大垣競輪場で「第3回ウィナーズカップ(GII)」が、3月21日に始まった。初日のメイン、特選の3個レースでは、平原康多、浅井康太、脇本雄太のS級S班の3人が白星を挙げた。また、一次予選からは、地元のベテラン山口富生が3着で二次予選にコマを進めた。22日の2日目には、初日特選を勝ち上がった9選手によって「毘沙門天賞」が行われる。
本場では開催中の毎日、有料入場者先着500人に「大垣市制100周年銘菓」をプレゼント、また、有料入場者先着500人にオリジナルクオカードなどが抽選で当たるラッキーカード(22日のみスピードくじ)を配布。4日間総額100万円!「未確定車券抽選会」(賞品がなくなり次第終了)、総額100万円!「現金つかみ取り」(賞品がなくなり次第終了)、選手会岐阜ブースによるオリジナルグッズの販売、「岐阜 濃know姫隊」のライブステージなどが行われます。さらに22日の2日目には、日本名輪会のトークショーなども予定されています。大垣競輪場では様々なファンサービスとイベントで、お客様をお待ちしています。ぜひ、本場へ足をお運びください。

敢闘宣言をする山口富生選手

第3回ウィナーズカップ開幕

伊藤嘉浩選手、服部正継選手による
『ハーゲンダッツ』ライブステージ

81期 加藤慎平氏引退セレモニー
<1R>

南潤選手
長島大介が5番手の南潤(写真)にフタをして赤板を迎える。外併走の長島が2コーナー手前から再度踏み込むが、前受けの佐藤友和が突っ張り先行策。松川高大にすんなり3番手が転がり込んでタイミングを取る。最終1センター過ぎから松川がまくると、包まれていた南も九州コンビを追って視界が開ける。南がスピードの違いでまくり切って、近畿3車で上位を独占した。
「(長島は自分のところで)止まるとは思わなかった。あれだったら、ここまで押さえに来なかったら(合わせて出て)行くって決めといたら良かった。同県の先輩付けて、あんなレースをしてたらダメなんで。しっかり先行してゴール勝負をしないと。自分の道が開けたら行くだけだと思ったし、踏み出しも悪くなかった。バンクも重く感じなかったです」
「まさか、まさかの展開」とは、2着の東口善朋。結果オーライの和歌山ワンツーに汗をぬぐう。
「(南が)行ってしまうのはわかったんで、そんなに慌てなかった。ただ、組み立てが良くなかった。自分も(南)潤を目標に踏んで、外にも踏み遅れなかったんで(脚は)問題ない。あれで(南を)抜けてたらベストだった」
「(長島は自分のところで)止まるとは思わなかった。あれだったら、ここまで押さえに来なかったら(合わせて出て)行くって決めといたら良かった。同県の先輩付けて、あんなレースをしてたらダメなんで。しっかり先行してゴール勝負をしないと。自分の道が開けたら行くだけだと思ったし、踏み出しも悪くなかった。バンクも重く感じなかったです」
「まさか、まさかの展開」とは、2着の東口善朋。結果オーライの和歌山ワンツーに汗をぬぐう。
「(南が)行ってしまうのはわかったんで、そんなに慌てなかった。ただ、組み立てが良くなかった。自分も(南)潤を目標に踏んで、外にも踏み遅れなかったんで(脚は)問題ない。あれで(南を)抜けてたらベストだった」
<2R>

鈴木謙太郎選手
赤板の2コーナーで出た佐々木豪が、巻き返してきた高橋和也を出させず踏み合いに。この様子を中団で見ていた鈴木謙太郎(写真)は、最終1センターから満を持してスパート。番手に入っていた佐々木が出るも、その抵抗を退けて白星を手にした。
「(切りに行く時に)初手で蒔田(英彦)さんが前受けだったので、突っ張られるのだけ注意して。あとは中団が取れたので落ち着いてと。ただ、松岡(篤哉)さんに入られてしまったので、次はしっかりとですね。(佐々木を)乗り越えられる感じはありました。調子が上がってきてからはじめてのGII。ある程度は通用するかな。今後も練習して、上で走れるように」
芦澤辰弘がきっちり続き、2着を確保した。
「朝早いレースで体がキツい。本当にいっぱい。鈴木さんの踏み出しに遅れないことだけを考えていたので、前が踏み合っていたことなどはよくわからなかった。(2日目の)二次予選は6レース以降なので、大丈夫だと思います」
「(切りに行く時に)初手で蒔田(英彦)さんが前受けだったので、突っ張られるのだけ注意して。あとは中団が取れたので落ち着いてと。ただ、松岡(篤哉)さんに入られてしまったので、次はしっかりとですね。(佐々木を)乗り越えられる感じはありました。調子が上がってきてからはじめてのGII。ある程度は通用するかな。今後も練習して、上で走れるように」
芦澤辰弘がきっちり続き、2着を確保した。
「朝早いレースで体がキツい。本当にいっぱい。鈴木さんの踏み出しに遅れないことだけを考えていたので、前が踏み合っていたことなどはよくわからなかった。(2日目の)二次予選は6レース以降なので、大丈夫だと思います」
<3R>

原田研太朗選手
仕掛ける順番が回ってきた原田研太朗(写真)は、打鐘の2センターで松谷秀幸を押さえて先行策に出る。力強く風を切ると、香川雄介の追撃も許さず堂々の押し切り。
「後輩たちがいいレースをしているので、自分も少しでもと。(逃げ切りは)展開ですよ。松谷さんも後ろでしんどかったと思いますし。でも、あの距離を駆けて香川さんに抜かれていないので、(状態は)悪くないかな。前回の平より暖かいし、軽く感じました」
2着の香川雄介は、原田の復調を肌で感じている様子。
「(原田と)前々回の静岡記念でも一緒に走って強かったし、戻ってきたなと。出切ったら誰も来られないと思いましたね。ただ、1周半の先行なので抜かないと。情けない。(抜けなかったのは)単純に脚力差です」
「後輩たちがいいレースをしているので、自分も少しでもと。(逃げ切りは)展開ですよ。松谷さんも後ろでしんどかったと思いますし。でも、あの距離を駆けて香川さんに抜かれていないので、(状態は)悪くないかな。前回の平より暖かいし、軽く感じました」
2着の香川雄介は、原田の復調を肌で感じている様子。
「(原田と)前々回の静岡記念でも一緒に走って強かったし、戻ってきたなと。出切ったら誰も来られないと思いましたね。ただ、1周半の先行なので抜かないと。情けない。(抜けなかったのは)単純に脚力差です」
<4R>

竹内翼選手
赤板の2コーナーで不破将登が切った上を竹内翼(写真)が豪快にカマして風を切る。車間が空いた3番手の不破は、なかなか詰められない。番手の柏野智典もいっぱいで、竹内が二の足で後続を振り切った。ビッグ初勝利に竹内の顔も自然とほころぶ。
「デキ過ぎですね。でも、結果を出したかったし、GII以上で1勝できたんで自信になります。練習がめちゃくちゃできたんで、それが出たんだと思う。イエロー(ライン)を全部使って、下りも使えた。残るように駆けました」
簗田一輝が5番手からまくり追い込む。岡村潤が外に進路を取ると、簗田ライン3番手の勝瀬卓也は、中のコースを踏んで伸びた。
「僕のところがゴッソリ空いた。オカジュン(岡村)がいかないと、僕は踏めないんでそれで空いただけ。でも、良かったです」
「デキ過ぎですね。でも、結果を出したかったし、GII以上で1勝できたんで自信になります。練習がめちゃくちゃできたんで、それが出たんだと思う。イエロー(ライン)を全部使って、下りも使えた。残るように駆けました」
簗田一輝が5番手からまくり追い込む。岡村潤が外に進路を取ると、簗田ライン3番手の勝瀬卓也は、中のコースを踏んで伸びた。
「僕のところがゴッソリ空いた。オカジュン(岡村)がいかないと、僕は踏めないんでそれで空いただけ。でも、良かったです」
<5R>

松本貴治選手
前受けから8番手に下げた松本貴治(写真)は、赤板の2コーナーで一気に踏み込む。打鐘の2センターで小松崎大地を押さえると、3番手以下を突き放してゴールを目指す。空いた車間を小松崎が詰めるが、二の足で松本が押し切った。
「4着権利でもあるし、引いてすぐにカマそうと思っていた。無我夢中で踏んでいたので、後ろの状況はわからなかった。以前に差された池田(憲昭)さんに差されなかったので、(状態は)いいのかも。大学時代に岐阜に住んでいたから懐かしい気持ちはありますね。ハンドルの角度を変えたら楽にスピードが出せるし、(前回の)地元記念よりもいい」
小松崎の番手から佐藤慎太郎が差し脚を伸ばして2着。
「(小松崎)大地の内を行くと、ワンテンポ遅れてしまうから無理やり外を踏んだ。中を行けばアタマまであったかもしれない。大地が追いかけていったけど、すんなりの3番手ではなかったからね。あの感じで2着まで届いているので、状態は維持できている」
「4着権利でもあるし、引いてすぐにカマそうと思っていた。無我夢中で踏んでいたので、後ろの状況はわからなかった。以前に差された池田(憲昭)さんに差されなかったので、(状態は)いいのかも。大学時代に岐阜に住んでいたから懐かしい気持ちはありますね。ハンドルの角度を変えたら楽にスピードが出せるし、(前回の)地元記念よりもいい」
小松崎の番手から佐藤慎太郎が差し脚を伸ばして2着。
「(小松崎)大地の内を行くと、ワンテンポ遅れてしまうから無理やり外を踏んだ。中を行けばアタマまであったかもしれない。大地が追いかけていったけど、すんなりの3番手ではなかったからね。あの感じで2着まで届いているので、状態は維持できている」
<6R>

菅田壱道選手
打鐘で出た杉森輝大の上を、すかさず川口聖二が押さえて主導権を握る。前受けの菅田壱道(写真)は、8番手で最終ホームを通過する大ピンチ。それでも2コーナーからまくると、別線のブロックも乗り越えてアタマ。
「あの展開も想定はしていたので焦りはなかったです。慌てずに、しっかりと自分のタイミングで仕掛けようと。でも、組み立ては修正しないといけないですね。自分だけ届く形ではなく、(齋藤)登志信さんも勝ち上がってくれたので。今回から新車だけど、すごくいい感じです」
川口聖二は、3番手から仕掛けてきた杉森を合わせ切って2着。3着の山口富生と勝ち上がりを決めて、胸をなで下ろした。
「緊張したけど、(山口)富生さんと勝ち上がれて本当に良かった。やっとゆっくり寝られます(笑)。菅田さんがいつ飛んでくるのかって気持ちもあって。ペース駆けだったけど、ニュートラルに入れて楽に踏めた感じはなかったです」
「あの展開も想定はしていたので焦りはなかったです。慌てずに、しっかりと自分のタイミングで仕掛けようと。でも、組み立ては修正しないといけないですね。自分だけ届く形ではなく、(齋藤)登志信さんも勝ち上がってくれたので。今回から新車だけど、すごくいい感じです」
川口聖二は、3番手から仕掛けてきた杉森を合わせ切って2着。3着の山口富生と勝ち上がりを決めて、胸をなで下ろした。
「緊張したけど、(山口)富生さんと勝ち上がれて本当に良かった。やっとゆっくり寝られます(笑)。菅田さんがいつ飛んでくるのかって気持ちもあって。ペース駆けだったけど、ニュートラルに入れて楽に踏めた感じはなかったです」
<7R>

坂本貴史選手
赤板の2コーナーで出た坂本貴史(写真)は、打鐘過ぎに島川将貴を受けて思惑通りの3番手を確保。5番手の古性優作は最終2コーナーからまくった北日本勢に続き、2センターから内に切り込んで菊地圭尚を張る。この動きで菊地が落車し、山賀雅仁、海老根恵太、堀内昇も巻き込まれるアクシデントが発生。古性は先頭でゴール線を通過するが、押し上げで失格。まくった坂本が繰り上がりで1着となった。
「まずは、しっかり位置を取ることが大事でした。早くからレースが動いたけど、位置を取れたのは良かったですね。でも、もっとスピードがあれば、(菊地)圭尚さんが絡まれることはなかった。(状態は)全日本選抜まで半信半疑だったんですけど、奈良記念から体が動いて結果がついてきた。前回の高松はダメだったんですけど、しっかり修正して。それなりに自信を持って臨めた事が大きいですね」
落車を避けた椎木尾拓哉が、直線で追い込んで繰り上がりの2着。
「(古性)優作が、強引にもっていき過ぎてしまって。自分は連れていってもらっただけ。2人で決めたかったので残念です。(怪我からの復帰戦で)まだまだ足りていない部分がある。反応も良くはないですけど、走る限りは頑張ります」
「まずは、しっかり位置を取ることが大事でした。早くからレースが動いたけど、位置を取れたのは良かったですね。でも、もっとスピードがあれば、(菊地)圭尚さんが絡まれることはなかった。(状態は)全日本選抜まで半信半疑だったんですけど、奈良記念から体が動いて結果がついてきた。前回の高松はダメだったんですけど、しっかり修正して。それなりに自信を持って臨めた事が大きいですね」
落車を避けた椎木尾拓哉が、直線で追い込んで繰り上がりの2着。
「(古性)優作が、強引にもっていき過ぎてしまって。自分は連れていってもらっただけ。2人で決めたかったので残念です。(怪我からの復帰戦で)まだまだ足りていない部分がある。反応も良くはないですけど、走る限りは頑張ります」
<8R>

田中晴基選手
赤板で吉田拓矢を押さえた中西大が、主導権を握る。追い上げた田中晴基(写真)が3番手を確保し、吉田は単騎の門田凌と5番手で併走になる。5番手の取り合いは最終1センターまで続き、絶好位の田中が2コーナー過ぎからまくって前団をとらえた。
「後手を踏まないようにとは思ってたんですけど、あんなにすんなり、あんなにいい位置とは。あとはもう(先行している)中西、頑張れって(笑)。そこからは合わされてもいいやっていう思いで、自分のタイミングで踏んでいきました。展開に恵まれたけど、乗り方を変えて初の実戦だったんで(結果が出て)良かった」
田中の動きを冷静に見極めた齊藤竜也が、2着をキープして南関ワンツー。
「全部(田中)晴基にお任せだし、レースがうまかった。後ろの状況がわからなかったんで、(吉田が)いつ飛んで来るかなって。(田中の動きを)見たぶん、遅れちゃった。最後も引き離されたんで、あんまり調子が良くないのかもしれない。しり上がりに良くなってくると思います」
「後手を踏まないようにとは思ってたんですけど、あんなにすんなり、あんなにいい位置とは。あとはもう(先行している)中西、頑張れって(笑)。そこからは合わされてもいいやっていう思いで、自分のタイミングで踏んでいきました。展開に恵まれたけど、乗り方を変えて初の実戦だったんで(結果が出て)良かった」
田中の動きを冷静に見極めた齊藤竜也が、2着をキープして南関ワンツー。
「全部(田中)晴基にお任せだし、レースがうまかった。後ろの状況がわからなかったんで、(吉田が)いつ飛んで来るかなって。(田中の動きを)見たぶん、遅れちゃった。最後も引き離されたんで、あんまり調子が良くないのかもしれない。しり上がりに良くなってくると思います」
<9R>

太田竜馬選手
前受けから窓場千加頼に押さえられた太田竜馬(写真)だったが、赤板の1センターで空いたインを突いて主導権を奪取。一度は連結を外した小倉竜二が追い上げて付け直すと、太田が別線を完封して人気に応える逃げ切り勝ち。
「小倉さんの追い上げを待ってから踏んだ。バンクは重かったけど、ずっと踏めていいペースだった。感じ良く踏めました。レースを重ねるごとに良くなっているし、先行するペースをつかめている。いまは行けるタイミングがあったら、どこからでも行きますよ。チーム四国でラインの先頭を走る責任感を感じます」
打鐘で外を追い上げて太田後位を守った小倉竜二も、さすがの判断力と脚力がなせる業だろう。
「(太田は)2回、内から行こうとしてて、3回目はないと思ったら、行ったからね。そのあと自分は内をキメながら追い上げていった。脚を使ってから追いついたら、(太田が)踏んだから休むところがなかった。脚を回しながら付いていけたし調子はいい」
「小倉さんの追い上げを待ってから踏んだ。バンクは重かったけど、ずっと踏めていいペースだった。感じ良く踏めました。レースを重ねるごとに良くなっているし、先行するペースをつかめている。いまは行けるタイミングがあったら、どこからでも行きますよ。チーム四国でラインの先頭を走る責任感を感じます」
打鐘で外を追い上げて太田後位を守った小倉竜二も、さすがの判断力と脚力がなせる業だろう。
「(太田は)2回、内から行こうとしてて、3回目はないと思ったら、行ったからね。そのあと自分は内をキメながら追い上げていった。脚を使ってから追いついたら、(太田が)踏んだから休むところがなかった。脚を回しながら付いていけたし調子はいい」
<10R>

平原康多選手
赤板の2コーナーで踏み込んだ小原唯志が主導権を奪うが、片折亮太が付いていけず番手に清水裕友がはまる。平原康多(写真)が切り替えて最終ホームでは8番手、片折は最後方。2コーナーで清水が番手から出るが、その上を新山響平もまくり上げる。内を進出した平原は、清水、新山の両ラインがもつれたところを絶妙なコース取りから抜け出した。
「(片折は)こういう経験をして、今後にどう生かすかでしょうね。単純な自力だけではね。でも、あのパターンは付いていくのは難しいかも。僕自身は自転車、セッティングなどをいろいろと試行錯誤をした結果、1周して元に戻った感じ。やっぱり自分にはいまの形が合っているのかなと。だけど、ひと通りやってきたからいまの形に落ち着いたんだし、やってきたことは間違いじゃない」
松浦悠士のけん制を乗り越えた新山響平を今度は清水が自らブロック。まくりのスピードが鈍るも、新山が2着に踏ん張った。
「前(清水)の仕掛けを見てからまくったので、スピードは出なかったですね。でも、ブロックされたあとも踏めたんで状態はいいと思う。(清水より)先に仕掛けられれば良かった」
新山後位の福田知也を阻んで3着に入った松浦悠士は、反省の振り返り。
「(新山を)止められなくて…。ミスというか、自分に原因がある。もうちょっとできることがあったと思います」
「(片折は)こういう経験をして、今後にどう生かすかでしょうね。単純な自力だけではね。でも、あのパターンは付いていくのは難しいかも。僕自身は自転車、セッティングなどをいろいろと試行錯誤をした結果、1周して元に戻った感じ。やっぱり自分にはいまの形が合っているのかなと。だけど、ひと通りやってきたからいまの形に落ち着いたんだし、やってきたことは間違いじゃない」
松浦悠士のけん制を乗り越えた新山響平を今度は清水が自らブロック。まくりのスピードが鈍るも、新山が2着に踏ん張った。
「前(清水)の仕掛けを見てからまくったので、スピードは出なかったですね。でも、ブロックされたあとも踏めたんで状態はいいと思う。(清水より)先に仕掛けられれば良かった」
新山後位の福田知也を阻んで3着に入った松浦悠士は、反省の振り返り。
「(新山を)止められなくて…。ミスというか、自分に原因がある。もうちょっとできることがあったと思います」
<11R>

三谷竜生選手
伊早坂駿一が、赤板の1センターで誘導を降ろして先行勝負に出る。番手の吉澤純平は踏み出しで伊早坂と車間が空くが、追い上げてドッキングに成功。単騎の浅井康太は茨城勢に続き、3番手を確保。最終2コーナーから番手まくりを放った吉澤を追いかけると、直線で追い込んだ。
「伊早坂が行くと思っていたので、その3番手を追走しようと。全体的にレースもしっかり見えていたし、作戦通りです。(吉澤が伊早坂に)離れてしまって、三谷君に粘られるかと思ったけど引いたので。後ろに三谷君が入った時点で、渡邉(雄太)君が来れば合わせて出ようと思っていました。怪我は大丈夫です。1着を取ることが、迷惑を掛けた人へ返すことだと思ってます」
先に動いた三谷竜生(写真)は、茨城勢、浅井を受けて4番手。しかし、仕掛けが不発となった山崎賢人とかぶって外を踏めない。そのまま浅井を追いかける形で2着に入った。
「このメンバーの中で積極的に動くのは伊早坂君だし、1回出たら別線を出させないと思ったので(茨城勢の後ろの位置を取ろうと思っていた)。ずっと山崎君が外にいて、外を踏むタイミングがなかったですね。勝ち上がったけど、後ろに迷惑も掛けてますし。勝負できなかったので、納得はしていません。レース勘は問題なかったし、怪我も競走中は気にならなかったです」
番手から踏んだ吉澤純平だったが、押し切れず3着。
「後ろに浅井君がいるのを感じて、出てからが勝負だと思いました。番手から出て1着を取らないといけないのに力不足ですね。(番手の)場数を踏んで、もうちょっとうまくやれるように」
「伊早坂が行くと思っていたので、その3番手を追走しようと。全体的にレースもしっかり見えていたし、作戦通りです。(吉澤が伊早坂に)離れてしまって、三谷君に粘られるかと思ったけど引いたので。後ろに三谷君が入った時点で、渡邉(雄太)君が来れば合わせて出ようと思っていました。怪我は大丈夫です。1着を取ることが、迷惑を掛けた人へ返すことだと思ってます」
先に動いた三谷竜生(写真)は、茨城勢、浅井を受けて4番手。しかし、仕掛けが不発となった山崎賢人とかぶって外を踏めない。そのまま浅井を追いかける形で2着に入った。
「このメンバーの中で積極的に動くのは伊早坂君だし、1回出たら別線を出させないと思ったので(茨城勢の後ろの位置を取ろうと思っていた)。ずっと山崎君が外にいて、外を踏むタイミングがなかったですね。勝ち上がったけど、後ろに迷惑も掛けてますし。勝負できなかったので、納得はしていません。レース勘は問題なかったし、怪我も競走中は気にならなかったです」
番手から踏んだ吉澤純平だったが、押し切れず3着。
「後ろに浅井君がいるのを感じて、出てからが勝負だと思いました。番手から出て1着を取らないといけないのに力不足ですね。(番手の)場数を踏んで、もうちょっとうまくやれるように」
<12R>

脇本雄太選手
中本匠栄が青板から早めにレースを動かして、鈴木竜士は脇本雄太(写真)を7番手に置いて先行態勢を取る。打鐘の3コーナーで脇本が反撃を開始。鈴木も合わせてペースを上げるが、脇本が次元の違う加速を見せてあっさりとらえる。村上博幸は付け切れず、あとは脇本のひとり旅。30歳のバースデーを白星で自ら祝った。
「展開が早かったんで、悩んだところもあります。ジャン前で仕掛けようかと迷ったけど、まだまだかなと。フィーリング的にはいい感じですけど、休みすぎたんでレース勘、持久力の部分で不安が残ってる。体も変わってきて、それに伴ってセッティングも変えていく必要がある。(新しい)フレームはようやく競技用に近くなって、乗っている感じもいままでよりもいい。あとはいかに自分の体に合わせていくかですね」
「強烈でした。ビックリしました。加速が違いすぎて…」とは、踏み出しを凌ぐもそこからの加速で置いていかれた村上博幸。大きく車間が空いて脇本を追いかけた鈴木は詰まらず、近藤隆司のまくりに乗った郡司浩平が2着に入った。
「(近藤)隆司さんが引かないで、(まくって)行ってくれたからチャンスがあった。基本的には外を踏むつもりだったんですけど、(村上)博幸さんが内から伸びていったのが見えたんで、もう外は間に合わないと。それで(最終2センターからは)ああなりました。全体的に(レースが)見えているし、余裕もあった」
鈴木を利した武田豊樹は、村上との3着争い僅差で制して「毘沙門天賞」に進んだ。
「(脇本が)すごいスピードだった。(鈴木)竜士も悪くなかったんですけどね」
「展開が早かったんで、悩んだところもあります。ジャン前で仕掛けようかと迷ったけど、まだまだかなと。フィーリング的にはいい感じですけど、休みすぎたんでレース勘、持久力の部分で不安が残ってる。体も変わってきて、それに伴ってセッティングも変えていく必要がある。(新しい)フレームはようやく競技用に近くなって、乗っている感じもいままでよりもいい。あとはいかに自分の体に合わせていくかですね」
「強烈でした。ビックリしました。加速が違いすぎて…」とは、踏み出しを凌ぐもそこからの加速で置いていかれた村上博幸。大きく車間が空いて脇本を追いかけた鈴木は詰まらず、近藤隆司のまくりに乗った郡司浩平が2着に入った。
「(近藤)隆司さんが引かないで、(まくって)行ってくれたからチャンスがあった。基本的には外を踏むつもりだったんですけど、(村上)博幸さんが内から伸びていったのが見えたんで、もう外は間に合わないと。それで(最終2センターからは)ああなりました。全体的に(レースが)見えているし、余裕もあった」
鈴木を利した武田豊樹は、村上との3着争い僅差で制して「毘沙門天賞」に進んだ。
「(脇本が)すごいスピードだった。(鈴木)竜士も悪くなかったんですけどね」