『第56回高松宮記念杯競輪(GI)レポート』 最終日編
 
配信日:6月5日
 



『若生武則の第56回高松宮記念杯競輪(GI)レポート』 最終日編


第56回高松宮記念杯競輪(GI)は、ぬぁんと武田豊樹選手の番手の村本大輔選手が差して優勝しました。
まったく見事な武田の先行と村本の差し脚でした。
皆さん結果はいかがでしたでしょうか。
こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。
今開催を見ていて思ったことなんですが、最近の競輪は500バンクでもかなり動きがあって、迫力がありますね。
縦脚勝負も動きがあると盛り上がります。
この次の大きな開催は、山の麓に抱かれた弥彦競輪場で、ふるさとダービーが開催されます。
こちらも大迫力のレースが期待できますね。

■第56回高松宮記念杯競輪決勝

決勝は
ハラハラドキドキの6周回3000mでした。
周回は伏見が前をとり、中団に小嶋、後方に武田の布陣。微妙だったのが武田、村本、小野の後ろに内林がついていました。
動きがあったのは、赤板前から武田が上昇。しかし、小嶋が合わせるように上がり、打鐘では小嶋が先頭に。そのまま駆けるかと思われたのですが、最終ホーム前から武田が先頭に出て、そのまま先行。一瞬、小嶋ともがき合う形になりましたが、武田は最終バックを先頭で通過。番手には村本がぴったり。ゴール前、村本が武田を交わし、優勝。2着に武田。3着内林。
村本のGI準決勝初出場、初決勝進出、初優勝で締めくくられた大会となりました。

周回中
赤板前4コーナー
赤板
打鐘
最終ホーム
最終バック
ゴール

 
表彰
胴上げ
命ポーズ



→ダッグアウトから



■タッグアウトから

<1R>
  井上昌己の先行を交わして1着の島田竜二

誕生日1着の島田、「昌己のおかげですね。今日で31歳になります。
ふけ顔って言われるんで、やっと顔が追いついてきました(笑)」



<3R>
  三宅伸の前で駆けた三宅達也

「伸さんが1着に来てくれてよかった。自分も残れるかと思ったけ
ど、他の人が強かったです。今回は、全体的に調子悪くなかったん
ですね」
交わして1着の三宅伸は「(達也を)抜けんかと思った。達也には、
よく1着とか2着に来させてもらっていますね。若手だし、これか
らどんどん上がってきてほしいです」


<6R>
  捲って1着の高城信雄

「最終ホームで行けたら行こうと思ってたんですけど、荒井(崇博)
君も僕を行かさせたくなかったでしょうね。荒井君もあれだけ行け
ば、どっかでゆるむだろうと冷静にかまえてました。…昨日はあん
まりあっさり好展開になったんで冷静さをかきましたね…悔しかっ
たけど、でも、後ろの2人が乗ってくれて、あれで3人ともダメだ
ったら、もっと落ち込みましたよ。でも、昨日の展開で浮き足だつ
ようじゃ決勝に乗れたとしても優勝できなかったでしょうね。昨日
は悔しくてなかなか寝付けなかったです。また、よく考えます」



<7R>
  先行した金子貴志ラインから、直線鋭く伸び1着の山口幸二

「今日は展開、でも伸びたね。
 昨日は本当にきつかった。競りだったんで気合い入っているのに、
雨で待って、再発走で、さらに落車して、10年分ぐらい疲れた。5
年は寿命が縮んだね」



<8R>
  1着の稲垣裕之

「今開催に来る前は軽かったんで、その疲れが出たのか…調整ミス
ですね。徐々に疲れがなくなっていったんですけど、でも、特別競
輪じゃそんな言い訳は通用しませんからね。そこらへんが課題です」


<9R>
  最終バック6番手から2着に届いた有坂直樹

「誘導があがったね、きつかった。今日は、岡部(芳幸)が頑張っ
てくれたからですよ、ぎゅんって感じ、すごかった。今日はカミさ
んの誕生日なんで、決勝に乗りたかったんですけどね。でも、番組
に恵まれなかった。ずっと最近は目標のいるレースだったから、急
にいないレースだと、どうしていいかわかんないよ。あれだけ北日
本がいて、どうして、ああゆうメンバーになっちゃったんだろう」


<10R>
  久々の特別競輪出場だった手島慶介

「昨日がもったいなかったですね。運が良ければ(準決勝に)乗れ
るかもって感じでしたけど、自信はなかったです。また、頑張りま
すよ」



<11R>
 
  優勝した村本大輔

「最高ですね。武田(豊樹)さんが7割先行って言ってたんで、自
分の仕事はブロックする事だけだと思っていました。静岡の皆の思
いをバンクにぶつけるつもりで走りました」
     
  先行し2着の武田豊樹

「8割先行しようと決めていました。うーん、惜しかったな。でも、
番手の人が勝ってくれたんでよかったですね」
     
  3着の内林久徳

「もっともつれると思って、もつれたら行ったろ思ったんだけどな。
あんなにあっさりになるとは思わんかった」
小嶋敬二は「ラインが長かったし、やってやろうと思ったんですけ
どね。ちょっと、勝負を焦りましたね」
小嶋の番手についた山田裕仁は「皆がスピード殺した分、伸びませ
んでしたね」
伏見俊昭は「2車の戦いだったし、ホームで内があくと思った通り、
ばっちりあいたし、いけたなと思ったけど、甘かったですね」


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