伝統の東西対抗。岸和田競輪場を舞台に開催された「第77回高松宮記念杯競輪(GI)」は、6月21日に最終日が行われた。東日本4人と西日本5人での戦いになった決勝は、寺崎浩平が主導権。番手から追い込んだ地元の古性優作がV。自身3度目の高松宮記念杯制覇で、通算10回目のGI優勝。5月の日本選手権からのGI連覇で、優勝賞金5590万円(副賞含む)を獲得した。
決勝戦 レース経過
郡司浩平、古性優作、河端朋之がスタートで飛び出したが、最内枠の郡司が誘導員を追う。郡司-簗田一輝の南関勢が前を固める。寺崎浩平-古性の近畿勢が3番手からで、山田庸平はこの後ろ。6番手からが犬伏湧也-河端の中四国勢で、眞杉匠、新山響平の順で周回を重ねる。
青板3コーナーで犬伏が上昇し、近畿勢にフタをしてから、赤板1センター手前で先頭に出る。中四国勢に眞杉が続くも、3番手が眞杉と前受けから下げた郡司で併走となる。寺崎は2コーナーから巻き返して、打鐘3コーナー手前で犬伏を叩いて先行態勢に入る。近畿勢の後ろに山田が続いて、叩かれた犬伏は4番手に収まり、最終2コーナーからまくるもそのスピードはひと息。郡司が3コーナーで内を突くも、山田とからんで郡司が落車。郡司のスピードを貰った簗田が、直線で古性と寺崎の中を割る。ゴール寸前で寺崎が落滑入するアクシデントが起きるも、古性が簗田を阻んでVゴール。簗田が2着。犬伏は2センターであおりを受けながらも、3着に入った。
青板3コーナーで犬伏が上昇し、近畿勢にフタをしてから、赤板1センター手前で先頭に出る。中四国勢に眞杉が続くも、3番手が眞杉と前受けから下げた郡司で併走となる。寺崎は2コーナーから巻き返して、打鐘3コーナー手前で犬伏を叩いて先行態勢に入る。近畿勢の後ろに山田が続いて、叩かれた犬伏は4番手に収まり、最終2コーナーからまくるもそのスピードはひと息。郡司が3コーナーで内を突くも、山田とからんで郡司が落車。郡司のスピードを貰った簗田が、直線で古性と寺崎の中を割る。ゴール寸前で寺崎が落滑入するアクシデントが起きるも、古性が簗田を阻んでVゴール。簗田が2着。犬伏は2センターであおりを受けながらも、3着に入った。
<4R>

西田優大選手
酒井雄多が赤板過ぎに先頭に立ち、そこを西田優大(写真)が押さえる。前受けから7番手になった志田龍星は、打鐘手前から仕掛ける。志田の加速に山田久徳が遅れる。最終1コーナーで志田が叩き切り、橋本強が山田を大きく張る。志田の番手には西田が入り、3番手は車間が空いて橋本。6番手の酒井が2コーナーからまくり、西田も番手から出る。2番手以下をちぎって直線を迎えた西田がそのままゴール。3度目のGI出場の西田が、初勝利を挙げた。
「昨日(5日目)のレースが終わったあとに、アドバイスをもらったことがあって、先行と両面策でした。(橋本)強さんが仕事をしてくれたので、(志田の後ろに)入ることができた。けど、追い上げに来られるのは怖かったですね。出る時に(志田に)張られるかもと思って仕掛けていきました。(GI初勝利は)GIで1着が取れていないなと思っていたので、ホッとしました。同期に比べて、GIにたくさん出させてもらっていい経験をさせてもらっている。参加するたびに、脚力が足りないっていうことを思い知らされます」
酒井のまくりに乗って外を追い込んだ渡部幸訓が、2車身差の2着。
「(あおりがあって)前がゴチャついていて、見えなかったですね。(5日目の)落車のダメージはゼロではないですし、フレームも違うのを使いました。次はサマーナイトフェスティバルなので、そこまでの1カ月で体を治して整えていきたい。(二次予選敗退で)新山(響平)には信頼して付いていますし、自分の脚力がないだけ。その時、その時にしっかりとレースができればと思っています」
「昨日(5日目)のレースが終わったあとに、アドバイスをもらったことがあって、先行と両面策でした。(橋本)強さんが仕事をしてくれたので、(志田の後ろに)入ることができた。けど、追い上げに来られるのは怖かったですね。出る時に(志田に)張られるかもと思って仕掛けていきました。(GI初勝利は)GIで1着が取れていないなと思っていたので、ホッとしました。同期に比べて、GIにたくさん出させてもらっていい経験をさせてもらっている。参加するたびに、脚力が足りないっていうことを思い知らされます」
酒井のまくりに乗って外を追い込んだ渡部幸訓が、2車身差の2着。
「(あおりがあって)前がゴチャついていて、見えなかったですね。(5日目の)落車のダメージはゼロではないですし、フレームも違うのを使いました。次はサマーナイトフェスティバルなので、そこまでの1カ月で体を治して整えていきたい。(二次予選敗退で)新山(響平)には信頼して付いていますし、自分の脚力がないだけ。その時、その時にしっかりとレースができればと思っています」
<7R>

成田和也選手
前受けの新田祐大は、誘導を残して赤板手前で下げる。雨谷一樹が誘導の後ろに入り、4番手に引いた新田の外から石原颯が1センター過ぎに踏み込む。石原が2コーナーで先頭に立ち、3番手は雨谷。新田は一本棒の6番手になり、単騎の後藤大輝は最後方で打鐘を通過する。石原がペースを上げて駆ける。新田は、最終1センターで外に持ち出して、前団に襲い掛かる。バック手前で清水裕友を乗り越えた新田がまくり切り、成田和也(写真)が続く。成田がゴール寸前できっちり差し切った。
「風も普段と違う感じでキツさがありました。ジャン過ぎに新田が詰めていく時も横風がすごくて、追走がキツかった。付け切れて良かったです。脚質的には(5日目の小原佑太よりも、最終日の方が抜きやすい)そういう感じでしたね」
石原の先行を6番手からまくった新田祐大が、2着で福島ワンツー。3着にも嶋津拓弥が入って、ラインでの上位独占をメイクした。
「関東はスタートも取りにきていたし、S取りで脚を使わされました。石原君がかなり速いスピードでカマしていきましたね。打鐘からバックにかけての1周はすごいスピードでしたが、(仕掛ける)タイミングはあそこしかないと思って行きました。(今シリーズは)結果は出ていなくても見栄えのいい、主導権取り中心の反応ができた。でも、準決にもいけていないし、たくさん修正点はあります」
「風も普段と違う感じでキツさがありました。ジャン過ぎに新田が詰めていく時も横風がすごくて、追走がキツかった。付け切れて良かったです。脚質的には(5日目の小原佑太よりも、最終日の方が抜きやすい)そういう感じでしたね」
石原の先行を6番手からまくった新田祐大が、2着で福島ワンツー。3着にも嶋津拓弥が入って、ラインでの上位独占をメイクした。
「関東はスタートも取りにきていたし、S取りで脚を使わされました。石原君がかなり速いスピードでカマしていきましたね。打鐘からバックにかけての1周はすごいスピードでしたが、(仕掛ける)タイミングはあそこしかないと思って行きました。(今シリーズは)結果は出ていなくても見栄えのいい、主導権取り中心の反応ができた。でも、準決にもいけていないし、たくさん修正点はあります」
<9R>

阿部拓真選手
赤板1センターで山崎賢人が押さえて出る。鈴木竜士は切らず、中野慎詞が2コーナーから踏み込んで打鐘で主導権を握る。山崎が3番手に飛び付いて、鈴木と併走。取鳥雄吾が、後方で最終周回。中野がピッチ良く風を切り、阿部拓真(写真)の追走。山田英明と佐々木悠葵が中団でもつれて、3番手は山崎と接触した鈴木が2コーナーで後退。山崎も車体故障。4番手から山田が追い込むも、北日本コンビのゴール勝負。阿部が差し切った。
「(中野は)風が強いなか(最終)ホームですごい加速だったし、最後まで踏み切っていました。(中野)慎詞が本当に強かったです。2車でも先行して、しっかり踏み切って本当に(中野は)あっぱれですね。自分が(番手で)膨れちゃった部分があったので、そこは反省ですね。昨日(5日目)の反省点とかも加味しながら、いろいろ考えながら、(最終日は)うまくいって良かった。(今シリーズは)直近のなかでは一番いい状態で走れた。日に日に感覚が良くなっていった。それだけに昨日の準決が悔しいけど、しっかりと次につなげていきたいです」
阿部を連れて2車でも迷わず積極策を取った中野慎詞は、打鐘先行で別線を完封した。
「僕のなかでは鈴木さんの動きが想定外だったけど、どこから仕掛けても逃げ切れるようにと思って走っていたんで、迷わずに(仕掛けて)いきました。準決(5日目)で自分が逃げ切れてないので、ペース配分の見直しというか、修正を含めて自分のペースでいければと。後ろがもつれていようが、いまいが自分のペースで走ることが重要だと。今日(最終日)は昨日の修正ができてちゃんと走れました。(阿部)拓真さんはSSなんで、SSを付けていいレースができたかなって思います。SSを付けて変なレースはできないし、先行している自分のプライドもある。(今シリーズは)いつものGIと違って、自分の力も発揮できました。1走目は反省すべき点はあるけど、主導権を握ってっていう点では評価できるかなって思います」
「(中野は)風が強いなか(最終)ホームですごい加速だったし、最後まで踏み切っていました。(中野)慎詞が本当に強かったです。2車でも先行して、しっかり踏み切って本当に(中野は)あっぱれですね。自分が(番手で)膨れちゃった部分があったので、そこは反省ですね。昨日(5日目)の反省点とかも加味しながら、いろいろ考えながら、(最終日は)うまくいって良かった。(今シリーズは)直近のなかでは一番いい状態で走れた。日に日に感覚が良くなっていった。それだけに昨日の準決が悔しいけど、しっかりと次につなげていきたいです」
阿部を連れて2車でも迷わず積極策を取った中野慎詞は、打鐘先行で別線を完封した。
「僕のなかでは鈴木さんの動きが想定外だったけど、どこから仕掛けても逃げ切れるようにと思って走っていたんで、迷わずに(仕掛けて)いきました。準決(5日目)で自分が逃げ切れてないので、ペース配分の見直しというか、修正を含めて自分のペースでいければと。後ろがもつれていようが、いまいが自分のペースで走ることが重要だと。今日(最終日)は昨日の修正ができてちゃんと走れました。(阿部)拓真さんはSSなんで、SSを付けていいレースができたかなって思います。SSを付けて変なレースはできないし、先行している自分のプライドもある。(今シリーズは)いつものGIと違って、自分の力も発揮できました。1走目は反省すべき点はあるけど、主導権を握ってっていう点では評価できるかなって思います」
<10R>

嘉永泰斗選手
後ろ攻めの杉浦侑吾が、青板2センターで中団の深谷知広にフタをしてから赤板過ぎに先頭に立つ。単騎の稲川翔が杉浦ラインを追いかけて、前受けした嘉永泰斗(写真)が4番手に収まる。後続の仕掛けはなく、杉浦が徐々にペースを上げて、最終ホームでもう一段階スピードを上げる。2コーナーからまくりを打った嘉永は、2センターで逃げる杉浦をとらえた。今シリーズは準決以外の4走で連対という好成績だっただけに、準決が悔やまれる。
「荒井さんが前を取ってくれたので、組み立てやすくなりました。(杉浦が勢い良く来て)あのあたりは想定して、あとは深谷さんがどこから来るのか、ソワソワしながらいきました。(今シリーズは)後半にかけて動きが悪くなった。(6日制の)オールスターではそのあたりも含めて調整したい。前半が良かったのを、そのままいければ。昨日(5日目)あたりから重くなっていきました。(準決勝は)自分が隙を見せてしまったからですね。開催を通していえば悪くなかったですし、ここ最近でいえば、一番良かったです」
嘉永マークの荒井崇博は、最終2センターで佐藤慎太郎のけん制を乗り越えると、直線で鋭く迫って嘉永と同着でシリーズ2勝目を挙げた。
「(嘉永が最終1センターからまくって)あとはどう(佐藤)慎太郎さんのとこを乗り越えるかだった。あそこをしっかりしのがないと勝てんので」
「荒井さんが前を取ってくれたので、組み立てやすくなりました。(杉浦が勢い良く来て)あのあたりは想定して、あとは深谷さんがどこから来るのか、ソワソワしながらいきました。(今シリーズは)後半にかけて動きが悪くなった。(6日制の)オールスターではそのあたりも含めて調整したい。前半が良かったのを、そのままいければ。昨日(5日目)あたりから重くなっていきました。(準決勝は)自分が隙を見せてしまったからですね。開催を通していえば悪くなかったですし、ここ最近でいえば、一番良かったです」
嘉永マークの荒井崇博は、最終2センターで佐藤慎太郎のけん制を乗り越えると、直線で鋭く迫って嘉永と同着でシリーズ2勝目を挙げた。
「(嘉永が最終1センターからまくって)あとはどう(佐藤)慎太郎さんのとこを乗り越えるかだった。あそこをしっかりしのがないと勝てんので」
<11R>

吉田拓矢選手
後ろ攻めの北津留翼が、青板2センターで前受けの町田太我に並びかけると、町田が赤板手前で引く。北津留はいったん、誘導の後ろに収まるも、岩本俊介がすぐさま叩き、阿部力也が南関勢を追って3番手に入り、4番手が北津留。だが、6番手の位置が町田と吉田拓矢(写真)でもつれ合う。岩本が先行態勢に入り、番手の松谷秀幸は波を作って後続の動きを警戒する。北津留は最終1センター付近から仕掛けると、バックで松谷のけん制を乗り越えて、直線半ばで強引にまくり切る。だが、バックから内を突いた吉田が、4コーナー手前で阿部をどかして強引に自らのコースを作ると、ゴール寸前で北津留を交わした。
「出たとこ勝負だと思っていました。(町田の突っ張りは)ないと思っていましたけど、岩本さんが(北津留を叩くときに)結構、踏んでいた。これは出させてもらえないやつだなと思って、ああなりました。本当は外を踏まないといけなかったんですけど、詰まったときに内へ入ってしまった。今回は3走目までは良かったんですけど、準決勝は体が重たかったですね。一つのミスで勝ち上がれなかった。(このあとは)地元記念もありますし、地元記念で(吉田有希と兄弟で)連係できるのは最後だと思うので頑張ります」
強引にまくった北津留翼は、吉田に8分の1輪交わされるも2着。
「(赤板で)誘導を降ろして岩本選手は突っ張ろうと思っていたんですけど、結構踏まれてしまった。なので、(南関勢と)阿部選手も出させてああなりました。後ろで(吉田と町田が)併走しているのはわかりました。(最終1センターで)外に持ち出したんですけど、車が出なくて、外に退避しようかどうかっていう感じでした。ギリギリまで踏んで小川さんが内に入ってくるかなって思ったんですけど。吉田選手はタテ脚があるので、すごいスピードできたので行かれてしまうなっていう感じでした」
「出たとこ勝負だと思っていました。(町田の突っ張りは)ないと思っていましたけど、岩本さんが(北津留を叩くときに)結構、踏んでいた。これは出させてもらえないやつだなと思って、ああなりました。本当は外を踏まないといけなかったんですけど、詰まったときに内へ入ってしまった。今回は3走目までは良かったんですけど、準決勝は体が重たかったですね。一つのミスで勝ち上がれなかった。(このあとは)地元記念もありますし、地元記念で(吉田有希と兄弟で)連係できるのは最後だと思うので頑張ります」
強引にまくった北津留翼は、吉田に8分の1輪交わされるも2着。
「(赤板で)誘導を降ろして岩本選手は突っ張ろうと思っていたんですけど、結構踏まれてしまった。なので、(南関勢と)阿部選手も出させてああなりました。後ろで(吉田と町田が)併走しているのはわかりました。(最終1センターで)外に持ち出したんですけど、車が出なくて、外に退避しようかどうかっていう感じでした。ギリギリまで踏んで小川さんが内に入ってくるかなって思ったんですけど。吉田選手はタテ脚があるので、すごいスピードできたので行かれてしまうなっていう感じでした」
<12R>

古性優作選手
通算10度目のGI制覇。古性優作(写真)は区切りのGI優勝を地元で遂げたが、ゴール線を先頭で駆け抜けた瞬間、視線の先は落車した寺崎浩平にクギづけになった。自身の優勝の喜びよりも、互いの信頼を究極まで高め合った近畿の仲間が気がかりだった。
「ゴールした時に寺崎君がコケたのがわかったんで、それどころではなかったっていうのが、正直な感想です。優勝した実感もあんまりなかったですね」
レースは、南関勢が前団に構えて、寺崎は3番手からレースを運んだ。「理想の初手が取れた」と、古性が振り返ったように思惑通りではあった。タイミングを遅らせて、赤板1センター過ぎに先頭に立った犬伏湧也が先行態勢を取る。が、寺崎に迷いはない。打鐘過ぎに犬伏を叩いて、強風に怯むことなく敢然と駆けた。周回中から近畿勢の後ろにいた山田庸平まで出切り、犬伏は4番手に入る。近畿は、寺崎と2車のライン。誰が来ても、鉄壁のガードで阻む古性の腹は固まっていた。
「(寺崎は)この強風のなかで、とんでもないレースをしてくれた。僕は寺崎君に期待していましたし、寺崎君も僕のことを期待してくれていたと思う。誰が来ても全部、止めようと思っていました」
寺崎との車間を空けて間合いを取った古性が、別線の反撃に備える。犬伏のまくりは最小限のけん制で止まったが、内を進出した郡司浩平と山田が最終4コーナーで接触して郡司が落車。今度はその郡司に乗っていた簗田一輝が、直線で寺崎と古性の間を割って追い込む。そこでアクシデント、バランスを崩した寺崎が落車しながらゴールに入った。
「とにかく寺崎君が、すごいレースをした。寺崎君ともうワンランク上の、次元の違う走りをしたいと思っていた。寺崎君はそれをしてくれたけど、自分が技術不足でしたね。(これから)映像を何回も何回も見直してみないとわからないと思いますけど、寺崎君があれだけすごいレースをしてくれた。だから、しょうがなかったなで終わらせたくない」
ただ優勝するだけが、すべてではない。あの寺崎の走りに応えて、寺崎とのワンツーこそが、古性にとっての本当の意味での地元GIの完結なのだろう。
「僕の前を走ってくれた選手は、自分のことを信頼してくれていると思っています。僕も信頼しています。前の選手が期待してくれたそれ以上に応えたい気持ちがある。そうしないと若い選手が育ちにくい。近畿を盛り上げようと思ったら、いいレースを続けていかないといけないんで、僕はもっと頑張っていきたい」
5月の日本選手権に続いてGI連覇の古性は、これで今年の獲得賞金が2億2千万円を超えた。2位以下には1億円以上の水をあけて、早くも独走状態になっている。しかしながら、今シリーズの近畿地区は、二十代が29歳の中釜章成のみ。それだけに危機感を募らせて、こう言う。
「(シリーズ2走目に)中釜君と連係した時もそうですし、(4日目の)白虎賞も今日も、技術的にもっとできると自分で信じていますし、もっとできないとアカンと。そうじゃないと、(前の選手が)のびのび走れないと思う。(今年前半での獲得賞金2億円超えは)一走、一走、目の前のレースを頑張った結果が、いまだと思う。後半戦もしっかり集中して、一走、一走、命をかけて頑張っていきたい」
最終バックで7番手に置かれた郡司は、3コーナーからインを進出。3番手まで押し上げた郡司が山田を外に張ってアクシデント。郡司は落車も、マークした簗田一輝は、直線で近畿勢の中を強襲して2着。
「郡司さんが内に入って行ったのが見えて、付いていって連係を外さないようにと。(最終4コーナーの接触は)あそこは見えていたので、避けることができて良かった。古性さん、寺崎さんの間を割る時に、古性さんと当たって跳ね返されて寺崎さんのヒジと当たってしまった。GIで優勝することを目標にやってきて、すごく悔しいです。落車を誘発してしまって、2着といえども最低なレースでした」
近畿勢に続いた単騎の山田まで受けた犬伏湧也は、4番手を確保。最終2コーナーからまくりを打ったものの、いつものような伸びはなく、古性を脅かすまでに至らず、アクシデントを避けての3着。
「気持ちを強くもって、切ったところからペースを上げて、寺崎さんが来るのも渋るくらいのペースで先行と思っていた。それで寺崎さん、古性さん(近畿を追った山田)の後ろに入れた。(最終)バックから無理やり踏み込んだけど、古性さんに見られていて、行けなかったですね。1回、脚を使っていたので(まくりの)出は悪かった。スピード感が良くなかったです。ゴールまで踏み込んだけど、落車があっての3着なので素直に喜べないです」
「ゴールした時に寺崎君がコケたのがわかったんで、それどころではなかったっていうのが、正直な感想です。優勝した実感もあんまりなかったですね」
レースは、南関勢が前団に構えて、寺崎は3番手からレースを運んだ。「理想の初手が取れた」と、古性が振り返ったように思惑通りではあった。タイミングを遅らせて、赤板1センター過ぎに先頭に立った犬伏湧也が先行態勢を取る。が、寺崎に迷いはない。打鐘過ぎに犬伏を叩いて、強風に怯むことなく敢然と駆けた。周回中から近畿勢の後ろにいた山田庸平まで出切り、犬伏は4番手に入る。近畿は、寺崎と2車のライン。誰が来ても、鉄壁のガードで阻む古性の腹は固まっていた。
「(寺崎は)この強風のなかで、とんでもないレースをしてくれた。僕は寺崎君に期待していましたし、寺崎君も僕のことを期待してくれていたと思う。誰が来ても全部、止めようと思っていました」
寺崎との車間を空けて間合いを取った古性が、別線の反撃に備える。犬伏のまくりは最小限のけん制で止まったが、内を進出した郡司浩平と山田が最終4コーナーで接触して郡司が落車。今度はその郡司に乗っていた簗田一輝が、直線で寺崎と古性の間を割って追い込む。そこでアクシデント、バランスを崩した寺崎が落車しながらゴールに入った。
「とにかく寺崎君が、すごいレースをした。寺崎君ともうワンランク上の、次元の違う走りをしたいと思っていた。寺崎君はそれをしてくれたけど、自分が技術不足でしたね。(これから)映像を何回も何回も見直してみないとわからないと思いますけど、寺崎君があれだけすごいレースをしてくれた。だから、しょうがなかったなで終わらせたくない」
ただ優勝するだけが、すべてではない。あの寺崎の走りに応えて、寺崎とのワンツーこそが、古性にとっての本当の意味での地元GIの完結なのだろう。
「僕の前を走ってくれた選手は、自分のことを信頼してくれていると思っています。僕も信頼しています。前の選手が期待してくれたそれ以上に応えたい気持ちがある。そうしないと若い選手が育ちにくい。近畿を盛り上げようと思ったら、いいレースを続けていかないといけないんで、僕はもっと頑張っていきたい」
5月の日本選手権に続いてGI連覇の古性は、これで今年の獲得賞金が2億2千万円を超えた。2位以下には1億円以上の水をあけて、早くも独走状態になっている。しかしながら、今シリーズの近畿地区は、二十代が29歳の中釜章成のみ。それだけに危機感を募らせて、こう言う。
「(シリーズ2走目に)中釜君と連係した時もそうですし、(4日目の)白虎賞も今日も、技術的にもっとできると自分で信じていますし、もっとできないとアカンと。そうじゃないと、(前の選手が)のびのび走れないと思う。(今年前半での獲得賞金2億円超えは)一走、一走、目の前のレースを頑張った結果が、いまだと思う。後半戦もしっかり集中して、一走、一走、命をかけて頑張っていきたい」
最終バックで7番手に置かれた郡司は、3コーナーからインを進出。3番手まで押し上げた郡司が山田を外に張ってアクシデント。郡司は落車も、マークした簗田一輝は、直線で近畿勢の中を強襲して2着。
「郡司さんが内に入って行ったのが見えて、付いていって連係を外さないようにと。(最終4コーナーの接触は)あそこは見えていたので、避けることができて良かった。古性さん、寺崎さんの間を割る時に、古性さんと当たって跳ね返されて寺崎さんのヒジと当たってしまった。GIで優勝することを目標にやってきて、すごく悔しいです。落車を誘発してしまって、2着といえども最低なレースでした」
近畿勢に続いた単騎の山田まで受けた犬伏湧也は、4番手を確保。最終2コーナーからまくりを打ったものの、いつものような伸びはなく、古性を脅かすまでに至らず、アクシデントを避けての3着。
「気持ちを強くもって、切ったところからペースを上げて、寺崎さんが来るのも渋るくらいのペースで先行と思っていた。それで寺崎さん、古性さん(近畿を追った山田)の後ろに入れた。(最終)バックから無理やり踏み込んだけど、古性さんに見られていて、行けなかったですね。1回、脚を使っていたので(まくりの)出は悪かった。スピード感が良くなかったです。ゴールまで踏み込んだけど、落車があっての3着なので素直に喜べないです」
次回のグレードレースは、「水戸黄門賞(GIII)」が6月27日~30日、取手競輪場において開催されます。
地元の吉田拓矢と眞杉匠の関東S班コンビが主役の座は譲らない構えで、兄弟連係が期待される吉田有希や杉浦侑吾らとも力を合わせて人気に応えるでしょう。ですが、両者の連係を5月宇都宮記念で紛糾して記念初優勝を遂げた寺崎浩平と南修二の近畿S班勢は手強い!阿部将大、山田康平の九州勢や岩本俊介、新田祐大らも加わってV争いはヒートアップするでしょう。
6月22日時点の出場予定選手データを分析した取手競輪「水戸黄門賞(GIII)」の主力メンバー及び狙い目選手を紹介する「プロスポーツ号外版」は以下をクリックしてください。
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地元の吉田拓矢と眞杉匠の関東S班コンビが主役の座は譲らない構えで、兄弟連係が期待される吉田有希や杉浦侑吾らとも力を合わせて人気に応えるでしょう。ですが、両者の連係を5月宇都宮記念で紛糾して記念初優勝を遂げた寺崎浩平と南修二の近畿S班勢は手強い!阿部将大、山田康平の九州勢や岩本俊介、新田祐大らも加わってV争いはヒートアップするでしょう。
6月22日時点の出場予定選手データを分析した取手競輪「水戸黄門賞(GIII)」の主力メンバー及び狙い目選手を紹介する「プロスポーツ号外版」は以下をクリックしてください。
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