配信 2004年2月22日



若生武則の第3回東王座戦レポート(2日目編)

東王座戦も二日目になりました。本日、バンク内で写真を撮っていたらとても風が強くて、目の中にごみが入るは、カメラが風に流されるはでちょっと大変でした。でも、気温はもう春も中盤という感じで、非常に気持ちの良い一日でした。でも、選手たちは風に泣かされていたようですが。

こんにちは、けいりんマガジンの若生です。やっぱり東王座戦ですね。選手達は、なかなかやりづらさを感じているようです。人間関係って難しいですよね。
位置を主張しなくていけない選手は、普段番手を主張しないところでも行かざるをえないとか、初手からいけずに結局、飛びつき狙いや、前々自在とコメントを出しておいて、先行する番手に行くとか、結果的に番手になっちゃったというちゃっかり確信犯など、苦労をしながら競走をしています。そんな人間くさいプロスポーツは競輪だけですね。ますます面白くなりますよね!

→花月園競輪場って面白い!
→ブルーマリン賞
→東王座戦 2日目
→私的明日の展望



■花月園競輪場って面白い!
場内を歩いているとレトロな食堂があります。そこで見つけたのが、カニ汁。なんと100円!味もしっかりカニ!渡り蟹?の足も入っています。なんかいい感じですよね。

もう一つ私がすきなのが、立ち食いすし。一皿200円。マグロ、イカ、コハダなどがあります。小腹が空いたときにはお勧めです。




■ブルーマリン賞


打鐘過ぎ

最終ホーム

最終1コーナー

最終4コーナー

11Rゴール
 
日曜日といい天気に恵まれて、花月園競輪場は大勢のお客様が来場になり、大歓声が上がる中、今日のメインレースが号砲一発スタート。
レースは伏見と新田の実質二分戦の競走だったはずが、第3のラインの高木がなんと、新田と先行争い!最終バック過ぎには出切ったんですが、そうなれば伏見の捲りごろ。最終3コーナー過ぎぐらいにあっさり捲ってしまいました。
結局1着は伏見の番手の齋藤。2着は伏見でした。

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■東王座戦 2日目

<1R>
  ■1着の笹川竜治
「競られるかと思ったんでドキドキしてました(笑)。(松本一成が)いい感じで駆けてくれたんで良かったです。風はけっこう気になりましたね」


<2R>
  ■2着の小林潤二
「稲村(成浩)さんすごかったです。稲村さんは捲りの方が強いですからね」
野田源一「誘導が早かったですね」
佐々木健司「早かったね。(野田)ゲンに抑えに行くのやめろって言おうかと思った」
野田「風もきついし、バンクは重たいし、・・・体調も良くない・・・」


<3R>
  ■海野敦男
カメラを向けるばっちりポーズを決めた海野、明日は?と聞くと「もちろん! がんばります」
大井崇「最終ホームもきついし、最後もきつい! 甘かったですね、末がないですよ」


<4R>
  ■1着の高峰健児
「やっぱ、競輪は展開ですよ。小林(大介)が2周前から行ってくれたしね。こんなに恵まれていいんですいかね(笑)」


<5R>
  ■1着の松井一良
「(坂本勉さん)強いですね。すごいスピードでした。もう、自分の脚がまわるギリギリでついていきました」


<6R>
  ■1着の金古将人
「1コーナーで榊枝(輝文)負けるかと思った」
榊枝輝文「金古さんじゃなかったら、あそこでやめてましたね」
金古「あそこが一番大事なところだぞ! まぁでも、嬉しかったんで後でマッサージしてやるよ」


<7R>
  ■2着の藤原憲征
藤原に向かい栗田雅也が「何着?」と聞くと、藤原は「2着! 2・2・2で行くから」それは決勝戦進出宣言? 「一応、ファイナルを目指しているんで、皆が自分をノーマークの時に、ゴチって(笑)。あと、栗田とは同い年だから、そろそろ自分らも華開いてもいいんじゃないかって、お互いプレッシャーをかけあってます」


<8R>
  ■2着の有坂直樹
「展開によっては、飛びつきも(大熊正太郎と)考えてたんです。4コーナーくらいで、武井(大介)が来ると思って慌てて踏んじゃいました。それで、熊にはられて(笑)、あっと思ってたら(武井に)内にこられちゃった。風が強いから前にいないと、どうしようもないかもしれないですね」


<9R>
  ■逃げ切った栗田雅也
ゴール後、ガッツポーズを見せた栗田「嬉しかった、本当に嬉しかった。正直、このメンバーで勝てると思ってなかったから、ましてや先行で逃げ切れるなんて思わなかったですよ」


<10R>
  ■1着の佐藤慎太郎
「(谷津田)将吾は強いです。ホーム風強いのにアレですからね」
谷津田将吾「同じ部屋だから、やばいなと思って(笑)」
佐藤「昨日は2時間正座です、オレの前でかけなかったから・・・って後輩には言えるんですけどね。いつもは気をつかっているんですよ(笑)」


<11R>
  ■先行争いした高木隆弘
「南関の先行にアピール。だまって行けと、3番手なんかついてるなと!」
伏見俊昭は「(高木さんの先行は)全然読めなかったです。今日はホーム風がすごかったですね。高木さんでもかかって見えましたもん(笑)」

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■私的明日の展望

準決勝 9R
栗田雅也-高木隆弘-出口眞浩-渡邊秀明、阿部康雄、齋藤登志信-金古将人-松井一良-須田雄一

栗田がとても強い! 今日の先行逃げ切りもその強さが発揮できた結果でしょう。明日も実質的な先行一車。齋藤がどうするかですが、番手狙いも含めた先行になるのではないかと思います。阿部も強気に行く(番手)ようなので、ますます、栗田の逃げ切りが濃厚になってきました。私は栗田から渡邊、出口、金古に流したい。

 

準決勝 10R
新田康仁-新藤敦-遠澤健二、谷津田将吾-有坂直樹-佐藤康紀、太田真一-小橋正義-森下太志

谷津田が非常に良さそう。新田と太田の出来だが新田の今日のレースを見ていると高木ともがき合って負けているし、太田も先行して3着とちょっと物足りない内容だ。となるとやはり、谷津田の番手の有坂が良いように思える。私的には、有坂から小橋、新藤に流して勝負したい。

 

準決勝 11R
伏見俊昭-佐藤慎太郎-坂本勉、渡邉晴智、藤原憲征-坂本英一、武井大介-佐々木龍也-藤田和彦

渡邉は伏見の番手に行くそうで、ここは意地のぶつかり合いになりそう。そうすると伏見の先行のタイミングが難しくなる。しかし、武井の今日の競走を見ていると、正直、?マークをつけたくなる。私的には、あえて今日の競走を反省したとして武井の先行と読み、捲る伏見から、佐々木、坂本勉、藤原に流して勝負だ。

 


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