今年の舞台はドームの前橋競輪場。「第34回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は、10月25日に3日目を迎えた。ファイナルのキップ9枚を巡り、準決では激戦が展開された。脇本雄太の当日欠場で11レースは8車立てで行われた。清水裕友、吉田拓矢、松本貴治がそれぞれ白星を挙げて、寬仁親王牌3連覇がかかる古性優作は3着で優出した。シリーズもいよいよ大詰め、10月26日の最終日には、優勝賞金4390万円(副賞含む)をかけて、決勝の号砲が鳴らされる。
GIシリーズは、10月26日の最終日も様々なイベントでみなさまのご来場をお待ちしております。「原口あきまさ」ステージショー、「ブル中野・河内桜雪」トークショー、「逆転ペダル」トークショー、「山口健治・平原康多」のレース展望、オリジナルクオカードなどが当たるスピードくじを先着で配布、七福神あられの来場先着ファンサービスなども予定されています。テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<3R>

岡崎智哉選手
山田諒に突っ張られた佐々木豪は後方に戻って、赤板で末木浩二が4番手から仕掛ける。叩きに出た末木に合わせて山田もペースを上げて、両者の踏み合い。8番手になった佐々木は、2コーナー手前から踏み込む。小岩大介は付け切れず、最終ホーム過ぎに主導権を奪った佐々木に、大阪コンビが切り替える。逃げる佐々木を2センター付近から追い込んだ岡崎智哉(写真)がとらえて1着。オールスターでの落車から2カ月以上のブランクがあった岡崎にとっては、久々の白星も冷静に振り返る。
「展開が向いたとしか言いようがないですね。(佐々木が仕掛けたタイミングは)きわどいところだった。僕レベルが悩むところで(佐々木は)しっかりと行くんだなと。強い自力選手は、ここかっていう感じだった。たまたま番手が空いてて、(別線が)モガき合ってですね。(復帰場所の今シリーズは)自分に対して甘めの評価になるけど、思っている以上に悪くない。ただ、踏もうと思っているところが遅かったり、ズレがだいぶありますね」
連日、果敢に攻めている佐々木豪は、別線に番手に入られる苦しい流れも2着に粘り込んだ。
「山田君が突っ張るとは思わなかった。ただ、33バンクなんで今日(3日目)も1周半のタイミングで、どんな展開でも(仕掛けて)行こうと思っていた。モニターを見たら一瞬なんで色が似ていたんで(岡崎ではなくて)小岩(大介)さんが後ろなのかと思った。昨日もバックを踏んでからいったわりには、タイムだけ見たら良かったんでもったいなかった。(前回から)3週間くらい空いたんで、むちゃくちゃ練習した。いまは石原(颯)君とメニューを共有して、同じ練習をやっている。石原君があれだけ頑張っているので、自分も負けられないなっていう気持ちです」
「展開が向いたとしか言いようがないですね。(佐々木が仕掛けたタイミングは)きわどいところだった。僕レベルが悩むところで(佐々木は)しっかりと行くんだなと。強い自力選手は、ここかっていう感じだった。たまたま番手が空いてて、(別線が)モガき合ってですね。(復帰場所の今シリーズは)自分に対して甘めの評価になるけど、思っている以上に悪くない。ただ、踏もうと思っているところが遅かったり、ズレがだいぶありますね」
連日、果敢に攻めている佐々木豪は、別線に番手に入られる苦しい流れも2着に粘り込んだ。
「山田君が突っ張るとは思わなかった。ただ、33バンクなんで今日(3日目)も1周半のタイミングで、どんな展開でも(仕掛けて)行こうと思っていた。モニターを見たら一瞬なんで色が似ていたんで(岡崎ではなくて)小岩(大介)さんが後ろなのかと思った。昨日もバックを踏んでからいったわりには、タイムだけ見たら良かったんでもったいなかった。(前回から)3週間くらい空いたんで、むちゃくちゃ練習した。いまは石原(颯)君とメニューを共有して、同じ練習をやっている。石原君があれだけ頑張っているので、自分も負けられないなっていう気持ちです」
<7R>

佐々木龍選手
前受けの菅田壱道が突っ張るが、東矢圭吾が強引に出てもつれる。再度、赤板1センター過ぎに出た菅田を、取鳥雄吾が打鐘で叩く。そこに塩島嵩一朗が襲い掛かる。取鳥も抵抗するが、最終ホーム過ぎに塩島がスピードの違いで叩いて駆ける。3番手に飛び付いた取鳥は大きく車間が空いて、神奈川コンビの勝負。番手の佐々木龍(写真)が、ゴール寸前で塩島を差し切って1着。シリーズ2勝目を挙げて、デビュー通算200勝を遂げた。
「(通算)200勝は全然、わからなかったです。それよりも塩島君とワンツーを決められてうれしい。塩島君は冷静でしたし、取鳥君が行ったところを巻き返してくれた。強くて、最後も差せないかと思いました。(南関に)勢いがある雰囲気は感じています。自分は番手の選手として、ラインとしての厚みを加えられるように頑張っていきたい」
ビッグ初出場の塩島嵩一朗は、敗退した二次予選Bでも積極策でラインの根田空史の勝ち上がりに貢献。ここは佐々木とのワンツーで、GIでも通用する脚力を見せた。
「落ち着いて、流れを殺さずにいこうと思いました。今日(3日目)は展開に恵まれただけで、脚力はまだまだ。だけど、少し自信になりますね。初めてのGIだけど、自分の役割はこなせていると思う。緊張感もなく、いつも通りやれています」
「(通算)200勝は全然、わからなかったです。それよりも塩島君とワンツーを決められてうれしい。塩島君は冷静でしたし、取鳥君が行ったところを巻き返してくれた。強くて、最後も差せないかと思いました。(南関に)勢いがある雰囲気は感じています。自分は番手の選手として、ラインとしての厚みを加えられるように頑張っていきたい」
ビッグ初出場の塩島嵩一朗は、敗退した二次予選Bでも積極策でラインの根田空史の勝ち上がりに貢献。ここは佐々木とのワンツーで、GIでも通用する脚力を見せた。
「落ち着いて、流れを殺さずにいこうと思いました。今日(3日目)は展開に恵まれただけで、脚力はまだまだ。だけど、少し自信になりますね。初めてのGIだけど、自分の役割はこなせていると思う。緊張感もなく、いつも通りやれています」
<9R>

南修二選手
青板3コーナー過ぎに久田裕也が飛び出して、中四国勢に続いた単騎の森田優弥が踏み込んで赤板手前で出る。そこを迷いなく踏み込んだ内山慧大が、赤板2コーナーで主導権を握る。近畿3車が出切り、森田は4番手。佐々木悠葵は一本棒の7番手に置かれる。最終ホーム手前で5番手の久田が仕掛けて、森田も合わせる。南修二(写真)は、2コーナー手前から番手まくりを打つ。合わされて浮いた森田は、南、三谷の後ろに降りて続くもいっぱい。そのまま南が振り切って1着。
「(周回中の位置は)前の方っていう感じでした。(主導権を握った内山は)いいスピードでした。ただ、内山のフォームとかスピードを見て、残れる感じがなかったんで出させてもらった。自分の航続距離は長くないんで、あとは(三谷)将太になんとかしてもらおうと。やっぱりタテ脚勝負だと脚力不足を感じます。昨日(2日目)に関しても、外から抜けていれば問題ないのでそこも自分の力不足です」
ライン3番手の三谷将太は、森田を冷静に張りながら南を追走して、人気の近畿決着。
「(南に付いていて)いっぱいでした。抜けてないので。(新車に関しては)もう少しですね。現状は部品が足りなくて、コケたままの部品を付けたりしている。新しいのがないので。大ギア、小ギアとチェーンの感覚があんまりです。ラインに助けられました」
「(周回中の位置は)前の方っていう感じでした。(主導権を握った内山は)いいスピードでした。ただ、内山のフォームとかスピードを見て、残れる感じがなかったんで出させてもらった。自分の航続距離は長くないんで、あとは(三谷)将太になんとかしてもらおうと。やっぱりタテ脚勝負だと脚力不足を感じます。昨日(2日目)に関しても、外から抜けていれば問題ないのでそこも自分の力不足です」
ライン3番手の三谷将太は、森田を冷静に張りながら南を追走して、人気の近畿決着。
「(南に付いていて)いっぱいでした。抜けてないので。(新車に関しては)もう少しですね。現状は部品が足りなくて、コケたままの部品を付けたりしている。新しいのがないので。大ギア、小ギアとチェーンの感覚があんまりです。ラインに助けられました」
<10R>

吉田拓矢選手
深谷知広の上昇を、青板バックで踏み上げた嘉永泰斗が突っ張る。深谷が踏みやめると、その上を仕掛けた眞杉匠が、赤板で嘉永を叩き切る。栃茨勢を単騎の山口拳矢が追いかけ、3番手は嘉永と併走。外からキメた山口が打鐘手前で3番手を取り切り、眞杉は打鐘付近から本格的にペースを上げていく。突っ張られて8番手の深谷は動けず、4コーナーで先に仕掛けたのは6番手の河端朋之。反応した吉田拓矢(写真)が、最終1センターで外に張るが、スピードに乗った河端はけん制を避けて2コーナー過ぎにまくり切る。難しい判断を迫られた吉田は、バックで自ら前に踏んで河端を追いかける。4コーナーで追いついた吉田は、河端に並ぶ間もなく直線で抜け出して、決勝一番乗りを決めた。
「(自分が)下手くそでした。もっとやれることがあったと思います。河端さんのスピードがすごくて難しかった。スピード差があったけど、ビタっと止めるしかなかった。眞杉は慌てている感じで、いつもの感じじゃなかった。(自分は)余裕はあるんですけど、眞杉が本当に頑張ってくれたし、一緒に勝ち上がりたかった。(状態は)悪くはない。日に日に楽にはなっている」
抜群のスピードでまくった河端朋之は、吉田に交わされたものの2着に踏みとどまる。3年連続で寬仁親王牌ファイナルをつかんだ。
「車番的に後ろ攻めになるかなと思ったけど、まさか嘉永君の後ろが取れて、さらに1個突っ張ってくれて、展開が向きました。眞杉君が上がったんで、それを目標にして目いっぱい行くだけでした。でも、番手が吉田君なんで、厳しいけん制はあるだろうなと。そこだけ乗り越えられればと思って、乗り越えられたので良かったです。ガツンと踏んだぶん、めちゃくちゃタレました。吉田君が強かった。嘉永君と山口君で位置を取り合ってたし、僕だけ脚をためられた。そのアドバンテージはあったと思います」
山口との併走に敗れた嘉永泰斗は、4番手に下げて態勢を整え直す。山口が最終1センターで内に行き、嘉永は前の吉田を追走。直線は外を踏んで内の山口に伸び勝ち、3着でGI初優出。
「(山口との併走で3番手を)取れていれば。遅れましたね。引いてから余裕があったんで、行ける感じはあった。河端さんが来て、スイッチしたかったんですけど。(山口)拳矢さんが内にいて、どうかなって感じだったけど、最後は外を伸びれたんで良かったです。自転車はいじってないです」
「(自分が)下手くそでした。もっとやれることがあったと思います。河端さんのスピードがすごくて難しかった。スピード差があったけど、ビタっと止めるしかなかった。眞杉は慌てている感じで、いつもの感じじゃなかった。(自分は)余裕はあるんですけど、眞杉が本当に頑張ってくれたし、一緒に勝ち上がりたかった。(状態は)悪くはない。日に日に楽にはなっている」
抜群のスピードでまくった河端朋之は、吉田に交わされたものの2着に踏みとどまる。3年連続で寬仁親王牌ファイナルをつかんだ。
「車番的に後ろ攻めになるかなと思ったけど、まさか嘉永君の後ろが取れて、さらに1個突っ張ってくれて、展開が向きました。眞杉君が上がったんで、それを目標にして目いっぱい行くだけでした。でも、番手が吉田君なんで、厳しいけん制はあるだろうなと。そこだけ乗り越えられればと思って、乗り越えられたので良かったです。ガツンと踏んだぶん、めちゃくちゃタレました。吉田君が強かった。嘉永君と山口君で位置を取り合ってたし、僕だけ脚をためられた。そのアドバンテージはあったと思います」
山口との併走に敗れた嘉永泰斗は、4番手に下げて態勢を整え直す。山口が最終1センターで内に行き、嘉永は前の吉田を追走。直線は外を踏んで内の山口に伸び勝ち、3着でGI初優出。
「(山口との併走で3番手を)取れていれば。遅れましたね。引いてから余裕があったんで、行ける感じはあった。河端さんが来て、スイッチしたかったんですけど。(山口)拳矢さんが内にいて、どうかなって感じだったけど、最後は外を伸びれたんで良かったです。自転車はいじってないです」
<11R>

清水裕友選手
脇本雄太が当日欠場になり8車立て。周回中、5番手にいた犬伏湧也が外に持ち出すと、誘導との車間を空けていた菊池岳仁はそのまま踏み上げるようにして様子をうかがう。赤板手前で誘導は退避して、菊池が主導権を握る。6番手に戻った犬伏は、2コーナーで仕掛ける。打鐘2センターで菊池が大きく外に張り、雨谷一樹もけん制。しかしながら、犬伏が叩き切り、清水裕友(写真)まで出切る。岩津裕介は連結を外して、3番手には菊池。雨谷が外に膨れて、菊池の後ろは恩田淳平になり、恩田が岩津をさばく。3番手の菊池は車間が詰まらず、前の2人の直線勝負。清水が犬伏を差し切った。
「走る前にイレギュラー(脇本の欠場)があって車番的にもある程度、(周回中の並びは)想定の範囲内でした。(犬伏は)行き切るなと思いました。雨谷さんのけん制や、菊池君とスピードが合ってもしっかり追走をしてと。(犬伏とは)最近、連係が多いし反応ができました。(犬伏と)相性がいいというか、犬伏君は強いので、それに尽きる」
脇本の欠場で実質的には菊池との2分戦の図式になった犬伏湧也が、ねじ伏せた。
「菊池君の動向をうかがってしっかり仕掛けていければと。プレッシャーをかけながら、スピードが上がったところをもう1段階スピードを上げて行ければと。(菊池が)加速して行ったけど、余裕はあったのでしっかりと踏み込めた。(雨谷のけん制は)そこは対応できたと思う。持ち味を出してスピード感良く行けた。脇本さんが欠場になって、(清水と)S班2人だったので結果を出さないとって思っていました。自分が自力でワンツーができて良かった」
関東ライン3番手の恩田淳平は、番手の雨谷が外に大きくけん制して、結果的に1車押し上げる形の菊池後位になる。最後は菊池を交わして3着。地元でGI初優出を遂げた。
「(菊池)岳仁が前々に踏んでくれるので、信頼をしていました。逆(後ろ攻め)のパターンだと苦しいですし、岳仁が前々にしっかり踏んでくれると。後ろは(仕掛ける)気配があって(犬伏が来る)タイミングはわかっていました。(内を行ったのは)瞬時のことで、深く覚えていないです。菊池が上がって、雨谷さんも上がったのが見えて、バックを踏んだら間に合わないと。とっさの判断で内になりました。(最終)1センターで(岩津を)もっていったのは失格かと思いましたし、喜ばしい決勝の乗り方ではなかったです。結果は良かったですけど、脇本さんと9人で戦いたかった」
「走る前にイレギュラー(脇本の欠場)があって車番的にもある程度、(周回中の並びは)想定の範囲内でした。(犬伏は)行き切るなと思いました。雨谷さんのけん制や、菊池君とスピードが合ってもしっかり追走をしてと。(犬伏とは)最近、連係が多いし反応ができました。(犬伏と)相性がいいというか、犬伏君は強いので、それに尽きる」
脇本の欠場で実質的には菊池との2分戦の図式になった犬伏湧也が、ねじ伏せた。
「菊池君の動向をうかがってしっかり仕掛けていければと。プレッシャーをかけながら、スピードが上がったところをもう1段階スピードを上げて行ければと。(菊池が)加速して行ったけど、余裕はあったのでしっかりと踏み込めた。(雨谷のけん制は)そこは対応できたと思う。持ち味を出してスピード感良く行けた。脇本さんが欠場になって、(清水と)S班2人だったので結果を出さないとって思っていました。自分が自力でワンツーができて良かった」
関東ライン3番手の恩田淳平は、番手の雨谷が外に大きくけん制して、結果的に1車押し上げる形の菊池後位になる。最後は菊池を交わして3着。地元でGI初優出を遂げた。
「(菊池)岳仁が前々に踏んでくれるので、信頼をしていました。逆(後ろ攻め)のパターンだと苦しいですし、岳仁が前々にしっかり踏んでくれると。後ろは(仕掛ける)気配があって(犬伏が来る)タイミングはわかっていました。(内を行ったのは)瞬時のことで、深く覚えていないです。菊池が上がって、雨谷さんも上がったのが見えて、バックを踏んだら間に合わないと。とっさの判断で内になりました。(最終)1センターで(岩津を)もっていったのは失格かと思いましたし、喜ばしい決勝の乗り方ではなかったです。結果は良かったですけど、脇本さんと9人で戦いたかった」
<12R>

松本貴治選手
四国勢が前受け。松本貴治(写真)、3番手の寺崎浩平、5番手の松井宏佑が青板バック目がけて踏み込む。2センターで松井が先頭に立つが、あおりもあった根田空史は遅れ気味。松本が番手に飛び付いて、赤板過ぎに根田は後退。逃げる松井に松本、小倉竜二、松谷秀幸になり、寺崎は車間が空いた5番手で打鐘を迎える。7番手の新山響平は2センターから反撃も、松本が最終ホーム手前から出る。松本が風を切り、外の新山を弾いた寺崎は4番手からまくりを打つ。松本の掛かりが良く、小倉のけん制もあって寺崎は不発。松本がそのまま押し切った。
「(周回中は)後ろ攻めになってムダに脚を使うよりは、いい位置が取れたらなって思っていました。松井さんもある程度、踏んでいたんでいい展開になった。(松井の番手に入ってからは)かぶってチャンスがなくなるよりかは出ていってと思った。その方が小倉さんの仕事ができるんじゃないかと。松井さんがいいペースだったので、ほかのラインは脚が削れたかなって。(番手から出てからは)キツくて残れる感じじゃなかった。状態面はそんなに良くも悪くもない。しっかりと集中して走れている」
松本マークの小倉竜二は、寺崎のまくりを最小限のけん制で阻む。そこから外の古性優作、内の松谷を退けた。
「松井君も掛かっていたし、(松本も)早めに行ってくれた。それで後ろも仕掛けられなかったんだと思う。(寺崎のまくりは)ちょっとしか振れないなって。外しすぎたら、松谷君に(内を)来られてましたね。あとは(松本を)抜けることはないんで、しっかりと位置をキープしてと思っていた。(GIの)決勝は何年ぶりかでちょっとビックリしちゃいますね」
寺崎のスピードが鈍り、古性優作は内に松谷を押し込んでコースをこじ開けて追い込んだ。
「寺崎の判断に任せていました。(佐藤慎太郎に内から当たられたところは)見えていた。(3日間の感触は)着通りの感じです」
「(周回中は)後ろ攻めになってムダに脚を使うよりは、いい位置が取れたらなって思っていました。松井さんもある程度、踏んでいたんでいい展開になった。(松井の番手に入ってからは)かぶってチャンスがなくなるよりかは出ていってと思った。その方が小倉さんの仕事ができるんじゃないかと。松井さんがいいペースだったので、ほかのラインは脚が削れたかなって。(番手から出てからは)キツくて残れる感じじゃなかった。状態面はそんなに良くも悪くもない。しっかりと集中して走れている」
松本マークの小倉竜二は、寺崎のまくりを最小限のけん制で阻む。そこから外の古性優作、内の松谷を退けた。
「松井君も掛かっていたし、(松本も)早めに行ってくれた。それで後ろも仕掛けられなかったんだと思う。(寺崎のまくりは)ちょっとしか振れないなって。外しすぎたら、松谷君に(内を)来られてましたね。あとは(松本を)抜けることはないんで、しっかりと位置をキープしてと思っていた。(GIの)決勝は何年ぶりかでちょっとビックリしちゃいますね」
寺崎のスピードが鈍り、古性優作は内に松谷を押し込んでコースをこじ開けて追い込んだ。
「寺崎の判断に任せていました。(佐藤慎太郎に内から当たられたところは)見えていた。(3日間の感触は)着通りの感じです」