前橋競輪場で「第26回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」が、10月6日に幕を開けた。初日は一次予選からドームバンクを舞台に、迫力のスピードバトルが繰り広げられた。メインの理事長杯では落車のアクシデントもあったが、新田祐大が追い込みで幸先のいいスタートを切った。2日目には理事長杯と初日特選を勝ち上がった9選手によって、「ローズカップ」がメインに行われる。
本場では開催中の毎日、先着300人にお菓子がプレゼントされる「地元選手お出迎え」、日本競輪選手会群馬支部のイベントとして「チャリティオークション&トークショー」、未確定車券抽選会などが行われます。また、7日の2日目には、グラビアアイドルの「潮田ひかる」によるトークショー、鳴戸親方(元琴欧州)、西岩親方(元若の里)による「大相撲親方」トークショー、名輪会のトークショーなども予定されています。前橋競輪場では様々なファンサービスとイベントで、お客様をお待ちしています。ぜひ、本場へ足をお運びください。

市関係者と選手代表が集まって開会式

敢闘宣言をする天田裕輝選手

ボートレース桐生群馬支部選手トークショー
金児隆太選手、島倉都選手

短期登録選手 テオボス トークショー

グラビアアイドル 天木じゅん トークショー

日本競輪選手会理事長杯 ゴール

日本競輪選手会理事長杯 表彰式
<1R>

野原雅也選手
松川高大が赤板でじわりと永澤剛を押さえ込むと、野原雅也(写真)はすかさず一気の巻き返し。スピードの違いで野原が主導権を奪取して、椎木尾拓哉、西岡正一まで出切る。最終2コーナーからまくった松川は西岡の横で力尽きる。番手から追い込む椎木尾、中を踏む西岡。近畿3車がゴール前で密集したが、野原が押し切った。
「もうちょっと踏み合いになるかと思ったんですけど。結構、みんな切らせて、切らせてっていう感じだった。詰まったところでと思った。距離が長かったけど、仕掛けました。(今回は)久しぶりにまとまって練習ができた。(朝一番の勝ち上がりで)これで時間もあるんで、ケアして体を休めます」
内、外を警戒しながら追い込んだ椎木尾拓哉だったが2着まで。
「(野原が)しっかり行ってくれたし、掛かっていた。ただ、自分に余裕がなくて、(西岡には)申し訳ない。大塚(健一郎)さんが突っ込んでくるかと思って…。野原君の番手だからしっかりしなきゃっていうのもあって緊張しました」
「もうちょっと踏み合いになるかと思ったんですけど。結構、みんな切らせて、切らせてっていう感じだった。詰まったところでと思った。距離が長かったけど、仕掛けました。(今回は)久しぶりにまとまって練習ができた。(朝一番の勝ち上がりで)これで時間もあるんで、ケアして体を休めます」
内、外を警戒しながら追い込んだ椎木尾拓哉だったが2着まで。
「(野原が)しっかり行ってくれたし、掛かっていた。ただ、自分に余裕がなくて、(西岡には)申し訳ない。大塚(健一郎)さんが突っ込んでくるかと思って…。野原君の番手だからしっかりしなきゃっていうのもあって緊張しました」
<2R>

南修二選手
先行態勢を取った山田庸平が、赤板からペースを上げて逃げる。岡山コンビが3、4番手に入るも、石井秀治との併走から1車押し上げた稲毛健太が戸田洋平を弾いて4番手から巻き返す。最終ホームで坂本亮馬が、番手から自力に転じて出る。合わされた稲毛を迎え入れた南修二(写真)だったが、3コーナーからインを進出。坂本に続いた三宅達也を押し上げて、中をこじ開けた南が突き抜けて区切りの200勝を飾った。
「(通算200勝は)非常にうれしいです。もう(稲毛に)全部、任せていたし頑張ってくれた。(三谷)将太のことを考えたら、もうちょっとできることがあったのかなと。そこら辺を修正してですね」
主導権を握った山田の意をくんで番手から出た坂本亮馬は、「情けない…」と苦しそうに顔を歪めながらこう続ける。
「1着を取れなかったっていうのもあるし、こんなにフラフラになってしまうのが情けない。もう山田君の頑張りですよ。練習もあんまりできてない。それにいつも3秒くらいしかモガかない(笑)。(初日は)何秒モガいたんだろう…」
外の石井をけん制した隙を南に突かれた三宅達也は、3着に汗をぬぐう。
「石井君が来てて張り気味にいったら…。南君が(内から来る)雰囲気はあったんですよね」
「(通算200勝は)非常にうれしいです。もう(稲毛に)全部、任せていたし頑張ってくれた。(三谷)将太のことを考えたら、もうちょっとできることがあったのかなと。そこら辺を修正してですね」
主導権を握った山田の意をくんで番手から出た坂本亮馬は、「情けない…」と苦しそうに顔を歪めながらこう続ける。
「1着を取れなかったっていうのもあるし、こんなにフラフラになってしまうのが情けない。もう山田君の頑張りですよ。練習もあんまりできてない。それにいつも3秒くらいしかモガかない(笑)。(初日は)何秒モガいたんだろう…」
外の石井をけん制した隙を南に突かれた三宅達也は、3着に汗をぬぐう。
「石井君が来てて張り気味にいったら…。南君が(内から来る)雰囲気はあったんですよね」
<3R>

岡村潤選手
赤板ホームで前に出た取鳥雄吾を打鐘で根田空史が叩いて主導権を握る。3番手でやや口が空いた取鳥は最後まで追いつかず、逃げた根田の番手から岡村潤(写真)が抜け出した。
「根田には悔いの残らないレースをしてくれと言ってた。仕掛けてくれたし、僕は付いてっただけ。アイツ調子いいんじゃないですか。僕もホームはちょっとキツくて、後ろを見る余裕がなかったけど、やっと3コーナーで余裕が出てきた。出て行くスピードもよかったし、根田は強いですね。根田の強さのおかげでワンツーでよかったです」
逃げた根田空史も2着に粘って二次予選Aへ。前回の松戸記念に続き、力強い走りを見せた。
「取鳥に踏まれるとね。(前回、松戸の)準決で戦って、アイツの踏み出しがよかったので。打鐘は流してたので(そこで行った)。前回で自信? そこが重要なんで。これで悪いって言ったら変ですから、引き続き感じはいい。あとは組み立てだけって感じです」
「根田には悔いの残らないレースをしてくれと言ってた。仕掛けてくれたし、僕は付いてっただけ。アイツ調子いいんじゃないですか。僕もホームはちょっとキツくて、後ろを見る余裕がなかったけど、やっと3コーナーで余裕が出てきた。出て行くスピードもよかったし、根田は強いですね。根田の強さのおかげでワンツーでよかったです」
逃げた根田空史も2着に粘って二次予選Aへ。前回の松戸記念に続き、力強い走りを見せた。
「取鳥に踏まれるとね。(前回、松戸の)準決で戦って、アイツの踏み出しがよかったので。打鐘は流してたので(そこで行った)。前回で自信? そこが重要なんで。これで悪いって言ったら変ですから、引き続き感じはいい。あとは組み立てだけって感じです」
<4R>

吉田敏洋選手
青板周回から早々と先頭に立った川口聖二が誰も出させずそのまま主導権。吉田敏洋(写真)が気持ちに応えて最終1センターから番手まくりに出ると、山内卓也と愛知ワンツーを決めた。
「聖二が全部やってくれた。走る前に中途半端にだけはなるな、そこだけ強く言い聞かせといたけど、それが形になってああいう風にいい競走をしてくれた。いやあ、キツかった。(最終ホーム過ぎに川口は)あとは頑張ってくれって感じだったし、その気持ちを無駄にしないように思い切って踏んだ。結果、卓也さんと決められたんで。明日(二次予選)からは聖二の気持ちに応えられるように走りたい」
吉田に続いた山内卓也もレース後は「キツかった」を連呼した。
「キツい。めちゃくちゃキツい。だんだん(周回)回数を重ねるごとに脚にきてた。聖二も出てからペースが速すぎたかもしれないけど、(誰も出させたくないって)気持ちは分かったんで。いやあ、キツかった、マジで。後ろに阿竹とかいるのはわかったし、内を誘って変に割られるのもと思った。(差して2車単)8‐3にしたかったけどね」
川口に出させてもらえず、7番手に置かれてしまった阿竹智史だったが、最終ホームで内に切り込み4番手まで上がると、吉田、山内に続く形で3着に。
「打鐘だったら(中団外で)勝負したけど、残り2周半だったし。坂本君が行くと思ったら行かなかったし、そしたら内が空いたんで。(前回、落車しているが)アドレナリンが出たらいけますね。(今回ギアを変えて)昨日からよかった。ドームはいつも重く感じるのが、今回はないし使えるかも」
「聖二が全部やってくれた。走る前に中途半端にだけはなるな、そこだけ強く言い聞かせといたけど、それが形になってああいう風にいい競走をしてくれた。いやあ、キツかった。(最終ホーム過ぎに川口は)あとは頑張ってくれって感じだったし、その気持ちを無駄にしないように思い切って踏んだ。結果、卓也さんと決められたんで。明日(二次予選)からは聖二の気持ちに応えられるように走りたい」
吉田に続いた山内卓也もレース後は「キツかった」を連呼した。
「キツい。めちゃくちゃキツい。だんだん(周回)回数を重ねるごとに脚にきてた。聖二も出てからペースが速すぎたかもしれないけど、(誰も出させたくないって)気持ちは分かったんで。いやあ、キツかった、マジで。後ろに阿竹とかいるのはわかったし、内を誘って変に割られるのもと思った。(差して2車単)8‐3にしたかったけどね」
川口に出させてもらえず、7番手に置かれてしまった阿竹智史だったが、最終ホームで内に切り込み4番手まで上がると、吉田、山内に続く形で3着に。
「打鐘だったら(中団外で)勝負したけど、残り2周半だったし。坂本君が行くと思ったら行かなかったし、そしたら内が空いたんで。(前回、落車しているが)アドレナリンが出たらいけますね。(今回ギアを変えて)昨日からよかった。ドームはいつも重く感じるのが、今回はないし使えるかも」
<5R>

古性優作選手
赤板で山岸佳太が主導権を握ると、古性優作(写真)との併走から松浦悠士が番手に追い上げる。が、神山雄一郎が山岸の番手を死守。前団ももつれを見極めてタイミングをうかがっていた古性は、最終ホーム手前からのロングまくりで山岸を仕留めた。
「復帰戦だけど体の反応や組み立ては問題なかった。展開も向いてくれたと思う。新車の感じがまだしっくりときていなくて、踏んでいてパコパコする感じがある。ペダリングも含めて修正する点がありますね」
前団のあおりもあったがきっちり続いた村上博幸は、古性をタイヤ差まで詰めたところがゴール。
「古性君は(動きが)クイックだがら。踏んだり、止めたりもうまいよね。このギアで追い込み型には難しいレース展開を対応できたので、自分も悪くはないでしょう。(古性のまくりが)神山さんを乗り越えた時点で、ワンツーを決めることを最優先した。それでも差せたと思ったけどね」
「復帰戦だけど体の反応や組み立ては問題なかった。展開も向いてくれたと思う。新車の感じがまだしっくりときていなくて、踏んでいてパコパコする感じがある。ペダリングも含めて修正する点がありますね」
前団のあおりもあったがきっちり続いた村上博幸は、古性をタイヤ差まで詰めたところがゴール。
「古性君は(動きが)クイックだがら。踏んだり、止めたりもうまいよね。このギアで追い込み型には難しいレース展開を対応できたので、自分も悪くはないでしょう。(古性のまくりが)神山さんを乗り越えた時点で、ワンツーを決めることを最優先した。それでも差せたと思ったけどね」
<6R>

井上昌己選手
後ろ攻めの成松春樹は、一度は中団に入るも迷いなく先行策。成松ラインに続いた新山響平と松岡篤哉で中団が取り合いになるかに思われたが、新山が4番手を手に入れて松岡は後方に下げる。最終ホームから仕掛けた新山を、井上昌己(写真)が合わせて番手まくり。新山のスピードを計りながら落ち着いて加速した井上が、そのまま押し切った。
「(成松)春樹がすごいヤル気だったし、気合が入ってた。めちゃくちゃキツかったけど、それに応えられて良かった。(新山が)いつ来るかと思っていた。ちょっと(新山の)出が悪かったんで、これなら大丈夫だと」
高原仁志がへばりつく外の新山をどかして、2着に流れ込んだ。
「(新山のところを)あそこだけなんとか凌がなきゃと。しっかり耐えられたのが、自分のなかで成長かなって思います。(前回の落車の影響で)ここが一番悪いかなっていう思いもある。課題を見つけて修正していきたい」
インを進出した笠松信幸に山崎芳仁がさばかれて、佐藤慎太郎は最終2センターから笠松の内を追い込み3着。
「(新山)響平はタイミングが悪かった。(打鐘の)4コーナーの出口で詰まったけど、見ちゃってた。1周くらいカマすつもりで行ってればね。自分は好調キープです」
「(成松)春樹がすごいヤル気だったし、気合が入ってた。めちゃくちゃキツかったけど、それに応えられて良かった。(新山が)いつ来るかと思っていた。ちょっと(新山の)出が悪かったんで、これなら大丈夫だと」
高原仁志がへばりつく外の新山をどかして、2着に流れ込んだ。
「(新山のところを)あそこだけなんとか凌がなきゃと。しっかり耐えられたのが、自分のなかで成長かなって思います。(前回の落車の影響で)ここが一番悪いかなっていう思いもある。課題を見つけて修正していきたい」
インを進出した笠松信幸に山崎芳仁がさばかれて、佐藤慎太郎は最終2センターから笠松の内を追い込み3着。
「(新山)響平はタイミングが悪かった。(打鐘の)4コーナーの出口で詰まったけど、見ちゃってた。1周くらいカマすつもりで行ってればね。自分は好調キープです」
<7R>

園田匠選手
青板から上昇した堀内俊介が先頭に立ち、吉田拓矢の巻き返しに合わせて踏み上げるが、吉田が強引に叩いて打鐘の2センターで主導権を握る。しかし、間髪入れずに松岡貴久がホームから仕掛けると、佐藤悦夫のけん制を乗り越えてまくり切り、続いた園田匠(写真)が直線で抜け出した。
「(松岡を)残したかったけど申し訳ない。脚には余裕があったけど。レース前から貴久は攻めると言っていたし信頼していた。(仕掛けは)あのタイミングしかなかったね。1着取れて気持ちがだいぶ楽になりましたね」
バックで九州ラインに切り替えた友定祐己が園田に迫って2着に。
「(黒田淳が)バックを踏んだので、迎え入れては自分もキツいと思ったので悪いけど行かせてもらった。脚を使ってなかったし余裕はあったので、2コーナーでまくれる感じはあったけど、行き切れないと思ったので(九州を)追っていった。貴久も長い距離を踏んでいたので交わせたね」
3着に敗れた松岡貴久だが、仕掛けるべきところで仕掛けたレースを満足げに振り返る。
「前がやり合ってくれたし、展開が向きましたね。あとは順番が来たから行っただけ。最後は抜かれているけど、ラインで勝ち上がれてよかったです」
「(松岡を)残したかったけど申し訳ない。脚には余裕があったけど。レース前から貴久は攻めると言っていたし信頼していた。(仕掛けは)あのタイミングしかなかったね。1着取れて気持ちがだいぶ楽になりましたね」
バックで九州ラインに切り替えた友定祐己が園田に迫って2着に。
「(黒田淳が)バックを踏んだので、迎え入れては自分もキツいと思ったので悪いけど行かせてもらった。脚を使ってなかったし余裕はあったので、2コーナーでまくれる感じはあったけど、行き切れないと思ったので(九州を)追っていった。貴久も長い距離を踏んでいたので交わせたね」
3着に敗れた松岡貴久だが、仕掛けるべきところで仕掛けたレースを満足げに振り返る。
「前がやり合ってくれたし、展開が向きましたね。あとは順番が来たから行っただけ。最後は抜かれているけど、ラインで勝ち上がれてよかったです」
<8R>

太田竜馬選手
根本哲吏が押さえて前に出ると、中団で杉森輝大にフタをされていた太田竜馬(写真)は渡辺正光の内をすくって3番手を確保する。車間を切った菅田壱道が1センターでけん制すると、太田は空いた内を踏んで根本をまくり切った。
「引いたら負けると思ったので。だいぶ緩んだんで、緩みすぎて(渡辺の)内に入ってしまった。展開でああなっただけです。本当は杉森さんが叩いたらその上を行くつもりでした。(調子は)練習でもよかったんで、実戦でもいいと思います」
内を太田に行かれてしまった菅田壱道だが、立て直して2着に食い込んだ。
「まさか後ろに太田がいるとは思わなかった。でももうちょっと何とかなりましたね。俺が下手に動きすぎた。今回新車なんで、(ホイールベースを)長くして直進性は出たけど、その分ヨコの動きが大きくなってしまった」
小倉竜二は太田の動きに続けず。外から太田とドッキングしようとしたが、菅田に合わせて踏まれて3着まで。
「(4Rで内抜き失格となった)香川(雄介)さんのを見てたんで。あれ付いて行ったらアウトになると思った。付いて行こうと思えば付いて行けたけどね。バック入れてからだったのもあってキツかった」
「引いたら負けると思ったので。だいぶ緩んだんで、緩みすぎて(渡辺の)内に入ってしまった。展開でああなっただけです。本当は杉森さんが叩いたらその上を行くつもりでした。(調子は)練習でもよかったんで、実戦でもいいと思います」
内を太田に行かれてしまった菅田壱道だが、立て直して2着に食い込んだ。
「まさか後ろに太田がいるとは思わなかった。でももうちょっと何とかなりましたね。俺が下手に動きすぎた。今回新車なんで、(ホイールベースを)長くして直進性は出たけど、その分ヨコの動きが大きくなってしまった」
小倉竜二は太田の動きに続けず。外から太田とドッキングしようとしたが、菅田に合わせて踏まれて3着まで。
「(4Rで内抜き失格となった)香川(雄介)さんのを見てたんで。あれ付いて行ったらアウトになると思った。付いて行こうと思えば付いて行けたけどね。バック入れてからだったのもあってキツかった」
<9R>

諸橋愛選手
赤板で中井俊亮が嶋津拓弥を叩いて先手を奪うも、7番手で態勢を立て直した天田裕輝が打鐘からスパート。東口善朋のけん制を乗り越えて最終ホーム過ぎに主導権を奪った。嶋津が中団から懸命にまくりを放つが、諸橋愛(写真)が2センターで余裕を持ってブロック。返す刀で逃げ粘る天田を差し切った。
「やっぱりワンツーが一番気持ちいいね。今日は天田君のおかげでしょう。打鐘からほぼ全開で最後まで駆けているんだから。最後もよく残ってくれた。今の流れを保ちたいのは当然だけど、守りに入るとダメだと思うから攻める気持ちを忘れずに臨みたい」
打鐘からカマした天田裕輝は2着。地元のGI開催で思い切りのいい走りを見せ、一次予選を突破した。
「駆けた感じは悪くないですね。前が踏み合ってくれたこともあるけど、自分のタイミングで仕掛けられた。最後は少しタレたけど、諸橋さんが残してくれた」
「やっぱりワンツーが一番気持ちいいね。今日は天田君のおかげでしょう。打鐘からほぼ全開で最後まで駆けているんだから。最後もよく残ってくれた。今の流れを保ちたいのは当然だけど、守りに入るとダメだと思うから攻める気持ちを忘れずに臨みたい」
打鐘からカマした天田裕輝は2着。地元のGI開催で思い切りのいい走りを見せ、一次予選を突破した。
「駆けた感じは悪くないですね。前が踏み合ってくれたこともあるけど、自分のタイミングで仕掛けられた。最後は少しタレたけど、諸橋さんが残してくれた」
<10R>

三谷竜生選手
後続を一本棒にして、竹内雄作がペースを上げて逃げる。5番手にポジションを取った三谷竜生(写真)は、打鐘の2センターから踏み込んで前団に襲い掛かる。けん制する金子貴志を乗り越え逃げる竹内をとらえた三谷が、ロングまくりで白星を挙げた。
「詰まったんで行ったんですけど、ちょっと1回ちゅうちょしたんで出が悪かった。なんとか(前団を)越えられました。(脚の感じは)大丈夫、踏み出しが重かったですけど。前回よりはいいし、1着が取れているんで。ただ、稲川(翔)さんがどうなっているのかわからなかった。自分の出が悪かったんで、迷惑を掛けました」
逃げた竹内を利した金子貴志は、三谷のまくりに切り替えて外の金子幸央に踏み勝ち2着。
「(竹内)雄作はすごいですね、本当に自分はキツかったです。山田(英明)君も3番手にいたんで(あんまり大きく三谷をもっていっても)…。一瞬、(三谷)竜生が止まったかと思ったんですけど、山降ろしですごい勢いで来た。自分も悪くないですけど、雄作が行ってくれたのが大きいです」
単騎の河端朋之は想定内の9番手最後方。最終2コーナーから踏み込んで前団に襲い掛かるも3着まで。
「誰の(ラインの)ところに行ってもっていうのがあったんで、後方になってもそこからチャンスがあるかなと。山田さんと三谷君がいるんで中団にいても…。イチかバチかの位置ではあった。思った通りの仕掛けで、前まで行けるかと思ったんですけど。金子(幸)君の内に差してバックを踏んでしまった。それがなければ」
「詰まったんで行ったんですけど、ちょっと1回ちゅうちょしたんで出が悪かった。なんとか(前団を)越えられました。(脚の感じは)大丈夫、踏み出しが重かったですけど。前回よりはいいし、1着が取れているんで。ただ、稲川(翔)さんがどうなっているのかわからなかった。自分の出が悪かったんで、迷惑を掛けました」
逃げた竹内を利した金子貴志は、三谷のまくりに切り替えて外の金子幸央に踏み勝ち2着。
「(竹内)雄作はすごいですね、本当に自分はキツかったです。山田(英明)君も3番手にいたんで(あんまり大きく三谷をもっていっても)…。一瞬、(三谷)竜生が止まったかと思ったんですけど、山降ろしですごい勢いで来た。自分も悪くないですけど、雄作が行ってくれたのが大きいです」
単騎の河端朋之は想定内の9番手最後方。最終2コーナーから踏み込んで前団に襲い掛かるも3着まで。
「誰の(ラインの)ところに行ってもっていうのがあったんで、後方になってもそこからチャンスがあるかなと。山田さんと三谷君がいるんで中団にいても…。イチかバチかの位置ではあった。思った通りの仕掛けで、前まで行けるかと思ったんですけど。金子(幸)君の内に差してバックを踏んでしまった。それがなければ」
<11R>

脇本雄太選手
赤板ホームで先頭に立った脇本雄太(写真)はそのまま絶妙なペースで主導権を握る。3番手は内に原田研太朗、外に木暮安由で併走になったが、最終ホームで木暮が取り切って単独の3番手回り。そこから4コーナー鋭く伸びたが、木暮、稲垣の追撃を振り切った脇本が僅差で逃げ切った。
「自分なりにしっかりと駆けられたかなと思います。木暮さんが僕のラインの3番手を主張してくる感じだったんで、それをうまく利用して駆けられたかなと思います。(流れに)うまく対応できた。(末の粘りも)たぶん踏み切れたと思います」
3番手から外を伸びた木暮安由が2着。2日目の「ローズカップ」進出を決めた。
「絶対あそこ(近畿ライン)が行くと思ったから、あとは付いて行って。稲垣さんは内を空けないと思ったし、後ろには悪いけどまくり追い込みでもと思った。流れに乗っていけたと思う。今日は気持ちで走ったんで。最後もググって踏んだらけっこう出た。稲垣さんを交わしたから、脇本も交わしたと思ったけどね」
稲垣裕之は真後ろにいた木暮が気になったこともあり、直線で伸びを欠いた。
「木暮が後ろにいるのがわかって、気にしすぎました。内を締めてるときに脚に来てしまった。脇本も強かったですね。すごくいいペースで踏んでたし、強いときの脇本のかかり。人気に応えられず迷惑かけたけど、修正したい」
「自分なりにしっかりと駆けられたかなと思います。木暮さんが僕のラインの3番手を主張してくる感じだったんで、それをうまく利用して駆けられたかなと思います。(流れに)うまく対応できた。(末の粘りも)たぶん踏み切れたと思います」
3番手から外を伸びた木暮安由が2着。2日目の「ローズカップ」進出を決めた。
「絶対あそこ(近畿ライン)が行くと思ったから、あとは付いて行って。稲垣さんは内を空けないと思ったし、後ろには悪いけどまくり追い込みでもと思った。流れに乗っていけたと思う。今日は気持ちで走ったんで。最後もググって踏んだらけっこう出た。稲垣さんを交わしたから、脇本も交わしたと思ったけどね」
稲垣裕之は真後ろにいた木暮が気になったこともあり、直線で伸びを欠いた。
「木暮が後ろにいるのがわかって、気にしすぎました。内を締めてるときに脚に来てしまった。脇本も強かったですね。すごくいいペースで踏んでたし、強いときの脇本のかかり。人気に応えられず迷惑かけたけど、修正したい」
<12R>

新田祐大選手
理事長杯を制したのは新田祐大(写真)。前を任せた早坂秀悟は2度のチャレンジも深谷知広を叩くことはできず。浅井康太がけん制し、平原に押し込まれながら一緒に内に切り込んだ新田はそのまま深谷の番手に。直線外に持ち出すと鋭く抜け出した。
「早坂の勝負どころのとこで主導権を取れなかったんで苦しい展開になったけど、自分の力を信じて踏み込んだ。平原さんが(内に)もぐって来たんで危険だなと思って、そこだけ耐えしのぐことができて1着が取れた。ローズカップは単騎なんで、他のラインを見ながら自分の仕掛けるタイミングを見計らっていきたい」
平原と接触して外に膨らみ、新田に割り込まれてしまった浅井康太だが3番手で立て直すと2着に入った。
「(平原、新田が)入ってくるのも分かってたし、全体的にレースは見えてた。落車(になりそうなところ)を凌げたしね。仕上がりはいいです。ゴール前も深谷(が5着までに残るかどうか)を見ながらだったし、今日は95点ですね。1着なら100点だったけど」
早坂を出させず主導権を握った深谷知広は3着に粘った。
「押さえたときに(早坂が)引かなかったのでチャンスがあるかなと。(浅井と)一緒に勝ち上がれてるし、最高の結果。感じも悪くなかったので、しっかり2日目、3日目につながるように。最近バックが増えてるし、やっと先行選手に戻ってるかな」
平原康多は最終2コーナーで落車したが、怪我を押して2日目も出場を決めた。
「(最終ホームで)6番が止まってたのも気になった。仕掛けたタイミングが悪かったですね。(落車で右ひじが)けっこう痛い。でも、こっからが勝負です」
「早坂の勝負どころのとこで主導権を取れなかったんで苦しい展開になったけど、自分の力を信じて踏み込んだ。平原さんが(内に)もぐって来たんで危険だなと思って、そこだけ耐えしのぐことができて1着が取れた。ローズカップは単騎なんで、他のラインを見ながら自分の仕掛けるタイミングを見計らっていきたい」
平原と接触して外に膨らみ、新田に割り込まれてしまった浅井康太だが3番手で立て直すと2着に入った。
「(平原、新田が)入ってくるのも分かってたし、全体的にレースは見えてた。落車(になりそうなところ)を凌げたしね。仕上がりはいいです。ゴール前も深谷(が5着までに残るかどうか)を見ながらだったし、今日は95点ですね。1着なら100点だったけど」
早坂を出させず主導権を握った深谷知広は3着に粘った。
「押さえたときに(早坂が)引かなかったのでチャンスがあるかなと。(浅井と)一緒に勝ち上がれてるし、最高の結果。感じも悪くなかったので、しっかり2日目、3日目につながるように。最近バックが増えてるし、やっと先行選手に戻ってるかな」
平原康多は最終2コーナーで落車したが、怪我を押して2日目も出場を決めた。
「(最終ホームで)6番が止まってたのも気になった。仕掛けたタイミングが悪かったですね。(落車で右ひじが)けっこう痛い。でも、こっからが勝負です」