと思った。強めに踏んだらやめてくれたので良かったです。いいペースでホームの向かい風で押し返されたんですけど、そこさえしのげれば後ろの動きを見てペースで駆けられるかなって思っていました。ラインで決まったのがうれしいですね。仕上がっていないかと思った。昨日(一次予選1)のレースだけじゃ判断はできなかったんですけど、今日は反応も良かったので、かなりいい方向に向かっています」
坂井のまくりを外に振って、直線で逃げる新山との差を詰めた成田和也が2着。
「根田君が引いたのはわかったんですけど、サラ脚で坂井君もいたのでどうかなって思った。でも、新山君が強かったですね。たぶん(坂井が)来るなっていう予想はしていたので、できるなりに対応しようと思っていた。(坂井を)1回振って止まった感じだった。新山君も踏み直すと思ったし、冷静に走れているんで(体調面は)悪くないですね」
<8R>

三谷将太選手
伊藤颯馬が切ったところを、福永大智が打鐘手前で押さえて先頭に立つ。すかさず取鳥雄吾が反撃に出て、福永がペースアップして駆ける。最終ホームで近畿ラインの番手まで迫った取鳥だが、三谷将太(写真)のブロックで力尽きる。4番手に降りた松浦悠士を弾いて、こじ開けた伊藤が2コーナー過ぎからまくる。伊藤がスピード良く迫るが、三谷がさすがの仕事ぶりで阻み追い込んで1着。
「福永を沈めてしまったのは、自分の力不足です。今日(一次予選2)は風が強いなかで先行してくれた福永のおかげです。後ろを固めてくれた椎木尾(拓哉)も。福永が先行していいスピードじゃないと、(仕事も)できないし、3着までに残せなかったのが…。最大限努力をしたが、あれくらいしかできなかった」
近畿ライン3番手の椎木尾拓哉が、直線で外を伸びるもタイヤ差の2着。
「3番手で内を締めていただけですね。前の2人におんぶにだっこでした。レースは見えていたけど、GIはピッチも早いですからね。3番手で脚をためられていた。(三谷)将太が仕事をしていたし、それに尽きる」
「福永を沈めてしまったのは、自分の力不足です。今日(一次予選2)は風が強いなかで先行してくれた福永のおかげです。後ろを固めてくれた椎木尾(拓哉)も。福永が先行していいスピードじゃないと、(仕事も)できないし、3着までに残せなかったのが…。最大限努力をしたが、あれくらいしかできなかった」
近畿ライン3番手の椎木尾拓哉が、直線で外を伸びるもタイヤ差の2着。
「3番手で内を締めていただけですね。前の2人におんぶにだっこでした。レースは見えていたけど、GIはピッチも早いですからね。3番手で脚をためられていた。(三谷)将太が仕事をしていたし、それに尽きる」
<9R>

深谷知広選手
佐々木悠葵の上昇を阻んで、北井佑季が突っ張る。そこでいったん北井がペースを落とすと、長島大介が狙いすましていたように赤板2コーナーで北井を押さえる。しかしながら、杉森輝大は連結を外す。番手に収まった北井は、打鐘3コーナー過ぎに叩きに出る。北井が主導権を奪って先行。内を進出した高橋晋也のあおりを受けた深谷知広(写真)は、最終ホーム過ぎに追いつき北井に続く。鈴木裕は高橋に弾かれて後退。3番手に長島、4番手に高橋でバックを通過する。深谷は後続との間合いを計り、ゴール寸前で北井を交わして1着。車単160円の断然人気に応えた。
「昨日(一次予選1の北井を)見て仕上がっている感じがわかったんで、自分は連結を外さないようにでした。(長島大介は)かなりいい勢いで来て、想定外だった。そこで北井の行く気持ち強かったんで、(連結を)外しかけた。自分でカマシに行くくらいの追い上げだった。体力もあんまり残ってなかった。(一次予選連勝で)疲れが残っているけど、連日ラインのおかげで1着が取れて充実はしている」
一度は長島に出られた北井佑季だが、攻める気持ちを前面に出して主導権を奪い駆けた。
「すんなり前が取れた場合は、2周しっかりと行く気持ちでした。長島さんは1車だったのがわかったけど、狙ってたと思うしいいタイミングだった。1個(のライン)を突っ張って、長島さんに出られた。それでいつも行っている2周より短かったんで、いいペースでいけた。鈴木(裕)さんがからまれてしまったけど、自分のラインは長いし、深谷さんを信頼して粘れた」
「昨日(一次予選1の北井を)見て仕上がっている感じがわかったんで、自分は連結を外さないようにでした。(長島大介は)かなりいい勢いで来て、想定外だった。そこで北井の行く気持ち強かったんで、(連結を)外しかけた。自分でカマシに行くくらいの追い上げだった。体力もあんまり残ってなかった。(一次予選連勝で)疲れが残っているけど、連日ラインのおかげで1着が取れて充実はしている」
一度は長島に出られた北井佑季だが、攻める気持ちを前面に出して主導権を奪い駆けた。
「すんなり前が取れた場合は、2周しっかりと行く気持ちでした。長島さんは1車だったのがわかったけど、狙ってたと思うしいいタイミングだった。1個(のライン)を突っ張って、長島さんに出られた。それでいつも行っている2周より短かったんで、いいペースでいけた。鈴木(裕)さんがからまれてしまったけど、自分のラインは長いし、深谷さんを信頼して粘れた」
<10R>

古性優作選手
島川将貴が窓場千加頼を押さえて、さらに嘉永泰斗が仕掛ける。島川も合わせて踏み上げて、両者で脚力を消耗。嘉永が叩き切るが、島川が番手に飛び付いて、窓場の仕掛けごろ。打鐘4コーナー手前から窓場が踏み込んで、古性優作(写真)と別線をのみ込む。神田紘輔は加速に遅れてさばかれる。3番手の嘉永は、前の2人との車間を詰めていっぱい。古性が余裕をもって差し切って一次予選を連勝。
「(窓場)千加頼が隙のないレースをしてくれたので、本当に安心して付いていました。今年の最初のころの千加頼は自信がないような感じでしたけど、ウィナーズカップの前の辺りぐらいから一皮も二皮もむけましたね。(窓場は)同期というか一人の選手として信頼していましたし、3人で決められれば良かったんですけど。(自分自身の)感触はいいと思います」
流れも向いた窓場千加頼だったが、展開をしっかりとモノにして仕掛けた。
「組み立ても良かったと思います。島川君がフワフワ切りに来たら突っ張りも考えていたんですけど、しっかり切りに来た。嘉永君が巻き返していって前団(の隊列が)短くなったので、展開が向きましたね。踏み出した感じは、昨日(一次予選1)良くなかったところを修正できたと思います。地元地区のGIなので、良くも悪くも攻めたレースをしようと思っていました」
「(窓場)千加頼が隙のないレースをしてくれたので、本当に安心して付いていました。今年の最初のころの千加頼は自信がないような感じでしたけど、ウィナーズカップの前の辺りぐらいから一皮も二皮もむけましたね。(窓場は)同期というか一人の選手として信頼していましたし、3人で決められれば良かったんですけど。(自分自身の)感触はいいと思います」
流れも向いた窓場千加頼だったが、展開をしっかりとモノにして仕掛けた。
「組み立ても良かったと思います。島川君がフワフワ切りに来たら突っ張りも考えていたんですけど、しっかり切りに来た。嘉永君が巻き返していって前団(の隊列が)短くなったので、展開が向きましたね。踏み出した感じは、昨日(一次予選1)良くなかったところを修正できたと思います。地元地区のGIなので、良くも悪くも攻めたレースをしようと思っていました」
<11R>

奥井迪選手
打鐘を過ぎても隊列は変わらず、7番手の久米詩は3コーナーから上昇を始める。先頭の奥井迪(写真)も踏み上げながら、久米のスピードを見極めて最終1センターで1人で来た久米を受ける。後方の飯田風音、山口真未は久米の動きに反応できない。2番手に入った奥井が、2コーナーからまくる。久米を3コーナーでとらえた奥井が、後ろの吉村早耶香を退けて1着。
「久米さんが来なくても(最終)ホームでは駆けようとしていて、久米さんが来たので慌てずに。合わせて出る器用なことはできないので、自分のタイミングで気持ちで踏んだ。お客さんの声援がすごくて、(決勝権利の)3着に入るっていうよりも、1着でインタビューにいきたいと思った。お客さんに励まされて感謝を言いたいと思いました。こうやって自力で思い描いた通りのレースで勝ち上がれてうれしかったです」
奥井の後ろからレースを進めた吉村早耶香は、奥井の追走に集中。まくりの加速にも対応して、直線は僅差まで追い込んだ。
「スピードが良くて、風も強くて奥井さんに付いていきました。2人(奥井と久米)のやり合いを見極めていましたけど、(奥井が)強かったです。昨日(初日)もいい位置を回れていたけど、最後に抜けていないのでそこが課題です」
吉村を前に見てレースを進めた尾崎睦は、最終バックで詰まったが手堅く追い込みで決勝のキップをつかんだ。
「初手は前の方にいたくて、いい位置を取れた。(久米のカマシは)気づいていなくて、追走に集中していました。(最終)2コーナーで自分でまくりに行った方がいいか、迷ったところが良くなかった。勝ち上がりなので、そこでリスクと思っていることが良くないことです。決勝に勝ち上がるのを第一に考えて追走を選択した。いい展開だったのでまくりにいくより、追い込みで勝負の方がいいと思った」
「久米さんが来なくても(最終)ホームでは駆けようとしていて、久米さんが来たので慌てずに。合わせて出る器用なことはできないので、自分のタイミングで気持ちで踏んだ。お客さんの声援がすごくて、(決勝権利の)3着に入るっていうよりも、1着でインタビューにいきたいと思った。お客さんに励まされて感謝を言いたいと思いました。こうやって自力で思い描いた通りのレースで勝ち上がれてうれしかったです」
奥井の後ろからレースを進めた吉村早耶香は、奥井の追走に集中。まくりの加速にも対応して、直線は僅差まで追い込んだ。
「スピードが良くて、風も強くて奥井さんに付いていきました。2人(奥井と久米)のやり合いを見極めていましたけど、(奥井が)強かったです。昨日(初日)もいい位置を回れていたけど、最後に抜けていないのでそこが課題です」
吉村を前に見てレースを進めた尾崎睦は、最終バックで詰まったが手堅く追い込みで決勝のキップをつかんだ。
「初手は前の方にいたくて、いい位置を取れた。(久米のカマシは)気づいていなくて、追走に集中していました。(最終)2コーナーで自分でまくりに行った方がいいか、迷ったところが良くなかった。勝ち上がりなので、そこでリスクと思っていることが良くないことです。決勝に勝ち上がるのを第一に考えて追走を選択した。いい展開だったのでまくりにいくより、追い込みで勝負の方がいいと思った」
<12R>

當銘直美選手
7番手に陥った日野未来が打鐘手前で動き出し、それを察知した児玉碧衣が仕掛ける。児玉が最終ホームで先頭に出て、初日と同じく児玉マークに照準を絞っていた當銘直美(写真)の追走。坂口楓華が2人を追いかけるも、前受けから飛び付いた山原さくらがそれを阻む。山原がじわじわと車間を詰めて、最後方から柳原真緒は3コーナーでインを突く。直線半ばで失速した児玉を交わした當銘が1着。連勝で決勝に進んだ。
「(連勝は)ビックリです。昨日(初日)と違って、今日は(児玉と)隣りの枠だった。(児玉の後ろの位置を)しっかりと狙っていかないと、私には戦えないと思っていた。タテ脚の勝負ではまだかなわない。追走は得意だと思っているので(そこで勝負と)。(児玉)碧衣さんの仕掛けたところは口が空いてしまった。けど、リカバリーすることができた。昨日と同じような展開になって、しっかりと踏み出せば自分にもチャンスがあると。まさか大きなレースで1着が続けて取れるとは思っていなかったので、(状態は)過去イチいいです」
最終バックで7番手の柳原真緒は、最短コースの内を進出して2着に届いた。
「6、7番車が自力の選手だったので、前々勝負だった。それで前を取りにいった。昨日(初日)の尾方(真生)さんを見てるとすごく強かったので、(仕掛けて)行ってくれるかと思ったけど。あの位置で何回か内が空いたので行きました。(準決は)本当にただただ結果論でしたね。ここに向けて最近のなかでは一番調子良くもってこられたけど、脚力がある選手と比べたら2、3段階違う。(決勝もその分)位置取りをしっかりとしないと」
一番前からレースを進めた山原さくらは、児玉のカマシに反応するも2人に出られる。しかしながら、必死に飛び付いて坂口に踏み勝ち、最後は児玉を交わした。
「前から組み立てたいと思っていたんで、前に入れてうれしかったですね。目イチで踏んだけど、なかなか(児玉)碧衣のことは合わせることができなかった。でも、碧衣が駆けたら後ろはキツそうだし、それで3番手が空いてくれた。(最終)バックで出ていくか迷った。確定板に乗りたいっていう思いでああなりました。内から(柳原に)来られたけど、(しのげたので)脚の感じは悪くない」
「(連勝は)ビックリです。昨日(初日)と違って、今日は(児玉と)隣りの枠だった。(児玉の後ろの位置を)しっかりと狙っていかないと、私には戦えないと思っていた。タテ脚の勝負ではまだかなわない。追走は得意だと思っているので(そこで勝負と)。(児玉)碧衣さんの仕掛けたところは口が空いてしまった。けど、リカバリーすることができた。昨日と同じような展開になって、しっかりと踏み出せば自分にもチャンスがあると。まさか大きなレースで1着が続けて取れるとは思っていなかったので、(状態は)過去イチいいです」
最終バックで7番手の柳原真緒は、最短コースの内を進出して2着に届いた。
「6、7番車が自力の選手だったので、前々勝負だった。それで前を取りにいった。昨日(初日)の尾方(真生)さんを見てるとすごく強かったので、(仕掛けて)行ってくれるかと思ったけど。あの位置で何回か内が空いたので行きました。(準決は)本当にただただ結果論でしたね。ここに向けて最近のなかでは一番調子良くもってこられたけど、脚力がある選手と比べたら2、3段階違う。(決勝もその分)位置取りをしっかりとしないと」
一番前からレースを進めた山原さくらは、児玉のカマシに反応するも2人に出られる。しかしながら、必死に飛び付いて坂口に踏み勝ち、最後は児玉を交わした。
「前から組み立てたいと思っていたんで、前に入れてうれしかったですね。目イチで踏んだけど、なかなか(児玉)碧衣のことは合わせることができなかった。でも、碧衣が駆けたら後ろはキツそうだし、それで3番手が空いてくれた。(最終)バックで出ていくか迷った。確定板に乗りたいっていう思いでああなりました。内から(柳原に)来られたけど、(しのげたので)脚の感じは悪くない」