前橋競輪場を舞台に「第29回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は、15日に熱戦の火ぶたを切って落とされた。一次予選から見ごたえのスピードバトルが展開された。初日のメイン「日本競輪選手会理事長杯」は、S班9人で激しいバトルが繰り広げられ、脇本雄太が逃げ切りで幸先いいスタートを切った。16日の2日目は優勝を占う意味でも見逃せない「ローズカップ」をメインに二次予選のA、Bで勝ち上がりが争われる。
本場では開催中の毎日、レース展望、勝利者インタビュー(勝ち上がり戦の勝利選手、地元選手が1着の場合)などが予定されています。また、「競輪における新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」、群馬県の「社会経済活動再開に向けたガイドライン」を遵守し、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策に万全を期したうえで、有観客による開催を行います。入場規制の実施、無観客への変更の場合もありますので、詳細はKEIRIN.JPの競輪トピックス掲載「第29回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントの開催について(お知らせ)」をご覧ください。

開会式

敢闘宣言をする小林泰正選手

日本競輪選手会理事長杯 ゴール

日本競輪選手会理事長杯 表彰式
<1R>

坂本貴史選手
和田真久留が連結を外して、赤板過ぎに主導権を奪った野口裕史後位には竹内雄作が入る。打鐘を通過して4コーナーで河端朋之が6番手から仕掛けると、竹内も合わせて番手から出る。河端は不発で、後方から大外をまくった坂本貴史(写真)が前団をのみ込んだ。
「3、4番手を取って、河端さんが来る前に(仕掛けて)行ければと思ってたけど、(8番手になって)想定外のレースでヤバいなっていうのがありました。ただ、河端さんは(最終)ホームくらいで行くかなっていうのがあったんで、(そこで行ったら)自分は合わされてしまうかと。だから(河端ラインに)付いていって、あとはそこからでした。他力になっちゃいましたけど、車の出は良かった」
阿部力也が流れ込んで北日本ワンツー。
「(坂本)貴史が強かったですね。自分は前のけん制のあおりもあって口が空いた。あきらめかけたけど、(付いていけて)良かったです。貴史のおかげです」
「3、4番手を取って、河端さんが来る前に(仕掛けて)行ければと思ってたけど、(8番手になって)想定外のレースでヤバいなっていうのがありました。ただ、河端さんは(最終)ホームくらいで行くかなっていうのがあったんで、(そこで行ったら)自分は合わされてしまうかと。だから(河端ラインに)付いていって、あとはそこからでした。他力になっちゃいましたけど、車の出は良かった」
阿部力也が流れ込んで北日本ワンツー。
「(坂本)貴史が強かったですね。自分は前のけん制のあおりもあって口が空いた。あきらめかけたけど、(付いていけて)良かったです。貴史のおかげです」
<2R>

松本貴治選手
赤板2コーナー手前で小松崎大地が押さえて出ると、松本貴治(写真)がすかさず仕掛けて主導権。小松崎は番手に飛び付き、小川真太郎を大きく外に弾いて離れながら松本を追いかける。最終4コーナーで小松崎に追いつかれた松本だったが、二の足で逃げ切った。
「軽かったし、いいタイミングで行けた。脚の状態もいい。ジャンからは全開だったので、後ろがもつれていたのはわからなかった。展開が良かったです。後ろよりは前受けの方が可能性があるかなって思っていた。それで堤(洋)さんが前を取ってくれて良かった」
大立ち回りを演じた小松崎大地は、松本の逃げ切りを許したものの2着は評価できる。
「駆ける気もあったし、積極的なところも出たのかな。駆けるっていうのが頭にあったから、もう少し踏んでおかないとダメですね。強引な形でのさばきになってしまったし失敗です。松本君が強かった」
「軽かったし、いいタイミングで行けた。脚の状態もいい。ジャンからは全開だったので、後ろがもつれていたのはわからなかった。展開が良かったです。後ろよりは前受けの方が可能性があるかなって思っていた。それで堤(洋)さんが前を取ってくれて良かった」
大立ち回りを演じた小松崎大地は、松本の逃げ切りを許したものの2着は評価できる。
「駆ける気もあったし、積極的なところも出たのかな。駆けるっていうのが頭にあったから、もう少し踏んでおかないとダメですね。強引な形でのさばきになってしまったし失敗です。松本君が強かった」
<3R>

太田竜馬選手
赤板で押さえた太田竜馬(写真)の上を坂井洋が出て主導権を握るが、北日本ラインが襲い掛かる。渡邉一成が坂井を叩くも、太田が最終2コーナーからまくり上げる。ゴール手前で抜け出した太田が1着。
「(最初にまくりに行った時は)脚が合ってなかったですね。でも、そのあとは進んでいるんで、きれいに回せているのかと。軽いんで脚にアタリはないですね。(初日の予選は)久しぶりの1着だったんで良かった」
「(太田のまくりの)出が悪かったですね、でも、浮いてもやめないで我慢してくれた」とは、太田に付けて2着の橋本強。
「最近はめちゃくちゃ流れが悪かったんで無心で走った。(前回の初日に落車して)不安しかなかったけど、そこそこ戦えるのかなと」
「(最初にまくりに行った時は)脚が合ってなかったですね。でも、そのあとは進んでいるんで、きれいに回せているのかと。軽いんで脚にアタリはないですね。(初日の予選は)久しぶりの1着だったんで良かった」
「(太田のまくりの)出が悪かったですね、でも、浮いてもやめないで我慢してくれた」とは、太田に付けて2着の橋本強。
「最近はめちゃくちゃ流れが悪かったんで無心で走った。(前回の初日に落車して)不安しかなかったけど、そこそこ戦えるのかなと」
<4R>

菅田壱道選手
赤板で飛び出した雨谷一樹を根田空史が打鐘過ぎに叩いて出るが、近藤隆司は遅れてしまう。長島大介が近藤を大きく外に弾いて、雨谷が根田の後位にはまる。3番手となった久米康平が最終2コーナーからまくり上げるが、その外を踏み上げた菅田壱道(写真)が前団をまとめてのみ込んだ。
「流れが途切れ途切れでジャン前で根田をすくったところまでは良かった。けど、緩んだ時に内へ差してしまって、絶対にダメだと思った。後方になったからこそ、前に踏むしかないって思いました。自分が思ったように(レースが)動かなくて、イレギュラーですけど、結果として(1着まで)届いているし、前検日はオーバーワーク気味だったけど調整してしっかり走れている」
菅田マークの佐々木雄一が2着に流れ込み、北日本ワンツー決着となった。
「(菅田)壱道の脚力勝ちじゃないですか。壱道はやっぱり(力が)抜けていますね、強かった。最後は抜けるかと思ったけど抜けなかった」
「流れが途切れ途切れでジャン前で根田をすくったところまでは良かった。けど、緩んだ時に内へ差してしまって、絶対にダメだと思った。後方になったからこそ、前に踏むしかないって思いました。自分が思ったように(レースが)動かなくて、イレギュラーですけど、結果として(1着まで)届いているし、前検日はオーバーワーク気味だったけど調整してしっかり走れている」
菅田マークの佐々木雄一が2着に流れ込み、北日本ワンツー決着となった。
「(菅田)壱道の脚力勝ちじゃないですか。壱道はやっぱり(力が)抜けていますね、強かった。最後は抜けるかと思ったけど抜けなかった」
<5R>

野原雅也選手
赤板で5番手の野原雅也(写真)が動いて叩きに出るが、取鳥雄吾が突っ張る。野原が井上昌己とからんでいたところを松井宏祐が仕掛ける。松井の先行策だが、中村浩士は付け切れない。番手には取鳥が入って最終ホームを通過する。4番手で立て直した野原が、バックからまくりを打って松井をとらえた。
「落車のあとで不安はあった。2車のラインでやれることは限られてもいたんで…。33バンクも久しぶりだったので、手探りだった。内容は良くないけど1着はうれしい。またセッティングとかを見直します」
援護を失った松井宏佑は、近畿コンビにのみ込まれて3着。
「(初めての前橋バンクは)室内の33で駆けやすいかと思ったけど、そうでもなかった。外と同じような感じで軽くなかった。出切るまでに意外と脚を使ってたんで、最後は踏み切れなかった」
「落車のあとで不安はあった。2車のラインでやれることは限られてもいたんで…。33バンクも久しぶりだったので、手探りだった。内容は良くないけど1着はうれしい。またセッティングとかを見直します」
援護を失った松井宏佑は、近畿コンビにのみ込まれて3着。
「(初めての前橋バンクは)室内の33で駆けやすいかと思ったけど、そうでもなかった。外と同じような感じで軽くなかった。出切るまでに意外と脚を使ってたんで、最後は踏み切れなかった」
<6R>

渡部哲男選手
青板の3コーナーで先頭に立った森田優弥が徐々にペースを上げるが、赤板で後方まで下げた島川将貴が打鐘を目がけて巻き返す。最終ホーム過ぎに島川が森田を叩き切り、ライン3車で出切って中四国勢のペース。4コーナーを絶好の番手で迎えた渡部哲男(写真)が、最後はきっちり差し切った。
「2周半で内へ差した時は、シマちゃん(島川)何してるの。早く下がって来いって(笑)。隊列が短くなったし、行きやすくもなりましたね。踏み出しは良かったし、前半が掛かっていたので誰も来ないだろうと。ゴール前は必死にとらえました。少しずつ立て直せたらいい。GIで勝たないと点数は上がらないですから」
島川将貴は力強い先行策で別線を完封。2着に粘り込んだ。
「展開が向きました。内へ差してから下げるところは、自分の判断で引いてから勝負した方がいいかと。出切ってからのスピードは良かったけど、後半はタレました。ドームなので軽いですね」
「2周半で内へ差した時は、シマちゃん(島川)何してるの。早く下がって来いって(笑)。隊列が短くなったし、行きやすくもなりましたね。踏み出しは良かったし、前半が掛かっていたので誰も来ないだろうと。ゴール前は必死にとらえました。少しずつ立て直せたらいい。GIで勝たないと点数は上がらないですから」
島川将貴は力強い先行策で別線を完封。2着に粘り込んだ。
「展開が向きました。内へ差してから下げるところは、自分の判断で引いてから勝負した方がいいかと。出切ってからのスピードは良かったけど、後半はタレました。ドームなので軽いですね」
<7R>

渡邉雄太選手
大方の予想通り近畿の3車が出て主導権。4番手に佐々木豪が入り、地元の小林泰正は6番手。青板のバックで佐々木に踏まれた渡邉雄太(写真)は、8番手に戻って反撃のタイミングをうかがう。打鐘の4コーナーで小林が仕掛けて、佐々木も合わせて出る。三谷竜生は佐々木を張りながら、最終2コーナー手前で番手まくりを打つ。しかしながら、小林ラインに乗って大外をまくった渡邉が前団を仕留めて1着。
「佐々木に突っ張られたんで焦りました。佐々木はペースを上げるためなのか、自分を突っ張るのか、どっちなのかと思って、見ちゃいました。(最終)ホームで(仕掛けて)行こうかと思ったら、(小林)泰正が行ったんで付いていくような感じになった。前回の成績から不安でしょうがなかったけど良かったです」
小森貴大の先行を利して番手まくりの三谷竜生は2着。
「佐々木君がそんなにいいスピードではなかったんで、どうかなと思ってた。外が見えてなくて、自分の判断ミスですね。小森も駆けてくれて、ああいう展開になったんで(しっかり勝たないと)」
「佐々木に突っ張られたんで焦りました。佐々木はペースを上げるためなのか、自分を突っ張るのか、どっちなのかと思って、見ちゃいました。(最終)ホームで(仕掛けて)行こうかと思ったら、(小林)泰正が行ったんで付いていくような感じになった。前回の成績から不安でしょうがなかったけど良かったです」
小森貴大の先行を利して番手まくりの三谷竜生は2着。
「佐々木君がそんなにいいスピードではなかったんで、どうかなと思ってた。外が見えてなくて、自分の判断ミスですね。小森も駆けてくれて、ああいう展開になったんで(しっかり勝たないと)」
<8R>

山崎賢人選手
青板の3コーナー佐藤博紀が前に出て、後続は一列棒状に。7番手となった山崎賢人(写真)は赤板の2コーナーからスパート。最終ホーム前に佐藤博を叩き切った山崎がそのまま他を寄せつけずに押し切った。
「中団か前受けで考えていました。ペースも緩んでいたので仕掛けていきました。踏み出しは良かった。今回から新車でパイプを軽くした。前回よりは軽かったし、予定通りの新車です。体のデキとしてもいいかな。しっかり勝ち上がって伊東(共同通信社杯)みたいに(決勝を)走りたい」
山崎をマークした園田匠は踏み出しで遅れたが、しっかり追いついて2着をキープした。
「(山崎)賢人が今回から新車だったので、いつもの感覚と違いました。バックで3人ってわかってからは遅めに抜きにいった。余裕はあったし、落ち着いていました。踏み出しで賢人らしさが出ていましたね。伸びとデキは問題ないです」
「中団か前受けで考えていました。ペースも緩んでいたので仕掛けていきました。踏み出しは良かった。今回から新車でパイプを軽くした。前回よりは軽かったし、予定通りの新車です。体のデキとしてもいいかな。しっかり勝ち上がって伊東(共同通信社杯)みたいに(決勝を)走りたい」
山崎をマークした園田匠は踏み出しで遅れたが、しっかり追いついて2着をキープした。
「(山崎)賢人が今回から新車だったので、いつもの感覚と違いました。バックで3人ってわかってからは遅めに抜きにいった。余裕はあったし、落ち着いていました。踏み出しで賢人らしさが出ていましたね。伸びとデキは問題ないです」
<9R>

深谷知広選手
合わせて動いた堀内俊介を押さえた深谷知広(写真)が、青板の4コーナーで先頭に立ってそのまま駆ける。前受けから5番手の内に包まれていた山田庸平だったが、徐々に内を進出して最終1センターでは番手の金子貴志をさばく。後続のもつれをしり目に深谷が、2周先行で押し切った。
「(誘導員早期追い抜きの)2周半のラインが気になって、(出る時に)中途半端になってしまった。ただ、そのあとは自分の仕事でもあったんで、(駆けて)1着が取れて良かった。修正点がありますけど悪くない。あとは疲れを残さないように」
最終的に深谷の番手を奪取した山田庸平が2着に入った。
「前々勝負と思っていたんで、スタートで前を取った。堀内君が先に切って来たんで、このままだと後方になるんで引かないでいました。踏み遅れてキツかったけど、ここはやっぱり内が有利ですね。どうにかして(二次予選の)Bまではと思ってた。でも、力不足を痛感しました」
「(誘導員早期追い抜きの)2周半のラインが気になって、(出る時に)中途半端になってしまった。ただ、そのあとは自分の仕事でもあったんで、(駆けて)1着が取れて良かった。修正点がありますけど悪くない。あとは疲れを残さないように」
最終的に深谷の番手を奪取した山田庸平が2着に入った。
「前々勝負と思っていたんで、スタートで前を取った。堀内君が先に切って来たんで、このままだと後方になるんで引かないでいました。踏み遅れてキツかったけど、ここはやっぱり内が有利ですね。どうにかして(二次予選の)Bまではと思ってた。でも、力不足を痛感しました」
<10R>

山田英明選手
青板の3コーナーで切った和田健太郎を、新山響平が赤板で叩いてハイピッチで駆ける。後続は一本棒で打鐘、最終ホームを通過。6番手の山田英明(写真)が、2コーナーから好回転でまくって前団をのみ込んだ。
「浅井(康太)君が後ろにいたし、内を締めていたら前が空いて内へ行ったり、いらない動きがもったいなかったなって思います。南(修二)さんが付いてくれていたし、敵で嫌な選手が付いてくれたので力勝負をしたいなと。踏み出してからは、自分がとにかく前に出切ることだけを考えた。(2日目の)ローズカップに勝ち上がれたのは大きいので、集中を切らさないように走りたい」
逃げた新山の番手で車間を空けて援護してから追い込んだ守澤太志が2着。
「(新山が)しっかり駆けてくれた。フカしたぶん、バックくらいからはタレてきていたけど、それでも強かった。調子が悪いとは思えないが、新山が強かった。ケアはしたけどそのぶん練習不足かも。ローズカップを走れるのはデカいですね」
「浅井(康太)君が後ろにいたし、内を締めていたら前が空いて内へ行ったり、いらない動きがもったいなかったなって思います。南(修二)さんが付いてくれていたし、敵で嫌な選手が付いてくれたので力勝負をしたいなと。踏み出してからは、自分がとにかく前に出切ることだけを考えた。(2日目の)ローズカップに勝ち上がれたのは大きいので、集中を切らさないように走りたい」
逃げた新山の番手で車間を空けて援護してから追い込んだ守澤太志が2着。
「(新山が)しっかり駆けてくれた。フカしたぶん、バックくらいからはタレてきていたけど、それでも強かった。調子が悪いとは思えないが、新山が強かった。ケアはしたけどそのぶん練習不足かも。ローズカップを走れるのはデカいですね」
<11R>

諸橋愛選手
赤板過ぎに吉田拓矢が先頭に立って、関東勢がレースを支配する。一本棒の7番手から原田研太朗が仕掛けるが中団まで。逃げる吉田の番手の諸橋愛(写真)は、最終2コーナー手前からまくった古性優作をブロック。吉田の余力を見極めてから踏み込んだ諸橋が直線で抜け出した。
「古性が来た時も木暮(安由)がうまく反応してくれてた。そのあとは(古性を張りながら)斜めに踏んでいって様子を見た。あとは僕が早めに踏み込むことで、木暮にもチャンスがあるようにと。(ラインの)みんなにチャンスがあるようにって思ってた。自分の手応えは(前回と)全然違う。番手で楽でもあったし、冷静にできた」
最終ホームでは9番手の香川雄介だったが、直線ではタイミングよくコースが空いてシャープに伸びた。
「(最終)ホームで小倉(竜二)を入れようか、入れまいか迷った。でも、悪いけどって感じでした。まさか2(着)までいくとは。自分でもどう考えても想定できなかった。最後はコースが空いたんで吸い込まれた感じがある」
「古性が来た時も木暮(安由)がうまく反応してくれてた。そのあとは(古性を張りながら)斜めに踏んでいって様子を見た。あとは僕が早めに踏み込むことで、木暮にもチャンスがあるようにと。(ラインの)みんなにチャンスがあるようにって思ってた。自分の手応えは(前回と)全然違う。番手で楽でもあったし、冷静にできた」
最終ホームでは9番手の香川雄介だったが、直線ではタイミングよくコースが空いてシャープに伸びた。
「(最終)ホームで小倉(竜二)を入れようか、入れまいか迷った。でも、悪いけどって感じでした。まさか2(着)までいくとは。自分でもどう考えても想定できなかった。最後はコースが空いたんで吸い込まれた感じがある」
<12R>

脇本雄太選手
単騎の中川誠一郎が9番手。周回中から7番手にポジションを取った脇本雄太(写真)は、青板4コーナーで踏み込む。脇本が好スピードで先頭に立って、そのまま駆ける。中川をさばいた松浦悠士が3番手。新田祐大も早めに赤板2コーナーから反撃に出るが、合わせてペースを上げた脇本が主導権をキープする。最終ホームで村上博幸はいっぱい。新田を不発にした脇本は、単騎の郡司浩平のまくりも合わせて圧巻の逃げ切り勝ち。
「ラインで決めるために長い距離を踏んだ。(ラインでは)決まらなかったけど、自分のなかでこの距離でももつってわかったのは良かった。自分のなかでは、しっかり踏めているのかなとは思いました。(2日目のローズカップは)単騎になりそうですけど、力を出し切れるように頑張ります」
打鐘で踏み込んだ郡司浩平は、脇本を交わせずも単騎で内容のあるレースで2着に入った。
「1回、動いてでも位置を取りたかったんですけど、結果、後方になっているので上デキとは言えないですね。(レースは)しっかり見えているんですけど、ちょっと反応がワンテンポ遅かった。もう少し反応が良ければ、もっと楽な展開になっていたんじゃないかなと。最後は脇本さんに力負けでした。でも、その前まではしっかり自分で踏み込めている」
松浦に乗った清水裕友が、直線で外を伸びて3着。
「ちょっと反応が悪いところはありましたけど、まあ、終始余裕はありました。人の後ろでタイミングとかは難しいところがありますね」
「ラインで決めるために長い距離を踏んだ。(ラインでは)決まらなかったけど、自分のなかでこの距離でももつってわかったのは良かった。自分のなかでは、しっかり踏めているのかなとは思いました。(2日目のローズカップは)単騎になりそうですけど、力を出し切れるように頑張ります」
打鐘で踏み込んだ郡司浩平は、脇本を交わせずも単騎で内容のあるレースで2着に入った。
「1回、動いてでも位置を取りたかったんですけど、結果、後方になっているので上デキとは言えないですね。(レースは)しっかり見えているんですけど、ちょっと反応がワンテンポ遅かった。もう少し反応が良ければ、もっと楽な展開になっていたんじゃないかなと。最後は脇本さんに力負けでした。でも、その前まではしっかり自分で踏み込めている」
松浦に乗った清水裕友が、直線で外を伸びて3着。
「ちょっと反応が悪いところはありましたけど、まあ、終始余裕はありました。人の後ろでタイミングとかは難しいところがありますね」