松戸競輪場で開催された令和6年能登半島地震復興支援競輪「第20回サマーナイトフェスティバル(GII)」、「ガールズケイリンフェスティバル2024」は、7月15日に最終日が行われた。来年から4日制に変わるサマーナイトフェスティバルの決勝は、近畿勢が神奈川ラインを分断。壮絶な展開を眞杉匠がまくってV。通算3度目のビッグ制覇で初めてGIIを制して優勝賞金1570万円(副賞含む)を獲得した。また、ガールズケイリンフェスティバルの決勝では、尾方真生が逃げ切りでビッグレースを初の優勝。最後のガールズケイリンフェスティバルを制して優勝賞金340万円(副賞含む)を手にした。

ガールズケイリンフェスティバル2024 決勝出場選手特別紹介

決勝競争出場選手特別紹介

ガールズケイリンフェスティバル 1番車 児玉碧衣選手

ガールズケイリンフェスティバル 2番車 山原さくら選手

ガールズケイリンフェスティバル 3番車 中野咲選手

ガールズケイリンフェスティバル 4番車 坂口楓華選手

ガールズケイリンフェスティバル 5番車 當銘直美選手

ガールズケイリンフェスティバル 6番車 尾方真生選手

ガールズケイリンフェスティバル 7番車 小林優香選手

決勝1番車 北井佑季選手

決勝2番車 古性優作選手

決勝3番車 眞杉匠選手

決勝4番車 吉田拓矢選手

決勝5番車 郡司浩平選手

決勝6番車 松谷秀幸選手

決勝7番車 山口拳矢選手

決勝8番車 新田祐大選手

決勝9番車 脇本雄太選手
決勝戦 レース経過
号砲が鳴ると古性優作が飛び出して、脇本雄太-古性の近畿勢が前を固める。中団が眞杉匠-吉田拓矢の関東勢で、単騎の山口拳矢がこの後ろ。北井佑季-郡司浩平-松谷秀幸の神奈川トリオは後攻めで、新田祐大が最後方。
青板過ぎから北井が上昇を開始するが、前受けの脇本も誘導員との車間を空けて後方の動きを警戒する。バックで誘導員が退避すると同時に脇本、北井が踏み合う。赤板1センターで北井が出切るが、1コーナー過ぎに古性が郡司を捌いて脇本を迎え入れる。北井はそのまま飛ばして行くも、最終ホームから脇本が再びスパート。1コーナーで北井を捕らえた脇本だが、近畿勢を追って仕掛けていた眞杉がバックでの古性の厳しいけん制を堪えてまくり上げる。4コーナーで脇本に並びかけた眞杉は直線で近畿勢を飲み込んでV。眞杉の仕掛けに続いた吉田が2着で関東勢でワンツー。最終バック6番手から大外を伸びた新田が3着。
青板過ぎから北井が上昇を開始するが、前受けの脇本も誘導員との車間を空けて後方の動きを警戒する。バックで誘導員が退避すると同時に脇本、北井が踏み合う。赤板1センターで北井が出切るが、1コーナー過ぎに古性が郡司を捌いて脇本を迎え入れる。北井はそのまま飛ばして行くも、最終ホームから脇本が再びスパート。1コーナーで北井を捕らえた脇本だが、近畿勢を追って仕掛けていた眞杉がバックでの古性の厳しいけん制を堪えてまくり上げる。4コーナーで脇本に並びかけた眞杉は直線で近畿勢を飲み込んでV。眞杉の仕掛けに続いた吉田が2着で関東勢でワンツー。最終バック6番手から大外を伸びた新田が3着。







ガールズケイリンフェスティバル2024決勝戦 レース経過
号砲が鳴ると勢い良く飛び出した當銘直美が誘導員の後ろに付いたが、尾方真生が當銘の前に入る。初手は尾方、當銘、坂口楓華、小林優香、山原さくら、児玉碧衣、中野咲の並び。
赤板を過ぎても大きな動きはなく、誘導が退避した打鐘3コーナーから山原が仕掛けるも、察知した尾方が2センター付近から一気にペースを上げてスパート。山原は前を叩けずに最終1センターで後退すると、山原を追って上昇した児玉は4番手外併走となる。バックでは3番手から坂口がまくりを開始するが、2番手の當銘も車を外に出して踏み込む。しかしながら尾方のカカリが良く、スピードは鈍らない。4コーナーを先頭で回った尾方が後続の追撃を振り切ってビッグ初制覇。最終3コーナー付近から内を突いた小林は直線でも最内を伸びて2着。バックから仕掛けた當銘は尾方に合わされるも堪えて3着。
赤板を過ぎても大きな動きはなく、誘導が退避した打鐘3コーナーから山原が仕掛けるも、察知した尾方が2センター付近から一気にペースを上げてスパート。山原は前を叩けずに最終1センターで後退すると、山原を追って上昇した児玉は4番手外併走となる。バックでは3番手から坂口がまくりを開始するが、2番手の當銘も車を外に出して踏み込む。しかしながら尾方のカカリが良く、スピードは鈍らない。4コーナーを先頭で回った尾方が後続の追撃を振り切ってビッグ初制覇。最終3コーナー付近から内を突いた小林は直線でも最内を伸びて2着。バックから仕掛けた當銘は尾方に合わされるも堪えて3着。







<1R>

荒牧聖未選手
尾崎睦の上昇に合わせて先頭にいた畠山ひすいがペースを上げて、打鐘過ぎに空いた2番手に尾崎が入る。3番手はインで荒牧聖未(写真)が石井寛子に踏み勝って続き最終周回へ。畠山の先行を空けた車間を詰める勢いで尾崎が、2コーナー手前からまくる。荒牧もワンテンポ置いてその上をバックからまくり上げる。尾崎をとらえた荒牧が1着。
「初日、2日目が自分のなかで自転車に力が伝わっていない感じがして苦しかった。今日(最終日)は冷静に走ろうと思っていて、あとは自転車に力が伝わればいいなと。力を出し切れての1着だからうれしいです。自分の踏んでいる感じとしてはすごく出ていた」
赤板2コーナーから内を進出した山口真未は、荒牧の後ろまで押し上げる。最終ホーム付近では石井と併走になったものの、荒牧のまくりを追走して2着に入った。
「内側の人たちがスタートで出ていくかなと思っていたので中団狙いでした。ジャン辺りでは動きがなかったら1回前に行こうと思ったけど、激しくなったので内が空いて前へと。勝負どころでは中団キープができた。もうワンテンポ早く踏めれば1着の勝負ができたかなって思います」
「初日、2日目が自分のなかで自転車に力が伝わっていない感じがして苦しかった。今日(最終日)は冷静に走ろうと思っていて、あとは自転車に力が伝わればいいなと。力を出し切れての1着だからうれしいです。自分の踏んでいる感じとしてはすごく出ていた」
赤板2コーナーから内を進出した山口真未は、荒牧の後ろまで押し上げる。最終ホーム付近では石井と併走になったものの、荒牧のまくりを追走して2着に入った。
「内側の人たちがスタートで出ていくかなと思っていたので中団狙いでした。ジャン辺りでは動きがなかったら1回前に行こうと思ったけど、激しくなったので内が空いて前へと。勝負どころでは中団キープができた。もうワンテンポ早く踏めれば1着の勝負ができたかなって思います」
<2R>

野口諭実可選手
4番手でタイミングをうかがった太田美穂は、赤板2コーナー過ぎから仕掛ける。誘導後位の久米詩は、太田を引きつけながら突っ張って駆ける。最終ホームで太田に前に出られた久米だったが、コーナーで盛り返して主導権をキープ。太田が徐々に後退して、久米の後ろで野口諭実可(写真)が脚をためて追走する。2コーナー手前からまくった石井貴子は3番手まで。細田愛未が内を突くが、2番手の野口が追い込んで1着。
「ビッグレースでの1着が初めてなんで、(最終日の)選抜だったけどうれしいです。ただ、まだまだ満足はできないですね。久米さんがジャンから突っ張ってくれたのが大きい。でも、久米さんは後半も強いタイプだし、余裕はなかったです。最近、かなり調子が悪くなってたので、これで少し自信が戻ってきました」
前受けからの突っ張り先行に出た久米詩は、太田との踏み合いを制すも最後は野口に差し切られて2着。
「とりあえず前にはいたいなっていうのがありました。ジャン過ぎにあんまり動きがなかったので、4コーナーくらいでは(先行の)腹をくくりました。踏み出しがあんまり良くなかったので、その分、(太田に)出られたところはります。でも、今年のなかでは、この3日間を通して一番しっかり踏めた開催でした。もう怪我の影響はまったくないので、あとは積み重ねだと思います」
「ビッグレースでの1着が初めてなんで、(最終日の)選抜だったけどうれしいです。ただ、まだまだ満足はできないですね。久米さんがジャンから突っ張ってくれたのが大きい。でも、久米さんは後半も強いタイプだし、余裕はなかったです。最近、かなり調子が悪くなってたので、これで少し自信が戻ってきました」
前受けからの突っ張り先行に出た久米詩は、太田との踏み合いを制すも最後は野口に差し切られて2着。
「とりあえず前にはいたいなっていうのがありました。ジャン過ぎにあんまり動きがなかったので、4コーナーくらいでは(先行の)腹をくくりました。踏み出しがあんまり良くなかったので、その分、(太田に)出られたところはります。でも、今年のなかでは、この3日間を通して一番しっかり踏めた開催でした。もう怪我の影響はまったくないので、あとは積み重ねだと思います」
<6R>

取鳥雄吾選手
金子幸央の上昇に、三谷竜生は誘導を残したまま下げる。金子が誘導後位に収まり、そこを町田太我が押さえて出る。青板バック過ぎにすかさず北津留翼も叩きに出るが、町田が突っ張り主導権を守る。赤板2コーナーで北津留は後退して、三谷が仕掛ける。しかしながら、逃げる町田の掛かりが良く、三谷はなかなか進まない。三谷が3番手の金子の辺りまで迫ったところの最終1センター過ぎに、取鳥雄吾(写真)は番手まくり。恩田淳平、三谷、山田久徳でもつれて三谷、山田が落車。そのまま別線を抑えて取鳥が押し切った。
「北津留さんの巻き返しが早すぎて、(町田)太我は流せなかった。自分が早めに北津留さんをなんとかできれば良かったんですけど。すごく掛かっていたし、さすが町田太我だなって。同地区の後輩が頑張ってくれてうれしい気持ちと、僕の不甲斐なさとですね。僕もあれで飛んじゃうわけにはいかないし、僕の状態以上の着を取らせてもらった。(番手で)やれることは少ないけど、僕のできることしっかりとやって、恥ずかしくない先輩でいたい」
中国コンビを受けて3番手を手に入れた金子幸央は、三谷を軽く張って番手発進の取鳥を追走した。
「スタートの並びが(思っていたよりも)はるかに良かった。(自分たちの前のラインに)あの2人がいたのが。後ろが(取鳥)雄吾なら町田君も突っ張るかなと。ああなったら2人に頑張ってもらってと思っていた。意味のある2着だけど、現状の課題は1着ですね。三谷さんに降りられないようにとかしていて、2着が自分のなかで最大限だった」
「北津留さんの巻き返しが早すぎて、(町田)太我は流せなかった。自分が早めに北津留さんをなんとかできれば良かったんですけど。すごく掛かっていたし、さすが町田太我だなって。同地区の後輩が頑張ってくれてうれしい気持ちと、僕の不甲斐なさとですね。僕もあれで飛んじゃうわけにはいかないし、僕の状態以上の着を取らせてもらった。(番手で)やれることは少ないけど、僕のできることしっかりとやって、恥ずかしくない先輩でいたい」
中国コンビを受けて3番手を手に入れた金子幸央は、三谷を軽く張って番手発進の取鳥を追走した。
「スタートの並びが(思っていたよりも)はるかに良かった。(自分たちの前のラインに)あの2人がいたのが。後ろが(取鳥)雄吾なら町田君も突っ張るかなと。ああなったら2人に頑張ってもらってと思っていた。意味のある2着だけど、現状の課題は1着ですね。三谷さんに降りられないようにとかしていて、2着が自分のなかで最大限だった」
<8R>

岩本俊介選手
4番手の松井宏佑は、前の関東勢との車間を空けて犬伏湧也をけん制する。青板4コーナーから仕掛けた松井が、主導権を奪取。南関ライン3番手の山賀雅仁はさばかれて、3番手には小林泰正が入る。7番手の犬伏は赤板2コーナーから巻き返すが、逃げる松井がペースを上げて風を切る。犬伏は最終ホーム手前で中団の外に浮いて万事休す。3番手の小林が1センター過ぎからまくりを打つが、岩本俊介(写真)が外に張ってけん制。松井の余力と別線のスピードを見極めた岩本は、バックから前に踏み込む。地元の岩本が勝ち切って、シリーズ2勝目を挙げた。
「もちろん小林もいるけど、犬伏が抜けて強い。なんとしてもやっつけるっていう、(松井)宏佑の気持ちがすごかった。正直、(後ろに山賀がいなかったのは)わからなかった。あとは小林の動きを見て、まくってきたんで、それをあおってどれくらい我慢できるかだった。(松井も)タレてきていて、自分も自力でやっているんで、(松井が)もうこれ以上っていうところまできていたのがわかった。それで自分がしっかりと着を取らないと、宏佑にも悪い。(今回は)道具を戻して、いい意味でも悪い意味でも変わってない」
仕事ぶりが光った武藤龍生が2着。山賀をさばき、今度は小林がまくるとギリギリまで待ってからの追い込みで岩本に詰め寄った。
「(小林)泰正もしっかりと踏み込んでくれて、やり合っていたところを踏み遅れないようにしてくれた。このバンクっていうこともあって、1個でも前にっていうのが重要だと。全部、止められたらいいけど、1人でもと思って(山賀をさばいた)。泰正ももうひと踏みできるかなっていうのがあったけど、岩本さんが危ないもっていき方だったんで、自分はああなりました。正直、脚はいっぱいでした」
「もちろん小林もいるけど、犬伏が抜けて強い。なんとしてもやっつけるっていう、(松井)宏佑の気持ちがすごかった。正直、(後ろに山賀がいなかったのは)わからなかった。あとは小林の動きを見て、まくってきたんで、それをあおってどれくらい我慢できるかだった。(松井も)タレてきていて、自分も自力でやっているんで、(松井が)もうこれ以上っていうところまできていたのがわかった。それで自分がしっかりと着を取らないと、宏佑にも悪い。(今回は)道具を戻して、いい意味でも悪い意味でも変わってない」
仕事ぶりが光った武藤龍生が2着。山賀をさばき、今度は小林がまくるとギリギリまで待ってからの追い込みで岩本に詰め寄った。
「(小林)泰正もしっかりと踏み込んでくれて、やり合っていたところを踏み遅れないようにしてくれた。このバンクっていうこともあって、1個でも前にっていうのが重要だと。全部、止められたらいいけど、1人でもと思って(山賀をさばいた)。泰正ももうひと踏みできるかなっていうのがあったけど、岩本さんが危ないもっていき方だったんで、自分はああなりました。正直、脚はいっぱいでした」
<11R>

尾方真生選手
誘導後位に入って周回を重ねた尾方真生(写真)は、赤板を通過すると後ろの6選手を警戒しながらペースを握る。打鐘3コーナーで5番手の山原さくらが仕掛けて、尾方も合わせて踏み上げる。逃げる尾方に當銘直美、坂口楓華で最終ホームを迎える。山原さくらは中団までで不発。3番手の坂口が、2コーナーでまくるが、尾方の掛かりがいい。2番手の當銘は3コーナーから外に持ち出して、小林優香がインを突く。直線を先頭で迎えた尾方の内を小林、外を當銘が迫るが、尾方が押し切って優勝。ビッグレースを初制覇を果たした。
「(20年にデビューして)5年間長かったけど、自分の走りで優勝できて良かった。前から攻めたいなって思っていた。(山原が)見えて1回踏んで、自分のペースに入れて最後は踏み直せた。(前回のあと)33バンクで練習した成果も出せたと思う。いつか(ビッグで)逃げ切って優勝できたらいいなって思っていたけど、その通りになって自分らしい勝ち方だった。大きいレースで先行が厳しくなっているけど、33バンクだし逃げ切れて良かった」
最終3コーナー過ぎからは空いた内を突いた小林優香は、直線でも尾方の内を追い込んで2着。
「(スタートで坂口を入れてしまった)あそこがダメでした。前に頼らずに自分で行っておけば違ったかなと。内に行く形になったけど、みんな踏んでいたんで内は空いていた。結果2着だけど、実際、私はなにもしてないのでダメですね。ここ最近では(ビッグレースで3日間)まとめられたけど、もう一段階上にいくためにも明日から練習します」
逃げた尾方の後ろで絶好のポジショニングだった當銘直美は、坂口のまくりに合わせるように最終3コーナー過ぎから外を追い込んだが3着。
「(尾方)真生ちゃんが上がってきたので、チャンスのある位置だと思って付いていきました。真生ちゃんの踏み出しに集中して、かぶらないようにメイチで踏んでいた。真生ちゃんの踏み直しがすごくてちぎれていく感じでした。真生ちゃんの気迫を感じた。何回もグランプリを走っている選手はすごい。今日(決勝)は力を出しての結果。やれることは精いっぱいやりました。脚は劇的に変わらないけど、今回は初日から気持ちに余裕があった」
「(20年にデビューして)5年間長かったけど、自分の走りで優勝できて良かった。前から攻めたいなって思っていた。(山原が)見えて1回踏んで、自分のペースに入れて最後は踏み直せた。(前回のあと)33バンクで練習した成果も出せたと思う。いつか(ビッグで)逃げ切って優勝できたらいいなって思っていたけど、その通りになって自分らしい勝ち方だった。大きいレースで先行が厳しくなっているけど、33バンクだし逃げ切れて良かった」
最終3コーナー過ぎからは空いた内を突いた小林優香は、直線でも尾方の内を追い込んで2着。
「(スタートで坂口を入れてしまった)あそこがダメでした。前に頼らずに自分で行っておけば違ったかなと。内に行く形になったけど、みんな踏んでいたんで内は空いていた。結果2着だけど、実際、私はなにもしてないのでダメですね。ここ最近では(ビッグレースで3日間)まとめられたけど、もう一段階上にいくためにも明日から練習します」
逃げた尾方の後ろで絶好のポジショニングだった當銘直美は、坂口のまくりに合わせるように最終3コーナー過ぎから外を追い込んだが3着。
「(尾方)真生ちゃんが上がってきたので、チャンスのある位置だと思って付いていきました。真生ちゃんの踏み出しに集中して、かぶらないようにメイチで踏んでいた。真生ちゃんの踏み直しがすごくてちぎれていく感じでした。真生ちゃんの気迫を感じた。何回もグランプリを走っている選手はすごい。今日(決勝)は力を出しての結果。やれることは精いっぱいやりました。脚は劇的に変わらないけど、今回は初日から気持ちに余裕があった」
<12R>

眞杉匠選手
近畿勢が前団に構える。突っ張り気味に踏んだ脇本雄太は、赤板過ぎに北井佑季に前に出られると番手に飛び付く。古性優作が郡司浩平を大きく外に張って、脇本を番手に迎え入れて打鐘。郡司は2センターの古性のダメ押しで後退。最終ホーム手前では、中団の眞杉匠(写真)にもさばかれて郡司は力尽きる。番手から脇本が出て先頭に立つが、眞杉が2コーナーからまくる。再三に渡る古性の強烈なブロックをこらえて乗り越えた眞杉が優勝。
「道中から作戦にない、南関が後ろというのは想定外の並びでした。中団になった以上は遅れないように注意していた。終始ものすごい掛かりでした。あれ以上(仕掛けが)遅くなるとコーナーに入っちゃうので、いいタイミングで(まくりに)いけたと思う。すごい掛かりで余裕ではなかったしキツかった。(行き切れるか)自信がなくても行くしかなかったし、ガムシャラに踏みました。(今年のビッグ)初優出で優勝できた。(年始は怪我などもあり)前半戦は苦しかったけど、ここでいい流れをもってこられた」
準決で結実できなかったラインでのワンツー。今度は吉田拓矢が懸命に食らいついて続いた。
「北井さんがスタートで前だったら、眞杉君は先行勝負するつもりだったんだと思う。スタートから南関が前じゃなかったし、脇本さんの雰囲気がいつもと違ったので行くんだなって。古性さんのけん制がすごくて、車輪を引っこ抜いてから付いていった。眞杉君はさすがですね。年下だけど尊敬します。決勝で眞杉君と連係できてうれしかった」
立ち遅れた感もあった単騎の新田祐大は、最終3コーナーから強襲するも3着まで。
「あの感じでは脇本君は絶対行くなってのがわかった。踏んでやめての繰り返しで、脚を削られていきました。レースを支配できなかったのが敗因だなって思った。まずはここに勝ち上がるまで、いい相手のなかで力比べをして、力が通用するのがわかった」
「道中から作戦にない、南関が後ろというのは想定外の並びでした。中団になった以上は遅れないように注意していた。終始ものすごい掛かりでした。あれ以上(仕掛けが)遅くなるとコーナーに入っちゃうので、いいタイミングで(まくりに)いけたと思う。すごい掛かりで余裕ではなかったしキツかった。(行き切れるか)自信がなくても行くしかなかったし、ガムシャラに踏みました。(今年のビッグ)初優出で優勝できた。(年始は怪我などもあり)前半戦は苦しかったけど、ここでいい流れをもってこられた」
準決で結実できなかったラインでのワンツー。今度は吉田拓矢が懸命に食らいついて続いた。
「北井さんがスタートで前だったら、眞杉君は先行勝負するつもりだったんだと思う。スタートから南関が前じゃなかったし、脇本さんの雰囲気がいつもと違ったので行くんだなって。古性さんのけん制がすごくて、車輪を引っこ抜いてから付いていった。眞杉君はさすがですね。年下だけど尊敬します。決勝で眞杉君と連係できてうれしかった」
立ち遅れた感もあった単騎の新田祐大は、最終3コーナーから強襲するも3着まで。
「あの感じでは脇本君は絶対行くなってのがわかった。踏んでやめての繰り返しで、脚を削られていきました。レースを支配できなかったのが敗因だなって思った。まずはここに勝ち上がるまで、いい相手のなかで力比べをして、力が通用するのがわかった」
次回のグレードレースは、佐世保競輪場にてミッドナイト競輪が7月16日~18日の日程で開催されます。国内初のミッドナイトGIIIレースとなり、Gレースは通常9車立ですが、この開催は7車立で行われます。
ネームバリューは、ダービーで9つ目のGIを制した平原康多が断然上位。平原が貫録を示すのか、それとも思わぬ伏兵がミッドナイト競輪GIII初代覇者となるのか。
また、S級戦と合わせてガールズケイリン2Rも行われます。楽しみ満載のシリーズです。
7月8日時点の出場予定選手データを分析した、佐世保競輪「WTミッドナイト」GIIIの主力メンバー及び狙い目選手を紹介する「プロスポーツ号外版」は以下をクリックしてください。
プロスポーツ号外版は"こちら"
ネームバリューは、ダービーで9つ目のGIを制した平原康多が断然上位。平原が貫録を示すのか、それとも思わぬ伏兵がミッドナイト競輪GIII初代覇者となるのか。
また、S級戦と合わせてガールズケイリン2Rも行われます。楽しみ満載のシリーズです。
7月8日時点の出場予定選手データを分析した、佐世保競輪「WTミッドナイト」GIIIの主力メンバー及び狙い目選手を紹介する「プロスポーツ号外版」は以下をクリックしてください。
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