25年のGI戦線が開幕。豊橋競輪場で大阪・関西万博協賛「第40回読売新聞社杯・全日本選抜競輪(GI)」が、2月21日にスタートした。初日のメイン、特選では眞杉匠、深谷知広、松谷秀幸が勝ち星を挙げた。また、一次予選では地元、中部地区の山口拳矢が、鮮やかにまくってファンの声援に応えた。シリーズ2日目の2月22日は、初日特選を勝ち上がった9人による「スタールビー賞」が行われる。V戦線を占う意味でも見逃せない。勝ち上がりが争われる二次予選にも注目したい。
GIシリーズは開催中の毎日、先着入場サービス(2日目はオリジナルコーヒーを500人)、選手会愛知支部ステージ、キッチンカーの出店、豊競予想劇場などが予定されています。また、2月22日の2日目には、「鬼越トマホーク」の吉本お笑いライブ、豊橋のローカルスター「ピレ姉」のトークショー、飯塚オート5代目勝利の女神「RUKA」・タレント「AKI」のトークショー、「神山雄一郎」のトークショー、「名輪会」のトークショーなども行われます。豊橋競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

第40回読売新聞社杯全日本選抜競輪開会式

昨年の覇者、郡司浩平選手から優勝杯の返還

20回連続出場で表彰を受ける山崎芳仁選手

敢闘宣言をする浅井康太選手

特別選抜予選10Rゴール

10R1着、松谷秀幸選手

特別選抜予選11Rゴール

11R1着、深谷知広選手

特別選抜予選12Rゴール

12R1着、眞杉匠選手
<1R>

長島大介選手
赤板1センターで4車の伊藤颯馬が先頭に立ち、そこを長島大介(写真)が打鐘過ぎに押さえて出る。すかさず福永大智も叩きに出て、4コーナー過ぎに主導権を奪う。伊藤は関東ライン3番手の恩田淳平と5番手でもつれながら、最終周回。5番手を取り切った伊藤が、バック手前からまくりを打つが1車しか進まない。長島が踏み込んで神田紘輔が外に振る。空いた内を松岡貴久が突くと、神田と接触して落車。神田、松岡、吉澤純平、福島武士の4人が落車。アクシデントを避けた長島が、逃げる福永を交わした。
「(周回中の並びは)僕のなかで理想通りでした。福永君が2車だったので、3番手が取れたらなって。伊藤君が来たら行くしかなかったんですけど、来なかったのでギリギリまで待って仕掛けました。状態的にはいいのかなって思います」
構えることなく関東勢を叩いて逃げた福永大智は、後続のアクシデントもあり2着に残った。
「(初手は)セオリー通りだったら8番手になってしまう。リスクはあるけど前を取っていくだけいって、勝負しようと思っていました。思っていたよりもピッチが出切れる感じだった。しんどかったですけど。駆けている感じは神田さん頑張ってくださいっていう感じだった。ゴール前はタレているんで、余裕はなかったです」
「(周回中の並びは)僕のなかで理想通りでした。福永君が2車だったので、3番手が取れたらなって。伊藤君が来たら行くしかなかったんですけど、来なかったのでギリギリまで待って仕掛けました。状態的にはいいのかなって思います」
構えることなく関東勢を叩いて逃げた福永大智は、後続のアクシデントもあり2着に残った。
「(初手は)セオリー通りだったら8番手になってしまう。リスクはあるけど前を取っていくだけいって、勝負しようと思っていました。思っていたよりもピッチが出切れる感じだった。しんどかったですけど。駆けている感じは神田さん頑張ってくださいっていう感じだった。ゴール前はタレているんで、余裕はなかったです」
<2R>

小松崎大地選手
中部勢が切った上を、道場晃規が赤板2コーナーで出て主導権。南関ラインを追った森田優弥は4番手で止まり、谷口遼平と併走。小松崎大地(写真)は後方に構える。先行態勢の道場は、打鐘4コーナー過ぎからペースを上げる。4番手の取り合いは決着がつかないまま、外併走から森田が2コーナー手前でまくって出る。和田健太郎のブロックでスピードが鈍った森田が道場をとらえる。が、その外を踏み込んだ小松崎が、直線で伸びて突き抜けた。
「(車番的にも)取れた位置からレースを運ぶしかないかなと。前が併走になっていて、コンディション的にも森田君の(まくりの)出もどうなのかなと。そこを見てしまったのが反省ですね。感触は良くも悪くもないけど、状況はしっかりと見えている。自転車の方は問題ないです」
4番手の外併走でタイミングを取ってまくりを打った森田優弥は、2日目以降を見据えて、こう振り返る。
「(4番手で併走したのは)臨機応変にでした。(まくりは)和田健太郎さんにブロックをもらって、ちょっとキツかったです。乗り越えられて良かった。(小松崎に交わされたのは)単純に末脚がない。(2日目以降は)考えながら走らないと負けるかなって。ちょっとセッティングを変えようかと思います」
「(車番的にも)取れた位置からレースを運ぶしかないかなと。前が併走になっていて、コンディション的にも森田君の(まくりの)出もどうなのかなと。そこを見てしまったのが反省ですね。感触は良くも悪くもないけど、状況はしっかりと見えている。自転車の方は問題ないです」
4番手の外併走でタイミングを取ってまくりを打った森田優弥は、2日目以降を見据えて、こう振り返る。
「(4番手で併走したのは)臨機応変にでした。(まくりは)和田健太郎さんにブロックをもらって、ちょっとキツかったです。乗り越えられて良かった。(小松崎に交わされたのは)単純に末脚がない。(2日目以降は)考えながら走らないと負けるかなって。ちょっとセッティングを変えようかと思います」
<3R>

高橋築選手
周回中、4番手にいた町田太我が赤板手前で先に動いて、佐々木眞也を押さえる。佐々木眞が中団を確保して、佐々木悠葵は一本棒の7番手で打鐘を通過する。町田が徐々にペースを上げて逃げる。佐々木眞が前との車間を空けて、佐々木悠は動けず最終ホームを迎える。2コーナー手前から仕掛けた佐々木眞の上を、さらに佐々木悠がまくる。佐々木悠が、まくり切った佐々木眞を直線の入り口でとらえる。付けた高橋築(写真)が、ゴール前で佐々木悠を差し切って関東ワンツー。
「(後方になって)ヤバいかなって思ったんですけど、佐々木(悠)君ならいけるのかなって。いま強いので。結構、キツかったんですけど、抜けて良かったです。佐々木(悠)君はいつもより(距離が)短かったんで、たぶん行けるんだろうなって思っていた」
最終ホームでは7番手に置かれた佐々木悠葵だったが、先まくりの佐々木眞を力でねじ伏せた。
「(町田が)ずっと見ていた。セオリー的にはいかないですよね。いつもの町田君なら掛かるところで掛からなかった。自分はいつでも行けるかなっていうのはありました。佐々木(眞)さんも後ろを見ていましたし、楽だったんだと思います。(高橋に差されたが)出切れるようにと思って考えていた」
「(後方になって)ヤバいかなって思ったんですけど、佐々木(悠)君ならいけるのかなって。いま強いので。結構、キツかったんですけど、抜けて良かったです。佐々木(悠)君はいつもより(距離が)短かったんで、たぶん行けるんだろうなって思っていた」
最終ホームでは7番手に置かれた佐々木悠葵だったが、先まくりの佐々木眞を力でねじ伏せた。
「(町田が)ずっと見ていた。セオリー的にはいかないですよね。いつもの町田君なら掛かるところで掛からなかった。自分はいつでも行けるかなっていうのはありました。佐々木(眞)さんも後ろを見ていましたし、楽だったんだと思います。(高橋に差されたが)出切れるようにと思って考えていた」
<4R>

小林泰正選手
中釜章成、小川真太郎で切って、打鐘手前で伊藤旭が先頭に立つ。前受けから下げた小林泰正(写真)に早めに順番が巡ってきて、迷うことなく踏み込んで2センターで主導権を握る。伊藤は飛び付いて、小林の後ろがもつれる。6番手が小川、8番手が中釜で最終周回。外の末木浩二が番手を死守するも、小川が2コーナー過ぎから仕掛ける。逃げる小林の掛かりも良く、小川はじわじわと前団に迫り直線。ゴール前で後続がどっと押し寄せるも、小林が押し切った。
「細切れで風も強いんで、みんな切っても出させてくれるだろうと。それでなるべく前からで、切ったら先行と思っていた。後ろが気になってしまったし、ラインが出られるように踏んでいれば。自分が楽をしようとしたせいで、ラインで決められなかった。ほかのラインがあんまり先行にこだわってなくて、それでやりやすかった。前回の奈良よりも(感触は)いいです」
逃げた小林の番手がもつれて、まくり敢行の小川真太郎は2着まで。
「(まくりは)チャンスだと思ったんで、末木さんを目がけて行けばと。練習でやってきた通りに行ったけど、進みは悪かった。いざ走ると重くて、乾燥しているので呼吸もキツかった。自信をもってやれたのが良かった。いい感じで自転車と自分の調整がうまくいった」
「細切れで風も強いんで、みんな切っても出させてくれるだろうと。それでなるべく前からで、切ったら先行と思っていた。後ろが気になってしまったし、ラインが出られるように踏んでいれば。自分が楽をしようとしたせいで、ラインで決められなかった。ほかのラインがあんまり先行にこだわってなくて、それでやりやすかった。前回の奈良よりも(感触は)いいです」
逃げた小林の番手がもつれて、まくり敢行の小川真太郎は2着まで。
「(まくりは)チャンスだと思ったんで、末木さんを目がけて行けばと。練習でやってきた通りに行ったけど、進みは悪かった。いざ走ると重くて、乾燥しているので呼吸もキツかった。自信をもってやれたのが良かった。いい感じで自転車と自分の調整がうまくいった」
<5R>

三谷竜生選手
赤板2コーナー手前で先頭に出た佐々木豪を、小原佑太が押さえて出る。打鐘3コーナー過ぎに北日本ラインが出切り、佐々木豪は4番手。三谷竜生(写真)が6番手に追い上げて、根田空史は8番手になる。小原が最終ホーム手前から踏み上げて風を切る。4番手まくりの佐々木豪をバック過ぎに、永澤剛がブロック。前団の隊列が短くなって、三谷がまくり追い込む。村上博幸は三谷に遅れ気味。まくり切った三谷が1着。
「スタートは前かその後ろかっていう感じでした。自分のタイミングで一番行きやすいところで行けました。調子はいいと思います。(自転車のセッティングは)完ぺきなんで、あとはしっかりクールダウンするだけだなっていう感じですね」
8番手に陥って万事休すかに思われた根田空史だったが、直線で大外を強襲して一次予選をクリアした。
「車番が悪かったので、切ってから考えようと思っていました。ジャンで踏み遅れてしまって、三谷さんに入られてしまった。そこはまだまだ甘いなっていう感じです。ちょっとスカる感じがしたので、それがなければもう少し伸びたかなっていうのはありますね。ここ最近はまくりも決まっている」
「スタートは前かその後ろかっていう感じでした。自分のタイミングで一番行きやすいところで行けました。調子はいいと思います。(自転車のセッティングは)完ぺきなんで、あとはしっかりクールダウンするだけだなっていう感じですね」
8番手に陥って万事休すかに思われた根田空史だったが、直線で大外を強襲して一次予選をクリアした。
「車番が悪かったので、切ってから考えようと思っていました。ジャンで踏み遅れてしまって、三谷さんに入られてしまった。そこはまだまだ甘いなっていう感じです。ちょっとスカる感じがしたので、それがなければもう少し伸びたかなっていうのはありますね。ここ最近はまくりも決まっている」
<6R>

山口拳矢選手
赤板手前では松岡辰泰、4番手の山口拳矢(写真)、7番手の吉田有希がアクションを起こすも、隊列が元に戻ってレースが流れる。2コーナー過ぎから吉田が仕掛けて主導権。松岡は関東3車を受けて、最終ホーム手前で4番手を確保する。吉田がペースを握るが、7番手になった山口拳が2コーナー手前からまくる。山口拳の加速に、山口富生は付け切れない。逃げる吉田を4コーナーでとらえた山口拳が、後続をちぎった。
「自信をもって臨めたと思います。松岡君が(スタートを)取りにいくなら、前でと思ったけどちょっと失敗しました。ただ、そこからは臨機応変にいけました。吉田君が無理やり来なかったんで、そこで僕が無理やり行ってもしょうがない。落ち着いて見ていました。(最終)ホームのところ詰めて行くところがキツかったけど、いま行けば松岡君も反応できないかなって。いいところで(まくって)いけました。それまでに脚を使っていたんで、(感触は)そこまで良くはなかった。気持ち的にも脚的にも、いい方向にいけていると思います」
山口拳のまくりを目標にするように、最終3コーナーから踏み込んだ松岡辰泰が2着。別線ながらも同期ワンツーでの決着だった。
「山口(拳矢)さんなら突っ張って、吉田君なら出させてと思っていた。ちょっと泳がされましたね。そのあとはモニターを見ながらでした。拳矢さんが1人で来たんで、そこにスイッチできれば。展開はつくれたと思うけど、風が強くて(感触は)わからなかった」
「自信をもって臨めたと思います。松岡君が(スタートを)取りにいくなら、前でと思ったけどちょっと失敗しました。ただ、そこからは臨機応変にいけました。吉田君が無理やり来なかったんで、そこで僕が無理やり行ってもしょうがない。落ち着いて見ていました。(最終)ホームのところ詰めて行くところがキツかったけど、いま行けば松岡君も反応できないかなって。いいところで(まくって)いけました。それまでに脚を使っていたんで、(感触は)そこまで良くはなかった。気持ち的にも脚的にも、いい方向にいけていると思います」
山口拳のまくりを目標にするように、最終3コーナーから踏み込んだ松岡辰泰が2着。別線ながらも同期ワンツーでの決着だった。
「山口(拳矢)さんなら突っ張って、吉田君なら出させてと思っていた。ちょっと泳がされましたね。そのあとはモニターを見ながらでした。拳矢さんが1人で来たんで、そこにスイッチできれば。展開はつくれたと思うけど、風が強くて(感触は)わからなかった」
<7R>

小川勇介選手
赤板2コーナー手前で飛び出した後藤大輝が、ペースを握る。3番手に岡崎智哉が飛び付いて、山崎芳仁が5番手。人気の河端朋之は、7番手で打鐘を迎える。河端のカマシはなく、後藤は最終ホーム手前から落ち着いて徐々にペースアップして風を切る。2コーナー手前で外に持ち出した岡崎は、進まない。5番手の山崎もまくり不発で、その外を踏んだ河端もあおりを受けて伸びない。逃げる後藤の番手から小川勇介(写真)が、追い込んでチャンスをモノにした。
「(岡崎が外に)見えたんですけど、戻ったのか消えた。余裕はなかったですね。(後藤の)掛かりも良かった。誰か来たら止めることに集中していました。もう一段階、上積みが欲しいですね」
7番手からまくり追い込んだ河端は一息。桑原大志が最終2センターから内に降りて、直線で中のコースを伸びた。
「自分は外(を踏む)の脚はもっていないので、選択肢としては内しかなかったですね。岡崎君のヒジとヒザが出てきたんで、当たったらコケるかなって思った。(苦しい展開のなかで)2着までいけている。前回の(岐阜)初日に(自転車を)フルモデルチェンジしたんですけど、自分で思っていたのとかけ離れていた。やっぱり違うのかなって思って、戻したら自分らしさが出るのかなって」
「(岡崎が外に)見えたんですけど、戻ったのか消えた。余裕はなかったですね。(後藤の)掛かりも良かった。誰か来たら止めることに集中していました。もう一段階、上積みが欲しいですね」
7番手からまくり追い込んだ河端は一息。桑原大志が最終2センターから内に降りて、直線で中のコースを伸びた。
「自分は外(を踏む)の脚はもっていないので、選択肢としては内しかなかったですね。岡崎君のヒジとヒザが出てきたんで、当たったらコケるかなって思った。(苦しい展開のなかで)2着までいけている。前回の(岐阜)初日に(自転車を)フルモデルチェンジしたんですけど、自分で思っていたのとかけ離れていた。やっぱり違うのかなって思って、戻したら自分らしさが出るのかなって」
<8R>

坂井洋選手
3番手から上昇した坂井洋(写真)を、北津留翼が阻んで突っ張る。単騎の瓜生崇智が3番手に切り替えて、取鳥雄吾がインを進出。内に潜り込んだ取鳥は、瓜生との併走で打鐘。北津留はペースを落として、2センターから外併走の坂井が踏み込む。坂井は合わせる北津留を最終ホームで叩いて先行。佐藤友和は遅れて、北津留が3番手に入る。バックから取鳥がまくり、合わせるように北津留も詰める。雨谷一樹が北津留をけん制して、井上昌己らも追い込むが、坂井が直線でも踏ん張って押し切った。
「風も強いし、(周回中は)後ろより前、前中団でと。ちょうど切ろうと思ったら、(北津留に)突っ張られて(取鳥)雄吾が内に入ったのが見えた。先に切るのをちゅうちょして、併走になって(仕掛けて)行きました。バックが向かい風になるんで、1回、掛かり切るように踏みました。キツくて逃げ切れると思わなかったんでビックリした。(感触は)いいと思います。前回は4日間とも番手だったんで、(初日に)自力だったけどいいですね」
3番手から追い込んだ北津留の余力を計りながら、井上昌己は中のコースを踏んで2着に入った。
「前のレースとかを見ていても、(周回中は)後ろからじゃキツいなって。(前が)取れたらいいなって。(最後は)ワンテンポ待った分、アタマまではって感じだった。(感触は)前回よりはいいんじゃないですかね」
「風も強いし、(周回中は)後ろより前、前中団でと。ちょうど切ろうと思ったら、(北津留に)突っ張られて(取鳥)雄吾が内に入ったのが見えた。先に切るのをちゅうちょして、併走になって(仕掛けて)行きました。バックが向かい風になるんで、1回、掛かり切るように踏みました。キツくて逃げ切れると思わなかったんでビックリした。(感触は)いいと思います。前回は4日間とも番手だったんで、(初日に)自力だったけどいいですね」
3番手から追い込んだ北津留の余力を計りながら、井上昌己は中のコースを踏んで2着に入った。
「前のレースとかを見ていても、(周回中は)後ろからじゃキツいなって。(前が)取れたらいいなって。(最後は)ワンテンポ待った分、アタマまではって感じだった。(感触は)前回よりはいいんじゃないですかね」
<9R>

山田英明選手
久米康平が切るも山田久徳が内から盛り返して、菊池岳仁がそこを赤板2コーナー過ぎに叩いて出る。3番手に山田久が入り、4番手以降がもつれる。最終ホーム手前から久米が仕掛けて、7番手の嘉永泰斗も反撃を開始。あおり、神山拓弥のブロックもあったが、バックで嘉永が逃げる菊池をまくり切る。直線は九州3人の勝負になり、番手の山田英明(写真)が余裕をもって追い込んだ。
「(嘉永は)ジャンぐらいからいつでも行ける感じだったので、自分は付いていてドキドキしながらだった。でも、安心していました。踏み出しは良かったですね。(最終1)センターぐらいであおりがあったんですけど、それでも乗り越えていくんだろうなって不安はなかったです。(嘉永を)抜けるか抜けないかは、たまたまだと思うんですけど。付いていければ、いい着を取れるかなっていうのはありました」
ライン3人で上位を独占。冷静な仕掛けから嘉永泰斗が、ロングまくりで別線を仕留めた。
「前がゴチャついていた。落ち着いた時に仕掛けていければ、決まるかなって思っていました。踏み出した感じは悪くなかったですね。風が強くて重たかった。あれ(神山のブロック)で脚が削られたんですけど。(状態面に関しては)問題ないですね」
「(嘉永は)ジャンぐらいからいつでも行ける感じだったので、自分は付いていてドキドキしながらだった。でも、安心していました。踏み出しは良かったですね。(最終1)センターぐらいであおりがあったんですけど、それでも乗り越えていくんだろうなって不安はなかったです。(嘉永を)抜けるか抜けないかは、たまたまだと思うんですけど。付いていければ、いい着を取れるかなっていうのはありました」
ライン3人で上位を独占。冷静な仕掛けから嘉永泰斗が、ロングまくりで別線を仕留めた。
「前がゴチャついていた。落ち着いた時に仕掛けていければ、決まるかなって思っていました。踏み出した感じは悪くなかったですね。風が強くて重たかった。あれ(神山のブロック)で脚が削られたんですけど。(状態面に関しては)問題ないですね」
<10R>

松谷秀幸選手
赤板1コーナーで吉田拓矢が切って出て、関東勢に郡司浩平が続く。前受けの犬伏湧也は下げて、窓場千加頼が6番手に収まり打鐘を迎える。吉田がペースを落としながら別線を警戒すると、打鐘4コーナーで3番手の郡司が仕掛ける。最終ホーム手前で郡司が主導権を奪い、ラインの3車で出切る。1コーナーから踏み上げた窓場は、3番手の守澤太志の付近まで。郡司の掛かりが良く、後方の犬伏も不発。後続をけん制して、直線で追い込んだ松谷秀幸(写真)が郡司を差し切って神奈川ワンツー。
「(郡司は)作戦はなにもなくて、いつも通り行けるとことから行きますっていう感じでした。(郡司は)ジャンくらいでは後ろを確認して、いつでも行ける態勢を整えていた。(郡司が仕掛けて)いつもより短い距離だったし、(最終)バックで(別線が)浮いている感じがあった。これならラインで決まったなと。自分の感触も悪くないけど、全部、(郡司)浩平のおかげですね」
3番手確保の郡司浩平だったが、好ポジションに安心することなく果敢に叩いて先行策。ラインでの上位独占をメイクして、2着に粘り込んだ。
「(車番からも周回中の)並びはそうなるだろうなって。あとは犬伏が引くのか突っ張るのかだった。それでヨシタク(吉田)が切るタイミングのところだけ集中していました。(仕掛けたところは)自分のなかではもつ距離だった。犬伏が引き切ったと思ったので、そのタイミングだけ合わせてでした。1周カマシくらいの感じだった。遅くなると(犬伏に)行かれてしまうので。練習通りの感じで行けて、流れのなかで反応もできている。あとは松谷さんに抜かれているので、そこだけ修正していきたい」
内に吉田、外から窓場に迫られながらも守澤太志が3着。自ちょう気味にこう振り返った。
「3着なんで良かったかなと。ただ、全然、進まなかった。付いていく分には問題ないですけど、抜いたりとかは厳しいかなと。日に日に良くなると思うので、うまく調子を上げていければ」
「(郡司は)作戦はなにもなくて、いつも通り行けるとことから行きますっていう感じでした。(郡司は)ジャンくらいでは後ろを確認して、いつでも行ける態勢を整えていた。(郡司が仕掛けて)いつもより短い距離だったし、(最終)バックで(別線が)浮いている感じがあった。これならラインで決まったなと。自分の感触も悪くないけど、全部、(郡司)浩平のおかげですね」
3番手確保の郡司浩平だったが、好ポジションに安心することなく果敢に叩いて先行策。ラインでの上位独占をメイクして、2着に粘り込んだ。
「(車番からも周回中の)並びはそうなるだろうなって。あとは犬伏が引くのか突っ張るのかだった。それでヨシタク(吉田)が切るタイミングのところだけ集中していました。(仕掛けたところは)自分のなかではもつ距離だった。犬伏が引き切ったと思ったので、そのタイミングだけ合わせてでした。1周カマシくらいの感じだった。遅くなると(犬伏に)行かれてしまうので。練習通りの感じで行けて、流れのなかで反応もできている。あとは松谷さんに抜かれているので、そこだけ修正していきたい」
内に吉田、外から窓場に迫られながらも守澤太志が3着。自ちょう気味にこう振り返った。
「3着なんで良かったかなと。ただ、全然、進まなかった。付いていく分には問題ないですけど、抜いたりとかは厳しいかなと。日に日に良くなると思うので、うまく調子を上げていければ」
<11R>

深谷知広選手
北日本勢が前団に構える。脇本雄太を突っ張る新山響平だが、脇本が赤板2コーナー過ぎに出切って主導権。しかしながら、打鐘で今度は、山崎賢人が仕掛ける。山崎が叩き切って駆ける。脇本は3番手、新山が5番手で最終周回へ。8番手も脚を使ってなかった深谷知広(写真)は、2コーナーからまくる。バック過ぎから脇本も、まくりを試みるが進まない。深谷が走り慣れた古巣のバンクで豪快に突き抜けた。
「(初手は)なるべく後ろにならないように気をつけた。あとは先行争いがどうなるかなって考えていました。(山崎の仕掛けに)付いて行くか迷ったんですけど、今日(初日)の風ならみんなキツいなと思って構えました。しっかり見て踏み込めたと思います。届いているので悪くないですね。踏み出しは良かったんですけど、コーナーであおりをもらって乱れてしまった。そこは考えたい」
目標の新山のスピードを確かめて、菅田壱道は最終3コーナー過ぎに内よりに進路を取る。直線は開けた中のコースをシャープに伸びた。
「(新山)響平がやりたいようにっていう感じでした。いつも通り前からっていう感じだったので、スタートを取りにいった。ああなったら(脇本が)カマシ気味にくるなって想定していた。響平も踏みながら出させてっていう感じだったと思うんですけど。そのあと(脇本が山崎を)すんなり出させたのは想定外だったと思います。最後は響平が仕掛けるのを待ってから、内にいったんですけど。深谷君に伸び負けたんですけど、脚力的には問題ないですね」
深谷の加速に対応した岩本俊介は、ラインでのワンツーがならずも吸い込まれるように3着に入った。
「ああなったら脇本君も一気に勝負をかけて来るだろうなって。たぶん自分と深谷君の共通認識で、あれだけペースが上がれば最後にチャンスは来るだろうなって思っていました。深谷君が強すぎてワンツーは決められなかったんですけど、前回から引き続き悪くないのかなって思います」
「(初手は)なるべく後ろにならないように気をつけた。あとは先行争いがどうなるかなって考えていました。(山崎の仕掛けに)付いて行くか迷ったんですけど、今日(初日)の風ならみんなキツいなと思って構えました。しっかり見て踏み込めたと思います。届いているので悪くないですね。踏み出しは良かったんですけど、コーナーであおりをもらって乱れてしまった。そこは考えたい」
目標の新山のスピードを確かめて、菅田壱道は最終3コーナー過ぎに内よりに進路を取る。直線は開けた中のコースをシャープに伸びた。
「(新山)響平がやりたいようにっていう感じでした。いつも通り前からっていう感じだったので、スタートを取りにいった。ああなったら(脇本が)カマシ気味にくるなって想定していた。響平も踏みながら出させてっていう感じだったと思うんですけど。そのあと(脇本が山崎を)すんなり出させたのは想定外だったと思います。最後は響平が仕掛けるのを待ってから、内にいったんですけど。深谷君に伸び負けたんですけど、脚力的には問題ないですね」
深谷の加速に対応した岩本俊介は、ラインでのワンツーがならずも吸い込まれるように3着に入った。
「ああなったら脇本君も一気に勝負をかけて来るだろうなって。たぶん自分と深谷君の共通認識で、あれだけペースが上がれば最後にチャンスは来るだろうなって思っていました。深谷君が強すぎてワンツーは決められなかったんですけど、前回から引き続き悪くないのかなって思います」
<12R>

眞杉匠選手
松井宏佑が赤板1コーナーで出て、そこを松本貴治が切る。周回中の順番通りに眞杉匠(写真)が仕掛けて、打鐘3コーナーで主導権を握る。松本は3番手に飛び付いて、すかさず巻き返した寺崎浩平だが眞杉の掛かりが良く最終ホームでは3番手付近まで。さらに踏み込む寺崎を武藤龍生がけん制。古性優作もあおりを受けながら外併走で我慢。後方の松井は、3コーナーからまくり追い込む。しかしながら、逃げる眞杉が、好ピッチで直線を迎える。武藤、中四国勢も詰め寄るが、眞杉が逃走劇を完結させた。
「細切れでどうなるかわからなかったけど、(スタートで)車番通りに出た。それで順番が来たので、(仕掛けて)行った感じです。いいペース配分でいけた。セッティングとシューズのサンをいじって、だいぶ良くなったかなと。久しぶりにローラーの感じも、脚見せの感じも良かった」
武藤龍生が、ソツない仕事ぶりで流れ込んだ。
「(眞杉は)すごい強かった。ちゃんとここっていうところで、しっかり踏み上がっていった。最近付いたなかでは、いい眞杉でした。眞杉が強いっていうのもあるけど、自分は思ったより余裕がなかった。日にちが空いたんで、しっかり練習をした分、重たかった。けど、(2日目は)スタールビー賞に乗れたんで、3日目、最終日につながるように」
松浦悠士は、最終4コーナーから外を踏んだ松本と武藤の間を追い込んだ。落車明けも感触は悪くなさそうだ。
「(松本は)前々にいってくれて、すごくいいレースだった。ただ、眞杉のペース配分が上手で、思惑通りだったのかなって。それでも(松本)貴治が最後踏んでくれたんで、間を入れた。体はまったく問題ない。自転車は前よりもいいかもしれない。流れる感じで追走が難しい。でも、前よりも進む感じがあります。落車してこんだけダメージがないのは、初めてかもしれないですね」
「細切れでどうなるかわからなかったけど、(スタートで)車番通りに出た。それで順番が来たので、(仕掛けて)行った感じです。いいペース配分でいけた。セッティングとシューズのサンをいじって、だいぶ良くなったかなと。久しぶりにローラーの感じも、脚見せの感じも良かった」
武藤龍生が、ソツない仕事ぶりで流れ込んだ。
「(眞杉は)すごい強かった。ちゃんとここっていうところで、しっかり踏み上がっていった。最近付いたなかでは、いい眞杉でした。眞杉が強いっていうのもあるけど、自分は思ったより余裕がなかった。日にちが空いたんで、しっかり練習をした分、重たかった。けど、(2日目は)スタールビー賞に乗れたんで、3日目、最終日につながるように」
松浦悠士は、最終4コーナーから外を踏んだ松本と武藤の間を追い込んだ。落車明けも感触は悪くなさそうだ。
「(松本は)前々にいってくれて、すごくいいレースだった。ただ、眞杉のペース配分が上手で、思惑通りだったのかなって。それでも(松本)貴治が最後踏んでくれたんで、間を入れた。体はまったく問題ない。自転車は前よりもいいかもしれない。流れる感じで追走が難しい。でも、前よりも進む感じがあります。落車してこんだけダメージがないのは、初めてかもしれないですね」