松山競輪場を舞台に開催されている「ウィナーズカップ(GII)」は後半戦に突入。3日目は準決勝3個レースで決勝進出をかけた最後のサバイバルレースが繰り広げられた。準決勝3個レースでは浅井康太、原田研太朗、三谷竜生が勝ち名乗り。他にも平原康多、武田豊樹、村上義弘、地元の渡部哲男、橋本強らが優出を決めた。21日の決勝戦でシリーズの頂点が決まる。また、最終日の第9レースでは、「ガールズケイリンコレクション2018松山ステージ」が行われる。
本場ではたくさんのファンサービス、イベントが予定されております。最終日は先着1,000名様にポンジュースのプレゼントや、「錦野旦」によるライブ(1回目は13:07~13:22、2回目は15:25~15:40)、仮面ライダービルドのショー(1回目は11:00~11:30、2回目は13:30~14:00)などのイベントを予定しております。最終日も「ウィナーズカップ」を、ぜひ松山競輪場でお楽しみください。

井坂彰と地元若手選手のケイリントークショー

名輪会トークショー

ガールズケイリンコレクション出場選手が集合!

競輪小僧とAIロボットの予想対決 「KEIRIN AI BATTLE 」
<1R>

片折亮太選手
打鐘で金子哲大が前に出ると、間髪入れずに竹内翼が巻き返す。最終2コーナーで金子をとらえたが、金子マークの片折亮太(写真)は柏野智典を飛ばして竹内にスイッチ。態勢を整えて2センターから踏み出すと1着でゴールを駆け抜けた。
「(普段は自力なので)番手回りやヨコの動きをすることは少ないけど、同県の後輩が頑張って逃げていると思ったら(仕事を)やらなきゃいけないと思います。最後は頑張りに応えるためにも1着を取りたかったので踏ませてもらった。ビッグレースの初勝利なので、やっぱり嬉しいですよ」
最終バックからのまくりで2着に届いた小嶋敬二だがレース後は浮かない表情。
「2着だしスピードはある程度出ているんだろうけど、感覚的にあまり…。レースの流れは想定内だけど、道中で踏んだり止めたりしているので、脚が思ったように溜まらなくてイメージどおりの切れではない。まあ、最終日も走れるので頑張っていいレースをしたいね」
「(普段は自力なので)番手回りやヨコの動きをすることは少ないけど、同県の後輩が頑張って逃げていると思ったら(仕事を)やらなきゃいけないと思います。最後は頑張りに応えるためにも1着を取りたかったので踏ませてもらった。ビッグレースの初勝利なので、やっぱり嬉しいですよ」
最終バックからのまくりで2着に届いた小嶋敬二だがレース後は浮かない表情。
「2着だしスピードはある程度出ているんだろうけど、感覚的にあまり…。レースの流れは想定内だけど、道中で踏んだり止めたりしているので、脚が思ったように溜まらなくてイメージどおりの切れではない。まあ、最終日も走れるので頑張っていいレースをしたいね」
<2R>

中井太祐選手
最終ホームから堀内俊介と坂本周輝でモガき合いに。前団の踏み合いを逃さず2コーナーから仕掛けた中井太祐(写真)が好展開を生かして快勝した。
「今日は前からと思ってました。あとは行けるタイミングを逃さんように。併走になってるところを行けたんで、まくりだけど悪くないんかなと思う。やろうとしたことは悪くないけど、初日、2日目と成績が悪かった。1着が取れて嬉しいですね」
4コーナーで森川大輔を飛ばして中井を追った阿部拓真が2着に。
「かばえなかったです。力不足。中井さんのスピードが違ったし、モガき合うとああなっちゃいますよね。でも周輝が頑張ってくれました」
「今日は前からと思ってました。あとは行けるタイミングを逃さんように。併走になってるところを行けたんで、まくりだけど悪くないんかなと思う。やろうとしたことは悪くないけど、初日、2日目と成績が悪かった。1着が取れて嬉しいですね」
4コーナーで森川大輔を飛ばして中井を追った阿部拓真が2着に。
「かばえなかったです。力不足。中井さんのスピードが違ったし、モガき合うとああなっちゃいますよね。でも周輝が頑張ってくれました」
<3R>

佐藤友和選手
後ろ攻めから上昇した島川将貴が赤板の手前で誘導員を降ろして先頭に立つ。しかし、島川がペースを上げないと見るや、単騎の藤田勝也が打鐘で前に出る。そこを坂本貴史が一気にカマすと番手の佐藤友和(写真)には絶好の展開。後続を巧みにけん制しつつ直線抜け出した。
「貴史は気持ちが入っていましたね。踏み出しで一瞬口が空いてしまってヤバかった。番手を回ったときは前の選手が頑張ってくれれば勝てるけど、自力が通用しないことが課題ですね」
佐藤の援護を受けた坂本貴史が3着に粘り込んだ。
「島川君の先行一車みたいな番組でしたけど、自分も先行しない訳ではないので。なので今日は先行しようと決めていました。(外でフタをしていた)伊勢崎さんが動いてくれて展開も向きましたけど、いいタイミングで行けました。本当は2着までに残らないといけないけど、何とか2人で確定板に乗れたので」
新鋭の島川将貴は連日持ち味である先行力を発揮することなく、悔しいビッグデビュー戦となった。
「FIとかとは雰囲気が全然違いますね。先行することの難しさを改めて感じました。これも勉強ですね。調子とかは悪くなかったので。これからもっと経験を積んでいきたい」
「貴史は気持ちが入っていましたね。踏み出しで一瞬口が空いてしまってヤバかった。番手を回ったときは前の選手が頑張ってくれれば勝てるけど、自力が通用しないことが課題ですね」
佐藤の援護を受けた坂本貴史が3着に粘り込んだ。
「島川君の先行一車みたいな番組でしたけど、自分も先行しない訳ではないので。なので今日は先行しようと決めていました。(外でフタをしていた)伊勢崎さんが動いてくれて展開も向きましたけど、いいタイミングで行けました。本当は2着までに残らないといけないけど、何とか2人で確定板に乗れたので」
新鋭の島川将貴は連日持ち味である先行力を発揮することなく、悔しいビッグデビュー戦となった。
「FIとかとは雰囲気が全然違いますね。先行することの難しさを改めて感じました。これも勉強ですね。調子とかは悪くなかったので。これからもっと経験を積んでいきたい」
<4R>

山中秀将選手
山中秀将(写真)、高橋和也の順で出た上を、真船圭一郎が打鐘の2センターで押さえる。すぐさま山岸佳太が巻き返すが、真船も抵抗してモガき合いに発展。すると、この様子を見た山中が後方から一気に反撃を開始する。高橋に合わせて踏まれる苦しい展開をしのぎ、山岸を最終2センターでとららえた。
「前受けの真船君は先行したいと思っているだろうし。一回切ったら山岸君とモガき合いになるかなと。前が併走になって、そこを目がけて行こうと思ったけど、高橋君が来て行きにくくなってしまいましたね。二次予選と同じような感じで出られてしまってきつかったです。バンクコンディションも二次予選より悪かった。まあ、うまく行けたし、とりあえずはよかった」
まくった高橋が山中に締め込まれて不発に終わると、坂本健太郎は千葉勢の3番手にスイッチ。直線で成清貴之を交わして2着に入った。
「成清さんが駆け出しで脚力を消耗していたので、その分自分が伸びたと思います。アタマまで行きたかったけど、それは流石に無理でしたね。絶好調なら突き抜けていると思うけど。状態は初日に比べたらちょっとずつよくなっています。(花粉症で詰まった)鼻がよくなってきました」
「前受けの真船君は先行したいと思っているだろうし。一回切ったら山岸君とモガき合いになるかなと。前が併走になって、そこを目がけて行こうと思ったけど、高橋君が来て行きにくくなってしまいましたね。二次予選と同じような感じで出られてしまってきつかったです。バンクコンディションも二次予選より悪かった。まあ、うまく行けたし、とりあえずはよかった」
まくった高橋が山中に締め込まれて不発に終わると、坂本健太郎は千葉勢の3番手にスイッチ。直線で成清貴之を交わして2着に入った。
「成清さんが駆け出しで脚力を消耗していたので、その分自分が伸びたと思います。アタマまで行きたかったけど、それは流石に無理でしたね。絶好調なら突き抜けていると思うけど。状態は初日に比べたらちょっとずつよくなっています。(花粉症で詰まった)鼻がよくなってきました」
<5R>

太田竜馬選手
赤板で太田竜馬(写真)が先頭に立つと、そこを山本伸一が叩いて先行態勢に。打鐘の3コーナーから小松崎大地がカマシを狙うと、中団から太田も同時に踏み上げて主導権を奪取。ハイペースで約1周を駆け抜けた。
「(小倉竜二に『いいタイミングで仕掛けた。遅かったらかぶっていた』と声をかけられて)僕としては後ろに合わせたというより、前が緩んでいたから仕掛けました。2日目より踏んだ距離は短く、効率的に仕掛けられたと思う」
川村晃司は前を任せた山本が太田にまくられると、4番手に切り替え、バックまくりで2着に。
「あの展開になったので、最終バックからまくったけど、あまり車の出はよくなかった。思ったほど調子はよくないのかな。まあ、太田君も強いので仕方ないでしょう」
「(小倉竜二に『いいタイミングで仕掛けた。遅かったらかぶっていた』と声をかけられて)僕としては後ろに合わせたというより、前が緩んでいたから仕掛けました。2日目より踏んだ距離は短く、効率的に仕掛けられたと思う」
川村晃司は前を任せた山本が太田にまくられると、4番手に切り替え、バックまくりで2着に。
「あの展開になったので、最終バックからまくったけど、あまり車の出はよくなかった。思ったほど調子はよくないのかな。まあ、太田君も強いので仕方ないでしょう」
<6R>

渡邉一成選手
才迫開が打鐘先行。ホームから近藤隆司が巻き返すと、この動きに乗るようにして渡邉一成(写真)も2コーナーからその上をまくる。合わせて山形一気も番手まくりに出たが、スピードに乗り切った渡邉が鮮やかに飲み込んだ。
「脚は問題ない。2日目もすかさず行ったけど、清水(裕友)が仕掛けたところを行けばよかったし、出るならしっかりレースを上げればよかった。そこは反省して、次は失敗しないように。SSで選抜を走ってるので、責任感を持ってラインを連れていきたいと思ってたし、そこはよかった」
離れながらも渡邉を追いかけた竹内智彦が2着を死守した。
「行くとわかってたけど、初速が違い過ぎて。でもよかったです、追いかけられて。人気に応えられたし、『よく付いて行ったぞ』ってお客さんにも褒められたのでよかった」
「脚は問題ない。2日目もすかさず行ったけど、清水(裕友)が仕掛けたところを行けばよかったし、出るならしっかりレースを上げればよかった。そこは反省して、次は失敗しないように。SSで選抜を走ってるので、責任感を持ってラインを連れていきたいと思ってたし、そこはよかった」
離れながらも渡邉を追いかけた竹内智彦が2着を死守した。
「行くとわかってたけど、初速が違い過ぎて。でもよかったです、追いかけられて。人気に応えられたし、『よく付いて行ったぞ』ってお客さんにも褒められたのでよかった」
<7R>

柴崎淳選手
5番手から先に動いた稲毛健太が打鐘前からハナに立つ。この動きに続いた木暮安由は4番手外併走から2コーナーで踏み上げて、ホームで稲毛を叩いてしまう。この動きに乗って3番手を確保した柴崎淳(写真)は2コーナーまくりで前団をひと飲み。シリーズ2勝目を挙げた。
「予想していた展開とは違いましたけど、調子もいいし体が反応してくれましたね。そう考えると2日目がもったいなかったですね。打鐘過ぎはカマすくらいの気持ちで外を踏んで、たまたま(稲毛が)踏み遅れたのが見えて降りました。レースも見えているし(自転車も)出てますね。最終日も前へ前へ攻める気持ちがあれば負けないと思うのでしっかり戦いたい」
2着に入線したのは柴崎を懸命に追った坂口晃輔。
「柴崎さんの仕上がりがヤバ過ぎて要所、要所で反応が遅れてしまった。1センターのところもヤバかったですよ。(坂本)亮馬さんにすくわれるかと思いました。でもなんとか続けてよかったです」
奇襲のカマシを打った木暮安由はゴール前で失速して4着に沈んだ。
「2日目、初日とウズウズしていたのでどこかで見せようと思っていました。(ラインが)3車だったらまた違った結果になったと思うけど、ズブズブ行かれず何とか4着で止まっているので。次につながるレースができているし、最終日もそのくらいの気持ちで」
「予想していた展開とは違いましたけど、調子もいいし体が反応してくれましたね。そう考えると2日目がもったいなかったですね。打鐘過ぎはカマすくらいの気持ちで外を踏んで、たまたま(稲毛が)踏み遅れたのが見えて降りました。レースも見えているし(自転車も)出てますね。最終日も前へ前へ攻める気持ちがあれば負けないと思うのでしっかり戦いたい」
2着に入線したのは柴崎を懸命に追った坂口晃輔。
「柴崎さんの仕上がりがヤバ過ぎて要所、要所で反応が遅れてしまった。1センターのところもヤバかったですよ。(坂本)亮馬さんにすくわれるかと思いました。でもなんとか続けてよかったです」
奇襲のカマシを打った木暮安由はゴール前で失速して4着に沈んだ。
「2日目、初日とウズウズしていたのでどこかで見せようと思っていました。(ラインが)3車だったらまた違った結果になったと思うけど、ズブズブ行かれず何とか4着で止まっているので。次につながるレースができているし、最終日もそのくらいの気持ちで」
<8R>

脇本雄太選手
前受けの脇本雄太(写真)は金子幸央の上昇に対し、サッと車を下げる。赤板周回の1センターから金子が先行態勢に入ると、7番手の脇本は打鐘過ぎ4コーナーから反撃を開始。けん制しながら番手まくりに出た長島大介をバックで飲み込むとそのまま押し切った。
「長島君が持ってくるだろうと構えてたのでよかった。じゃないと危なかったと思う。本当は力でねじ伏せないといけないけど、人気を背負ってるのでラインで決めるレースをしようと思った。バックぐらいでは(稲川翔と)ワンツー態勢かなと思ったんですけどね。セッティングがまだ出てないので、もう少しいじりたい」
桐山敬太郎が直線でコースをぬって2着に強襲した。
「自分が内に行ってしまったんで、(渡邉)晴智さんに申し訳ない。ワッキー(脇本)のカマシに飛びつくつもりで準備してたけど、それもダメだった。でも(最終日の特別)優秀はデカいですね」
栃木コンビを追走から脇本ラインにスイッチした杉森輝大が3着に食い込んだ。
「(長島は)来たらけん制を入れながら行くと言ってた。でも(金子が)緩めず踏んでたので、対応が難しかったですね。内を開けると誰かに来られるんで。状態ももう少しですね。修正して頑張ります」
「長島君が持ってくるだろうと構えてたのでよかった。じゃないと危なかったと思う。本当は力でねじ伏せないといけないけど、人気を背負ってるのでラインで決めるレースをしようと思った。バックぐらいでは(稲川翔と)ワンツー態勢かなと思ったんですけどね。セッティングがまだ出てないので、もう少しいじりたい」
桐山敬太郎が直線でコースをぬって2着に強襲した。
「自分が内に行ってしまったんで、(渡邉)晴智さんに申し訳ない。ワッキー(脇本)のカマシに飛びつくつもりで準備してたけど、それもダメだった。でも(最終日の特別)優秀はデカいですね」
栃木コンビを追走から脇本ラインにスイッチした杉森輝大が3着に食い込んだ。
「(長島は)来たらけん制を入れながら行くと言ってた。でも(金子が)緩めず踏んでたので、対応が難しかったですね。内を開けると誰かに来られるんで。状態ももう少しですね。修正して頑張ります」
<9R>

中村浩士選手
吉澤純平に蓋をした元砂勇雪が、赤板の2コーナーで誘導を下ろして先行策に出る。前受けの飯野祐太が中団を確保し、吉澤は7番手で打鐘、最終ホームと一本棒で通過。最終2コーナーから飯野が仕掛けると、松岡健介も番手まくりで応戦してサイドバイサイドの展開に。直線に入り、飯野マークの中村浩士(写真)が鋭く伸びて白星をさらった。
「元砂君の先行だと思ってはいたけど、打鐘から全開のイメージだったので、道中で思ったより詰まって案外に脚を使った。前が番手まくりだったけど、その上を乗り越えた飯野君はパワフルな選手だと思うし、後ろの武井(大介)君も仕事をしてくれた。僕は番手だったから、最後に踏むだけでしたね」
飯野祐太は、ゴール寸前で松岡をまくり切って2着に入った。
「元砂君はガンガン駆けると思ったら案外に流したので、道中は詰まりました。ちょっと意外でしたね。最終日はスピードが緩んだタイミングを逃さずに仕掛けることを意識したい」
「元砂君の先行だと思ってはいたけど、打鐘から全開のイメージだったので、道中で思ったより詰まって案外に脚を使った。前が番手まくりだったけど、その上を乗り越えた飯野君はパワフルな選手だと思うし、後ろの武井(大介)君も仕事をしてくれた。僕は番手だったから、最後に踏むだけでしたね」
飯野祐太は、ゴール寸前で松岡をまくり切って2着に入った。
「元砂君はガンガン駆けると思ったら案外に流したので、道中は詰まりました。ちょっと意外でしたね。最終日はスピードが緩んだタイミングを逃さずに仕掛けることを意識したい」
<10R>

浅井康太選手
決勝進出一番乗りを決めたのは浅井康太(写真)。目標にした竹内雄作は清水裕友の先行を叩くことはできなかったが、冷静に中団の平原康多後位に下りると吉田拓矢マークからバックで自力に転じた平原追走から逆転した。
「恵まれた。雄作が行ってくれたから僕が生きた。打鐘のダッシュがすごかったし、それにつき切れてるから調子はいいのかな。レースも落ち着いて、冷静に判断できた。自分も上向きの感じがあるし、楽しみかな。あとは結果を残すだけ」
まくった平原康多は2着で決勝進出を決めた。
「苦しいレースでしたね。拓矢がちゃんとした競輪をしてくれたし、(逃げた中四国ラインを)通り越えれば決勝に乗れるっていうのはアイツも分かってると思う。無理駆けでは成長しないので。力を出し切ってくれてるし、何も言うことはない。僕は(前回、名古屋記念の)落車で崩れてる部分があるので、そこを修正して」
清水の逃げに乗った渡部哲男は平原、浅井を懸命に追いかけて地元で決勝進出を決めた。
「清水の頑張りのおかげです。バックで迷ったんですけどね。早め(に切り替える)か待つか。外に吉田君もいたので平原君まで見えなくて。今日の展開じゃ3着が精いっぱいですね。地元で誰も乗れないんじゃ寂しいので、最低限の形は作れた」
「恵まれた。雄作が行ってくれたから僕が生きた。打鐘のダッシュがすごかったし、それにつき切れてるから調子はいいのかな。レースも落ち着いて、冷静に判断できた。自分も上向きの感じがあるし、楽しみかな。あとは結果を残すだけ」
まくった平原康多は2着で決勝進出を決めた。
「苦しいレースでしたね。拓矢がちゃんとした競輪をしてくれたし、(逃げた中四国ラインを)通り越えれば決勝に乗れるっていうのはアイツも分かってると思う。無理駆けでは成長しないので。力を出し切ってくれてるし、何も言うことはない。僕は(前回、名古屋記念の)落車で崩れてる部分があるので、そこを修正して」
清水の逃げに乗った渡部哲男は平原、浅井を懸命に追いかけて地元で決勝進出を決めた。
「清水の頑張りのおかげです。バックで迷ったんですけどね。早め(に切り替える)か待つか。外に吉田君もいたので平原君まで見えなくて。今日の展開じゃ3着が精いっぱいですね。地元で誰も乗れないんじゃ寂しいので、最低限の形は作れた」
<11R>

原田研太朗選手
四国ラインの先頭を任された小川真太郎が赤板から全開スパート。最終ホーム8番手から新山が巻き返しを狙ったが小川マークの原田研太朗(写真)が1センターから番手まくりに出る。ゴールまでしっかり踏み切ると、そのまま後続を振り切った。
「小川君が残り2周からフカしていたのでその気持ちを無駄にしないようにと思って早めに踏ませてもらいました。待ちすぎても後ろの橋本(強)さんに迷惑がかかると思ったので。ラインのおかげですね。自分も今まで前で頑張ってきたし、それを見ていた小川君が頑張ってくれた。いい連鎖反応で今日の小川君のレースを見て後輩がまた小川君の前でも頑張ってくれると思うので。通算300勝は光栄ですけどまだまだ通過点なので」
原田を追った橋本強は武田の強襲に屈して3着に。
「原田君が強かったし展開がよすぎて…。絶好すぎましたね。慣れていないので(苦笑)。せめて2着に入らないとダメですよね。でもいい経験になりました」
直線で鋭い差し脚を発揮した武田豊樹は2着の結果にも及第点をつける。
「やっぱり四国が行ったというか本当に行きましたね。横山君も(打鐘のところで)内を締めながらできつかったと思いますよ。もう総力戦でしたね。でも最後3着ではなくて2着なので。そこに意味があると思います」
「小川君が残り2周からフカしていたのでその気持ちを無駄にしないようにと思って早めに踏ませてもらいました。待ちすぎても後ろの橋本(強)さんに迷惑がかかると思ったので。ラインのおかげですね。自分も今まで前で頑張ってきたし、それを見ていた小川君が頑張ってくれた。いい連鎖反応で今日の小川君のレースを見て後輩がまた小川君の前でも頑張ってくれると思うので。通算300勝は光栄ですけどまだまだ通過点なので」
原田を追った橋本強は武田の強襲に屈して3着に。
「原田君が強かったし展開がよすぎて…。絶好すぎましたね。慣れていないので(苦笑)。せめて2着に入らないとダメですよね。でもいい経験になりました」
直線で鋭い差し脚を発揮した武田豊樹は2着の結果にも及第点をつける。
「やっぱり四国が行ったというか本当に行きましたね。横山君も(打鐘のところで)内を締めながらできつかったと思いますよ。もう総力戦でしたね。でも最後3着ではなくて2着なので。そこに意味があると思います」
<12R>

三谷竜生選手
先に動いた三谷竜生(写真)は取鳥雄吾の上昇を受けて4番手を確保。1センターからのまくりで前団を飲み込むと、無傷の3連勝で決勝進出を決めた。
「しっかり4番手を確保して、あとは自分のタイミングでと思ってた。後ろを見たら来てなかったし、自分の仕掛けで行けた。ずっと調子もよくて、結果にも結び付いてる。決勝もしっかり積極的に。力を出し切れるようにしたい」
村上義弘は新田祐大のまくりを2センターでけん制するなど三谷を援護。逆転はならなかったが、しっかりとワンツーを決めた。
「竜生が強かったですね。自分はついてただけですけど。(新田をけん制したが)あのスピードで、もう1回外を踏んで来るので。準決勝は竜生に任せてました。前が頑張ってくれて何とか決勝に乗れました」
取鳥マークの桑原大志が近畿ラインに切り替えを狙うが叶わず。続いた香川雄介は俊敏に村上を追って新田との3着争いを制した。
「前の頑張りのおかげです。波を作ったけど三谷が来たし、その上を新田も来たから終わったと思ったけど何とか。まさか(決勝に)乗れるとは…。周りのおかげですね」
「しっかり4番手を確保して、あとは自分のタイミングでと思ってた。後ろを見たら来てなかったし、自分の仕掛けで行けた。ずっと調子もよくて、結果にも結び付いてる。決勝もしっかり積極的に。力を出し切れるようにしたい」
村上義弘は新田祐大のまくりを2センターでけん制するなど三谷を援護。逆転はならなかったが、しっかりとワンツーを決めた。
「竜生が強かったですね。自分はついてただけですけど。(新田をけん制したが)あのスピードで、もう1回外を踏んで来るので。準決勝は竜生に任せてました。前が頑張ってくれて何とか決勝に乗れました」
取鳥マークの桑原大志が近畿ラインに切り替えを狙うが叶わず。続いた香川雄介は俊敏に村上を追って新田との3着争いを制した。
「前の頑張りのおかげです。波を作ったけど三谷が来たし、その上を新田も来たから終わったと思ったけど何とか。まさか(決勝に)乗れるとは…。周りのおかげですね」
<最終日・9R ガールズケイリンコレクション2018 松山ステージ>

小林優香選手

石井寛子選手
競技をメインに活動している小林優香(写真)が、約4カ月ぶりに本業参戦。ナショナルチームのトレーニングで脚力は更にレベルアップ。今年最初の大一番で、そのベールを脱ぐ。
「4カ月ぶりにお客さんの前で走るのは楽しみですね。ここまでは世界選手権が終わってから約2週間くらいオフの期間に入っているので、地元に戻ってしっかり練習をしてきました。(練習内容は)まず競技よりギアが軽いので、慣れることから始めて。そこからバイク誘導とか、回転を意識してやりました。(久しぶりの本業だが)ワールドカップでもケイリンは走っているし、ルールは違うけどレースの流れ自体はいつも通りと思っているので大丈夫です。このあとは、4月からまたナショナルチームの合宿に入ってガールズケイリンは走らないので生活費を稼がないと(笑)。死にもの狂いで頑張ります」
昨年末のガールズグランプリ覇者・石井寛子(写真)が威厳を示すか。1月高松のトライアルこそ4着に終わったが、その後は6場所連続でVと女王の実力を遺憾なく発揮している。
「グランプリを獲って、さらに燃えています。今年は体調も良いし、成績も良いですね。去年は大きい所(グランプリ)を目標にして、これだけ(練習を)やれば獲れるということがわかりました。今回はそこまでの練習期間が取れなかったですけど、成績を見てもらえればわかる通り、去年より強くなっていると思います。いい時は、去年の自分を超える日が何日かありますね」
児玉碧衣は18戦して17勝、2着1回と出走すべてで連対と、今年もハイレベルで安定している。激戦を制して、今度こそ初のタイトルをつかむか。
「今年に入って良いレースができているし、タレなくなりました。力はついてきていると思います。(ビッグレースで)積極的に動けた時は確定板に入っているんですけど、消極的になるとダメ。今回はガンガン攻めていこうと思っています。グランプリ前からギアを(3.)77に換えたんですけど、グランプリの時はそのギアで練習があまりできなくて。でも、今年は77で練習をして、タイムも出ているし合っていますね。状態も絶好調です」
高木真備は、ここまでに15連勝中と勢い十分。ここも勝負強い走りで白星を狙う。
「去年の終わりは優勝ができなかったですけど。今年に入って立て直せたし、良い状態でこれたと思います。(復調の要因は)セッティングもシューズも換えたし、あとは気持ちを強く持つようにしました。一発レースは楽しいというか好きですね。本番はどの位置になっても作戦を考えてきています。B(バック)より、G(ゴール)が欲しい」
今年も変わらぬスタイルで白星の山を築いている奥井迪。自分の力を信じて積極的に攻める。
「(グランプリの)2着が悔しいけど、ある意味吹っ切れました。自分の競走でやっていこうと思いましたね。今年は順調というか、自分の競走ができているし、気持ちの面でも強気にいけています。状態は良くもなく、悪くもなく、いつも通り。それを含めて、本番もいつも通り走れたらと思います」
「4カ月ぶりにお客さんの前で走るのは楽しみですね。ここまでは世界選手権が終わってから約2週間くらいオフの期間に入っているので、地元に戻ってしっかり練習をしてきました。(練習内容は)まず競技よりギアが軽いので、慣れることから始めて。そこからバイク誘導とか、回転を意識してやりました。(久しぶりの本業だが)ワールドカップでもケイリンは走っているし、ルールは違うけどレースの流れ自体はいつも通りと思っているので大丈夫です。このあとは、4月からまたナショナルチームの合宿に入ってガールズケイリンは走らないので生活費を稼がないと(笑)。死にもの狂いで頑張ります」
昨年末のガールズグランプリ覇者・石井寛子(写真)が威厳を示すか。1月高松のトライアルこそ4着に終わったが、その後は6場所連続でVと女王の実力を遺憾なく発揮している。
「グランプリを獲って、さらに燃えています。今年は体調も良いし、成績も良いですね。去年は大きい所(グランプリ)を目標にして、これだけ(練習を)やれば獲れるということがわかりました。今回はそこまでの練習期間が取れなかったですけど、成績を見てもらえればわかる通り、去年より強くなっていると思います。いい時は、去年の自分を超える日が何日かありますね」
児玉碧衣は18戦して17勝、2着1回と出走すべてで連対と、今年もハイレベルで安定している。激戦を制して、今度こそ初のタイトルをつかむか。
「今年に入って良いレースができているし、タレなくなりました。力はついてきていると思います。(ビッグレースで)積極的に動けた時は確定板に入っているんですけど、消極的になるとダメ。今回はガンガン攻めていこうと思っています。グランプリ前からギアを(3.)77に換えたんですけど、グランプリの時はそのギアで練習があまりできなくて。でも、今年は77で練習をして、タイムも出ているし合っていますね。状態も絶好調です」
高木真備は、ここまでに15連勝中と勢い十分。ここも勝負強い走りで白星を狙う。
「去年の終わりは優勝ができなかったですけど。今年に入って立て直せたし、良い状態でこれたと思います。(復調の要因は)セッティングもシューズも換えたし、あとは気持ちを強く持つようにしました。一発レースは楽しいというか好きですね。本番はどの位置になっても作戦を考えてきています。B(バック)より、G(ゴール)が欲しい」
今年も変わらぬスタイルで白星の山を築いている奥井迪。自分の力を信じて積極的に攻める。
「(グランプリの)2着が悔しいけど、ある意味吹っ切れました。自分の競走でやっていこうと思いましたね。今年は順調というか、自分の競走ができているし、気持ちの面でも強気にいけています。状態は良くもなく、悪くもなく、いつも通り。それを含めて、本番もいつも通り走れたらと思います」