『第4回西王座戦(GII)レポート』 最終日編
 
配信日:2月22日
 




若生武則の 『第4回西王座戦(GII)レポート』 最終日編



愛知から、また一人タイトルホルダーが出現しましたね! 第四回西王座戦を制したのは山内卓也選手でした。
昨年のふるさとダービー佐世保の決勝で、同県の金子貴志選手の番手を浜口高彰選手に「まだその資格が無い」と回してもらえずに、悔しい思いをしたことを励みに練習し、今回のタイトル奪取につながりました。
これからまた大きな舞台での活躍が期待できますね。
こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。
中部勢の結束はやはり強いですね。しかし、感動したのは小倉竜二選手です。稲垣裕之選手を捌いて、加藤慎平選手を捌いて、ラインを守ったのは、追い込み選手の鑑!
次回はタイトルを取って欲しいですね!


明後日からは取手競輪場で東王座戦がスタートします。
東のレースはどのようになるのでしょうか。伏見俊昭選手、佐藤慎太郎選手、武田豊樹選手、神山雄一郎選手、競輪王後閑信一選手などが出場します。
激戦に期待できますね。


■決勝ダイジェスト

加藤、山内、坂上、佐々木、小倉、稲垣、高城、吉永、中川で周回。
動きがあったのは、打鐘過ぎ。後方から一気に前に出ようとした稲垣だったが、佐々木に合わされ、出切れず。主導権は佐々木が握った。最終2センターでは、加藤は、小倉のうちに入り、万事休す。その後ろの山内が車を外に持ち出し追い込み、ゴール前突き抜け1着。
2着に先行した佐々木、3着は坂上。


打鐘過ぎ2センター

最終ホーム

最終1センター

最終2センター

ゴール前

ゴール

ゴール後
   





→ダッグアウトから



■ダッグアウトから

<1R>
  3着に入った足達重満

「思っていたより自分の調子がよくなかったんですけど、やっぱり、こういうところ(GIIの舞台)にいると刺激になりますね。強い人のレースも見られますしね。頑張って練習して、また次に出られるように頑張ります」


<2R>
  連日、果敢に先行した原田隆

「やっぱり、GIIは甘くはないですね。でも、収穫はありました!この空気の中で走れただけでも充分な収穫になりました」


<4R>
  自ら捲った藤野義高

「今日は、(佐々木)浩三さんも後ろについていったし、1周くらい駆けようかなって思っていたんですよ。2分線やし、本当は澤田(義和)の番手か、3番手にいこうと思ったんですけど、1番車が欠場なの知らなくて組み立てがこわれたんですよ。なんで、先行しようかなと思ったけど、やっぱり先行してないと行けんですね。もう一回行こうとしたけど、澤田がもうちょっと待っててくれたら行けたのにな。いや、それでも合わされとったでしょうね。浩三さん悪い事しました」


<5R>
  高原仁志の捲りを追走し、3着に入った増田鉄男

「あかん。高原がいい感じで捲っていって、いい感じで千切れずについていけたから、『これはいける!』って思ったんですけどね。高原は抜けんけど、金山(栄治)さんは抜けるかと思ったけど、いけんかった。金山さん下がってこないかな~って思ったらけど、下がってこんし、金山さんすごい。隣(金山さん)見てたら脚がニュートラルになった(苦笑)」


<6R>
  3番手はまり2着に入った田中弘章

「捲りじゃなくって、追い上げたんですけどね。永井(清史)君が見え見えで駆けないから。70%は成功かな。本当は番手にはまる予定だったし、1着とる予定だったんで(苦笑)」
番手に入って三宅達也は「イン粘りだけど、1着とれてよかった。3日間やじられっぱなしだったから、今日は『よくやった』ってお客さんも言ってくれて、よかったです。ずっと調子よかったのに、この間の落車が思った以上に影響があったみたいで。また、じわじわだけど戻していきます」


<8R>
  井上昌己のサポートのため、村上義弘を道中おさえた西川親幸

「ついているだけで、(井上に)おんぶにだっこじゃね。自分のやる事しないと。昌己も村上相手だからガンガン行きますってタイプじゃないから、少しでもアシストしてやらないと思って、でも、あれで脚がいっぱいです(苦笑)」


<9R>
  最終バック最後方から7着にきた有賀高士

「今日出るもがきのマックスまでは出たけど、流れも何もきつかったね~。次の防府行って、その次はダービーだからね。僕は26歳の時から花粉症だけど、稲花粉みたいだからスギ花粉の3月は大丈夫だし、ダービーで頑張ります!」


<10R>
  昨日に引き続き先行の坂上忠克

「本当は中団がほしかったんですけどね。すきあらば『ずるい先行』と思ってたんですけど、まさか打鐘からとは思いませんでした。くやしいです」


<11R>
  優勝した山内卓也

「(加藤)慎平がいろいろ考えてくれて、僕も慎平に『好きに走ってくれ』って言っていました。(勝った喜びは)妻に、師匠に、練習仲間、自分にかかわる全ての人に言いたいです」

  先行し、2着の佐々木則幸

「先行して、オグ(小倉竜二)が優勝してくれればと思ったんですけど」
  中部3番手をかため、3着に入った坂上樹大

「いつになく顔見せで緊張しましたね。(加藤)慎平が頑張ってくれました」



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