伝統の東西対抗にガールズGIも東西戦。岸和田競輪場を舞台に大阪・関西万博協賛「第76回高松宮記念杯競輪(GI)」、大阪・関西万博協賛「第3回パールカップ(GI)」が、6月17日にスタートした。初日の一次予選1では、古性優作が敗れる波乱もあったが、脇本雄太、吉田拓矢の今年のタイトルホルダー2人は白星で好発進した。また、ガールズケイリンの予選では、オールガールズクラシックを制した佐藤水菜が1着で人気に応えた。6月18日のシリーズ2日目には、残りの一次予選1と一次予選2、ガールズケイリンでは早くも準決を迎える。
シリーズの開催中は毎日、東西対抗ガチンコ予想会、岸和田グルメフェスティバル、選手会大阪支部ふれあいコーナーなどが行われます。また、6月18日の2日目は、「青木愛」トークショーなども予定されています。岸和田競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

第76回高松宮記念杯競輪、第3回パールカップ開会式

敢闘宣言をする福永大智選手と仲澤春香選手

20回連続出場で表彰を受ける諸橋愛選手
<1R>

太田海也選手
中四国勢が、前団に構える。後方の佐々木豪がインを進出。3番手で佐々木と併走になった窓場千加頼が赤板2コーナー過ぎに切って出て、そこを山崎賢人が叩いて主導権。窓場が飛び付いて番手はもつれて、6番手になった太田海也(写真)は、最終ホーム手前から仕掛ける。前団の隊列が短くなり、太田があっさり出切るが、松浦悠士は付け切れない。松浦をけん制しながら山崎が番手を確保。窓場に踏み勝った荒井崇博が続きながら、松浦ともつれる。4コーナー手前で外に持ち出した山崎が差し返すも、ロングまくりの太田が押し切った。
「窓場さんのところの判断としては、突っ張ろうと思っていたんですけど。(判断)ミスをして引いてしまいました。(打鐘)3コーナーで抜け出せて、4コーナーで少しタイミングがあったので(仕掛けて)行きました。体の感覚的には悪くないんですけど、もうワンテンポ早くというか前のリズムで行ければラインで決まっていたと思います。(山崎が番手に入ったが)脚力が高い選手から逃げ切れたのは良かったと思います」
最終2コーナー手前で外に張りながら太田を追いかけた山崎賢人が、太田に詰め寄るも半車輪差まで。
「車番が良くなかったので、どういう並びになっても対応しようと思っていました。佐々木君が内から来たので、自分で切った方がいいかなって思ったんですけど、窓場さんが切った。先行してどこまで勝負できるかっていう感じでした。(太田と松浦の)車間が空いていたので入ってみました。(あのタイミングで太田と松浦の)2人が来ると思ったので、準備はしていました。感触は良かったんですけど、抜けていないので」
「窓場さんのところの判断としては、突っ張ろうと思っていたんですけど。(判断)ミスをして引いてしまいました。(打鐘)3コーナーで抜け出せて、4コーナーで少しタイミングがあったので(仕掛けて)行きました。体の感覚的には悪くないんですけど、もうワンテンポ早くというか前のリズムで行ければラインで決まっていたと思います。(山崎が番手に入ったが)脚力が高い選手から逃げ切れたのは良かったと思います」
最終2コーナー手前で外に張りながら太田を追いかけた山崎賢人が、太田に詰め寄るも半車輪差まで。
「車番が良くなかったので、どういう並びになっても対応しようと思っていました。佐々木君が内から来たので、自分で切った方がいいかなって思ったんですけど、窓場さんが切った。先行してどこまで勝負できるかっていう感じでした。(太田と松浦の)車間が空いていたので入ってみました。(あのタイミングで太田と松浦の)2人が来ると思ったので、準備はしていました。感触は良かったんですけど、抜けていないので」
<2R>

松谷秀幸選手
末木浩二、阿部拓真の順番で動いて、深谷知広が踏み込むと坂井洋も合わせて出る。打鐘で出た坂井を深谷が叩いて、そのまま駆ける。松谷秀幸(写真)まで出切るが、3番手は坂井と佐々木龍で併走になり最終周回へ。1コーナーで坂井が張ると、坂井、佐々木、阿部、佐藤友和、末木の5人が落車。深谷の先行で3番手が大きく車間が空いて、アクシデントを避けた杉森大が追いかける。番手で間合いを取った松谷が、深谷を交わして1着。
「深谷が行けるところから行く感じだった。あとはみんなが、自分か(佐々木)龍か、中団(の位置取り)かなと。そこはなんとかしないとって思っていました。(最終)1コーナーで(落車の)ガシャンというのが聞こえて、後ろが離れていた。龍がいないのがわかって、落車したんだと思って残念でした。深谷はジャンで踏まされてから出たのでキツそうでしたが、(最終)4コーナーから踏み直していました。(自分の状態は前回の)別府よりはいいですね」
主導権を握って出るまでに脚を使わされた深谷知広は、打鐘3コーナーから風を切って駆ける。大量落車もあり、車間が空いたところから杉森に迫られたが2着に粘り込んだ。
「(落車の)音は聞こえたけど、あそこまでいったらあとは自分のペースで踏んでいった。赤板過ぎで(坂井に)入られなければ、もっと楽に踏めたとは思います。けど、掛かりは良くなかったです。余裕はなかったですし、考えたいですね」
「深谷が行けるところから行く感じだった。あとはみんなが、自分か(佐々木)龍か、中団(の位置取り)かなと。そこはなんとかしないとって思っていました。(最終)1コーナーで(落車の)ガシャンというのが聞こえて、後ろが離れていた。龍がいないのがわかって、落車したんだと思って残念でした。深谷はジャンで踏まされてから出たのでキツそうでしたが、(最終)4コーナーから踏み直していました。(自分の状態は前回の)別府よりはいいですね」
主導権を握って出るまでに脚を使わされた深谷知広は、打鐘3コーナーから風を切って駆ける。大量落車もあり、車間が空いたところから杉森に迫られたが2着に粘り込んだ。
「(落車の)音は聞こえたけど、あそこまでいったらあとは自分のペースで踏んでいった。赤板過ぎで(坂井に)入られなければ、もっと楽に踏めたとは思います。けど、掛かりは良くなかったです。余裕はなかったですし、考えたいですね」
<3R>

隅田洋介選手
赤板1コーナーで河端朋之が、寺崎浩平を押さえて出る。中四国ラインに嘉永泰斗が続いて、寺崎は7番手に引いて打鐘を通過する。ペースを握った河端が別線を翻ろうしながら、徐々に踏み上げていく。寺崎は前との車間が空き、4番手の嘉永が最終2コーナー手前からまくりを打つ。逃げる河端の掛かりが良く、嘉永はジワジワとしか進まない。寺崎は3コーナー過ぎからまくり追い込む。岡山コンビに迫った嘉永と3人が、横一線のゴール。番手の隅田洋介(写真)が、きっちりと差し切った。
「(河端は)ずっといいペースで、(別線を)おいでおいでして、来ても突っ張れそうな感じだった。(最終)ホームでの(河端の)踏み直しがえげつなかった。バックからも伸びていったので、この上を来られたらしょうがないっていうくらいでした。(嘉永のまくりは)僕の後輪で止まっていたので、振りづらかった。(22年の高松宮記念杯で)GIに初めて出た時のここのセッティングに戻した感じです。あとはもういじらないで、体の方を仕上げていきたい」
寺崎が下げて抜かりなく中団をキープした嘉永泰斗は、河端にまくりを合わされながらもしぶとく伸びた。
「(逃げた河端は仕掛けて)行きたくなるペースだっただけど、行ったらあんまり出ないっていう感じでした。(まくりの)出は悪いですね。初日しては悪くないのかと。あとは良くなってくれれば。体はとくに問題ないです。ただ、(岸和田が)熊本より暑いんで結構、やられています」
「(河端は)ずっといいペースで、(別線を)おいでおいでして、来ても突っ張れそうな感じだった。(最終)ホームでの(河端の)踏み直しがえげつなかった。バックからも伸びていったので、この上を来られたらしょうがないっていうくらいでした。(嘉永のまくりは)僕の後輪で止まっていたので、振りづらかった。(22年の高松宮記念杯で)GIに初めて出た時のここのセッティングに戻した感じです。あとはもういじらないで、体の方を仕上げていきたい」
寺崎が下げて抜かりなく中団をキープした嘉永泰斗は、河端にまくりを合わされながらもしぶとく伸びた。
「(逃げた河端は仕掛けて)行きたくなるペースだっただけど、行ったらあんまり出ないっていう感じでした。(まくりの)出は悪いですね。初日しては悪くないのかと。あとは良くなってくれれば。体はとくに問題ないです。ただ、(岸和田が)熊本より暑いんで結構、やられています」
<4R>

吉田拓矢選手
早めに上昇を始めて菊池岳仁も併せ込むが、前受けの中野慎詞が赤板過ぎに突っ張り菊池を出させない。周回中は6番手にいた吉田拓矢(写真)は、4番手に追い上げて打鐘を迎える。菊池は6番手、根田空史が8番手の一本棒でレースが流れる。先行態勢の中野が、最終ホーム目がけてペースアップ。吉田は後続の仕掛けを待つことなく、2コーナー手前からまくって出る。阿部力也のブロックを乗り越えた吉田が、中野をとらえて1着。
「中野君か菊池君のどっちが前を取るかで、組み立ても変わってくると思っていた。あの後ろ中団になって、(中野が菊池を突っ張ったところで)とっさの判断で(4番手を)取りました。あそこが勝負どころだと。中野君はダッシュがあるので、駆ける前に踏んでも合わされると思った。ニュートラルに入ってから仕掛けようと思っていました。(岸和田バンクは)まくりが決まりづらい。早めじゃないですけど、行けると思ったタイミングで仕掛けました。道中から余裕があったので、踏んだ瞬間にいけると思いました」
吉田の仕掛けにわずかに空いた吉澤純平は、最終的に2車身遅れてのゴール。
「あの展開なら、吉田君の仕掛けに付いていければって思っていました。スピードが良くて口が空いちゃった。けど、しのげて良かったです。自分としては一応、一本(宇都宮を)走って、やれることはやってきた。いまの限界値ではないですけど、しっかり付いていければチャンスはあると。ハイスピードになったので、脚質的に厳しいかなって思いました。けど、付いていけたので及第点ですかね」
「中野君か菊池君のどっちが前を取るかで、組み立ても変わってくると思っていた。あの後ろ中団になって、(中野が菊池を突っ張ったところで)とっさの判断で(4番手を)取りました。あそこが勝負どころだと。中野君はダッシュがあるので、駆ける前に踏んでも合わされると思った。ニュートラルに入ってから仕掛けようと思っていました。(岸和田バンクは)まくりが決まりづらい。早めじゃないですけど、行けると思ったタイミングで仕掛けました。道中から余裕があったので、踏んだ瞬間にいけると思いました」
吉田の仕掛けにわずかに空いた吉澤純平は、最終的に2車身遅れてのゴール。
「あの展開なら、吉田君の仕掛けに付いていければって思っていました。スピードが良くて口が空いちゃった。けど、しのげて良かったです。自分としては一応、一本(宇都宮を)走って、やれることはやってきた。いまの限界値ではないですけど、しっかり付いていければチャンスはあると。ハイスピードになったので、脚質的に厳しいかなって思いました。けど、付いていけたので及第点ですかね」
<5R>

尾方真生選手
3連単で15万円を超える波乱の決着。前受けの日野未来が、そのまま先行態勢を取る。大久保花梨を前に見る3番手に尾方真生(写真)。5番手に坂口楓華、児玉碧衣は6番手でスローペースのまま最終ホームを迎える。日野が徐々にペースを上げていくが、大久保が2コーナー手前から仕掛ける。坂口も踏み込むが竹野百香の横まで。バック過ぎにまくり切った大久保を尾方、竹野で追走。児玉は、浮いた坂口のさらに外で苦しい。好展開を追い込んだ尾方が1着。
「(児玉)碧衣さんより前にいたくて、どうにか入れてもらえないかと前にいきました。すごいラッキーな展開になったと思います。あの位置で仕掛けられたら仕掛けようとしたら、(大久保)花梨さんが仕掛けた。それでゴール前勝負と。状態は前回のGI(オールガールズクラシック)よりもいいと思う。毎回、GIの初日は7着(が多い感じ)で悔しいので、今回は集中して走りたいと思っていた。運も良かったです」
日野がそのまま逃げて、大久保花梨は2番手のポジションから果敢にまくった。
「(最終)ホームで日野選手が駆けると思って、展開が自分に向いたと思いました。(仕掛けて)行くタイミングはあそこしかないと。タイミング良く行けました。ノーマークだったので駆けやすいところから行けたけど、準決はそうもいかないと思う。考えて走りたいです」
「(児玉)碧衣さんより前にいたくて、どうにか入れてもらえないかと前にいきました。すごいラッキーな展開になったと思います。あの位置で仕掛けられたら仕掛けようとしたら、(大久保)花梨さんが仕掛けた。それでゴール前勝負と。状態は前回のGI(オールガールズクラシック)よりもいいと思う。毎回、GIの初日は7着(が多い感じ)で悔しいので、今回は集中して走りたいと思っていた。運も良かったです」
日野がそのまま逃げて、大久保花梨は2番手のポジションから果敢にまくった。
「(最終)ホームで日野選手が駆けると思って、展開が自分に向いたと思いました。(仕掛けて)行くタイミングはあそこしかないと。タイミング良く行けました。ノーマークだったので駆けやすいところから行けたけど、準決はそうもいかないと思う。考えて走りたいです」
<6R>

梅川風子選手
3番手の奥井迪が、打鐘4コーナーから仕掛けて最終ホーム過ぎに主導権を奪う。石井寛子、梅川風子(写真)、久米詩、石井貴子が続く。梅川は前団の勢いをもらい、そのまま1センター過ぎからまくる。バック手前で奥井をとらえた梅川を久米が追走。3番手が離れて、石井寛が切り替える。梅川と久米のゴール勝負と思われたが、梅川に接触した久米が落車。石井寛、石井貴、吉村早耶香が乗り上げる。梅川がそのまま先頭でゴール。
「奥井さんの動きが、キーポイントになるかなと。それ次第で先に動くのか、待つのかの選択肢が出てくるって思っていました。(最終1センター過ぎに仕掛けたところは)自分としてはもう少し余裕をもっても良かった。後ろが久米選手、石井(貴)選手だったので、いつ来てもおかしくなかった。それで焦ったというか、出てからペースを緩めてと思いました。ここに向けてっていうのがあったけど、ちょっと時間がなかった。それで物足りなさもある。(状態的には)いまのところ通常通りくらいの感じです。ガールズケイリンを走る以上は、GI決勝の1着を目指したい。まずは決勝なんで、明日(2日目)いい走りを見せることが大事。着と内容、どちらも狙っていきたい」
最終バックで最後方の藤田まりあは、アクシデントを間一髪で外に避けて2着に入った。
「みんな自分より強いので、前々にいないと勝てないと思って(周回中は)前々にいました。今日(初日)はなにもできなくて、落車もあったんで(勝ち上がったけど)あんまり喜べない。アップの時から重く感じたので、しっかりとケアができればと思います」
「奥井さんの動きが、キーポイントになるかなと。それ次第で先に動くのか、待つのかの選択肢が出てくるって思っていました。(最終1センター過ぎに仕掛けたところは)自分としてはもう少し余裕をもっても良かった。後ろが久米選手、石井(貴)選手だったので、いつ来てもおかしくなかった。それで焦ったというか、出てからペースを緩めてと思いました。ここに向けてっていうのがあったけど、ちょっと時間がなかった。それで物足りなさもある。(状態的には)いまのところ通常通りくらいの感じです。ガールズケイリンを走る以上は、GI決勝の1着を目指したい。まずは決勝なんで、明日(2日目)いい走りを見せることが大事。着と内容、どちらも狙っていきたい」
最終バックで最後方の藤田まりあは、アクシデントを間一髪で外に避けて2着に入った。
「みんな自分より強いので、前々にいないと勝てないと思って(周回中は)前々にいました。今日(初日)はなにもできなくて、落車もあったんで(勝ち上がったけど)あんまり喜べない。アップの時から重く感じたので、しっかりとケアができればと思います」
<7R>

小林優香選手
打鐘を6番手で通過した仲澤春香は、4コーナー手前から仕掛ける。合わせて山原さくらも踏み込んで、最終1コーナーからは2人の叩き合い。バック手前で仲澤がねじ伏せて、そこを小林優香(写真)が追い上げて仲澤後位に入る。3番手は、内から柳原真緒、那須萌美、當銘直美で併走。押し切り図る仲澤を小林がゴール寸前で追い込んだ。
「メンバー的にも自力選手が多いので、できれば中団にはいたいなって思っていた。けど、(スタートで)仲澤さんが踏み込んで、仲澤さんの後ろになった瞬間に赤板で上がろうと冷静に。内に包まれないように、冷静に見ていました。(仲澤は)長い距離を踏めるので、想定の範囲内のなかで勝負どころを見極めて踏み込みました。練習はあまりできていなかったんですけど、イメージはしてこられたので。1走してみて、感覚は大丈夫だと思います」
初めての大舞台も仲澤春香は、力勝負で予選をクリア。2着も十分に力を示した。しかしながら、自身はこう振り返る。
「後ろの方になって後手、後手に回される不安もあった。ほかの選手の意図はわからないですけど、先まくりに来て外々を回される展開になると。それで、後方になったら、早めに仕掛けようと思っていました。車間も切れていなくて、セッティングも納得いっていないというか違和感があるなかだった。踏み出したけど、合わされそうなスピードだった。タイミングも悪かったんですけど、踏み込むしかないと。やっぱり道中でムダに脚を使って、うまくカマせなかった。内外線間を走れなくて、外々を踏まされたので(最後は)脚がなかったです」
「メンバー的にも自力選手が多いので、できれば中団にはいたいなって思っていた。けど、(スタートで)仲澤さんが踏み込んで、仲澤さんの後ろになった瞬間に赤板で上がろうと冷静に。内に包まれないように、冷静に見ていました。(仲澤は)長い距離を踏めるので、想定の範囲内のなかで勝負どころを見極めて踏み込みました。練習はあまりできていなかったんですけど、イメージはしてこられたので。1走してみて、感覚は大丈夫だと思います」
初めての大舞台も仲澤春香は、力勝負で予選をクリア。2着も十分に力を示した。しかしながら、自身はこう振り返る。
「後ろの方になって後手、後手に回される不安もあった。ほかの選手の意図はわからないですけど、先まくりに来て外々を回される展開になると。それで、後方になったら、早めに仕掛けようと思っていました。車間も切れていなくて、セッティングも納得いっていないというか違和感があるなかだった。踏み出したけど、合わされそうなスピードだった。タイミングも悪かったんですけど、踏み込むしかないと。やっぱり道中でムダに脚を使って、うまくカマせなかった。内外線間を走れなくて、外々を踏まされたので(最後は)脚がなかったです」
<8R>

佐藤水菜選手
佐藤水菜(写真)は、赤板2コーナー過ぎからゆっくりと上昇を始める。打鐘3コーナーで先頭に立ち、小林莉子が続く。5番手で尾崎睦と併走していた太田りゆが、2センターからカマして出る。最終ホームで出切った太田に、佐藤が飛び付いて2番手を確保。小休止した佐藤は、2コーナー手前からまくり返す。あっさりと太田をとらえた佐藤は、そのまま後続をちぎって圧勝。
「なにも考えずに打鐘まで脚をためて、レースに身を任せて走ろうと思っていました。風の影響はなくてバンクが軽くて、誰か来たら迎え入れて、ああいう展開にしようと思っていた。それがハマって良かった。(2番手になってからは)自分の力を信じていきました。レースで考えないで行けるのが、自分のいいところだと思います。結果を求めて、走れたのが良かった」
最終2センターで接触した小林の落車はあったが、まくった尾崎睦が太田をとらえて2着。
「初手は車番的にもサトミナ(佐藤)の後ろが良かった。けど、取れなかった時のプランも考えていて、前々にいこうと思っていました。前のレースとかでも後方に置かれている選手は勝ち上がれていなかったので、早めに動こうとは思っていて、位置取りは厳しくやろうと。サトミナが行って、太田さんとだんだんと空いていったので、とどまることなくまくってはいきました。(最終)バックで勇気を出して動けたのは、いままでの自分よりも成長したと思います」
「なにも考えずに打鐘まで脚をためて、レースに身を任せて走ろうと思っていました。風の影響はなくてバンクが軽くて、誰か来たら迎え入れて、ああいう展開にしようと思っていた。それがハマって良かった。(2番手になってからは)自分の力を信じていきました。レースで考えないで行けるのが、自分のいいところだと思います。結果を求めて、走れたのが良かった」
最終2センターで接触した小林の落車はあったが、まくった尾崎睦が太田をとらえて2着。
「初手は車番的にもサトミナ(佐藤)の後ろが良かった。けど、取れなかった時のプランも考えていて、前々にいこうと思っていました。前のレースとかでも後方に置かれている選手は勝ち上がれていなかったので、早めに動こうとは思っていて、位置取りは厳しくやろうと。サトミナが行って、太田さんとだんだんと空いていったので、とどまることなくまくってはいきました。(最終)バックで勇気を出して動けたのは、いままでの自分よりも成長したと思います」
<9R>

脇本雄太選手
赤板過ぎに松本貴治がじわりと切って、脇本雄太(写真)は志田龍星を警戒するように2コーナー手前で押さえて出る。そこを志田、合わせて伊藤颯馬が踏み込む。志田が主導権を奪うが、伊藤との接触もあった笠松信幸は遅れて村田雅一にさばかれる。脇本が番手に収まり、村田の追走。最終ホーム手前で山本伸一、伊藤が落車。ラインを失った志田だが、腹を固めて逃げる。が、番手の脇本が、2コーナー手前から発進。あっさりと先頭に出た脇本が、人気に応えた。
「(別線が)切ったところを行こうと思っていた。誰が切りに行くか想定はしていなかったけど、まさか松本君とは思っていなかった。(そのあとは自分が)切りにいって、なるべく早く展開を動かしてと。志田君と(伊藤)颯馬君が同時に上がってきた感じだったので、そこに踏み遅れないようにでした。番手にハマってラッキーだったし、(あの展開で自分の感触は)参考にならない。(近況は)違和感がちょっとずつ解消しているけど、まだまだ修正をするところがある」
打鐘2センターで笠松を張って援護した村田雅一は、脇本の番手まくりに危なげなく続いた。
「ワガママ言って番手を回してもらっているので、ああいう展開だったら番手の仕事をしてラインで決まるようにと。落車もあってイレギュラーな展開だったけど、脇本は落ち着いていた。(番手の)責任感とオッズもかぶっていたので、期待に応えないとって、めちゃくちゃ緊張した。それで硬さがあったので、明日(2日目)以降、リラックスできれば」
「(別線が)切ったところを行こうと思っていた。誰が切りに行くか想定はしていなかったけど、まさか松本君とは思っていなかった。(そのあとは自分が)切りにいって、なるべく早く展開を動かしてと。志田君と(伊藤)颯馬君が同時に上がってきた感じだったので、そこに踏み遅れないようにでした。番手にハマってラッキーだったし、(あの展開で自分の感触は)参考にならない。(近況は)違和感がちょっとずつ解消しているけど、まだまだ修正をするところがある」
打鐘2センターで笠松を張って援護した村田雅一は、脇本の番手まくりに危なげなく続いた。
「ワガママ言って番手を回してもらっているので、ああいう展開だったら番手の仕事をしてラインで決まるようにと。落車もあってイレギュラーな展開だったけど、脇本は落ち着いていた。(番手の)責任感とオッズもかぶっていたので、期待に応えないとって、めちゃくちゃ緊張した。それで硬さがあったので、明日(2日目)以降、リラックスできれば」
<10R>

道場晃規選手
北日本勢が前団。佐々木眞也は早めに動き出して、前の新山響平と併走。赤板から佐々木、新山で踏み合いになるが、新山が突っ張る。今度は2コーナーで小林泰正が仕掛けて、打鐘過ぎに主導権を奪う。下げた新山と長島大介で3番手が取り合いになり、佐々木は8番手。最終ホーム手前から小林が踏み上げて駆ける。1センター過ぎに長島を張った新山が、バック手前でまくる。9番手にいた道場晃規(写真)も、自力に転じて踏み上げる。2センターで新山のスピードが鈍り、直線で諸橋愛、成田和也が内でからむ。新山のさらに外を踏んで伸びた道場が、まくり切って1着。
「メンバー的にも新山さんの先行1車だと思った。僕が前だと一番後ろになると思って(佐々木に前を)任せました。(新山が佐々木を突っ張ったあと)僕が降りて迎え入れようと思った。けど、小林さんが行ってしまって、結局キツくなった。前の状況はわからなかったんですけど、佐々木君が佐藤(礼文)さんの内へ行った時に付いていけなくて、思い切って外を踏みました。GIで勝てることはうれしいですし、いい感じに踏めたと思います」
新山のまくりは不発。成田和也は最終4コーナーから切り込んで、小林と諸橋の間をこじ開けた。
「うまく道場君に走られてしまいましたね。(新山は)中団まで引くと思ったんですけど。う回しないとなって思ったら、道場君がいなかった。佐々木君も(外線を)外し気味だったんで、内から行けました。小林君が掛かっていましたね。もっと勢い良く新山君がまくると思ったら苦しそうだった。内が空いていましたし、(後ろからも)入ってきていたんで、内を行くしかないと思って突っ込みました」
「メンバー的にも新山さんの先行1車だと思った。僕が前だと一番後ろになると思って(佐々木に前を)任せました。(新山が佐々木を突っ張ったあと)僕が降りて迎え入れようと思った。けど、小林さんが行ってしまって、結局キツくなった。前の状況はわからなかったんですけど、佐々木君が佐藤(礼文)さんの内へ行った時に付いていけなくて、思い切って外を踏みました。GIで勝てることはうれしいですし、いい感じに踏めたと思います」
新山のまくりは不発。成田和也は最終4コーナーから切り込んで、小林と諸橋の間をこじ開けた。
「うまく道場君に走られてしまいましたね。(新山は)中団まで引くと思ったんですけど。う回しないとなって思ったら、道場君がいなかった。佐々木君も(外線を)外し気味だったんで、内から行けました。小林君が掛かっていましたね。もっと勢い良く新山君がまくると思ったら苦しそうだった。内が空いていましたし、(後ろからも)入ってきていたんで、内を行くしかないと思って突っ込みました」
<11R>

桑原大志選手
山田諒が当日欠場の8車立て。赤板1コーナーで伊藤旭が押さえて出て、そこを単騎になった西村光太が切る。スローペースになり、タイミングを取った取鳥雄吾は打鐘で仕掛ける。最終ホーム手前で取鳥が主導権を奪取。3番手が伊藤になり、5番手の古性優作は2コーナーからまくる。合わせてペースを上げた取鳥の掛かりがいい。熊本勢を乗り越えた古性を、3コーナー過ぎから桑原大志(写真)が再三にわたりけん制。古性のスピードが鈍り、桑原が取鳥を差し切って中国勢のワンツー。
「(取鳥は)絶対行くし、バックを踏むくらいなら思いっきり踏んでいこうと。(古性は)絶対、来るんで、(取鳥)雄吾の伸びがすごかったけど、これを来るのかと。やっぱり来るのかと。1回当たっても止まらないので、次でキメようと思っていたんですけど、前が掛かっていた。(自分は)なにかしたわけではないけど、雄吾の行く気持ちがすごい」
地元の古性を先行策で退けた取鳥雄吾は、汗をぬぐいこう振り返る。
「1回(の仕掛け)にすべてをかけようと思っていて、緩むタイミングを目がけて1回で行けて良かった。(最終)2コーナーの出口で(古性が)来ると思ったので3コーナーまで踏み切って、あとはタレても気合で3着までに残れたらいいなと。桑原さんの影が動いていたので、助けてもらっていたしタレないように踏み切った。(状態は)今日(初日)のレースではイマイチわからないけど、夏バテしそうなので熱をとってゆっくりします」
「(取鳥は)絶対行くし、バックを踏むくらいなら思いっきり踏んでいこうと。(古性は)絶対、来るんで、(取鳥)雄吾の伸びがすごかったけど、これを来るのかと。やっぱり来るのかと。1回当たっても止まらないので、次でキメようと思っていたんですけど、前が掛かっていた。(自分は)なにかしたわけではないけど、雄吾の行く気持ちがすごい」
地元の古性を先行策で退けた取鳥雄吾は、汗をぬぐいこう振り返る。
「1回(の仕掛け)にすべてをかけようと思っていて、緩むタイミングを目がけて1回で行けて良かった。(最終)2コーナーの出口で(古性が)来ると思ったので3コーナーまで踏み切って、あとはタレても気合で3着までに残れたらいいなと。桑原さんの影が動いていたので、助けてもらっていたしタレないように踏み切った。(状態は)今日(初日)のレースではイマイチわからないけど、夏バテしそうなので熱をとってゆっくりします」
<12R>

和田真久留選手
赤板1コーナーで吉田有希が、郡司浩平を押さえる。3番手で郡司と鈴木竜士が併走になり、小松崎大地は2コーナー手前から仕掛ける。吉田を叩いた小松崎が主導権を握り、郡司と併走していた鈴木が3番手に追い上げる。外がクリアになった郡司は、最終ホーム手前からスパート。逃げる小松崎を郡司がとらえて、和田真久留(写真)まで出切る。切り替えた和田圭と近藤保が3番手で重なりバックを通過。ゴール前で和田真が、郡司を差し切った。
「(スタートは)結構、取りにいくラインもあると思って油断をしないでと。(郡司にフタをしていた)鈴木君が(前に踏んで)いったんで、行くならここだろうなってところで(郡司が)行ってくれた。郡司君も1周近く行っているんで、なんとか抜けました。(自分のデキは)ダービー(日本選手権)よりはいいかと思います」
鈴木にフタをされていた郡司浩平だったが、小松崎が仕掛けたことでレースが動く。視界が開けると、最終ホーム手前のポイントを逃すことなく踏み込んだ。
「(前受けの方が)ゴチャつかず、行けるタイミングで行けるかなって。(鈴木に外に併せ込まれて)最悪の展開がよぎった。あとは(小松崎)大地さんと吉田がどれくらい踏み込むのかでした。(鈴木)竜士が切り替えたタイミングで隊列が短くなった。その時点で(仕掛けて)行こうと。(打鐘)4コーナーから(最終)ホームで外に持ち出したけど、向かい風で重たかった。(スピードに)乗っていく感じがなかった。ホームでスピードに乗せられなかった分、苦しかったですね。出切ってからは、自分のペースに入れていた。けど、もう少し(力を)抜けるところがあったと思う。いかに力を抜いて、自転車を進められるかっていうのがあるので、そこはイマイチでした」
「(スタートは)結構、取りにいくラインもあると思って油断をしないでと。(郡司にフタをしていた)鈴木君が(前に踏んで)いったんで、行くならここだろうなってところで(郡司が)行ってくれた。郡司君も1周近く行っているんで、なんとか抜けました。(自分のデキは)ダービー(日本選手権)よりはいいかと思います」
鈴木にフタをされていた郡司浩平だったが、小松崎が仕掛けたことでレースが動く。視界が開けると、最終ホーム手前のポイントを逃すことなく踏み込んだ。
「(前受けの方が)ゴチャつかず、行けるタイミングで行けるかなって。(鈴木に外に併せ込まれて)最悪の展開がよぎった。あとは(小松崎)大地さんと吉田がどれくらい踏み込むのかでした。(鈴木)竜士が切り替えたタイミングで隊列が短くなった。その時点で(仕掛けて)行こうと。(打鐘)4コーナーから(最終)ホームで外に持ち出したけど、向かい風で重たかった。(スピードに)乗っていく感じがなかった。ホームでスピードに乗せられなかった分、苦しかったですね。出切ってからは、自分のペースに入れていた。けど、もう少し(力を)抜けるところがあったと思う。いかに力を抜いて、自転車を進められるかっていうのがあるので、そこはイマイチでした」
2日目
<1R>

犬伏湧也選手
今年記念では5回の決勝進出がある犬伏湧也(写真)だが、2月の全日本選抜、5月の日本選手権ではともに準決敗退。S級S班としてもまずは、GIファイナルの舞台を見据える。
「(別府記念は)腰痛があった。そこの不安要素があったんで、(欠場して)大事をとりました。しっかりと腰痛を取ったあとに練習ができたんで、問題ないかなと思います。(日本選手権でも)もうひと皮むけないと決勝に上がれないって感じた。そこは自覚をもって、(今シリーズは)決勝を目指して頑張ります」
山田庸平は、前回の宇都宮FIを55着で最終日を待たずに欠場。そこから日にちも少ないだけに、コンディションが気がかりだ。
「武雄のGIIIでミッドナイトも久しぶりだった。ラインだったり、前のおかげで優勝ができた。けど、(ミッドナイトに)慣れてなくて、体調を崩した。それで宇都宮に影響が出た。今年になって練習を変えていた。(宇都宮のあとは)3、4日しかなかったけど、(練習方法を)戻してみて、いい時の感じにだいぶ戻ってきた」
「(別府記念は)腰痛があった。そこの不安要素があったんで、(欠場して)大事をとりました。しっかりと腰痛を取ったあとに練習ができたんで、問題ないかなと思います。(日本選手権でも)もうひと皮むけないと決勝に上がれないって感じた。そこは自覚をもって、(今シリーズは)決勝を目指して頑張ります」
山田庸平は、前回の宇都宮FIを55着で最終日を待たずに欠場。そこから日にちも少ないだけに、コンディションが気がかりだ。
「武雄のGIIIでミッドナイトも久しぶりだった。ラインだったり、前のおかげで優勝ができた。けど、(ミッドナイトに)慣れてなくて、体調を崩した。それで宇都宮に影響が出た。今年になって練習を変えていた。(宇都宮のあとは)3、4日しかなかったけど、(練習方法を)戻してみて、いい時の感じにだいぶ戻ってきた」
<2R>

岩本俊介選手
初めてのS級S班としてまだ優勝こそない岩本俊介(写真)だが、今年はここまで、5月の日本選手権をはじめ、コンスタントに優出を重ねて安定感のある走りを見せている。
「前の選手の頑張りのおかげで、安定した成績を残せている。いまの僕のなかでは、自力でやる時にしっかりと結果を出すっていうのが1つのテーマになっている。(気持ちを)切り替えて走れているんで、いい感じじゃないかなと思います。あまり調整とかをしないタイプなので、(前回のあとは)いつも通り練習して積み重ねてきました」
3場所前の日本選手権で落車した武藤龍生は、その後の全プロ記念、宇都宮FIでも成績をまとめていて、状態も悪くなさそうだ。
「落車したけど、問題ない感じです。ここに向けて仕上げてきました。前回の宇都宮は新しいフレームだったので、探り探りだった。感じはつかめたけど、今回は全プロ記念と同じフレームを使う予定です。思ったより(宇都宮の)疲れがあったんで、調整をしてきた」
「前の選手の頑張りのおかげで、安定した成績を残せている。いまの僕のなかでは、自力でやる時にしっかりと結果を出すっていうのが1つのテーマになっている。(気持ちを)切り替えて走れているんで、いい感じじゃないかなと思います。あまり調整とかをしないタイプなので、(前回のあとは)いつも通り練習して積み重ねてきました」
3場所前の日本選手権で落車した武藤龍生は、その後の全プロ記念、宇都宮FIでも成績をまとめていて、状態も悪くなさそうだ。
「落車したけど、問題ない感じです。ここに向けて仕上げてきました。前回の宇都宮は新しいフレームだったので、探り探りだった。感じはつかめたけど、今回は全プロ記念と同じフレームを使う予定です。思ったより(宇都宮の)疲れがあったんで、調整をしてきた」
<3R>

清水裕友選手
ここ2場所の宇都宮記念、全プロ記念は成績面以上に本来の動きが戻ってきている感もある清水裕友(写真)は、岩津裕介とのタッグから自力でシリーズをスタートする。
「宇都宮と青森(全プロ記念)は着はたいしてですけど、自力もわりと多くて、動くところで仕掛けられたのは良かった。今年の初めに比べれば、いいんじゃないですか。でも、全体的に底上げしたいし、厳しい戦いは続いている。(前回のあとは)1回リフレッシュしてから練習をしてきました」
前回の函館FIでは前の纐纈洸翔が包まれると、自力に転じてまくりでV奪取した浅井康太の動きがキレていた。
「函館はあんまり調子がいい感じじゃなかったけど、しっかりと修正して走れた。開催を通して、しっかりと向き合うことができた。纐纈君が内にいて、仕方なく(別線を)追いかけた感触は、もうちょっとほしいかなっていうのはありました」
「宇都宮と青森(全プロ記念)は着はたいしてですけど、自力もわりと多くて、動くところで仕掛けられたのは良かった。今年の初めに比べれば、いいんじゃないですか。でも、全体的に底上げしたいし、厳しい戦いは続いている。(前回のあとは)1回リフレッシュしてから練習をしてきました」
前回の函館FIでは前の纐纈洸翔が包まれると、自力に転じてまくりでV奪取した浅井康太の動きがキレていた。
「函館はあんまり調子がいい感じじゃなかったけど、しっかりと修正して走れた。開催を通して、しっかりと向き合うことができた。纐纈君が内にいて、仕方なく(別線を)追いかけた感触は、もうちょっとほしいかなっていうのはありました」
<4R>

菅田壱道選手
3場所前の日本選手権で優出を果たしながらも決勝は落車に見舞われた菅田壱道(写真)だったが、全プロ記念、3勝をマークした前回の別府記念と動きは軽快だった。
「(落車の)怪我の影響は、ほとんどなかった。ただ、疲労がたまってくると動きが悪くなったりするので、その辺は調整でなんとか保てられた。(前回も)初日からいい状態だった。ただ、準決は初手の位置が厳しくて、どうしようもなかった。前回がナイターだったので自律神経を整えることから始めて、疲れをしっかりと抜いてきた。雨で乗れなかったりもしたけど、(調整は)うまくいったと思う」
前回の取手記念は3連対も、準決でシンガリ負けを喫した眞杉匠のトーンは上がってこない。
「だいぶ良くないですね。うまくマッチしてないっていうか、(配分が)詰まっていたところもあって、練習量も…。直近は(練習が)できたけど、走ってみてです。疲労なのか、波がある。悪い時が全然ダメ。自転車は前回で換えて、今回もその自転車でと思っている」
「(落車の)怪我の影響は、ほとんどなかった。ただ、疲労がたまってくると動きが悪くなったりするので、その辺は調整でなんとか保てられた。(前回も)初日からいい状態だった。ただ、準決は初手の位置が厳しくて、どうしようもなかった。前回がナイターだったので自律神経を整えることから始めて、疲れをしっかりと抜いてきた。雨で乗れなかったりもしたけど、(調整は)うまくいったと思う」
前回の取手記念は3連対も、準決でシンガリ負けを喫した眞杉匠のトーンは上がってこない。
「だいぶ良くないですね。うまくマッチしてないっていうか、(配分が)詰まっていたところもあって、練習量も…。直近は(練習が)できたけど、走ってみてです。疲労なのか、波がある。悪い時が全然ダメ。自転車は前回で換えて、今回もその自転車でと思っている」